JPH09201827A - アンダーカット処理金型 - Google Patents
アンダーカット処理金型Info
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- JPH09201827A JPH09201827A JP1168496A JP1168496A JPH09201827A JP H09201827 A JPH09201827 A JP H09201827A JP 1168496 A JP1168496 A JP 1168496A JP 1168496 A JP1168496 A JP 1168496A JP H09201827 A JPH09201827 A JP H09201827A
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/2618—Moulds having screw-threaded mould walls
- B29C45/262—Moulds having screw-threaded mould walls provided with unscrewing drive means
-
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- B29C45/2681—Moulds with rotatable mould parts
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
カット部の離型処理を、モータ設置等のような成形機自
体の改造を行わなくとも汎用の成形機によって実施す
る。 【解決手段】 軸受け部材31a,31bに支持された
回転コア30には各軸受け部間の中央付近においてギア
30bが突設されている。一方、円筒形状のカムリング
32には、一定の幅で且つ周方向に対して一対のカム溝
32aが互いに対称に形成されおり、外周部にはギア3
0bとモジュールが等しくギア比が2:1となる2次ギ
ア32bが突設されている。カムリング32はギア30
bの基準ピッチ円と2次ギア32bのそれとが接するよ
うな位置で各軸受け部材33a,33bに回転可能に支
持されている。カムリング32の内径部32cには円柱
状のカムリング誘導部材34が内設されている。カムリ
ング誘導部材34は一対の突起部34aを有している。
Description
ット部を有する部品を容易かつ高効率に生産することが
可能な射出成形用金型に関する。
するような部品を成形するための金型としては、例えば
特開平4−86231号公報に記載される発明がある。
上記発明のアンダーカット処理機構の構成は、ネジ部を
キャビティの一部として形成するコアロッドと、可動側
プラテン内に設けられて型開きの後で回転運動を開始す
るモータと、該モータにより発生する回転運動を減速し
ながらコアロッドに伝達する伝達手段とを具備してい
る。
開きの後で可動側プラテン内に設けられているモータが
駆動し、その回転運動が伝達手段を介してコアロッドに
伝達される。これにより、コアロッドは回転運動を開始
するが、コアロッドの右端部の雄ネジ部が取付板の雌ネ
ジ部に螺合されているため、コアロッドは回転しながら
可動側プラテン方向へ直線的に引き寄せられる。従っ
て、コアロッドの先端部が成形品から抜け出し、内部に
雌ネジ部の形成された成形品が取り出される。また、コ
アロッドの移動量を大きくすることにより、アンダーカ
ット部の長さ寸法の制限もなくなる。
来技術には以下のような問題がある。すなわち、コアロ
ッドに回転運動を伝達するためのモータが成形機の可動
側プラテン内に設けられているため、汎用の成形機を使
用する場合には改造工事が必要となる。また、ネジ部か
ら離型する際に過大負荷が作用しないようにモータから
