JPH10150890A - 魚釣用リール - Google Patents

魚釣用リール

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JPH10150890A
JPH10150890A JP30784996A JP30784996A JPH10150890A JP H10150890 A JPH10150890 A JP H10150890A JP 30784996 A JP30784996 A JP 30784996A JP 30784996 A JP30784996 A JP 30784996A JP H10150890 A JPH10150890 A JP H10150890A
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JP
Japan
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spool
fishing
rotation amount
basic data
reel
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JP30784996A
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English (en)
Inventor
Kenji Maruyama
憲二 丸山
Sei Nishimura
聖 西村
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Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 迅速かつ確実に、釣糸の交換作業を行なうこ
とができる魚釣用リールを提供する。 【解決手段】 リール本体に保持されたスプール3は、
リール本体に着脱自在に装着されているので、スプール
交換が容易である。また、スプール3に着脱可能にねじ
止めされたマグネットホルダー210には、マグネット
取付け孔60が、3つ設けられている。3つのマグネッ
ト取付け孔60に、1〜3個のマグネット61を、スプ
ール3の種類に応じて装着しておく。スプール3を数回
転させることで、マグネット61の装着パターンを検出
することができる。この検出出力により、スプール3の
種類を識別することができる。したがって、迅速確実
に、所望のスプールに交換することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は魚釣用リールに関
し、特にスプールに巻かれた釣糸交換の効率化に関す
る。
【0002】
【従来の技術およびその課題】魚釣中の根がかり、もつ
れ等のトラブルにより釣糸を切断したために釣糸の長さ
が不足するようになった場合や、釣場の状況、釣の対象
魚等によって釣糸の種類が適切でないような場合には、
釣糸を速やかに交換しなければならない。このような事
態に対処するために、所望の釣糸をセットしたリール
を、あらかじめ複数、用意しておくこともできる。しか
し、これでは、複数のリールが必要となり不経済であ
る。また、釣行時の荷物全体としてかさばったり重くな
ったりするという問題もある。
【0003】このような問題を解決するために、1つの
リール本体に対し、複数の替えスプールを用意したリー
ルがある。このようなリールを用いれば、リール本体を
1つ用意するとともに、あらかじめ各スプールに所望の
釣糸を巻いておくことにより、スプールのみを取り替え
て使用することができる。このため、経済的にも安価で
あり、釣行時の荷物がかさばることもない。
【0004】しかしながら、上記のようなリールには、
つぎのような問題がある。従来のこのようなリールにお
いては、巻かれた釣糸の号数、長さ等を記載したシール
を各スプールに貼りつけるなどしておく必要があり、作
業が煩雑である。また、シールが汚れたり、剥がれたり
して、巻かれた釣糸の号数、長さ等が不明になることが
ある。これでは、所望の釣糸をセットすることができな
い。
【0005】一方、釣糸の太さ、長さ等を入力しまたは
計測することにより所定の演算式を得、該演算式を用い
て、スプールの累積回転量(累積回転数)から、釣糸の
繰出し量を算出するリールが知られている。また、上記
演算式ではなく、糸長とスプール回転量との関係を、区
分ごとに記憶学習しておき、累積回転量が与えられる
と、対応する繰出し量を加算することによって、繰出し
量を演算するリールも知られている。(実開昭55-99676
号公報、特開平4-2211号公報、特開平1-276011号公報、
特開平4-27329号公報、実開平3-4207号公報、特開平3-2
92842号公報、特開平4-84842号公報、特開平6-7666号公
報参照) このようにして、繰出し量を演算することにより、正確
な繰出し量を知ることができる。しかし、上述のよう
に、釣糸を交換しなければならない事態が生じた場合、
釣を続行するには、使用する釣糸をスプールに巻き直す
とともに、その糸の太さ等の入力、計測または前記学習
