JPH09203820A - 光ファイバの接続装置における放電強度の制御方法 - Google Patents

光ファイバの接続装置における放電強度の制御方法

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JPH09203820A
JPH09203820A JP3122696A JP3122696A JPH09203820A JP H09203820 A JPH09203820 A JP H09203820A JP 3122696 A JP3122696 A JP 3122696A JP 3122696 A JP3122696 A JP 3122696A JP H09203820 A JPH09203820 A JP H09203820A
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JP
Japan
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optical fiber
eccentricity
core
value
center
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Pending
Application number
JP3122696A
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English (en)
Inventor
Fuminori Iijima
島 史 教 飯
Yosuke Suzuki
木 要 介 鈴
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ファイバのコアの偏心量の如何に関わらず、
接続部の伝送損失を可及的に小さくするため、その接続
部における上記コアの屈曲を可及的に小さくできるよう
に放電強度を自動的に制御できるように、その制御方法
を工夫することをその課題とする。 【解決手段】光ファイバ支持台から突出した光ファイバ
の先端のコアの偏心量を測定し、この測定値に応じて放
電強度を制御し、上記放電強度を所定の基準値から低減
することとし、その低減値を上記の偏心量の測定値に比
例させることを特徴とする光ファイバ接続装置における
放電強度の制御方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ接続装置に
おける放電強度の制御方法に関するものであり、光ファ
イバのコアの偏心量の如何に関わらず、接続部の伝送損
失を可及的に小さくすることができるものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバの接続装置においては、光フ
ァイバの接続端を放電加熱によって溶融させ、光ファイ
バを突き合わせて接続する。そして、光ファイバの接続
端部が十分に溶融して、突き合わされた一対の光ファイ
バが外径軸自己調心されるのに十分な強度の放電がなさ
れるように放電制御されるものであり、したがって、光
ファイバの先端部は十分に溶融され、突き合わされた一
対の光ファイバが上記のように自己調心されて段差のな
い状態で直線状に突き合わせ接続される。一対の光ファ
イバf1、f2は、その中心線を一致した状態で突き合わ
せて溶着すると、光ファイバの中心に対してコアC1
2が偏心している分だけ、接続される二つのコアは互
いにずれた状態で接続されることになるので、支持台の
位置を調節して、両コアC1、C2の偏心量の如何に関わ
らず両光ファイバf1、f2のコアの中心線が互いに一致
するように、光ファイバの位置が調整され(図1の接続
前の状態参照)、この状態で溶着接続される。この状態
では左右の光ファイバの先端の中心は互いにずれ、この
偏心量はコアの偏心量に等しい(コアC1、C2の偏心量
がゼロのときは、光ファイバf1、f2間の偏心はゼロで
ある)。コアC1、C2の先端は互いに中心が一致した状
態で溶着接続されるが、光ファイバf1、f2の先端は、
溶融した部分の表面張力によってその中心が自然に一致
するように変形する(外径軸自己調心作用であり、図1
の接続後の状態参照)。この光フアイバのこの自己調心
作用によるその先端の変形によって、左右の光ファイバ
1、f2のコアC1、C2はその先端部(接続された部
分)において大きく屈曲して歪むことになり、この歪み
のために接続部の伝送損失が大きくなるという問題があ
る。そして伝送損失はコアの偏心量が大きいほどこの傾
向が大きい。これらの問題は、光フアイバのコアの中心
を予め一致させて突き合わせることと、および光ファイ
バ先端部の上記自己調心作用による変形によって生じる
現象であるから、従来の接続法では避けられない問題で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は従来
技術における溶着接続部の伝送損失を可及的に低減する
ことを目的とし、上記コアの屈曲を可及的に小さくでき
るように放電強度を自動的に制御できるように、その制
御方法を工夫することをその課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のために講
じた手段は次ぎの要素(イ)および(ロ)によって構成
されるものである。 (イ)光ファイバ支持台から突出した光ファイバの先端
のコアの偏心量を測定し、この測定値に応じて放電強度
を制御すること、(ロ)放電強度を所定の基準値から低
減することとし、その低減値を上記の偏心量の測定値に
比例させること。
【0005】
【作 用】光ファイバ支持台から所定量突出して対向し
ている一対の光ファイバの先端を放電加熱すると、コア
先端がその中心が一致した状態で突き合わせ接続され、
光ファイバの接続端部は予め互いに偏心された状態か
ら、外径軸自己調心作用によってその中心が合わされ、
これに伴ってコアの先端部分が互いに偏心し、この部分
で屈曲する。そして、この自己調心の程度は放電強度に
比例し、放電強度が弱いと自己調心の程度は減少する。
コアの偏心量がゼロのときは、所定の放電電圧に対する
上記の低減値がゼロであるから放電強度は基準値と同じ
である。したがって、光ファイバの先端は完全に上記の
ように自己調心された状態で接続される。コアの偏心量
が大きいときは、上記の低減値は大きいので放電強度は
基準値よりも小さくなる。したがって、上記自己調心の
程度は減少し、この自己調心によるコアの上記屈曲(歪
み)の程度は、この自己調心が完全になされる場合(従
来技術はこの場合に当たる)に比して小さくなる。それ
