JPH0920388A - タンク保護容器 - Google Patents
タンク保護容器Info
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- JPH0920388A JPH0920388A JP7171189A JP17118995A JPH0920388A JP H0920388 A JPH0920388 A JP H0920388A JP 7171189 A JP7171189 A JP 7171189A JP 17118995 A JP17118995 A JP 17118995A JP H0920388 A JPH0920388 A JP H0920388A
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- tank
- protective container
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- valve
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 全長を短く小型化してコストを下げ、落下時
等の耐衝撃性を高める。 【解決手段】 タンク1を収納保護する保護容器3は、
頭部支持材11と底部支持材12の間の側面にリング状
の第二支持材14と第三支持材15を結合し、両支持材
14,15を断熱材13内側の内筒2のフランジ2a,
2bで連結する。フランジ金具23の筒部21をタンク
1の底部スカート部9に固定し、フランジ部22を第三
支持材15の溝部18に嵌合係止する。フランジ金具2
3の直径方向の一対の回り止め片28は、頭部のバルブ
7と直交する角度位置になるよう、フランジ金具23を
タンク1に固定する。
等の耐衝撃性を高める。 【解決手段】 タンク1を収納保護する保護容器3は、
頭部支持材11と底部支持材12の間の側面にリング状
の第二支持材14と第三支持材15を結合し、両支持材
14,15を断熱材13内側の内筒2のフランジ2a,
2bで連結する。フランジ金具23の筒部21をタンク
1の底部スカート部9に固定し、フランジ部22を第三
支持材15の溝部18に嵌合係止する。フランジ金具2
3の直径方向の一対の回り止め片28は、頭部のバルブ
7と直交する角度位置になるよう、フランジ金具23を
タンク1に固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンク、特にUF
6タンクを保管、輸送等する際にこのタンクを保護する
ためのタンク保護容器に関する。
6タンクを保管、輸送等する際にこのタンクを保護する
ためのタンク保護容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、UF6が充填されたUF6タンクを
保管、輸送等する際には、このタンクは例えば外装用の
保護容器に収納されている。UF6タンク(以下、タン
クとする)は、例えば略カプセル状に形成されており、
その一方の略半球状の端面にはバルブが取り付けられて
いる。本書ではバルブを有する端面側を頭部側とし、こ
れと対向する端面側を底部側とする。又、タンクの頭部
側と底部側の両端面には、それぞれ筒状のスカート部が
形成されている。保護容器は、タンクの形状に応じて例
えば略円筒状に形成され、頭部と底面は適度の耐衝撃性
を有する適宜材質(例えばオーク材)からなる円板状の
支持材で閉止され、周側面に断熱材が配設されている。
そして、タンクを出し入れするために長手方向の軸線を
含む平面で上下に二分割されたものが、タンクを封入し
て嵌合するように構成されている。
保管、輸送等する際には、このタンクは例えば外装用の
保護容器に収納されている。UF6タンク(以下、タン
クとする)は、例えば略カプセル状に形成されており、
その一方の略半球状の端面にはバルブが取り付けられて
いる。本書ではバルブを有する端面側を頭部側とし、こ
れと対向する端面側を底部側とする。又、タンクの頭部
側と底部側の両端面には、それぞれ筒状のスカート部が
形成されている。保護容器は、タンクの形状に応じて例
えば略円筒状に形成され、頭部と底面は適度の耐衝撃性
を有する適宜材質(例えばオーク材)からなる円板状の
支持材で閉止され、周側面に断熱材が配設されている。
そして、タンクを出し入れするために長手方向の軸線を
含む平面で上下に二分割されたものが、タンクを封入し
て嵌合するように構成されている。
【0003】ところで、上述のような保護容器は、タン
クが収納された状態で、落下試験や落下後の火災試験等
に供され、万一の場合の安全性が検査されている。特に
落下時や火災時等にバルブが損壊しないように、保護容
器には十分な衝撃吸収能力が要求されており、そのため
に、保護容器の頭部側と底部側には所定の厚さの上述し
た支持材が採用されている。そして、頭部側を下にした
垂直落下事故等を想定した試験等では、保護容器はその
頭部側の支持材が局所変形することで、衝撃を分散、吸
収する構造となっており、これによって、タンク頭部の