データの設定を、再度行なう必要がある。この様な作業
は、特に、船釣等においては、スペースおよび時間的な
観点から好ましくない。
【0006】この発明は、このような問題を解決し、迅
速かつ確実に、釣糸の交換作業を行なうことができる魚
釣用リールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の魚釣用リール
は、本体部、前記本体部に回転自在にかつ着脱自在に保
持されたスプール、を備えた魚釣用リールであって、実
質的に前記スプールに設けられた被検出部、前記本体部
に設けられ、被検出部の検出を行なう検出部、前記スプ
ールを所定量回転させて得られる前記検出部の検出出力
に基づいて、前記スプールを識別してスプール識別信号
を生成するスプール識別部、を備えたことを特徴とす
る。
【0008】請求項2の魚釣用リールは、請求項1の魚
釣用リールにおいて、前記検出部は、1つの検出要素を
備え、前記被検出部は、被検出要素を所定のパターンに
配置した構成であり、前記スプール識別部は、前記所定
のパターンに対応して得られる前記検出出力に基づいて
前記スプールを識別することを特徴とする。
【0009】請求項3の魚釣用リールは、請求項1ない
し請求項2のいずれかの魚釣用リールにおいて、前記ス
プールの回転量を検出する回転量検出手段、前記スプー
ルの累積回転量に基づいて釣糸繰り出し量を演算する為
の演算基礎データを、複数のスプールに対応して記憶さ
せる演算基礎データ記憶手段、前記スプール識別信号が
与えられると、対応する前記演算基礎データと前記スプ
ールの累積回転量に対応する累積回転量データとを用い
て、釣糸繰り出し量を演算する演算手段、を備えたこと
を特徴とする。
【0010】請求項4の魚釣用リールは、請求項3の魚
釣用リールにおいて、前記演算基礎データ記憶手段は、
標準スプールに対応する標準演算基礎データを予め記憶
していることを特徴とする。
【0011】
【発明の効果】請求項1の魚釣用リールは、本体部に着
脱自在に保持されたスプールを備えている。したがっ
て、スプールを交換することにより、迅速に釣糸の交換
作業を行なうことができる。
【0012】また、スプールを所定量回転させて得られ
る検出出力に基づいて、スプールを識別することを特徴
とする。したがって、スプールを本体部に装着し、スプ
ールを所定量回転するだけで、スプールの識別を行なう
ことができる。このため、外見上、スプールの識別が困
難な場合であっても、装着したスプールを迅速かつ確実
に識別することができる。
【0013】すなわち、迅速かつ確実に、釣糸の交換作
業を行なうことができる。
【0014】請求項2の魚釣用リールは、検出部が、1
つの検出要素を備えたことを特徴とする。したがって、
電気配線を要する検出要素の使用数量を少なくすること
で、構造を簡素化することができる。このため、電気配
線に関するトラブルを少なくすることができる。すなわ
ち、信頼性の高い魚釣用リールを実現することができ
る。また、検出部全体をコンパクトに構成することがで
きる。さらに、比較的高価な検出要素の使用数量を少な
くすることで、比較的安価な魚釣用リールを実現するこ
とができる。
【0015】また、被検出部が、被検出要素を所定のパ
ターンに配置した構成であることを特徴とする。したが
って、被検出要素の大きさや配列のパターンを替えるこ
とで、多数の種類のスプールに対応することができる。
【0016】請求項3の魚釣用リールは、スプールの回
転量を検出し、演算基礎データを複数のスプールに対応
して記憶させ、スプール識別信号が与えられると、対応
する演算基礎データとスプールの累積回転量に対応する
累積回転量データとを用いて、釣糸繰り出し量を演算す
ることを特徴とする。
【0017】したがって、スプール交換した場合であっ
ても、スプールを所定量回転させるだけで、各スプール
に対応した演算基礎データに基づいて、繰り出し糸長を
演算することができる。このため、糸交換する際に、使
用する釣糸をスプールに巻き直したり、その糸の太さ等
の入力、計測または前記学習データの設定を、再度行な
ったりする必要がない。すなわち、繰り出し糸長を演算
するタイプの魚釣用リールにおいても、迅速かつ確実
に、釣糸の交換作業を行なうことができる。
【0018】請求項4の魚釣用リールは、演算基礎デー
タ記憶手段が、標準スプールに対応する標準演算基礎デ
ータを予め記憶していることを特徴とする。したがっ
て、標準スプールに指定通りに釣糸を巻いて使用する場
合には、演算基礎データをユーザーが作成する必要はな
い。このため、さらに、迅速かつ確実に、釣糸の交換作
業を行なうことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
1.電動リールの構造 図1に、この発明の一実施形態である電動リール105
の要部断面図を示す。電動リール105は、リール本体
100、側板2a、2b、スプール3、モータ4、モー
タホルダ7、モータカバー6および減速器41を備えて
いる。リール本体100、側板2a、2bなど、リール
本体100およびリール本体100に対し固定的に配置
