JPH09204451A - 基板設計装置 - Google Patents

基板設計装置

Info

Publication number
JPH09204451A
JPH09204451A JP8010474A JP1047496A JPH09204451A JP H09204451 A JPH09204451 A JP H09204451A JP 8010474 A JP8010474 A JP 8010474A JP 1047496 A JP1047496 A JP 1047496A JP H09204451 A JPH09204451 A JP H09204451A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clearance
layer
component
board
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8010474A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Okawa
岳志 大河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8010474A priority Critical patent/JPH09204451A/ja
Publication of JPH09204451A publication Critical patent/JPH09204451A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板に実装される各部品間のクリアラン
スチェックの容易化を図る基板設計装置を提供する。 【解決手段】 部品Pの最大の水平断面形状に各部品P
の所定の寸法を加算した形状を表すデータを記憶する記
憶手段と、これら部品Pの回路基板10上における実装
位置を指示する指示入力手段と、部品画像等を表示する
表示手段と、指示入力手段により指示された部品Pに関
する最大の水平断面形状に所定の寸法を加算した形状に
対応するデータを記憶手段から読み出して、そのデータ
に基づいた部品画像を表示手段に表示する制御を行う制
御手段とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板設計装置に関
するものであり、詳しくは、各部品間のクリアランスチ
ェックの容易化を図る回路基板の自動設計装置(CA
D)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子回路基板等の回路基板をCADで設
計する場合には、一般に、以下のように行われる。すな
わち、図6(A)に示すように、部品101〜106
等、回路基板100上で使用される全ての部品につい
て、同図(B)に示す部品の平面視の外形パターン20
1〜206等についての部品情報をデータベース化し、
個々の部品情報を集合させた全体を部品マクロライブラ
リーとして記録媒体等に登録しておく。そして、回路基
板100の設計時には、図6(B)に示すように、回路
基板100に対応するレイヤー200をモニタに表示さ
せ、部品の平面視の外形パターン201〜206等につ
いてのデータを記録媒体等から読み出してレイヤー20
0上に表示させながら、各部品101〜106の配設位
置を決定する。
【0003】ここで、回路基板100上への各部品10
1〜106の配設位置を決定する場合には、後のリード
自動挿入或いは自動装着作業で使用される実装機におい
て各部品101〜106間のクリアランス基準値が決め
られている関係上、これら部品101〜106を相互に
離しておく必要がある。以下に、実装機における各部品
101〜106間のクリアランス基準値を例示する。
【0004】例えば、ある実装機においては、図5
(A)に示すように、本体部が略円柱状の電解コンデン
サ107及び108を回路基板100上に並べて配置す
る場合、リード端子のピッチX1及びX2が5.0mmの
ものでは1.0mm以上のクリアランスが必要となる。
また、リード端子のピッチX1及びX2が2.5mmのも
のでは0.5mm以上のクリアランスが必要となる。さ
らに、リード端子のピッチX1が5.0mmのものとピ
ッチX2が2.5mmのものとの間では0.75mm以
上のクリアランスが必要となる。これによって、各部品
101〜106には、それぞれ本体の側面部間に間隔C
1を開けることが必要となる。
【0005】この実装機では、図5(B)に示すよう
に、チップ部品109を回路基板100上に並べて配置
する場合に、部品の本体側面部の間隔C2を0.5mm
以上設けることが必要となる。また、この実装機は、図
5(C)に示すように、電解コンデンサ110の本体部
の下に抵抗111が入り込んで設置されるように位置決
めした場合、電解コンデンサ110の本体最下部と抵抗
111の本体最上部との間隔C3を、上下間のクリアラ
ンスとして0.5mm以上開けることが必要になる。
【0006】このように、CADによる回路基板100
