JPH08110660A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH08110660A
JPH08110660A JP6245815A JP24581594A JPH08110660A JP H08110660 A JPH08110660 A JP H08110660A JP 6245815 A JP6245815 A JP 6245815A JP 24581594 A JP24581594 A JP 24581594A JP H08110660 A JPH08110660 A JP H08110660A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure plate
image forming
paper
forming apparatus
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6245815A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3516733B2 (ja
Inventor
Shuichi Kasai
修一 河西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP24581594A priority Critical patent/JP3516733B2/ja
Publication of JPH08110660A publication Critical patent/JPH08110660A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3516733B2 publication Critical patent/JP3516733B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、画像形成装置に関し、設置面積が
大きくなるのを抑制しつつ、小型化を図ることができる
とともに、メンテナンス作業の作業性、ジャム紙の除去
作業の作業性および操作性を向上させることができる画
像形成装置を提供することを目的としている。 【構成】 印字機構としてインクジェット記録装置20を
設け、読取りセンサ8の下方に給紙カセット16を配設す
るとともに、インクジェット記録装置20および第1移動
手段26を読取りセンサ8に対してシート原稿の搬送方向
と略直交する方向に配設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に関し、
詳しくは、複写機、複写機付きのファクシミリ装置等の
画像形成装置に適用でき、ブック原稿とシート原稿の画
像を形成することができる小型で設置面積の少ない画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、複写機等の画像形成装置にあ
っては、オフィス等で広く利用されており、オフィスの
空間を効果的に使用できるようにするために、装置の設
置面積を小さくすることが望まれている。従来のこの種
の画像形成装置としては、例えば、実開昭61−233
7号公報に記載されたようなものが知られている。この
ものは、原稿の読取機構が装置の投影面積となることか
ら、この読取機構の投影面積よりも広くならないように
するために、読取機構の下に感光体ドラム、現像器、定
着器等が直線上に配設された印字機構を設けることによ
り、装置の設置面積を小さくするようにしている。
【0003】ところが、このような画像形成装置にあっ
ては、印字機構が直線状に配設されているため、装置の
設置面積を十分に小さくすることができない。このよう
な不具合を解消するものとして、実開昭62ー4336
0号公報に記載されたようなものがある。このものは、
読取機構および印字機構を備えた上本体と、上本体を回
動自在に支持するとともに記録紙の搬送路を有する下本
体を有し、上本体に画像記録後の記録紙を本体の上面に
反転して排紙する反転経路を設けることにより、感光体
ドラム、現像器、定着器等からなる印字機構を直線上に
配設されるのを避けるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置にあっては、読取機構の下に印
字機構を設けていたため、必然的に装置の高さが高くな
ってしまい、装置が大型化してしまうという問題があっ
た。さらに、後者の画像形成装置にあっては、印字機構
が直線上に配設されるのを避けるために反転経路を設け
ていたため、その分だけ装置の高さが高くなってしまう
という問題があった。このため、装置のデザイン面での
自由度が低下してしまった。
【0005】また、読取機構の下に印字機構が設けられ
ていたため、印字機構のメンテナンスを行なうには、下
本体に対して上本体を開放させ、上本体に設けられた印
字機構に対して下側から作業を行なわなければならない