スカート部の内側に位置するバルブが保護されるように
なっている。
クが収納された状態で、落下試験や落下後の火災試験等
に供され、万一の場合の安全性が検査されている。特に
落下時や火災時等にバルブが損壊しないように、保護容
器には十分な衝撃吸収能力が要求されており、そのため
に、保護容器の頭部側と底部側には所定の厚さの上述し
た支持材が採用されている。そして、頭部側を下にした
垂直落下事故等を想定した試験等では、保護容器はその
頭部側の支持材が局所変形することで、衝撃を分散、吸
収する構造となっており、これによって、タンク頭部の
スカート部の内側に位置するバルブが保護されるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような保護容器では、頭部側と底部側の支持材によって
衝撃を分散、吸収する構造であるために、タンク保護の
ために、必然的に、頭部側と底部側の支持材が厚くな
る。そのために保護容器の全長が長くなり大型化するた
めに、占有スペースが大きくなり、製造、保管や輸送効
率が悪く、コストが増大するという欠点がある。本発明
は、このような課題に鑑みて、より小型化できる上にバ
ルブ等の安全性を更に高めることのできるタンク保護容
器を提供することを目的とする。
ような保護容器では、頭部側と底部側の支持材によって
衝撃を分散、吸収する構造であるために、タンク保護の
ために、必然的に、頭部側と底部側の支持材が厚くな
る。そのために保護容器の全長が長くなり大型化するた
めに、占有スペースが大きくなり、製造、保管や輸送効
率が悪く、コストが増大するという欠点がある。本発明
は、このような課題に鑑みて、より小型化できる上にバ
ルブ等の安全性を更に高めることのできるタンク保護容
器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるタンク保護
容器は、頭部側及び底部側に略筒状のスカート部を有す
ると共に頭部にバルブを設けたタンクを、収納して保護
するようにした、少なくとも頭部側及び底部側にそれぞ
れ支持材が設けられているタンクの保護容器において、
タンクの底部側スカート部に固定され且つフランジ部が
保護容器の側面内側に係止された係止部材を具備したこ
とを特徴とするものである。また、保護容器は、頭部側
及び底部側支持材に接続される側面にそれぞれ第二支持
材及び第三支持材が設けられていて、係止部材のフラン
ジ部は第三支持材に係止されていることを特徴とする。
また、保護容器は、タンクの側面を覆うと共にその両端
に第二支持材及び第三支持材に連結されるフランジを有
する略筒状の内筒が備えられている。
容器は、頭部側及び底部側に略筒状のスカート部を有す
ると共に頭部にバルブを設けたタンクを、収納して保護
するようにした、少なくとも頭部側及び底部側にそれぞ
れ支持材が設けられているタンクの保護容器において、
タンクの底部側スカート部に固定され且つフランジ部が
保護容器の側面内側に係止された係止部材を具備したこ
とを特徴とするものである。また、保護容器は、頭部側
及び底部側支持材に接続される側面にそれぞれ第二支持
材及び第三支持材が設けられていて、係止部材のフラン
ジ部は第三支持材に係止されていることを特徴とする。
また、保護容器は、タンクの側面を覆うと共にその両端
に第二支持材及び第三支持材に連結されるフランジを有
する略筒状の内筒が備えられている。
【0006】また、保護容器は長手方向に分割されたも
のが接合部で互いに接合されていると共に、タンクは保
護容器内で回転しないように係止部材によって保護容器
に係止支持されており、バルブは頭部の外周端側であっ
て、保護容器の接合部から離れた角度位置に設けられて
いてもよい。また、係止部材には、保護容器に形成され
た回り止め溝に嵌合する回り止め具が設けられていても
よい。回り止め具は、保護容器の接合部に形成された回
り止め溝に嵌合して、タンクを保護容器に固定し、バル
ブは回り止め具に対してほぼ直角の角度位置に設けられ
ている。尚、タンクはUF6が充填されたUF6タンクで
ある。
のが接合部で互いに接合されていると共に、タンクは保
護容器内で回転しないように係止部材によって保護容器
に係止支持されており、バルブは頭部の外周端側であっ
て、保護容器の接合部から離れた角度位置に設けられて
いてもよい。また、係止部材には、保護容器に形成され
た回り止め溝に嵌合する回り止め具が設けられていても
よい。回り止め具は、保護容器の接合部に形成された回
り止め溝に嵌合して、タンクを保護容器に固定し、バル
ブは回り止め具に対してほぼ直角の角度位置に設けられ
ている。尚、タンクはUF6が充填されたUF6タンクで
ある。
【0007】本発明によるタンク保護容器によれば、タ
ンクが収納された保護容器が、例えば、その頭部側を下
にした垂直姿勢で落下した場合、或いは傾斜姿勢で落下
した場合、落下する保護容器全体の慣性力は、頭部側の
支持材が地面に衝突した際に変形することで吸収され
る。タンクの慣性力は、係止部材のフランジ部を介し
て、保護容器の側面に伝達されて受けとめられ、側面及