の設計においては、各部品101〜106の配設位置を
決定する前提として、一定の部品間寸法を設ける必要が
ある。そのため、CADによる回路基板100の設計に
おいては、実装機に求められるクリアランス基準値を満
たしているかどうかを確認するため、クリアランスチェ
ックを行う必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のCAD
による回路基板100の設計においては、回路基板10
0に実装される部品101〜106の相互間のクリアラ
ンスをチェックする際、部品101〜106のモニタに
表示された外形パターン201〜206等から個別にク
リアランスをチェックしていた。例えば、図7に示すよ
うに、3つの電解コンデンサについての外形パターン2
07、208及び209が回路基板100に対応するレ
イヤー200によってモニタに表示されている場合、外
形パターン207と208のクリアランスC4と外形パ
ターン207と209のクリアランスC5とを個別にチ
ェックしなければならなかった。そのため、従来のCA
Dでは、部品の位置決めに時間がかかり、チェックの精
度も悪かった。
【0008】また、従来のCADによる回路基板100
の設計においては、部品101〜106の外形パターン
201〜206を1つのレイヤー200によってモニタ
上に表示し、これら部品101〜106の本体部の外形
に関してのみ相互のクリアランスチェックが行われてい
た。しかしながら、部品101〜106の相互のクリア
ランスは、これら部品101〜106の本体部の外形間
のみでなく、相互のリード端子等との関係についても考
慮しなければならない場合がある。
【0009】さらに、上述の図5(C)に示すように、
電解コンデンサ110の本体部の下に抵抗111が入り
込んで設置されるよう位置決めした場合には、電解コン
デンサ110のリード端子110Rと抵抗111の本体
部との間隔C6と、電解コンデンサ110の本体最下部
と抵抗111の本体最上部との間隔C3の双方が問題と
なる。
【0010】このような場合、従来のCADによる回路
基板100の設計においては、図7に示すように、レイ
ヤー200における電解コンデンサ110の外形パター
ン210と抵抗111の外形パターン211とが相互に
重なり合ってモニタに表示されることになり、電解コン
デンサ110のリード端子110Rと抵抗111の本体
部との間隔C6についてのクリアランスチェックが出来
なかった。
【0011】一方で、従来のCADによる回路基板10
0の設計においては、記憶装置に実装用部品の詳細な形
状データを入力し、モニタ画面上にこれら部品101〜
106の外形パターンを種々の方向から3次元的に表示
することによってクリアランスをチェックすることも行
われていた。かかる大型の3次元CADによって回路基
板100の設計を行うことにより、実装される部品間の
クリアランスのチェックが、これら部品101〜106
の本体部の外形間ばかりでなく部品のリード端子間に対
しても行うことができるので、上述の問題を解決するこ
とができる。
【0012】しかしながら、かかる3次元処理は、入力
すべき部品のデータ量が膨大となるため、いわゆるパー
ソナルコンピューターCADではメモリ容量が不足し、
また、このような膨大なデータをチェックするプログラ
ムが搭載されていない、等から実用化されていない。一
方、部品の3次元的な形状についてのデータを処理でき
る大容量メモリを有するCADにおいても、使用される
全ての部品の1つ1つについて3次元的な形状に関する
データを記録装置に登録すると膨大なデータ量となるた
め、データベースの構築やメンテナンスに莫大な労力を
要する、といった問題があった。また、かかる3次元C
ADは、極めて高価である。
【0013】本発明は、上述した従来の小容量のCAD
においても、実装される部品の相互のクリアランスチェ
ックを確実に行い得るようにした基板設計装置を提供す
ることを目的としたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係る基板設計装置は、部品の最大の水平断面形状に
各部品の所定の寸法を加算した形状を表すデータを記憶
する記憶手段と、これら部品の回路基板上における実装
位置を指示する指示入力手段と、部品画像等を表示する
表示手段と、指示入力手段により指示された部品に関す
る最大の水平断面形状に所定の寸法を加算した形状に対
応するデータを記憶手段から読み出して、そのデータに
基づいた部品画像を表示手段に表示する制御を行う制御
手段とを備えて構成される。
【0015】以上のように構成された本発明に係る基板
設計装置によれば、指示手段により指示された部品の実
装位置が表示手段の画面上に指定されることにより、記
憶手段に記憶されたこの部品の最大の水平断面形状に所
定の寸法を加算した形状を表すデータが記憶手段から読
み出されて、そのデータに基づいた画像が表示手段に表
示される。したがって、基板設計装置は、実装部品の相
互のクリアランスが、画面上の部品パターンの重なり合
