JPH09203832A - 光ファイバテープ心線の製造装置 - Google Patents
光ファイバテープ心線の製造装置Info
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- JPH09203832A JPH09203832A JP8012774A JP1277496A JPH09203832A JP H09203832 A JPH09203832 A JP H09203832A JP 8012774 A JP8012774 A JP 8012774A JP 1277496 A JP1277496 A JP 1277496A JP H09203832 A JPH09203832 A JP H09203832A
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- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4479—Manufacturing methods of optical cables
- G02B6/448—Ribbon cables
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一次及び二次被覆用紫外線硬化樹脂の間の界
面密着力を増加させてねじれ特性、側圧特性を向上し、
温度変化に伴う伝送損失を低減する。 【解決手段】 一次被覆用の紫外線硬化樹脂の表面部分
は未硬化状態のまま、二次被覆手段は、一次硬化手段に
より紫外線が照射された光ファイバ素線群に二次被覆用
紫外線硬化樹脂を塗布し、二次硬化手段は、第2のガス
雰囲気中で二次被覆用紫外線硬化樹脂を硬化させるべく
紫外線を照射し、一次被覆用の紫外線硬化樹脂と二次被
覆用の紫外線硬化樹脂とは、二次硬化手段による硬化終
了後は、化学的に結合する。この結果、一次被覆用の紫
外線硬化樹脂と二次被覆用の紫外線硬化樹脂との密着力
が向上することとなり、ねじれ特性、側圧特性が向上す
るとともに、一次被覆用の紫外線硬化樹脂と、二次被覆
用の紫外線硬化樹脂の間に空隙が生じることがないの
で、温度変化に伴う伝送損失の増加を防止できる。
面密着力を増加させてねじれ特性、側圧特性を向上し、
温度変化に伴う伝送損失を低減する。 【解決手段】 一次被覆用の紫外線硬化樹脂の表面部分
は未硬化状態のまま、二次被覆手段は、一次硬化手段に
より紫外線が照射された光ファイバ素線群に二次被覆用
紫外線硬化樹脂を塗布し、二次硬化手段は、第2のガス
雰囲気中で二次被覆用紫外線硬化樹脂を硬化させるべく
紫外線を照射し、一次被覆用の紫外線硬化樹脂と二次被
覆用の紫外線硬化樹脂とは、二次硬化手段による硬化終
了後は、化学的に結合する。この結果、一次被覆用の紫
外線硬化樹脂と二次被覆用の紫外線硬化樹脂との密着力
が向上することとなり、ねじれ特性、側圧特性が向上す
るとともに、一次被覆用の紫外線硬化樹脂と、二次被覆
用の紫外線硬化樹脂の間に空隙が生じることがないの
で、温度変化に伴う伝送損失の増加を防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバテープ
心線の製造装置に係り、特に複数本の光ファイバ素線を
並列に並べ、紫外線硬化型樹脂を用いてテープ状に形成
する光ファイバテープ心線の製造装置に関する。
心線の製造装置に係り、特に複数本の光ファイバ素線を
並列に並べ、紫外線硬化型樹脂を用いてテープ状に形成
する光ファイバテープ心線の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の光ファイバテープ心線の製
造方法説明図を示す。図4(a)に示すように、複数本
の光ファイバ素線51を平面状に並列に並べて光ファイ
バ素線群51Aとして図4(d)に示す一次被覆装置5
2に供給し、この一次被覆装置52において光ファイバ
素線群51Aの周面は一次被覆用紫外線硬化樹脂P11
により一括して被覆され(一次被覆;図4(b)参
照)、一次硬化装置53に導入される。
造方法説明図を示す。図4(a)に示すように、複数本
の光ファイバ素線51を平面状に並列に並べて光ファイ
バ素線群51Aとして図4(d)に示す一次被覆装置5
2に供給し、この一次被覆装置52において光ファイバ
素線群51Aの周面は一次被覆用紫外線硬化樹脂P11
により一括して被覆され(一次被覆;図4(b)参
照)、一次硬化装置53に導入される。
【0003】一次硬化装置53に導入された光ファイバ
素線群51Aには、紫外線が照射され、一次被覆用紫外
線硬化樹脂P11は完全に硬化される。一次被覆用紫外
線硬化樹脂P11が完全に硬化された光ファイバ素線群
51Aは、二次被覆装置54において二次被覆用紫外線
硬化樹脂P12により被覆され(二次被覆;図4(c)
参照)、二次硬化装置55に導入される。
素線群51Aには、紫外線が照射され、一次被覆用紫外
線硬化樹脂P11は完全に硬化される。一次被覆用紫外
線硬化樹脂P11が完全に硬化された光ファイバ素線群
