JPH09203083A - 作業機械の操作レバー位置調節装置 - Google Patents

作業機械の操作レバー位置調節装置

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JPH09203083A
JPH09203083A JP3562296A JP3562296A JPH09203083A JP H09203083 A JPH09203083 A JP H09203083A JP 3562296 A JP3562296 A JP 3562296A JP 3562296 A JP3562296 A JP 3562296A JP H09203083 A JPH09203083 A JP H09203083A
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console box
box
box body
lock lever
locking
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Kazunori Yamada
一徳 山田
Toshio Arai
利男 新井
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Shigeru Kogyo KK
Hokuetsu Industries Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Shigeru Kogyo KK
Hokuetsu Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設機械等の作業機械のコンソールボックス
に設けられた操作レバーの位置を前後方向へ調節するた
めに位置調節機構を提供する。 【解決手段】 固定ブラケット11にコンソールボック
スのボックス本体31を回動中心Oを中心として回動自
在に設ける。固定ブラケット11には調節板51を設け
る。調節板51には、係止軸(図示せず)を介してブッ
シュ52を設ける。一方、ボックス本体31には、ブッ
シュ52に係合することにより、ボックス本体31を係
止するロックレバー58を設ける。調節板51は、ブッ
シュ52の位置が回動中心Oを中心として調節すること
ができるよう、固定ブラケット11に位置調節可能に設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パワーショベ
ル、クレーン車等の建設機械、その他の作業機械に設置
された操作レバーを前後方向へ位置調節するための操作
レバーの位置調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パワーショベル等の建設機械に
おいては、運転席の側方にコンソールボックスを設け、
このコンソールボックスに操作レバーを立設している。
そして、操作レバーによってショベル等を操作するよう
になっている。
【0003】ところで、運転席と操作レバーとの間の距
離は、運転者の体格等に応じて調節することができるも
のであることが望ましい。そこで、従来の建設機械にお
いては、運転席をその前後方向へ移動可能にし、運転席
を前後方向へ移動させることによって運転席と操作レバ
ーとの間の距離を調節するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、建設機
械等においては、運転席と操作レバーとの間の距離のみ
ならず、運転席と操作レバー以外のものとの間の距離を
調節することが要望されることがある。そのような場合
には、コンソールボックスを単独で位置調節し得るよう
に構成することが必要である。そこで、従来は、コンソ
ールボックスと車体との間に固定レールと可動レールと
からなる移動機構を設け、これによってコンソールボッ
クスを前後方向へ移動させ、ひいては操作レバーを前後
方向へ位置調節することが行われていた。しかし、この
ような方法では、高価な移動機構を必要とするため、製
造費が高騰するという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の問題
を解決するためになされたもので、請求項1に係る発明
は、運転席の側方にコンソールボックスが設けられ、こ
のコンソールボックスの前側の端部に操作レバーが立設
されてなる作業機械において、上記コンソールボックス
を上記運転席の左右に延びる位置調節回動中心を中心と
して回動可能に設け、このコンソールボックスを少なく
とも2位置で回動不能に係止する係止機構を設けたこと
を特徴としている。この場合、上記コンソールボックス