ため、メンテナンスが面倒であるばかりでなく、装置の
取り扱いが非常に面倒であるという問題があった。ま
た、上述した画像形成装置にあっては、何れも給紙カセ
ットに収納された記録紙に画像を形成するようにしてい
るが、仮に、給紙カセットに収納された記録紙と異なる
記録紙(例えば、大きさ、色、厚さが異なるもの)に画像
を形成する場合には、手差し機構が必要であるが、この
手差し機構は、装置の所定の箇所に専用の機構として設
けなければならず、このようにした場合にはその分だけ
装置のコストが増大してしまうという問題があった。
【0006】そこで、請求項1記載の発明は、設置面積
が大きくなるのを抑制しつつ、小型化を図ることができ
るとともに、メンテナンス作業の作業性、ジャム紙の除
去作業の作業性および操作性を向上させることができる
画像形成装置を提供することを目的としている。請求項
2記載の発明は、ブック原稿の押え用の圧板を記録紙の
排紙トレイとして使用することにより、記録紙排紙用の
専用のトレイを設けるのを不要にすることができるとと
もに、圧板を有効に利用することができる画像形成装置
を提供することを目的としている。
【0007】請求項3記載の発明は、駆動モータの数を
低減させることができ、簡素、低コストで、かつ消費電
力の少ない駆動系を有する画像形成装置を提供すること
を目的としている。請求項4記載の発明は、専用の手差
し機構を設けることなしに既存の部品を使用して手差し
機構を得ることができるようにして、簡素でかつ、低コ
ストな画像形成装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、画像形成装置本体の下部に
脱着自在に設けられ、複数の記録紙を収納可能な給紙カ
セットと、該給紙カセット内の記録紙を1枚ずつ分離し
て給紙する分離給紙手段と、第1移動手段によって所定
の方向に往復移動され、分離給紙手段によって分離給紙
された記録紙に画像を印字するインクジェット記録装置
と、画像形成装置本体の上部に開閉可能に設けられ複数
のシート原稿が載置可能であるとともに、コンタクトガ
ラス上にブック型原稿が載置された場合には、ブック原
稿をコンタクトガラスに押圧させる圧板と、該圧板上に
載置された複数のシート原稿を1枚ずつ分離して原稿の
読取位置に給紙するシート原稿給紙手段と、ブック原稿
の読取時には、第2移動手段によって該ブック原稿の副
走査方向で、かつ前記インクジェット記録装置の移動方
向と同方向に移動されるとともに、シート原稿の読取時
には、前記読取位置に停止してシート原稿の読取りを行
なう読取り手段と、を備え、シート原稿の給紙方向と記
録紙の給紙方向が略直交する画像形成装置であって、前
記読取り手段の下方に給紙カセットを配設するととも
に、前記インクジェット記録装置および第1移動手段
を、読取り手段に対してシート原稿の搬送方向と略直交
する方向に配設したことを特徴とするものである。
【0009】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、前記給紙カセ
ットから給紙された記録紙を反転させて圧板上に排紙す
る反転手段を有し、前記インクジェット記録装置が反転
手段上に設けられることを特徴とするものである。請求
項3記載の発明は、上記課題を解決するために、請求項
1または2記載の発明において、前記第1および第2移
動手段が共通の駆動モータで駆動されることを特徴とす
るものである。
【0010】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1〜3何れかに記載の発明において、
前記圧板をシート原稿の搬送方向に沿って第1圧板およ
びインクジェット記録装置側に配設された第2圧板に分
割するとともに、第2圧板をシート原稿の搬送方向を揺
動中心として第1圧板とは独立して揺動するように画像
形成装置本体に連結し、該第2圧板がコンタクトガラス
に対して開放されたときに、画像形成装置本体にインク
ジェット記録装置側に連通する開口部が形成されるとと
もに、該第2圧板自身によってインクジェット記録装置
に記録紙を搬送する手差し用搬送路が構成されることを
特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、印字機構としてイン
クジェット記録装置が設けられ、読取り手段の下方に給
紙カセットが配設されるとともに、インクジェット記録
装置および該記録装置を所定方向に移動させる第1移動
手段が、読取り手段に対してシート原稿の搬送方向と略
直交する方向に配設される。
【0012】したがって、装置の設置面積が増大するこ
とがないとともに、装置の高さが高くなることがなく、
装置の小型化が図られ、装置のデザイン面での自由度が
向上する。このように小型化が図れるのは、読取り手段
に直交して配設する対象に小型なインクジェット記録装
置を使用したからである。仮に、読取り手段に対して感
光体ドラム等を有する静電記録系を配設した場合には、
当然のことながら現像器や定着器等の種々の装置が存在
