JPH10229477A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH10229477A
JPH10229477A JP9032023A JP3202397A JPH10229477A JP H10229477 A JPH10229477 A JP H10229477A JP 9032023 A JP9032023 A JP 9032023A JP 3202397 A JP3202397 A JP 3202397A JP H10229477 A JPH10229477 A JP H10229477A
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JP9032023A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Kojima
哲治 小島
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シート原稿及び冊子原稿の画像を読み取ること
ができるようにする。 【解決手段】筐(きょう)体13と、該筐体13に固定
されたプリンタ部10と、該プリンタ部10の下方にお
いて、前記筐体13に対して移動自在に配設された画像
読取部11とを有する。そして、該画像読取部11は、
プラテンガラス26と対向させて移動自在に配設され、
画像を読み取る読取センサ25、ホームポジションに置
かれた前記読取センサ25にシート原稿を送る自動原稿
供給部102、及び読取面を上に向けて冊子原稿をセッ
トするためのフラットベット部103を備える。自動原
稿供給部102によってシート原稿を搬送してシート原
稿の画像を読み取ることができ、フラットベット部10
3に冊子原稿をセットして冊子原稿の画像を読み取るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ等に使用される画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、ファクシミリ等に使用さ
れる自動原稿供給型の画像読取装置においては、自動原
稿供給装置によって、シート原稿が自動的に読取位置ま
で搬送され、画像の読取りが終了した後、シート原稿が
排出されるようになっている。また、ハンディスキャナ
型の画像読取装置においては、原稿上を画像読取装置が
手動で移動させられ、その間に画像を読み取るようにな
っている。
【0003】さらに、フラットベット型の画像読取装置
においては、読取面を下に向けてガラスの上に原稿を載
置し、イメージセンサを移動させて画像を読み取るよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の画像読取装置においては、自動原稿供給型の画像読
取装置の場合、シート原稿の画像を読み取ることはでき
るが、本等の綴(と)じ代を有する原稿、すなわち、冊
子原稿の画像を読み取ることはできない。また、ハンデ
ィスキャナ型の画像読取装置の場合、シート原稿及び冊
子原稿の画像を読み取ることはできるが、冊子原稿の読
取面が平坦(たん)でない場合は、読取画質が低下した
り、実際の走査と読取タイミングとのずれによって画像
情報が欠落したり、画像読取装置の斜行が生じたりして
しまう。
【0005】さらに、フラットベット型の画像読取装置
の場合、冊子原稿の画像を読み取るには、ページをめく
るたびに冊子原稿を持ち上げて反転させなければならな
いので、操作性が低下してしまう。また、読取面を上に
向けて冊子原稿の画像を読み取ることができるようにす
ると、画像読取装置が大型化してしまう(特願平5−3
5820号参照)。
【0006】本発明は、前記従来の画像読取装置の問題
点を解決して、シート原稿及び冊子原稿の画像を読み取
ることができ、読取画質が低下したり、画像情報が欠落
したり、画像読取装置の斜行が生じたりすることがな
く、操作性を向上させることができ、かつ、小型化する
ことができる画像読取装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の画
像読取装置においては、筐(きょう)体と、該筐体に固
定されたプリンタ部と、該プリンタ部の下方において、
前記筐体に対して移動自在に配設された画像読取部とを
有する。そして、該画像読取部は、プラテンガラスと対
向させて移動自在に配設され、画像を読み取る読取セン
サ、ホームポジションに置かれた前記読取センサにシー
ト原稿を送る自動原稿供給部、及び読取面を上に向けて
冊子原稿をセットするためのフラットベット部を備え