いの有無によって簡単にチェックされる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る基板設計装置
の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明
する。基板設計装置1は、図1に示すように、回路基板
10の実装空間を3層に構成した第1乃至第3レイヤー
20、30、40のうちのいずれか1つ又は複数のレイ
ヤーを画面に表示するモニタ2と、部品データを格納す
る外部記憶装置3と、この外部記憶装置3に格納された
部品データから所定の部品を指定して表示されたレイヤ
ーの所定位置に入力するキーボード4及びマウス5と、
CPUが内蔵されている制御部6と、モニタ2の画面表
示をプリントアウトするプリンタ7を備えている。
【0017】モニタ2は、図2に示すように、回路基板
10に対応する第1レイヤー20、第2レイヤー30及
び第3レイヤー40のうちいずれか1つ又は複数のレイ
ヤーを画面上に表示する。基板設計装置1は、これら各
レイヤー20、30、40によって、回路基板10に実
装される各部品Pの詳細を後述するクリアランスパター
ンをモニタ2に画像表示する。各レイヤー20、30、
40は、回路基板10の形状に対応した形状となってい
る。又、各レイヤー20、30、40は、この回路基板
10に実装される部品Pの所定高さ位置に対応してい
る。以下、これら各レイヤー20、30、40について
詳述する。
【0018】第1レイヤー20は、各部品Pの最大の水
平断面形状を有する高さ位置に対応する層である。この
最大の水平断面形状を有する高さ位置は、それぞれ部品
ごとに異なる。従って、第1レイヤー20は、回路基板
10を鉛直上から見た層に該当する。基板設計装置1
は、この第1レイヤー20によって、後述する各部品P
の平面視の外形についての第1クリアランスパターンを
モニタ2に画像表示する。
【0019】第2レイヤー30は、回路基板10の表面
付近の高さ位置に対応する層である。基板設計装置1
は、この第2レイヤー30によって、後述する回路基板
10の表面付近の高さ位置における各部品Pのリード端
子についての第2クリアランスパターンをモニタ2に画
像表示する。
【0020】第3レイヤー40は、回路基板10の裏面
付近の高さ位置に対応する層である。基板設計装置1
は、この第3レイヤー40によって、後述する回路基板
10の裏面付近の高さ位置における各部品Pのリード端
子についての第3クリアランスパターンをモニタ2に画
像表示する。これら3層に区分されたレイヤー20、3
0及び40は、マウス5のクリック操作によりモニタ2
の画面上に、いずれか1つ又は複数が切り換え表示され
る。
【0021】外部記憶装置3には、上記各レイヤー上に
表示される各部品Pのクリアランスパターンについての
形状のデータを登録した部品データが格納されている。
この部品データは、基板設計で使用される全ての部品に
ついてのマクロコード、及び、各部品Pの詳細を後述す
るクリアランスパターンの形状データが各レイヤー2
0、30、40毎にファイル化して作成され、外部記憶
装置3に格納される。
【0022】次に、この部品データとして作成されるク
リアランスパターンの形状データについて、図面を参照
しながら説明する。部品データの第1レイヤー20のフ
ァイルには、各部品Pの平面視の外形形状、すなわち、
各部品Pの最大の水平断面形状に所定のクリアランスエ
リアを加えた第1クリアランスパターンについての形状
データが入力される。例えば、図3(A)に示すよう
に、平面視の外形形状が直径10mmの円形である電解
コンデンサ11の場合、その直径にクリアランス分の1
mmを加算した直径11mmの円形パターン21を第1
クリアランスパターン21とし、第1レイヤー20のフ
ァイルにはかかる形状データが入力される。
【0023】部品データの第2レイヤー30のファイル
には、各部品Pのリード端子のピッチを結ぶ線に所定ク
リアランスエリアを加えた第2クリアランスパターンに
ついての形状データが入力される。例えば、図3(B)
に示すように、上記電解コンデンサ11のリード端子の
ピッチが5.0mmである場合、第2レイヤー30のフ
ァイルには、リード端子のピッチ5.0mmにクリアラ
ンス分の2.5mmを加算した7.5mmを長辺とし、
2.5mmのクリアランス分を短辺とする長方形のパタ
ーン31についての形状データが第2クリアランスパタ
ーン31の形状データとして入力される。
【0024】部品データの第3レイヤー40のファイル
には、各部品Pのリード端子が回路基板10に挿入され
る場合の回路基板10の裏面におけるリード端子の形状
に所定クリアランスエリアを加えた第3クリアランスパ
ターンについての形状データが入力される。例えば、図
3(C)に示すように、上記電解コンデンサ11につ
き、第3レイヤー40のファイルには、リード端子を中
心点とした所定半径の円形エリア41Aと、このリード
端子が折り曲げられる方向に対応する略矩形のエリア4
1Bとが一体に構成され、これが一対となったパターン
