JPH09205516A - 画像読取記録装置 - Google Patents

画像読取記録装置

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JPH09205516A
JPH09205516A JP8012599A JP1259996A JPH09205516A JP H09205516 A JPH09205516 A JP H09205516A JP 8012599 A JP8012599 A JP 8012599A JP 1259996 A JP1259996 A JP 1259996A JP H09205516 A JPH09205516 A JP H09205516A
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JP8012599A
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Morikazu Iwase
守和 岩瀬
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読取記録装置において、読取後の原稿と
記録後の記録用紙とを分けて保持しておくことができ、
しかも小形・軽量化および製造コストの低減を図ること
ができるようにする。 【解決手段】 原稿の画像を読み取る読取部と、記録用
紙に画像を記録する記録部とを有し、原稿の搬送経路と
記録用紙の搬送経路とのうち、少なくとも読取部による
読取位置または記録部による記録位置よりも下流側の一
部を共通にした画像読取記録装置であって、読取部によ
り読み取られた後の複数の原稿を保持可能な原稿トレイ
8と、記録部により記録された後の複数の記録用紙を保
持可能な記録用紙トレイ9と、原稿トレイ8を移動させ
ることにより、原稿が原稿トレイ8の入口から流入する
状態と記録用紙が記録用紙トレイ9の入口から流入する
状態とに切り替える保持部駆動手段51とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の画像を読み
取る読取部と、記録用紙に画像を記録する記録部とを有
し、原稿の搬送経路と記録用紙の搬送経路とのうち、少
なくとも読取部による読取位置または記録部による記録
位置よりも下流側の一部を共通にした画像読取記録装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原稿の画像を読み取る読取部と、記録用
紙に画像を記録する記録部とを有する画像読取記録装置
の一例としての従来のファクシミリ装置は、一般に、原
稿の搬送経路と記録用紙の搬送経路とが互いに独立して
おり、読み取り後の複数の原稿を保持可能な排紙側原稿
保持部に原稿を流入させる原稿用排紙ローラなどの原稿
用排紙手段と、読取部により読み取られた後の複数の原
稿を保持可能な排紙側原稿保持部に記録用紙を流入させ
る記録用紙用排紙ローラなどの記録用紙用排紙手段とを
各々独立に設けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ファクシミリ装置では、原稿用排紙手段と記録用紙用排
紙手段とを各々独立に設けていたので、小型・軽量化お
よび製造コスト低減の妨げになっていた。
【0004】なお、たとえば特開昭63−110866
号公報に記載されているように、原稿の搬送経路と記録
用紙の搬送経路とを完全に共通化した画像読取記録装置
も提案されているが、この場合、読取後の原稿の受け台
と記録後の記録用紙の受け台とが共通であり、読取後の
原稿と記録後の記録用紙とを分けて保持しておくことが
できないので、読取後および記録後にすぐに受け台上か
ら原稿あるいは記録用紙を取り出してから次の読取ある
いは記録を行う必要があり、作業効率が悪かった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、読取後の原稿と記録後の記録用紙とを分け
て保持しておくことができ、しかも小形・軽量化および
製造コストの低減を図ることができる画像読取記録装置