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施の形態における画像読取装置の概略図、図2は本発
明の実施の形態における画像読取装置の斜視図、図3は
本発明の実施の形態における自動原稿供給部の要部拡大
図、図4は本発明の実施の形態におけるフラットベット
部の第1の状態図、図5は本発明の実施の形態における
フラットベット部の第2の状態図、図6は本発明の実施
の形態における補助ガイドの要部断面図、図7は本発明
の実施の形態における補助ガイドの支持状態を示す第1
の断面図、図8は本発明の実施の形態における補助ガイ
ドの支持状態を示す第2の断面図、図9は本発明の実施
の形態における補助ガイドの支持状態を示す第3の断面
図、図10は本発明の実施の形態における補助ガイドの
支持状態を示す斜視図、図11は本発明の実施の形態に
おける冊子原稿のセット状態を示す斜視図、図12は本
発明の実施の形態における冊子原稿のセット状態を示す
断面図である。
【0009】図において、10はプリンタ部、11はア
ッパユニット40及びロアユニット42から成る画像読
取部、13は前記プリンタ部10の下方においてプリン
タ部10と一体に形成され、前記画像読取部11を収容
する筐体である。前記画像読取部11は、プリンタ部1
0より突出させて形成され、一対のレール部材12によ
って筐体13に対して進退自在に支持される。また、該
筐体13の背壁にはマグネット14が、前記画像読取部
11の背壁には磁性体15が互いに対向させて配設さ
れ、前記マグネット14の吸引力によって画像読取部1
1が筐体13に固定されるようになっている。なお、6
1は読取データをプリンタ部10に送るための接続コー
ドであり、該接続コード61は、中間部がカールさせら
れ、画像読取部11が筐体13から引き出されたときに
伸びるようになっている。前記プリンタ部10は、給紙
ローラ81、レジストローラ82、転写ローラ83、定
着器84、第1の排出ローラ85、第2の排出ローラ8
6、排出スタッカ部87、光書込ヘッド88、及び電子
写真方式の画像形成部89から成る。また、90は支点
91を中心にして矢印C方向に揺動自在に配設されたト
ップカバーであり、該トップカバー90を開いて、画像
形成部89を脱着したり、ジャム解除を行ったりするこ
とができるようになっている。
【0010】次に、画像読取部11について説明する。
該画像読取部11において、16はシート原稿58を置
くためのシート原稿載置面であり、該シート原稿載置面
16には、位置決めガイド17がシート原稿58の幅に
対応させて左右対称に移動自在に配設され、シート原稿
58の幅方向の位置決めを行う。そして、前記シート原
稿載置面16の後方 (図1における右方) には、サブロ
ーラ18が配設され、該サブローラ18の表面にガイド
19が適当な力で押圧させて配設される。なお、前記サ
ブローラ18とガイド19との当接部とプリンタ部10
の前端(図1における左端)との間の距離Lは、最も短
いシート原稿58の長さ、すなわち、最小原稿長さより
短くされる。したがって、シート原稿58の前端をサブ
ローラ18とガイド19との当接部に当ててシート原稿
58をシート原稿載置面16にセットすると、シート原
稿58の後端は、必ず、プリンタ部10の前端より前方
に突出することになる。
【0011】また、20は給紙ローラ、21は該給紙ロ
ーラ20の表面に適当な力で押圧させて配設された分離
片であり、前記給紙ローラ20及び分離片21によっ
て、複数のシート原稿58が1枚ずつ分離させて給紙さ
れる。そして、22、23はシート原稿58を搬送する
搬送ローラ、24は読取センサ25のホームポジション
において、スプリング27によってプラテンガラス26
に押し付けて配設された白色のセンサローラ、33は前
記シート原稿58を反転させる走行ガイドである。
【0012】前記シート原稿58の搬送を監視するため
に、シート原稿58の搬送路における前記サブローラ1
8より上流側に第1センサ28が、前記搬送ローラ2
2、23とセンサローラ24との間に第2センサ29が
それぞれ配設される。そして、前記ガイド19及び分離
片21は、上側構造部材30と共に支点31を中心にし
てアッパユニット本体101に対して揺動自在に配設さ
れる。なお、前記シート原稿載置面16、位置決めガイ
ド17、サブローラ18、ガイド19、給紙ローラ2
0、分離片21、搬送ローラ22、23等によって自動
原稿供給部102が構成される。
【0013】ところで、前記アッパユニット40は、前
記自動原稿供給部102、読取センサ25及びプラテン
ガラス26を備え、支点41を中心にしてロアユニット
42に対して矢印A方向に揺動自在に配設される。そし
