JPH09203009A - コンクリート構造物の機械施工方法及び装置 - Google Patents

コンクリート構造物の機械施工方法及び装置

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JPH09203009A
JPH09203009A JP3125796A JP3125796A JPH09203009A JP H09203009 A JPH09203009 A JP H09203009A JP 3125796 A JP3125796 A JP 3125796A JP 3125796 A JP3125796 A JP 3125796A JP H09203009 A JPH09203009 A JP H09203009A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ベースコンクリートを打設をなくし、アンカー
鉄筋、差し筋あるいはアンカー金具を埋設する必要がな
く、更に鉄筋を固定する作業をなくし、工期を短縮し、
コストダウンを得るための改良された機械打設方法及び
装置を提供する。 【解決手段】先導モールド12とホッパー部13と成形
モールド14からなるモールド11をコンクリート構造
物17が施工される経路に沿って移動させ、その移動経
路に沿って予め鉄筋16を組み立てて置き、ホッパー部
13に生コンクリートを連続的に供給しながら先導モー
ルド12に鉄筋16を順次導入して成形モールド14に
よってコンクリート構造物17を自動的に機械施工する
方法において、先導モールド12の大きさを鉄筋16の
外形の大きさと略同一の大きさとし、鉄筋16を浮動設
置し、モールド11の移動と共に鉄筋16を先導モール
ド12の内面に接触させながら導入し、鉄筋16の振れ
をなくすこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路に設けられる
側溝や防護柵、側壁、中央分離体等の有筋コンクリート
構造物を機械施工する方法及び装置に関し、更に詳しく
述べると、スリップフォーム工法と称される有筋コンク
リート構造物の機械施工方法及び装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、道路の側溝や側壁、防護柵、中央
分離体等のコンクリート構造物は、予めベースコンクリ
ートを地面上に施工して置き、該ベースコンクリートに
鉄筋を固定して型枠で囲み、該型枠内に生コンクリート
を投入して施工している。鉄筋をベースコンクリートに
固定するには、ベースコンクリートに予め埋設されたア
ンカー鉄筋や差し筋に鉄筋を固定することによって行っ
ている。鉄筋をベースコンクリートに固定した後、型枠
で鉄筋を囲み、その上から生コンクリートを打設して施
工する。従来、これら作業は、全て作業員が手作業によ
って行っており、近年になってスリップフォーム工法と
呼ばれる機械工法が採用されつつある。
【0003】以下に、従来公知のスリップフォーム工法
について説明する。図5を参照して、スリップフォーム
工法を実施する機械は、車両Vの側部にモールド1が固
定されてなるものである。モールド1は先導モールド2
とホッパー部3、及び成形モールド4とからなってい
る。ホッパー部3にはベルトコンベア5から生コンクリ
ートが供給される。
【0004】以下に、上記従来公知のスリップフォーム
工法によるコンクリート構造物6の機械施工について説
明する。道路に予めベースコンクリート7を打設して置
く。そして、このベースコンクリート7上に鉄筋8を固
定する。鉄筋8の固定は、図6(A)に詳細に示すよう
に、ベースコンクリート7に埋設したアンカー鉄筋9に
鉄筋8を固定する方式が採られる。なお、鉄筋8の固定
は、図6(B)に示すように、ベースコンクリート7に
埋設した差し筋9Aに鉄筋8を溶接したり、あるいは図
6(C)に示すように、ベースコンクリート7に埋設し
たアンカー金具9Bに鉄筋8をワイヤーで固定する構造
とする場合もある。
【0005】図5に戻って、モールド1は車両Vと共に
ベースコンクリート7に沿って移動される。ベースコン
クリート7に固定された鉄筋8はモールド1の移動と共
に先導モールド2の中に入り込む。そして、ホッパー部
3にはベルトコンベア5によって連続して生コンクリー
トが供給される。
【0006】モールド1の移動と共にホッパー部3、成
形モールド4内で生コンクリートが締め固められ、成形
モールド4を出たところでコンクリート構造物6が仕上
げられる。なお、生コンクリートの締め固めを促進させ
るため、振動装置をホッパー部3に設ける構造とするこ
