JP2612934B2 - 光ファイバの融着接続装置 - Google Patents
光ファイバの融着接続装置Info
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- JP2612934B2 JP2612934B2 JP10218089A JP10218089A JP2612934B2 JP 2612934 B2 JP2612934 B2 JP 2612934B2 JP 10218089 A JP10218089 A JP 10218089A JP 10218089 A JP10218089 A JP 10218089A JP 2612934 B2 JP2612934 B2 JP 2612934B2
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- optical fiber
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- fusion splicing
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は光通信において光ファイバを自動的に融着接
続する光ファイバの融着接続装置に関するものである。
続する光ファイバの融着接続装置に関するものである。
（従来の技術） 従来、光ファイバの融着接続時における放電前の被接
続光ファイバの端面位置の調整及び所定の一例として次
のような方法がある。
続光ファイバの端面位置の調整及び所定の一例として次
のような方法がある。
まず、接続装置内の光学系及び画像処理系によって電
極位置を認識し、内部メモリに入力する。ついで、放電
融着時における片側の光ファイバ端面位置を、先に入力
した電極位置と略一致するように画像処理を用いて設定
する。そして、この端面位置から一定距離を隔てた位置
にもう一方の相対する光ファイバの端面を設定して放電
加熱し、融着する。
極位置を認識し、内部メモリに入力する。ついで、放電
融着時における片側の光ファイバ端面位置を、先に入力
した電極位置と略一致するように画像処理を用いて設定
する。そして、この端面位置から一定距離を隔てた位置
にもう一方の相対する光ファイバの端面を設定して放電
加熱し、融着する。
（解決しようとする課題） 上述したように、従来の融着装置では光ファイバの端
面設定位置、即ち、光ファイバの接続点は電極棒の位置
に合せていた。このため、放電による加熱領域の分布が
電極位置に対して左右均等の場合はよいが、電極棒の劣
化等によって加熱領域の分布が著しく左右不均等になっ
た場合、あるいは左右の光ファイバの融点が大きく異な
る場合には、左右の光ファイバの溶融状態に大きな差が
生じ、接続損失増大の一因となっていた。
面設定位置、即ち、光ファイバの接続点は電極棒の位置
に合せていた。このため、放電による加熱領域の分布が
電極位置に対して左右均等の場合はよいが、電極棒の劣
化等によって加熱領域の分布が著しく左右不均等になっ
た場合、あるいは左右の光ファイバの融点が大きく異な
る場合には、左右の光ファイバの溶融状態に大きな差が
生じ、接続損失増大の一因となっていた。
（課題を解決するための手段） 本発明は上述の問題点を解消した光ファイバの融着接
続装置を提供するもので、その特徴は、左右の各被接続
光ファイバの溶融状態を画像計測し、左右の被接続光フ
ァイバが均等に溶融するように融着接続時における放電
前の光ファイバ端面位置を補正する機能を具えているこ
とにある。
続装置を提供するもので、その特徴は、左右の各被接続
光ファイバの溶融状態を画像計測し、左右の被接続光フ
ァイバが均等に溶融するように融着接続時における放電
前の光ファイバ端面位置を補正する機能を具えているこ
とにある。
第１図は本発明の光ファイバの融着接続装置の要部の
説明図で、特に内部構成である光学系及び画像処理系の
具体例を示している。
説明図で、特に内部構成である光学系及び画像処理系の
具体例を示している。
図面において、（１）は光ファイバ心線（Ａ）の端末
部被覆を除去し、その端面を対向させて配置した裸光フ
ァイバで、Ｖ溝台（２）上に位置決め保持されている。
（３）は一対の放電電極棒、（４）は照明（41）とレン
ズ（42）から成る光学系、（５）はカメラ、（６）は画
像処理（メモリ）部、（７）は演算部である。
部被覆を除去し、その端面を対向させて配置した裸光フ
ァイバで、Ｖ溝台（２）上に位置決め保持されている。
（３）は一対の放電電極棒、（４）は照明（41）とレン
ズ（42）から成る光学系、（５）はカメラ、（６）は画
像処理（メモリ）部、（７）は演算部である。
光学系（４）及びカメラ（５）によって得られた裸光
ファイバ（１）の側面透過像を画像処理部（６）で処理
することで、裸光ファイバ（１）の端面位置及び溶融量
あるいは放電加熱状態等の情報をモニタすると共に、各
々フィードバックすることが出来る。
ファイバ（１）の側面透過像を画像処理部（６）で処理
することで、裸光ファイバ（１）の端面位置及び溶融量