び頭部側の支持材に支持されることになる。そのため、
タンクの慣性力はタンク自体に対しては引っ張り力とし
て作用し、支持反力は側面及び頭部側支持材が変形する
ことによって分散され、吸収されることになり、タンク
の頭部側スカート部が圧縮変形することを防止でき、ま
た、頭部側スカート部が頭部側支持材に当たったとして
も、この支持材の内面が変形してバルブ側に膨れること
が少ないので、バルブが損傷を受けることはなく、しか
も、頭部側及び底部側支持材の厚みを小さくできる。ま
た、タンクの慣性力は、係止部材を介して側面の第三支
持材、第二支持材及び頭部側の支持材で分散して吸収さ
れる。また、第三支持材と第二支持材との間の慣性力の
伝達は内筒によって行われる。
ンクが収納された保護容器が、例えば、その頭部側を下
にした垂直姿勢で落下した場合、或いは傾斜姿勢で落下
した場合、落下する保護容器全体の慣性力は、頭部側の
支持材が地面に衝突した際に変形することで吸収され
る。タンクの慣性力は、係止部材のフランジ部を介し
て、保護容器の側面に伝達されて受けとめられ、側面及
び頭部側の支持材に支持されることになる。そのため、
タンクの慣性力はタンク自体に対しては引っ張り力とし
て作用し、支持反力は側面及び頭部側支持材が変形する
ことによって分散され、吸収されることになり、タンク
の頭部側スカート部が圧縮変形することを防止でき、ま
た、頭部側スカート部が頭部側支持材に当たったとして
も、この支持材の内面が変形してバルブ側に膨れること
が少ないので、バルブが損傷を受けることはなく、しか
も、頭部側及び底部側支持材の厚みを小さくできる。ま
た、タンクの慣性力は、係止部材を介して側面の第三支
持材、第二支持材及び頭部側の支持材で分散して吸収さ
れる。また、第三支持材と第二支持材との間の慣性力の
伝達は内筒によって行われる。
【0008】また、落下時の衝撃で、保護容器の接合部
がずれて開口したとしても、タンクのバルブは開口から
遠い角度位置にあるために、開口から露出せず、火災等
が生じても、火炎が直接バルブに当たってバルブの耐熱
性の低い部分が損傷することがない。また、タンクは係
止部材の回り止め具によって、保護容器内で回転したり
しないよう係止保持される。
がずれて開口したとしても、タンクのバルブは開口から
遠い角度位置にあるために、開口から露出せず、火災等
が生じても、火炎が直接バルブに当たってバルブの耐熱
性の低い部分が損傷することがない。また、タンクは係
止部材の回り止め具によって、保護容器内で回転したり
しないよう係止保持される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一つの実施の形態
を添付図面によって説明する。図1は本発明の一つの実
施の形態を示すものであって、タンクを収納した保護容
器の長手方向に沿う縦断面図、図2は図1における保護
容器のA−A線断面図、図3はフランジ金具の正面図、
図4は図3に示すフランジ金具のB−B線断面図であ
る。図1及び図2において、UF6タンク(以下、単に
タンクという)1は、その保管や輸送等に際して、内筒
2をその内周面に固定する外装用の保護容器3内に密閉
状態で収納され、更にその外側を図示しないフレームで
締結されて固定されるようになっている。タンク1は例
えば略カプセル状とされ、円筒状の周側面4の両端面が
それぞれ略凸曲面状の頭部5及び底部6とされている。
タンク1及び保護容器3の長手方向の中心軸をOとし
て、頭部5の中心軸Oから離れた周側面寄りにバルブ7
が設けられている。
を添付図面によって説明する。図1は本発明の一つの実
施の形態を示すものであって、タンクを収納した保護容
器の長手方向に沿う縦断面図、図2は図1における保護
容器のA−A線断面図、図3はフランジ金具の正面図、
図4は図3に示すフランジ金具のB−B線断面図であ
る。図1及び図2において、UF6タンク(以下、単に
タンクという)1は、その保管や輸送等に際して、内筒
2をその内周面に固定する外装用の保護容器3内に密閉
状態で収納され、更にその外側を図示しないフレームで
締結されて固定されるようになっている。タンク1は例
えば略カプセル状とされ、円筒状の周側面4の両端面が
それぞれ略凸曲面状の頭部5及び底部6とされている。
タンク1及び保護容器3の長手方向の中心軸をOとし
て、頭部5の中心軸Oから離れた周側面寄りにバルブ7
が設けられている。
【0010】タンク1には、更に周側面4の両端側延長
上にそれぞれ略円筒状の頭部スカート部8及び底部スカ
ート部9が連結され、頭部スカート部8はバルブ7及び
頭部5より前方に延在してバルブ7及び頭部5を保護
し、底部スカート部9は底部6の先端面まで延在して底
部6を保護するようになっている。そして、頭部及び底
部スカート部8、9はその自由端が縮径して若干内側に
湾曲している。保護容器3は、略円筒状を呈してその頭
部側には円板状の頭部支持材11が設けられ、底部側に
は同じく円板状の底部支持材12が設けられている。そ
して、両支持材11,12間には略円筒状の断熱材13