を、その後端部を中心として跳ね上げ回動可能に設け、
この跳ね上げ回動中心と上記位置調節回動中心とを一致
させるのが望ましい。また、上記係止機構が、上記コン
ソールボックスとこのコンソールボックスが回動可能に
設けられた固定系とにそれぞれ設けられ、互いに係脱可
能に係合する一対の係止部材を備えたものとし、この一
対の部材の一方を上記位置調節回動中心を中心として位
置調節可能に設けるようにするのが望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図1〜図8を参照して説明する。この実施の形態
では、操作レバー位置調節装置が図8に示すミニショベ
ルに装備されている。そこで、まずミニショベルについ
て説明する。勿論、この発明はミニショベル以外の建設
機械、その他の作業機械に適用可能である。
【0007】このミニショベルは、車体101がクロー
ラ102で走行するようになっており、車体101全部
にはブレード109が設けられ、車体101の上には水
平方向に旋回する旋回台103が設けられている。旋回
台103の前部には作業機取付部105が設けられ、こ
の作業機取付部105に、ブーム106の基端部が水平
方向および上下方向へ回動可能に取り付けられ、ブーム
106の先端部にアーム107の基端部が上下方向へ回
動可能に取り付けられ、さらにアーム107の先端部に
バケット108が上下方向へ回動可能に取り付けられて
いる。また、旋回台103の上には、運転者が座る運転
席110が取り付けられている。
【0008】次に、レバー位置調節装置について説明す
ると、図2および図3において、符号1は上記運転席1
10のシートである。このシート1は、シートクッショ
ン1aとシートバック1bとを備えており、シートクッ
ション1aの下面には、支持フレーム(固定系)2が固
定されている。この支持フレーム2は、上記旋回台10
3の上面Aに、移動支持機構Bおよび回転支持機構Cを
介して設けられており、これによってシート1が車体1
01の前後方向へ移動可能に、かつ水平方向へ回動可能
になっている。
【0009】上記支持フレーム2の左右の両側部には、
コンソールボックス3がそれぞれ設けられている。各コ
ンソールボックス3は、シート1の左右方向へ延びる水
平な回動中心(位置調節回動中心と跳ね上げ回動中心と
を兼ねている。)Oを中心として回動可能になってい
る。この場合、一方のコンソールボックス3(図2にお
いて右側のコンソールボックス3)は、運転者がシート
1から容易に乗降することができるようにするために、
図3において実線で示す使用位置から想像線で示す跳ね
上げ位置までの間を回動可能になっているが、他方のコ
ンソールボックス3については、図2の左側から運転者
の乗降が行われないので、必ずしも使用位置と跳ね上げ
位置との間を回動可能にする必要はなく、使用位置を含
む所定の狭い範囲においてのみ回動可能にしてもよい。
この実施の形態においては、左右のコンソールボックス
3,3の回動機構を同様に(左右対称に)構成するため
に、他方のコンソールボックス3も一方のコンソールボ
ックス3と同様に使用位置と跳ね上げ位置との間を回動
可能になっている。
【0010】上記コンソールボックス3の前側の上部に
は、操作レバー4が斜めに立設されている。各操作レバ
ー4により、パワーショベルのショベル(図示せず)等
の作業機械の作業機を操作するようになっている。な
お、符号3aは、操作レバー4とコンソールボックス3
との間の隙間を覆うブーツであり、ゴム等の柔軟な材質
によって形成されている。
【0011】各コンソールボックス3は、次の構成によ
り、回動可能で、かつ所定の使用位置に回動不能に係止
することができるようになっている。この場合におい
て、図3の右側のコンソールボックス3と左側のコンソ
ールボックス3とは一部を除いて同様に(左右対称に)
構成されている。そこで、右側のコンソールボックス3
を主として説明し、左側のコンソールボックス3につい
ては、右側のコンソールボックス3と異なる部分だけを
説明することとする。
【0012】図4に示すように、上記支持フレーム2の
右側部には、固定ブラケット11がボルトB1によって
固定されている。この固定ブラケット11の中央上部に
は、上記回動中心O上を延びる支持筒11aが固定され
ている。図5に示すように、支持筒11aには、コンソ
ールボックス3のボックス本体31が回動自在に支持さ
れている。すなわち、ボックス本体31は、その中央下
部に水平方向に延びる嵌合筒31aを有しており、この
嵌合筒31aを支持筒11aに回動自在に嵌合させるこ
とにより、ボックス本体31が支持ブラケット11に回
