JPH09205951A - 魚釣用両軸受けリール - Google Patents

魚釣用両軸受けリール

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JPH09205951A
JPH09205951A JP1515196A JP1515196A JPH09205951A JP H09205951 A JPH09205951 A JP H09205951A JP 1515196 A JP1515196 A JP 1515196A JP 1515196 A JP1515196 A JP 1515196A JP H09205951 A JPH09205951 A JP H09205951A
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spool
fishing
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reel
calculation
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JP1515196A
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English (en)
Inventor
Kenji Maruyama
憲二 丸山
Sei Nishimura
聖 西村
Yukihisa Sato
幸久 佐藤
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Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 釣場において糸交換した場合でも、正確に繰
出し糸長の表示が可能でかつ糸の巻き直しを不要な魚釣
用両軸受けリールを提供する。 【解決手段】 リール本体に保持されたスプールは、リ
ール本体に着脱自在に装着されているので、スプール交
換が容易である。また、判別されたスプール番号は液晶
ディスプレイに表示される(ステッフ゜ST15)。操作者はこ
の表示を見て、所望のスプールであるかを判断し、所望
のスプールである場合にはOK命令を与える。CPU23
はOK命令が与えられた場合には、CPU23は対応する
演算基礎データをRAM27から読み出す(ステッフ゜ST1
9)。これによりスプールの種類に対応した演算基礎デ
ータが読み出される。スプールの累積回転数が与えられ
ると、この演算基礎データに基づいて繰出し糸長を演算
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は魚釣用両軸受けリー
ルに関し、特にスプールから繰り出される釣糸の繰り出
し量の演算に関する。
【0002】
【従来技術およびその課題】今日、釣糸の太さ、長さ等
を入力または計測して、スプールの累積回転数から釣糸
の繰出し量を計算式から算出するリールが知られてい
る。また、上記演算式ではなく、糸長とスプール回転数
との関係を、区分ごとに記憶学習しておき、累積回転数
が与えられると、対応する繰出し量を加算することによ
って、繰出し量を演算するリールも知られている。(実
開昭55-99676号公報、特開平4-2211号公報、特開平1-27
6011号公報、特開平4-27329号公報、実開平3-4207号公
報、特開平3-292842号公報、特開平4-84842号公報、特
開平6-7666号公報参照) このようにして、繰出し量を演算することにより、正確
な繰出し量を表示することができる。しかし、上記のよ
うなリールにおいては以下のような問題点があった。根
がかりや、もつれ等のトラブルによって、釣糸を切断し
て長さが不足する場合、また釣場の状況、釣の対象魚等
によって、釣糸の種類を交換する場合等に、使用する釣
糸をスプールに巻き直す必要がある。さらに、その糸の
太さ等の入力、計測または前記学習データの設定を再度
行なう必要がある。
【0003】この様な作業は、特に、船釣等において
は、スペースおよび時間的に煩雑である。かかる問題を
解決するために、あらかじめ複数のリールを用意し、各
リールに所望の釣糸を巻いておき、リールを取り替えて
使用することも考えられる。
【0004】しかし、この場合複数のリールが必要とな
り、経済的にもまた、釣行時の荷物全体としてかさばっ
たり重くなる、という問題があった。
【0005】本発明は、釣場において糸交換する場合
で、糸の巻き直しをすることなく、正確に繰出し糸長の
表示が可能な魚釣用両軸受けリールを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の魚釣用両軸受
けリールにおいては、スプールを回転自在に保持するリ
ール本体、前記スプールの累積回転量に基づいて釣糸繰
り出し量を演算する為の演算基礎データを記憶する演算
基礎データ記憶手段、前記スプールの累積回転量に対応
する累積回転量データが与えられると、前記演算基礎デ
ータを用いて、釣糸の繰り出し量を演算する演算手段、
を備えた魚釣用両軸受けリールにおいて、前記スプール
を前記リール本体から着脱自在とし、前記演算基礎デー
タ記憶手段に複数のスプールに対応する演算基礎データ
を各々記憶させておき、前記演算手段は、スプールを特