が配設され、この断熱材13はタンク1の周側面4の領
域に延在し、その頭部端面13aと頭部支持材11とは
リング状の第二支持材14を介して結合され、底部側端
面13bと底部支持材12とは同じくリング状の第三支
持材15を介して結合されている。
上にそれぞれ略円筒状の頭部スカート部8及び底部スカ
ート部9が連結され、頭部スカート部8はバルブ7及び
頭部5より前方に延在してバルブ7及び頭部5を保護
し、底部スカート部9は底部6の先端面まで延在して底
部6を保護するようになっている。そして、頭部及び底
部スカート部8、9はその自由端が縮径して若干内側に
湾曲している。保護容器3は、略円筒状を呈してその頭
部側には円板状の頭部支持材11が設けられ、底部側に
は同じく円板状の底部支持材12が設けられている。そ
して、両支持材11,12間には略円筒状の断熱材13
が配設され、この断熱材13はタンク1の周側面4の領
域に延在し、その頭部端面13aと頭部支持材11とは
リング状の第二支持材14を介して結合され、底部側端
面13bと底部支持材12とは同じくリング状の第三支
持材15を介して結合されている。
【0011】また、断熱材13の内周面には円筒状の内
筒2が配設され、その両端には径方向外側にフランジ2
a,2bがそれぞれ形成され、各フランジ2a,2bが
断熱材13の両端と第二及び第三支持材14,15との
結合面に嵌合されて、内筒2が保護容器3に連結されて
いる。そして、保護容器3は、中心軸Oを含む平面でそ
の長手方向に上下に二分割されており、それぞれ上部ハ
ーフ3a、下部ハーフ3bとされている。各ハーフ3
a,3bはその接合面が互いに嵌合する階段状の段部1
6a,16bとされ、図1及び図2で接合状態が示され
ている。そして、タンク1の出し入れ時に上部ハーフ3
aと下部ハーフ3bに分離できるようになっている。ま
た、第三支持材15には、底部支持材12との結合面の
内周側にリング状の溝18が形成され、更に段部16
a,16bの接合面の一部領域には、回り止め溝19,
19が対向する位置(中心軸Oを含む平面上)に形成さ
れている(図2参照)。
筒2が配設され、その両端には径方向外側にフランジ2
a,2bがそれぞれ形成され、各フランジ2a,2bが
断熱材13の両端と第二及び第三支持材14,15との
結合面に嵌合されて、内筒2が保護容器3に連結されて
いる。そして、保護容器3は、中心軸Oを含む平面でそ
の長手方向に上下に二分割されており、それぞれ上部ハ
ーフ3a、下部ハーフ3bとされている。各ハーフ3
a,3bはその接合面が互いに嵌合する階段状の段部1
6a,16bとされ、図1及び図2で接合状態が示され
ている。そして、タンク1の出し入れ時に上部ハーフ3
aと下部ハーフ3bに分離できるようになっている。ま
た、第三支持材15には、底部支持材12との結合面の
内周側にリング状の溝18が形成され、更に段部16
a,16bの接合面の一部領域には、回り止め溝19,
19が対向する位置(中心軸Oを含む平面上)に形成さ
れている(図2参照)。
【0012】次に、図3及び図4には、タンク1の底部
スカート部9に連結される筒部21と保護容器3の第三
支持材15の溝18に嵌合するフランジ部22とを具備
するフランジ金具23が示されている。このフランジ金
具23は、リング状のフランジ部22の径方向中央部に
筒部21が起立しており、筒部21の内周面にタンク1
の底部スカート部9が嵌合し、このスカート部9の先端
縮径部と筒部21との間の間隙にスペーサ24が嵌挿さ
れる。そして、筒部21と底部スカート部9とは、スカ
ート部9の内側に固定金具27を介在させて、例えばボ
ルト25とナット26によって、周方向に適宜間隔で堅
固に固定される(図3参照)。また、フランジ金具23
の筒部21の外周側には、その径方向の対向する位置に
一対の回り止め片28,28が、フランジ部22からほ
ぼ直角に起立して形成され、これらの回り止め片28,
28は段部16a,16bの接合面の回り止め溝19,
19に嵌合するようになっている。タンク1の底部スカ
ート部9をフランジ金具23に固定するに際して、中心
軸Oを中心として、バルブ7に対して各90度の角度位
置に、一対のまわり止め片28,28がそれぞれ位置す
るように位置決めする。
スカート部9に連結される筒部21と保護容器3の第三
支持材15の溝18に嵌合するフランジ部22とを具備
するフランジ金具23が示されている。このフランジ金
具23は、リング状のフランジ部22の径方向中央部に
筒部21が起立しており、筒部21の内周面にタンク1
の底部スカート部9が嵌合し、このスカート部9の先端
縮径部と筒部21との間の間隙にスペーサ24が嵌挿さ
れる。そして、筒部21と底部スカート部9とは、スカ
ート部9の内側に固定金具27を介在させて、例えばボ
ルト25とナット26によって、周方向に適宜間隔で堅
固に固定される(図3参照)。また、フランジ金具23
の筒部21の外周側には、その径方向の対向する位置に
一対の回り止め片28,28が、フランジ部22からほ
ぼ直角に起立して形成され、これらの回り止め片28,
