JP2000098170A - 光ファイバの融着接続法および融着接続機 - Google Patents
光ファイバの融着接続法および融着接続機Info
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- JP2000098170A JP2000098170A JP27166298A JP27166298A JP2000098170A JP 2000098170 A JP2000098170 A JP 2000098170A JP 27166298 A JP27166298 A JP 27166298A JP 27166298 A JP27166298 A JP 27166298A JP 2000098170 A JP2000098170 A JP 2000098170A
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- discharge
- optical fibers
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- arc discharge
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 融着接続部を加熱するアーク放電を安定化す
る。 【解決手段】 接続すべき2本の光ファイバ10、10
をそれぞれV溝ブロック11のV溝に配置し、V溝ブロ
ック11をX方向およびY方向に微調整して両光ファイ
バ10、10の軸合わせを行い、両光ファイバ10、1
0の先端がある程度の間隔になるようにこれらを突き合
わせる。そして、放電電極棒21、21に高電圧を印加
してその間にアーク放電を生じさせ、その放電ビーム2
2によって、突き合わせ部を加熱する。このとき、V溝
ブロック11と放電ビーム22との間に放電安定板1
2、12を配置して放電ビーム22を囲み、V溝ブロッ
ク11等によって電界が乱されることがないようにして
アーク放電を安定化させ、両光ファイバ10、10の先
端を均一に加熱して溶融させる。これらの先端が溶融し
てきたら、両光ファイバ10、10を矢印方向に押し込
んで両者を融着接続する。
る。 【解決手段】 接続すべき2本の光ファイバ10、10
をそれぞれV溝ブロック11のV溝に配置し、V溝ブロ
ック11をX方向およびY方向に微調整して両光ファイ
バ10、10の軸合わせを行い、両光ファイバ10、1
0の先端がある程度の間隔になるようにこれらを突き合
わせる。そして、放電電極棒21、21に高電圧を印加
してその間にアーク放電を生じさせ、その放電ビーム2
2によって、突き合わせ部を加熱する。このとき、V溝
ブロック11と放電ビーム22との間に放電安定板1
2、12を配置して放電ビーム22を囲み、V溝ブロッ
ク11等によって電界が乱されることがないようにして
アーク放電を安定化させ、両光ファイバ10、10の先
端を均一に加熱して溶融させる。これらの先端が溶融し
てきたら、両光ファイバ10、10を矢印方向に押し込
んで両者を融着接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、接続すべき2つ
の光ファイバの突き合わせ部を放電電極間のアーク放電
により加熱してこれら2つの光ファイバを融着接続する
光ファイバの融着接続法および融着接続機に関する。
の光ファイバの突き合わせ部を放電電極間のアーク放電
により加熱してこれら2つの光ファイバを融着接続する
光ファイバの融着接続法および融着接続機に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、光ファイバを融着接続する場合、
V溝ブロックなどの光ファイバ保持器で接続すべき2つ
の光ファイバをそれぞれ保持し、軸合わせを行いながら
両光ファイバの先端を突き合わせ、この突き合わせ部を
放電電極間のアーク放電によって加熱し、両光ファイバ
の先端が溶融してきたら、両光ファイバを押し込んで融
着接続するというプロセスをとる。
V溝ブロックなどの光ファイバ保持器で接続すべき2つ
の光ファイバをそれぞれ保持し、軸合わせを行いながら
両光ファイバの先端を突き合わせ、この突き合わせ部を
放電電極間のアーク放電によって加熱し、両光ファイバ
の先端が溶融してきたら、両光ファイバを押し込んで融
着接続するというプロセスをとる。
【0003】すなわち、図4のように接続すべき2本の
光ファイバ(心線)10、10をそれぞれV溝ブロック
11のV溝に配置し、V溝ブロック11を横方向(X方
向)および縦方向(Y方向)に微調整して両光ファイバ
10、10の軸合わせを行い、両光ファイバ10、10
の先端がある程度の間隔になるようにこれらを突き合わ
せる。そして、放電電極棒21、21に高電圧を印加し
てその間にアーク放電を生じさせ、その放電ビーム22
によって、突き合わせ部を加熱する。この加熱によって
両光ファイバ10、10の先端が溶融してきたら、両光
ファイバ10、10を突き合わせ方向(矢印方向)に押
し込んで両者を融着接続する。
光ファイバ(心線)10、10をそれぞれV溝ブロック
11のV溝に配置し、V溝ブロック11を横方向(X方