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明の画像読取記録装置は、原
稿の画像を読み取る読取部と、記録用紙に画像を記録す
る記録部とを有し、原稿の搬送経路と記録用紙の搬送経
路とのうち、少なくとも読取部による読取位置または記
録部による記録位置よりも下流側の一部を共通にした画
像読取記録装置であって、読取部により読み取られた後
の複数の原稿を保持可能な排紙側原稿保持部と、記録部
により記録された後の複数の記録用紙を保持可能な排紙
側記録用紙保持部と、排紙側原稿保持部と排紙側記録用
紙保持部とのうちの少なくとも一方の、少なくとも原稿
あるいは記録用紙の入口部分を移動させることにより、
原稿が排紙側原稿保持部の入口から流入する状態と記録
用紙が排紙側記録用紙保持部の入口から流入する状態と
に切り替える保持部駆動手段とを備えている。
【0007】また、請求項2に記載した発明の画像読取
記録装置は、請求項1記載の画像読取記録装置であっ
て、保持部駆動手段は、少なくとも所定角度の範囲で回
動自在なカム部材と、排紙側原稿保持部と排紙側記録用
紙保持部とのうちの少なくとも一方を付勢してカム部材
に押し付ける弾性部材とからなり、カム部材を回動させ
ることにより排紙側原稿保持部と排紙側記録用紙保持部
とのうちの少なくとも一方の、少なくとも原稿あるいは
記録用紙の入口部分を移動させるものである。
【0008】更に、請求項3に記載した発明の画像読取
記録装置は、請求項2記載の画像読取記録装置であっ
て、保持部駆動手段は、所定角度の範囲で回動自在なカ
ム部材と、排紙側原稿保持部と排紙側記録用紙保持部と
のうちの一方を付勢してカム部材に押し付ける弾性部材
とからなり、カム部材を回動させることにより排紙側原
稿保持部と排紙側記録用紙保持部とのうちの一方を原稿
あるいは記録用紙の入口部分とは反対側を中心として回
動させるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0010】図1は、本発明に係る画像読取記録装置の
一例としてのファクシミリ装置の概略縦断側面図であっ
て、説明を判りやすくするために、筐体の一部、電子回
路基板、および各構成要素の支持構造などは省略してい
る。このファクシミリ装置は、読み取り用の複数の原稿
1を保持可能な給紙側原稿保持部を構成する原稿台2
と、複数の記録用紙3を保持可能な給紙側記録用紙保持
部を構成する記録用紙台4と、原稿1の画像を読み取る
読取部5と、記録用紙3に画像を記録する記録部6と、
原稿台2の原稿出口と記録用紙台4の記録用紙出口との
間に位置して、正逆回転することにより原稿台2の原稿
出口から原稿1を1枚ずつ取り出す状態と記録用紙台4
の記録用紙出口から記録用紙3を1枚ずつ取り出す状態
とに切り替わるローラ手段7と、読取部5により読み取
られた後の複数の原稿1を保持可能な排紙側原稿保持部
を構成する原稿トレイ8と、記録部6により記録された
後の複数の記録用紙3を保持可能な排紙側記録用紙保持
部を構成する記録用紙トレイ9とを備えている。さら
に、このファクシミリ装置は、ローラ手段7により分離
された原稿1を読取部5に送り込み、また記録用紙3を
記録部6に送り込む1対の給紙ローラ11a,11b
と、読取部5による読取後の原稿1を原稿トレイ8側に
送り込み、また記録部6による記録後の記録用紙3を記
録用紙トレイ9側に送り込む1対の排紙ローラ12a,
12bとを備えており、原稿台2と原稿トレイ8との間
の原稿1の搬送経路と、記録用紙台4と記録用紙トレイ
9との間の記録用紙3の搬送経路とは、1対の給紙ロー
ラ11a,11bと1対の排紙ローラ12a,12bと
の間で共通化されている。
【0011】読取部5は、筐体13の内部に設置されて
おり、読取用の光を放射する光源14と、光源14から
出射されてガラス板15を通過して原稿1とミラー1
6,17とにより反射された光を集光するレンズ18
と、レンズ18により集光された光を受光することによ
り原稿1の画像に対応した画像信号を出力するCCDセ
ンサ19などとにより構成されている。記録部6は、記
録ヘッド21などにより構成されており、原稿1および