するために装置の設置面積が増大してしまう。また、サ
ーマル素子を利用したサーマル記録装置等によってロー
ル状の感熱記録紙に直接印字を行なう場合には、ロール
紙の収納スペースが必要となるためにその分だけ装置が
大型化してしまう。
【0013】また、読取り手段に直交する方向にインク
ジェット記録装置および第1移動手段が配設されるの
で、インクジェット記録装置および第1移動手段をユニ
ット化して本体の側方から引き出して記録装置のメンテ
ナンス作業を行なうことができ、メンテナンス作業およ
びジャム紙の除去作業の作業性が向上する。また、読取
り手段の広いスペースに給紙カセットを装着できるの
で、記録紙のセットが容易に行なわれ、操作性が向上す
るとともに、給紙カセットが装置の側方向に突出するこ
とがなく、装置の専有面積が大幅に低減される。
【0014】請求項2記載の発明では、給紙カセットか
ら給紙された記録紙を反転させて圧板上に排紙する反転
手段を有し、インクジェット記録装置が反転手段上に設
けられる。このように構成したのは、通常、画像記録装
置は圧板により設置面積が機械的に決定されるものであ
り、この圧板はブック原稿の読取時に該原稿をコンタク
トガラスに押圧させるための目的で使用されることが多
い。
【0015】これに対して、本発明では、従来の画像形
成装置に比べて装置の高さを低くできることを利用し、
記録紙排紙用の反転手段を設けて、圧板の上を記録紙の
排紙トレイとして使用することにより、画像形成装置の
高さが高くなるのを抑制しつつ、専用の排紙トレイを本
体の側部に設けるのを不要にして圧板を有効に利用する
ようにしているものである。
【0016】請求項3記載の発明では、第1および第2
移動手段が共通の駆動モータで駆動される。このように
したのは、従来の画像形成装置では記録紙あるいはシー
ト原稿の搬送が同一方向であり、シート原稿の搬送機構
あるいは読取機構に対して記録紙の印字機構が直交する
方向に駆動させるため、共通のモータを読取機構および
印字機構を駆動できなかったのに対して、本発明では、
記録紙およびシート原稿の搬送方向を直交する方向に
し、第1移動手段および第2移動手段によってインクジ
ェット記録装置および読取り手段を同一方向に移動させ
るようにしたので、同一の駆動モータで第1および第2
移動手段を駆動することができるものである。
【0017】したがって、駆動モータの数を低減させる
ことができ、駆動系の構造を簡素することができるとと
もに、そのコストおよびモータの消費電力を低減させる
ことができる。請求項4記載の発明では、圧板がシート
原稿の搬送方向に沿って第1圧板およびインクジェット
記録装置側に配設された第2圧板に分割されるととも
に、第2圧板がシート原稿の搬送方向を揺動中心として
第1圧板とは独立して揺動するように画像形成装置本体
に連結され、第2圧板がコンタクトガラスに対して開放
されたときに、画像形成装置本体にインクジェット記録
装置側に連通する開口部が形成されるとともに、該第2
圧板自身によってインクジェット記録装置に記録紙を搬
送する手差し用搬送路が構成される。
【0018】したがって、既存の圧板の一部、すなわ
ち、第2圧板を使用することにより、専用の手差し機構
を設けるのを不要にすることができ、画像形成装置を簡
素化することができるとともに、そのコストを低減する
ことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1、2は請求項1または3記載の発明に係る画像形成
装置の一実施例を示す図であり、本発明を複写機に適用
した例を示している。まず、構成を説明する。図1(a)
(b)において、1は画像形成装置としての複写機の本体
であり、該本体1の上面にはコンタクトガラス2が設け
られている。このコンタクトガラス2は圧板3によって
開閉されるようになっており、この圧板3は本体1に対
して回動自在に設けられている。また、この圧板3はコ
ンタクトガラス2上にブック原稿が載置された場合に
は、ブック原稿をコンタクトガラス2に押圧するように
なっているとともに、シート原稿の搬送時にはその上面
に複数のシート原稿を載置するようになっている。
【0020】圧板3上に載置された複数のシート原稿は
フィードローラ4によって給紙されるようになってお
り、このフィードローラ4上方に設けられてこのローラ
4に摺接するブレード5によって最下位に位置する原稿
が1枚だけ分離されるようになっている。分離後のシー
ト原稿は搬送ローラ6によってコンタクトガラス2上の
原稿読取位置に案内されるようになっており、この読取
位置で背面ローラ7によってコンタクトガラス2に押圧
されるようになっている。なお、フィードローラ4、ブ
レード5および搬送ローラ6は分離給紙手段を構成して
いる。
【0021】また、コンタクトガラス2の下方には読取
り手段としての読取センサ8が設けられており、この読
取りセンサ8はタイミングベルト9よって矢印方向に移