定するスプール特定信号が与えられると対応する演算基
礎データを用いて、前記演算を行なうこと、を特徴とす
る。
【0007】請求項2の魚釣用両軸受けリールにおいて
は、装着されたスプールを検出して、前記スプール特定
信号を出力するスプール特定手段を備えたことを特徴と
する。
【0008】請求項3の魚釣用両軸受けリールにおいて
は、スプールを回転自在に保持するリール本体、前記ス
プールの累積回転量に基づいて釣糸繰り出し量を演算す
る為の演算基礎データを記憶する演算基礎データ記憶手
段、前記スプールの累積回転量に対応する累積回転量デ
ータが与えられると、前記演算基礎データを用いて、釣
糸の繰り出し量を演算する演算手段、を備えた魚釣用両
軸受けリールにおいて、前記演算基礎データを入力する
演算基礎データ入力手段を備えるとともに、前記スプー
ルを前記リール本体から着脱自在としたことを特徴とす
る。
【0009】請求項4の魚釣用両軸受けリールにおいて
は、前記スプールの累積回転量をリセットするリセット
信号が与えられると、前記演算基礎データを補正する補
正手段を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項5の魚釣用両軸受けリールにおいて
は、前記スプール特定信号に基づいて、対応するスプー
ルデータまたは前記演算基礎データ記憶手段に記憶され
た演算基礎データを表示する表示手段を備えたことを特
徴とする。
【0011】
【作用および発明の効果】請求項1の魚釣用両軸受けリ
ールにおいては、前記スプールは前記リール本体から着
脱自在である。したがって、釣場にてスプールの交換が
容易である。また、前記演算基礎データ記憶手段は複数
のスプールに対応する演算基礎データを各々記憶する。
前記演算手段は、前記スプール特定信号が与えられると
対応する演算基礎データを用いて、前記演算を行なう。
したがって、スプール交換した場合であっても、各スプ
ールに対応した演算基礎データに基づいて、繰り出し糸
長を演算することができる。これにより、正確に繰出し
糸長の表示が可能でかつ、糸切れまたは糸交換する際
に、現実の釣地においてスプールに糸を巻き直す必要が
なくなる魚釣用両軸受けリールを提供することができ
る。
【0012】請求項2の魚釣用両軸受けリールにおいて
は、スプール特定手段は、装着されたスプールを検出し
て、前記スプール特定信号を出力する。したがって、操
作者はスプール特定を行なわなくとも、装着したスプー
ルに対応した演算基礎データを自動的に読み出すことが
できる。
【0013】請求項3の魚釣用両軸受けリールにおいて
は、前記スプールは、前記リール本体から着脱自在であ
る。したがって、釣場にてスプールの交換が容易であ
る。また、前記演算基礎データを入力する演算基礎デー
タ入力手段を備えている。したがって、スプール交換し
た場合であっても、各スプールに巻取られている釣糸に
応じた演算基礎データを入力することができる。これに
より、正確に繰出し糸長の表示が可能でかつ、糸切れま
たは糸交換する際に、現実の釣地においてスプールに糸
を巻き直す必要がなくなる魚釣用両軸受けリールを提供
することができる。
【0014】請求項4の魚釣用両軸受けリールにおいて
は、補正手段は、前記スプールの累積回転量をリセット
するリセット信号が与えられると、前記演算基礎データ
を補正する。したがって、糸切れ等が生じた場合でも正
確な繰り出し糸長を演算することができる。
【0015】請求項5の魚釣用両軸受けリールにおいて
は、前記表示手段は、前記スプール特定信号に基づい
て、対応するスプールデータまたは前記演算基礎データ
記憶手段に記憶された演算基礎データを表示する。した
がって、操作者は、スプールの交換ミス等を知ることが
できる。
【0016】
【発明の実施の態様】
1.第1実施態様 1.1)魚釣用リールのスプール取外し機構について 本発明の一実施態様について、図面に基づいて説明す
る。図1に電動リール103の要部断面図を示す。電動
リール103は、リール本体100、側板2a、2b、
スプール3、モータ4、モータホルダ7、モータカバー
6および減速器41を備えている。
【0017】リール本体100には、側枠102a、1
02bが一体に形成されている。側枠102aには、ス
プール3のフランジの外径よりも大きな開口部100a
が設けられている。モータカバー6には、モータ4が取
付けられている。モータ4は、モータホルダ7で覆われ
ている。モータホルダ7にはモータカバー6が、ネジ1
2でネジ止め固定されている。モータホルダ7は、側枠
102aに形成された開口部100aと回り止め嵌合し
ている。これにより、モータホルダ7は、側枠102a
に固定される。
【0018】モータホルダ7の外径部には、ベアリング
5の内輪が嵌合されている。ベアリング5の外輪は、ス
プール3と嵌合されている。これにより、スプール3の
一端側は、モータ4が装着されたモータホルダ7に回転
自在に保持されている。
【0019】スプール3の他端側には、減速器41が内
蔵されている。減速器41は、減速器筐体である減速器
カバー48で覆われている。この減速器カバー48は、
後述するように、スプール3と取外し自在に回り止め状
態で係合する。
【0020】側枠102bには、スプール塞ぎ58が嵌