向)および縦方向(Y方向)に微調整して両光ファイバ
10、10の軸合わせを行い、両光ファイバ10、10
の先端がある程度の間隔になるようにこれらを突き合わ
せる。そして、放電電極棒21、21に高電圧を印加し
てその間にアーク放電を生じさせ、その放電ビーム22
によって、突き合わせ部を加熱する。この加熱によって
両光ファイバ10、10の先端が溶融してきたら、両光
ファイバ10、10を突き合わせ方向(矢印方向)に押
し込んで両者を融着接続する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
融着接続法および融着接続機では、安定にアーク放電を
起こすことができず、結果的に2本の光ファイバの先端
を均一に溶融させることができなくて、ひいては接続損
失が大きくなってしまうという問題がある。
融着接続法および融着接続機では、安定にアーク放電を
起こすことができず、結果的に2本の光ファイバの先端
を均一に溶融させることができなくて、ひいては接続損
失が大きくなってしまうという問題がある。
【0005】従来の融着接続機においても、放電電極棒
の周囲の金属に放電が飛ばないように、これらの金属を
電極棒から十分な距離をとるようにして配置するなどの
配慮をしている。しかし、アーク放電による放電ビーム
は電子流であるから電界の乱れの影響を受ける。光ファ
イバを保持するV溝ブロックなどの周辺可動部品はある
程度近くに配置せざるを得ないし、これらが動くと電極
棒付近の電界が変化し、それらの金属により放電ビーム
が偏向させられることがある。たとえば、図5のように
一方(図では左側)のV溝ブロック11が放電ビーム2
2に対して近づいた場合、このV溝ブロック11側に放
電ビーム22が引き寄せられてしまい、放電ビームの位
置や強度が変化してしまう。この現象は、放電ビームの
位置や強度に敏感な特殊ファイバの接続損失を増加させ
る原因となる。
の周囲の金属に放電が飛ばないように、これらの金属を
電極棒から十分な距離をとるようにして配置するなどの
配慮をしている。しかし、アーク放電による放電ビーム
は電子流であるから電界の乱れの影響を受ける。光ファ
イバを保持するV溝ブロックなどの周辺可動部品はある
程度近くに配置せざるを得ないし、これらが動くと電極
棒付近の電界が変化し、それらの金属により放電ビーム
が偏向させられることがある。たとえば、図5のように
一方(図では左側)のV溝ブロック11が放電ビーム2
2に対して近づいた場合、このV溝ブロック11側に放
電ビーム22が引き寄せられてしまい、放電ビームの位
置や強度が変化してしまう。この現象は、放電ビームの
位置や強度に敏感な特殊ファイバの接続損失を増加させ
る原因となる。
【0006】この発明は、上記に鑑み、アーク放電を安
定化させて、均一な加熱を行い、接続損失の低い融着接
続を行うことができるように改善した、光ファイバの融
着接続法および融着接続機を提供することを目的とす
る。
定化させて、均一な加熱を行い、接続損失の低い融着接
続を行うことができるように改善した、光ファイバの融
着接続法および融着接続機を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によれば、接続すべき2つの光ファイバの
突き合わせ部を放電電極間のアーク放電により加熱して
これら2つの光ファイバを融着接続する光ファイバの融
着接続法において、放電安定板を配置したことが特徴と
なっている。
め、この発明によれば、接続すべき2つの光ファイバの
突き合わせ部を放電電極間のアーク放電により加熱して
これら2つの光ファイバを融着接続する光ファイバの融
着接続法において、放電安定板を配置したことが特徴と
なっている。
【0008】また、上記の目的を達成するため、この発
明による光ファイバの融着接続機においては、接続すべ
き2つの光ファイバをそれぞれ保持して両光ファイバの
先端を突き合わせる光ファイバ保持器と、アーク放電を
起こして上記突き合わせ部を加熱する放電電極と、アー
ク放電と保持器との間に配置される放電安定板とを備え
ることが特徴となっている。
明による光ファイバの融着接続機においては、接続すべ
き2つの光ファイバをそれぞれ保持して両光ファイバの
先端を突き合わせる光ファイバ保持器と、アーク放電を
起こして上記突き合わせ部を加熱する放電電極と、アー
ク放電と保持器との間に配置される放電安定板とを備え
ることが特徴となっている。
【0009】この放電安定板は、絶縁体板とその片面に
形成された導電体層とからなり、絶縁体板がアーク放電
側に、導電体層側が光ファイバ保持器側に、それぞれ向
くように配置されるものとすることができる。
形成された導電体層とからなり、絶縁体板がアーク放電
側に、導電体層側が光ファイバ保持器側に、それぞれ向
くように配置されるものとすることができる。
【0010】放電安定板を配置することにより、アーク
放電が生じる空間の電界を安定化することができる。そ
のため、光ファイバを保持する保持器であるV溝ブロッ
クなどがアーク放電に近づいてきても、それに影響され
ずにアーク放電を安定なものとすることができる。その
結果、安定に加熱を行って均一に溶融することができ、
低接続損失で光ファイバを融着接続することができる。