記録用紙3の搬送経路は読取部5と記録部6との間に位
置している。記録部6による記録位置は読取部5による
読取位置よりも原稿1および記録用紙3の搬送経路上流
側に位置しており、記録部6による記録位置よりも若干
上流側には、原稿1および記録用紙3の先端を検出する
紙検知センサ22が設置されている。読取部5と記録部
6との間には、筐体13およびガラス板15の表面に若
干の間隙をあけて、記録ヘッド21による記録領域だけ
切り欠かれた所定長さの押さえ板23が設置されてお
り、この押さえ板23は、図1の紙面と直交する方向に
所定間隔をあけて1対が配置され、読取部5による読取
および記録部6による記録に際して原稿1および記録用
紙3の浮き上がりを阻止する。
【0012】ローラ手段7は、図2に示すように、正逆
回転可能な回転軸31と、この回転軸31の外周に一方
向にのみ相対回転可能に取り付けられた原稿用分離ロー
ラ32と、原稿用分離ローラ32の中心から左右等距離
であって回転軸31の外周に原稿用分離ローラ32の相
対回転可能方向と逆方向にのみ相対回転可能に取り付け
られた2個の記録用紙用分離ローラ33と、回転軸31
の外周に記録用紙用分離ローラ33の両側に摺動可能に
配置されて固定されて記録用紙3の不必要な動きを規制
する複数の押さえローラ34と、回転軸31の一端部外
周に固定された歯車35などとを備えている。回転軸3
1は、図外の電動機から歯車35を介して回転力を付与
される。原稿用分離ローラ32の長さ方向の中心と、そ
の両側に位置する記録用紙用分離ローラ33の長さ方向
の中心との距離L,Lは、互いに等しい。
【0013】さらにローラ手段7は、図3に示すよう
に、原稿用分離ローラ32の外周に原稿1を押し付ける
原稿用押圧部材を構成する原稿用押圧板36を備えてお
り、原稿用押圧板36は、図3における左端部を板ばね
37とともにカバー39に固定され、板ばね37の押圧
力により弾性変形して原稿用分離ローラ32の外周に押
し付けられている。原稿用分離ローラ32は、ワンウェ
イクラッチ38を介して回転軸31の外周に取り付けら
れており、回転軸31が図3の矢印方向すなわち時計回
り方向に回転した場合には回転軸31とともに回転する
が、回転軸31が図3において反時計回り方向に回転し
た場合には回転軸31とともに回転せず、板ばね37に
よる押圧力により静止状態を保持する。板ばね37の上
方には、カバー39が設置されている。
【0014】さらにローラ手段7は、図4に示すよう
に、記録用紙用分離ローラ33の外周に記録用紙3を押
し付ける記録用紙用押圧部材を構成する記録用紙用押圧
板41を備えている。この記録用紙用押圧板41は、背
面から図示しない押圧ばねによって記録用紙用分離ロー
ラ33及び押さえローラ34を押圧し、記録用紙台4の
図4における右端部に配置されている。記録用紙用分離
ローラ33は、ワンウェイクラッチ42を介して回転軸
31の外周に取り付けられており、回転軸31が図4の
矢印方向すなわち反時計回り方向に回転した場合には回
転軸31とともに回転するが、回転軸31が図4におい
て時計回り方向に回転した場合には回転軸31とともに
は回転しない。この記録用紙用分離ローラ33は、図4
に明確に示されているように、側面視扇形である。すな
わち、記録用紙用分離ローラ33は、外周面の半分以上
が軸方向全長にわたって切り欠かれており、記録用紙3
を取り出すときにのみ、回転軸31とともに図4の矢印
方向に回転して外周面が記録用紙3に当接する。記録用
紙台4には、記録用紙3を上向きに押し上げて記録用紙
用分離ローラ33に押し付ける底板43が設けられてお
り、底板43は、図4における左端部を中心として回動
可能になされており、つる巻きばね44により上方に付
勢されている。
【0015】原稿トレイ8は、図5および図6に示すよ
うに、保持部駆動手段51により移動させられて、原稿
1が原稿トレイ8の入口から流入する状態と記録用紙3
が記録用紙トレイ9の入口から流入する状態とに切り替
えられる。すなわち、原稿トレイ8は、図6における右
端部両側に突設された突出部8a,8bを中心として回
動自在に保持されており、図6における右端部を1対の