動自在に支持されている。嵌合筒31aは、C字状をな
す止め具32により、支持筒11aから抜けるのを防止
されている。
【0013】図1に示すように、上記固定ブラケット1
1とボックス本体31との間には、跳ね上げばね33が
設けられており、この跳ね上げばね33によってボック
ス本体31が使用位置側から跳ね上げ位置側へ向かって
回動付勢されている。その一方、ボックス本体31には
ストッパ34が設けられている。このストッパ34は、
比較的硬質のゴム等からなるものであり、ボックス本体
31が跳ね上げ位置側へ回動したときに、固定ブラケッ
ト11の段部11bに突き当たることにより、それ以上
ボックス本体31が同方向へ回動するのを阻止するよう
になっている。ストッパ34が段部11bに突き当たっ
たときのボックス本体31の回動位置が跳ね上げ位置で
ある。なお、他方のコンソールボックス3(図2におい
て左側のコンソールボックス3)においては、跳ね上げ
ばね33が設けられていない。
【0014】上記固定ブラケット11とボックス本体3
1との間には、ボックス本体31を使用位置に係止する
ための係止機構5が設けられている。この係止機構5
は、固定ブラケット11に設けられた調節板(係止部
材)51と、ボックス本体31に設けられたロックレバ
ー(係止部材)58とを備えている。
【0015】図1、図5および図6に示すように、上記
調節板51は、固定ブラケット11を貫通するボルトB
2,B3およびこれに螺合するナットN1,N2により、固
定ブラケット11の前側の端部に固定されている。ここ
で、固定ブラケット11には、ボルトB2を挿通するた
めの挿通孔として二つの挿通孔11c,11dが形成さ
れており、ボルトB3を挿通するための挿通孔として斜
めに延びる長孔11eが形成されている。しかも、ボル
トB2を挿通孔11cに挿通したときにはボルトB3が長
孔11eの上端部に挿通され、ボルトB2を挿通孔11
dに挿通したときにはボルトB3が長孔11eの下端部
に挿通されるようになっている。そして、ボルトB2
いずれの挿通孔11c,11dに挿通するかを選択する
ことにより、調節板51の取付位置を変えることができ
るようになっている。
【0016】また、調節板51の前側の端部には、係止
軸51aがその軸線をほぼ水平方向に向けて設けられて
いる。この係止軸51aの位置(係止軸51aの中心の
位置)は、調節板51の固定ブラケット11に対する取
付位置を変えることにより、2つの位置に変更可能であ
る。この場合、ボルトB2を挿通孔11c,11dに挿
通したときの係止軸51aの位置をそれぞれ第1、第2
の位置とすると、両位置は回動中心Oを中心とする同一
円周上に位置し、しかも第1の位置は第2の位置より斜
め下方に位置するようになっている。また、係止軸51
aには、含油樹脂等からなるブッシュ52が回転自在に
嵌合され、ボルトB4によって抜け止めされている。
【0017】次に、ロックレバー58について説明する
と、図1、図5および図7に示すように、上記ボックス
本体31の前側の端部には、互いに対向する一対の支持
片31b,31b設けられている。この一対の支持片3
1b,31b間にはブロック体54が配置されており、
このブロック体54は回動中心Oと平行に延びる支持軸
55を介して支持片31b,31bに回動自在に支持さ
れている。ブロック体54は、その後端部とボックス本
体31との間に設けられた復帰ばね56により、図1に
おいて反時計方向へ回動付勢されており、後端部に形成
された突出部54aがボックス本体31の前端部下面に
突き当たるとそれ以上同方向へ回動することができなく
なっている。その状態が図1および図7に示す状態であ
る。また、ブロック体55の前側の端部には、全体とし
て前斜め上方へ延びる解除レバー57が立設固定されて
いる。この解除レバー57の上端部を後方へ移動操作す
ることにより、ブロック体54を復帰ばね56に抗して
時計方向へ回動させることができるようになっている。
【0018】上記支持軸55には、ロックレバー58の
上端部が回動自在に支持されている。このロックレバー
58は、ボックス本体31を使用位置に回動させた状態
においては、その後端面の下端部が係止軸51aと対向
するように配置されており、係止軸51aと対向する後
端面には係合凹部58aが形成されている。しかも、ロ
ックレバー58は、ロックばね59により係止軸51a
に接近回動するよう、図1において反時計方向へ回動付
勢されており、ロックばね59の付勢力によって係合凹
部58aに係止軸51aがブッシュ52を介して嵌まり
込むようになっている。そして、係合凹部58aに係止