この放電板は1枚でも電界を安定化でき、安定なアーク
放電をもたらすことができる。
放電が生じる空間の電界を安定化することができる。そ
のため、光ファイバを保持する保持器であるV溝ブロッ
クなどがアーク放電に近づいてきても、それに影響され
ずにアーク放電を安定なものとすることができる。その
結果、安定に加熱を行って均一に溶融することができ、
低接続損失で光ファイバを融着接続することができる。
この放電板は1枚でも電界を安定化でき、安定なアーク
放電をもたらすことができる。
【0011】放電安定板を絶縁体板の片面に導電体層を
設けたものとし、その導電体層側が光ファイバ保持器側
に向くように配置すれば、この導電体層とアーク放電と
の間に絶縁体板が介在することになって、この導電体層
に放電が飛ぶことを防ぐことができ、放電の一層の安定
化を図ることができる。
設けたものとし、その導電体層側が光ファイバ保持器側
に向くように配置すれば、この導電体層とアーク放電と
の間に絶縁体板が介在することになって、この導電体層
に放電が飛ぶことを防ぐことができ、放電の一層の安定
化を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示す
ように、この発明の実施の形態では、接続すべき2本の
光ファイバ(心線)10、10をそれぞれV溝ブロック
11のV溝に配置する。そして、V溝ブロック11を横
方向(X方向)および縦方向(Y方向)に微調整して両
光ファイバ10、10の軸合わせを行った後、両光ファ
イバ10、10の先端がある程度の間隔になるようにこ
れらをその軸方向(Z方向)に動かして突き合わせる。
これらのV溝ブロック11、11と放電電極棒21、2
1との間には、それぞれ放電安定板12、12が配置さ
れる。なお、V溝ブロック11のV溝には、シース(保
護層)が剥離された心線部分の光ファイバ10が配置さ
れ、そのシース部分は図では省略しているシースクラン
プによりクランプされる。
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示す
ように、この発明の実施の形態では、接続すべき2本の
光ファイバ(心線)10、10をそれぞれV溝ブロック
11のV溝に配置する。そして、V溝ブロック11を横
方向(X方向)および縦方向(Y方向)に微調整して両
光ファイバ10、10の軸合わせを行った後、両光ファ
イバ10、10の先端がある程度の間隔になるようにこ
れらをその軸方向(Z方向)に動かして突き合わせる。
これらのV溝ブロック11、11と放電電極棒21、2
1との間には、それぞれ放電安定板12、12が配置さ
れる。なお、V溝ブロック11のV溝には、シース(保
護層)が剥離された心線部分の光ファイバ10が配置さ
れ、そのシース部分は図では省略しているシースクラン
プによりクランプされる。
【0013】この放電安定板12は、図2に示すよう
に、絶縁体板13の片面に導電体層14を設けたものか
らなる。絶縁体板13は、たとえばアルミナもしくはチ
ッ化珪素などのセラミックなどからなる。導電体層14
は、蒸着もしくはメッキなどにより、絶縁体板13の片
面に形成する。この絶縁体板13の側が内側つまり放電
電極棒21、21側に向き、導電体層14が外側つまり
V溝ブロック11側に向くように、これらの放電安定板
12、12が配置される。
に、絶縁体板13の片面に導電体層14を設けたものか
らなる。絶縁体板13は、たとえばアルミナもしくはチ
ッ化珪素などのセラミックなどからなる。導電体層14
は、蒸着もしくはメッキなどにより、絶縁体板13の片
面に形成する。この絶縁体板13の側が内側つまり放電
電極棒21、21側に向き、導電体層14が外側つまり
V溝ブロック11側に向くように、これらの放電安定板
12、12が配置される。
【0014】この放電安定板12は、図2に示すような
溝15を形成しておいて、光ファイバ10をV溝ブロッ
ク11にセットした後、光ファイバ10がこの溝15内
に入るようにして、配置するようにしてもよい。つま
り、光ファイバ10をV溝ブロック11にセットするま
では、この放電安定板12を待避させてその作業が容易
にできるようにしておき、セットが終わったときに図1
のような位置に配置するよう前進させる構成とすること
ができる。この前進・後退機構は、図2の矢印で示すよ
うな直線的な動きをするスライド機構や、放電安定板1
2をL字型に形成してその他端を軸止めし、その軸の周
りに回転させるような回転機構などを採用できる。
溝15を形成しておいて、光ファイバ10をV溝ブロッ
ク11にセットした後、光ファイバ10がこの溝15内
に入るようにして、配置するようにしてもよい。つま
り、光ファイバ10をV溝ブロック11にセットするま
では、この放電安定板12を待避させてその作業が容易
にできるようにしておき、セットが終わったときに図1
のような位置に配置するよう前進させる構成とすること
ができる。この前進・後退機構は、図2の矢印で示すよ
うな直線的な動きをするスライド機構や、放電安定板1
2をL字型に形成してその他端を軸止めし、その軸の周
りに回転させるような回転機構などを採用できる。
【0015】こうして、光ファイバ10、10の調心が