つる巻きばね52a,52bにより上方に付勢され、1
対のカム53a,53bに当接している。カム53a,
53bは、回転軸54の外周に固定されており、回転軸
54が図外の電動機などにより図5および図6の矢印方
向に回転駆動されることにより、回転軸54とともに回
転し、図6に実線で示す状態から仮想線(2点鎖線)で
示す状態に姿勢が変化し、これに伴って原稿トレイ8が
突出部8a,8bを中心として図6において時計回り方
向に回動して、図6に実線で示す状態から仮想線で示す
状態に姿勢が変化する。もちろん、回転軸54が図5お
よび図6の矢印方向とは反対方向に回転駆動されること
により、カム53a,53bは回転軸54とともに回転
し、図6に仮想線で示す状態から実線で示す状態に姿勢
が変化し、これに伴って原稿トレイ8が突出部8a,8
bを中心として図6において反時計回り方向に回動し
て、図6に仮想線で示す状態から実線で示す状態に姿勢
が変化する。原稿トレイ8が、図6に実線で示す姿勢の
ときは、原稿トレイ8の左端すなわち排紙ローラ12
a,12b側の端部が排紙ローラ12a,12bよりも
下側に位置しているので、排紙ローラ12a,12bに
より搬送された原稿1が原稿トレイ8に保持され、図6
に仮想線で示す姿勢のときは、原稿トレイ8の左端すな
わち排紙ローラ12a,12b側の端部が排紙ローラ1
2a,12bよりも上側に位置しているので、排紙ロー
ラ12a,12bにより搬送された記録用紙3が記録用
紙トレイ9に保持される。
【0016】次に、このように構成されたファクシミリ
装置の動作について説明する。先ず、読取時には、原稿
用分離ローラ32が図3の矢印方向にたとえば1回転回
動し、原稿台2上の原稿1のうち最も下側の原稿1を取
り出す。原稿台2には、1枚または複数枚の原稿1が、
読み取るべき面を下向きにして、最初の頁が最も下側に
なるように載置されているので、先ず第1頁目の原稿1
が原稿用分離ローラ32により給紙ローラ11a,11
b側に送り出される。このとき、記録用紙用分離ローラ
33はワンウェイクラッチ42により回転軸31の回転
力の伝達を遮断されているので、回転しない。そのた
め、原稿搬送時には、原稿1と記録用紙用分離ローラ3
3の外周とが当接して摩擦力が発生するが、記録用紙用
分離ローラ33は、原稿用分離ローラ32を中心として
等距離の位置に同数個ずつ、本実施態様では1個ずつ2
個配置されているので、原稿搬送時でも原稿1には回転
モーメントが働かないので、原稿1は斜行のおそれがな
い。原稿用分離ローラ32により送り出された原稿1
は、給紙ローラ11a,11bにより搬送方向下流側に
搬送されて、紙検知センサ22により先端を検知された
後、筐体13およびガラス板15の表面と押さえ板23
との間に送り込まれる。そして、読取部5により画像を
読み取られ、排紙ローラ12a,12bにより搬送方向
下流側に搬送される。ここで、読取時にはカム53a,
53bや原稿トレイ8などが図6に実線で示す姿勢であ
るので、読取部5により画像を読み取られた後の原稿1
は、原稿トレイ8により受け止められる。原稿台2上の
原稿1が複数枚の場合、以下同様に、1枚ずつ順次原稿
用分離ローラ32により送り出され、読取部5により画
像を読み取られて、原稿トレイ8上に蓄積される。
【0017】記録時には、記録用紙用分離ローラ33が
図4の矢印方向にたとえば1回転回動し、記録用紙台4
上の記録用紙3のうち最も上側の記録用紙3を取り出
す。記録用紙台4には、1枚または複数枚の記録用紙3
が、記録されるべき面を上向きにして載置されているの
で、先ず第1枚目の記録用紙3が記録用紙用分離ローラ
33により給紙ローラ11a,11b側に送り出され
る。このとき、原稿用分離ローラ32はワンウェイクラ
ッチ38により回転軸31の回転力の伝達を遮断されて
いるので、回転しない。そのため、記録用紙3の搬送時
には、原稿搬送時の場合と同じ理由で記録用紙3には回
転モーメントは働かないので、記録用紙3は斜行のおそ
れはない。記録用紙用分離ローラ33により送り出され
た記録用紙3は、給紙ローラ11a,11bにより搬送
方向下流側に搬送されて、紙検知センサ22により先端
を検知された後、筐体13およびガラス板15の表面と
