JPS62100333A - 給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 くイ〉　産業上の利用分野 本発明は原稿自動給紙機構を備えた給紙装置に関する。

〈口）従来の技術 ファクシミリ装置の原稿自動給紙機構は、複数枚重ねて
セットきれた送信原稿を１枚ずつ分離して読取部に給送
するよう構成され例えば実開昭６０−４５５５８号公報
に示されている。即ち第４図に示すように、水平の原稿
台（１）にセットされた複数枚のＷ、稿（２）は、給紙
ローラ（３）の回転により最下部の原稿よ一リ１枚ずつ
繰り出され、送りローラ（４＞（４）（４’）　（４’
）により移送きれ検出センサ部（５〉を経て読取部（６
）に送られるよう構成されている。そして給紙ローラ（
３）には原稿の分離を確実に行なう為に、分離用のブレ
ーキ板（７）と、このブレーキ板（７）を給紙ローラ（
３）に一定荷重で押圧する弾性材で構成された押圧板（
８）と、給紙ローラ（３）の回転駆動力を原稿用紙に伝
えａ稿の移送を確実にするための弾性を有した給紙板（
９）が設けられている。更に給紙ローラ（３）と送りロ
ーラ（４＞（４）間には速度差が設けられており、繰り
出されるぶ稿間に所定の隙間を形成するよう構成されて
いる。

ところが、第５図に拡大して示すように、原稿（２）が
給紙板（９）を通過した時、給紙板（９）の押圧力によ
り原稿（２Ａ）に給紙ローラ（３）の駆動力が直接伝達
される為、原稿（２Ａ）は原稿（２Ｂ）と端部が重なっ
た状態で搬送され、所定の隙間が形成されないばかりか
、分離不良となる。この原稿の重なり量は原稿の紙厚に
より変化し、薄い用紙の原稿はど分離不良が発生しやす
い、そこで分離不良を給紙ローラ（３）と送りローラ（
４＞（４＞の速度差により解決しようとすれば、給紙ロ
ーラ（３）と送りローラ（４）（４）間の距離を大きく
する必要が有り、装置が大型になるという問題が有った
。

くハ）発明が解決しようとする問題点 本発明は上述の問題点を解決すべくなされたもので、原
稿の分離を確実に行ない且つ原稿間に所定の隙間を形成
することができる原稿自動給紙機構を備えた給紙装置を
提供するものである。

（二〉　　問題点を解決するための手段本発明は給紙ロ
ーラと送りローラに速度差を設けると共に、給紙ローラ
を間欠駆動するよう構成したものである。

（ホ）作用 本発明は上述のように構成しているので、給紙ローラの
間欠駆動により原稿間に所定の隙間を形成し、原稿の分
離を１枚ずつ確実に行なうことができる。

（へ〉　実施例 以下本発明の実施例を図面と共に説明する。

尚第４図と同一構成要素については同一図番で示し、本
発明により改良された点につき説明する。

第２図は本発明による給紙ローラ（３′）と送りローラ
（４）の駆動機構を示す図で、（１０）は図示しないモ
ーフ駆動源より回転駆動力が伝達された給紙ローラ軸で
、一端には一方向りランチが内蔵されたギア（１１）が
固着されている。　（３’）は給紙ローラ軸（１０）に
回転自在に装着された給紙ローラで、−側に形成された
突部（１２）の切欠部（１３）に給紙ローラ軸（１０）
に植設した係合ピン（１４）を収納し、係合ピン（１４
）と突部（１２〉の係合により給紙ローラ軸（１０）の
回転が伝達され駆動されるよう構成せれ℃いる。　（１
５）は送りローラ（４）が一体に固着された送りローラ
軸で、一端にギア（１６）が固着され、給紙ローラ（３
′）のギア（１１）間に張設したタイミングベルト（１
７）により、ギア（１１）の駆動力が伝達され駆動され
るよう構成されている。ギア（１６〉はギア（１１）に
比べ小さく、送りローラ（４）が給紙ローラ（３′）よ
り速く回転されるよう構成され、送りローラ（４）と給
紙ローラ（３′）間に速度差が設けられている。