された部材全体が、本体部に該当する。
【0020】リール本体100には、側枠102a、1
02bが一体に形成されている。側枠102aには、ス
プール3のフランジの外径よりも大きな開口部100a
が設けられている。モータカバー6には、モータ4が取
付けられている。モータ4は、モータホルダ7で覆われ
ている。モータホルダ7にはモータカバー6が、ネジ1
2でネジ止め固定されている。モータカバー6は、側枠
102aに形成された開口部100aと回り止め嵌合し
ている。これにより、モータホルダ7は、モータカバー
6を介して、側枠102aに固定される。
【0021】モータホルダ7の外径部には、ベアリング
5の内輪が嵌合されている。ベアリング5の外輪は、ス
プール3と嵌合されている。これにより、スプール3の
一端側は、モータ4が装着されたモータホルダ7に回転
自在に保持されている。
【0022】スプール3の他端側には、減速器41が内
蔵されている。減速器41は、減速器筐体であるギヤー
ボックス48で覆われている。このギヤーボックス48
は、後述するように、スプール3と取外し自在に回り止
め状態で係合する。
【0023】ギヤーボックス48は、ベアリング19を
介して、側枠102bに回動自在に保持されている。こ
れにより、スプール3は、一対の側枠102a、102
b間にて回転自在に保持される。なお、減速器41のス
プールシャフト42は、側枠102bに、抜け止め状態
で嵌合されている。
【0024】モータ4は、リード線(図示せず)等を介
して、図10に示すコントロールボックス70と接続さ
れている。本実施形態においては、モータホルダ7およ
びモータカバー6でモータ筐体を構成している。また、
開口部100aが側枠開口部を構成している。
【0025】側板2aには、開口部31が形成されてい
る。開口部31を覆うように開閉蓋35が装着されてい
る。開閉蓋35は、装着時には、開口部31に形成され
た係止部31aに係合するよう構成されている。開閉蓋
35を回転させることにより、係合が外れ、開閉蓋35
を、側板2aから外すことができる。
【0026】装着時において、開閉蓋35の内面が、モ
ータカバー6に当接するよう構成されている。モータカ
バー6とモータホルダ7との間には、パッキン36が設
けられ、モータホルダ7の内部を水密状態で保持する。
これにより、モータ4への浸水を防止することができ
る。
【0027】開口部31の内径は、側枠102aに形成
された開口部100aと同等又はそれよりも大きい。
【0028】モータ4およびスプール3の取り外し方法
について説明する。まず、上述のように、開閉蓋35を
回転させる。これにより、リール本体100に固定され
た側板2aから開閉蓋35を取り外すことができる。つ
ぎに、モータホルダ7とともにモータ4を取りはずす。
なお、リード線は、この離脱作業を邪魔しないような長
さに構成されている。
【0029】この状態から、さらにモータ4を矢印β方
向に取り外し、スプール3をリール本体100の開口部
100aから矢印β方向に抜き取る。スプール3は、内
蔵された減速器41と離れて、リール本体100から離
脱する。このようにして、側枠102aと側板2aに形
成されたスプール3のフランジよりも大きな開口部10
0a、31から、モータ4およびスプール3を取り外す
ことができる。
【0030】このように、リール本体100からモータ
4およびスプール3を取り外すことにより、スプール3
の内部または、モータ4の周辺に付着侵入した水分の除
去が可能となる。
【0031】また、スプール3に巻かれた釣糸の洗浄
(塩抜き)もスプール3単体で行うことができる。これ
により、モータ4等の電気部品に水をかけることなく釣
糸の洗浄が可能となり、電気部品を保護することができ
る。さらに、駆動部および水分付着による性能低下を招
くおそれのあるドラッグ部への浸水も防止することがで
きる。
【0032】また、スプール3の軸受部の水分除去およ
びグリス注入が簡単に行えるので、故障の原因となる錆
びつきを防止することが容易となる。
【0033】また、スプール3の交換が容易であるの
で、数種類のラインを巻いた複数のスプールを予め用意
しておくことだけで、釣種にあわせた釣糸を巻いたスプ
ールに容易に交換できる。
【0034】また、軸受部等が錆びついたり、モータ4
が故障等を起こした場合に、その交換が容易となる。
【0035】電動リール105においては、減速器41
が、ギヤーボックス48で覆われている。したがって、
減速機構をばらばらにすることなく、スプール3を矢印
β方向に取り外すことができる。
【0036】このように、電動リール105において
は、減速器41について、減速機構と軸受部とを一つの
ユニットとし、減速器41をスプールから脱着可能とな
るようにしている。これにより、リール本体100から
スプール3およびモータ4を脱着した場合に、スプール
3を減速器41から外すことが可能となる。したがっ
て、スプール3に巻取られている釣糸を洗浄する時、減
速器41のギア部または軸受部に水が侵入または付着す
るおそれがない。また、グリスの流出等が生ずるおそれ
