JPH0311465Y2 - - Google Patents

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JPH0311465Y2
JPH0311465Y2 JP1983135441U JP13544183U JPH0311465Y2 JP H0311465 Y2 JPH0311465 Y2 JP H0311465Y2 JP 1983135441 U JP1983135441 U JP 1983135441U JP 13544183 U JP13544183 U JP 13544183U JP H0311465 Y2 JPH0311465 Y2 JP H0311465Y2
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JP
Japan
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container body
shock absorbing
reinforcing plate
steel plate
outer steel
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JP1983135441U
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Description

【考案の詳細な説明】 放射性物質輸送容器(キヤスク)は、落下に対
しての安全性が要求されるので、落下した際にキ
ヤスク本体に加えられる力を低減する必要があり
このためその両端に衝撃吸収部材が嵌装される。
而して落下に対する安全性を保障するため、両
端に衝撃吸収部材aの嵌装された容器本体bを第
1A図、第1B図及び第1C図並に第1D図に示
すように、垂直落下姿勢、水平落下姿勢及びコー
ナ落下姿勢並に傾斜落下姿勢における9m落下試
験が実施される。なお図中cは中心点、dは重力
方向を示す。
第2図及び第3図は従来の衝撃吸収部材を示し
バルサーウツド等のシヨツクアブソーバ材1の外
周部を外鋼板2で包覆するとともに、シヨツクア
ブソーバ材1における容器本体3の嵌合部に臨む
一端面において、同容器本体3を囲繞する上部補
強板4が溶接によつて前記外鋼板2に一体化さ
れ、かくして構成された衝撃吸収材は通常容器本
体に着脱自在に装着される。
前記従来の衝撃吸収部材は垂直落下姿勢に対す
る考慮が重視された設計となつており、垂直落下
姿勢に対しては上部補強板4が効果的に働き、容
器本体3の受圧面積を大きくし、加速を小さくす
る。一方、水平落下姿勢、コーナ落下姿勢、傾斜
落下姿勢に対しては、垂直落下姿勢の場合程、容
器本体の受圧面積が大きくないという欠点があ
る。
本考案は前記従来技術の有する問題点に鑑みて
提案されてもので、その目的とする処は、衝撃吸
収部材のエネルギ吸収領域の増大が図られ、前記
したキヤスクの各種の落下姿勢に対する衝撃吸収
効果の優れたキヤスクのシヨツクアブソーバ装置
を提供する点にある。
前記の目的を達成するため、本考案に係るキヤ
スクのシヨツクアブソーバ装置は筒状容器本体の
両端に夫々嵌装された衝撃吸収部材の外周を外鋼
板で被覆し、同外鋼板における前記容器本体嵌合
部に臨む一端面には、同容器本体を囲繞する上部
補強板を固着するとともに、前記外鋼板におけ前
記容器本体嵌合部の底部には、同容器本体下底面
に位置する下部補強板を固着して構成されてい
る。
本考案に係るキヤスクのシヨツクアブソーバ装
置においては前記したように、筒状容器本体の両
端に夫々嵌装された衝撃吸収部材において、同衝
撃吸収部材を外鋼板で被覆し、同外鋼板における
前記容器本体嵌合部に臨む一端面に、同容器本体
を囲繞する上部補強板を固着するのみならず、前
記外鋼板における前記容器本体嵌合部の底部に
も、同容器本体底面に位置する下部補強板を固着
したことによつて、水平姿勢落下、コーナ姿勢落
下、傾斜姿勢落下においても、前記下部補強板の
存在により、衝撃吸収部材の材料の圧壊による圧
力が容器本体に作用する同本体の受圧面積を増大
せしめ、かくして前記各姿勢においても容器本体
の受圧面積を増大し、衝撃吸収部材の変形を減少
せしめ、この結果コンパクトな衝撃吸収部材の設
計を可能ならしめたものである。
以下本考案を図示の実施例について説明する。
第4図及び第5図において11は筒状容器本
体、12は同本体11の両端に着脱自在に嵌装さ
れる衝撃吸収装置Sの主体をなす木材等より構成
された衝撃吸収部材で、その外周部を外鋼板13
で被覆するとともに、同外鋼板13における容器
本体11の嵌合部に臨む一端面に同容器本体11
を囲繞する上部補強板14を固着し、且つ前記外
鋼板13における容器本体11の嵌合部の底部
に、同本体11の下底面に位置する十字状の下部
補強板15を固着する。
図示の実施例は前記のように構成されているの
で、容器の垂直落下姿勢では上部補強板14が効
果的に作用して、容器本体11の受圧面積を増大
し、衝撃緩衝吸収部材のエネルギ吸収領域を大き
くして同部材の変形を小さくする。
第6A図及び第6B図は夫々上部補強板14を
取付けていない場合と、取付けている場合の垂直
姿勢落下における従来の衝撃吸収部材aと前記実
施例に示す衝撃吸収装置Sの変形状態を示し上部
補強板14を取付けた場合、容器本体の受圧面積
が増大し、これに伴つてエネルギ吸収領域Eが増
大し、前記衝撃吸収装置Sの変形が小さくなる。