51Aは、二次被覆装置54において二次被覆用紫外線
硬化樹脂P12により被覆され(二次被覆;図4(c)
参照)、二次硬化装置55に導入される。
【0004】二次硬化装置55に導入された光ファイバ
素線群51Aは、再び紫外線が照射されて、二次被覆用
紫外線硬化樹脂P12が完全に硬化され、光ファイバテ
ープ心線56として図示しない巻取機に搬出される。
素線群51Aは、再び紫外線が照射されて、二次被覆用
紫外線硬化樹脂P12が完全に硬化され、光ファイバテ
ープ心線56として図示しない巻取機に搬出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の光ファイバ
テープ心線の製造装置においては、一次被覆用紫外線硬
化樹脂を完全硬化させた後に二次被覆用紫外線硬化樹脂
を被覆して完全硬化させていたので、一次被覆用紫外線
硬化樹脂と二次被覆用紫外線硬化樹脂とは化学的には結
合していない。
テープ心線の製造装置においては、一次被覆用紫外線硬
化樹脂を完全硬化させた後に二次被覆用紫外線硬化樹脂
を被覆して完全硬化させていたので、一次被覆用紫外線
硬化樹脂と二次被覆用紫外線硬化樹脂とは化学的には結
合していない。
【0006】従って、一次被覆用紫外線硬化樹脂と二次
被覆用紫外線硬化樹脂との間の界面密着力が弱くはがれ
やすいという問題点があった。また、ねじれ特性、側圧
特性が低下し、ねじりや側圧が印加された場合にはがれ
やすくなるという問題点があった。
被覆用紫外線硬化樹脂との間の界面密着力が弱くはがれ
やすいという問題点があった。また、ねじれ特性、側圧
特性が低下し、ねじりや側圧が印加された場合にはがれ
やすくなるという問題点があった。
【0007】さらに一次被覆用紫外線硬化樹脂と二次被
覆用紫外線硬化樹脂との間ではがれが生じた場合、空隙
が生じ、温度変化に伴う伝送損失が増加するという問題
点があった。そこで、本発明の目的は、一次被覆用紫外
線硬化樹脂と二次被覆用紫外線硬化樹脂との間の界面密
着力を増加させて、はがれを抑制し、ねじれ特性、側圧
特性を向上し、温度変化に伴う伝送損失を低減すること
が可能な光ファイバテープ心線を製造することが可能な
光ファイバテープ心線の製造装置を提供することにあ
る。
覆用紫外線硬化樹脂との間ではがれが生じた場合、空隙
が生じ、温度変化に伴う伝送損失が増加するという問題
点があった。そこで、本発明の目的は、一次被覆用紫外
線硬化樹脂と二次被覆用紫外線硬化樹脂との間の界面密
着力を増加させて、はがれを抑制し、ねじれ特性、側圧
特性を向上し、温度変化に伴う伝送損失を低減すること
が可能な光ファイバテープ心線を製造することが可能な
光ファイバテープ心線の製造装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、複数本の光ファイバ素線を
平面状に並列に並べて光ファイバ素線群とし、前記光フ
ァイバ素線群を紫外線硬化樹脂により被覆し、光ファイ
バテープ心線を製造する光ファイバテープ心線の製造装
置において、前記光ファイバ素線群に一次被覆用紫外線
硬化樹脂を塗布する一次被覆手段と、第1のガス雰囲気
中で前記一次被覆用紫外線硬化樹脂が塗布された前記光
ファイバ素線群に紫外線を照射する一次硬化手段と、前
記光ファイバ素線群に塗布された一次被覆用の紫外線硬
化樹脂の表面部分における硬化を阻害すべく前記第1の
ガス雰囲気中の酸素濃度が所定濃度範囲となるように調
整する酸素濃度制御手段と、前記一次硬化手段により紫
外線が照射された前記光ファイバ素線群に二次被覆用紫
外線硬化樹脂を塗布する二次被覆手段と、第2のガス雰
囲気中で前記二次被覆用紫外線硬化樹脂を硬化させるべ
く紫外線を照射する二次硬化手段と、を備えて構成す
る。
め、請求項1記載の発明は、複数本の光ファイバ素線を
平面状に並列に並べて光ファイバ素線群とし、前記光フ
ァイバ素線群を紫外線硬化樹脂により被覆し、光ファイ
バテープ心線を製造する光ファイバテープ心線の製造装
置において、前記光ファイバ素線群に一次被覆用紫外線
硬化樹脂を塗布する一次被覆手段と、第1のガス雰囲気
中で前記一次被覆用紫外線硬化樹脂が塗布された前記光
ファイバ素線群に紫外線を照射する一次硬化手段と、前
記光ファイバ素線群に塗布された一次被覆用の紫外線硬
化樹脂の表面部分における硬化を阻害すべく前記第1の
ガス雰囲気中の酸素濃度が所定濃度範囲となるように調
整する酸素濃度制御手段と、前記一次硬化手段により紫
外線が照射された前記光ファイバ素線群に二次被覆用紫
外線硬化樹脂を塗布する二次被覆手段と、第2のガス雰
囲気中で前記二次被覆用紫外線硬化樹脂を硬化させるべ
く紫外線を照射する二次硬化手段と、を備えて構成す
る。
【0009】請求項1記載の発明によれば、一次被覆手
段は、光ファイバ素線群に一次被覆用紫外線硬化樹脂を
塗布し、一次硬化手段は、第1のガス雰囲気中で一次被
覆用紫外線硬化樹脂が塗布された光ファイバ素線群に紫
外線を照射する。この紫外線の照射と並行して酸素濃度
制御手段は、光ファイバ素線群に塗布された一次被覆用