合されている。スプール塞ぎ58にはベアリング19が
内嵌されている。減速器41のスプールシャフト42
は、ベアリング19の軸部に、E型止め輪45によって
抜け止め状態で嵌合されている。これにより、スプール
3は、一対の側板2a、2b間にて回転自在に保持され
る。
【0021】モータ4のリード線15は、基板9a上の
電装品9と接続されており、基板9aは、リード線10
によって、図6に示すコントローラ70と接続されてい
る。本実施態様においては、モータホルダ7およびモー
タカバー6でモータ筐体を構成している。また、開口部
100aが側枠開口部を構成している。
【0022】側板2aには、雌ネジが形成された開口部
31が形成されている。開口部31を覆う開閉蓋35に
は雄ネジが形成されている。図2に図1矢印α方向から
の矢視図を示す。図2において、開閉蓋35を反時計回
り方向に回転させることにより、開閉蓋35は、側板2
aから外れる。
【0023】図1に示すように、開閉蓋35とモータホ
ルダ7との間には、パッキン36が設けられ、内部を水
密状態で保持する。これにより、側板2a内の電送品9
への浸水を防止することができる。
【0024】開口部31の内径は、側枠102aに形成
された開口部100aと同様又はそれよりも大きい。
【0025】図3、図4を用いてモータ4およびスプー
ル3の取り外し方法について説明する。図2に示す開閉
蓋35を反時計回り方向に回転させる。これにより、リ
ール本体100に固定された側板2aから開閉蓋35が
取外される。つぎに、図3に示すように、モータホルダ
7とともにモータ4を取りはずす。なお、リード線10
は、この離脱作業を邪魔しないような長さに構成されて
いる。
【0026】この状態から、さらにモータ4を矢印β方
向に取り外し、スプール3をリール本体100の開口部
100aから矢印β方向に抜き取る。スプール3は、内
蔵された減速器41と離れて、リール本体100から離
脱する。このようにして、側枠102aと側板2aに形
成されたスプール3のフランジよりも大きな開口部10
0a、31から、モータ4およびスプール3を取り外す
ことができる。
【0027】このように、リール本体100からモータ
4およびスプール3を取り外すことことにより、スプー
ル3の内部または、モータ4の周辺に付着侵入した水分
の除去が可能となる。
【0028】また、スプール3に巻かれた釣糸の洗浄
(塩抜き)もスプール3単体で行うことができる。これ
により、電装品9ヘ水をかけることなく釣糸の洗浄が可
能となり、電気部品を保護することができる。さらに、
駆動部および水分付着による性能低下を招くおそれのあ
るドラッグ部への浸水も防止することができる。
【0029】また、スプールの軸受部の水分除去および
グリス注入が簡単に行えるので、故障の原因となる錆び
つきを防止することが容易となる。
【0030】また、スプール3の交換が容易であるの
で、数種類のラインを巻いた複数のスプールを予め用意
しておくことだけで、釣種にあわせた釣糸を巻いたスプ
ールに容易に交換できる。
【0031】また、軸受部等が錆びついたり、モータが
故障等を起こした場合に、その交換が容易となる。
【0032】電動リール103においては、減速器41
が、減速器カバー48で覆われている。したがって、減
速機構をばらばらにすることなく、スプール3を図3矢
印β方向に取り外すことができる。
【0033】このように、電動リール103において
は、減速器41について、減速機構と軸受部とを一つの
ユニットとし、減速器41をスプールから脱着可能とな
るようにしている。これにより、リール本体100から
スプール3およびモータ4を脱着した場合に、スプール
3を減速器41から外すことが可能となる。したがっ
て、スプール3に巻取られている釣糸を洗浄する時、減
速器41のギア部または軸受部に水が侵入または付着す
るおそれがない。また、グリスの流出等が生ずるおそれ
もない。本実施態様においては、減速器41が伝達機構
に該当し、減速器カバー48が伝達機構筐体に該当す
る。
【0034】なお、本実施形態においては、モータホル
ダ7と開口部100aとを係合させることにより、位置
決めを行うようにしている。かかる位置決め方法として
は、例えば、開口部100aに係合凹部を形成してお
き、さらに、モータホルダ7にこの係合凹部と係合する
ボスを形成しておけばよい。これにより、一旦、モータ
4およびスプール3を脱着して再び組みつけた場合で
も、スプール3またはモータ4の軸芯がずれることがな
く、組合わせることができる。
【0035】1.2)魚釣用リールのスプール特定手段につ
いて つぎに、スプール3の種類を検出するスプール特定手段
について説明する。図4は、図3のA−A断面である。
図4に示すように、減速器カバー48は位置合わせ部4
8aを有する。またリール本体のスプール塞ぎ58に
は、3ヵ所に配置された磁気センサ62が設けられてい
る。また、そのうちの1つの磁気センサ62の近傍に
は、合せマーク201が設けられている。
【0036】図5に、スプール3の前記スプール塞ぎ5
8に対向する軸方向からの矢視図を示す。スプール3
は、減速器カバー48の位置合わせ部48aと係合する
係合位置合せ部3aを有している。また3ヵ所に配置さ
れたマグネット取付け孔60を有している。スプール1
