JP2014211019A - 建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】地震等により水平方向及び上下方向の2方向の揺れが生じた場合でも、内壁パネルの仕上げ面に張られた内壁クロスの損傷を抑制又は防止することができる建物を得る。【解決手段】建物10の外壁18を構成する外壁パネル20と建物10の内壁42を構成する内壁パネル44との間における複数箇所には、免震装置84が介在されている。ここで、免震装置84は、外壁パネル20と内壁パネル44とを水平方向及び上下方向の2方向に相対変位可能とすると共に、内壁パネル44を固定的に保持する。これにより、外壁パネル20の揺れが内壁パネル44に伝播することを抑制又は防止し、建物10に地震等により水平方向及び上下方向の2方向の揺れが生じた場合でも、内壁パネル44の仕上げ面に張られた内壁クロス76の損傷を抑制又は防止することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、外壁と内壁とを備えた建物に関する。
従来、建物の外壁パネルの下辺部にローラを設け、当該下辺部を建物躯体に対し水平方向に相対変位させることで、地震発生時における外壁パネルから内壁パネルへの揺れの伝播を抑制し、開口部まわりの内壁クロスの損傷を抑制することができる建物が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−303536号公報(図3)
しかしながら、上記特許文献1に開示された建物では、外壁パネルが相対変位可能な方向が水平方向の一方向のみであるため、地震等により上下方向の揺れが生じた場合には、外壁パネルが建物躯体に対し相対移動することができない。このため、建物に上下方向の揺れが生じた場合には、建物躯体から外壁パネルへ、そして、外壁パネルから内壁パネルへと揺れが伝播し、その影響により内壁パネルの仕上げ面に張られた内壁クロスが損傷することがある。
本発明は上記事実を考慮し、地震等により水平方向及び上下方向の2方向の揺れが生じた場合でも、内壁パネルの仕上げ面に張られた内壁クロスの損傷を抑制又は防止することができる建物を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明に係る建物は、所定枚数並べて立設されることにより内壁を構成する内壁パネルと、前記内壁と所定の間隔をあけて所定枚数並べて立設されることにより外壁を構成する外壁パネルと、前記内壁パネルと前記外壁パネルとの間に介在され、当該内壁パネルと当該外壁パネルとを水平方向及び上下方向の2方向に相対変位可能とすると共に、前記内壁パネルを固定的に保持する免震装置と、を有している。
請求項2に記載の発明に建物は、請求項1に記載の発明において、前記免震装置は、前記外壁及び前記内壁における開口部の周縁部に設けられていると共に、当該周縁部の複数箇所に配置されている。
請求項3に記載の発明に係る建物は、請求項2に記載の発明において、前記開口部と前記内壁パネルとの見切り部に沿って見切り部材が設けられていると共に、当該見切り部材は開口部側見切り部材と内壁パネル側見切り部材とに分割されている。
請求項4に記載の発明に係る建物は、請求項1〜請求項3記載のいずれか1項に記載の発明において、前記免震装置は、ゴムと鋼板とを重ねた積層構造とされて前記2方向の相対変位に対応して弾性変形可能な弾性部材を有していると共に、設置箇所により前記ゴムの総厚が変更されている。
請求項5に記載の発明に係る建物は、請求項4記載の発明において、前記免震装置は、前記開口部の周縁部に配置されたものの方がそれ以外の箇所に配置されたものよりも前記ゴムの総厚が厚くされている。
請求項6に記載の発明に係る建物は、請求項1〜請求項5記載のいずれか1項に記載の発明において、前記外壁パネルは、当該外壁パネルを建物躯体に固定する外壁フレームを備えていると共に、前記免震装置は、前記外壁フレームの複数箇所に配置されている。