押さえ板23との間に送り込まれる。そして、記録部6
により画像を記録され、排紙ローラ12a,12bによ
り搬送方向下流側に搬送される。ここで、記録時にはカ
ム53a,53bや原稿トレイ8などが図6に仮想線で
示す姿勢であるので、記録部6により画像を記録された
後の記録用紙3は、記録用紙トレイ9により受け止めら
れる。記録用紙台4上の記録用紙3が複数枚の場合、以
下同様に、1枚ずつ順次記録用紙用分離ローラ33によ
り送り出され、記録部6により画像を記録されて、記録
用紙トレイ9上に蓄積される。
【0018】コピー時には、上記の読取時と同様の動作
により全ての原稿1が1枚ずつ読み取られ、その画像デ
ータがRAMなどのメモリに一旦蓄積され、順次メモリ
から読み出されて、上記の記録時と同様の動作により記
録用紙3に1枚ずつ順次画像が記録される。
【0019】このように、原稿トレイ8と記録用紙トレ
イ9とを設け、保持部駆動手段51により原稿トレイ8
の姿勢を変化させるので、読取後の原稿1と記録後の記
録用紙3とを分けて保持しておくことができる。しか
も、排紙ローラ12a,12bを原稿1と記録用紙3と
で共用できるので、小形・軽量化および製造コストの低
減を図ることができる。
【0020】また、つる巻きばね52a,52bとカム
53a,53bにより原稿トレイ8を揺動させることに
より、原稿1を原稿トレイ8上に流入させる状態と記録
用紙3を記録用紙トレイ9上に流入させる状態とを切り
換えるので、保持部駆動手段51の構造が簡単であり、
製造コストが安価で、しかも耐久性に優れている。
【0021】なお、上記実施形態では、突出部8a,8
bを中心として原稿トレイ8の全体を揺動させたが、図
7に示すように、原稿トレイ8の原稿入口部付近のみを
揺動可能に構成し、原稿入口部付近のみを揺動させても
よい。
【0022】また、上記実施形態では、つる巻きばね5
2a,52bとカム53a,53bとを用いて、回転軸
54を回転させることにより原稿トレイ8を揺動させた
が、原稿トレイ8の駆動機構はこのような構成に限定さ
れるものではなく、たとえばシリンダあるいはねじ軸な
どを用いて原稿トレイ8を揺動させるようにしてもよ
い。
【0023】更に、上記実施形態では、原稿トレイ8を
記録用紙トレイ9の上側に位置させ、原稿トレイ8を揺
動させるようにしたが、記録用紙トレイ9を原稿トレイ
8の上側に位置させ、記録用紙トレイ9を揺動させるよ
うにしてもよい。
【0024】また、上記実施形態では、原稿1の搬送経
路と記録用紙3の搬送経路とを給紙ローラ11a,11
bと排紙ローラ12a,12bとの間で共通にしたが、
排紙ローラ12a,12bよりも上流側で原稿1の搬送
経路と記録用紙3の搬送経路とが別であってもよい。
【0025】更に、上記実施形態では、本発明をファク
シミリ装置に適用したが、本発明は、ファクシミリ装置
に限らず、たとえば電子複写装置など、読取機能と記録
機能とを備えた各種の画像読取記録装置に適用可能であ
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明の画像読取記録装置によれば、読取部により読み取
られた後の複数の原稿を保持可能な排紙側原稿保持部
と、記録部により記録された後の複数の記録用紙を保持
可能な排紙側記録用紙保持部と、排紙側原稿保持部と排
紙側記録用紙保持部とのうちの少なくとも一方の、少な
くとも原稿あるいは記録用紙の入口部分を移動させるこ
とにより、原稿が排紙側原稿保持部の入口から流入する
状態と記録用紙が排紙側記録用紙保持部の入口から流入
する状態とに切り替える保持部駆動手段とを備えたの
で、読取後の原稿と記録後の記録用紙とを分けて保持し
ておくことができ、しかも排紙ローラなどの排紙手段を
原稿と記録用紙とで共用できることから、小形・軽量化
および製造コストの低減を図ることができる。
【0027】また、請求項2に記載した発明の画像読取
記録装置によれば、保持部駆動手段は、少なくとも所定
角度の範囲で回動自在なカム部材と、排紙側原稿保持部
と排紙側記録用紙保持部とのうちの少なくとも一方を付
勢してカム部材に押し付ける弾性部材とからなり、カム