の紫外線硬化樹脂の表面部分における硬化を阻害すべく
第1のガス雰囲気中の酸素濃度が所定濃度範囲となるよ
うに調整する。
段は、光ファイバ素線群に一次被覆用紫外線硬化樹脂を
塗布し、一次硬化手段は、第1のガス雰囲気中で一次被
覆用紫外線硬化樹脂が塗布された光ファイバ素線群に紫
外線を照射する。この紫外線の照射と並行して酸素濃度
制御手段は、光ファイバ素線群に塗布された一次被覆用
の紫外線硬化樹脂の表面部分における硬化を阻害すべく
第1のガス雰囲気中の酸素濃度が所定濃度範囲となるよ
うに調整する。
【0010】従って、一次被覆用の紫外線硬化樹脂の表
面部分は未硬化状態のまま、二次被覆手段は、一次硬化
手段により紫外線が照射された光ファイバ素線群に二次
被覆用紫外線硬化樹脂を塗布する。そして、二次硬化手
段は、第2のガス雰囲気中で二次被覆用紫外線硬化樹脂
を硬化させるべく紫外線を照射する。
面部分は未硬化状態のまま、二次被覆手段は、一次硬化
手段により紫外線が照射された光ファイバ素線群に二次
被覆用紫外線硬化樹脂を塗布する。そして、二次硬化手
段は、第2のガス雰囲気中で二次被覆用紫外線硬化樹脂
を硬化させるべく紫外線を照射する。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記酸素濃度制御手段は、前記第1のガス
雰囲気中の酸素濃度をC1とすると、 3[%]≦C1≦15[%] とするように構成する。
明において、前記酸素濃度制御手段は、前記第1のガス
雰囲気中の酸素濃度をC1とすると、 3[%]≦C1≦15[%] とするように構成する。
【0012】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、酸素濃度制御手段は、第1の
ガス雰囲気中の酸素濃度をC1とすると、 3[%]≦C1≦15[%] とするので、一次被覆と二次被覆との密着性を向上さ
せ、かつ、一次被覆用の紫外線硬化樹脂の表面部分は未
硬化状態のままとすることができる。
載の発明の作用に加えて、酸素濃度制御手段は、第1の
ガス雰囲気中の酸素濃度をC1とすると、 3[%]≦C1≦15[%] とするので、一次被覆と二次被覆との密着性を向上さ
せ、かつ、一次被覆用の紫外線硬化樹脂の表面部分は未
硬化状態のままとすることができる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明において、前記光ファイバ素線群に塗布
された二次被覆用の紫外線硬化樹脂の硬化を促進させる
べく前記第2のガス雰囲気中の酸素濃度を所定濃度以下
となるように調整する第2の酸素濃度制御手段を備えて
構成する。
項2記載の発明において、前記光ファイバ素線群に塗布
された二次被覆用の紫外線硬化樹脂の硬化を促進させる
べく前記第2のガス雰囲気中の酸素濃度を所定濃度以下
となるように調整する第2の酸素濃度制御手段を備えて
構成する。
【0014】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は請求項2記載の発明の作用に加えて、第2の酸素濃度
制御手段は、光ファイバ素線群に塗布された一次被覆用
の紫外線硬化樹脂の表面及び二次被覆用の紫外線硬化樹
脂の硬化を促進させるべく第2のガス雰囲気中の酸素濃
度を所定濃度以下となるように調整する。
は請求項2記載の発明の作用に加えて、第2の酸素濃度
制御手段は、光ファイバ素線群に塗布された一次被覆用
の紫外線硬化樹脂の表面及び二次被覆用の紫外線硬化樹
脂の硬化を促進させるべく第2のガス雰囲気中の酸素濃
度を所定濃度以下となるように調整する。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記第2の酸素濃度制御手段は、前記第2
のガス雰囲気中の酸素濃度C2とすると、 C2≦2[%] とするように構成する。
明において、前記第2の酸素濃度制御手段は、前記第2
のガス雰囲気中の酸素濃度C2とすると、 C2≦2[%] とするように構成する。
【0016】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明の作用に加えて、第2の酸素濃度制御手段は、
第2のガス雰囲気中の酸素濃度C2とすると、 C2≦2[%] とするので、確実に一次被覆用の紫外線硬化樹脂の表面
及び二次被覆用の紫外線硬化樹脂の硬化を促進できる。
載の発明の作用に加えて、第2の酸素濃度制御手段は、
第2のガス雰囲気中の酸素濃度C2とすると、 C2≦2[%] とするので、確実に一次被覆用の紫外線硬化樹脂の表面
及び二次被覆用の紫外線硬化樹脂の硬化を促進できる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の好適
な実施形態を説明する。図1に光ファイバテープ心線製
造装置の概要構成ブロック図を示す。光ファイバテープ
心線製造装置100は、複数の光ファイバ素線1を整列
して光ファイバ素線群1Aとして供給する素線整列供給
装置2と、供給された光ファイバ素線群1Aに一次被覆