請求項7に記載の発明に係る建物は、請求項1〜請求項6記載のいずれか1項に記載の発明において、前記免震装置は、前記弾性部材の両端部に設けられた一対の鋼材プレートを有している。
請求項1に記載の本発明によれば、内壁パネルが所定枚数並べて立設されることにより建物の内壁が構成されていると共に、当該内壁と所定の間隔をあけて、外壁パネルが所定枚数並べて立設されることにより建物の外壁が構成されている。このため、内壁パネルと外壁パネルとの間には、種々の部材を介在させることができる。
ここで、本発明では、内壁パネルと外壁パネルとの間には免震装置が介在されているが、仮に内壁パネルと外壁パネルとの間に免震機能のない木材等が介在されている場合には、地震等による水平方向及び上下方向の揺れが、外壁パネルから内壁パネルへと伝播する。
しかし、本発明では、内壁パネルと外壁パネルとの間には、免震装置が介在されているため、内壁パネルと外壁パネルとを水平方向及び上下方向の2方向に相対変位可能とすることができると共に、内壁パネルを固定的に保持することができる。これにより、本発明では、外壁パネルの揺れが内壁パネルに伝播することを抑制又は防止することができる。
請求項2に記載の本発明によれば、開口部の周縁部に免震装置が設けられていると共に、当該免震装置は当該周縁部の複数箇所に配置されている。これにより、外壁パネルの揺れが開口部の周縁部に伝播することを抑制又は防止することができる。
請求項3に記載の本発明によれば、開口部と内壁パネルとの見切り部に沿って設けられた見切り部材は、開口部側見切り部材と内壁パネル側見切り部材とに分割されている。これにより、開口部側及び内壁パネル側それぞれに見切り部材を設けることができる。
請求項4に記載の本発明によれば、免震装置は、ゴムと鋼板とを重ねて積層構造とされた弾性部材を有していると共に、設置箇所により当該免震装置を構成するゴムの総厚が変更されている。これにより、免震装置を外壁パネルの水平方向及び上下方向の相対変位に対応して弾性変形させることができると共に、当該免震装置の剛性をその設置箇所に応じて変更することができる。
請求項5に記載の本発明によれば、開口部の周縁部に配置された免震装置を構成するゴムの総厚の方が、それ以外の箇所に配置された免震装置を構成するゴムの総厚よりも厚くされている。これにより、開口部の周縁部に配置された免震装置をそれ以外の箇所に配置された免震装置よりも弾性変形しやすくすることができ、その結果、複雑な挙動をする開口部の周縁部においても、免震装置が柔軟に弾性変形し、外壁パネルの揺れが開口部の周縁部に伝播することを抑制又は防止することができる。
請求項6に記載の本発明によれば、免震装置は、外壁パネルを建物躯体に固定する外壁フレームの複数箇所に配置されている。これにより、免震装置を外壁における高強度部に配置することができると共に、内壁パネルの支持点を複数設けることができる。
請求項7に記載の本発明によれば、免震装置は、当該免震装置を構成する弾性部材の両端部に設けられた一対の鋼材プレートを有している。これにより、免震装置は鋼材プレートを免震装置の固定に使用することができる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明に係る建物では、地震等により水平方向及び上下方向の2方向の揺れが生じた場合でも、内壁パネルの仕上げ面に張られた内壁クロスの損傷を抑制又は防止することができるという優れた効果を有する。
請求項2に記載の本発明に係る建物では、外壁の揺れが開口部の周縁部に伝播し、開口部と内壁パネルとの見切り部における仕上げ面に張られた内壁クロスが損傷することを抑制又は防止することができるという優れた効果を有する。
請求項3に記載の本発明に係る建物では、内壁クロスを、開口部側見切り部材及び内壁パネル側見切り部材にそれぞれ分割して張ることができ、その結果、建物に揺れが生じた場合であっても当該見切り部の外観品質を維持することができるという優れた効果を有する。
請求項4に記載の本発明に係る建物では、揺れが収まった後に、外壁パネルと内壁パネルとの位置関係を速やかに元の状態に戻すことができると共に、各免震装置の弾性変形量をその配置箇所における外壁パネルと内壁パネルとの相対変位量に対応させることができるという優れた効果を有する。