軸51aが嵌まり込むことにより、ボックス本体31が
使用位置に係止されるようになっている。
【0019】ここで、前述したように、係止軸51a
は、調節板51の取付位置を変更することにより第1の
位置と第2の位置との変更可能である。したがって、ボ
ックス本体31の使用位置も回動中心Oを中心として上
使用位置と下使用位置との2つの位置に変更可能であ
る。なお、第1および第2の位置は回動中心Oを中心と
する円周上に位置しているので、係止軸51aを位置に
いずれの位置に変更したとしても、ロックレバー58と
係止軸51aとの係止位置が変わるだけであり、両者は
必ず係合可能である。
【0020】また、ロックレバー58は、ボックス本体
31を跳ね上げ位置側から使用位置側へ向かって使用位
置の直前まで回動させると、その下端面58bがブッシ
ュ52を介して係止軸51aに突き当たるようになって
いる。しかも、当該下端面58bは、ボックス本体31
を使用位置近傍に回動させた状態においては、前端側か
ら後端側へ向かうにしたがって上方へ向かうように傾斜
している。したがって、ロックレバー58の下端面58
bがブッシュ52に突き当たった状態でボックス本体3
1をさらに使用位置側へ回動させると、ロックレバー5
8はロックばね59の付勢力に抗して時計方向へ回動し
つつブッシュ52を乗り越える。このとき、ブッシュ5
2が回動するのでロックレバー58は比較的容易にブッ
シュ52を乗り越えることができる。そして、下端面5
8bがブッシュ52を乗り越えると、ロックばね59に
よってロックレバー58が反時計方向へ回動させられ、
係合凹部58aにブッシュ52が嵌まり込むようになっ
ている。
【0021】係止軸51aに係合したロックレバー58
は、解除レバー57によってその係合を解除することが
できる。すなわち、ブロック体54の突出部54aの側
面には、水平方向に突出する軸部55bが形成されてい
る。この軸部55bは、図1に示すように、ロックレバ
ー58の後端面と対向して配置されている。したがっ
て、ロックレバー58を後側へ移動させてブロック体5
4を時計方向へ回動させると、軸部54bがロックレバ
ー58に突き当たってこれをロックばね59の付勢力に
抗して時計方向へ回動させる。これによって、ロックレ
バー58と係止軸51aとの係合状態が解除される。
【0022】ここで、ロックレバー58と係止軸51a
とが係合し、かつブロック体54の突出部54aがロッ
クばね59の付勢力によってボックス本体31に突き当
たった状態(図1に示す状態)においては、軸部55b
がロックレバー58の後端面から若干後方へ離れてい
る。これは、仮に車体の振動に伴って解除レバー57が
振動し、それによってブロック体55が図1の時計方向
へ若干回動したとしても、軸部55bがロックレバー5
8に突き当たるのを防止し、ロックレバー58と係止軸
51aとの係合が不用意に解除させられるのを防止する
ためである。
【0023】また、図1、図5および図6に示すよう
に、上記調節板51の上部には、硬質ゴム等からなるス
トッパ53が固定されている。このストッパ53は、ボ
ックス本体31に設けられた当接片部31c(図7参
照)に突き当たることによってボックス本体31がそれ
以上跳ね上げ位置側から使用位置側へ回動するを阻止す
るためのものであり、ボックス本体31を使用位置の直
前まで回動させると、ストッパ53と当接片部31cと
が突き当たり、ボックス本体31をさらに使用位置まで
回動させると、その分だけストッパ53が若干弾性変形
するようになっている。なお、ボックス本体31の使用
位置は、前述したように、調節板51の取付位置を変え
ることによりよって上下の2位置に変更可能であるが、
ストッパ53が調節板51に設けられているので、いず
れの使用位置を採用した場合であってもストッパ53は
ボックス本体31の跳ね上げ位置側から使用位置側への
過剰な回動を阻止することができる。
【0024】さらに、調節板51には、スイッチ12
が、上記係止軸51aに係合したロックレバー58の下
端面58bと対向するようにして配置固定されている。
このスイッチ12は、パワーショベルの全ての電気系統
をON,OFFするためのものであり、ロックレバー5
8がブッシュ52を介して係止軸51aに確実に係合す
るとロックレバー58の下端面58bによって押し操作
されてON状態からOFF状態に切り替わり、その状態
からロックレバー58が時計方向へ回動して係止軸51
aとの係合が解除すると、OFF状態からON状態に切
り替わるようになっている。このスイッチ12は、左側
のコンソールボックス3には設けられていない。
【0025】なお、図1に示すように、ボックス本体3