あるいは放電加熱状態等の情報をモニタすると共に、各
々フィードバックすることが出来る。
（作用） 第２図は画像処理によって裸光ファイバ（１）の溶融
状態を検出する方法の説明図である。
状態を検出する方法の説明図である。
放電加熱し、溶融される前の裸光ファイバ（１）の側
面透過像は光ファイバのレンズ効果により、一般的に第
２図（イ）のようになっている。一定短時間の放電加熱
により裸光ファイバ（１）の端面が溶融されると第２図
（ロ）のようになり、裸光ファイバ（１）中央の明線が
端面からそれぞれ距離ΔFL、ΔFRだけ途切れた透過像と
なる。この距離ΔFL、ΔFRは放電加熱による裸光ファイ
バ（１）の溶融量に略比例するので、この距離ΔFL、Δ
FRの計測により溶融量が検出できる。
面透過像は光ファイバのレンズ効果により、一般的に第
２図（イ）のようになっている。一定短時間の放電加熱
により裸光ファイバ（１）の端面が溶融されると第２図
（ロ）のようになり、裸光ファイバ（１）中央の明線が
端面からそれぞれ距離ΔFL、ΔFRだけ途切れた透過像と
なる。この距離ΔFL、ΔFRは放電加熱による裸光ファイ
バ（１）の溶融量に略比例するので、この距離ΔFL、Δ
FRの計測により溶融量が検出できる。
通常放電による熱分布は第３図（イ）のように一対の
電極棒（３）を結ぶ直線に対して対称な分布であり、従
って略同一の融点をもつ裸光ファイバ（１）は電極棒先
端を結ぶ直線位置（Ｔ）において接続すれば左右均等の
溶融状態が得られ、安定した低損失の接続ができる。一
方、本発明の装置では、融着接続における放電前の裸光
ファイバ（１）の端面位置は任意に設定及び調整可能で
ある。
電極棒（３）を結ぶ直線に対して対称な分布であり、従
って略同一の融点をもつ裸光ファイバ（１）は電極棒先
端を結ぶ直線位置（Ｔ）において接続すれば左右均等の
溶融状態が得られ、安定した低損失の接続ができる。一
方、本発明の装置では、融着接続における放電前の裸光
ファイバ（１）の端面位置は任意に設定及び調整可能で
ある。
従って、例えば電極棒（３）の劣化等により、熱分布
が第３図（ロ）のように電極棒（３）に対して著しく偏
った場合でも、第２図に示した方法によって左右の裸光
ファイバ（１）の溶融量を検出し、随時フィードバック
することで、左右の裸光ファイバ（１）の端面位置を自
動修正し、均等に溶融し、接続することができる。
が第３図（ロ）のように電極棒（３）に対して著しく偏
った場合でも、第２図に示した方法によって左右の裸光
ファイバ（１）の溶融量を検出し、随時フィードバック
することで、左右の裸光ファイバ（１）の端面位置を自
動修正し、均等に溶融し、接続することができる。
（実施例） 本発明の融着接続装置において、放電による熱分布が
裸光ファイバの端面位置に対し、左右不均等になった場
合を想定して実験を行なった。
裸光ファイバの端面位置に対し、左右不均等になった場
合を想定して実験を行なった。
第４図（イ）は実験における裸光ファイバ（１）のセ
ット状態であり、ΔＴは端面と電極位置とのオフセット
量を示す。又同図（ロ）は短時間の放電加熱後の裸光フ
ァイバ（１）の溶融状態図で、左右の裸光ファイバ
（１）の溶融量の差ΔＦ＝｜FR−FL｜を定義した。
ット状態であり、ΔＴは端面と電極位置とのオフセット
量を示す。又同図（ロ）は短時間の放電加熱後の裸光フ
ァイバ（１）の溶融状態図で、左右の裸光ファイバ
（１）の溶融量の差ΔＦ＝｜FR−FL｜を定義した。
裸光ファイバの端面位置と熱分布中心位置との差ΔＴ
と、左右の裸光ファイバの溶融量の差ΔＦ及び接続損失
αの関係についての実験結果を第５図に示す。ΔＴが大
きくなった場合接続損失αは増加する。しかし、ΔＦを
事前に検出し、放電融着時に裸光ファイバの端面位置が
熱分布中心と略一致するように自動的に修正できる本発
明の融着接続装置においては常に安定した低損失な接続
が実現できた。
と、左右の裸光ファイバの溶融量の差ΔＦ及び接続損失
αの関係についての実験結果を第５図に示す。ΔＴが大
きくなった場合接続損失αは増加する。しかし、ΔＦを
事前に検出し、放電融着時に裸光ファイバの端面位置が
熱分布中心と略一致するように自動的に修正できる本発
明の融着接続装置においては常に安定した低損失な接続
が実現できた。
（発明の効果） 以上説明したように、本発明の光ファイバの融着接続
装置によれば、放電加熱による光ファイバの溶融状態を
検出し、融着接続時における放電前の光ファイバ端面位
置調整にフィードバックすることで、左右の光ファイバ
の溶融量を略同一にすることができ、安定した低損失な
融着接続を実現することができる。
装置によれば、放電加熱による光ファイバの溶融状態を
検出し、融着接続時における放電前の光ファイバ端面位
置調整にフィードバックすることで、左右の光ファイバ
の溶融量を略同一にすることができ、安定した低損失な
融着接続を実現することができる。
第１図は本発明の融着接続装置の内部構成である光学系
及び画像処理系の具体例の説明図である。 第２図は第１図の構成で得られる光ファイバの側面透過