請求項5に記載の本発明に係る建物では、外壁の揺れが開口部の周縁部に伝播し、開口部と内壁パネルとの見切り部における仕上げ面に張られた内壁クロスが損傷することを、複雑な挙動をする開口部の周縁部においても抑制又は防止することができるという優れた効果を有する。
請求項6に記載の本発明に係る建物では、免震装置の取付及び作動時における外壁の損傷を抑制又は防止することができると共に、内壁パネルを安定して支持することができるという優れた効果を有する。
請求項7に記載の本発明に係る建物では、免震装置を強固に固定することができるという優れた効果を有する。
本実施形態に係る建物の外壁パネルと内壁パネルとの関係を示す分解斜視図である。 本実施形態に係る建物の開口部周辺の構造を示す断面図(図1の2−2線に沿って切断した状態を示す断面図)である。 本実施形態に係る建物の開口部と内壁との見切り部を示す拡大断面図(図2の一部を示す拡大断面図)である。 第1実施形態に係る免震装置に係り、(A)は作動前の取付状態を示す断面図(図2の4−4線に沿って切断した状態を示す断面図)であり、(B)は作動後の取付状態を示す断面図である。 本実施形態に係る建物を構成する建物ユニットを示す斜視図である。 本実施形態に係る建物を示す斜視図である。 (A)は第2実施形態に係る外壁における免震装置の配置箇所を示す模式図であり、(B)は変形例における免震装置の配置箇所を示す模式図である。 第2実施形態に係る免震装置に係り、(A)は作動前の取付状態を示す断面図(図7の8−8線に沿って切断した状態を示す断面図)であり、(B)は作動後の取付状態を示す断面図である。
<第1実施形態>
以下、図1〜図6を用いて、本発明に係る建物の第1実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係る建物の全体構造について説明する。図5及び図6に示されるように、本実施形態に係る建物10は、基礎12上に複数個の下階側の建物ユニット14を据え付けた後に、当該下階側の建物ユニット14上に複数個の上階側の建物ユニット16を据え付けることにより構成されている。
建物ユニット14を例にとって建物ユニット躯体の構成について説明すると、四隅に立設された図示しない柱と、柱の上端部同士を連結する図示しない天井フレームと、柱の下端部同士を連結する図示しない床フレームと、によって構成されている。天井フレームは、各々溝形鋼によって構成された長短二種類の天井大梁を矩形枠状に配置すると共に、長い方の天井大梁の間に複数の天井小梁が所定の間隔で架け渡されることにより構成されている。また、床フレームも天井フレームと同様の構成とされており、長短二種類の溝形鋼が矩形枠状に配置されることにより構成されている。そして、床フレーム及び天井フレームには、外壁パネル20、22、24が建物10の外周面に沿って並べて取り付けられており、建物10の外壁18の一部を構成している。このうち、外壁パネル22、24の略中央部には、建物ユニット14の内側と外側とを連通する開口部56が設けられており、当該開口部56には、引違窓60が設けられている。
図1には、建物の外壁パネルと内壁パネルとの関係を示す分解斜視図が示されており、又図2には、開口部周辺の構造を示す断面図が示されている。これらの図を用いつつ、外壁パネル20を例にとって外壁パネルの構成について説明すると、図1及び図2に示されるように、外壁パネル20は、外壁フレーム28に、矩形平板状の外壁材26が図示しないビス等によって固定されることにより構成されている。外壁フレーム28は、溝型鋼によって形成された横フレーム30、32、34、36、縦フレーム38、40が梯子状に配置されることによって構成されている。詳しくは、外壁フレーム28の外枠は、上下方向にウェブ面が対向されるように配置された横フレーム30、32と、横フレーム30、32のウェブ面の両端部に架け渡されると共に横フレーム30、32よりも長く形成された縦フレーム38、40と、によって構成されている。そして、縦フレーム38、40の間には、横フレーム34、36が、横フレーム30、32と平行に配置されて等間隔に架け渡されている。なお、外壁フレーム28は、横フレーム30、32の屋内側のフランジ面を天井大梁及び床大梁に当接された状態で、図示しないボルト等により建物ユニット躯体に固定されている。