もない。本実施形態においては、減速器41が伝達機構
に該当し、ギヤーボックス48が伝達機構筐体に該当す
る。
【0037】なお、本実施形態においては、モータカバ
ー6と開口部100aとを係合させることにより、位置
決めを行うようにしている。かかる位置決め方法として
は、例えば、開口部100aに係合凹部を形成してお
き、さらに、モータカバー6にこの係合凹部と係合する
ボスを形成しておけばよい。これにより、一旦、モータ
4およびスプール3を脱着して再び組みつけた場合で
も、スプール3またはモータ4の軸芯がずれることがな
く、組合わせることができる。
【0038】図3は、ギヤーボックス48を、図1の側
板2a側から見た図である。図3に示すように、ギヤー
ボックス48は回り止め用のピン嵌合部48aを有す
る。
【0039】図4Aは、スプール3を、図1のV1から
見た図である。ただし、図4Aにおいては、説明の便宜
上、ギヤーボックス48の記載を省略している。スプー
ル3は、ギヤーボックス48のピン嵌合部48aと係合
する係合ピン3aを有している。
【0040】スプール3には、マグネットホルダー21
0が、着脱可能にねじ止めされている。マグネットホル
ダー210には、マグネット61を取り付けることがで
きるマグネット取付け孔60が、複数個設けられてい
る。この実施形態においては、マグネット取付け孔60
を3つ設けている。3つのマグネット取付け孔60に、
1〜3個のマグネット61を、スプール3の種類に応じ
て装着しておく。
【0041】この実施形態においては、マグネット61
は、マグネット取付け孔60に対し緩めに嵌着されてい
る。したがって、マグネット61は、スプール3に対し
着脱可能に保持されていることになる。このように、被
検出要素を、スプール3に対し着脱可能に保持するよう
構成すれば、スプール3を1種類用意するとともに、被
検出要素の装着パターンを替えるだけで、複数の種類の
スプールを実現することができるので好都合である。マ
グネット61が被検出要素に該当する。また、マグネッ
トホルダー210に装着されているマグネット61全体
が被検出部に該当する。
【0042】図2は、電動リール105を、図1のV2
から見た部分断面図である。図2に示すように、リール
本体100に対し固定的に設けられたコントロールボッ
クス70には、リードスイッチ62が設けられている。
リードスイッチ62は、マグネット61の回転通過軌跡
212近傍に設けられる。リードスイッチ62が検出要
素に該当するとともに、検出部に該当する。すなわち、
この実施形態においては、1つの検出要素が検出部を構
成している。また、コントロールボックス70が、スプ
ール識別部に該当する。
【0043】スプール3を回転させ、埋め込まれている
マグネット61をリードスイッチ62で検出することに
より、後述するようにスプール3の種類を判断すること
ができる。
【0044】この実施形態においては、スプール3に、
回転量検出用のマグネット(図示せず)が、別途設けら
れている。また、リール本体100に対し固定的に、回
転量検出用の一対のリードスイッチ(図示せず)が、別
途設けられている。回転量検出用のマグネットの動き
を、回転量検出用の一対のリードスイッチにより検出す
ることで、スプール3の回転位置、回転方向、回転量等
を知ることができる。回転量検出用のマグネット、回転
量検出用の一対のリードスイッチ、および、該リードス
イッチの出力信号を処理してスプール3の回転量を算出
するコントロールボックス70が、回転量検出手段に該
当する。
【0045】図10に示すコントロールボックス70に
は、釣糸繰り出し量や釣りモード等を表示する液晶ディ
スプレイ30、ONスイッチ74、モード切替えスイッ
チ71、アップダウンスイッチ72、OFFスイッチ7
3、標準スイッチ216、補正スイッチ82、および設
定スイッチ80が設けられている。
【0046】ONスイッチ74は、電動巻取りを開始す
るためのモータ4の駆動スイッチである。モード切替え
スイッチ71は、魚を取込む場合における巻上げモード
である第1巻上げモードおよび仕掛けを巻取る場合にお
ける第2巻上げモードに移行するモード切替え信号を入
力する為のスイッチである。
【0047】アップダウンスイッチ72は、巻上げ速度
を調整する速度変更信号を出力するスイッチである。O
FFスイッチ73は、モータ4の駆動を停止する停止信
号を出力する。
【0048】設定スイッチ80は入力または設定された
釣糸のデータとスプール回転量信号とによってスプール
からの繰出し糸長を演算表示するモード(表示モー
ド)、スプール判別して該当する演算基礎データの読み
出しを行なうモード(判別読み出しモード)または釣糸
のデータ入力または設定するモード(設定モード)の切
り換えを行うボタンである。一回押すと設定モード、も
う一度押すと判別読み出しモード、もう一度押すと表示
モード、というように一回押すごとにモードが切り換え
られる。設定モード状態のとき標準スイッチ216を押
すことにより、装着されたスプールが標準スプールであ
ることをCPUに知らせる。補正スイッチ82は後述す
