JPH09203141A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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Publication number
JPH09203141A
JPH09203141A JP1357096A JP1357096A JPH09203141A JP H09203141 A JPH09203141 A JP H09203141A JP 1357096 A JP1357096 A JP 1357096A JP 1357096 A JP1357096 A JP 1357096A JP H09203141 A JPH09203141 A JP H09203141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
mounting plate
surface side
attached
vibration isolating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1357096A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyasu Miyayama
一保 宮山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP1357096A priority Critical patent/JPH09203141A/ja
Publication of JPH09203141A publication Critical patent/JPH09203141A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防振部材の位置決めが容易にでき、使用中の
ずれ動きを防止できる防振装置を提供する。 【解決手段】 対向する一対の取り付け板1a、1bと
この取り付け板1a、1b間に介在される防振部材2と
を備え、前記対向する一対の取り付け板1a、1bの各
々の内面側に突起部3a、3bを形成し、一方の取り付
け板1aの外面側を建築構造体17としての柱4に着設
し、他方の取り付け板1bの外面側を仕上補助部材18
としての胴縁5に着設し、前記防振部材2を両取り付け
板1a、1bの両突起部3a、3bに係合させて建築構
造体17としての柱4と仕上補助部材18としての胴縁
5とを結合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築用構造体と仕
上補助部材との間に介在して使用される防振装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のものは、図8に従来例の
要部断面図が示される。図8に示されるように、建築構
造体としての大引き101に仕上補助部材としての根太
102を固定し、根太102に床仕上げ部材103を固
定するようになっている。そして大引き101と根太1
02との間には、防振部材104が介在されている。こ
の場合には、防振部材104は大引き101に取り付け
られる取り付け板105aと根太102に取り付けられ
る取り付け板105bとの間に防振部材104が固着さ
れ、ボルト106により保持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例におい
ては、大引き101と根太102との間に防振部材10
4を介在させる場合に、防振部材104の位置決めが困
難であり、また、使用中に防振部材104が、ずれ動き
易いという不都合があった。本発明はこの点に鑑みてな
されたものであり、防振部材の位置決めが容易にでき、
使用中のずれ動きを防止できる防振装置を提供すること
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
防振装置は、対向する一対の取り付け板とこの取り付け
板間に介在される防振部材とを備え、前記対向する取り
付け板の各々の内面側に突起部を形成し、一方の取り付
け板の外面側を建築構造体に着設し、他方の取り付け板
の外面側を仕上補助部材に着設し、前記防振部材を両取
り付け板の両突起部に係合させて建築構造体と仕上補助
部材とを結合して成ることを特徴とするものである。
【0005】本発明の請求項2記載の防振装置は、請求
項1記載の防振装置において、建築構造体又は仕上補助
部材の少なくとも一方に緩衝部材を介して取り付け板の
外面側を着設させて成ることを特徴とするものである。
【0006】本発明の請求項3記載の防振装置は、請求
項1又は請求項2記載の防振装置において、少なくとも
一方の取り付け板の外面側に建築構造体又は仕上補助部
材に挟持するように係合される対向する対の立ち上がり
片を突設して成ることを特徴とするものである。
【0007】本発明の請求項4記載の防振装置は、請求
項1、請求項2又は請求項3記載の防振装置において、
防振部材を貫通し、両取り付け板を結合するねじ部材を
設けて成ることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第一実施形態で
ある防振装置の要部断面図である。図1に示されるよう
に、この防振装置は、壁に実施されたものであり、対向
する一対の取り付け板1a、1bとこの取り付け板1
a、1b間に介在される防振部材2とを備え、前記対向
する取り付け板1a、1bの各々の内面側に突起部3
a、3bを形成し、一方の取り付け板1aの外面側を建
築構造体17としての柱4に着設し、他方の取り付け板
1bの外面側を仕上補助部材18としての胴縁5に着設
し、前記防振部材2を両取り付け板1a、1bの両突起
部3a、3bの外側に係合させて柱4と胴縁5とを結合