また、外壁パネル20と所定の間隔をあけて設けられた内壁パネル44は、石膏ボードから成る内壁材46と、矩形断面の角材で構成された内壁フレーム50と、断熱材48と、によって構成されている。詳しくは、内壁フレーム50は、内壁材46の縁に図示しない取付手段によって取り付けられた縁取部材52と、二本一組とされて縁取部材52の内周における水平方向側の両辺及び中央に上下方向に架け渡されている補強部材54と、によって構成されている。そして、縁取部材52及び補強部材54に囲まれるようにして、断熱材48が内壁材46における屋外側の面に配置されて、内壁パネル44が構成され、当該内壁パネル44が所定枚数並べられて建物10の内壁42が構成されている。
ここで、上述した外壁フレーム28における屋内側の複数箇所には、後述する免震装置84が配置されており、当該免震装置84を介して内壁パネル44が外壁フレーム28に取り付けられている。なお、本実施形態では一例として横フレーム34、36のそれぞれの中央部、縦フレーム38、40の略上下端部及び横フレーム34、36との仕口部の計10箇所に免震装置84が配置されている。
一方、図2を用いて開口部56周辺の納まりについて説明すると、図2に示されるように、開口部56に設けられた引違窓60には、サッシ枠62及びサッシ枠62を外壁フレーム28に固定するサッシフレーム100が設けられている。サッシ枠62は、矩形枠状に構成されると共に、内部中空とされたサッシ枠本体部64と、サッシ枠本体部64の周縁部から開口部56の中央に向かって延出されたフィン部66と、を備えている。サッシフレーム100は、溝形鋼によって矩形枠状に構成されていると共に、ボルト102及びナット104によって外壁フレーム28に取り付けられている。そして、サッシ枠62は、スクリュー106及び長ビス108によってサッシフレーム100に取り付けられている。ここで、本実施形態では開口部56の周縁部において、免震装置84は、外壁フレーム28とサッシフレーム100との接合部(当接面)に沿って複数箇所に配置されている。なお、開口部56の周縁部における免震装置84の配置箇所については、後述する第2実施形態で説明する。
また、サッシ枠62と前述した内壁パネル44との見切り部58には、矩形平板材から成る見切り部材68が配設されており、当該見切り部材68は、開口部側見切り部材としての見切り部材70と、内壁パネル側見切り部材としての見切り部材72と、に分割されている。見切り部材70は、ビス74によってフィン部66に固定されており、見切り部材72は、図示しない接着剤等によって内壁パネル44に固定されている。
図3には、開口部56と内壁パネル44との見切り部を示す拡大断面図が示されている。図3に示されるように、見切り部材68の仕上げ面には、内壁仕上げ用の内壁クロス76が張られており、内壁クロス76も見切り部材68と同様に、開口部側の内壁クロス78と、内壁パネル側の内壁クロス80とに分割されている。このとき、内壁クロス78は、前述したフィン部66と見切り部材70との間に挟持されている。また、見切り部材70と見切り部材72との境目82には、内壁クロス78及び内壁クロス80のそれぞれの端部が入れ込まれている。
上述したように、内壁パネル44は、外壁18及び引違窓60を含んだ建物10の外郭に対して、免震装置84のみによって固定的に保持されている。以下、本発明の要部を構成する免震装置84の構造について詳細に説明する。