とが多い。
【0007】ところで、上記従来公知のスリップフォー
ム工法では、以下のような施工として施工していた。ま
ず、先導モールド2と成形モールド4とはその大きさが
同一形状となっているで、鉄筋8と先導モールド2との
間に間隔を開けている。これを図でもって説明すると、
先導モールド2と鉄筋8との位置関係が図7の(A)に
示すように、先導モールド2と鉄筋8Aとの間に間隔H
Aが設けられたり、あるいは図6の(B)に示すよう
に、先導モールド2と鉄筋8Bとの間に間隔HBが設け
られている。その理由は、コンクリート構造物6の出来
上がり状態において、図8の(A)、(B)に示すよう
に、鉄筋8A、8Bがコンクリートの中に埋設された状
態としなければならない(鉄筋8A、8Bがコンクリー
ト構造物6から剥き出しとなってはいけない)ことから
当然のことである。
【0008】そこで、従来のスリップフォーム工法で
は、鉄筋8をベースコンクリート7上に予め固定し、そ
の固定された鉄筋をモールド1の先導モールド2に導入
させるようにしている。このように、鉄筋8を固定して
置かないと、先導モールド2内で鉄筋が上下左右に振れ
てしまい、鉄筋にかぶり(鉄筋の位置がコンクリート構
造物6の外側に剥き出しとなって出てしまう等)を生じ
てしまうからである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
公知のスリップフォーム工法には以下のような問題点が
あった。すなわち、従来工法では、予めベースコンクリ
ート7を打設して置き、該ベースコンクリート7にアン
カー鉄筋9、差し筋9Aあるいはアンカー金具9Bを埋
設し、更に加えて該アンカー鉄筋9、差し筋9Aあるい
はアンカー金具9Bに鉄筋8を固定して置く必要があ
る。これらの作業工程は、全て作業員の手作業によるも
のであり、これが工事コストのアップをもたらし、工期
が長期間となる原因となっている。また、鉄筋8の組立
て精度如何によっては、かぶりが生じてしまう。
【0010】そこで、本発明の目的は、前記従来公知の
スリップフォーム工法において、工期を短縮し、コスト
ダウンを得るための改良された機械打設方法及び装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
するため、本発明によるコンクリート構造物の機械施工
方法及び装置は次のように構成されている。
【0012】まず、本発明の特徴とする構成は以下のと
おりである。先導モールドとホッパー部と成形モールド
からなるモールドをコンクリート構造物が施工される経
路に沿って移動させ、その移動経路に沿って予め鉄筋を
組み立てて置き、前記ホッパー部に生コンクリートを連
続的に供給しながら先導モールドに前記鉄筋を順次導入
して成形モールドによってコンクリート構造物を自動的
に機械施工する方法において、前記鉄筋を浮動設置し、
前記モールドの移動と共に前記鉄筋を先導モールドに導
入させ、前記鉄筋を前記先導モールドの内面あるいは接
触部材と接触させながらホッパー部まで移動させること
により先導モールド内での鉄筋の振れを防止してなるこ
とを特徴とするコンクリート構造物の機械施工方法。
【0013】また、本発明の他の特徴とするところは、
以下の構成にある。先導モールドとホッパー部と成形モ
ールドからなるモールドをコンクリート構造物が施工さ
れる経路に沿って移動させ、その移動経路に沿って予め
鉄筋を組み立てて置き、前記ホッパー部に生コンクリー
トを連続的に供給しながら先導モールドに前記鉄筋を順
次導入して成形モールドによってコンクリート構造物を
自動的に機械施工する装置において、前記鉄筋が浮動設
置された鉄筋であり、前記先導モールドが前記鉄筋の外
形と接触する先導モールドであり、先導モールド内での
鉄筋の振れを防止してなることを特徴とするコンクリー
ト構造物の機械施工装置。
【0014】本発明の更に他の特徴とするところは、前
記鉄筋と接触する接触部材を前記先導モールドの内部に
設けてなることにあり、更にまた前記先導モールドの鉄
筋導入端部に傾斜したガイド板を設けてなることを特徴
とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明に係る改良したスリッ
プフォーム工法に使用される機械施工装置の概略斜視図
である。本発明に係るスリップフォーム工法を実施する
機械は、公知のスリップフォーム工法の機械と同様に、
車両の側部にモールド11が固定されてなるものであ
る。モールド11は先導モールド12とホッパー部1
3、及び成形モールド14とからなっている。ホッパー