し、胴縁5に壁仕上げ材6を取り付けるものである。
【0009】突起部3aは、円筒状であり、その内周に
ねじ切り部8を形成している。突起部3bは、突起部3
aと同一の直径を有する円筒状であり、その内周は前記
ねじ切り部8よりやや大きい径の孔を形成している。
【0010】防振部材2は筒状であり、中程に貫通孔7
を形成している。そして、貫通孔7を取り付け板1aの
突起部3aに係合させ、次いで、前記貫通孔7を取り付
け板1bの突起部3bに係合させ、取り付け板1bの外
面側から防振部材2を貫通してねじ部材9を挿通し、突
起部3aのねじ切り部8に螺合させて両取り付け板1
a、1bを結合する。このようにして、適宜箇所におい
て、防振部材2を介在させて取り付け板1a、1bとを
結合して柱4と胴縁5とを結合するものである。
【0011】なお、この場合には、取り付け板1aの外
面側はねじ、釘等の固着具で柱4に取り付けられ、取り
付け板1bの外面側にねじ、釘等の固着具で胴縁5が取
り付けられる。
【0012】かかる構成により、防振部材2を取り付け
板1aと1bとの間に介在させる場合には、防振部材2
を取り付け板1aの突起部3aと、取り付け板1bの突
起部3bに係合させることにより行うことができるた
め、防振部材2の位置決めが容易であると共に、使用中
の防振部材2のずれ動きを防止することができる。
【0013】また、取り付け板1aと1bとはねじ部材
9により結合されるため、さらにずれ動きなく確実に結
合されると共に垂直方向の耐荷重性を確保することがで
きるため、壁に実施されるのに好適である。
【0014】なお、柱4と胴縁5との結合状態において
は、ねじ部材9の頭部と胴縁5の間には隙間10が形成
されており、例えば、振動により衝撃力が胴縁5に作用
した場合には、防振部材2が隙間10に相当する厚み分
まで圧縮されて振動による衝撃力を吸収するものであ
る。
【0015】防振部材2は円筒状であり、その材質は、
ゴム、発泡プラスチック等を使用できる。取り付け板1
a、1bは長方形状であり柱4と略同一の巾であり、そ
の材質は、金属、プラスチック等を使用できる。
【0016】以下に、この防振装置の使用方法について
説明する。例えば、振動により衝撃力が壁仕上げ材6か
ら胴縁5に作用した場合には、胴縁5が押されて適宜箇
所に配置された防振部材2が圧縮されることにより振動
による衝撃力を吸収する。振動により衝撃力が柱4に作
用した場合にも同様に振動による衝撃力を吸収する。
【0017】ねじ部材9の頭部と胴縁5の間には隙間1
0が形成されているため、隙間10に相当する厚み分の
範囲内で防振部材2が圧縮されて、即ち隙間10がなく
なるまで防振部材2が圧縮されて振動による衝撃力を吸
収することができる。
【0018】図2は、本発明の第二実施形態である防振
装置の要部断面図である。図2に示される場合の、図1
の場合との相違点は、取り付け板1bの突起部3bが防
振部材2の外側に配置され、これと係合している点であ
る。なお、突起部3bは円筒状であってもよいし、円筒
状の一部を形成するリブであってもよい。その他の構成
は図1の場合と同様であり、図1の場合と同様の効果を
奏する。
【0019】図3は、本発明の第三実施形態である防振
装置の要部断面図である。図3に示される場合の、図1
の場合との相違点は、床に実施されたものであり、まず
第一点は、取り付け板1aの外面側を建築構造体17と
しての大引き11に着設し、取り付け板1bの外面側
を、仕上補助部材18としての根太12に着設してお
り、根太12に床仕上げ材13を取り付けている点であ
る。
【0020】第二点は、取り付け板1aと取り付け板1
bとはねじ部材9により結合されておらず、取り付け板
1bと防振部材2との間に両面テープ、接着剤等を介在
させていることと、根太12及び床仕上げ材13の自重
とにより根太12と大引き11が結合されている点であ
る。
【0021】第三点は、取り付け板1aと取り付け板1
bとを相互に回動しないように結合するため、突起部3
a及び3bは四角柱状であり、防振部材2には貫通孔7
は形成されず、四角柱状の突起部3a及び3bに係合さ
れる凹部14a及び14bが形成されている。その他の
構成は図1の場合と同様である。
【0022】このように、床に実施される場合には、取
り付け板1aと取り付け板1bとをねじ部材9により結
合することなく簡易な構成で図1の場合と同様の効果を
奏することができる。
【0023】図4は、本発明の第四実施形態である防振
装置の要部断面図である。図4に示される場合の、図1
の場合との相違点は、建築構造体17としての柱4に緩
衝部材15を介して取り付け板1aの外面側を着設して
おり、仕上補助部材18としての胴縁5に緩衝部材15
を介して取り付け板1bの外面側を着設している点であ
る。その他の構成は図1の場合と同様である。
【0024】この場合には、例えば、振動により衝撃力
が胴縁5に作用した場合には、防振部材2だけでなく、
柱4と胴縁5との間に介在された緩衝部材15によって
も振動による衝撃力を吸収するするため、図1の場合に
比べ防振効果をさらに高めることができる。その他の効
果は図1の場合と同様である。なお、緩衝部材15の材
質は、ゴムアスファルト、プラスチック系軟質フォーム
(低発泡)、低発泡ゴム、軟質ゴム等を使用できる。
【0025】図5は、本発明の第五実施形態である防振
装置の要部断面図である。図5に示される場合の、図3
の場合との相違点は、建築構造体17としての大引き1
1に緩衝部材15を介して取り付け板1aの外面側を着
設しており、仕上補助部材18としての根太12に緩衝
部材15を介して取り付け板1bの外面側を着設してい
る点である。その他の構成は図3の場合と同様である。
【0026】この場合には、例えば、振動により衝撃力