図4には、免震装置84の作動前作動後におけるそれぞれの取付状態が示されている。図4(A)に示されるように、外壁パネル20と内壁パネル44との間には、免震装置84が介在されている。免震装置84は、円柱状の弾性部材としての積層ゴム部90と、当該積層ゴム部90の両端部に一体的に固着状態で接合されていると共に矩形の鋼材プレートによって形成されたフランジ部材86、88と、によって構成されている。フランジ部材86は、フランジ部材88に比べて板厚が厚くされた設定されており、ビス(固定部材)96によってその四隅が、外壁フレーム28に締結されることにより免震装置84が外壁フレーム28に固定されている。そして、ネイル(固定部材)98を内壁パネル44の建物内側の面からフランジ部材88の四隅に打ち込むことにより、内壁パネル44が免震装置84に固定されている。なお、前述した開口部56の周縁部においては、フランジ部材86は、外壁フレーム28及びサッシフレーム100の両方に固定されている。
積層ゴム部90は、ゴム板92と、鋼材プレートにより形成された補強板94とが相互に一体的に積層されることにより構成されている。積層ゴム部90は、内壁パネル44の板厚方向(圧縮及び引張方向)には、大きいばね定数を有し、内壁パネル44の幅方向及び高さ方向(剪断方向)には、内壁パネル44の板厚方向に比べ小さいばね定数を有している。換言すれば、積層ゴム部90は、圧縮及び引張方向には弾性変形しにくいが、剪断方向には弾性変形しやすい構成とされている。また、積層ゴム部90は、ゴム板92の占める割合が大きいほど、ばね定数は小さいものとなっている。なお、本実施形態では、一例として積層ゴム部90は、厚さAの補強板94が4枚と、厚さBのゴム板92が3枚と、によって構成されており、積層ゴム部90の総厚はTとされている。換言すれば、本実施形態では、積層ゴム部90の総厚T=補強板94の総厚4A+ゴム板92の総厚3Bに設定されている。
次に、本実施形態の作用・効果について説明する。
本実施形態では、図1及び図2に示されるように、建物10の外壁18を構成する外壁パネル20と建物10の内壁42を構成する内壁パネル44との間には所定のすきまが設けられており、当該すきまに複数の免震装置84が介在されている。
ところで、地震等により建物10に水平方向及び上下方向の揺れが発生することがある。このとき、仮に外壁パネル20と内壁パネル44との間に免震機能の無い木材等が介在されている場合には、外壁パネル20から内壁パネル44に水平方向及び上下方向の揺れが伝播し、内壁42が損傷することがある。より具体的に説明すると、地震等により揺れが発生したとき、まず地盤からの揺れは基礎12に伝わり建物ユニット14の躯体に伝播する。そして、建物ユニット14の躯体には上述したように外壁パネル20が固定されているため、当該躯体の揺れは外壁パネル20に伝播する。このとき、外壁パネル20と内壁パネル44との間に介在されているのが、木材等であった場合には外壁パネル20から内壁パネル44へ直接的に揺れが伝播し、その結果、内壁パネル44及び当該内壁パネル44に張られた内壁クロス76が損傷することがある。
しかしながら、本実施形態では、外壁パネル20と内壁パネル44との間には、上述したように免震装置84が介在されている。これにより、地震等により建物10に水平方向及び上下方向の揺れが発生しても、内壁パネル44と外壁パネル20とは水平方向及び上下方向の2方向に相対変位し、当該内壁パネル44は固定的に保持される。
図4を用いて具体的に説明すると、免震装置84の積層ゴム部90は、地震発生時において建物10に上下方向の揺れが発生した場合、図4(B)に示されるように建物高さ方向に最大でS剪断変形する。このため、外壁パネル20と内壁パネル44とは建物高さ方向双方向に最大でSずつ相対変位される。換言すれば、外壁パネル20の揺れによる変位が上下方向に2Sの範囲内であるならば、内壁パネル44は、図4(A)の状態の位置を基準の位置として、当該基準の位置に固定的に保持される。なお、積層ゴム部90の長さTは、積層ゴム部90が剪断変形しても変化することはない。