部3にはベルトコンベア15から生コンクリートが供給
される。鉄筋16は、コンクリート構造物17が施工さ
れる経路に沿って地面G上に設けられている。
【0016】以上までの構成は、従来公知のスリップフ
ォーム工法の機械施工装置と同一であるが、本発明の図
示の実施例では、鉄筋16及び先導モールド12の構造
が従来のスリップフォーム工法とは異なるものとなって
いる。すなわち、鉄筋16は地面Gに対して固定される
ことなく、浮動設置されている。先導モールド12は、
その大きさが鉄筋16の大きさと略同一の大きさとなっ
ており、先導モールド12の内面と接触して案内されな
がらホッパー部13に導入される。
【0017】先導モールド12の先端の鉄筋導入端部に
は外側に向けて傾斜したガイド板18が設けられ、鉄筋
16が先導モールド12に導入される際にスムーズに導
入されるように案内している。
【0018】以下に、本発明の上記実施例になるコンク
リート構造物17の機械施工について説明する。本発明
によると、従来のように地面Gにベースコンクリートを
打設する必要がない。そして、地面Gに対して固定する
ことなく、浮動状態に鉄筋16を設置する。そして、モ
ールド11を移動させて浮動している鉄筋16を先導モ
ールド12の中に順次導入していく。鉄筋16の外形の
大きさは先導モールド12の内面の大きさと略同一とな
っているので、鉄筋16は先導モールド12の内面に接
して移動され、ホッパー部13に導入される。
【0019】ホッパー部13にはベルトコンベア15に
よって連続して生コンクリートが供給されているので、
鉄筋16は生コンクリートに埋設された状態となる。そ
して、モールド11の移動と共にホッパー部13及び成
形モールド14内で生コンクリートが締め固められ、成
形モールド14を出たところでコンクリート構造物17
が仕上げられる。成形モールド14の内面の大きさは先
導モールド12の内面の大きさよりも大きくなっている
ので、成形されたコンクリート構造物17の表面に鉄筋
16が露出することはない。なお、生コンクリートの締
め固めを促進させるため、振動装置をホッパー部13に
設ける構造としても良い。
【0020】本発明の上記実施例において、先導モール
ド12と鉄筋16との関係を図2でもって説明すると、
図2の(A)で示すように、鉄筋16の外形の大きさは
先導モールド12の内面の大きさと略同じとなってお
り、鉄筋16が先導モールド12の内面に接触してい
る。そして、地面G上に浮動設置された鉄筋16は、ガ
イド板18によってすくい上げられながら先導モールド
12内へ導入される。このため、鉄筋16が先導モール
ド12の内部で上下左右に振れることがない。また、図
2の(B)においては、鉄筋16Aが地面G上に浮動設
置されており、そのままの状態で先導モールド12Aの
内部へ導入されるものとなっている。この実施例におい
ても、鉄筋16Aの外形の大きさは先導モールド12A
の内面の大きさと略同じとなっており、よって鉄筋16
Aが先導モールド12Aの内部で上下左右に振れること
がない。
【0021】上述の本発明によって施工されたコンクリ
ート構造物を図3で説明すると、以下のとおりである。
すなわち、図3の(A)で示すコンクリート構造物17
(側溝)では、地面G上に直接設置されるものとなって
おり、鉄筋16もコンクリート構造物17の内部に埋設
され、表面に露出することがない。図3の(B)で示す
コンクリート構造物17A(防護柵、中央分離体等)に
おいても、また地面G上に直接設置されるものとなって
おり、鉄筋16Aもコンクリート構造物17Aの内部に
埋設され、表面に露出することがない。
【0022】上述の説明において、本発明ではベースコ
ンクリートが不要の構成として説明しているが、本発明
はベースコンクリートの構成を除外するものではなく、
ベースコンクリートを施設するものも含むものである。
【0023】上述の実施例では、先導モールドの内面の
大きさを小さくして浮動設置された鉄筋を先導モールド
の内面に接触させているが、本発明は上記実施例に限定
されるものではない。本発明は鉄筋が先導モールドの内
部で上下左右に振れないものであれば良いので、以下の
ような実施例とすることもできる。
【0024】図4は、本発明の他の実施例を示すもので
ある。図4に示す実施例は、先導モールドの内部に鉄筋
と接触する接触部材を設けたものである。まず、図4の
(A)に示す実施例は、先導モールド12の内面に接触
部材19Aを設けたものであり、該接触部材19Aが鉄
筋16の外形と接触することにより該鉄筋16の振れを
防止している。
【0025】次に、図4の(B)に示す実施例は、先導