像の説明図で、同図（イ）は放電加熱前、同図（ロ）は
放電加熱後の映像図である。 第３図は放電による熱分布の模擬図で、同図（イ）は正
常な状態、同図（ロ）は分布が乱れた状態を示す。 第４図は本発明の実施例の説明図で、同図（イ）は実験
における光ファイバのセット状態の映像図、同図（ロ）
は光ファイバの溶融状態の映像図である。 第５図は光ファイバ端面位置と熱分布中心との差ΔＴ、
左右の光ファイバの溶融量の差ΔＦ及び平均接続損失
の関係特性図である。 １……裸光ファイバ、２……Ｖ溝台、３……放電電極
棒、４……光学系、５……カメラ、６……画像処理部、
７……演算部。
及び画像処理系の具体例の説明図である。 第２図は第１図の構成で得られる光ファイバの側面透過
像の説明図で、同図（イ）は放電加熱前、同図（ロ）は
放電加熱後の映像図である。 第３図は放電による熱分布の模擬図で、同図（イ）は正
常な状態、同図（ロ）は分布が乱れた状態を示す。 第４図は本発明の実施例の説明図で、同図（イ）は実験
における光ファイバのセット状態の映像図、同図（ロ）
は光ファイバの溶融状態の映像図である。 第５図は光ファイバ端面位置と熱分布中心との差ΔＴ、
左右の光ファイバの溶融量の差ΔＦ及び平均接続損失
の関係特性図である。 １……裸光ファイバ、２……Ｖ溝台、３……放電電極
棒、４……光学系、５……カメラ、６……画像処理部、
７……演算部。
Claims (2)
- 【請求項１】光ファイバの側面透過像を得る光学系と透
過像から光ファイバの端面位置等を計測する画像処理系
を有し、一連の融着接続動作を自動的に行なう光ファイ
バの融着接続装置において、左右の各被接続光ファイバ
の溶融状態を画像計測し、左右の被接続光ファイバが均
等に溶融するように融着接続時における放電前の光ファ
イバ端面位置を補正する機能を備えていることを特徴と
する光ファイバの融着接続装置。 - 【請求項２】画像計測によって検出した左右の各被接続
光ファイバの溶融量が均等になるように、端面制御部に
随時フィードバックすることで端面位置を自動補正する
機能を備えていることを特徴とする請求項（１）記載の
光ファイバの融着接続装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10218089A JP2612934B2 (ja) | 1989-04-22 | 1989-04-22 | 光ファイバの融着接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10218089A JP2612934B2 (ja) | 1989-04-22 | 1989-04-22 | 光ファイバの融着接続装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02281207A JPH02281207A (ja) | 1990-11-16 |
| JP2612934B2 true JP2612934B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=14320482
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10218089A Expired - Lifetime JP2612934B2 (ja) | 1989-04-22 | 1989-04-22 | 光ファイバの融着接続装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2612934B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3362329B2 (ja) * | 1995-06-26 | 2003-01-07 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバ接続部材とその製造方法及び接続方法 |
| EP1255139A1 (en) * | 2001-05-03 | 2002-11-06 | Corning Incorporated | Method and apparatus for splicing optical fibres |
| JP5290828B2 (ja) * | 2009-03-26 | 2013-09-18 | 古河電気工業株式会社 | 融着接続機及び融着接続機の設定方法 |
-
1989
- 1989-04-22 JP JP10218089A patent/JP2612934B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02281207A (ja) | 1990-11-16 |
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Legal Events
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