41についての形状データが第3クリアランスパターン
41の形状データとして入力される。
【0025】以下、同様にして、基板設計で用いられる
各部品Pの第1〜第3クリアランスパターンについての
形状データが各レイヤー20、30、40のファイル毎
に部品データとして入力される。この基板設計装置1に
おいては、各部品Pについてのクリアランスパターンに
ついて、データベースの肥大化を防止するため単純な形
状としている。
【0026】次に、この基板設計装置1の動作について
説明する。基板設計装置1においては、図1に示すよう
に、例えばモニタ2の画面に表示された第1レイヤー2
0上で、電解コンデンサ11の基板10における設置位
置がマウス5のクリック操作により指定され、かつ、こ
の電解コンデンサ11のマクロコードがキーボード4の
操作により指定される。かかる指定により、制御部6
は、当該電解コンデンサ11の第1クリアランスパター
ン21についての部品データを外部記憶装置3から読み
出し、第1レイヤー20上にこのクリアランスパターン
21を表示するようモニタ2を制御する。
【0027】基板設計装置1においては、かかる指定に
より第1レイヤー20上に電解コンデンサ11について
の第1クリアランスパターン21が表示されると、マウ
ス5のクリック操作で画面を切り換えることによって、
この第1レイヤー20とともに或いは独立して第2レイ
ヤー30、第3レイヤー40を順次モニタ2に表示させ
る。このとき、制御部6は、電解コンデンサ11につい
ての第2クリアランスパターン31、第3クリアランス
パターン41についての部品データを外部記憶装置3か
ら順次読み出し、第2レイヤー30、第3レイヤー40
上にこの第2クリアランスパターン31、第3クリアラ
ンスパターン41を順次表示するようモニタ2を制御す
る。この結果、図4に示すように、第2レイヤー30、
第3レイヤー40のそれぞれの対応位置に第2クリアラ
ンスパターン31、第3クリアランスパターン41がそ
れぞれ表示される。
【0028】以下、同様にして、基板設計で使用される
全ての部品Pの基板10上の設置位置及びマクロコード
がキーボード4及びマウス5によって指定されることに
より、制御部6は、基板設計で使用される全ての部品P
についてのクリアランスパターンについての部品データ
を外部記憶装置3から読み出し、いずれかのレイヤー上
にこれらのクリアランスパターンを表示するようモニタ
2を制御する。設計者は、モニタ2の画面を目視しなが
らクリアランスパターンが相互に重ならないように、マ
ウス5の操作により各クリアランスパターンの移動、回
転等の微調整作業を行う。このようにして、全ての部品
Pの基板10上における設置位置が決定された所で、こ
の設置位置を所定の記録媒体に記録することにより、基
板設計が終了する。
【0029】次に、この基板設計装置1の各レイヤー2
0、30、40上におけるクリアランスチェック等の方
法について説明する。図2乃至図4に示すように、第1
レイヤー20上においては、部品の平面視の外形にクリ
アランス分のエリアを付加した第1クリアランスパター
ンが表示されるため、クリアランスパターン同士が重な
り合うか否かで各部品Pの本体部同士についてのクリア
ランスをチェックする。
【0030】この第1レイヤー20においては、主に電
解コンデンサ、トランジスタ等の、所謂ラジアル部品同
士のクリアランスチェック等に適している。例えば、電
解コンデンサ11同士を回路基板10上に接近して設置
する場合、図4に示すように、第1レイヤー20上には
電解コンデンサ11の第1クリアランスパターン21同
士が並んで表示されるが、この場合、クリアランス基準
値を満たしているかどうかは両クリアランスパターン2
1同士が重なるか否かで判断すれば足りるので、クリア
ランスチェックが容易にできる。
【0031】第2レイヤー30においては、部品のリー
ド端子のピッチを結ぶ線にクリアランス分のエリアを付
加した第2クリアランスパターンが表示されるため、ク
リアランスパターン同士が重なり合うか否かで回路基板
10の表面における部品のリード端子に関するクリアラ
ンスをチェックする。
【0032】この第2レイヤー30上においては、抵抗
等の所謂アキシャル部品同士間、又は、ラジアル部品と
アキシャル部品間のクリアランスチェック等に適してい
る。例えば、抵抗においては、部品の形状的にラジアル
部品の下に配置可能であるため、そのリード端子及び抵
抗本体部とラジアル部品に関するクリアランスが問題と
なる。また、上述のように電解コンデンサの本体部の下
に抵抗が配置される場合には、図4に示すように、第1
レイヤー20において電解コンデンサの第1クリアラン
スパターン21と抵抗の第1クリアランスパターン22
が重なってしまい、チェックができないからである。こ
のような場合でも、第2レイヤー30においては電解コ
ンデンサの第2クリアランスパターン31と抵抗の第2
クリアランスパターン32が重ならないので、このよう
な配置が可能であることが確認できる。
【0033】第3レイヤー40においては、回路基板1