て、前記アッパユニット40の前端部にはロックレバー
43が配設され、該ロックレバー43によってアッパユ
ニット40とロアユニット42とが係脱される。なお、
前記プラテンガラス26及びロアユニット42によっ
て、フラットベット部103が構成される。
【0014】また、前記読取センサ25には、図示しな
い光電変換素子ICが実装されたセンサ基板44、図示
しないLED素子を読取センサ25の主走査方向に並べ
ることによって形成されたLEDアレイ45、並びに縮
小光学系としての複数のミラー46及びレンズ47が配
設される。なお、48は前記シート原稿58の反射光が
光電変換素子ICに結像されるまでの光路である。
【0015】前記読取センサ25は、2本のキャリッジ
シャフト49、50によって支持される。そして、前記
読取センサ25に固定されたワイヤ51を図示しないモ
ータ及びプーリによって引くことによって、図1の実線
で示すホームポジションと破線で示す他端位置との間
で、読取センサ25を、前記プラテンガラス26と対向
させて、キャリッジシャフト49、50に沿って矢印B
方向に移動させることができる。なお、前記ホームポジ
ション及び他端位置には、それぞれ図示しない位置セン
サが配設され、各位置センサによって読取センサ25の
移動が停止させられる。
【0016】一方、ロアユニット42は、ベースフレー
ム52及び押付ガイド54を備え、前記ベースフレーム
52の側壁に配設されたレール部材12を介して前記筐
体13に対して摺(しゅう)動させられる。また、ベー
スフレーム52の上に4本のスプリング55が配設さ
れ、該スプリング55によって前記押付ガイド54がプ
ラテンガラス26に向けて付勢される。なお、前記ベー
スフレーム52の上に2本のシャフト53a、53bが
垂直に固定され、前記押付ガイド54を貫通して上方に
延びる。したがって、前記押付ガイド54を、冊子原稿
105の厚さに対応させてシャフト53a、53bに沿
って上下に移動させることができる。
【0017】前記押付ガイド54は、前記冊子原稿10
5を載置するベース106、及び回転支点軸56を中心
にしてベース106に対して揺動自在に配設され、図3
及び5に示す収納状態と図4に示す展開状態とを採る補
助ガイド57を備え、該補助ガイド57の片面には、前
記読取センサ25の副走査方向に互いに平行に延びる2
本の突起57a、57bが形成される。そして、前記補
助ガイド57が収納状態に置かれると、前記プラテンガ
ラス26と補助ガイド57との間に、シート原稿58を
排出しスタックするための空間59が突起57a、57
bによって形成される。一方、前記補助ガイド57は、
展開状態に置かれると水平になるので、各種の寸法の冊
子原稿105を押付ガイド54の上に載置することがで
きる。このように、補助ガイド57が揺動自在に配設さ
れるので、収納性を高くすることができ、画像読取装置
を小型化することができる。なお、補助ガイド57の前
端部には切欠部57cが形成される。
【0018】さらに、前記補助ガイド57には、ベース
106の所定箇所を貫通させて突起57dが形成され、
該突起57dと接離することによってオン・オフさせら
れる検出スイッチ60が配設される。したがって、補助
ガイド57が収納状態に置かれているか、展開状態に置
かれているかを判断することができる。ところで、前記
回転支点軸56は前記補助ガイド57の両端から突出さ
せて形成されるとともに、前記ベース106には、回転
支点軸56を嵌(かん)入するための回転支点孔106
a、該回転支点孔106aの延長上にリミッタ案内溝1
06b、及び前記補助ガイド57の回動を規制する規制
溝106cが形成される。そして、スリーブ状のリミッ
タ70の突起70aを前記リミッタ案内溝106bに挿
入し、前記ベース106とリミッタ70との間に圧縮ス
プリング71を介在させた状態において、前記回転支点
軸56をリミッタ70の貫通穴70bを貫通させて回転
支点孔106aに嵌入させると、前記補助ガイド57は
ベース106に対して揺動自在に支持される。なお、前
記規制溝106cによってベース106に係止部106
dが形成される。
【0019】そして、前記補助ガイド57の回転支点軸
56の近傍には、リミッタ70の突起70aと当接した
ときに補助ガイド57がそれ以上回動するのを規制する
切欠部57f、及び前記規制溝106c内に進入自在に
突起57eが形成される。この場合、前記補助ガイド5
7が、図6の実線で示すように収納状態に置かれると、
突起57eと係止部106dとは係止させられず、しか
も、図7に示すように、切欠部57fと突起70aとは
係止させられない。
【0020】次に、図6の一点鎖線で示すように、補助