動するようになっている。そして、この読取りセンサ8
はブック原稿の読取り時には、タイミングベルト9によ
ってブック原稿の読取り時には矢印で示す原稿の副走査
方向に移動して原稿面を読取るとともに、シート原稿の
読取り時には図1(a)中、左側の読取り位置に停止して
原稿面を読取るようになっており、読取り後に図示しな
いメモリに読取り信号を出力する。
【0022】また、図2に示すように読取りセンサ8は
ガイドシャフト10に摺動自在に支持されており、タイミ
ングベルト9によって駆動されたときにガイドシャフト
10によって安定して案内される。また、タイミングベル
ト9はタイミングプーリ11およびクラッチ13を有する減
速機構12によって支持されており、駆動モータ14の駆動
力がクラッチ13を介して減速機構12に伝達されると、読
取りセンサ8を矢印方向に移動させる。なお、タイミン
グベルト9、タイミングプーリ11、減速機構12およびク
ラッチ13は第2移動手段15を構成している。
【0023】また、読取りセンサ8および第2移動手段
15の下方には給紙カセット16が設けられており、この給
紙カセット16には複数の記録紙が収納されている。この
給紙カセット16は本体1に脱着自在に設けられおり、本
体1に装着されたときに、底板16aがスプリング17によ
って上方に設けられた半月状の給紙コロ18に押圧される
ようになっている。
【0024】この給紙コロ18は給紙カセット16内の記録
紙を給紙するとともに、スプリング17の押圧力と記録紙
の摩擦力とによって最上位の記録紙を1枚ずつ分離して
シート原稿の搬送方向と直交する方向に給紙するように
なっており、この給紙された記録紙は搬送ローラ19によ
ってインクジェット記録装置20に案内される。なお、ス
プリング17、給紙コロ18および搬送ローラ19はシート原
稿給紙手段を構成している。
【0025】インクジェット記録装置20は公知のインク
噴射型のものであり、この記録装置20は図2に示すよう
にタイミングベルト21によって読取りセンサ8と同方向
に移動するようになっている。また、記録装置20はガイ
ドシャフト22に摺動自在に支持されており、タイミング
ベルト21によって駆動されたときにガイドシャフト22に
よって安定して案内される。
【0026】また、タイミングベルト21はタイミングプ
ーリ23およびクラッチ24を有する減速機構25によって支
持されており、駆動モータ14の駆動力がクラッチ24を介
して減速機構25に伝達されると、記録装置20を矢印方向
に移動させる。なお、タイミングベルト21、タイミング
プーリ23、クラッチ24および減速機構25は第2移動手段
15を構成している。また、記録装置20によって印字され
た記録紙は排紙ローラ27によって本体1の側方に設けら
れた排紙トレイ28に排紙されるようになっている。な
お、上述した記録装置20、タイミングベルト21、ガイド
シャフト22、タイミングプーリ23、クラッチ24および減
速機構25はユニット本体30に取付けられており、ユニッ
ト化されて本体1の側方向からユニット本体30と共に一
体的に脱着されるようになっている。
【0027】次に、作用を説明する。ブック原稿の読取
り時には、該原稿をコンタクトガラス2の上に載置して
圧板3によってコンタクトガラス2に押圧する。このと
き、コピースタートスイッチを押下すると、駆動モータ
14の駆動力がクラッチ13を介してタイミングベルト9に
伝達されるため、読取りセンサ8が原稿の副走査方向に
移動して、原稿面を読取る。このとき、クラッチ24は駆
動モータ14から切離されており、記録装置20には駆動力
が伝達されない。
【0028】ブック原稿の読取り時には、読取りセンサ
8からメモリに画情報信号が出力されてメモリに一旦蓄
積される。次いで、給紙カセット16に収納された記録紙
が1枚分離給紙されて記録装置20に向って搬送される。
このとき、メモリに蓄積された画情報信号がCPU(Ce
ntral Processing Unit)等によって読み出された後、記
録装置20に出力されるとともに、駆動モータ14の駆動力
がクラッチ24を介してタイミングベルト21に伝達される
ため、記録装置20が原稿のライン方向に移動して、記録
紙に印字を行なう。このとき、クラッチ13は駆動モータ
14から切離されており、読取りセンサ8に駆動力が伝達
されない。
【0029】一方、シート原稿の読取り時には、圧板3
の上面に複数のシート原稿を載置した後、圧板3を図1
(a)の仮想線で示すように傾斜させ、シート原稿を自重
によってフィードローラ4に向って案内させる。次い
で、フィードローラ4およびブレード5によって最下位
の原稿を分離給紙して読取り位置に搬送する。このと
き、読取りセンサ8は第2移動手段15によって図1(a)
中、左側に移動して停止されているため、シート原稿の
画像面を主走査方向で読取りメモリに画情報を出力す
る。この動作を順次繰り返して画像の読取りが終了する
と、メモリに蓄積された画情報信号がCPU等によって