る補正命令を与えるスイッチである。
【0049】図11に、コントロールボックス70をC
PUで実現したハードウェア構成の一例を示す。コント
ロールボックス70は、CPU23、ROM25、RA
M27、液晶ディスプレイ30、入出力インターフェイ
ス22およびバスライン29を備えている。入出力イン
ターフェイス22には、モータコントローラ26、ON
スイッチ74、モード切替えスイッチ71、アップダウ
ンスイッチ72、およびOFFスイッチ73が接続され
ている。モータコントローラ26には、スプール3を回
転駆動するモータ4が接続される。
【0050】ROM25には、CPU23の制御プログ
ラム等が記憶されており、CPU23は、この制御プロ
グラムに従いバスライン29を介して、各部を制御す
る。CPU23が、演算手段に該当する。
【0051】RAM27には、後述する第1巻上モード
における巻取設定速度データである速度設定値、演算基
礎データ等の各種のデータが記憶される。RAM27
が、演算基礎データ記憶手段に該当する。
【0052】液晶ディスプレイ30には、巻取速度、巻
上モード、釣糸繰り出し量等が表示されるとともに、ス
プール番号が表示される。モータコントローラ26に回
転制御信号が与えられることにより、モータ4が駆動さ
れ、スプール3の巻取制御がなされる。本実施形態にお
いては、液晶ディスプレイ30が表示手段に該当する。
【0053】2.電動リールの使用方法 次に電動リール105の使用方法について説明する。ま
ず、演算基礎データを作成する手順について説明する。
【0054】演算基礎データとは、スプール3の累積回
転量(累積回転数)に基づいて釣糸繰り出し量を演算す
る為のデータを全て含み、例えば、繰出し量を計算する
計算式の係数である場合、これらの係数の基となる釣糸
の太さ、長さ等である場合、また、前記計算式を求める
為の釣糸巻取終端における最大巻取径、最大巻取糸長、
または最大スプール回転量等であってもよく、さらに、
前記計算式ではなく、糸長とスプール回転量との関係
を、区分ごとに記憶したテーブルであってもよい。
【0055】演算基礎データの作成にあたり、操作者
は、図1に示すように、まずスプール3の係合ピン3a
(図4A参照)が、ギヤーボックス48のピン嵌合部4
8a(図3参照)に係合するよう、スプール3をリール
本体100に挿入し、続いてモータホルダー7およびモ
ータ4を挿入する。つぎに、リール本体100に開閉蓋
35を取り付ける。そして設定スイッチ80(図10参
照)を押して、設定モードとした後、スプール3を回転
させ、所望量の釣糸をスプール3に巻取る。これにより
演算基礎データ作成が可能となる。
【0056】演算基礎データの作成について図12を用
いて説明する。CPU23は、まず、スプール3の種類
の判別処理を行う(ステップST3)。本実施形態にお
いては、設定モードにした後のスプール3の最初の数回
転で、スプール3の種類を識別するよう構成している。
【0057】回転量検出用のリードスイッチ(図示せ
ず)からの出力信号(a)とリードスイッチ62からの
出力信号(b)は、図5Aのようになる。出力信号
(a)の(イ)から(ロ)までが、スプール3の1回転
に相当する。
【0058】CPU23は、(イ)から(ロ)までの間
における出力信号(b)を監視しており、出力信号
(b)における矩形部(ホ)の数に基づいて、スプール
3の種類を識別し、スプール3の種類に対応したスプー
ル番号(スプール識別信号)を生成する。したがって、
図4A,4B,4Cに示すように、スプールの種類に応
じて、3つのマグネット取付け孔60にはめ込むマグネ
ット61の数を替えることで、スプールを識別すること
ができる。
【0059】CPU23は、たとえば、出力信号(b)
が図5Aに示すパターンであれば、図4Aに示すスプー
ル3が装着されていると判断する。なお、本実施形態に
おいては、リードスイッチ62の出力信号(b)が検出
出力に該当する。
【0060】なお、この実施形態においては、マグネッ
ト61の数に基づいてスプール3の種類を識別するよう
構成したが、一定のスプール回転速度で検出可能な場合
には、図6および図7に示すように、マグネット61の
配列パターンや大きさのパターンに基づいてスプール3
の種類を識別するよう構成することもできる。大きさの
パターンに基づいてスプール3の種類を識別するよう構
成する場合、リードスイッチ62からの出力信号(b)
は、図7のようになる。CPU23は、出力信号(b)
の矩形部(ホ)の長さに基づいて、スプール3の種類を
識別する。
【0061】図8は、リードスイッチ62からの出力信
号(b)のみに基づいて、スプール3の種類を識別する
よう構成した場合の、マグネットの配置を示す図であ
る。この実施形態は、スプールの回転速度が一定の場合
に有効である。3つのマグネットが位置検出マーク21
4を構成している。位置検出マーク214を構成するマ
グネットとそれ以外のマグネット61との位置関係、マ
グネット61の配列パターン等により、スプール3の種
類を識別する。
【0062】この場合、リードスイッチ62からの出力