伝達される比較的高速な回転運動を減速させる必要があ
る。この処置としてギヤの組み合わせによる減速機構を
用いなければならないが、減速比が大きいために極めて
大型なものとなってしまう等、種々の問題点を挙げるこ
とができる。
旋形状の内径アンダーカット部の離型処理を、モータ設
置等のような成形機自体の改造を特に行わなくとも、汎
用の成形機によって実施可能とすることにある。また、
コアロッドの回転動作の駆動源を金型開閉や突き出し等
の動作から得ることで、比較的小さなギア比で所望のコ
アロッド回転動作を得ることも課題の一つである。請求
項2の課題は、成形機の突き出し機構を利用することに
より、更に簡単な金型構造で請求項1の課題を達成する
ことにある。
せ面にキャビティを形成する固定側および可動側よりな
る一対の型板を有するとともに、前記キャビティを形成
し且つアンダーカット部を有した一部材に回転運動を加
えながら成形品との離型を行わせしめる機能を具備した
アンダーカット処理金型において、円柱部材の円周方向
にギアが突設されて前記アンダーカット部を有した一部
材と直結されてなる回転コアと、円筒部材の円周方向へ
前記回転コアのギアを任意のギア比を持って駆動しえる
2次ギアを突設するとともに、円筒部円周上を少なくと
も一方向に延伸して刻設されるカム溝を有してなるカム
リングと、該カムリング内径部を回転方向および軸方向
へ摺動自在に挿通し且つカムリングのカム溝と摺動可能
な突起部を形成してなるカムリング誘導部材と、該カム
リング誘導部材の金型開閉方向への挙動を自在に制御し
えるカムリング誘導部材駆動手段とを具備したことを特
徴とするアンダーカット処理金型である。
されると先ず可動側型板と固定側型板とが離脱され、固
定側型板に形成されるキャビティからのみ成形品が離型
される。この時、カムリング誘導部材駆動手段を作動さ
せずにおき、回転コアを初期の位置に保持させておく。
固定側が離型された後、カムリング誘導部材駆動手段が
作動を開始し、カムリング誘導部材の突起部とカムリン
グのカム溝とが互いに摺動を始める。この時、カムリン
グ誘導部材が金型開閉方向へ動作するのに対し、カム溝
は任意の方向性を持って形成されているため、カムリン
グの挙動はカム溝形状に対応したものとなる。
次ギアより回転コアに突設されたギアに一定のギア比を
持って伝達され、この回転コアの回転運動により成形品
アンダーカット部からの離型および抜き取りが行われ
る。なお、回転コアの回転速度と軸方向速度との比はキ
ャビティに形成された螺旋部リード角の正接に等しい。
これらにより、カム溝形状の調整によってカムリングの
挙動は変化し、所望の時刻または速度でアンダーカット
部の処理が行われる。
材駆動手段が射出成形機の突き出し機構により制御され
ることを特徴とする請求項1記載のアンダーカット処理
金型である。請求項2の発明においては、射出成形機の
突き出し機構によってカムリング誘導部材駆動手段へ軸
方向の力が加えられて作動する。
アンダーカット処理機構を有する金型の概略構成図、図
2は回転コアの斜視図、図3はカムリングの斜視図、図
4はカムリング誘導部材の斜視図、図5〜図7は型開き
時の一連の挙動を示す説明図である。
形状が型割り面側にフランジを有する円筒カップ形状
で、側壁には周方向に対してθの角をなす螺旋溝22a
が形成されるようなキャビティ14を有するものであ
る。1および2は前記キャビティ14を形成する固定側
型板および可動側型板である。可動側型板2の可動側背
面にはストリッパプレート7が配されている。可動側型
板2およびストリッパプレート7は成形機プラテン駆動
負荷よりも小さい負荷で密着可能となるようにパーティ
ングロック12を両プレート側端に固設している。パー
ティングロック12は株式会社ミスミ製カタログNo.