が根太12に作用した場合には、防振部材2だけでな
く、大引き11と根太12との間に介在された緩衝部材
15によっても振動による衝撃力を吸収するするため、
図3の場合に比べ防振効果をさらに高めることができ
る。その他の効果は図3の場合と同様である。
【0027】図6は、本発明の第六実施形態である防振
装置の部分斜視図である。図6に示される場合の、図1
の場合との相違点は、取り付け板1aの外面側に建築構
造体17としての柱4に挟持するように係合される対向
する一対の立ち上がり片16、16を突設している点で
ある。
【0028】なお、一対の立ち上がり片16、16は胴
縁5に挟持するように取り付け板1bの外面側に突設さ
れていてもよい。さらに、床の場合にも同様の構成とし
てもよい。その他の構成は図1の場合と同様である。
【0029】この場合には、取り付け板1aを柱4に着
設する際に一対の立ち上がり片16、16で柱4を挟持
して行うため取り付け板1aの位置決めが容易となり、
取り付け板1aを柱4に対して容易に平行に着設でき
る。取り付け板1bを胴縁5に着設する際にも同様であ
る。その他の効果は図1の場合と同様である。
【0030】図7(a)、(b)、(c)は同実施形態
である防振装置の取り付け板1bの別の形態を示す斜視
図である。図7(a)、(b)、(c)に示されるよう
に、縦方向の胴縁5及び横方向の胴縁5等に対応した形
状の取り付け板1bにより、この防振装置は、必要に応
じて様々な部分において使用することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の防振装置は、防
振部材を一対の取り付け板間に介在させる際に、両取り
付け板の突起部に係合させることにより行うため、防振
部材により、振動による衝撃力を吸収することができる
のはもちろんのこと、防振部材の位置決めが容易である
と共に、ずれ動きを防止できる。
【0032】本発明の請求項2記載の防振装置は、請求
項1記載の防振装置の効果に加えて、建築構造体又は仕
上補助部材と取り付け板との間に介在された緩衝部材に
よっても振動による衝撃力を吸収するするため防振効果
をさらに高めることができる。
【0033】本発明の請求項3記載の防振装置は、請求
項1又は請求項2記載の防振装置の効果に加えて、対の
立ち上がり片で建築構造体又は仕上補助部材を挟持して
取り付け板を同建築構造体又は仕上補助部材に着設する
ため取り付け板の位置決めが容易となる。
【0034】本発明の請求項4記載の防振装置は、請求
項1、請求項2又は請求項3記載の防振装置の効果に加
えて、一対の取り付け板同士がねじ部材により結合され
るため、防振部材のずれ動きをより確実に防止すること
ができると共に垂直方向の耐荷重性を確保することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態である防振装置の要部断
面図である。
【図2】本発明の第二実施形態である防振装置の要部断
面図である。
【図3】本発明の第三実施形態である防振装置の要部断
面図である。
【図4】本発明の第四実施形態である防振装置の要部断
面図である。
【図5】本発明の第五実施形態である防振装置の要部断
面図である。
【図6】本発明の第六実施形態である防振装置の部分斜
視図である。
【図7】同上実施形態である防振装置の取り付け板の
(a)(b)(c)各々別の形態を示す斜視図である。
【図8】従来例の要部断面図である。
【符号の説明】
1 取り付け板 2 防振部材 3 突起部 9 ねじ部材 15 緩衝部材 16 立ち上がり片 17 建築構造体 18 仕上補助部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する一対の取り付け板とこの取り付
    け板間に介在される防振部材とを備え、前記対向する取
    り付け板の各々の内面側に突起部を形成し、一方の取り
    付け板の外面側を建築構造体に着設し、他方の取り付け
    板の外面側を仕上補助部材に着設し、前記防振部材を両
    取り付け板の両突起部に係合させて建築構造体と仕上補
    助部材とを結合して成ることを特徴とする防振装置。
  2. 【請求項2】 建築構造体又は仕上補助部材の少なくと
    も一方に緩衝部材を介して取り付け板の外面側を着設さ
    せて成ることを特徴とする請求項1記載の防振装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも一方の取り付け板の外面側に
    建築構造体又は仕上補助部材に挟持するように係合され
    る対向する対の立ち上がり片を突設して成ることを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載の防振装置。
  4. 【請求項4】 防振部材を貫通し、両取り付け板を結合
    するねじ部材を設けて成ることを特徴とする請求項1、
    請求項2又は請求項3記載の防振装置。
JP1357096A 1996-01-30 1996-01-30 防振装置 Pending JPH09203141A (ja)

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JP1357096A JPH09203141A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 防振装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014211019A (ja) * 2013-04-17 2014-11-13 トヨタホーム株式会社 建物

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