読み出された後、記録装置20に出力されるとともに、駆
動モータ14の駆動力がクラッチ24を介してタイミングベ
ルト21に伝達されるため、記録装置20が原稿のライン方
向に移動して、記録紙に印字を行なう。このときもクラ
ッチ13は駆動モータ14から切離されており、読取りセン
サ8に駆動力が伝達されない。
【0030】本実施例では、印字機構としてインクジェ
ット記録装置20を設け、読取りセンサ8の下方に給紙カ
セット16を配設するとともに、インクジェット記録装置
20および第1移動手段26を読取りセンサ8に対してシー
ト原稿の搬送方向と略直交する方向に配設しているの
で、本体1の設置面積が増大するのを抑制することがで
きるとともに、本体1の高さが高くのを防止することが
でき、本体1の小型化を図ることができる。
【0031】このように小型化が図れるのは、読取りセ
ンサ8に直交して配設する対象に小型なインクジェット
記録装置20を使用したからである。仮に、読取りセンサ
8に対して感光体ドラム等を有する静電記録系を配設し
た場合には、当然のことながら現像器や定着器等の種々
の装置が存在するために装置の設置面積が増大してしま
う。また、サーマル素子を利用したサーマル記録装置等
によってロール状の感熱記録紙に直接印字を行なう場合
には、ロール紙の収納スペースが必要となるためにその
分だけ装置が大型化してしまう。本実施例では、このよ
うな不具合が発生することなく、本体1の小型化をきわ
めて効果的に図ることができ、装置のデザイン面で自由
度が向上する。
【0032】また、読取りセンサ8に直交する方向に記
録装置20を配設しているので、本体1の側方から本体30
と共に記録装置20を引き出して記録装置20のメンテナン
ス作業、ジャム紙の除去作業を行なうことができ、メン
テナンス作業およびジャム紙の除去作業の作業性が向上
させることができる。また、読取りセンサ8の下の広い
スペースに給紙カセット16を装着できるので、記録紙の
セットを容易に行なうことができ、操作性を向上させる
ことができるとともに、給紙カセット16を本体1の側方
向に突出させないようにすることができ、本体1の専有
面積を大幅に低減することができる。
【0033】また、第2移動手段15および第1移動手段
26を共通の駆動モータ14で駆動しているので、駆動モー
タ14の数を低減させることができるとともに、その駆動
モータの設置スペースや消費電力を低減することができ
る。このため、駆動系の構造を簡素することができると
ともに、そのコストを低減させることができる。また、
本実施例では、この1つの駆動モータ14で第1移動手段
26および第2移動手段15を駆動できるのは、従来の画像
形成装置が記録紙あるいはシート原稿の搬送が同一方向
であり、シート原稿の搬送機構あるいは読取機構に対し
て記録紙の印字機構が直交する方向に駆動させるため、
共通のモータを読取機構および印字機構が配設できなか
ったのに対して、本実施例では、記録紙およびシート原
稿の搬送方向を直交する方向にし、第1移動手段26およ
び第2移動手段15によってインクジェット記録装置20お
よび読取りセンサ8を同一方向に移動させるようにした
からであることはいうまでもない。
【0034】図3は請求項2記載の発明に係る画像形成
装置の一実施例を示す図である。なお、本実施例では、
反転手段を設けた点が上記実施例と異なるのみでその他
の構成は上記実施例と同様であるため、上記実施例と同
一の構成には同一番号を付して説明を省略する。図3に
おいて、31は給紙カセット16と圧板3の上部とを連結す
る反転経路であり、給紙カセット16から分離・給紙され
た記録紙は搬送ローラ32によって反転ローラ33に搬送さ
れた後、反転ローラ33により反転経路31上で反転される
ようになっている。反転ローラ33の記録紙の搬送方向下
流にはインクジェット記録装置20が設けられており、反
転ローラ33によって反転された記録紙には記録装置20に
よって印字が行なわれた後、排紙ローラ34によって圧板
3の上面に排紙されるようになっている。なお、上述し
た反転経路31および反転ローラ33は反転手段を構成す
る。
【0035】このようにすれば、本体1の高さが高くな
るのを抑制しつつ、専用の排紙トレイを本体1の側部に
設けるのを不要にして圧板3を有効に利用することがで
きる。すなわち、通常、画像記録装置は圧板により設置
面積が機械的に決定されるものであり、この圧板はブッ
ク原稿の読取時に該原稿をコンタクトガラスに密着させ
るための目的で使用されることが多い。
【0036】これに対して、本実施例では、従来の画像
形成装置に比べて装置の高さを低くできることを利用
し、記録紙排紙用の反転経路31および反転ローラ33を設
けて、圧板3の上を記録紙の排紙トレイとして使用する
ことにより、画像形成装置の高さが高くなるのを抑制し
つつ、専用の排紙トレイを本体の側部に設けるのを不要
にして圧板を有効に利用することができるものである。
【0037】なお、本実施例では、記録装置20が反転ロ