には、一つのマグネット61が埋められている。また周
縁部には合せマーク202が設けられている。
【0037】スプール3を減速器カバー48と所定の位
置関係で係合させ、埋め込まれているマグネットを磁気
センサ62で検出することにより、後述するようにスプ
ールの種類を判断することができる。
【0038】1.2)魚釣用リールの演算基礎データ作成・
選択機構について 側枠102bには、コントロールボックスが設けられ
る。図6に示すコントロールボックス70には、釣糸繰
り出し量や釣りモード等を表示する液晶ディスプレイ3
0、ONスイッチ74、モード切替えスイッチ71、ア
ップダウンスイッチ72、OFFスイッチ73、選択ス
イッチ81、補正スイッチ82、および設定スイッチ8
0が設けられている。
【0039】ONスイッチ74は、電動巻取りを開始す
るためのモータ28の駆動スイッチである。モード切替
えスイッチ71は、魚を取込む場合における巻上げモー
ドである第1巻上げモードおよび仕掛けを巻取る場合に
おける第2巻上げモードに移行するモード切替え信号を
入力する為のスイッチである。
【0040】アップダウンスイッチ72は、巻上げ速度
を調整する速度変更信号を出力するスイッチである。O
FFスイッチ73は、モータ4の駆動を停止する停止信
号を出力する。
【0041】設定スイッチ80は入力または設定された
釣糸のデータとスプール回転数信号とによってスプール
からの繰出し糸長を演算表示するモード(表示モー
ド)、スプール判別して該当する演算基礎データの読み
出しを行なうモード(判別読み出しモード)または釣糸
のデータ入力または設定するモード(設定モード)およ
び後述するスプール選択モードの切り換えを行うボタン
である。一回押すと設定モード、もう一度押すと判別読
み出しモード、もう一度押すと表示モード、もう一度押
すとスプール選択モード、というように一回押すごとに
モードが切り換えられる。なお、スプール選択モードに
ついては後述する。選択スイッチ81はスプールを交換
時に釣人が交換したスプールを設定する場合の選択を行
う。補正スイッチ82は後述する補正命令を与えるスイ
ッチである。
【0042】図7に、コントロールボックス70をCP
Uで実現したハードウェア構成の一例を示す。コントロ
ールボックス70は、CPU23、ROM25、RAM
27、液晶ディスプレイ30、入出力インターフェイス
22およびバスライン29を備えている。入出力インタ
ーフェイス22には、モータコントローラ26、ONス
イッチ74、モード切替えスイッチ71、アップダウン
スイッチ72、およびOFFスイッチ73が接続されて
いる。モータコントローラ26には、スプール3を回転
駆動するモータ4が接続される。
【0043】ROM25には、CPU23の制御プログ
ラム等が記憶されており、CPU23は、この制御プロ
グラムに従いバスライン29を介して、各部を制御す
る。RAM27には、後述する第1巻上モードにおける
巻取設定速度データである速度設定値等の各種のデータ
が記憶される。
【0044】液晶ディスプレイ30には、巻取速度、巻
上モード、釣糸の繰り出し量等が表示されるとともに、
スプール番号が表示される。モータコントローラ26に
回転制御信号が与えられることにより、モータ28が駆
動され、スプール37の巻取制御がなされる。本実施形
態においては、液晶ディスプレイ30が表示手段に該当
する。
【0045】次に電動リール103の使用方法について
説明する。まず操作者は図4に示す合せマーク201と
図5に示す合せマーク202を合わせつつ、スプール3
を減速器カバー48と係合させ、リール本体100に開
閉蓋35を取り付ける。そして設定スイッチ80を押し
て、設定モードとする。これにより演算基礎データ作成
が可能となる。
【0046】なお、演算基礎データとは、スプールの累
積回転量に基づいて釣糸繰り出し量を演算する為のデー
タを全て含み、例えば、繰出し量を計算する計算式の係
数である場合、これらの係数の基となる釣糸の太さ、長
さ等である場合、また、前記計算式を求める為の釣糸巻
取終端における最大巻取径、最大巻取糸長、または最大
スプール回転数等であってもよく、さらに、前記計算式
ではなく、糸長とスプール回転数との関係を、区分ごと
に記憶したテーブルも含む。
【0047】演算基礎データの作成について図8を用い
て説明する。CPU23は、スプールの種類の判別処理
を行う(ステップST3)。
【0048】本実施形態においては次のようにしてスプ
ールの種類を判別するようにした。3つのセンサ磁気6
2a,62b,62cについて、検出された信号が、
「100」(磁気センサ62aオンの時、他はオフ)な
らばスプール1と、「010」(磁気センサ62bオン
の時、他はオフ)ならばスプール2と、「001」(磁
気センサ62cオンの時、他はオフ)ならばスプール3
と、「101」(磁気センサ62aがオン時、磁気セン
サ62cだけがオン)であればスプール4と、「11
0」(磁気センサ62aがオン時、磁気センサ62bだ
けがオン)ならばスプール5と、「111」(磁気セン
サ62aがオン時、磁気センサ62b、62cがオン)
ならばスプール6と判断するようにした。このように各
スプールのマグネット取付け孔60に所定の数だけマグ
ネット61を取り付けておき、磁気センサ62aがオン
