JPH1077614A - 桟橋上部工の構築法 - Google Patents

桟橋上部工の構築法

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Publication number
JPH1077614A
JPH1077614A JP23177796A JP23177796A JPH1077614A JP H1077614 A JPH1077614 A JP H1077614A JP 23177796 A JP23177796 A JP 23177796A JP 23177796 A JP23177796 A JP 23177796A JP H1077614 A JPH1077614 A JP H1077614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slab
precast concrete
concrete
parts
pile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23177796A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Shinoda
善朗 篠田
Toshiyuki Shiotani
俊之 塩谷
Naoko Murakami
直子 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
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Publication of JPH1077614A publication Critical patent/JPH1077614A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 梁、スラブのプレキャスト化を行うことによ
り、洋上での危険な仮設工を減少させると共に施工精度
の向上を図り、且つ工期の大幅短縮が図れるようにした
桟橋上部工の構築法を提供する。 【解決手段】 海底の地盤に基礎杭を打ち込む第1のス
テップと、複数杭を仮結構し各杭の上部にコンクリート
を打設してベース部を形成し且つ杭頭を平坦に処理する
第2のステップと、ベース部上にプレキャストコンクリ
ート梁の端部を載置して杭間にプレキャストコンクリー
ト梁を架設する第3のステップと、ベース部上で鉄筋を
組み立てると共にコンクリートを打設してプレキャスト
コンクリート梁の端部を一体に結合する第4のステップ
と、略格子状に形成されたプレキャストコンクリート梁
の上面にプレキャストコンクリートスラブを配置する第
5のステップと、プレキャストコンクリートスラブの上
に鉄筋を配筋してスラブコンクリートを打設する第6の
ステップとから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、桟橋上部工の構築
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の桟橋上部工においては、先ず基礎
杭を打ち込み、各基礎杭を連結する仮設工を行い、基礎
杭の上部に受止板を架設し、次いで型枠を形成すると共
に鉄筋を配筋してコンクリートを打設することにより梁
及びスラブを構築している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の桟橋上部工
法によると、洋上での作業が多いため仮設工等に危険が
伴うばかりか、波浪の影響を受け易くて施工精度の確保
が困難であるという問題がある。更に、諸作業が難行し
て工期が長引き、コストアップの原因にもなっている。
本発明は、このような従来の桟橋上部工法の問題を解決
するためになされ、上部工の梁、スラブのプレキャスト
化を行うことにより、洋上での仮設工を削減して危険な
作業を減少させると共に、施工精度の向上を図り、且つ
工期の大幅短縮が図れるようにした桟橋上部工の構築法
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を技術的に解決
するための手段として、本発明は、海底の地盤に基礎杭
を打ち込む第1のステップと、複数杭を仮結構し各杭の
上部にコンクリートを打設してベース部を形成し、且つ
杭頭を平坦に処理する第2のステップと、前記ベース部
上にプレキャストコンクリート梁の端部を載置して杭間
にプレキャストコンクリート梁を架設する第3のステッ
プと、前記ベース部上で鉄筋を組み立てると共にコンク
リートを打設して前記プレキャストコンクリート梁の端
部を一体に結合する第4のステップと、略格子状に形成
されたプレキャストコンクリート梁の上面にプレキャス
トコンクリートスラブを配置する第5のステップと、前
記プレキャストコンクリートスラブの上に鉄筋を配筋し
てスラブコンクリートを打設する第6のステップと、か
ら構成されることを要旨とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳説する。図1は本発明に係る桟橋上部
工の構築法における第1のステップの杭打ち工を示すも
のであり、逆V字型を呈する2本1組みの斜杭1と単独
の垂直杭(図略)とを組み合わせて海底の地盤に打ち込
み、いずれも基準面(海面)Cより上方に所定量突出さ
せ、斜抗1の上端部は通しボルト2で固定する。
【0006】図2は第2のステップを示すもので、仮結
構、ベース部のコンクリート打設及び杭頭処理を行う。
即ち、前記斜杭1に取付部材3を介して鋼材等からなる
受止板4を差し渡して仮設し、各斜杭1の上部に型枠5
を設けると共にコンクリートを打設してベース部6をそ
れぞれ形成する。このベース部6の形成後に、型枠5を
外し仮設の受止板4及び取付部材3を取り外す。
【0007】図3は第3のステップを示すもので、前記
斜杭1の上部に形成されたベース部6上にプレキャスト
コンクリート梁7の端部を載置して杭1間にプレキャス
トコンクリート梁7を架設し、全体が略格子状となるよ
うに縦横に配設する。架設後、ベース部6及びプレキャ
ストコンクリート梁7の端部に埋め込まれた金物により
固定(溶接)する。このプレキャストコンクリート梁7
は、予め陸上で製造されるためその品質確保及び品質管
理を容易に行うことができる。
【0008】図4は第4のステップを示すもので、前記