次に断る構成よりなる本発明の動作につき説明する。

送信原稿（２〉を原稿台（１）にセットすると、図示し
ないセンサによる原稿の検出で、給紙ローラ軸（１０）
を回転駆動するモータが駆動され、給紙ローラ軸（１０
〉が回転されると、給紙ローラ軸（１０）の反時計方向
の回転により係合ピン（１４）が第３図（ａ）に示すよ
うに給紙ローラ（３′）の突部（１２）と係合されるこ
とにより、給紙ローラ軸（１０）の回転力が給紙ローラ
（３′）に伝達され給紙ローラ（３′）が反時計方向に
回転駆動される。これにより最下部の原稿が繰り出され
る。

給紙ローラ（３′）の回転による原稿（２）の繰り出し
で原稿（２）が送りローラ（４＞（４＞に到達すると、
送りローラ（４）（４）は給紙ローラ軸（１０）より高
速で回転されている為、給紙［コーラ（３′）が給紙ロ
ーラ軸（１０）より速く回転されるので、第３図（ｂ）
に示すように係合ピン（１４）と給紙Ｄ−ラ（３′）の
突部（１２）との係合が外れ、原稿〈２）の終端が給紙
ローラ（３′）を通過した時点で、給紙ローラ（３′）
と係合ピン（１４）は第３図（ｃ＞に示すような係合状
態となっている。この時原稿用紙を介して伝達されてい
た送りローラ（４Ｘ４＞の送り力が伝達されなくなり給
紙ローラ（３′）は回転を停止する。又この時送られた
原稿用紙と次の原稿用紙間にほとんど隙間はなく、連な
った状態か僅かに重なった状態となっている。そして繰
り出された原稿用紙（２）が送りローラ（４）（４）に
より更に搬送され検出センサ（５）を通過し読取部（６
）に送られるが、この間係合ピン（１４）は給紙ローラ
（３′）の突部（１２）の切欠部（１３）を移動するの
みで給紙ローラ（３′）と係合されない為、給紙ローラ
（３′）は停止したままである。しかし給紙ローラ軸（
１０）の回転で係合ピン（１４）が給紙ローラ＜３′）
の突部り１２）と係合され第４図（ｄ）に示す状態にな
ると、給紙ローラ（３′）が回転を始め前述と同様にし
て次の原稿の繰り出し動作を行なう。給紙ローラ（３′
）が停止している期間により、前の原稿用紙（２）と次
の原稿用紙（２）間には隙間（Ａ）が形成される。

尚この隙間寸法は給紙ローラ（３′）の突部（１２）の
切欠部（１３）の大きさにより決定される為、所望の隙
間になるよう切欠部（１３）の大きさを設定すれば良い
。

（ト）　発明の効果 上述の如く本発明の給紙装置は給紙ローラと送りローラ
に速度差を設けると共に、給紙ローラを間欠駆動するこ
とにより、移送される原稿間に所定の隙間を確実に形成
するよう構成したことにより、原稿の分離不良を確実に
防止すると共に、給紙ローラと送りローラ間の距離を最
短に設定でき装置の小型化に寄与するもので、極めて実
用的効果大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の給紙装置の構成を示す正面断面図、第
２図は第１図要部の構成を示す斜視図、第３図（ａ）な
いし第３図＜ｄ）は第１図要部の動作状態を示す構成図
、第４図は給紙装置の従来例の構成を示す正面断面図、
第５図は第４図の要部を示す拡大図である。 （２）・・原稿用紙、（３）（３′）・・・給絨ローラ
、（４）（４）・・・送りローラ、（６）・・・読取部
、（７〉・・・ブレーキ板、（１４）・・・係合ピン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数枚重ねられた原稿等の用紙を給紙ローラとブ
   レーキ板により１枚ずつ分離し、分離した用紙を送りロ
   ーラにより読取部に移送するよう構成した給紙装置に於
   いて、前記給紙ローラ軸の回転と送りローラ軸の回転に
   速度差を設けると共に、給紙ローラを回転自在で且つ給
   紙ローラ軸に植設した係合ピンと所定角度の遊びをもっ
   て係合可能に装着したことを特徴とする給紙装置。