用紫外線硬化樹脂P1(図2参照)を塗布する一次被覆
装置3と、一次被覆用紫外線硬化樹脂P1を硬化すべく
第1の所定雰囲気下で紫外線を照射する一次被覆用紫外
線硬化装置4と、一次被覆用紫外線硬化装置4から供給
される光ファイバ素線群1Aに二次被覆用紫外線硬化樹
脂P2(図2参照)を塗布する二次被覆装置5と、二次
被覆用紫外線硬化樹脂P2を硬化すべく第2の所定雰囲
気下で紫外線を照射し、光ファイバテープ心線7を図示
しない巻取機側に搬出する二次被覆用紫外線硬化装置6
と、を備えて構成されている。
な実施形態を説明する。図1に光ファイバテープ心線製
造装置の概要構成ブロック図を示す。光ファイバテープ
心線製造装置100は、複数の光ファイバ素線1を整列
して光ファイバ素線群1Aとして供給する素線整列供給
装置2と、供給された光ファイバ素線群1Aに一次被覆
用紫外線硬化樹脂P1(図2参照)を塗布する一次被覆
装置3と、一次被覆用紫外線硬化樹脂P1を硬化すべく
第1の所定雰囲気下で紫外線を照射する一次被覆用紫外
線硬化装置4と、一次被覆用紫外線硬化装置4から供給
される光ファイバ素線群1Aに二次被覆用紫外線硬化樹
脂P2(図2参照)を塗布する二次被覆装置5と、二次
被覆用紫外線硬化樹脂P2を硬化すべく第2の所定雰囲
気下で紫外線を照射し、光ファイバテープ心線7を図示
しない巻取機側に搬出する二次被覆用紫外線硬化装置6
と、を備えて構成されている。
【0018】素線整列供給装置2は、図示しない光ファ
イバ素線装置から供給される光ファイバ素線1を案内す
るためのガイドローラ10と、光ファイバ素線1に対し
横方向の整列を行なわせる横整列ローラ11と、光ファ
イバ素線1に対し縦方向の整列を行なわせる縦整列ロー
ラ12と、を備えて構成されている。
イバ素線装置から供給される光ファイバ素線1を案内す
るためのガイドローラ10と、光ファイバ素線1に対し
横方向の整列を行なわせる横整列ローラ11と、光ファ
イバ素線1に対し縦方向の整列を行なわせる縦整列ロー
ラ12と、を備えて構成されている。
【0019】一次被覆用紫外線硬化装置4は、一次被覆
用紫外線硬化樹脂P1の硬化反応時に発生するガスを効
率的に除去するとともに、光ファイバ素線群1Aの温度
が所定温度以上に上昇するのを防止するための冷却ガス
を第1の所定雰囲気として供給するマスフローコントロ
ーラ等の第1冷却ガス供給装置15と、図示しない酸素
センサにより冷却ガス中の酸素濃度を制御する第1酸素
濃度制御装置16と、を備えて構成されている。
用紫外線硬化樹脂P1の硬化反応時に発生するガスを効
率的に除去するとともに、光ファイバ素線群1Aの温度
が所定温度以上に上昇するのを防止するための冷却ガス
を第1の所定雰囲気として供給するマスフローコントロ
ーラ等の第1冷却ガス供給装置15と、図示しない酸素
センサにより冷却ガス中の酸素濃度を制御する第1酸素
濃度制御装置16と、を備えて構成されている。
【0020】二次被覆用紫外線硬化装置6は、二次被覆
用紫外線硬化樹脂P2の硬化反応時に発生するガスを効
率的に除去するとともに、光ファイバ素線群1Aの温度
が所定温度以上に上昇するのを防止するための冷却ガス
を第2の所定雰囲気として供給するマスフローコントロ
ーラ等の第2冷却ガス供給装置18と、図示しない酸素
センサにより冷却ガス中の酸素濃度を制御する第2酸素
濃度制御装置19と、を備えて構成されている。
用紫外線硬化樹脂P2の硬化反応時に発生するガスを効
率的に除去するとともに、光ファイバ素線群1Aの温度
が所定温度以上に上昇するのを防止するための冷却ガス
を第2の所定雰囲気として供給するマスフローコントロ
ーラ等の第2冷却ガス供給装置18と、図示しない酸素
センサにより冷却ガス中の酸素濃度を制御する第2酸素
濃度制御装置19と、を備えて構成されている。
【0021】次に動作を説明する。素線整列供給装置2
のガイドローラ10は、図示しない光ファイバ素線供給
装置から供給される複数(例えば、4本)の光ファイバ
素線1を案内して横整列ローラ11側に供給する。
のガイドローラ10は、図示しない光ファイバ素線供給
装置から供給される複数(例えば、4本)の光ファイバ
素線1を案内して横整列ローラ11側に供給する。
【0022】横整列ローラ11は、光ファイバ素線1に
対し横方向の整列を行なわせ、縦整列ローラ12は、光
ファイバ素線1に対し縦方向の整列を行なわせ、複数の
光ファイバ素線1を光ファイバ素線群1Aとして一次被
覆装置3に供給する。一次被覆装置3は、供給された光
ファイバ素線群1Aに一次被覆用紫外線硬化樹脂P1を
塗布し、一次被覆用紫外線硬化装置4に供給する。
対し横方向の整列を行なわせ、縦整列ローラ12は、光
ファイバ素線1に対し縦方向の整列を行なわせ、複数の
光ファイバ素線1を光ファイバ素線群1Aとして一次被
覆装置3に供給する。一次被覆装置3は、供給された光
ファイバ素線群1Aに一次被覆用紫外線硬化樹脂P1を
塗布し、一次被覆用紫外線硬化装置4に供給する。
【0023】より詳細には、図2(a)あるいは図2