28は段部16a,16bの接合面の回り止め溝19,
19に嵌合するようになっている。タンク1の底部スカ
ート部9をフランジ金具23に固定するに際して、中心
軸Oを中心として、バルブ7に対して各90度の角度位
置に、一対のまわり止め片28,28がそれぞれ位置す
るように位置決めする。
【0013】本発明の一の実施の形態は上述のように構
成されているから、タンク1の保護容器3内への収納に
際しては、タンク1の底部スカート部9をフランジ金具
23の筒部21内に嵌合して、スカート部9の先端縮径
部との間隙にスペーサ24を介在させる。そして、回り
止め片28,28がタンク1のバルブ7に対して各90
度の角度に位置するように調整して、固定金具27をス
カート部9の内側に当接させて、ボルト25及びナット
26によって、筒部21とスカート部9を連結する。次
に、保護容器3を上部ハーフ3aと下部ハーフ3bに分
離した後、フランジ金具23のフランジ部22を溝18
に嵌合して両ハーフ3a,3bでタンク1を覆い、各ハ
ーフ3a,3bの段部16a,16bを接合する。その
際、段部16a,16bの回り止め溝19,19にフラ
ンジ金具23の回り止め片28,28が嵌合するよう
に、タンク1の位置決めをする。この場合、タンク1の
頭部スカート部8と頭部支持材11の内壁面との間には
若干の隙間が形成される(図1参照)が、この隙間はな
くてもよい。そして、保護容器3の外周を図示しないフ
レーム等で締結固定することになる。このように、タン
ク1は保護容器3内に収納して締結固定された状態で、
保管や輸送等が行われる。
成されているから、タンク1の保護容器3内への収納に
際しては、タンク1の底部スカート部9をフランジ金具
23の筒部21内に嵌合して、スカート部9の先端縮径
部との間隙にスペーサ24を介在させる。そして、回り
止め片28,28がタンク1のバルブ7に対して各90
度の角度に位置するように調整して、固定金具27をス
カート部9の内側に当接させて、ボルト25及びナット
26によって、筒部21とスカート部9を連結する。次
に、保護容器3を上部ハーフ3aと下部ハーフ3bに分
離した後、フランジ金具23のフランジ部22を溝18
に嵌合して両ハーフ3a,3bでタンク1を覆い、各ハ
ーフ3a,3bの段部16a,16bを接合する。その
際、段部16a,16bの回り止め溝19,19にフラ
ンジ金具23の回り止め片28,28が嵌合するよう
に、タンク1の位置決めをする。この場合、タンク1の
頭部スカート部8と頭部支持材11の内壁面との間には
若干の隙間が形成される(図1参照)が、この隙間はな
くてもよい。そして、保護容器3の外周を図示しないフ
レーム等で締結固定することになる。このように、タン
ク1は保護容器3内に収納して締結固定された状態で、
保管や輸送等が行われる。
【0014】従って、この実施の形態によれば、試験や
事故等で、このタンク1が収納された保護容器3が、そ
の頭部側を下にした垂直姿勢で落下した場合、落下する
保護容器3全体の慣性力は、頭部支持材11が地面等に
衝突した際に変形することで吸収される。そして、タン
ク1の慣性力は、フランジ金具23のフランジ部22を
介して、第三支持材15に伝達されて受けとめられる。
第三支持材15はフランジ2bを介して内筒2で支持さ
れ、内筒2はフランジ2aを介して第二支持材14及び
頭部支持材11で支持されることになる。そのため、こ
の場合、タンク1の慣性力はタンク自体に対しては引っ
張り力として作用し、支持反力は各支持材15,14及
び11が変形することによって分散され、吸収されるこ
とになる。そのため、落下時に衝撃が頭部支持材11に
集中することなく、タンク1の頭部スカート部8が圧縮
変形することを防止できる。また、仮に頭部スカート部
8が頭部支持材11に当たったとしても、頭部支持材1
1の内面が変形して、頭部スカート部8にめり込んだり
頭部スカート部8が内側に曲がったりして、バルブ7側
に膨れる度合を小さくできる。そのため、タンク1の頭
部5に設けられたバルブ7が損傷を受けることはない。
事故等で、このタンク1が収納された保護容器3が、そ
の頭部側を下にした垂直姿勢で落下した場合、落下する
保護容器3全体の慣性力は、頭部支持材11が地面等に
衝突した際に変形することで吸収される。そして、タン
ク1の慣性力は、フランジ金具23のフランジ部22を
介して、第三支持材15に伝達されて受けとめられる。
第三支持材15はフランジ2bを介して内筒2で支持さ
れ、内筒2はフランジ2aを介して第二支持材14及び
頭部支持材11で支持されることになる。そのため、こ
の場合、タンク1の慣性力はタンク自体に対しては引っ
張り力として作用し、支持反力は各支持材15,14及
び11が変形することによって分散され、吸収されるこ
とになる。そのため、落下時に衝撃が頭部支持材11に
集中することなく、タンク1の頭部スカート部8が圧縮
変形することを防止できる。また、仮に頭部スカート部
8が頭部支持材11に当たったとしても、頭部支持材1
1の内面が変形して、頭部スカート部8にめり込んだり