終わり、放電安定板12、12が配置されたとき、図3
に示すように、放電電極棒21、21間に高電圧を印加
してその間にアーク放電を生じさせ、その放電ビーム2
2によって、突き合わせ部を加熱する。この加熱によっ
て両光ファイバ10、10の先端が溶融してきたら、両
光ファイバ10、10を突き合わせ方向(矢印方向)に
押し込んで両者を融着接続する。
終わり、放電安定板12、12が配置されたとき、図3
に示すように、放電電極棒21、21間に高電圧を印加
してその間にアーク放電を生じさせ、その放電ビーム2
2によって、突き合わせ部を加熱する。この加熱によっ
て両光ファイバ10、10の先端が溶融してきたら、両
光ファイバ10、10を突き合わせ方向(矢印方向)に
押し込んで両者を融着接続する。
【0016】この場合、放電ビーム22が絶縁体の放電
安定板12で囲まれるため、V溝ブロック11が近づい
てきても、放電ビーム22の付近の電界に影響はなく、
そのため、安定なアーク放電を起こすことができる。ア
ーク放電が安定することにより、安定な加熱を行い、両
光ファイバ10、10の先端を均一に加熱して溶融させ
ることができる。その結果、接続損失特性を改善するこ
とができる。
安定板12で囲まれるため、V溝ブロック11が近づい
てきても、放電ビーム22の付近の電界に影響はなく、
そのため、安定なアーク放電を起こすことができる。ア
ーク放電が安定することにより、安定な加熱を行い、両
光ファイバ10、10の先端を均一に加熱して溶融させ
ることができる。その結果、接続損失特性を改善するこ
とができる。
【0017】なお、導電体層14には電位を与えなくて
もよい(電位を与えない場合は導電体層14自体を設け
ておかなくてもよい)が、特定の電位(アース電位等)
を与えておいてもよい。また、上の例では2枚の放電安
定板12で放電ビーム22を囲むようにしたが、1枚の
放電安定板12を放電ビーム22の片側に配置するだけ
でも電界を安定化し、安定なアーク放電を得ることも可
能である。さらに、図3の点線で示すように、両放電安
定板12、12の導電体層14の間に、直流高電圧発生
装置23を接続して、これらの間に高電圧を印加するよ
うにしてもよい。このような高電圧を与えると、負に荷
電した放電ビーム22が、その強電界により偏向させら
れる。つまり放電安定板12、12のいずれかの側に、
放電ビーム22を引き寄せることができる。そのため、
なんらかの外界の電界で放電ビーム22が曲がったりし
た場合に、それを修正することができる。このように放
電ビーム22を偏向させて曲げる場合は、引き寄せ側あ
るいは反発側に1枚の放電安定板12を配置するだけで
もよい。
もよい(電位を与えない場合は導電体層14自体を設け
ておかなくてもよい)が、特定の電位(アース電位等)
を与えておいてもよい。また、上の例では2枚の放電安
定板12で放電ビーム22を囲むようにしたが、1枚の
放電安定板12を放電ビーム22の片側に配置するだけ
でも電界を安定化し、安定なアーク放電を得ることも可
能である。さらに、図3の点線で示すように、両放電安
定板12、12の導電体層14の間に、直流高電圧発生
装置23を接続して、これらの間に高電圧を印加するよ
うにしてもよい。このような高電圧を与えると、負に荷
電した放電ビーム22が、その強電界により偏向させら
れる。つまり放電安定板12、12のいずれかの側に、
放電ビーム22を引き寄せることができる。そのため、
なんらかの外界の電界で放電ビーム22が曲がったりし
た場合に、それを修正することができる。このように放
電ビーム22を偏向させて曲げる場合は、引き寄せ側あ
るいは反発側に1枚の放電安定板12を配置するだけで
もよい。
【0018】その際、印加する高電圧を変化させること
により放電ビーム22の偏向度合いを調整することが可
能である。そこで、レンズおよびTVカメラを用いた監
視システムで突き合わせ部を監視して、マニュアルでこ
の調整を行ったり、あるいは、画像処理で放電ビーム2
2の曲がり度合いを判断し、直流高電圧発生装置23に
フィードバックして印加電圧を変化させ、放電ビーム2
2を自動制御するよう構成することもできる。
により放電ビーム22の偏向度合いを調整することが可
能である。そこで、レンズおよびTVカメラを用いた監
視システムで突き合わせ部を監視して、マニュアルでこ
の調整を行ったり、あるいは、画像処理で放電ビーム2
2の曲がり度合いを判断し、直流高電圧発生装置23に
フィードバックして印加電圧を変化させ、放電ビーム2
2を自動制御するよう構成することもできる。
【0019】なお、上記の説明は、この発明の実施の形
態についての説明であり、具体的な構造などは、この発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々のものを採用できるこ
とはもちろんである。
態についての説明であり、具体的な構造などは、この発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々のものを採用できるこ
とはもちろんである。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、接続すべき2つの光ファイバの突き合わせ部を放電