の時に、他のセンサからの出力を検出することによっ
て、スプールの種類を判別することができる。
【0049】本実施形態においては、3つの磁気センサ
62a,62b,62cで検出された信号がスプール特
定信号に該当する。また、CPU23の図8ステップS
T3の処理がスプール特定手段に該当する。
【0050】なお、既に説明したように、位置合わせ部
48aと係合位置合せ部3aの形状を他の部分の形状と
少し違えているので(図4、図5参照)、スプール3
は、減速器カバー48と必ず同じ関係で嵌合する。した
がって、本実施形態においては、3つのセンサのオンオ
フ状態で、上記6種類のスプールを区別することができ
る。
【0051】なお、本実施形態においては、位置合わせ
部48aと係合位置合せ部3aによって、スプール3が
減速器カバー48と必ず同じ関係で嵌合するようにして
いる。そして、スプール3を減速器カバー48に挿入し
やすくするために、合せマーク201および合せマーク
202を設けている。しかし、これに限定されず、合せ
マーク201および合せマーク202によって、スプー
ル3を減速器カバー48と必ず同じ関係となるようにし
てもよい。
【0052】つぎに、CPU23は演算基礎データの作
成動作を行う(図8ステップST5)。操作者は、釣糸
の巻取が終了すると、設定スイッチ80を押す。CPU
23は、設定スイッチ80が押されたか否か判断してい
る(ステップST7)。したがって、設定スイッチ80
が押されると、設定終了であると判断し、演算基礎デー
タを作成して、これをスプール番号に対応させて、RA
M27に記憶する(図8ステップST9)。
【0053】本実施形態においては、演算基礎データを
以下に示すようにして作成するとともに、データをRA
M27に記憶するようにした。
【0054】ある状態から、スプールをn1回転させた
場合の糸長L1と、その状態からさらにn1回転させた
場合の糸長L2を糸長計測手段で計測する。この場合
の、糸長L1、L2と回転数n1との関係は、計測開始
巻径ri、スプール1回転毎の単一巻径変化量(平均
値)Δrを用いて以下の式で表される。
【0055】L1=2πri〔1+{1+Δr}+{1
+2Δr}・・・+{1+(n1−1)Δr}} L2=2πri〔1+{1+Δr}+{1+2Δr}・
・・+{1+(2n1−1)Δr}} かかる2つの式より、計測開始巻径ri、単位巻径増加
量Δrを求める。
【0056】そして、計測開始巻径riから、設定スイ
ッチ80が押されるまでの総スプール回転数を計測すれ
ば、単位巻径増加量Δrを用いて、最終糸巻径rMAX
求めることができる。
【0057】すなわち、最終糸巻径rMAXからの繰り出
し糸長Lnは、最終糸巻径rMAXからのスプール回転数を
nとすると、以下の演算式(1)で求めることができ
る。
【0058】 Ln=n・π{2rMAX−Δr(n−1)}・・(1) 本実施形態においては、RAM27に、単位巻径増加量
Δrおよび最終糸巻径rMAXを記憶するようにしたが、
これに限定されず、かかるデータを求める為のデータを
記憶するようにしてもよい。
【0059】なお、演算基礎データについてはかかるデ
ータに限定されるのではなく、区間毎の糸長とスプール
回転数の関係を最終巻き取り径まで学習させることによ
っておこなってもよい。また、釣糸の繰出し量を演算す
るための演算式またはこの演算式における変化係数であ
ってもよい。また、かかる演算式を求める為のデータで
あってもよい。
【0060】また、かかる演算式においては、糸長とス
プール回転数との関係に基づいて演算できるもの以外
に、スプールに巻き取られている巻径と、スプール回転
数との関係を記憶して、演算式を求めるようにしてもよ
い。
【0061】一方、ステップST7にて、設定スイッチ
80が押されない場合には、ステップST5の処理を繰
返す。
【0062】なお、設定スイッチ80が押されたことに
より、モードが判別読み出しモードに移行する。したが
って、複数種類の演算基礎データをRAM27に記憶す
る場合には、設定スイッチ80を操作して、前記処理繰
返せばよい。
【0063】このようにして演算基礎データをあらかじ
め複数作成しておいて、現実の釣場には当該設定したス
プールを複数種類持参する。
【0064】つぎに、現実の釣をおこなう場合のスプー
ルの判別方法について説明する。操作者は、設定スイッ
チ80を操作して判別読み出しモードに設定する。かか
る判別読み出しモードにおいては、CPU23は、以下
の様にしてスプールの判別をおこなう。
【0065】CPU23は装着されているスプールの種
類を判別する(図9ステップST13)。かかるスプー
ル判別処理については、図8ステップST3と同様であ
るので、説明は省略する。本実施形態においては、CP
U23のステップST13の処理がスプール特定手段に
該当する。
【0066】つぎに、判別したスプールの番号を液晶デ
ィスプレイ30に表示する(図9ステップST15)。
例えば、装着されているスプールがSP−1である場合
には図6Aに示すように、SP−2である場合には図6
Bに示すように液晶ディスプレイ30に表示がなされ
る。
【0067】操作者はこれを見て、所望のスプールであ
るかを判断し、所望のスプールである場合には設定スイ