(b)の断面図に示すように、光ファイバ素線群1Aの
図中、上下方向には、光ファイバ素線群1Aを構成する
光ファイバ素線1の直径を超えないように一次被覆用紫
外線硬化樹脂P1を塗布して、一次被覆用紫外線硬化装
置4に供給する。
(b)の断面図に示すように、光ファイバ素線群1Aの
図中、上下方向には、光ファイバ素線群1Aを構成する
光ファイバ素線1の直径を超えないように一次被覆用紫
外線硬化樹脂P1を塗布して、一次被覆用紫外線硬化装
置4に供給する。
【0024】一次被覆用紫外線硬化装置4の第1冷却ガ
ス供給装置15は、一次被覆用紫外線硬化樹脂P1の硬
化反応時に発生するガスを効率的に除去するとともに、
光ファイバ素線群1Aの温度が所定温度以上に上昇する
のを防止するための冷却ガスを第1の所定雰囲気として
供給する。
ス供給装置15は、一次被覆用紫外線硬化樹脂P1の硬
化反応時に発生するガスを効率的に除去するとともに、
光ファイバ素線群1Aの温度が所定温度以上に上昇する
のを防止するための冷却ガスを第1の所定雰囲気として
供給する。
【0025】これと並行して第1酸素濃度制御装置16
は、図示しない酸素センサにより冷却ガス中の酸素濃度
が所定濃度範囲となるように第1冷却ガス供給装置15
を介して冷却ガスの流量を制御する。より具体的には、
第1酸素濃度制御装置16は、冷却ガス中の酸素濃度C
1が、 3[%]≦C1≦15[%] となるように冷却ガスの流量を制御する。
は、図示しない酸素センサにより冷却ガス中の酸素濃度
が所定濃度範囲となるように第1冷却ガス供給装置15
を介して冷却ガスの流量を制御する。より具体的には、
第1酸素濃度制御装置16は、冷却ガス中の酸素濃度C
1が、 3[%]≦C1≦15[%] となるように冷却ガスの流量を制御する。
【0026】この場合において、冷却ガス中の酸素濃度
C1を、 3[%]≦C1 と設定しているのは、酸素濃度C1=3[%]は、一次
被覆用紫外線硬化樹脂P1の表面における硬化反応を阻
害しないための上限値であり、これ未満の酸素濃度C1
では、一次被覆用紫外線硬化樹脂P1が完全に硬化して
しまうからである。
C1を、 3[%]≦C1 と設定しているのは、酸素濃度C1=3[%]は、一次
被覆用紫外線硬化樹脂P1の表面における硬化反応を阻
害しないための上限値であり、これ未満の酸素濃度C1
では、一次被覆用紫外線硬化樹脂P1が完全に硬化して
しまうからである。
【0027】一方、冷却ガス中の酸素濃度C1を、 C≦15[%] と設定しているのは、酸素濃度C1=15[%]を超え
る濃度では、一次被覆用紫外線硬化樹脂P1の表面ばか
りでなく、ある程度の内部においても硬化反応が阻害さ
れ、一次被覆用紫外線硬化樹脂P1の表面のべとつきが
大きくなり、成形しにくくなるからである。
る濃度では、一次被覆用紫外線硬化樹脂P1の表面ばか
りでなく、ある程度の内部においても硬化反応が阻害さ
れ、一次被覆用紫外線硬化樹脂P1の表面のべとつきが
大きくなり、成形しにくくなるからである。
【0028】従って、冷却ガス中の酸素濃度C1を、 3[%]≦C1≦15[%] とした場合に、一次被覆用紫外線硬化装置4により得ら
れる一次被覆用紫外線硬化樹脂P1の表面は未硬化状態
で、ざらついた状態となっており、化学的に活性な状態
を保持している。
れる一次被覆用紫外線硬化樹脂P1の表面は未硬化状態
で、ざらついた状態となっており、化学的に活性な状態
を保持している。
【0029】図3に一次被覆用紫外線硬化樹脂P1の表
面粗さを酸素濃度C1を変化させた場合について示す。
図3(a)は、酸素濃度C1=2[%]の場合の一次被
覆用紫外線硬化樹脂P1の表面粗さを測定したものであ
り、表面がなめらかになっていることがわかる。
面粗さを酸素濃度C1を変化させた場合について示す。
図3(a)は、酸素濃度C1=2[%]の場合の一次被
覆用紫外線硬化樹脂P1の表面粗さを測定したものであ
り、表面がなめらかになっていることがわかる。
【0030】これに対し、図3(b)は酸素濃度C1=
3[%]の場合の一次被覆用紫外線硬化樹脂P1の表面
粗さを測定したものであり、表面が未硬化状態であるた
め、ざらついた状態となっていることがわかる。次に一
次被覆用紫外線硬化装置4から供給された一次被覆用紫
外線硬化樹脂P1の表面が未硬化状態の光ファイバ素線
群1Aは二次被覆装置5により二次被覆用紫外線硬化樹
脂P2が塗布され、二次被覆用紫外線硬化装置6に供給
される。
3[%]の場合の一次被覆用紫外線硬化樹脂P1の表面
粗さを測定したものであり、表面が未硬化状態であるた
め、ざらついた状態となっていることがわかる。次に一
次被覆用紫外線硬化装置4から供給された一次被覆用紫
外線硬化樹脂P1の表面が未硬化状態の光ファイバ素線
群1Aは二次被覆装置5により二次被覆用紫外線硬化樹
脂P2が塗布され、二次被覆用紫外線硬化装置6に供給
される。
【0031】より具体的には、図2(c)(図2(a)
に対応)あるいは図2(d)(図2(b)に対応)に示
すように、二次被覆用紫外線硬化樹脂P2を塗布して、
二次被覆用紫外線硬化装置6に供給する。二次被覆用紫