電極間のアーク放電により加熱してこれら2つの光ファ
イバを融着接続する場合に、そのアーク放電を安定化し
て加熱の安定化を図り、接続損失を低減することができ
る。
ば、接続すべき2つの光ファイバの突き合わせ部を放電
電極間のアーク放電により加熱してこれら2つの光ファ
イバを融着接続する場合に、そのアーク放電を安定化し
て加熱の安定化を図り、接続損失を低減することができ
る。
【図1】この発明の実施の形態を示す模式的な斜視図。
【図2】放電安定板を模式的に示す斜視図。
【図3】同実施形態を上から見た模式的な平面図。
【図4】従来例を上から見た模式的な平面図。
【図5】放電ビームが曲がったときを示す、上から見た
模式的な平面図。
模式的な平面図。
10 光ファイバ 11 V溝ブロック 12 放電安定板 13 絶縁体板 14 導電体層 15 溝 21 放電電極棒 22 放電ビーム 23 直流高電圧発生装置
Claims (3)
- 【請求項1】 接続すべき2つの光ファイバの突き合わ
せ部を放電電極間のアーク放電により加熱してこれら2
つの光ファイバを融着接続する光ファイバの融着接続法
において、放電安定板を配置したことを特徴とする光フ
ァイバの融着接続法。 - 【請求項2】 接続すべき2つの光ファイバをそれぞれ
保持して両光ファイバの先端を突き合わせる光ファイバ
保持器と、アーク放電を起こして上記突き合わせ部を加
熱する放電電極と、アーク放電と保持器との間に配置さ
れる放電安定板とを備えることを特徴とする光ファイバ
の融着接続機。 - 【請求項3】 放電安定板は、絶縁体板とその片面に形
成された導電体層とからなり、絶縁体板がアーク放電側
に、導電体層側が光ファイバ保持器側に、それぞれ向く
ように配置されることを特徴とする請求項2記載の光フ
ァイバの融着接続機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27166298A JP2000098170A (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | 光ファイバの融着接続法および融着接続機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27166298A JP2000098170A (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | 光ファイバの融着接続法および融着接続機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000098170A true JP2000098170A (ja) | 2000-04-07 |
Family
ID=17503153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27166298A Pending JP2000098170A (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | 光ファイバの融着接続法および融着接続機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000098170A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US6769823B2 (en) | 2001-07-05 | 2004-08-03 | Fujikura Ltd. | Fusion splicing method and device for optical fibers |
US6791067B2 (en) | 1999-08-31 | 2004-09-14 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Fusion welding apparatus for optical fiber |
CN1311261C (zh) * | 2001-06-27 | 2007-04-18 | 株式会社藤仓 | 光纤熔接器及估算由该光纤熔接器放电线束形状的方法 |
US7223029B2 (en) | 2003-05-27 | 2007-05-29 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Optical fiber fusion splicer |
KR101774446B1 (ko) * | 2016-10-25 | 2017-09-04 | 일신테크(주) | 광섬유 융착 접속장치용 방전 안정화 장치 |
WO2020246576A1 (ja) | 2019-06-05 | 2020-12-10 | 住友電工オプティフロンティア株式会社 | 光ファイバ融着接続装置および光ファイバの融着接続方法 |
-
1998
- 1998-09-25 JP JP27166298A patent/JP2000098170A/ja active Pending
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