ガイド57が所定の角度α(本実施の形態においては、
45〔°〕)で傾斜させられると、図8に示すように、
切欠部57fは突起70aと当接し、補助ガイド57を
その位置に保持する。このとき、切欠部57fと突起7
0aとは適当なテーパを持たせて当接させられているの
で、大きな回転モーメントが補助ガイド57に加わる
と、リミッタ70が図9の矢印F方向に退避して、突起
70aによる規制が解除される。そして、前記補助ガイ
ド57が、図6の二点鎖線で示すように展開状態に置か
れると、突起57eと係止部106dとが係止させられ
る。
【0021】なお、前記突起70a及びリミッタ案内溝
106bによって保持手段が構成される。ところで、見
開き状態の冊子原稿105の画像を読み取る場合、綴じ
代の近傍の部分が他の部分より窪(くぼ)み、読取セン
サ25から離れてしまう。したがって、読取面に前記L
EDアレイ45の光が十分に照射されないだけでなく、
レンズ47によって結像させたときに焦点ずれが生じ、
読取画質が低下してしまう。そこで、見開き状態の冊子
原稿105の画像を読み取る場合でも読取画質が低下す
ることがないように、前述したように、前記補助ガイド
57を所定の角度αで傾けることができるようになって
いる。
【0022】また、図11に示すように、読取センサ2
5の副走査方向における読取領域より少し長い範囲で、
アッパユニット40の片側縁部が切り欠かれ、切欠部4
0bが形成されるとともに、該切欠部40bに筐体40
cが配設される。そして、読取センサ25の主走査方向
における読取領域の端部75と筐体40cの外側端面7
6との距離が3〜5〔mm〕に設定される。また、前記
外側端面76は、冊子原稿105の読取面から10〜3
0〔mm〕の距離だけ垂直に立ち上げて形成された垂直
部76a、及び該垂直部76aから外側に傾斜させて形
成された傾斜部76bから成る。
【0023】ここで、特に厚い冊子原稿105の画像を
読み取る場合、冊子原稿105の綴じ代を外側端面76
の垂直部76aに合わせ、補助ガイド57を角度αで傾
斜させた状態で保持する。この場合、冊子原稿105の
非読取面が起こされるので、読取面がほぼ水平に保持さ
れ、プラテンガラス26と読取面との密着性を高くする
ことができる。また、外側端面76の垂直部76aより
外側に突出した傾斜部76bによって非読取面が押さえ
られるので、綴じ代が大きく開き、綴じ代の近傍の部分
が他の部分より窪んで読取センサ25から離れることが
なくなる。したがって、読取面にLEDアレイ45の光
が十分に照射され、レンズ47によって結像させたとき
に焦点ずれが生じないので、読取画質が低下するのを防
止することができる。
【0024】なお、本実施の形態においては、角度αは
45〔°〕に設定されているが、冊子原稿105の厚さ
に対応させて30〜60〔°〕内の任意の値にすること
ができる。次に、前記構成の画像形成装置の動作につい
て説明する。まず、シート原稿58の画像を読み取る場
合、補助ガイド57は、収納状態に置かれ、押付ガイド
54とアッパユニット40との間に挟まれ、検出スイッ
チ60が押下されてオンになる。この状態で、シート原
稿58の前端をサブローラ18とガイド19との当接部
に当ててシート原稿載置面16にセットすると、第1セ
ンサ28がシート原稿58を検出してオンになり、自動
原稿供給部102の図示しないモータが駆動され、サブ
ローラ18、給紙ローラ20、搬送ローラ22、23、
センサローラ24等が回転させられる。その結果、シー
ト原稿58はサブローラ18及びガイド19によって搬
送され、給紙ローラ20と分離片21との間に送られ
る。そして、シート原稿58は、分離片21によって1
枚ずつ分離させられて搬送ローラ22、23に送られ、
該搬送ローラ22、23によって更に搬送され、第2セ
ンサ29がシート原稿58を検出してオンになる。
【0025】次に、前記第2センサ29がオンになって
から所定の時間が経過すると、読取センサ25による画
像の読取りが開始され、シート原稿58はセンサローラ
24及びプラテンガラス26によって定速で搬送され、
シート原稿58の後端がセンサローラ24を通過すると
読取りが終了される。そして、この時点において第1セ
ンサ28がオンである場合は、前記画像の読取動作を繰
り返し、第1センサ28がオフになると、画像の読取動
作を終了し、前記自動原稿供給部102のモータが停止
させられる。前記画像の読取動作中において、読取セン
サ25はホームポジションに置かれ、センサローラ24
のほぼ真上で画像が読み取られる。
【0026】また、画像の読取りが終了したシート原稿
58は、空間59に排出されスタックされるが、シート
原稿58が長い場合は、アッパユニット40の開口部4