外線硬化装置6の第2冷却ガス供給装置18は、二次被
覆用紫外線硬化樹脂P2の硬化反応時に発生するガスを
効率的に除去するとともに、光ファイバ素線群1Aの温
度が所定温度以上に上昇するのを防止するための冷却ガ
スを第2の所定雰囲気として供給する。
に対応)あるいは図2(d)(図2(b)に対応)に示
すように、二次被覆用紫外線硬化樹脂P2を塗布して、
二次被覆用紫外線硬化装置6に供給する。二次被覆用紫
外線硬化装置6の第2冷却ガス供給装置18は、二次被
覆用紫外線硬化樹脂P2の硬化反応時に発生するガスを
効率的に除去するとともに、光ファイバ素線群1Aの温
度が所定温度以上に上昇するのを防止するための冷却ガ
スを第2の所定雰囲気として供給する。
【0032】これと並行して第2酸素濃度制御装置19
は、図示しない酸素センサにより冷却ガス中の酸素濃度
が所定濃度以下となるように第2冷却ガス供給装置18
を介して冷却ガスの流量を制御する。より具体的には、
第2酸素濃度制御装置19は、冷却ガス中の酸素濃度C
2が、 C2≦2[%] となるように冷却ガスの流量を制御する。
は、図示しない酸素センサにより冷却ガス中の酸素濃度
が所定濃度以下となるように第2冷却ガス供給装置18
を介して冷却ガスの流量を制御する。より具体的には、
第2酸素濃度制御装置19は、冷却ガス中の酸素濃度C
2が、 C2≦2[%] となるように冷却ガスの流量を制御する。
【0033】この場合において、冷却ガス中の酸素濃度
C2を、C2≦2[%]と設定しているのは、二次被覆
用紫外線硬化樹脂P2の表面における硬化反応を阻害せ
ず、二次被覆用紫外線硬化樹脂P2を完全に硬化させる
ためである。これらの結果、二次被覆用紫外線硬化樹脂
P2は、一次被覆用紫外線硬化樹脂P1と化学的に結合
して一体化し、完全に硬化することとなる。
C2を、C2≦2[%]と設定しているのは、二次被覆
用紫外線硬化樹脂P2の表面における硬化反応を阻害せ
ず、二次被覆用紫外線硬化樹脂P2を完全に硬化させる
ためである。これらの結果、二次被覆用紫外線硬化樹脂
P2は、一次被覆用紫外線硬化樹脂P1と化学的に結合
して一体化し、完全に硬化することとなる。
【0034】従って、一次被覆用紫外線硬化樹脂P1と
二次被覆用紫外線硬化樹脂P2との界面の密着力が向上
してはがれることがなくなる。この結果、ねじれ特性、
側圧特性が向上するとともに、一次被覆用紫外線硬化樹
脂P1と二次被覆用紫外線硬化樹脂P2との間に空隙が
生じることがないので、温度変化に伴う伝送損失の増加
を防止することができる。
二次被覆用紫外線硬化樹脂P2との界面の密着力が向上
してはがれることがなくなる。この結果、ねじれ特性、
側圧特性が向上するとともに、一次被覆用紫外線硬化樹
脂P1と二次被覆用紫外線硬化樹脂P2との間に空隙が
生じることがないので、温度変化に伴う伝送損失の増加
を防止することができる。
【0035】以上の説明においては、一次硬化時におけ
る酸素濃度C1を3[%]≦C1≦15[%]、かつ、
二次硬化時における酸素濃度C2をC2≦2[%]とし
ていたが、使用する紫外線硬化樹脂に応じて、一次硬化
においては光ファイバ素線群に塗布された一次被覆用紫
外線硬化樹脂の表面部分における硬化を阻害し、かつ、
二次硬化においては、一次被覆用紫外線硬化樹脂の表面
及び二次被覆用紫外線硬化樹脂を一体的に完全硬化する
ように酸素濃度C1及び酸素濃度C2を適宜変更するこ
とが可能である。
る酸素濃度C1を3[%]≦C1≦15[%]、かつ、
二次硬化時における酸素濃度C2をC2≦2[%]とし
ていたが、使用する紫外線硬化樹脂に応じて、一次硬化
においては光ファイバ素線群に塗布された一次被覆用紫
外線硬化樹脂の表面部分における硬化を阻害し、かつ、
二次硬化においては、一次被覆用紫外線硬化樹脂の表面
及び二次被覆用紫外線硬化樹脂を一体的に完全硬化する
ように酸素濃度C1及び酸素濃度C2を適宜変更するこ
とが可能である。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、一次被覆
手段は、光ファイバ素線群に一次被覆用紫外線硬化樹脂
を塗布し、一次硬化手段は、第1のガス雰囲気中で一次
被覆用紫外線硬化樹脂が塗布された光ファイバ素線群に
紫外線を照射し、この紫外線の照射と並行して酸素濃度
制御手段は、光ファイバ素線群に塗布された一次被覆用
の紫外線硬化樹脂の表面部分における硬化を阻害すべく
第1のガス雰囲気中の酸素濃度が所定濃度範囲となるよ
うに調整する。
手段は、光ファイバ素線群に一次被覆用紫外線硬化樹脂
を塗布し、一次硬化手段は、第1のガス雰囲気中で一次
被覆用紫外線硬化樹脂が塗布された光ファイバ素線群に
紫外線を照射し、この紫外線の照射と並行して酸素濃度
制御手段は、光ファイバ素線群に塗布された一次被覆用
の紫外線硬化樹脂の表面部分における硬化を阻害すべく
第1のガス雰囲気中の酸素濃度が所定濃度範囲となるよ
うに調整する。
【0037】従って、一次被覆用の紫外線硬化樹脂の表
面部分は未硬化状態のまま、二次被覆手段は、一次硬化