0の裏面における部品のリード端子や回路基板10のラ
ンドに関するチェック等が行われる。回路基板10の裏
面で部品のリード端子を曲げる場合は、どの方向にリー
ド端子を曲げるかによって、第3クリアランスパターン
41の矩形エリア41Bの方向が決定されるので、第3
クリアランスパターン41が相互に重なる場合は、この
矩形エリア41B等の方向を変更すればそのまま配置可
能であるか、或いは部品自体の配置位置を変えなければ
ならないか、等が判断される。
【0034】以上のように、この基板設計装置1におい
ては、レイヤーを各層に分けて構成したので、平面的な
表示でありながら、立体的なクリアランスチェックが可
能となり、大規模なCADで3次元的に画面表示したの
と同様の効果が得られる。
【0035】この基板設計装置1においては、クリアラ
ンスチェックの手段として、プリンタ7から画面をプリ
ントアウトして、紙面上で目視チェックをしてもよい。
この場合も、クリアランスチェックは、クリアランスパ
ターン同士が重なり合うか否かで判断すればよく、クリ
アランスを目盛等で測る必要がないので、一目瞭然であ
り、容易かつ迅速なチェックが可能となる。画面上の目
視、或いは紙面上の目視によってチェックする場合は、
チェックプログラムを用いないことから制御部6のメモ
リ容量の節約となり、その分制御部6の処理速度が向上
し、或いは制御部6のCPUへのクリアランスパターン
の入力数を増やすことができる。
【0036】この基板設計装置1においては、例えばク
リアランスパターン同士が重なり合った場合にブザー音
とともにエラー表示される自動検出プログラムを用いて
チェックしてもよい。このようなプログラムにおいて
も、クリアランスの基準をクリアしているかどうかは、
クリアランスパターン同士が重なり合うか否かで判断さ
れるので、クリアランスチェックを部品Pの外形そのも
のから距離を計測して行う場合と比較して、エラーの検
出速度を著しく速くすることができる。
【0037】また、このプログラムを用いた場合は、ク
リアランスパターンが相互に接していてエラーであるか
どうか目視において微妙である場合にもいずれかの結果
が検出されるので、目視によるチェックに比べ、厳格な
チェックが可能となる。
【0038】以上のように、本発明に係る基板設計装置
1によれば、各レイヤー20、30、40上に、部品の
クリアランス分を付加したパターンを表示させることと
したので、チェックが容易かつ迅速にでき、チェックの
見落としがなくなる。従って、基板設計の効率が向上
し、後に行われる実装機の自動実装でのトラブルを減少
させることができる。
【0039】また、この基板設計装置1によれば、第1
レイヤー20、第2レイヤー30、及び第3レイヤー4
0の3つのレイヤーについてそれぞれチェックを行うこ
とにより、部品の外形パターンを3次元的に表示した場
合と同様に、部品間の立体的、総合的なクリアランスチ
ェックを行うことが可能となる。
【0040】さらに、この基板設計装置1においては、
部品の外形パターンを3次元的に表示する場合と比較し
て、登録すべき部品のデータを少なくすることができる
ので、制御部6がメモリ容量の比較的小さいコンピュー
タであっても精度の高いクリアランスチェックが可能と
なる。
【0041】本発明の基板設計装置においては、レイヤ
ーを第1レイヤー20のみとし、第2レイヤー30以下
を用いない構成としてもよい。この場合であっても、第
1レイヤー20上に、部品のクリアランス分を付加した
パターンが表示されるので、部品の外形間同士のクリア
ランスだけが問題となる回路基板においては、従来のC
ADによる基板設計装置に比べ、クリアランスチェック
が容易かつ迅速にでき、見落としがなくなる。従って、
基板設計の効率が向上し、後の実装機におけるトラブル
も減少する。
【0042】本発明についての基板設計装置1では、レ
イヤーを3層に分けて構成しているが、何層に分けるか
については特に限定されない。すなわち、レイヤーの分
ける数を少なくした方が、部品データの作成労力や制御
部6のメモリ容量の点で有利であり、一方、レイヤーの
分ける数を増やした方が、より正確なチェックが可能と
なる場合もあるので、必要に応じたレイヤーの数を選択
し、或いは必要に応じてレイヤーの数を適宜追加すれば
よい。
【0043】例えば、上述の図5(C)に示すように、
電解コンデンサ110の本体部の下に抵抗111が設置
される場合等であって、予め高さ方向のクリアランスC
3を画面表示により確認したい場合は、基板設計装置1
において、高さ方向のクリアランスパターン及びレイヤ
ーを追加して個別に表示すればよい。このように、基板
設計装置1は、必要に応じてレイヤーの数を適宜変更す
ることにより、設計基板に応じた柔軟な対応をとること
ができる。
【0044】また、本発明についての基板設計装置1で
は、モニタ2に表示されるレイヤーをキーボード4或い
はマウス5を操作することによって画面を切り換えて表
示するようにしているが、各レイヤーの大きさを縮小し
て、複数或いは全部のレイヤーを同一画面に表示しても