モールド12の内面に接触部材19Bを設けたものであ
り、該接触部材19Bが鉄筋16の外形と接触すること
により該鉄筋16の振れを防止している。この実施例に
よる接触部材19Bはアーム20によって先導モールド
12に固定されている。
【0026】次に、図4の(C)に示す実施例は、先導
モールド12の内面に接触部材19Cを設けたものであ
り、該接触部材19Cが鉄筋16の外形と接触すること
により該鉄筋16の振れを防止している。この実施例に
よる接触部材19Cは半円柱状となって先導モールド1
2に固定されている。
【0027】次に、図4の(D)に示す実施例は、先導
モールド12に底板21が設けられており、該底板に接
触部材19Dを設けたものである。そして、該接触部材
19Dが鉄筋16の内形と接触することにより該鉄筋1
6の振れを防止している。
【発明の効果】
【0028】以上説明した本発明の機械施工方法及び装
置によると、次のような効果を奏する。 (1)まず、鉄筋を地面に固定して設置する必要がない
ので、従来のようなアンカー筋を設置する必要がない。
また、従来のようにアンカー筋と鉄筋とを固定する作業
も不要となる。従って、工期の短縮が可能となり、コス
トも低減する。
【0029】(2)また、コンクリート構造物を地面上
に直接設置することができるものとなり、必要に応じて
ベースコンクリートの施工を省略できるものとなる。従
って、この面においても工期の短縮が可能となり、コス
トも低減する。
【0030】(3)更にまた、ガイド板を設ける構造と
することにより、鉄筋をスムーズに先導モールドに案内
導入させることができるものとなる。
【0031】(4)次に、従来のスリップフォーム機械
施工装置を僅かに変更するだけで本発明の実施が可能で
あり、この面においても簡単かつ低コストに本発明を実
施できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例になるコンクリート
構造物の機械施工装置を示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明の一実施例になるコンクリート
構造物の機械施工装置の先導モールドと鉄筋の関係を示
す断面図であり、(A)はコンクリート構造物が側溝で
ある場合、(B)はコンクリート構造物が防護柵や中央
分離体である場合を示している。
【図3】図3は、本発明の一実施例になるコンクリート
構造物の機械施工装置によって施工されたコンクリート
構造物の断面図であり、(A)はコンクリート構造物が
側溝である場合、(B)はコンクリート構造物が防護柵
や中央分離体である場合を示している。
【図4】図4は、本発明の他の実施例になるコンクリー
ト構造物の機械施工装置の先導モールドと鉄筋との関係
を示す図であり、(A)、(B)、(C)は鉄筋の外形
と接触する接触部材を設けた場合を示し、(D)は鉄筋
の内形と接触する接触部材を設けた場合を示すものであ
る。
【図5】図5は、従来公知のコンクリート構造物の機械
施工装置を示す斜視図である。
【図6】図6は、従来公知のコンクリート構造物の機械
施工装置における鉄筋の固定を示す概略斜視図であり、
(A)はアンカー筋と鉄筋とを固定する場合、(B)は
差し筋と鉄筋を固定する場合、(C)はアンカーと鉄筋
とをワイヤーで固定する場合を示している。
【図7】図7は、従来公知のコンクリート構造物の機械
施工装置の先導モールドと鉄筋の関係を示す断面図であ
り、(A)はコンクリート構造物が側溝である場合、
(B)はコンクリート構造物が防護柵や中央分離体であ
る場合を示している。
【図8】図8は、従来公知のコンクリート構造物の機械
施工装置によって施工されたコンクリート構造物の断面
図であり、(A)はコンクリート構造物が側溝である場
合、(B)はコンクリート構造物が防護柵や中央分離体
である場合を示している。
【符号の説明】
11 モールド 12 先導モールド 13 ホッパー部 14 成形モールド 15 ベルトコンベア 16 鉄筋 17 コンクリート構造物 18 ガイド板 19A、19B、19C、19D 接触部材 20 アーム 21 底板

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先導モールドとホッパー部と成形モールド
    からなるモールドをコンクリート構造物が施工される経
    路に沿って移動させ、その移動経路に沿って予め鉄筋を
    組み立てて置き、前記ホッパー部に生コンクリートを連
    続的に供給しながら先導モールドに前記鉄筋を順次導入