信号(b)は、図9のようになる。CPU23は、出力
信号(b)のうち、位置検出マーク214に対応する信
号部(ハ)と(ニ)との間に挟まれた部分の矩形部
(ホ)の配列パターン等に基づいて、スプール3の種類
を識別することができる。
【0063】また、図8のように構成すれば、CPU2
3は、図9に示す出力信号(b)のうち、信号部(ハ)
を検出することで、スプール3の回転位置、回転方向、
回転量等を知ることができる。したがって、前述の回転
量検出用のマグネットおよび回転量検出用の一対のリー
ドスイッチを別途設けることなく、スプール3の繰出し
糸長の演算等を行なうことができ、好都合である。な
お、回転量検出処理とスプール識別処理とにおいて、リ
ードスイッチのみを兼用とし、マグネットについては、
それぞれ専用に設けるよう構成することもできる。
【0064】つぎに、CPU23は演算基礎データの作
成処理を行う(図12ステップST5)。操作者は、釣
糸の巻取が終了すると、再度、設定スイッチ80を押
す。CPU23は、設定スイッチ80が押されたか否か
判断している(ステップST7)。したがって、設定ス
イッチ80が押されると、設定終了であると判断し、演
算基礎データを作成して、これを、スプール番号に対応
させて、RAM27に記憶する(図12ステップST
9)。
【0065】本実施形態においては、演算基礎データ
を、以下に示すようにして作成するとともに、データを
RAM27に記憶するようにした。
【0066】まず、釣糸の巻き始めからスプール3をn
1回転させたときのスプール3の有効巻径r1を、超音波
計測装置(図示せず)などの巻径計測手段を用いて計測
する。なお、超音波計測装置は、超音波を用いてスプー
ル3に巻取られた釣糸の表面を検出することにより、ス
プール3の有効巻径r1を計測する。
【0067】スプール3自体の巻径r0は、既知であ
る。したがって、スプール1回転あたりの巻径の増分
(平均値)Δrは、次式 Δr=(r1−r0)/n1 で与えられる。
【0068】CPU23は、上述の巻径の増分Δr、ス
プール3自体の巻径r0、スプール3の総巻数(最終ス
プール回転量)nMAXを、スプール3の演算基礎データ
として、RAM27に記憶させる。
【0069】CPU23は、スプール3の演算基礎デー
タに基づいて、総巻状態(nMAX)からn回転繰出した
ときの繰り出し糸長Lnを、図13Aに示す演算式
(1)にしたがって、算出する。図13Bの斜線部が、
繰り出し糸長Lnに該当する。
【0070】この実施形態においては、RAM27に、
巻径の増分Δr、スプール3自体の巻径r0、スプール
3の総巻数nMAXを記憶するようにしたが、これに限定
されず、かかるデータを求める為のデータを記憶するよ
うにしてもよい。
【0071】また、繰り出し糸長Lnを算出するための
演算式は、図13Aに示す式に限定されるものではな
い。たとえば、総巻状態における巻径最大巻径rMAX
巻径の増分Δrとから繰り出し糸長Lnを算出する演算
式を用いることもできる。さらに、演算式ではなく、区
間毎に学習させた糸長とスプール回転量との関係を記述
するテーブルに基づいて、繰り出し糸長Lnを算出する
よう構成することもできる。この場合には、該テーブル
が演算基礎データに該当する。
【0072】一方、ステップST7にて、設定スイッチ
80が押されない場合には、ステップST5の処理を繰
返す。
【0073】なお、設定スイッチ80が押されたことに
より、モードが判別読み出しモードに移行する。したが
って、複数種類のスプールについて、演算基礎データを
RAM27に記憶する場合には、設定スイッチ80を操
作して、前記処理繰返せばよい。
【0074】なお、装着したスプール3が標準スプール
である場合は、以下の手順により、演算基礎データを作
成する。標準スプールとは、予め定められた号数および
長さの釣糸が巻かれたスプールをいう。RAM27に
は、標準スプールに対応する標準演算基礎データが予め
記憶されている。
【0075】上述のように、標準スプールをリール本体
100に装着して、設定スイッチ80を押し、設定モー
ドとした後、スプール3を数回転させ、その後、標準ス
イッチ216を押せばよい。スプール3を数回転させる
ことにより、スプール3の種類を識別することができる
(ステップST3)。標準スイッチ216を押すこと
で、当該スプールの演算基礎データとして、当該スプー
ルの標準演算基礎データがセットされる。このように、
標準スプールを用いることにより、演算基礎データの作
成が容易になる。
【0076】このようにして演算基礎データをあらかじ
め複数作成しておいて、現実の釣場には当該設定したス
プールを複数種類持参する。
【0077】つぎに、現実の釣をおこなう場合におい
て、スプールを判別する手順について説明する。操作者
は、設定スイッチ80を操作して判別読み出しモードに
設定した後、スプール3を数回、回転させる。スプール
の判別について図14を用いて説明する。
【0078】CPU23は装着されているスプールの種
類を判別する(図14ステップST13)。かかるスプ
ール判別処理については、図12ステップST3と同様