よいことは勿論である。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る基板設計装置は、表示手段により各部品の平面視の外
形形状にクリアランス分のエリアが付加された部品パタ
ーンがレイヤー上に表示されるので、部品間のクリアラ
ンスチェックを容易かつ迅速に行うことが可能となる。
また、部品のクリアランスパターンを単純形状で登録す
ることにより、部品についてのデータベース構築を容易
に行うことが可能になり、データベースに対するメンテ
ナンスも容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した基板設計装置全体についての
構成を示した図である。
【図2】回路基板と回路基板上に配置される各部品、及
び、それに対応してモニタに表示される各レイヤー及び
各部品のクリアランスパターンのイメージを表した図で
ある。
【図3】各レイヤーに表示される部品の各クリアランス
パターンを表した図である。
【図4】各レイヤー上で部品の各クリアランスパターン
が表示される状態を表した図である。
【図5】実装機で必要とされる各部品間のクリアランス
基準値を説明するための図である。
【図6】従来のCADによる基板設計を説明するための
図である。
【図7】従来の基板設計装置においてレイヤー上に表示
される部品の外形パターンを表した図である。
【符号の説明】
1 基板設計装置 2 モニタ 3 外部記憶装置 4 キーボード 5 マウス 6 制御部 7 プリンタ 10 回路基板 20 第1レイヤー 30 第2レイヤー 40 第3レイヤー 21 電解コンデンサ11についての第1クリアランス
パターン 31 電解コンデンサ11についての第2クリアランス
パターン 41 電解コンデンサ11についての第3クリアランス
パターン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品の最大の水平断面形状に各部品の所
    定の寸法を加算した形状を表すデータを記憶する記憶手
    段と、 これら部品の回路基板上における実装位置を指示する指
    示入力手段と、 部品画像等を表示する表示手段と、 上記指示入力手段により指示された部品に関する最大の
    水平断面形状に所定の寸法を加算した形状に対応するデ
    ータを上記記憶手段から読み出して、そのデータに基づ
    いた部品画像を上記表示手段に表示する制御を行う制御
    手段と、を備える基板設計装置。
  2. 【請求項2】 上記記憶手段には、少なくとも上記回路
    基板からの高さ位置における部品の最大の水平断面形状
    に関する第1のデータと、上記回路基板の表面における
    水平断面形状に関する第2のデータのそれぞれに所定の
    寸法を加算した形状を表すデータが記憶されており、 上記制御手段は、第1のデータ又は第2のデータを選択
    して読み出し、そのデータに基づいた画像を上記表示手
    段に表示する制御を行うことを特徴とする請求項1に記
    載の基板設計装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、部品の最大の水平断面
    形状に所定の寸法を加算した形状が相互に重なりあった
    場合に、上記表示手段がエラー表示をするように制御す
    ることを特徴とする請求項1に記載の基板設計装置。
JP8010474A 1996-01-24 1996-01-24 基板設計装置 Pending JPH09204451A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8010474A JPH09204451A (ja) 1996-01-24 1996-01-24 基板設計装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8010474A JPH09204451A (ja) 1996-01-24 1996-01-24 基板設計装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09204451A true JPH09204451A (ja) 1997-08-05

Family

ID=11751152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8010474A Pending JPH09204451A (ja) 1996-01-24 1996-01-24 基板設計装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09204451A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002288256A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回路基板の実装状態表示方法及びその装置