    して成形モールドによってコンクリート構造物を自動的
    に機械施工する方法において、 前記鉄筋を浮動設置し、前記モールドの移動と共に前記
    鉄筋を先導モールドに導入させ、前記鉄筋を前記先導モ
    ールドの内面と接触させながらホッパー部まで移動させ
    ることにより先導モールド内での鉄筋の振れを防止して
    なることを特徴とするコンクリート構造物の機械施工方
    法。
  2. 【請求項2】前記先導モールドの内面の大きさを前記鉄
    筋の外形の大きさと略同じくすることにより前記鉄筋を
    前記先導モールドの内面と接触させ、先導モールド内で
    の鉄筋の振れを防止してなることを特徴とする請求項1
    記載のコンクリート構造物の機械施工方法。
  3. 【請求項3】前記先導モールドの内面に前記鉄筋の外形
    が接触する接触部材を設けて前記鉄筋を該接触部材と接
    触させ、先導モールド内での鉄筋の振れを防止してなる
    ことを特徴とする請求項1記載のコンクリート構造物の
    機械施工方法。
  4. 【請求項4】先導モールドとホッパー部と成形モールド
    からなるモールドをコンクリート構造物が施工される経
    路に沿って移動させ、その移動経路に沿って予め鉄筋を
    組み立てて置き、前記ホッパー部に生コンクリートを連
    続的に供給しながら先導モールドに前記鉄筋を順次導入
    して成形モールドによってコンクリート構造物を自動的
    に機械施工する方法において、 前記鉄筋を浮動設置し、前記モールドの移動と共に前記
    鉄筋を先導モールドに導入させ、前記鉄筋の内形を前記
    先導モールドの内部に設けられた接触部材と接触させな
    がらホッパー部まで移動させることにより先導モールド
    内での鉄筋の振れを防止してなることを特徴とするコン
    クリート構造物の機械施工方法。
  5. 【請求項5】先導モールドとホッパー部と成形モールド
    からなるモールドをコンクリート構造物が施工される経
    路に沿って移動させ、その移動経路に沿って予め鉄筋を
    組み立てて置き、前記ホッパー部に生コンクリートを連
    続的に供給しながら先導モールドに前記鉄筋を順次導入
    して成形モールドによってコンクリート構造物を自動的
    に機械施工する装置において、 前記鉄筋が浮動設置された鉄筋であり、前記先導モール
    ドが前記鉄筋の外形と接触する先導モールドであり、先
    導モールド内での鉄筋の振れを防止してなることを特徴
    とするコンクリート構造物の機械施工装置。
  6. 【請求項6】前記先導モールドの内面の大きさを前記鉄
    筋の外形の大きさと略同じであることを特徴とする請求
    項5記載のコンクリート構造物の機械施工装置。
  7. 【請求項7】前記先導モールドの内面に前記鉄筋の外形
    が接触する接触部材を設けてなることを特徴とする請求
    項5記載のコンクリート構造物の機械施工装置。
  8. 【請求項8】先導モールドとホッパー部と成形モールド
    からなるモールドをコンクリート構造物が施工される経
    路に沿って移動させ、その移動経路に沿って予め鉄筋を
    組み立てて置き、前記ホッパー部に生コンクリートを連
    続的に供給しながら先導モールドに前記鉄筋を順次導入
    して成形モールドによってコンクリート構造物を自動的
    に機械施工する装置において、 前記鉄筋を浮動設置された鉄筋であり、前記鉄筋の内形
    と接触する接触部材を前記先導モールドの内部に設けて
    なることを特徴とするコンクリート構造物の機械施工装
    置。
  9. 【請求項9】前記先導モールドの鉄筋導入端部に傾斜し
    たガイド板を設けてなることを特徴とする請求項5ない
    し請求項8記載のコンクリート構造物の機械施工装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100979257B1 (ko) * 2010-01-18 2010-09-01 주식회사 백제 도로 노측용 안전시설물 개량공법 및 개량장치
JP2011026796A (ja) * 2009-07-23 2011-02-10 Kcon Kk コンクリート構造物の機械施工方法及びその装置
CN103850186A (zh) * 2012-12-04 2014-06-11 金定泳 隔音墙或隔音墙基础的设置方法以及移动式模具

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