手段により紫外線が照射された光ファイバ素線群に二次
被覆用紫外線硬化樹脂を塗布し、二次硬化手段は、第2
のガス雰囲気中で二次被覆用紫外線硬化樹脂を硬化させ
るべく紫外線を照射するので、一次被覆用の紫外線硬化
樹脂と二次被覆用の紫外線硬化樹脂とは、二次硬化手段
による硬化終了後は、化学的に結合する。
面部分は未硬化状態のまま、二次被覆手段は、一次硬化
手段により紫外線が照射された光ファイバ素線群に二次
被覆用紫外線硬化樹脂を塗布し、二次硬化手段は、第2
のガス雰囲気中で二次被覆用紫外線硬化樹脂を硬化させ
るべく紫外線を照射するので、一次被覆用の紫外線硬化
樹脂と二次被覆用の紫外線硬化樹脂とは、二次硬化手段
による硬化終了後は、化学的に結合する。
【0038】この結果、一次被覆用の紫外線硬化樹脂と
二次被覆用の紫外線硬化樹脂との密着力が向上すること
となり、ねじれ特性、側圧特性が向上するとともに、一
次被覆用の紫外線硬化樹脂と、二次被覆用の紫外線硬化
樹脂の間に空隙が生じることがないので、温度変化に伴
う伝送損失の増加を防止することができる。
二次被覆用の紫外線硬化樹脂との密着力が向上すること
となり、ねじれ特性、側圧特性が向上するとともに、一
次被覆用の紫外線硬化樹脂と、二次被覆用の紫外線硬化
樹脂の間に空隙が生じることがないので、温度変化に伴
う伝送損失の増加を防止することができる。
【0039】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、酸素濃度制御手段は、前記第
1のガス雰囲気中の酸素濃度をC1とすると、 3[%]≦C1≦15[%] とするので、一次被覆と二次被覆と密着性を向上させ、
かつ、一次被覆用の紫外線硬化樹脂の表面部分は未硬化
状態のままとすることができ、二次被覆用の紫外線効果
樹脂の硬化時に一次被覆用の紫外線硬化樹脂と二次被覆
用の紫外線硬化樹脂とを確実に化学的に結合させること
ができる。
載の発明の効果に加えて、酸素濃度制御手段は、前記第
1のガス雰囲気中の酸素濃度をC1とすると、 3[%]≦C1≦15[%] とするので、一次被覆と二次被覆と密着性を向上させ、
かつ、一次被覆用の紫外線硬化樹脂の表面部分は未硬化
状態のままとすることができ、二次被覆用の紫外線効果
樹脂の硬化時に一次被覆用の紫外線硬化樹脂と二次被覆
用の紫外線硬化樹脂とを確実に化学的に結合させること
ができる。
【0040】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は請求項2記載の発明の作用に加えて、第2の酸素濃度
制御手段は、光ファイバ素線群に塗布された二次被覆用
の紫外線硬化樹脂の硬化を促進させるべく第2のガス雰
囲気中の酸素濃度を所定濃度以下となるように調整する
ので、一次被覆用の紫外線硬化樹脂と二次被覆用の紫外
線硬化樹脂とを一体的に硬化させることができる。
は請求項2記載の発明の作用に加えて、第2の酸素濃度
制御手段は、光ファイバ素線群に塗布された二次被覆用
の紫外線硬化樹脂の硬化を促進させるべく第2のガス雰
囲気中の酸素濃度を所定濃度以下となるように調整する
ので、一次被覆用の紫外線硬化樹脂と二次被覆用の紫外
線硬化樹脂とを一体的に硬化させることができる。
【0041】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明の作用に加えて、第2の酸素濃度制御手段は、
第2のガス雰囲気中の酸素濃度C2とすると、 C2≦2[%] とするので、確実に一次被覆用の紫外線硬化樹脂の表面
及び二次被覆用の紫外線硬化樹脂の硬化を促進できる。
載の発明の作用に加えて、第2の酸素濃度制御手段は、
第2のガス雰囲気中の酸素濃度C2とすると、 C2≦2[%] とするので、確実に一次被覆用の紫外線硬化樹脂の表面
及び二次被覆用の紫外線硬化樹脂の硬化を促進できる。
【図1】光ファイバテープ心線製造装置の概要構成ブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】光ファイバテープ心線の製造方法説明図(断面
図)である。
図)である。
【図3】雰囲気中の酸素濃度の違いによる一次被覆用紫
外線硬化樹脂の表面粗さの違いを説明する図である。
外線硬化樹脂の表面粗さの違いを説明する図である。
【図4】従来の光ファイバ心線の製造方法説明図であ
る。
る。
1 光ファイバ素線 1A 光ファイバ素線群 2 素線整列供給装置 3 一次被覆装置 4 一次被覆用紫外線硬化装置 5 二次被覆装置 6 二次被覆用紫外線硬化装置 7 光ファイバテープ心線 10 ガイドローラ 11 横整列ローラ 12 縦整列ローラ 15 第1冷却ガス供給装置 16 第1酸素濃度制御装置 18 第2冷却ガス供給装置 19 第2酸素濃度制御装置 P1 一次被覆用紫外線硬化樹脂 P2 二次被覆用紫外線硬化樹脂
Claims (4)
- 【請求項1】 複数本の光ファイバ素線を平面状に並列
に並べて光ファイバ素線群とし、前記光ファイバ素線群
を紫外線硬化樹脂により被覆し、光ファイバテープ心線