WO2006109785A1 (ja) * 2005-04-12 2006-10-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 電子部品の設計方法
JP2009140404A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd 流用設計方法、流用設計を支援する流用設計支援装置、流用設計支援装置に実行させるプログラム
WO2009150721A1 (ja) * 2008-06-10 2009-12-17 パイオニア株式会社 電子部品実装データの作成方法及び作成装置
JP2009302157A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Pioneer Electronic Corp 電子部品の座標入力方法及び装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002288256A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回路基板の実装状態表示方法及びその装置
WO2006109785A1 (ja) * 2005-04-12 2006-10-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 電子部品の設計方法
US7496875B2 (en) 2005-04-12 2009-02-24 Panasonic Corporation Designing method for designing electronic component
JP2009140404A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd 流用設計方法、流用設計を支援する流用設計支援装置、流用設計支援装置に実行させるプログラム
WO2009150721A1 (ja) * 2008-06-10 2009-12-17 パイオニア株式会社 電子部品実装データの作成方法及び作成装置
JP2009302157A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Pioneer Electronic Corp 電子部品の座標入力方法及び装置
JPWO2009150721A1 (ja) * 2008-06-10 2011-11-04 パイオニア株式会社 電子部品実装データの作成方法及び装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20020069395A1 (en) Method and apparatus of checking mount quality of circuit board
JPH04358268A (ja) 自動作画発注装置及び自動作画発注方法
GB2066526A (en) Method and apparatus for storing and retrieving data
JPH09190531A (ja) 実装データ作成方法と装置、および基板と実装の検査方法
JPH09204451A (ja) 基板設計装置
JP2000131242A (ja) 不良解析装置
US6510356B2 (en) Method and apparatus for programming a paste dispensing machine
CN109738789B (zh) 飞针测试机测试方法、装置、飞针测试机及存储介质
JP2007286919A (ja) 部品干渉チェックシステム、部品干渉チェック方法、及び部品干渉チェックプログラム
JP3248328B2 (ja) 画像処理装置
CN115496029A (zh) 几何图形的表示方法、提取方法、存储介质
JP5191928B2 (ja) 搭載データ作成支援装置および部品実装装置
JPH11234000A (ja) 部品実装シミュレーション方法および部品実装シミュレータ
JP2002171099A (ja) 回路基板の実装品質チェック方法及びその装置
JPH1115870A (ja) プリント基板設計支援システム及び記録媒体
JP2007086979A (ja) テストパターン編集装置
JP3847946B2 (ja) 画像測定機の測定結果ファイル作成方法
JP7088874B2 (ja) 電子部品外観検査システム
JP3003058B2 (ja) 基板cadシステム
JPH05258014A (ja) 多層プリント配線板設計cad装置
JP2616442B2 (ja) 画像処理装置
JP2785751B2 (ja) 部品番号整列方法
JPH09305782A (ja) 電子組版装置のレイアウト方法及び電子組版装置並びに記録媒体
JP2584345B2 (ja) 回路設計装置
JPS63177598A (ja) プリント板組立性評価方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040127