ッチ80を押す。CPU23は、設定スイッチ80から
の信号が、所定時間内(本実施形態においては、所定時
間を3秒とした)に与えられるか否かを判断する(図9
ステップST17)。CPU23は、かかる信号が与え
られた場合には、CPU23は、対応する演算基礎デー
タをRAM27から読み出す(図9ステップST1
9)。これによりスプールの種類に対応した演算基礎デ
ータを読み出すことができる。
【0068】これに対して、CPU23は、設定スイッ
チ80からの信号が、所定時間内に与えられない場合に
は、ステップST13以下の処理を繰返す。すなわち、
所望のスプールが装着されていないと判断した場合に
は、操作者はスプールを取替えるだけでよい。
【0069】なお、ステップST17にて、設定スイッ
チ80が押されたことにより、モードが表示モードに移
行する。
【0070】表示モードにおいては、従来の魚釣用両軸
受けリールと同様に、累積スプール回転数が与えられる
と、RAM27に記憶させた演算基礎データに基づい
て、繰出し糸長を演算する。
【0071】本実施形態においては、この累積スプール
回転数nを、既に説明した演算式(1)に代入して繰り
出し糸長Lnを求めるようにした。
【0072】なお、繰出し糸長の演算方法については従
来の学習方式のもの、演算式を用いるもの、どのような
方法を用いることもできる。
【0073】このように、本実施形態においては、スプ
ールの種類を自動的に判断するので操作者はスプールの
種類を変えた場合であっても、なんら判別をおこなうこ
となく、取り替え後のスプールに対応した演算基礎デー
タに基づいて繰出し糸長を演算させることができる。
【0074】2.第2実施態様 つぎに他の実施形態について説明する。前記実施形態に
おいてはスプールの種類を自動的に判断するようにして
いたが、この実施形態においてはスプールに番号を付与
しておき、演算基礎データ作成時に、これを人間が指示
するようにした実施形態である。
【0075】図10に示すように、スプール3にはマグ
ネット61の代わりにスプール番号表示部91が表示さ
れている。この場合の演算基礎データの作成について、
図11を用いて説明する。
【0076】前記実施形態と同様に、演算基礎データを
作成したいスプールをリール本体100に装着し、開閉
蓋35を閉める。そして、設定スイッチ80をプッシュ
操作して設定モードとする。
【0077】CPU23は、まず、表示対象スプール番
号iを初期化する(ステップST21)。つぎに、スプ
ール番号iのスプールのナンバーを液晶ディスプレイ3
0に表示する(ステップST23)。この場合、i=1
であるので、図6Aに示すように「SP−1」とスプー
ル番号が液晶ディスプレイ30に表示される。
【0078】つぎに、CPU23は、スプールが回転し
たか否か判断する(ステップST24)。回転した場合
は、演算基礎データの作成動を行なう。CPU23は、
設定スイッチ80が押されたか否か判断している(ステ
ップST7)。したがって、操作者が、釣糸の巻取が終
了して設定スイッチ80を押すと、設定終了であると判
断し、演算基礎データの作成を終了して、これをスプー
ル番号と対応させて、RAM27に記憶する(ステップ
ST29)。一方、ステップST28にて、設定スイッ
チ80が押されない場合には、ステップST27の処理
を繰返す。
【0079】また、ステップST24にて、スプールが
回転していない場合は、スプール選択スイッチ81が押
されたか否か判断する(ステップST25)。スプール
選択スイッチ81が押されない場合には、ステップST
24の処理を繰返す。スプール選択スイッチ81が押さ
れた場合には、表示対象スプール番号iをインクリメン
トし(ステップST26)、ステップST23以下の処
理を繰返す。この場合、i=2となるので、図6Bに示
すように「SP−2」とスプール番号が表示される。
【0080】このようにして、操作者は、選択スイッチ
81を操作して、所望のスプール番号が表示された場合
に、演算基礎データの作成動作を開始すればよい。
【0081】本実施形態においては、選択スイッチ81
が演算基礎データ入力手段に該当する。
【0082】このようにしてスプール特定手段を設けな
くても、スプールを選択する選択手段を設けることによ
り、スプールの番号に応じた演算基礎データをRAM2
7に記憶させることができる。
【0083】なお、複数の種類のスプールを取り替えて
演算基礎データを作成する場合には、図11の処理を繰
り返せばよい。
【0084】つぎに、スプール番号を見て、操作者が対
応する演算基礎データを特定する場合の処理について図
12を用いて説明する。操作者は、設定スイッチ80を
操作してスプール選択モードとする。CPU23はスプ
ール選択信号が与えられているか否かを判断する(図1
2ステップST31)。本実施形態においては、スプー
ル選択スイッチからの選択信号が、スプール特定信号に
該当する。
【0085】CPU23は、まず、表示対象スプール番
号iを初期化する(ステップST31)。つぎに、スプ
ール番号iのスプールのナンバーを液晶ディスプレイ3
0に表示する(ステップST33)。この場合、i=1
であるので、図6Aに示すように「SP−1」とスプー
ル番号が液晶ディスプレイ30に表示される。
【0086】つぎに、CPU23は、設定スイッチ80