0aと補助ガイド57の切欠部57cとの間から取り出
すことができるようになっている。さらに、シート原稿
58が短い場合は、画像読取部11を筐体13から引き
出し、支点41を中心にしてアッパユニット40を回動
させ、空間59を開放して取り出すこともできる。
【0027】次に、プリンタ部10によって印刷を行う
場合の動作について説明する。まず、図示しない上位装
置からプリンタ部10の図示しない制御部に印刷指令が
送られると、プリンタ部10の下部にセットされた用紙
が給紙ローラ81によって1枚ずつ繰り出され、レジス
トローラ82に送られ、該レジストローラ82によって
スキューが矯正される。その間、画像形成部89におい
て図示しない感光体ドラムにトナー像が形成され、該ト
ナー像が転写ローラ83によって用紙に転写され、定着
器84によって定着される。その後、用紙は、第1、第
2の排出ローラ85、86によって排出スタッカ部87
に排出される。
【0028】次に、冊子原稿105の画像を読み取る場
合の画像読取装置の動作について説明する。図13は本
発明の実施の形態における正画像の読取説明図、図14
は本発明の実施の形態における鏡面画像の読取説明図で
ある。まず、補助ガイド57(図1)を展開状態に置く
と、検出スイッチ60がオフになる。この状態におい
て、図示しない操作パネルのスタートボタンを押下し、
正画像又は鏡面画像の別及び読取サイズを選択すると、
読取センサ走行用の図示しない駆動モータが駆動され、
読取センサ25がホームポジションから移動しながら冊
子原稿105の画像を読み取る。
【0029】そして、読取センサ25が所定量だけ移動
した時点で読取動作が終了すると、前記駆動モータの駆
動が停止させられ、その後、逆方向に駆動される。この
ようにして、読取センサ25がホームポジションに戻さ
れると、一つの読取動作が終了する。ところで、押付ガ
イド54の上に冊子原稿105をセットし、冊子原稿1
05の画像を読み取ろうとしたときに、フラットベット
部103の読取可能領域AR1が限られ、見開きの冊子
原稿105の全体の画像を読み取ることができないこと
がある。この場合、見開きの冊子原稿105は片面ずつ
画像の読取りが行われる。
【0030】まず、図13に示すように、冊子原稿10
5の右側の面111がフラットベット部103の読取領
域AR1の左上に寄せて置かれ、左側の面112がフラ
ットベット部103の非読取領域AR2に置かれる。こ
のとき、主走査基準ST1は前記読取領域AR1の左辺
に、副走査基準ST2は前記読取領域AR1の上辺にそ
れぞれ設定される。続いて、オペレータが前記スタート
ボタンを押下して正画像を選択すると、前記読取センサ
25が読取領域AR1を主走査方向に走査し、副走査方
向に移動することによって、正画像の読取りが行われ
る。この場合、画像は、A1 →An 、B1 →Bn 、…、
1 →Zn の順に読み取られ、同じ順序で図示しないメ
モリに画像データとして記憶される。なお、該画像デー
タを図示しない上位装置に転送する場合、同じ順序で転
送される。
【0031】次に、押付ガイド54の上において、冊子
原稿105が180〔°〕回転させられ、図14に示す
ように、冊子原稿105の左側の面112がフラットベ
ット部103の読取領域AR1の左上に寄せて置かれ、
右側の面111がフラットベット部103の非読取領域
AR2に置かれる。このとき、主走査基準ST1は前記
読取領域AR1の左辺に、副走査基準ST2は前記読取
領域AR1の上辺にそれぞれ設定される。続いて、オペ
レータが前記スタートボタンを押下して鏡面画像を選択
すると、前記読取センサ25が読取領域AR1を主走査
方向に走査し、副走査方向に移動することによって、鏡
面画像の読取りが行われる。この場合、画像は、zn
1 、yn →y1 、…、an →a1 の順に読み取られ、
同じ順序で前記メモリに画像データとして記憶される。
なお、該画像データを前記上位装置に転送する場合、逆
の順序で転送される。したがって、正画像及び鏡面画像
のいずれを読み取る場合も、上位装置において画像デー
タを編集する必要はない。
【0032】次に、前記構成の画像読取装置の動作をフ
ローチャートに従って説明する。図15は本発明の実施
の形態における画像読取装置の動作を示すフローチャー
トである。 ステップS1 画像読取装置の図示しない制御装置は、
検出スイッチ60(図1)がオンであるかどうかを判断
する。検出スイッチ60がオンである場合はステップS
2に、オフである場合はステップS8に進む。 ステップS2 スタートボタンを押下する。 ステップS3 正画像又は鏡面画像の別及び読取サイズ