ベース部6上において型枠(図略)を形成すると共に鉄
筋を組み立て、コンクリート8を打設することにより前
記プレキャストコンクリート梁7の端部を一体に結合す
る。この結果、プレキャストコンクリート梁7は端部同
士が結合されて略格子状の枠体となる。
【0009】図5は第5のステップを示すもので、前記
プレキャストコンクリート梁7により形成された略格子
状の枠体の上にプレキャストコンクリートスラブ9を配
置する。この時、プレキャストコンクリートスラブ9の
周囲に適宜幅の隙間が生じるようにし、且つこれらの隙
間を直線的に連続させることで縦横に交差するスラブ梁
部10を形成する。このスラブ梁部10は、前記略格子
状のプレキャストコンクリート梁7の真上に長さ方向に
沿ってそれぞれ位置することになる。
【0010】図6は第6のステップを示すもので、前記
スラブ梁部10に沿って梁部鉄筋11を配筋すると共
に、梁部鉄筋11の網目状空間部にスラブ鉄筋12を配
筋する。これにより、前記プレキャストコンクリートス
ラブ9全体はスラブ鉄筋12により被覆され、その後ス
ラブコンクリート13を打設して表面を平らに仕上げ
る。
【0011】本発明は、上記のステップによって桟橋上
部14を構築することができ、前記プレキャストコンク
リート梁7及びプレキャストコンクリートスラブ9は陸
上部(工場)で製造し、これらをステップに合わせて施
工現場に搬入し組み付ける方法であるから、洋上での仮
設工は第2ステップのみであり、従来のように桟橋上部
14全体に亙って仮設工をする必要がなくなる。
【0012】故に、洋上での危険な作業が減少し、作業
者の安全を確保することができると共に、波浪の影響を
受け難いため施工精度の向上が図れ、施工が簡略化して
工期の短縮(従来工法による工期のほぼ50%)を図る
ことができる。又、プレキャストコンクリート梁7及び
プレキャストコンクリートスラブ9は工場製品であるた
め、品質の確保及び品質管理が容易となる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
桟橋上部工の梁、スラブのプレキャスト化を行った構築
法であるから、洋上での仮設工の減少により省力化と安
全性を確保し、施工精度の向上が図れ、工期の大幅な短
縮が可能であり、更にプレキャスト部材の品質確保及び
品質管理が容易にできる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る桟橋上部工構築法の第1のステッ
プを示す説明図である。
【図2】第2のステップを示す説明図である。
【図3】第3のステップを示す説明図である。
【図4】第4のステップを示す説明図である。
【図5】第5のステップを示す説明図である。
【図6】第6のステップを示す説明図である。
【符号の説明】
1…斜杭 2…通しボルト 3…取付部材 4…受止板 5…型枠 6…ベース部 7…プレキャストコンクリート梁 8…コンクリート 9…プレキャストコンクリートスラブ 10…スラブ梁部 11…梁部鉄筋 12…スラブ鉄筋 13…スラブコンクリート 14…桟橋上部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】海底の地盤に基礎杭を打ち込む第1のステ
    ップと、 複数杭を仮結構し各杭の上部にコンクリートを打設して
    ベース部を形成し、且つ杭頭を平坦に処理する第2のス
    テップと、 前記ベース部上にプレキャストコンクリート梁の端部を
    載置して杭間にプレキャストコンクリート梁を架設する
    第3のステップと、 前記ベース部上で鉄筋を組み立てると共にコンクリート
    を打設して前記プレキャストコンクリート梁の端部を一
    体に結合する第4のステップと、 略格子状に形成されたプレキャストコンクリート梁の上
    面にプレキャストコンクリートスラブを配置する第5の
    ステップと、 前記プレキャストコンクリートスラブの上に鉄筋を配筋
    してスラブコンクリートを打設する第6のステップと、
    から構成される桟橋上部工の構築法。
JP23177796A 1996-09-02 1996-09-02 桟橋上部工の構築法 Pending JPH1077614A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23177796A JPH1077614A (ja) 1996-09-02 1996-09-02 桟橋上部工の構築法

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JP23177796A JPH1077614A (ja) 1996-09-02 1996-09-02 桟橋上部工の構築法

Publications (1)

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JPH1077614A true JPH1077614A (ja) 1998-03-24

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ID=16928878

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JP23177796A Pending JPH1077614A (ja) 1996-09-02 1996-09-02 桟橋上部工の構築法

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JP (1) JPH1077614A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101949142A (zh) * 2010-09-09 2011-01-19 中交第三航务工程勘察设计院有限公司 一种离岸高桩码头长分段结构
KR101297127B1 (ko) * 2011-07-07 2013-08-14 주식회사 장헌산업 잔교식 부두의 시공방법
CN114922132A (zh) * 2022-05-19 2022-08-19 中交第二航务工程局有限公司 一种基于组合斜桩的高桩码头上部结构部品化施工方法

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