が押されたか否か判断する(ステップST35)。
【0087】ステップST35にて、設定スイッチ80
が押されていない場合には、スプール選択スイッチ81
が押されたか否か判断する(ステップST37)。スプ
ール選択スイッチ81が押されない場合には、ステップ
ST35の処理を繰返す。スプール選択スイッチ81が
押された場合には、表示対象スプール番号iをインクリ
メントし(ステップST38)、ステップST33以下
の処理を繰返す。この場合、i=2となるので、図6B
に示すように「SP−2」とスプール番号が表示され
る。
【0088】一方、ステップST35にて、設定スイッ
チ80が押された場合、対応する演算基礎データをRA
M27から読み出す(ステップST39)。なお、CP
U23は、ステップST35にて、設定スイッチ80が
押されると、表示モードに移行して、繰出し糸長の表示
を行なう。
【0089】このようにして、操作者が、釣糸の巻取が
終了して設定スイッチ80を押すと、スプール選択モー
ドが終了する。
【0090】以上説明したように、上記いずれの実施形
態においても、スプール交換した場合には、釣場にて演
算基礎データを入力することなく、既に記憶されている
演算基礎データのうち装着されているスプールに対応す
る演算基礎データを用いて繰出し糸長を演算することが
できる。
【0091】3.他の実施態様 なお、上記実施形態では、演算基礎データのみをRAM
27に記憶するようにしているが、当該スプールに巻き
取られている糸のデータ(号数、種類等のデータ、また
糸長等のデータ)も操作者に判断補助データとして入力
させるようにしてもよい。これにより、操作者がスプー
ル番号を特定する際に、かかる判断補助データを、液晶
ディスプレイ30に表示できる。したがって、スプール
交換の時に複数種類のスプールのいずれを用いるかの選
択間違を防止することができる。
【0092】なお、演算基礎データの作成については、
上記実施形態においては計測するようにしているが、操
作者が値(号数、糸長等)を入力するようにしてもよい
(実開昭55-99676号公報等参照)。また、値を入力する
場合には、複数の演算基礎データをあらかじめRAM2
7に記憶するのではなく、操作者が演算基礎データ(例
えば糸の号数等)を覚えておき、スプールを取り替えた
際に当該データをRAM27に書き換えるようにしても
よい。
【0093】なお、前記演算基礎データの入力について
はテンキーを設けておいて、数字を直接入力させるよう
にしてもよく、また、初期値を表示させて、アップダウ
ンスイッチ72a、72bによって、前記初期値を調整
できるようにしてもよい。
【0094】なお、途中で糸切れ等が生じた場合に備え
て、次のような補正手段を設けてもよい。糸切れ等が生
じた場合には、その状態で、補正スイッチ82を押す。
これにより、CPU23は補正処理を行なう。補正処理
としては、例えば、回転数と繰出し糸長の関係を学習デ
ータとして記憶していた場合には、当該区分データを対
応する部分を削除する。
【0095】また、演算式を用いている場合には、当該
演算式を求める為のデータを記憶しておき、糸切れが行
われた場合のスプール回転数に基づいて、当該データを
変更すればよい。例えば、最終糸長、最終糸巻径、また
は最終スプール回転数等を当該データとして用いている
場合には当該データを、糸切れが行われた場合のスプー
ル回転数に基づいて、変更すればよい。
【0096】本実施形態においては、補正スイッチ82
からの信号(補正命令)がリセット信号に該当し、CP
U23の補正処理が補正手段に該当する。
【0097】なお、第1実施形態においては、糸長を計
測して演算基礎データを作成するようにしたが、巻径を
ローラ等で計測して演算基礎データを作成するようにし
てもよく、また、巻径検出は、回転式のバーを巻取糸の
外周に当接させる接触式だけでなく、光センサ、超音波
センサ等の非接触式の巻き径検出手段を用いても検出す
るようにしてもよい。
【0098】また、上記実施形態においては、スプール
の種類判別をマグネットとセンサを用いて行ったが、光
センサによりスプールの外側面に配置された反射板やバ
ーコードの状況を検出したり、さらに、突起等の係合状
態で接触させて判断する等、公知の識別手段を用いるこ
とができる。
【0099】なお、上記実施形態においては、モータを
内蔵した魚釣用電動リールについて説明したが、スプー
ル外のリール本体にモータを装着した魚釣用電動リー
ル、あるいは電動以外の魚釣用両軸受けリールについて
も同様に適用することができる。すなわち、リール本体
を構成する対向する1対の側枠のいずれかに、スプール
3フランジの外径よりも大きな側枠開口部を形成して、
スプール3をリール本体100から取外し自在とした魚
釣用両軸受けリール(実公昭60−8693号、実公平
6−20388号公報等参照)についても同様に適用す
ることができる。
【0100】また、上記各実施態様においては、各スイ
ッチの操作はプッシュ操作する場合を例に説明したが、
プッシュ操作以外の操作で信号を出力するようにしても
よい。
【0101】また、本実施形態においては、前記各機能
を実現する為に、CPU23を用い、ソフトウェアによ
ってこれを実現している。しかし、その一部もしくは全