次に、地震発生時において建物10に水平方向の揺れが発生した場合について説明すると、この場合は、図4(A)、(B)を平断面図としてみれば、建物10に上下方向の揺れが発生した場合と全く同様のことがいえる。すなわち、積層ゴム部90は剪断変形において指向性は無いため、水平方向の揺れが発生した場合も上下方向の揺れが生じた場合と同様に剪断変形し、外壁パネル20と内壁パネル44とは建物水平方向双方向に最大でSずつ相対変位される。換言すれば、外壁パネル20の揺れによる変位が水平方向に2Sの範囲内であるならば、内壁パネル44は、図4(A)の状態の位置を基準の位置として、当該基準の位置に固定的に保持される。なお、積層ゴム部90の剪断変形は弾性変形であるため、外壁パネル20等に深刻な損傷が無い場合は、外壁パネル20と内壁パネル44との位置関係は揺れの方向に関わらず、揺れが収まった後には速やかに図4(A)の状態に戻る。
このように、本実施形態では、外壁パネル20と内壁パネル44との間には、免震装置84が介在されている。これにより、外壁パネル20と内壁パネル44とを水平方向及び上下方向の2方向に相対変位可能とすることができると共に、内壁パネル44を固定的に保持することができ、その結果、地震等により水平方向及び上下方向の2方向に揺れが生じた場合でも、内壁パネル44の仕上げ面に張られた内壁クロス76の損傷を抑制又は防止することができる。
また、本実施形態では、開口部56の周縁部に免震装置84が設けられていると共に、当該免震装置84は当該周縁部の複数箇所に配置されている。これにより、外壁パネル20の揺れが開口部56の周縁部に伝播することを抑制又は防止することができ、その結果、開口部56と内壁パネル44との見切り部58における仕上げ面に張られた内壁クロス76の損傷を抑制又は防止することができる。
さらに、本実施形態では、見切り部58に沿って設けられた見切り部材68は、開口部側見切り部材としての見切り部材70と内壁パネル側見切り部材としての見切り部材72とに分割されている。これにより、開口部56側及び内壁パネル44側それぞれに見切部材を設けることができるので、内壁クロス76を、見切り部材70及び見切り部材72にそれぞれ分割して張ることができ、その結果、建物10に揺れが生じた場合であっても見切り部58の外観品質を維持することができる。
また、本実施形態では、免震装置84は、ゴム板92と補強板94とを重ねた積層構造とされて、水平方向及び上下方向の相対変位に対応して弾性変形可能な積層ゴム部90を有している。これにより、免震装置84を外壁パネル20の水平方向及び上下方向の相対変位に対応して弾性変形させることができ、その結果、揺れが収まった後に、外壁パネル20と内壁パネル44との位置関係を速やかに元の状態に戻すことができる。
加えて、本実施形態では、外壁パネル20は、当該外壁パネル20を建物ユニット14の躯体に固定する外壁フレーム28を備えていると共に、免震装置84は、外壁フレーム28の複数箇所に配置されている。これにより、免震装置84を外壁18における高強度部に配置することができると共に、内壁パネル44の支持点を複数設けることができ、その結果、免震装置84の取付及び作動時における外壁18の損傷を抑制又は防止することができると共に、内壁パネル44を安定して支持することができる。
さらに加えて、本実施形態では、免震装置84は、積層ゴム部90の両端部に設けられた一対の鋼材プレートすなわちフランジ部材86、88を有している。これにより、免震装置84は、フランジ部材86、88を免震装置84の固定に使用することができ、その結果、免震装置84を強固に固定することができる。
<第2実施形態>
次に、図7及び図8を用いて、本発明に係る建物の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一の番号を付してその説明を省略する。
この第2実施形態では、外壁パネル22、24に設けられた開口部56の周縁部における複数箇所に、免震装置84よりもゴムの総厚が厚くされた免震装置140が配置されている点に特徴がある。
まず、図7(A)を用いて外壁パネル22、24における免震装置の配置箇所の一例を説明すると、図7(A)に示されるように、外壁パネル22、24におけるそれぞれの四隅には免震装置84が配置されている。そして、外壁パネル22及び外壁パネル24から成る面の略中央部には、開口部56が設けられており、当該開口部56の周縁部における四隅と上下辺の中央には、免震装置140が配置されている。なお、上述した第1実施形態では、全て同一の免震装置84が配置されている。
