JP3027434U - 携帯型電灯 - Google Patents

携帯型電灯

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JP3027434U
JP3027434U JP1996001052U JP105296U JP3027434U JP 3027434 U JP3027434 U JP 3027434U JP 1996001052 U JP1996001052 U JP 1996001052U JP 105296 U JP105296 U JP 105296U JP 3027434 U JP3027434 U JP 3027434U
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政道 鈴木
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政道 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少数の部材で、地震などの振動によって倒れた
とき自動的に点灯することができる携帯型電灯を提供す
る。 【解決手段】キャップ13の閉塞壁中心部に円形孔14
aを形成し、一端が閉塞された金属製ハウジング19の
開口部を絶縁性のハウジングベース25に固定し、上記
開口部が上記孔と通じるようにハウジングベースをキャ
ツプ内に収納し、乾電池27の一電極に弾接される接触
端子15に上記ハウジングを圧入し、ハウジング内には
金属製の球体から成る検出子17とコイルバネとを設
け、このコイルバネによって通常は上記検出子がキャッ
プの孔から一部突出して該キャップに接触した導通位置
に保持されて回路が閉じており、例えば、キャップを下
にした向きで立てたときは検出子がキャップから離間し
た非導通位置に保持されて回路が開くことになる。従っ
て、この状態から倒れると回路が自動的に閉じる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、懐中電灯等の携帯型電灯、特に、非常点灯するタイプの携帯型電灯 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、地震等の災害に備えて、非常点灯するタイプの携帯型電灯が開発されて おり、例えば、非使用時には所定のホルダーに保持するようになっていて、その ホルダーから外すと同時に自動的に点灯するように構成されたものがある。 また電気式の感震機構を備えて、この感震機構によって地震時における振動を 感知して、点灯するものもある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の電灯によると、ホルダーから外さない限り点灯 しないので、地震が発生してからではその所在さえ分からなくなってしまうこと が多く、非常時に備えたものとしては決して十分な機能とは言えないという問題 があった。 また電気式の感震機構を備える携帯型電灯は衝撃に弱く、床等に落しただけで 簡単に故障してしまうという欠点がある。 本考案はこのような従来の問題点に着目してなされたものであり、地震などの 振動によって倒れたとき自動的に点灯し、しかも、そのような機能を比較的簡単 で且つ少数の部材だけで奏することができて、衝撃に強くて故障しにくい新規な 携帯型電灯を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の携帯型電灯は、乾電池の一方の電極に弾接される接触端子と、該接 触端子をこれとは絶縁された状態で支持した導電性を有する電池蓋と、該電池蓋 に形成された孔から一部突出して電池蓋に接触した導通位置と電池蓋から離間し た非導通位置との間を移動するように支持された導電性を有する検出子と、電池 蓋とは絶縁され前記接触端子と電気的に接触され且つ上記検出子を移動自在に支 持した支持手段と、該支持手段と電気的に接触し且つ上記検出子を導通位置へ向 けて付勢するための弾発手段とを備えたものである。
【0005】 請求項2の携帯型電灯は、請求項1のものにおいて、検出子を金属製の球体と したものである。
【0006】 請求項3の携帯型電灯は、請求項2において、支持手段を金属製のスリーブ状 をしたハウジングとし、該ハウジングと電池蓋との間を絶縁するための絶縁手段 を設けたものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案携帯型電灯の実施の形態を図面に従って説明する。 尚、図面に示した実施の形態は、本考案を、円筒形をした所謂探見型の懐中電 灯1に適用したものである。 懐中電灯1は握り部を兼ねた電池収納部3と、その一端である前端部に装着さ れた投光部5と、上記電池収納部3の周面部前端寄りの位置に外付けされた操作 スイッチ部7と、電池収納部3の後端部に内蔵された検出スイッチ機構9等から 成る。
【0008】 電池収納部3は円筒状をした主部11と、この主部11の後端部にネジ構造に よって着脱自在に取り付けられるキャップ13とから成り、これら主部11及び キャップ13は、例えば、銅板や鉄板等導電性を有する比較的薄い金属板により 形成され、その外表面には適宜なメッキ又は塗装が施される。 キャップ13の閉塞壁14の中心部には円形の孔14aが形成されている。こ の孔14aの機能については後述する。
【0009】 15はキャップ13の内側にあってそれと同軸上に位置した接触端子であり、 コイルバネ状に形成され、その何れの部分もキャップ13には直接接触しない状 態でこのキャップ13に支持されている。これの支持構造についても後述する。