てを、ロジック回路等のハードウェアによって実現して
もよい。
【0102】
【発明の効果】 【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電動リール103の要部断面図
である。
【図2】電動リール103の側面図を示す図である。
【図3】電動リール103のスプール3、モータ4を取
り外した状態を示す要部断面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】スプール3とマグネット61との関係を示す図
である。
【図6】コントロールボックス70の外観図である。
【図7】コントロールボックス70をCPUで実現した
ハードウェア構成を示す図である。
【図8】スプール番号を自動判断する場合の演算基礎デ
ータ作成のフローチャートを示す。
【図9】スプール番号を自動判断する場合の演算基礎デ
ータ読み出しのフローチャートを示す。
【図10】スプール3に設けられたスプール番号表示部
91を示す図である。
【図11】スプール番号を操作者が特定する場合の演算
基礎データ作成のフローチャートを示す。
【図12】スプール番号を操作者が特定する場合の演算
基礎データ読み出しのフローチャートを示す。
【符号の説明】
100・・・・リール本体 3・・・・・・スプール 23・・・・・CPU 31・・・・・開口部 35・・・・・開閉蓋 61・・・・・マグネット 62・・・・・センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプールを回転自在に保持するリール本
    体、 前記スプールの累積回転量に基づいて釣糸繰り出し量を
    演算する為の演算基礎データを記憶する演算基礎データ
    記憶手段、 前記スプールの累積回転量に対応する累積回転量データ
    が与えられると、前記演算基礎データを用いて、釣糸の
    繰り出し量を演算する演算手段、 を備えた魚釣用両軸受けリールにおいて、 前記スプールを前記リール本体から着脱自在とし、 前記演算基礎データ記憶手段に複数のスプールに対応す
    る演算基礎データを各々記憶させておき、 前記演算手段は、スプールを特定するスプール特定信号
    が与えられると対応する演算基礎データを用いて、前記
    演算を行なうこと、 を特徴とする魚釣用両軸受けリール。
  2. 【請求項2】請求項1の魚釣用両軸受けリールにおい
    て、 装着されたスプールを検出して、前記スプール特定信号
    を出力するスプール特定手段を備えたこと、 を特徴とする魚釣用両軸受けリール。
  3. 【請求項3】スプールを回転自在に保持するリール本
    体、 前記スプールの累積回転量に基づいて釣糸繰り出し量を
    演算する為の演算基礎データを記憶する演算基礎データ
    記憶手段、 前記スプールの累積回転量に対応する累積回転量データ
    が与えられると、前記演算基礎データを用いて、釣糸の
    繰り出し量を演算する演算手段、 を備えた魚釣用両軸受けリールにおいて、 前記演算基礎データを入力する演算基礎データ入力手段
    を備えるとともに、 前記スプールを前記リール本体から着脱自在としたこと
    を特徴とする魚釣用両軸受けリール。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項3の魚釣用両軸受け
    リールにおいて、 前記スプールの累積回転量をリセットするリセット信号
    が与えられると、前記演算基礎データを補正する補正手
    段を備えたこと、 を特徴とする魚釣用両軸受けリール。
  5. 【請求項5】請求項2の魚釣用両軸受けリールにおい
    て、 前記スプール特定信号に基づいて、特定された対応スプ
    ール番号または前記演算基礎データ記憶手段に記憶され
    た演算基礎データを表示する表示手段を備えたこと、 を特徴とする魚釣用両軸受けリール。
JP1515196A 1996-01-31 1996-01-31 魚釣用両軸受けリール Pending JPH09205951A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190021682A (ko) * 2017-08-23 2019-03-06 주식회사 바낙스 낚시용 전동릴
JP2020000137A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 バナックス カンパニー リミテッド スプール交換が容易な釣用電動リール
JP2020000135A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 バナックス カンパニー リミテッド スプール及びライン交換装着型釣用電動リールの制御装置

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JP2020000137A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 バナックス カンパニー リミテッド スプール交換が容易な釣用電動リール
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