頭部スカート部8が内側に曲がったりして、バルブ7側
に膨れる度合を小さくできる。そのため、タンク1の頭
部5に設けられたバルブ7が損傷を受けることはない。
【0015】また、保護容器3がその頭部側を下にして
垂直でなく傾斜した姿勢で落下した場合においては、保
護容器3全体の慣性力による、頭部支持材11が地面等
に衝突して生じる変形が、衝突部である頭部支持材11
の端部に集中することになるが、それ以外のタンク1の
挙動は、垂直落下の場合と同様になる。
垂直でなく傾斜した姿勢で落下した場合においては、保
護容器3全体の慣性力による、頭部支持材11が地面等
に衝突して生じる変形が、衝突部である頭部支持材11
の端部に集中することになるが、それ以外のタンク1の
挙動は、垂直落下の場合と同様になる。
【0016】以上のように、タンク1の慣性力は各支持
材15,14及び11が変形することで分散吸収され、
頭部支持材11の負担が軽減されるために、頭部支持材
11の厚みを従来の保護容器のように厚くする必要がな
い。また、同一の理由で、保護容器3が底部側を下にし
て種々の姿勢で落下した場合の底部支持材12の負担を
も軽減でき、その厚みを比較的小さくできる。従って、
保護容器3の中心軸Oに沿う全長を従来の保護容器より
短くでき、小型化できる。そのため、製造、保管、輸送
等がより効率的になり経済的である。更に、保護容器3
内のタンク1は回り止め片28,28によって相対的に
回転移動することが阻止され、しかもバルブ7は上下部
ハーフ3a,3bの接合用段部16a,16bから角度
的に90度離れた最も遠い位置にあるから、保護容器3
の落下時等の衝撃で上下部ハーフ3a,3bがずれて開
いた場合でも、バルブ7が開口から視認できる位置にな
いから、火災等がおきても火炎が開口から直接バルブ7
に当たる可能性がほとんどない。そのため、バルブ7の
耐熱性の低い部分が損傷を受けることもなく、バルブ7
の安全性が向上する。
材15,14及び11が変形することで分散吸収され、
頭部支持材11の負担が軽減されるために、頭部支持材
11の厚みを従来の保護容器のように厚くする必要がな
い。また、同一の理由で、保護容器3が底部側を下にし
て種々の姿勢で落下した場合の底部支持材12の負担を
も軽減でき、その厚みを比較的小さくできる。従って、
保護容器3の中心軸Oに沿う全長を従来の保護容器より
短くでき、小型化できる。そのため、製造、保管、輸送
等がより効率的になり経済的である。更に、保護容器3
内のタンク1は回り止め片28,28によって相対的に
回転移動することが阻止され、しかもバルブ7は上下部
ハーフ3a,3bの接合用段部16a,16bから角度
的に90度離れた最も遠い位置にあるから、保護容器3
の落下時等の衝撃で上下部ハーフ3a,3bがずれて開
いた場合でも、バルブ7が開口から視認できる位置にな
いから、火災等がおきても火炎が開口から直接バルブ7
に当たる可能性がほとんどない。そのため、バルブ7の
耐熱性の低い部分が損傷を受けることもなく、バルブ7
の安全性が向上する。
【0017】尚、上述の実施の形態では、フランジ金具
23の筒部21とタンク1の底部スカート部9との連結
がボルト25とナット26で行われるようにしたが、例
えば溶接等、他の適宜の連結手段を用いてもよい。或い
は、拡縮金具等の抜け防止手段を用いてもよい。また、
回り止め片28は、保護容器3の接合面の段部16a,
16bの領域の回り止め溝19に嵌合するようにした
が、接合面以外の第三支持材15内壁面に回り止め溝1
9を形成してもよい。この場合、バルブ7は、衝撃等で
上下部ハーフ3a,3bが開いた時に、開口(接合面)
から遠い角度位置に保持されていればよく、回り止め片
28の角度位置はバルブ7と同一等適宜に設定できる。
或いは、フランジ金具23のフランジ部22の一部に切
り欠けを設け、フランジ部22が嵌合する溝18に、切
り欠けに嵌合する突部を形成すれば、タンク1の回り止
め機構を兼用できる。尚、本実施の形態では、タンク1
としてUF6が充填されたUF6タンクについて説明した
が、これに限定されることなく、各種タンクの保護容器
として用いることができることはいうまでもない。ま
た、保護容器3の周側面全体を支持材で形成してもよ
い。また、フランジ金具23は係止部材を構成する。
23の筒部21とタンク1の底部スカート部9との連結
がボルト25とナット26で行われるようにしたが、例
えば溶接等、他の適宜の連結手段を用いてもよい。或い
は、拡縮金具等の抜け防止手段を用いてもよい。また、
回り止め片28は、保護容器3の接合面の段部16a,
16bの領域の回り止め溝19に嵌合するようにした
が、接合面以外の第三支持材15内壁面に回り止め溝1
9を形成してもよい。この場合、バルブ7は、衝撃等で
上下部ハーフ3a,3bが開いた時に、開口(接合面)
から遠い角度位置に保持されていればよく、回り止め片
28の角度位置はバルブ7と同一等適宜に設定できる。
或いは、フランジ金具23のフランジ部22の一部に切
り欠けを設け、フランジ部22が嵌合する溝18に、切
り欠けに嵌合する突部を形成すれば、タンク1の回り止