【0010】 検出スイッチ機構9は検出子17と、該検出子17が移動自在に収納されたハ ウジング19と、このハウジング19内に設けられたコイルバネ21と、絶縁シ ート23等から成る。
【0011】 検出子17はキャップ13の上記孔14aの径よりやや大きい直径を有した金 属製の球体から成る。 孔14aの周面は検出子17の表面の曲率と略等しい曲率の球面になっている 。
【0012】 ハウジング19は一端が閉塞された金属製のスリーブ状をしており、その内径 は上記検出子17が適度なクリアランスを有して収納される程度の大きさになっ ている。また、このハウジング19の長さは前記キャップ13の前後長よりやや 短い。 25は塩化ビニル等の絶縁材料により円板状に形成されたハウジングベースで あり、キャップ13の内径と略同じ直径を有し、その中心部には取付孔25aが 形成されている。そしてハウジング19はその開口端部19aがハウジングベー ス25の上記取付孔25aを挿通されると共に、取付孔25aから突出した部分 が拡径するようにカシメられることによってハウジングベース25に固定される 。
【0013】 絶縁シート23はハウジングベース25と略同じ大きさの円形をしており、こ れも塩化ビニル等によって形成され、その中心部には検出子17の直径と略同じ 大きさの孔23aが形成されている。
【0014】 コイルバネ21はハウジング19の内径と略等しい直径を有し、圧縮されてい ない状態ではハウジング19よりやや長い。 このコイルバネ21としては、少なくとも電池収納部3に所要の乾電池27、 27(図面では1個のみ示してある)が収納された状態における懐中電灯1の総 重量に相当する押圧力によりある程度圧縮される程度の弾発係数を有するものが 用いられる。
【0015】 29はCリングであり、縮径されていない状態における外直径はキャップ13 の内径よりやや大きい。
【0016】 このような部材から成る検出スイッチ機構9のキャップ13内への組込みは、 例えば、次のように行う。 初ず、絶縁シート23をキャップ13の閉塞壁14内面上に載置すると共に、 検出子17をキャップ13の孔14aの内周面に載置する。これらの作業はいず れが先でも良い。次に、ハウジング19内にコイルバネ21を収納した状態から 、コイルバネ21の先端のループが検出子17に乗るようにハウジングベース2 5をキャップ13内に収納する。そしてCリング29を縮径しながら、Cリング 29でハウジングベース25をキャップ13の閉塞壁14に押しつけ、その後C リング29の縮径を解除する。
【0017】 これにより、ハウジング19がキャップ13内にそれと同軸な状態で固定され ると共に、ハウジング19の内部は絶縁シート23の孔23a及びキャップ13 の孔14aを通じて外側に向かって開口される。そしてコイルバネ21はハウジ ング19の閉塞壁と検出子17との間である程度圧縮され、それによって、この コイルバネ19に蓄えられた弾発力により検出子17が図1に実線で示すように キャップ13の孔14aの周面に圧接される。
【0018】 従って、検出子17がキャップ13の孔14aの周面に圧接された位置(以下 、「導通位置と言う」)に来ている状態は該検出子17がキャップ13の内側へ 向けて押圧されない限り保持される。
【0019】 前記接触端子15は、その半分余りの部分に上記ハウジング19が圧入される ことによりハウジング19に支持され、必要に応じてこれらの間で溶接が為され る。 接触端子15とハウジング19は何れもキャツプ13とは直接接触しないので 、接触端子15はハウジング19、コイルバネ21及び検出子17を介してキャ ップ13と電気的に接触される。
【0020】 31は前記操作スイッチ部7が備えたスライドスイッチ、33はプッシュスイ ッチであり、この操作スイッチ部7における回路はこれら並列のスイッチ31、 33の何れかによって開閉される。 そして、この懐中電灯1における点灯回路は操作スイッチ部7の図示しない接 点−前記投光部5に設けられた図示しない光源−電池収納部3内部の前端に設け られた図示しない接触端子−乾電池27、27−前記接触端子15−ハウジング 19−コイルバネ21−検出子17−キャップ13−主部11という経路で形成 される。
【0021】 従って、検出子17が前記導通位置に来ている状態から検出子17が少なくと も懐中電灯1の前記総重量に相当する力で押圧されたときは、該検出子17が図 1に2点鎖線で示すようにキャップ13からある程度離間した位置(以下、「非 導通位置」と言う)へと移動されるので、それにより上記点灯回路のうちの検出 スイッチ機構9における部分が開くことになる。
【0022】 検出子17が押圧されていない状態にあっては、点灯回路の開閉はスライドス イッチ31又はプッシュスイッチ33の操作だけで行われるので、この状態にお いて懐中電灯1を通常のマニュアル操作で行うことができる。 また、スライドスイッチ31をONにした状態から、懐中電灯1を逆さに立て る、即ち、キャップ13を下にした姿勢でテーブルの上や床等水平な面に置くと 、検出子17が非導通位置へと移動されて消灯される。そして、この場合、地震 等によって懐中電灯1が倒れると、それと同時に検出子17が導通位置へと移動 されて点灯する。即ち、自動的に点灯することになる。これが非常時用の使い方 である。