を選択する。 ステップS4 読取センサ25の図示しない駆動モータ
を駆動する。 ステップS5 画像を読み取り、図示しないメモリに画
像データを記憶する。 ステップS6 読取センサ25の走査を終了する。 ステップS7 読取センサ25をホームポジションに戻
す。 ステップS8 第1センサ28がオンであるかどうかを
判断する。第1センサ28がオンである場合はステップ
S9に進み、第1センサ28がオフである場合は処理を
終了する。 ステップS9 スタートボタンを押下する。 ステップS10 自動原稿供給部102の図示しないモ
ータを駆動する。 ステップS11 画像を読み取り、メモリに画像データ
を記憶する。 ステップS12 第1センサ28がオフであるかどうか
を判断する。第1センサ28がオフである場合はステッ
プS13に進み、第1センサ28がオンである場合はス
テップS11に戻る。 ステップS13 自動原稿供給部102のモータを停止
し、処理を終了する。
【0033】このように、本実施の形態においては、自
動原稿供給部102によってシート原稿58を搬送して
シート原稿58の画像を読み取ることができ、フラット
ベット部103に冊子原稿105をセットして冊子原稿
105の画像を読み取ることができる。また、画像読取
装置を手動で走査させる必要がないので、冊子原稿10
5の読取面が平坦でない場合でも、読取画質が低下した
り、実際の走査と読取タイミングとのずれによって画像
情報が欠落したり、画像読取装置の斜行が生じたりする
ことがない。
【0034】しかも、冊子原稿105の画像を読み取る
場合、ページをめくるたびに冊子原稿105を持ち上げ
て反転させる必要がないので、操作性を向上させること
ができる。また、画像読取部11を筐体13から引き出
すことができるので、自動原稿供給部102を搬送され
るシート原稿58の画像を読み取る場合は、画像読取部
11を筐体13に収容した状態に置き、押付ガイド54
にセットされた冊子原稿105の画像を読み取る場合
は、画像読取部11を筐体13から引き出した状態に置
くことができる。したがって、画像読取装置の専有スペ
ースを小さくすることができる。
【0035】また、従来の自動原稿供給型の画像読取装
置及びフラットベット型の画像読取装置においては、プ
リンタ部を上部に配設しようとすると、新規に作成しな
ければならない部材が多く、しかも、プリンタ部の構造
にも制約が生じることが多かったが、本実施の形態に示
すような配列にすると、プリンタ部10の構造を自由に
設定することができるだけでなく、プリンタ部10とし
て既存のプリンタを使用することもできる。したがっ
て、画像読取装置のコストを低くすることができる。
【0036】なお、本実施の形態においては、画像読取
部11において自動原稿供給部102とフラットベット
部103とが一体に形成されているが、画像読取部11
に自動原稿供給部102又はフラットベット部103だ
けを配設し、自動原稿供給部102又はフラットベット
部103だけを筐体13から引き出すことができるよう
にすることもできる。
【0037】また、画像読取装置をパソコンと接続し、
画像データをパソコンに転送したり、画像読取装置にF
AXモデム、FAXドライバ等を追加してファクシミリ
装置として使用したりすることができる。なお、本発明
は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の
趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それ
らを本発明の範囲から排除するものではない。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、画像読取装置においては、筐体と、該筐体に固定
されたプリンタ部と、該プリンタ部の下方において、前
記筐体に対して移動自在に配設された画像読取部とを有
する。そして、該画像読取部は、プラテンガラスと対向
させて移動自在に配設され、画像を読み取る読取セン
サ、ホームポジション置かれた前記読取センサにシート
原稿を送る自動原稿供給部、及び読取面を上に向けて冊
子原稿をセットするためのフラットベット部を備える。
【0039】この場合、自動原稿供給部によってシート
原稿を搬送してシート原稿の画像を読み取ることがで
き、フラットベット部に冊子原稿をセットして冊子原稿
の画像を読み取ることができる。そして、画像読取装置
を手動で走査させる必要がないので、冊子原稿の読取面
が平坦でない場合でも、読取画質が低下したり、実際の
走査と読取タイミングとのずれによって画像情報が欠落
したり、画像読取装置の斜行が生じたりすることがな
い。
【0040】また、冊子原稿の画像を読み取る場合、ペ