め機構を兼用できる。尚、本実施の形態では、タンク1
としてUF6が充填されたUF6タンクについて説明した
が、これに限定されることなく、各種タンクの保護容器
として用いることができることはいうまでもない。ま
た、保護容器3の周側面全体を支持材で形成してもよ
い。また、フランジ金具23は係止部材を構成する。
【0018】
【発明の効果】上述のように、本発明に係るタンク保護
容器は、タンクの底部側スカート部に固定され且つフラ
ンジ部が保護容器の側面に係止された係止部材を具備し
たから、タンクが収納された保護容器が、その頭部側を
下にした垂直姿勢で落下し、或いは傾斜姿勢で落下した
場合、保護容器全体の慣性力は、頭部側の支持材が変形
することで吸収されるが、タンクの慣性力は、係止部材
から保護容器の側面に伝達され、側面及び頭部側支持材
が変形することによって分散、吸収されることになり、
タンクの頭部側スカート部が圧縮変形することを防止で
き、また、頭部側スカート部が頭部側支持材に当たった
としても、この支持材の内面が変形してバルブ側に膨れ
る度合が小さいので、タンク頭部のバルブが損傷を受け
ることはない。しかも、頭部側及び底部側の支持材の厚
みを従来のものより小さくできて、保護容器の全長が小
さくなって小型化でき、製造、保管、運搬が効率的にな
り、しかも製造及び運搬等のコストが低廉になる。しか
もバルブの保護が一層確実になり、落下事故等の際の安
全性が向上する。また、保護容器は、頭部側及び底部側
支持材に接続される側面にそれぞれ第二支持材及び第三
支持材が設けられていて、係止部材のフランジ部は第三
支持材に係止されているから、タンクの慣性力は、係止
部材を介して側面の第三支持材、第二支持材及び頭部側
の支持材で分散して吸収される。また、保護容器は、タ
ンクの側面を覆うと共にその両端に第二支持材及び第三
支持材に連結されるフランジを有する略筒状の内筒が備
えられているから、第三支持材と第二支持材との間の慣
性力の伝達、分散、吸収は内筒を介して確実に行われ
る。また、保護容器は長手方向に分割されたものが接合
部で互いに接合されていると共に、タンクは保護容器内
で回転しないように係止部材によって保護容器に支持さ
れており、バルブは頭部の外周端側であって、保護容器
の接合部から離れた角度位置に設けられているから、落
下時の衝撃等で、保護容器の接合部がずれて開口したと
しても、タンクのバルブは開口から遠い角度位置にある
ために開口から露出せず、火災等が生じても、火炎が直
接バルブに当たってバルブの耐熱性の低い部分等が損傷
することがない。また、係止部材には、保護容器に形成
された溝に嵌合する回り止め具が設けられているから、
タンクは係止部材の回り止め具によって、保護容器内で
回転したりしないよう確実に係止保持される。
容器は、タンクの底部側スカート部に固定され且つフラ
ンジ部が保護容器の側面に係止された係止部材を具備し
たから、タンクが収納された保護容器が、その頭部側を
下にした垂直姿勢で落下し、或いは傾斜姿勢で落下した
場合、保護容器全体の慣性力は、頭部側の支持材が変形
することで吸収されるが、タンクの慣性力は、係止部材
から保護容器の側面に伝達され、側面及び頭部側支持材
が変形することによって分散、吸収されることになり、
タンクの頭部側スカート部が圧縮変形することを防止で
き、また、頭部側スカート部が頭部側支持材に当たった
としても、この支持材の内面が変形してバルブ側に膨れ
る度合が小さいので、タンク頭部のバルブが損傷を受け
ることはない。しかも、頭部側及び底部側の支持材の厚
みを従来のものより小さくできて、保護容器の全長が小
さくなって小型化でき、製造、保管、運搬が効率的にな
り、しかも製造及び運搬等のコストが低廉になる。しか
もバルブの保護が一層確実になり、落下事故等の際の安
全性が向上する。また、保護容器は、頭部側及び底部側
支持材に接続される側面にそれぞれ第二支持材及び第三
支持材が設けられていて、係止部材のフランジ部は第三
支持材に係止されているから、タンクの慣性力は、係止
部材を介して側面の第三支持材、第二支持材及び頭部側
の支持材で分散して吸収される。また、保護容器は、タ
ンクの側面を覆うと共にその両端に第二支持材及び第三
支持材に連結されるフランジを有する略筒状の内筒が備
えられているから、第三支持材と第二支持材との間の慣
性力の伝達、分散、吸収は内筒を介して確実に行われ
る。また、保護容器は長手方向に分割されたものが接合
部で互いに接合されていると共に、タンクは保護容器内
で回転しないように係止部材によって保護容器に支持さ
れており、バルブは頭部の外周端側であって、保護容器
の接合部から離れた角度位置に設けられているから、落
下時の衝撃等で、保護容器の接合部がずれて開口したと
しても、タンクのバルブは開口から遠い角度位置にある
ために開口から露出せず、火災等が生じても、火炎が直
接バルブに当たってバルブの耐熱性の低い部分等が損傷
することがない。また、係止部材には、保護容器に形成
された溝に嵌合する回り止め具が設けられているから、