ーラ33に対して記録紙の搬送方向下流側に設けられてい
るが、この記録装置20も読取りセンサ8の移動方向と同
方向に移動するため、記録装置20および読取りセンサ8
を移動させる第1移動手段26および第2移動手段15も共
通の駆動モータ14で駆動されることはいうまでもない。
【0038】図4は請求項4記載の発明に係る画像形成
装置の一実施例を示す図である。なお、本実施例では、
手差し機構を設けた点が上記請求項1〜3の実施例と異
なるのみでその他の構成は上記実施例と同様であるた
め、上記実施例と同一の構成には同一番号を付して説明
を省略する。図4において、41は圧板であり、この圧板
41はシート原稿の搬送方向に沿って第1圧板42およびイ
ンクジェット記録装置20側に配設された第2圧板43に分
割されており、第2圧板43はシート原稿の搬送方向を揺
動中心として第1圧板42とは独立して揺動するように本
体1に連結されている。
【0039】そして、第2圧板43は、コンタクトガラス
2に対して開放されたときに、本体1に記録装置20側に
連通する開口部44を形成するとともに、第2圧板43自身
によって記録装置20に記録紙Pを搬送する手差し用搬送
路を構成するようになっている。したがって、給紙カセ
ット16に収納された通常の記録紙と異なる記録紙(例え
ば、大きさ、色、厚さが異なるもの)Pに画像を形成す
る場合には、この第2圧板43を揺動支点を中心に揺動さ
せて開口部44を形成すれば、通常の記録紙と異なる種類
の記録紙Pに容易に画像を形成することができる。
【0040】このように本実施例では、既存の圧板41の
一部、すなわち、第2圧板43を使用することにより、専
用の手差し機構を設けるのを不要にすることができ、画
像形成装置を簡素化することができるとともに、そのコ
ストを低減することができる。また、この圧板41による
手差し機構をプリンタ装置に適用すれば、レターヘッド
等を印刷して使用する際の使用性能を向上させることが
できる。
【0041】なお、本実施例では、複写機に適用した例
を示しているが、これに限らず、複写機能付のファクシ
ミリ装置等のように画像を形成する機能を有する装置で
あればその他の装置に適用することができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、装置の設
置面積が増大するのを防止することができるとともに、
装置の高さが高くなるのを防止することができ、装置の
小型化を図ることができる。この結果、装置のデザイン
面での自由度を向上させることができる。
【0043】また、インクジェット記録装置および第1
移動手段をユニット化して本体の側方から引き出して記
録装置のメンテナンス作業を行なうことができ、メンテ
ナンス作業、ジャム紙の除去作業の作業性を向上させる
ことができる。また、読取り手段の下の広いスペースに
給紙カセットを装着できるので、記録紙のセットを容易
に行なうことができ、操作性を向上させることができる
とともに、給紙カセットを本体の側方向に突出させない
ようにすることができ、装置の専有面積を大幅に低減さ
せることができる。
【0044】請求項2記載の発明によれば、画像形成装
置の高さが高くなるのを抑制しつつ、専用の排紙トレイ
を本体の側部に設けるのを不要にして圧板を有効に利用
ことができる。請求項3記載の発明では、駆動モータの
数を低減させることができ、駆動系の構造を簡素するこ
とができるとともに、そのコストおよびモータの消費電
力を低減させることができる。
【0045】請求項4記載の発明によれば、既存の圧板
の一部を使用することにより、専用の手差し機構を設け
るのを不要にすることができ、画像形成装置を簡素化す
ることができるとともに、そのコストを低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1または3記載の発明に係る画像形成装
置の一実施例を示す図であり、(a)はその側面図、(b)
はその正面図である。
【図2】読取りセンサとインクジェット記録装置の駆動
系を示す図である。
【図3】請求項2記載の発明に係る画像形成装置の一実
施例を示す図であり、その正面図である。
【図4】請求項4記載の発明に係る画像形成装置の一実
施例を示す図であり、その正面図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置の本体 3、41 圧板 4 フィードローラ(分離給紙手段) 5 ブレード(分離給紙手段) 6 搬送ローラ(分離給紙手段) 8 読取りセンサ(読取り手段) 15 第2移動手段 16 給紙カセット 17 スプリング(シート原稿給紙手段) 18 給紙コロ(シート原稿給紙手段) 19 搬送ローラ(シート原稿給紙手段) 20 インクジェット記録装置 26 第1移動手段 31 反転経路(反転手段) 33 反転ローラ(反転手段) 42 第1圧板 43 第2圧板 44 開口部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置本体の下部に脱着自在に設け