PLMの部品を流用したものである。
んでストリッパプレート7と締結され、可動側プラテン
101に固定されている。30は回転コアであり、図2
に示すように、キャビティ14を構成する箇所の外径は
成形品22の内径と等しく、その外周には成形品22の
螺旋状の溝を形成するための螺旋帯30aが計2本だけ
凸設されている。さらに、回転コア30は軸方向の摺動
および回転運動が可能なように、キャビティ部を除く2
ヶ所の位置において2つの軸受け部材31a,31bに
より支持されている。2つの軸受け部材31a,31b
の軸受け部の径は螺旋帯30aの外接円の径に等しい。
それぞれの軸受け部材31a,31bは一方がスペーサ
5に、他方がストリッパプレート7に固定されている。
れ、固定側取付板3はロケートリング17によって射出
位置に位置決めされるとともに、固定側プラテン100
に固定されている。また、固定側型板1と可動側型板2
との間には任意の型開き量到達時に両型板1,2を係止
するように引っ張りリンク6が設けられている。引っ張
りリンク6は固定側型板1および可動側型板2にそれぞ
れ1本づつボルトを螺設し、所望の型開き量で両ボルト
を係止できるようにその長さを調節する矩形のリンクで
あり、株式会社ミスミ製カタログNo.TLKの部品を
流用したものである。
について説明する。軸受け部材31a,31bに支持さ
れた回転コア30には各軸受け部間の中央付近において
ギア30bが突設されている。一方、図3に示すよう
に、円筒形状のカムリング32には、一定の幅で且つ周
方向に対して螺旋帯30aのリード角θの−2倍となる
−2θの角をなす一対のカム溝32aが互いに対称に形
成されおり、外周部にはギア30bとモジュールが等し
くギア比が2:1(歯数2倍)となる2次ギア32bが
突設されている。
円と2次ギア32bのそれとが接するような位置で各軸
受け部材33a,33bに回転可能に支持されている。
なお、カム溝32aと螺旋帯30aのリード角の絶対値
の比と、ギア30bと2次ギア32bのギア比におい
て、両者が同じ比率であればその比率は上記の数値
(2:1)だけに限定するものではない。また、カムリ
ング32の内径部32cには一端が可動側型板2に固設
された図4に示すような円柱状のカムリング誘導部材3
4が内設されている。カムリング誘導部材34は、カム
リング32の一対のカム溝32aと摺動可能な寸法で形
成され、且つ互いに対称の位置となるような一対の突起
部34aを有している。
型の作用を以下に説明する。図5は既にキャビティ14
内に樹脂が射出され、型締めが継続されている状態を示
している。この時、カムリング誘導部材34の突起部3
4aはカムリング32に形成されたカム溝32aの最も
可動側寄りに位置しており、これにより回転コア30は
キャビティ14を形成した位置で保持されている。
始され、パーティングロック12が解除される直前まで
型が開いた状態を示している。型開きが開始されると、
先ず可動側型板2と固定側型板1とが離脱され、固定側
型板1からのみ成形品22が離型される。この時、可動
側型板2およびその可動側背面に配設されたストリッパ
プレート7はパーティングロック12の作用により互い
に密着した状態となっており、その位置より動くことは
ない。
れ、型開きが完了した状態を示している。型開きが任意
の寸法値に到達すると、引っ張りリンク6が固定側型板
1と可動側型板2とを係止し、成形機プラテン駆動負荷
により固定側型板1とストリッパプレート7とを密着さ
せていたパーティングロック12が解除される。しかる
後、ストリッパプレート7は可動側型板2から型開き方
向へと離脱を開始し、可動側型板2に固設されているカ
ムリング誘導部材34は軸方向においてストリッパプレ
ート7と相対的な運動を開始する。これにより、カムリ
ング32に形成されたカム溝32aとカムリング誘導部
材34の突起部34aとが互いに摺動を始め、この動作
によりカムリング32は円周方向の挙動を開始する。
2とストリッパプレート7との間の開き量をHとしたと
き、H/tan(−2θ)だけ回転する。同時に、外周
部に突設された2次ギア32bの回転により回転コア3
0のギア30bにその動力が伝達され、回転コア30は
カムリング32とは反対の方向へ回転する。この時の回
転コア30の挙動範囲は、ギア比が2:1であることか
ら2H/tan(−2θ)だけ回転する。これにより、
回転コア30の螺旋帯30aは成形品22から螺旋運動
をしながら抜き取られる。
カットを有するような部品を成形する場合、型開き動作
を駆動源として回転コアに周方向の力を与えることが可