タンクは係止部材の回り止め具によって、保護容器内で
回転したりしないよう確実に係止保持される。
【図1】本発明の一つの実施の形態を示すものであっ
て、タンクを収納した保護容器の長手方向に沿う縦断面
図である。
て、タンクを収納した保護容器の長手方向に沿う縦断面
図である。
【図2】図1に示す保護容器のA−A線断面図である。
【図3】フランジ金具の正面図である。
【図4】図3に示すフランジ金具のB−B線断面図であ
る。
る。
1 タンク 2 内筒 3 保護容器 5 頭部 6 底部 7 バルブ 8 頭部スカート部 9 底部スカート部 11 頭部支持材 12 底部支持材 14 第二支持材 15 第三支持材 16a,16b 段部 18 溝部 19 回り止め溝 21 筒部 22 フランジ部 23 フランジ金具 28 回り止め片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若木 誠 東京都文京区小石川1−3−25 小石川大 国ビル 三菱マテリアル株式会社原子力事 業センター内 (72)発明者 大迫 顕彦 東京都文京区小石川1−3−25 小石川大 国ビル 三菱マテリアル株式会社原子力事 業センター内 (72)発明者 中村 和仁 東京都文京区小石川1−3−25 小石川大 国ビル 三菱マテリアル株式会社原子力事 業センター内
Claims (7)
- 【請求項1】 頭部側及び底部側に略筒状のスカート部
を有すると共に頭部にバルブを設けたタンクを、収納し
て保護するようにした、少なくとも頭部側及び底部側に
それぞれ支持材が設けられているタンクの保護容器にお
いて、 前記タンクの底部側スカート部に固定され且つフランジ
部が前記保護容器の側面に係止された係止部材を具備し
たことを特徴とするタンク保護容器。 - 【請求項2】 前記保護容器は、前記頭部側及び底部側
支持材に接続される側面にそれぞれ第二支持材及び第三
支持材が設けられていて、前記係止部材のフランジ部は
第三支持材に係止されていることを特徴とする請求項1
に記載のタンク保護容器。 - 【請求項3】 前記保護容器は、タンクの側面を覆うと
共にその両端に前記第二支持材及び第三支持材に連結さ
れるフランジを有する略筒状の内筒が備えられているこ
とを特徴とする請求項2に記載のタンク保護容器。 - 【請求項4】 前記保護容器は長手方向に分割されたも
のが接合部で互いに接合されていると共に、前記タンク
は保護容器内で回転しないように前記係止部材によって
保護容器に支持されており、前記バルブは頭部の外周端
側であって、前記保護容器の接合部から離れた角度位置
に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれかに記載のタンク保護容器。 - 【請求項5】 前記係止部材には、前記保護容器に形成
された回り止め溝に嵌合する回り止め具が設けられてい
ることを特徴とする請求項4に記載のタンク保護容器。 - 【請求項6】 前記回り止め具は、保護容器の接合部に
形成された回り止め溝に嵌合して、前記タンクを保護容
器に固定し、前記バルブは回り止め具に対してほぼ直角
の角度位置に設けられていることを特徴とする請求項5
に記載のタンク保護容器。 - 【請求項7】 前記タンクはUF6タンクであることを
特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のタンク保
護容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7171189A JPH0920388A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | タンク保護容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7171189A JPH0920388A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | タンク保護容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0920388A true JPH0920388A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15918663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7171189A Withdrawn JPH0920388A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | タンク保護容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0920388A (ja) |
-
1995
- 1995-07-06 JP JP7171189A patent/JPH0920388A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021001 |