1には、カバー35が適宜箇所をボルトB5等によって
固定されており、これによってボックス本体31および
固定ブラケット11が覆われている。また、ボックス本
体31の取付部31dには操作レバー4(図2参照)の
基部がボルト(図示せず)等によって固定されるように
なっている。
【0026】上記構成において、いま係止機構5により
コンソールボックス3が使用位置に係止されているもの
とする。この状態からコンソールボックス3を跳ね上げ
位置に回動させるには、解除レバー57の上端部を後方
へ移動させ、ブロック体54をロックばね59に抗して
時計方向へ回動させる。すると、軸部54bがロックレ
バー58に突き当たってこれをロックばね59の付勢力
に抗して図1の時計方向へ回動させる。これにより、ロ
ックレバー58と係止軸51aとの係合が解除される。
すると、ボックス本体31が跳ね上げばね33によって
跳ね上げ位置側へ回動させられる。そして、ボックス本
体31は、跳ね上げ位置まで回動すると、ストッパ34
が固定ブラケット1の段部11bに突き当たることによ
って停止する。なお、ロックレバー58が時計方向へ回
動して係止軸51aとの係合が解除すると、スイッチ1
2がON状態からOFF状態に切り替えられる。
【0027】一方、コンソールボックス3を跳ね上げ位
置から使用位置まで回動させる場合には、解除レバー5
7を持ってボックス本体31を使用位置側へ回動させ
る。ボックス本体31が使用位置の近傍まで回動する
と、ロックレバー58の下端面58bがブッシュ52を
介して係止軸51aに突き当たる。その状態でさらにボ
ックス本体31を使用位置側へ回動させると、下端面5
8bによってロックレバー58がロックばね59の付勢
力に抗して図1の時計方向へ回動させられ、下端面58
bがブッシュ52を乗り越える。そして、ボックス本体
31をさらに若干回動させると、ロックレバー58の係
合凹部58aがブッシュ52と対向する。すると、ロッ
クレバー58がロックばね59の付勢力によって反時計
方向へ回動させられ、係合凹部58aにブッシュ52が
嵌まり込む。これによってロックレバー58と係止軸5
1aとが係合し、コンソールボックス3が使用位置に係
止される。また、ロックレバー58と係止軸51aとが
確実に係合すると、スイッチ12がOFF状態からON
状態に切り替えられる。
【0028】また、操作レバー4の位置を前後方向へ調
節する場合には、調節板51の取付位置を変更する。す
なわち、いま図1および図5に示すように、調節板51
を固定するためのボルトB2,B3を挿通孔11dと挿通
孔11eの上端部とにそれぞれ挿通しているものとす
る。この状態においては、係止軸51aが第2の位置に
位置し、コンソールボックス3が上使用位置に係止され
ている。この状態から、ボルトB2を挿通孔11cに挿
通するとともに、ボルトB3を挿通孔11eの下端部に
挿通し、係止軸51aの位置を第2の位置から第1の位
置に変更すると、コンソールボックス3の使用位置が上
使用位置から下使用位置に変更され、コンソールボック
ス3がその分だけ回動変位する。コンソールボックス3
が回動変位すると、コンソールボックス3に取り付けら
れた操作レバー4も同様に回動変位する。このとき、操
作レバー4が立った状態になっているので、図3におい
て一点鎖線で示すように、操作レバー4の上端部は、回
動変位に伴って前方へ移動する。これによって、操作レ
バー4の位置調節が行われるのである。勿論、この状態
から係止軸51aを元の第1の位置に位置変更すること
により、操作レバー4の位置を後方へ調節することがで
きる。なお、図2において左側のコンソールボックス3
に取り付けられた操作レバー4についても同様にして位
置調節することができる。
【0029】また、上記のように、操作レバー4の位置
調節を、コンソールボックス3を回動させてその使用位
置を変えることだけで行うことができるので、固定レー
ルと可動レールとからなる移動機構を設置する場合に比
して製造費を安価に抑えることができる。特に、右側の
コンソールボックス3については、操作レバー4の位置
調節のための回動機構としてコンソールボックス3の跳
ね上げ回動機構をそのまま利用しているので、部品を新
たに増やしたり、あるいは大幅な設計変更をする必要が
ない。したがって、製造費をより一層安価に抑えること
ができる。
【0030】なお、この発明は、上記の実施の形態に限
定されるものでなく、適宜設計変更可能である。例え
ば、上記の実施の形態においては、調節板51の取付位
置を二つの位置に変更するようにしているが三つまたは
それ以上の位置に変更可能にし、これによってコンソー