を製造する光ファイバテープ心線の製造装置において、 前記光ファイバ素線群に一次被覆用紫外線硬化樹脂を塗
布する一次被覆手段と、 第1のガス雰囲気中で前記一次被覆用紫外線硬化樹脂が
塗布された前記光ファイバ素線群に紫外線を照射する一
次硬化手段と、 前記光ファイバ素線群に塗布された一次被覆用の紫外線
硬化樹脂の表面部分における硬化を阻害すべく前記第1
のガス雰囲気中の酸素濃度が所定濃度範囲となるように
調整する酸素濃度制御手段と、 前記一次硬化手段により紫外線が照射された前記光ファ
イバ素線群に二次被覆用紫外線硬化樹脂を塗布する二次
被覆手段と、 第2のガス雰囲気中で前記二次被覆用紫外線硬化樹脂を
硬化させるべく紫外線を照射する二次硬化手段と、 を備えたことを特徴とする光ファイバテープ心線の製造
装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の光ファイバテープ心線の
製造装置において、 前記酸素濃度制御手段は、前記第1のガス雰囲気中の酸
素濃度をC1とすると、 3[%]≦C1≦15[%] とすることを特徴とする光ファイバテープ心線の製造装
置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の光ファイバ
テープ心線の製造装置において、 前記光ファイバ素線群に塗布された二次被覆用の紫外線
硬化樹脂の硬化を促進させるべく前記第2のガス雰囲気
中の酸素濃度を所定濃度以下となるように調整する第2
の酸素濃度制御手段を備えたことを特徴とする光ファイ
バテープ心線の製造装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の光ファイバテープ心線の
製造装置において、 前記第2の酸素濃度制御手段は、前記第2のガス雰囲気
中の酸素濃度C2とすると、 C2≦2[%] とすることを特徴とする光ファイバテープ心線の製造装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8012774A JPH09203832A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 光ファイバテープ心線の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8012774A JPH09203832A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 光ファイバテープ心線の製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09203832A true JPH09203832A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11814760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8012774A Pending JPH09203832A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 光ファイバテープ心線の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09203832A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0969303A2 (en) * | 1998-07-02 | 2000-01-05 | Alcatel | Method of making an optical fiber ribbon with improved planarity and an optical fiber ribbon with improved planarity |
-
1996
- 1996-01-29 JP JP8012774A patent/JPH09203832A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0969303A2 (en) * | 1998-07-02 | 2000-01-05 | Alcatel | Method of making an optical fiber ribbon with improved planarity and an optical fiber ribbon with improved planarity |
EP0969303A3 (en) * | 1998-07-02 | 2001-08-16 | Alcatel | Method of making an optical fiber ribbon with improved planarity and an optical fiber ribbon with improved planarity |
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