部材を回動させることにより排紙側原稿保持部と排紙側
記録用紙保持部とのうちの少なくとも一方の、少なくと
も原稿あるいは記録用紙の入口部分を移動させるので、
請求項1記載の画像読取記録装置による効果に加えて、
保持部駆動手段の構造が簡単であり、製造コストが安価
で、しかも耐久性に優れている。
【0028】更に、請求項3に記載した発明の画像読取
記録装置によれば、保持部駆動手段は、所定角度の範囲
で回動自在なカム部材と、排紙側原稿保持部と排紙側記
録用紙保持部とのうちの一方を付勢してカム部材に押し
付ける弾性部材とからなり、カム部材を回動させること
により排紙側原稿保持部と排紙側記録用紙保持部とのう
ちの一方を原稿あるいは記録用紙の入口部分とは反対側
を中心として回動させるので、請求項2記載の画像読取
記録装置による効果に加えて、排紙側原稿保持部と排紙
側記録用紙保持部とのうちの一方の全体を回動させれば
よいことから、排紙側原稿保持部あるいは排紙側記録用
紙保持部の一部を回動可能なようにする場合と比べて排
紙側原稿保持部あるいは排紙側記録用紙保持部の構造を
簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像読取記録装置の一例としての
ファクシミリ装置の概略縦断側面図である。
【図2】ローラ手段の平面図である。
【図3】ローラ手段付近の概略縦断側面図である。
【図4】ローラ手段付近の概略縦断側面図である。
【図5】保持部駆動手段付近の外観斜視図である。
【図6】保持部駆動手段付近の概略縦断側面図である。
【図7】別の実施形態における保持部駆動手段付近の概
略縦断側面図である。
【符号の説明】
5 読取部 6 記録部 8 原稿トレイ 9 記録用紙トレイ 51 保持部駆動手段 52a,52b つる巻きばね 53a,53b カム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像を読み取る読取部と、記録用
    紙に画像を記録する記録部とを有し、前記原稿の搬送経
    路と前記記録用紙の搬送経路とのうち、少なくとも前記
    読取部による読取位置または前記記録部による記録位置
    よりも下流側の一部を共通にした画像読取記録装置であ
    って、 前記読取部により読み取られた後の複数の原稿を保持可
    能な排紙側原稿保持部と、 前記記録部により記録された後の複数の記録用紙を保持
    可能な排紙側記録用紙保持部と、 前記排紙側原稿保持部と前記排紙側記録用紙保持部との
    うちの少なくとも一方の、少なくとも原稿あるいは記録
    用紙の入口部分を移動させることにより、前記原稿が前
    記排紙側原稿保持部の入口から流入する状態と前記記録
    用紙が前記排紙側記録用紙保持部の入口から流入する状
    態とに切り替える保持部駆動手段とを備えたことを特徴
    とする画像読取記録装置。
  2. 【請求項2】 前記保持部駆動手段は、少なくとも所定
    角度の範囲で回動自在なカム部材と、前記排紙側原稿保
    持部と前記排紙側記録用紙保持部とのうちの少なくとも
    一方を付勢して前記カム部材に押し付ける弾性部材とか
    らなり、前記カム部材を回動させることにより前記排紙
    側原稿保持部と前記排紙側記録用紙保持部とのうちの少
    なくとも一方の、少なくとも原稿あるいは記録用紙の入
    口部分を移動させることを特徴とする請求項1に記載の
    画像読取記録装置。
  3. 【請求項3】 前記保持部駆動手段は、所定角度の範囲
    で回動自在なカム部材と、前記排紙側原稿保持部と前記
    排紙側記録用紙保持部とのうちの一方を付勢して前記カ
    ム部材に押し付ける弾性部材とからなり、前記カム部材
    を回動させることにより前記排紙側原稿保持部と前記排
    紙側記録用紙保持部とのうちの一方を原稿あるいは記録
    用紙の入口部分とは反対側を中心として回動させること
    を特徴とする請求項2に記載の画像読取記録装置。
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