ルボックス3の使用位置を三つまたはそれ以上に変更可
能にしてもよい。また、コンソールボックス3の位置を
連続的に変更するようにしてもよい。また、上記の実施
の形態においては、コンソールボックス3をシート1の
支持フレーム2に設けているが、床面Aを構成する旋回
台103に設けてもよい。さらに、上記の実施例におい
ては、係止軸51aを固定系たる支持フレーム2に、ロ
ックレバー58をボックス本体31にそれぞれ設けてい
るが、これとは逆に係止軸51aをボックス本体31
に、ロックレバー58を支持フレーム2に設けてもよ
い。また、係止軸51aを位置調節可能としているが、
ロックレバー58を位置調節可能にしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、操作レバーの位置を運転席に独立して調節
することができ、しかも製造費を安価に抑えることがで
きるという効果が得られる。請求項2に係る発明によれ
ば、製造費をより一層安価に抑えることができるという
効果が得られる。請求項3に係る発明によれば、請求項
1と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の要部を示す側面図で
ある。
【図2】この発明が適用された運転席およびコンソール
ボックスを示す正面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】図1に示す実施の形態の支持フレームと固定ブ
ラケットとを示す分解斜視図である。
【図5】同実施の形態の位置調節装置の全体を示す分解
斜視図である。
【図6】同実施の形態に用いられている固定ブラケット
を示す図であって、図6(A)はその側面図、図6
(B)はその正面図である。
【図7】同実施の形態に用いられているボックス本体を
示す図であって、図7(A)はその側面図、図7(B)
はその正面図である。
【図8】この発明が適用された作業機械の一例としての
ミニショベルを示す斜視図である。
【符号の説明】
O 回動中心 1 シート 3 コンソールボックス 4 操作レバー 5 係止機構 51a 係止軸(係止部材) 58 ロックレバー 110 運転席
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 一徳 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社内 (72)発明者 新井 利男 群馬県太田市由良330

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席の側方にコンソールボックスが設
    けられ、このコンソールボックスの前側の端部に操作レ
    バーが立設されてなる作業機械において、上記コンソー
    ルボックスを上記運転席の左右に延びる位置調節回動中
    心を中心として回動可能に設け、このコンソールボック
    スを少なくとも2位置で回動不能に係止する係止機構を
    設けたことを特徴とする作業機械の操作レバー位置調節
    装置。
  2. 【請求項2】 上記コンソールボックスを、その後端部
    を中心として跳ね上げ回動可能に設け、この跳ね上げ回
    動中心と上記位置調節回動中心とを一致させたことを特
    徴とする請求項1に記載の作業機械の操作レバー位置調
    節装置。
  3. 【請求項3】 上記係止機構が、上記コンソールボック
    スとこのコンソールボックスが回動可能に設けられた固
    定系とにそれぞれ設けられ、互いに係脱可能に係合する
    一対の係止部材を備えており、この一対の部材の一方を
    上記位置調節回動中心を中心として位置調節可能に設け
    たことを特徴とする請求項1または2に記載の作業機械
    の操作レバー位置調節装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001001838A (ja) * 1999-06-23 2001-01-09 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械のコンソールボックス
CN104234117A (zh) * 2014-09-09 2014-12-24 常州汉森机械有限公司 一种挖掘机的操纵机构
JP2019167688A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 株式会社日立建機ティエラ 油圧ショベル

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