ゆえ、コアの上記歪みによる伝送損失は低減される。従
来技術によるときはコアの偏心量が大きいほどコアの屈
曲が大きくなるところを、放電強度の程度を偏心量の大
きさに反比例させて自動的に制御して弱め、これによっ
て上記の自己調心の程度を抑制するので、コアの偏心量
の如何に関わらず、上記のコアの屈曲(歪み)による伝
送損失を可及的に低減することができる。
【0006】
【実 施 例】支持台のV溝に固定された光ファイバの
先端の中心とそのコア先端の中心とを、TVカメラによ
る画像処理装置によって読み取り、光ファイバの中心に
対するコア中心の偏心量を読み取る。この偏心量を変数
とする関数式によって放電強度の調整値αを算定し、放
電強度の基準値Sから調整値αを減算して、放電強度H
を演算する。この放電強度H(基準値S−調整値α)に
よって、光ファイバの接続端を放電加熱する。上記の操
作、制御は全てマイコンによって行うことができ、その
制御の手順も特別なものである必要はない。放電強度の
所定の基準値Sは従来の光ファイバの溶着装置における
放電強度であり、これは光ファイバの種類、溶着作業を
行う時の環境条件等によって異なるものであり、実験的
に定められる値である。したがって、多数の基準値を記
憶させておいて、その中から溶着条件を入力することに
よってそれに応じた基準値Sを読み出し、上記の演算に
用いる。また、上記の関数式は実験式であって一般的に
共通するものではないから、光ファイバの種類毎に実験
的に求める外はない。この関数式は、要するに上記の外
径軸自己調心作用による光ファイバの調心を支障のない
程度に抑制しつつ、この調心に伴うコアの屈曲を可及的
に小さくして、コアの歪みによる伝送損失を可及的に低
減することが可能なものであればよい。また、コアの偏
心量と上記の放電強度Hとの関係を表すグラフを作成し
てマイコンに記憶させておいて、このグラフに基づい
て、読み取ったコアの偏心量から放電強度を自動的に決
定してもよく、さらに、上記グラフの代わりにマップを
作成し、読み取ったコアの偏心量に応じた放電強度をこ
のマップから読み出すようにすることもできる。この制
御は簡単なコアの偏心量読取装置と、単純な制御装置と
によって行われる。
【0007】
【効 果】本発明の上記課題を解決した発明は未だ公知
ではない。したがって、この新規な当該課題を解決して
従来技術の上記問題を解消したこと自体が本発明特有の
効果である。すなわち、光ファイバのコアの偏心量の大
小に応じて光ファイバ溶着のための放電強度を制御し
て、溶着時の光ファイバの表面張力による外径軸自己調
心作用に伴って生じる接続部のコアの歪みを、コアの偏
心量の如何に関わらず、自動的に低減し、このコアの歪
みによる伝送損失を可及的に低減することができる。ま
た、本発明による制御は、単純に、かつ機械的に行われ
るので、作業者の経験、熟練を要することなく、安定的
に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1、f2・・・光ファイバ C1、C2・・・コア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバ支持台から突出した光ファイバ
    の先端のコアの偏心量を測定し、この測定値に応じて放
    電強度を制御し、 上記放電強度を所定の基準値から低減することとし、そ
    の低減値を上記の偏心量の測定値に比例させることを特
    徴とする光ファイバ接続装置における放電強度の制御方
    法。
  2. 【請求項2】画像処理装置によって光ファイバのコアの
    偏心量を読取装置と、当該偏心量の読取値に応じて放電
    強度を制御する放電強度制御装置とを有する光ファイバ
    接続装置における放電強度の制御装置。
JP3122696A 1996-01-26 1996-01-26 光ファイバの接続装置における放電強度の制御方法 Pending JPH09203820A (ja)

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JP3122696A JPH09203820A (ja) 1996-01-26 1996-01-26 光ファイバの接続装置における放電強度の制御方法

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JPH09203820A true JPH09203820A (ja) 1997-08-05

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ID=12325515

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JP3122696A Pending JPH09203820A (ja) 1996-01-26 1996-01-26 光ファイバの接続装置における放電強度の制御方法

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JP (1) JPH09203820A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0987571A2 (de) * 1998-09-15 2000-03-22 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur Herstellung einer stoffschlüssigen Verbindung zwischen optischen Fasern

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0987571A2 (de) * 1998-09-15 2000-03-22 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur Herstellung einer stoffschlüssigen Verbindung zwischen optischen Fasern
EP0987571A3 (de) * 1998-09-15 2001-06-13 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur Herstellung einer stoffschlüssigen Verbindung zwischen optischen Fasern

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