【0023】 35、37は投光部5の前端部及びキャップ13に外嵌されたプロテクターで あり、ゴムやEPスポンジ等の弾性材料により形成されている。これにより、懐 中電灯1が転倒したときの衝撃を緩和することができるので、上記自動点灯する 使い方をしても滅多に故障する恐れは無い。 また、このようなプロテクター33、35を設けることによって、懐中電灯1 を逆さに立てたときの状態を、感震感度を損なうこと無く安定に保つことができ る。 さらに携帯型電灯1が倒れた際、点灯させる感震機構は機械式であり、従来の 携帯型電灯の電気式の感震機構と異なり、衝撃に強く、床等に落した程度では故 障することない。したがって高い信頼性を有することになる。
【0024】 以上、本考案の実施の形態について詳述してきたが、具体的な構成はこの実施 の形態に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計の 変更などがあっても本考案に含まれる。 例えば、ハウジングベース25に比較的厚い金属製の補強板を重ねることでハ ウジング19及びその周辺の部材の強度を高めることが考えられる。 この場合補強板に、絶縁シート23の孔23aに対応する孔を形成する。この 補強板の孔の径寸法を、検出子17の径寸法より一回り大きく設定すれば、検出 子17は補強板に接触せず、補強板に絶縁処理を施す必要がない。したがって金 属製の補強板を用いて、簡単にしかも効果的な補強が可能である。 また、本考案が適用される電灯の種類が図面に示した探見型の懐中電灯に限ら れるものでないことは言うまでもない。
【0025】
【考案の効果】
以上のように本考案携帯型電灯によれば、本来の操作スイッチを操作して行う 通常の使い方と、災害の発生に備えて自動点灯させる非常時用の使い方の2通り に使い分けることができ、通常の使い方をするために特別な操作は全く不要であ るため極く自然に使うことができる。 そして、非常時用の使い方にあっても本来の操作スイッチを「入」の状態にし てから電池蓋を下にした向きで置くだけでセットが完了するので、これも簡単に 使うことができ、しかも、その状態から振動等で倒れたときは確実に点灯させる ことができる。従って自力では携帯型電灯を点灯させることができない体の不自 由な老人や病人等でも、安心して使用することができる。 また携帯型電灯が倒れた際、点灯させる感震機構は機械式であり、従来の携帯 型電灯の電気式の感震機構と異なり、衝撃に強く、故障しにくい。したがって高 い信頼性を有することになる。
【0026】 倒壊した家屋に閉じ込められた場合でも、携帯型電灯が自動的に点灯すること によって、閉じ込められた人の所在を救出する者に知らせることができ、迅速な 救出を可能にする。 またこのような機能を、最小で検出子と支持手段と弾発手段の3つの部材を付 加するだけで奏することができるので、重量やコストが増す怖れは無い。
【0027】 特に、請求項2にあっては検出子として汎用部材であるところの金属製球体を 用いるため、コストが殆どかからない上に、電池収納部内にコンパクトに組み込 むことができるため、形状が大きくなることも無い。
【0028】 更に、請求項3にあっては、キャップの孔がそれより奥に入った位置であるに せよハウジングによって閉塞されるため、電池収納部内に水が侵入するのを防止 することができ、信頼性に優れた電灯を提供することができる。特に、接触端子 として、コイルバネや所謂たけのこバネが用いられるタイプの電灯においては、 それらバネの内側にこのハウジングを配置することができるため、ハウジングを 配置するための特別なスペースを必要とせず、従って、よりコンパクトに構成す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図面は本考案携帯型電灯を探見型の懐中電灯に
適用した実施の形態を示すものであり、本図は要部を拡
大した断面図である。
【図2】全体の斜視図である。
【図3】要部を拡大した分解斜視図である。
【符号の説明】
1 携帯型電灯 13 キャップ 14a 孔 15 接触端子 17 検出子(球体) 19 支持手段(ハウジング) 21 弾発手段(コイルバネ) 23 絶縁手段 27 乾電池

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】乾電池の一方の電極に弾接される接触端子
    と、該接触端子をこれとは絶縁された状態で支持した導
    電性を有する電池蓋と、該電池蓋に形成された孔から一
    部突出して電池蓋に接触した導通位置と電池蓋から離間
    した非導通位置との間を移動するように支持された導電
    性を有する検出子と、電池蓋とは絶縁され前記接触端子
    と電気的に接触され且つ上記検出子を移動自在に支持し
    た支持手段と、該支持手段と電気的に接触し且つ上記検
    出子を導通位置へ向けて付勢するための弾発手段とから
    成る携帯型電灯。
  2. 【請求項2】検出子が金属製の球体であることを特徴と
    する請求項1に記載の携帯型電灯。
  3. 【請求項3】支持手段が金属製のスリーブ状をしたハウ
    ジングであって、該ハウジングと電池蓋との間を絶縁す
    るための絶縁手段を備えたことを特徴とする請求項2記
    載の携帯型電灯。
JP1996001052U 1996-01-31 1996-01-31 携帯型電灯 Expired - Lifetime JP3027434U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09205963A (ja) * 1996-02-06 1997-08-12 Hakugen:Kk 薬剤吊り下げ装置

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