免震装置140は、上述したようにゴムの総厚が厚くされているが、補足すると、一般的に免震装置は建物の下側に設けられ、当該建物の鉛直荷重を支持するものであるので、免震装置のゴムの総厚を厚くすると圧縮変形量が大きくなり建物の鉛直荷重の支持には不適である。しかしながら、本実施形態では、免震装置のゴムの総厚を厚くしても不利な点は生じない。つまり、本実施形態における免震装置140は、その配置箇所のみならず、ゴムの総厚を厚くして用いるというその用法においても、一般的な免震装置に対して異なるものである。以下、免震装置140の構造について詳細に説明する。
図8には、免震装置140の作動前作動後におけるそれぞれの取付状態が示されている。図8(A)に示されるように、免震装置140は、積層ゴム部142の構成のみが免震装置84と異なる。本実施形態では、一例として積層ゴム部142は、厚さAの補強板94が3枚と、ゴム板92よりも厚く形成された厚さBのゴム板144が2枚と、によって構成されており、積層ゴム部142の総厚は積層ゴム部90と同様にTとされている。換言すれば、本実施形態では、積層ゴム部142の総厚T=補強板94の総厚3A+ゴム板144の総厚2Bに設定されている。つまり、積層ゴム部142におけるゴム板の総厚2B>積層ゴム部90におけるゴム板の総厚3Bに設定されているので、積層ゴム部142は、積層ゴム部90に比べ弾性変形しやすい設定とされている。
次に、本実施形態の作用・効果について説明する。
本実施形態においても上述した第1実施形態と同様に、外壁パネル20と内壁パネル44との間には免震装置84が介在されている。このため、地震等により建物10に水平方向及び上下方向の揺れが発生しても、内壁パネル44と外壁パネル20とは水平方向及び上下方向の2方向に相対変位し、当該内壁パネル44は固定的に保持される。よって、本実施形態でも、前述した第1実施形態と同様の作用・効果が得られる。
加えて本実施形態では、地震等により建物10に揺れが発生した場合に複雑な挙動をする開口部56の周縁部においても、内壁パネル44における開口部56の周縁部と外壁パネル22、24とは相対変位し、当該周縁部は固定的に保持される。図8を用いて具体的に説明すると、免震装置140の積層ゴム部142は、地震発生時において建物10に上下方向又は水平方向の揺れが発生した場合、図8(B)に示されるように最大でS剪断変形する。ここで、積層ゴム部142は、積層ゴム部90に比べゴムの総厚が厚く、弾性変形しやすい設定とされているので、積層ゴム部90及び積層ゴム部142に同等の力が作用した場合には、S>S(図4(B)、図8(B)参照)の関係が成り立つ。つまり、積層ゴム部90のばね定数K>積層ゴム部142のばね定数Kに設定されているので、積層ゴム部142は積層ゴム部90よりも小さい力で変形する。よって、仮に、免震装置140が設けられていない場合には、開口部56の隅部等に変形が集中し、内壁パネル44における開口部56の周縁部が複雑な挙動をすることがあるが、本実施形態では、積層ゴム部142が当該挙動に対応して柔軟に弾性変形する。このため、複雑な挙動をする内壁パネル44における開口部56の周縁部においても、当該周縁部と外壁パネル22、24とは相対変位される。換言すれば、内壁パネル44における開口部56の周縁部は、図8(A)の状態の位置を基準の位置として、当該基準の位置に固定的に保持される。
このように、本実施形態では、開口部56の周縁部に配置された免震装置140の方が、それ以外の箇所に配置された免震装置84よりもゴム板の総厚が厚くされている。これにより、開口部56の周縁部に配置された免震装置140をそれ以外の箇所に配置された免震装置84よりも弾性変形しやすくすることができる。その結果、複雑な挙動をする開口部56の周縁部においても、免震装置140が柔軟に弾性変形し、外壁パネル22、24の揺れが開口部56の周縁部に伝播することを抑制又は防止することができ、ひいては見切り部58における仕上げ面に張られた内壁クロス76が損傷することを抑制又は防止することができる。