ージをめくるたびに冊子原稿を持ち上げて反転させる必
要がないので、操作性を向上させることができる。そし
て、画像読取部は、シート原稿の画像を読み取るときに
筐体内に収容され、冊子原稿の画像を読み取るときに筐
体から引き出されるので、画像読取装置の専有スペース
を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における画像読取装置の概
略図である。
【図2】本発明の実施の形態における画像読取装置の斜
視図である。
【図3】本発明の実施の形態における自動原稿供給部の
要部拡大図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるフラットベット部
の第1の状態図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるフラットベット部
の第2の状態図である。
【図6】本発明の実施の形態における補助ガイドの要部
断面図である。
【図7】本発明の実施の形態における補助ガイドの支持
状態を示す第1の断面図である。
【図8】本発明の実施の形態における補助ガイドの支持
状態を示す第2の断面図である。
【図9】本発明の実施の形態における補助ガイドの支持
状態を示す第3の断面図である。
【図10】本発明の実施の形態における補助ガイドの支
持状態を示す斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態における冊子原稿のセッ
ト状態を示す斜視図である。
【図12】本発明の実施の形態における冊子原稿のセッ
ト状態を示す断面図である。
【図13】本発明の実施の形態における正画像の読取説
明図である。
【図14】本発明の実施の形態における鏡面画像の読取
説明図である。
【図15】本発明の実施の形態における画像読取装置の
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 プリンタ部 11 画像読取部 13 筐体 25 読取センサ 26 プラテンガラス 54 押付ガイド 57 補助ガイド 58 シート原稿 70a 突起 102 自動原稿供給部 103 フラットベット部 105 冊子原稿 106 ベース 106b リミッタ案内溝 α 角度

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)筐体と、(b)該筐体に固定され
    たプリンタ部と、(c)該プリンタ部の下方において、
    前記筐体に対して移動自在に配設された画像読取部とを
    有するとともに、(d)該画像読取部は、プラテンガラ
    スと対向させて移動自在に配設され、画像を読み取る読
    取センサ、ホームポジションに置かれた前記読取センサ
    にシート原稿を送る自動原稿供給部、及び読取面を上に
    向けて冊子原稿をセットするためのフラットベット部を
    備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記フラットベット部は、プラテンガラ
    ス、及び該プラテンガラスに冊子原稿を押し付ける押付
    ガイドを備え、前記読取センサ、自動原稿供給部及びプ
    ラテンガラスは、押付ガイドに対して揺動自在に支持さ
    れる請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記押付ガイドは、冊子原稿を載置する
    ためのベース、及び該ベースに対して揺動自在に支持さ
    れ、収納状態と展開状態とを採る補助ガイドを備える請
    求項2に記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記押付ガイドは、前記補助ガイドを所
    定の角度で傾けた状態に保持するための保持手段を備え
    る請求項3に記載の画像読取装置。
JP9032023A 1997-02-17 1997-02-17 画像読取装置 Withdrawn JPH10229477A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000310894A (ja) * 1999-04-27 2000-11-07 Canon Inc 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000310894A (ja) * 1999-04-27 2000-11-07 Canon Inc 画像形成装置

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