なお図中Aは変形前の衝撃吸収部材を示し、Bは
変形後の衝撃吸収部材を示す。
一方、容器の水平姿勢落下、コーナ姿勢落下、
傾斜姿勢落下においては下部補強板15が効果的
に作用し、容器本体11の受圧面積を増大して、
衝撃吸収装置Sのエネルギ吸収領域を増大し、そ
の変形を小さくする。
第7A図及び第7B図は夫々下部補強板15を
取付けていない場合と、取付けている場合の水平
姿勢落下における従来の衝撃吸収部材と前記実施
例の衝撃吸収装置Sの変形状態を示し、下部補強
板を取付けていない場合、エネルギ吸収領域は0
であるが、下部補強板15を取付けた場合、エネ
ルギ吸収領域Eが増大し、衝撃吸収装置Sの変形
は小さくなる。なお図中A,Bは夫々変形前、並
に変形後の衝撃吸収部材を示す。
このように図示の実施例においては、下部補強
板15を取付けることによつて水平落下姿勢、コ
ーナ落下姿勢、傾斜落下姿勢において容器本体1
1の受圧面積が増大し、衝撃吸収装置Sの変形が
小さくなり、容器本体11に生じる加速度が下部
補強板を取付けていない場合に比して小さくな
る。この結果コンパクトな衝撃吸収部材の設計が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1A図、第1B図及び第1C図並に第1D図
は夫々落下試験におけるキヤスクの落下姿勢を示
す説明図、第2図は従来のキヤスクのシヨツクア
ブソーバ装置を示す縦断面図、第3図は第2図の
矢視−図、第4図は本考案に係るキヤスクの
シヨツクアブソーバ装置の一実施例を示す縦断面
図、第5図は第4図の矢視−図、第6A図及
び第6B図は夫々垂直姿勢落下時の従来の衝撃吸
収装置及び本考案の衝撃吸収装置の変形状態を示
す比較説明図、第7A図及び第7B図は夫々水平
姿勢落下時の従来の衝撃吸収装置及び本考案の衝
撃吸収装置の変形状態を示す比較説明図である。 S…衝撃吸収装置、11…容器本体、12…衝
撃吸収部材、13…外鋼板、14…上部補強板、
15…下部補強板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状容器本体の両端に夫々嵌装された衝撃吸収
    部材の外周を外鋼板で被覆し、同外鋼板における
    前記容器本体嵌合部に臨む一端面には、同容器本
    体を囲繞する上部補強板を固着するとともに、前
    記外鋼板における前記容器本体嵌合部の底部に
    は、同容器本体下底面に位置する下部補強板を固
    着してなることを特徴とするキヤスクのシヨツク
    アブソーバ装置。
JP13544183U 1983-09-02 1983-09-02 キヤスクのシヨツクアブソ−バ装置 Granted JPS6043743U (ja)

Priority Applications (1)

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JP13544183U JPS6043743U (ja) 1983-09-02 1983-09-02 キヤスクのシヨツクアブソ−バ装置

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JP13544183U JPS6043743U (ja) 1983-09-02 1983-09-02 キヤスクのシヨツクアブソ−バ装置

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Publication Number Publication Date
JPS6043743U JPS6043743U (ja) 1985-03-27
JPH0311465Y2 true JPH0311465Y2 (ja) 1991-03-19

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ID=30304847

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JP13544183U Granted JPS6043743U (ja) 1983-09-02 1983-09-02 キヤスクのシヨツクアブソ−バ装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3982312B2 (ja) * 2002-04-19 2007-09-26 株式会社日立製作所 燃料キャスク用衝撃緩衝体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5715116U (ja) * 1980-07-02 1982-01-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5214874Y2 (ja) * 1972-04-26 1977-04-04
JPS5666898U (ja) * 1979-10-26 1981-06-03

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JPS5715116U (ja) * 1980-07-02 1982-01-26

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JPS6043743U (ja) 1985-03-27

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