<上記実施形態の補足説明>
(1) 上述した第2実施形態では、外壁パネル22、24に開口部56を設ける構成としたが、開口部56が比較的小さい場合には、図7(B)に示されるように、外壁パネル22のみに開口部56を設ける構成としてもよい。
(2) また、上述した第2実施形態では、外壁パネル22、24の略中央部に開口部56を設けたが、これに限らず、開口部56を外壁パネル22、24の下辺部に達するように設け、当該開口部56の周縁部に免震装置140を配置する構成としてもよい。
(3) さらに、上述した第2実施形態では、免震装置140が開口部56の周縁部に配置される構成としたが、これに限らず、異なる箇所に免震装置140を配置してもよい。また、設置箇所により、適宜免震装置におけるゴム板の総厚を変更する構成としてもよい。これにより、免震装置の剛性をその設置箇所に応じて変更することができ、その結果、各免震装置の弾性変形量をその配置箇所における外壁パネルと内壁パネルとの相対変位量に対応させることができる。
(4) 上述した実施形態では、免震装置84、140は建物高さ方向及び水平方向の揺れに対応して剪断変形する構成としたが、免震装置の剪断変形の範囲であれば、その他の方向の揺れに対して適用してもよい。
10 建物
18 外壁
20 外壁パネル
22 外壁パネル
24 外壁パネル
28 外壁フレーム
42 内壁
44 内壁パネル
56 開口部
58 見切り部
68 見切り部材
70 見切り部材(開口部側見切り部材)
72 見切り部材(内壁パネル側見切り部材)
84 免震装置
86 フランジ部材(鋼材プレート)
88 フランジ部材(鋼材プレート)
90 積層ゴム部(弾性部材)
92 ゴム板(ゴム)
94 補強板(鋼板)
140 免震装置
142 積層ゴム部(弾性部材)
144 ゴム板(ゴム)

Claims (7)

  1. 所定枚数並べて立設されることにより内壁を構成する内壁パネルと、
    前記内壁と所定の間隔をあけて所定枚数並べて立設されることにより外壁を構成する外壁パネルと、
    前記内壁パネルと前記外壁パネルとの間に介在され、当該内壁パネルと当該外壁パネルとを水平方向及び上下方向の2方向に相対変位可能とすると共に、前記内壁パネルを固定的に保持する免震装置と、
    を有する建物。
  2. 前記免震装置は、前記外壁及び前記内壁における開口部の周縁部に設けられていると共に、当該周縁部の複数箇所に配置されている、
    請求項1記載の建物。
  3. 前記開口部と前記内壁パネルとの見切り部に沿って見切り部材が設けられていると共に、当該見切り部材は開口部側見切り部材と内壁パネル側見切り部材とに分割されている、
    請求項2記載の建物。
  4. 前記免震装置は、ゴムと鋼板とを重ねた積層構造とされて前記2方向の相対変位に対応して弾性変形可能な弾性部材を有すると共に、設置箇所により前記ゴムの総厚が変更されている、
    請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の建物。
  5. 前記免震装置は、前記開口部の周縁部に配置されたものの方がそれ以外の箇所に配置されたものよりも前記ゴムの総厚が厚くされている、
    請求項4記載の建物。
  6. 前記外壁パネルは、当該外壁パネルを建物躯体に固定する外壁フレームを備えていると共に、
    前記免震装置は、前記外壁フレームの複数箇所に配置されている、
    請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の建物。
  7. 前記免震装置は、前記弾性部材の両端部に設けられた一対の鋼材プレートを有する、
    請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の建物。
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