であるので、説明は省略する。
【0079】つぎに、判別したスプールの番号を液晶デ
ィスプレイ30に表示する(図14ステップST1
5)。例えば、装着されているスプールがSP−1であ
る場合には図10Aに示すように、SP−2である場合
には図10Bに示すように液晶ディスプレイ30に表示
がなされる。
【0080】操作者はこれを見て、所望のスプールであ
るかを判断し、所望のスプールである場合には設定スイ
ッチ80を押す。CPU23は、設定スイッチ80から
の信号が、所定時間内(本実施形態においては、所定時
間を3秒とした)に与えられるか否かを判断する(図1
4ステップST17)。かかる信号が与えられた場合に
は、CPU23は、対応する演算基礎データをRAM2
7から読み出す(図14ステップST19)。これによ
りスプールの種類に対応した演算基礎データを読み出す
ことができる。
【0081】これに対して、CPU23は、設定スイッ
チ80からの信号が、所定時間内に与えられない場合に
は、ステップST13以下の処理を繰返す。すなわち、
所望のスプールが装着されていないと判断した場合に
は、操作者はスプールを取替えるだけでよい。
【0082】なお、ステップST17にて、設定スイッ
チ80が押されたことにより、モードが表示モードに移
行する。
【0083】表示モードにおいては、従来の魚釣用両軸
受けリールと同様に、累積スプール回転量が与えられる
と、RAM27に記憶させた演算基礎データに基づい
て、繰出し糸長を演算する。
【0084】本実施形態においては、この累積スプール
回転量n(累積回転量データ)を、既に説明した演算式
(1)に代入して繰り出し糸長Lnを求めるようにし
た。
【0085】このように、本実施形態においては、スプ
ールの種類を自動的に判断するので操作者はスプールの
種類を変えた場合であっても、なんら判別をおこなうこ
となく、取り替え後のスプールに対応した演算基礎デー
タに基づいて繰出し糸長を演算させることができる。
【0086】3.他の実施形態 なお、上記実施形態では、演算基礎データのみをRAM
27に記憶するようにしているが、当該スプールに巻き
取られている糸のデータ(号数、種類等のデータ、また
糸長等のデータ)も操作者に判断補助データとして入力
させるようにしてもよい。これにより、操作者がスプー
ルを選定する際に、かかる判断補助データを、液晶ディ
スプレイ30に表示できる。したがって、スプール交換
の時に複数種類のスプールのいずれを用いるかの選択間
違を防止することができる。
【0087】また、上述の実施形態においては、RAM
27に、標準スプールに対応する標準演算基礎データを
予め記憶するよう構成したが、RAM27に、標準演算
基礎データを予め記憶しないよう構成することもでき
る。
【0088】なお、演算基礎データを作成する場合、上
記実施形態においては計測するようにしているが、操作
者が値(号数、糸長等)を入力するようにしてもよい
(実開昭55-99676号公報等参照)。また、値を入力する
場合には、複数の演算基礎データをあらかじめRAM2
7に記憶するのではなく、操作者が演算基礎データ(例
えば糸の号数等)を覚えておき、スプールを取り替えた
際に当該データをRAM27に書き換えるようにしても
よい。
【0089】なお、前記演算基礎データの入力について
はテンキーを設けておいて、数字を直接入力させるよう
にしてもよく、また、初期値を表示させて、アップダウ
ンスイッチ72a、72bによって、前記初期値を調整
できるようにしてもよい。
【0090】なお、途中で糸切れ等が生じた場合に備え
て、次のような補正手段を設けてもよい。糸切れ等が生
じた場合には、その状態で、補正スイッチ82を押す。
これにより、CPU23は補正処理を行なう。補正処理
としては、例えば、回転量と繰出し糸長の関係を学習デ
ータとして記憶していた場合には、当該区分データを対
応する部分を削除する。
【0091】また、演算式を用いている場合には、当該
演算式を求める為のデータを記憶しておき、糸切れが生
じたときのスプール回転量に基づいて、当該データを変
更すればよい。例えば、最終糸長、最終糸巻径、または
最終スプール回転量等を当該データとして用いている場
合には当該データを、糸切れが生じたときのスプール回
転量に基づいて、変更すればよい。この実施形態におい
ては、総巻数(最終スプール回転量)nMAXを、糸切れ
が生じたときのスプール回転量で置き換えるよう補正す
る。
【0092】また、本実施形態においては、補正スイッ
チ82からの信号(補正命令)がリセット信号に該当
し、CPU23の補正処理が補正手段に該当する。
【0093】なお、上述の実施形態においては、超音波
センサを用いて巻径を検出するよう構成したが、非接触
の巻径検出手段として、他に、光センサ等を用いる方法
もある。接触式の巻径検出手段としては、回転式のバー
を巻取糸の外周に当接させる方法や、巻径をローラ等で
計測する方法もある。このように、巻径を計測して演算
基礎データを作成する他、糸長を計測して演算基礎デー
タを作成する方法もある。