能となるため、成形品から回転コアを抜き取る際にモー
タ等のような付属機構を用いることなく汎用の射出成形
機により実施することが可能となる。また、駆動源が型
開き動作であることから、動力伝達も小さなギア比で行
うことができ、付属の減速機構等も不要とすることがで
きる。
の形態を示し、図8はアンダーカット処理機構を有する
金型の概略構成図、図9は型開き時の挙動を示す説明図
である。本実施の形態では、前記実施の形態1と異なる
点のみを記載し、同一構成部分には同一番号を付してそ
の説明を省略する。
動したときにギア30bが干渉しない程度の逃げ穴36
が穿設されている。回転コア30の反キャビティ側には
キャビティ14と同一な形状が形成されており、同一リ
ード角,同一幅の螺旋帯30cを有する。この螺旋帯3
0cをガイドするようにスペーサ5の軸受け部材31a
直下には同一リード角の螺旋溝37が刻設されている。
また、スペーサ5と可動側取付板4との間には成形機の
突き出しロッド101aに当接可能な突き出し板35が
金型開閉方向へ移動可能に配設されており、カムリング
誘導部材34の可動側の一端を把持している。
パプレート7,パーティングロック12および引っ張り
リンク6は存在せず、可動側型板2はスペーサ5を介し
て直接可動側取付板4と締結されており、カムリング誘
導部材34は締結されずに貫通した状態となっている。
また、固定側型板1と可動側型板2との間には前記実施
の形態1のような引っ張りリンク6による型開き量の制
限は無い。
型の作用を以下に説明する。図9は型開きが完了した状
態を示している。型開きが開始されると、成形品22か
ら固定側型板1が離型する。しかる後、突き出し板35
が成形機突き出しロッド101aにより押動され、カム
リング誘導部材34はこれに連動して軸方向の線形運動
を開始する。これにより、回転コア30に抜き取り時の
回転運動が与えられる。この時、回転コア30はスペー
サ5の螺旋溝37と回転コア30の反キャビティ側の螺
旋帯30cとの摺動により、回転運動に加えて軸方向の
運動も行うことになる。
カットを有するような部品を成形する場合、成形機の突
き出し動作を駆動源として回転コアに周方向の力を与え
ることが可能となり、前記実施の形態1で述べたパーテ
ィングロックや引っ張りリンク等のような機構が不要と
なるため、成形品からの回転コアの抜き取りをモータ等
のような付属機構を用いなくとも汎用の射出成形機によ
り実施することが可能となる。また、駆動源が突き出し
動作であることから、動力伝達も小さなギア比で行うこ
とができ、付属の減速機構等も不要とすることができ
る。
螺旋形状の内径アンダーカット部の離型処理を、モータ
設置等のような成形機自体の改造を行わなくとも汎用の
成形機によって実施が可能となる。さらに、コアロッド
の回転動作の駆動源を金型開閉動作から得るようにする
ことで、比較的小さなギア比で所望のコアロッド回転動
作を得る等、極めて高機能な金型を提供することができ
る。
を利用することにより、更に簡単な金型構造で請求項1
の効果が得られる。
Claims (2)
- 【請求項1】 合わせ面にキャビティを形成する固定側
および可動側よりなる一対の型板を有するとともに、前
記キャビティを形成し且つアンダーカット部を有した一
部材に回転運動を加えながら成形品との離型を行わせし
める機能を具備したアンダーカット処理金型において、
円柱部材の円周方向にギアが突設されて前記アンダーカ
ット部を有した一部材と直結されてなる回転コアと、円
筒部材の円周方向へ前記回転コアのギアを任意のギア比
を持って駆動しえる2次ギアを突設するとともに、円筒
部円周上を少なくとも一方向に延伸して刻設されるカム
溝を有してなるカムリングと、該カムリング内径部を回
転方向および軸方向へ摺動自在に挿通し且つカムリング
のカム溝と摺動可能な突起部を形成してなるカムリング
誘導部材と、該カムリング誘導部材の金型開閉方向への
挙動を自在に制御しえるカムリング誘導部材駆動手段と
を具備したことを特徴とするアンダーカット処理金型。 - 【請求項2】 前記カムリング誘導部材駆動手段が射出
成形機の突き出し機構により制御されることを特徴とす
る請求項1記載のアンダーカット処理金型。
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- 1996-01-26 JP JP01168496A patent/JP3699763B2/ja not_active Expired - Fee Related
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