    られ、複数の記録紙を収納可能な給紙カセットと、 該給紙カセット内の記録紙を1枚ずつ分離して給紙する
    分離給紙手段と、 第1移動手段によって所定の方向に往復移動され、分離
    給紙手段によって分離給紙された記録紙に画像を印字す
    るインクジェット記録装置と、 画像形成装置本体の上部に開閉可能に設けられ複数のシ
    ート原稿が載置可能であるとともに、コンタクトガラス
    上にブック型原稿が載置された場合には、ブック原稿を
    コンタクトガラスに押圧させる圧板と、 該圧板上に載置された複数のシート原稿を1枚ずつ分離
    して原稿の読取位置に給紙するシート原稿給紙手段と、 ブック原稿の読取時には、第2移動手段によって該ブッ
    ク原稿の副走査方向で、かつ前記インクジェット記録装
    置の移動方向と同方向に移動されるとともに、シート原
    稿の読取時には、前記読取位置に停止してシート原稿の
    読取りを行なう読取り手段と、を備え、シート原稿の給
    紙方向と記録紙の給紙方向が略直交する画像形成装置で
    あって、 前記読取り手段の下方に給紙カセットを配設するととも
    に、前記インクジェット記録装置および第1移動手段
    を、読取り手段に対してシート原稿の搬送方向と略直交
    する方向に配設したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記給紙カセットから給紙された記録紙を
    反転させて圧板上に排紙する反転手段を有し、前記イン
    クジェット記録装置が反転手段上に設けられることを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記第1および第2移動手段が共通の駆動
    モータで駆動されることを特徴とする請求項1または2
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記圧板をシート原稿の搬送方向に沿って
    第1圧板およびインクジェット記録装置側に配設された
    第2圧板に分割するとともに、第2圧板をシート原稿の
    搬送方向を揺動中心として第1圧板とは独立して揺動す
    るように画像形成装置本体に連結し、該第2圧板がコン
    タクトガラスに対して開放されたときに、画像形成装置
    本体にインクジェット記録装置側に連通する開口部が形
    成されるとともに、該第2圧板自身によってインクジェ
    ット記録装置に記録紙を搬送する手差し用搬送路が構成
    されることを特徴とする請求項1〜3何れかに記載の画
    像形成装置。
JP24581594A 1994-10-12 1994-10-12 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3516733B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24581594A JP3516733B2 (ja) 1994-10-12 1994-10-12 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24581594A JP3516733B2 (ja) 1994-10-12 1994-10-12 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08110660A true JPH08110660A (ja) 1996-04-30
JP3516733B2 JP3516733B2 (ja) 2004-04-05

Family

ID=17139269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24581594A Expired - Fee Related JP3516733B2 (ja) 1994-10-12 1994-10-12 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3516733B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006231657A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2006231654A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
CN1332813C (zh) * 2003-10-22 2007-08-22 兄弟工业株式会社 图像形成装置
JP2008035559A (ja) * 2007-10-05 2008-02-14 Brother Ind Ltd 画像形成装置