【0094】また、上記実施形態においては、スプール
の種類判別をマグネットとリードスイッチとを用いて行
ったが、マグネットとホール素子を用いてもよい。ま
た、光センサによりスプールの外側面に配置された反射
板やバーコードの状況を検出してもよい。また、スプー
ルに金属片を装着し、金属片の装着パターンを近接スイ
ッチを用いて検出するよう構成することもできる。さら
に、突起等の係合状態で接触させて判断する他、公知の
識別手段を用いることができる。
【0095】なお、上記実施形態においては、モータを
内蔵した魚釣用電動リールについて説明したが、スプー
ル外のリール本体にモータを装着した魚釣用電動リー
ル、あるいは電動以外の魚釣用両軸受けリールについて
も同様に適用することができる。すなわち、リール本体
を構成する対向する1対の側枠のいずれかに、スプール
3フランジの外径よりも大きな側枠開口部を形成して、
スプール3をリール本体100から取外し自在とした魚
釣用両軸受けリール(実公昭60−8693号、実公平
6−20388号公報等参照)についても同様に適用す
ることができる。
【0096】また、この発明は、釣糸繰出し量の演算機
能を有するリールのみならず、釣糸繰出し量の演算機能
を有しないリールに対しても適用することができる。ま
た、この発明は、魚釣用両軸受けリール以外の魚釣用リ
ール、たとえば魚釣用片軸受けリールにも、適用するこ
とができる。
【0097】また、上記各実施形態においては、各スイ
ッチの操作はプッシュ操作する場合を例に説明したが、
プッシュ操作以外の操作で信号を出力するようにしても
よい。
【0098】また、本実施形態においては、前記各機能
を実現する為に、CPU23を用い、ソフトウェアによ
ってこれを実現している。しかし、その一部もしくは全
てを、ロジック回路等のハードウェアによって実現して
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である電動リール105
の要部断面図である。
【図2】電動リール105を、図1の側板2a側から見
た部分断面図である。
【図3】ギヤーボックス48を、図1のV1から見た図
である。
【図4】スプール3を、図1のV1から見た図である。
【図5】回転量検出用のリードスイッチからの出力信号
(a)とリードスイッチ62からの出力信号(b)との
関係を示す図である。
【図6】被検出部の他の例を示す図面である。
【図7】被検出部のさらに他の例を示す図面である。
【図8】被検出部のさらに他の例を示す図面である。
【図9】図8に示す被検出部に対応する出力信号(b)
を示す図である。
【図10】コントロールボックス70の外観図である。
【図11】コントロールボックス70をCPUで実現し
たハードウェア構成を示す図である。
【図12】スプール番号を自動判断する場合の演算基礎
データ作成のフローチャートを示す。
【図13】繰り出し糸長Lnを算出するための演算式
(1)、および演算式(1)を説明するための図であ
る。
【図14】スプール番号を自動判断する場合の演算基礎
データ読み出しのフローチャートを示す。
【符号の説明】
3・・・・・・スプール 60・・・・・マグネット取付け孔 61・・・・・マグネット 210・・・・マグネットホルダー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体部、 前記本体部に回転自在にかつ着脱自在に保持されたスプ
    ール、 を備えた魚釣用リールであって、 実質的に前記スプールに設けられた被検出部、 前記本体部に設けられ、被検出部の検出を行なう検出
    部、 前記スプールを所定量回転させて得られる前記検出部の
    検出出力に基づいて、前記スプールを識別してスプール
    識別信号を生成するスプール識別部、 を備えたことを特徴とする魚釣用リール。
  2. 【請求項2】請求項1の魚釣用リールにおいて、 前記検出部は、1つの検出要素を備え、 前記被検出部は、被検出要素を所定のパターンに配置し
    た構成であり、 前記スプール識別部は、前記所定のパターンに対応して
    得られる前記検出出力に基づいて前記スプールを識別す
    ることを特徴とするもの。
  3. 【請求項3】請求項1ないし請求項2のいずれかの魚釣
    用リールにおいて、 前記スプールの回転量を検出する回転量検出手段、 前記スプールの累積回転量に基づいて釣糸繰り出し量を
    演算する為の演算基礎データを、複数のスプールに対応
    して記憶させる演算基礎データ記憶手段、 前記スプール識別信号が与えられると、対応する前記演
    算基礎データと前記スプールの累積回転量に対応する累
    積回転量データとを用いて、釣糸繰り出し量を演算する
    演算手段、 を備えたことを特徴とするもの。
  4. 【請求項4】請求項3の魚釣用リールにおいて、 前記演算基礎データ記憶手段は、標準スプールに対応す
    る標準演算基礎データを予め記憶していることを特徴と
    するもの。
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