US7367667B2 (en) 2003-09-18 2008-05-06 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus with conveying part arranged to allow drying
US7525683B2 (en) 2004-03-05 2009-04-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7515866B2 (en) 2004-12-14 2009-04-07 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7367667B2 (en) 2003-09-18 2008-05-06 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus with conveying part arranged to allow drying
CN1332813C (zh) * 2003-10-22 2007-08-22 兄弟工业株式会社 图像形成装置
US7425064B2 (en) 2003-10-22 2008-09-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image-forming device
US7525683B2 (en) 2004-03-05 2009-04-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2006231657A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2006231654A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4610369B2 (ja) * 2005-02-24 2011-01-12 株式会社リコー 画像形成装置
US8152259B2 (en) 2005-02-24 2012-04-10 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
JP2008035559A (ja) * 2007-10-05 2008-02-14 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP4720811B2 (ja) * 2007-10-05 2011-07-13 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3516733B2 (ja) 2004-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7107004B2 (en) Compactly arranged image forming apparatus
EP2466867B1 (en) Image forming apparatus
JP3684168B2 (ja) 画像形成装置
JP3516733B2 (ja) 画像形成装置
JPS61124467A (ja) シ−ト材搬送装置
JP5063175B2 (ja) シート処理装置
JP4779751B2 (ja) 画像記録装置
JP4701785B2 (ja) 画像記録装置
JP2005252892A (ja) 画像形成装置
KR19980065861A (ko) 잉크-젯 프린터와 셔틀 스캐너가 일체형으로 결합된 복합장치
JPS6387856A (ja) 入出力装置
JP2003298811A (ja) 画像読取装置およびこれを備えた画像読取記録装置
JP3441841B2 (ja) 記録装置
JP3005092B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH09284480A (ja) 両面原稿読取装置
KR100208800B1 (ko) 잉크 젯 팩스장치
JP2006240804A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP2007090759A (ja) 印刷装置
JPH06100222A (ja) 画像形成装置
JP2005194017A (ja) 画像形成装置
JP2003131455A (ja) 画像形成装置
JP2003098766A (ja) 画像読み取り装置およびこれを備えた画像形成装置
JP2005159817A (ja) プリンタ複合機
JPH10229477A (ja) 画像読取装置
JP2000032192A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040113

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040121

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees