JP3302042B2 - 円筒形成形品の内径アンダーカット処理型 - Google Patents

円筒形成形品の内径アンダーカット処理型

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JP3302042B2 JP12248492A JP12248492A JP3302042B2 JP 3302042 B2 JP3302042 B2 JP 3302042B2 JP 12248492 A JP12248492 A JP 12248492A JP 12248492 A JP12248492 A JP 12248492A JP 3302042 B2 JP3302042 B2 JP 3302042B2
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
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    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/2618Moulds having screw-threaded mould walls
    • B29C45/262Moulds having screw-threaded mould walls provided with unscrewing drive means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒形成形品の内径ア
ンダーカット部、特に螺旋状のアンダーカット部と非螺
旋状のアンダーカット部を内径部に有する円筒形物品を
成形する円筒形成形品の内径アンダーカット処理型に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、円筒形成形品の内径アンダーカッ
ト部を有する物品を成形する型に関して、様々な手段が
提案されている。アンダーカット部が螺旋状の場合、例
えばヘリコイドネジ等では、成形品の内径部を形成する
コアを回転させる「回転抜き」によって、内径アンダー
カット部を離型している。また、図14及び図15に示
す特公昭59−14333号公報所載の型では、成形品
の内径部を形成する同数の第1滑り部材40と第2滑り
部材41を交互に錐形のコア棒42の外周面に摺動自在
に配置し、コア棒42を引き抜くことで第1,第2滑り
部材40,41を中央にすぼませ、内径アンダーカット
部を離型している。このため、図16に示すような非螺
旋状のカム43からなるアンダーカット部を有する成形
品44の離型を可能としているさらに、図17に示す実
開昭54−91479号公報所載の型では、成形品45
の内径を形成するコア46とアンダーカット部を形成す
るピン47が設けられ、ピン47をコア46の内側にス
ライドさせて、アンダーカット部を離型している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、「画転抜き」
では、アンダーカット部がヘリコイドネジのような螺施
に限定されてしまい、例えばカムのような非螺旋状の形
状を離型することはできない。また特公昭59−143
33号公報の型では、図16に示すように第1滑り部材
40と第2滑り部材41問の線(型割り線48)が成形
品44の内径に生じる。例えばカム43の途中に型割り
線48が生じると、カム43の途中に段差やバリが生じ
てしまい、使用勝手上具合が悪い。また、型のアンダー
カット部は一般的に第1,2滑り部材40,41に直接
彫り込まれている。このため、アンダーカット部を修正
する場合(特に非螺旋状の場合は加工が比較的困難であ
るため修正が多い)、第1滑り部材40または第2滑り
部材41ごと作り直すことになり効率か悪い。さらに、
実開昭54−91479号公報の型では、成形品の内径
に小径穴を設ける手投についてのみ示されており、カム
や螺旋状等の形状については示されていない。本発明
は、従来技術の問題点に鑑みなされたもので、円筒形成
形品の内径アンダーカット部、特に螺旋状のアンダーカ
ット部と非螺旋状のアンダーカット部を内径に有する円
筒形物品を成形する円筒形成形品の内径アンダーカット
処理型を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、内径部に螺旋状のアンダーカット部と非
螺旋状のアンダーカット部を有する円筒形物品を成形す
る内径アンダーカット処理型において、前記螺旋状のア
ンダーカット部及び前記内径部を形成するセンターコア
を回動可能に設けるとともに、前記非螺旋状のアンダー
カット部を形成する入子を前記センターコア内にセンタ
ーコアの中心方向へ移動可能に設け、前記入子を移動す
る移動部材を設けて構成することとした。
【0005】
【作用】上記構成によれば、まず、移動部材により入子
をセンターコアの中心方向に移動し、非螺旋状のアンダ
ーカット部を離型する。次に、センターコアを回動し、
成形品をねじ送りして螺旋状のアンダーカット部を離型
する。
【0006】
【実施例1】図1及び図2は、本発明に係る円筒形成形
品の内径アンダーカット処理型(以下、処理型という)
の実施例1を示し、図1は、射出成形時を示す部分断面
図、図2は、離型時を示す部分断面図である。図3及び
図4は、図1及び図2の部分拡大断面図、図5は、本実
施例の処理型で成形した円筒形成形品の斜視図、図6
は、円筒形成形品の内径部の一部を示す展開図である。
なお、以下の説明において、射出成形の型に関して一般
的な技術である箇所については簡略に説明してある。
【0007】図において1は固定側型板で、固定側型板
1にはゲート2が設けられるとともに、型開き(型締
め)方向に突設して円錐形状のセンターピン3がボルト
4により固着されている。固定側型板1に対向して、型
締め時にその先端面が固定型板1と当接し、その先端部
側面(以下、内径成形面という)で成形品5の内径を形
成するセンターコア6が可動側型板7にその軸線を中心
として回転可能に設けられている。
【0008】センターコア6の先端面には、上記センタ
ーピン3が挿入可能な円錐形の逃げ穴6aが形成されて
いる。センターコア6の内径成形面には、成形品5の螺
旋状のアンダーカット部である螺旋5aを形成する凸条
の螺旋6bが形成されている。また、センターコア6に
は、逃げ穴6aと内径成形面を貫通した溝6cが形成さ
れ、溝6cには、成形品5の非螺旋状のアンダーカット
部であるカム5bを形成するカム成形部を設けたカム入
子8が挿入されている。カム入子8には、ボルトにより
カム入子受け9が一体的に締結されている。カム入子8
及びカム入子受け9は、センターコア6の中心方向に移
動可能に装着され、溝6c内に設けたバネ10によりセ
ンターコア6の中心方向へ常時押されている。そして、
型締め時には、センターピン3の側面がカム入子受け9
をセンターコア6の中心方向と逆の方向に押し、カム入
子8のカム成形部をセンターコア6の内径成形面上に突
出させるようになっている。
【0009】センターコア6の下部にはギア6dが設け
られている。ギア6dはギア列11を介して、モータ1
2及び送りネジ13に連結されている。モータ12は、
型開きが設定量に達した後、射出成形機(図示省略)か
らの信号により回転を始め、所定の数を回転した後に停
止するようになっている。また、型締め時にも、射出成
形機からの信号により、モータ12が型開き時とは逆の
回転を始め、所定の数を回転した後に停止するようにな
っている。
【0010】送りネジ13は、可動側型板7及び可動側
型板7と固定側型板1との間に配置した図の上下方向に
移動可能なストリッパープレート14を貫通して、固定
側型板1の方向に立設されている。ストリッパープレー
ト14には、送りネジ13と噛み合うネジ受け15が固
定され、送りネジ13の回転によりストリッパープレー
ト14が上下動するようになっている。この送りネジ1
4の回転は、センターコア6の回転と同期して行なわ
れ、型締め時には、ストリッパープレート14が可動側
型板7に接するようになっている。ストリッパープレー
ト14上には、成形品5の外径部を形成するスライド入
子16が型開き方向と直交する方向へ移動可能に配置さ
れている。スライド入子16は、可動側型板7にボルト
により一体的に固着されたアンギュラカム17で上記方
向に動かされ、固定側型板1にボルトにより一体的に固
着したロッキングブロック18で型締め時に固定される
ようになっている。なお、その他の固定側型取り付け
板、可動側取り付け板及びスプルプッシュ等について
は、一般の射出成形用型と同様に構成されているので、
その説明及び図示は省略する。
【0011】次に、本実施例の処理型の作用を図1から
図6を用いて説明する。まず、図1に示す型を閉じた状
態で、センターコア6、カム入子8及びスライド入子1
6で形成されるキャビティに溶融樹脂を射出し冷却して
成形品5を成形する。この時、センターピン3がカム入
子受け9を押してカム入子8のカム成形部をセンターコ
ア6の内径成形面から突出させている(図3参照)。ま
た、ストリッパープレート14は可動側型板7と接し、
スライド入子16はアンギュラカム17で中央方向に移
動させられ、ロッキングロック18により固定されてい
る。
【0012】次に、成形品5の冷却が完了した後、可動
型19を移動(図において下方向)してパーティングラ
インPLで固定型20と分離する。この時、センターピ
ン3は逃げ穴6a内から抜け、カム入子受け9がバネ1
0により押されセンターコア6の中央方向に移動し、カ
ム入子8が成形品5から離型し、溝6c内に退避する。
このようにして、まずアンダーカット部であるカム5b
を離型する。ここで、カム入子8は、溝6cの突部と係
止し、カム入子受け9の溝6cからの抜け落ちを防止し
ている(図4参照)。
【0013】そして、射出成形機(図示省略)からの信
号によりモータ12が作動し、ギア列11を介してセン
ターコア6と送りネジ13とを回転させる。この時、送
りネジ13の回転により、ストリッパープレート14及
びスライド入子16は上方に移動し、アンギュラカム1
7とは上下方向に相対移動するが、初めはアンギュラカ
ム17はスライド入子16を拡開する方向に移動させ
ず、成形品5の外径をスライト入子16で押さえ付けた
状態に保持する。このため、成形品5がセンターコア6
と一緒に回転せず、センターコア6の螺旋6bによって
成形品5は、ストリッパープレート14及びスライド入
子16と一緒に上方へ移動する。そして、センターコア
6と成形品5の内径部との離型が終了あるいは終了間近
でアンギュラカム17がスライド入子16を拡開する方
向に作用し、スライド入子16が外方向に移動して成形
品5の外径部から離型し、モータの回転が停止する(図
2参照)。以上のようにして、成形品5の離型が行なわ
れ、内径部に螺旋5a,カム5bを有する成形品5が得
られる。そして、モータ12を逆回転させ、上記逆の動
きにより可動型19をセットし、型締めが行なわれる。
【0014】本実施例によれば、図5及び図6に示すよ
うに、成形品5の内径に形成される螺旋5a及びカム5
bに型割り線5cが付く(横断する)ことがない。ま
た、カム5bはカム入子8によって作られるため、型の
カム部分を修正または交換する場合は、カム入子8のみ
を修正または交換すればよく、従来技術の図15に示す
第1,第2滑り部材40,41等を作り直すことに比較
して容易にできる。
【0015】
【実施例2】図7及び図8は、本発明の実施例2の処理
型の要部を示す断面図で、図7は、型締め時を示し、図
8は、型開き時を示している。図9及び図10は、本実
施例におけるセンターピン3,カム入子8及びカム入子
受け9との位置関係を示す説明図で、図9は正面図、図
10は底面図である。本実施例のセンターピン3は三角
錐台形状に形成され、各斜面には軸方向に2本の平行な
あり21が設けられている(図9及び図10参照)。な
お、あり21の本数については限定されない。センター
ピン3は、上記実施例1と異なり、固定側型板1に締結
されておらず、センターコア6に設けたバネ22により
逃げ穴6a内を移動するようになっている。センターピ
ン3の下端にはバネ受け23が取り付けられ、センター
コア6には、バネ受け23を収容するバネ受け穴24が
逃げ穴6aの下部に設けられている。バネ受け穴24の
底面とバネ受け23の下端大径部との間には、センター
ピン3を上方に押すバネ22が設けられている。また、
センターコア6には、バネ受け23の下端大径部と係合
し、センターピン3が逃げ穴6a抜け出すのを防止する
ストッパー25が設けられ、ストッパー25はセンター
コア6に穿設された穴26に挿入固定されている。
【0016】カム入子受け9には、あり溝27が設けら
れ、センターピン3に設けたあり21とあり継ぎ係合し
て、カム入子受け9がセンターピン31の斜面に取り付
けられている。なお、実施例1において溝6c内に設け
たバネ10(図示省略)は取り付けられていない。他の
構成は実施例1と同様である。
【0017】次に、本実施例の処理型の作用を説明す
る。まず、図7に示す型を閉じた状態で、溶融樹脂を射
出し冷却して成形品5を成形する。そして、可動型19
を図の下方に移動してパーティングラインPLで固定型
20と分離する。この時、センターピン3を上方から押
さえていた固定側型板1がセンターコア6から相対的に
上昇するため、センターピン3がバネ22の弾発力によ
ってセンターコア6の逃げ穴6a内で上方に移動する。
このため、センターピン3にあり継ぎ係合されたカム入
子受け9は、カム入子8と共にセンターコア6の中心方
向に動かされ、カム入子8のカム成形部は成形品5の内
径部から離型し、センターコア6の溝6c内に退避する
(図8参照)。そして、その後、上記実施例1と同様
に、成形品5をセンターコア6及びスライド入子16か
ら離型する。一方、型締め時には、固定側型板1がセン
ターピン3を押し下げることにより、カム入子受け9及
びカム入子8をセンターコア6の外側に押し出す。
【0018】本実施例によれば、上記実施例と同様の効
果に加え、固定側型板1にカム入子8を移動するセンタ
ーピン3が締結されていないため、固定側型板1に出っ
張りが生せず、型開き量が小さくても成形品5の取り出
しが可能となる。
【0019】
【実施例3】図11及び図12は、本発明の実施例3の
処理型を示す部分断面図で、図11は、図12における
B−B′線で切断した状態の断面図、図12は、図11
のA−A′線断面図である。図において28はセンター
コアで、センターコア28は、その下部が大径に形成さ
れ、可動側型板7と押さえ板29により回転自在に保持
されている。センターコア28の先端面には穴28cが
穿設され、固定側型板11に突設したピン35が挿入さ
れるようになっている。センターコア28の下部の大径
部外周はギア28aに形成されている。押さえ板29は
可動側型板7に締結され、可動側型板7とストリッパー
プレート14との間に配置されている。ギア28aに
は、可動側型板7と押さえ板29との間に配置したギア
30が噛み合わされている。ギア30は、可動側型板7
を貫通し、かつ回転自在に保持された軸31の先端に固
着され、軸31の他端には、送りネジ13のギア13a
と噛み合うギア32が固着されており、センターコア2
8の回転を送りネジ13に伝達できるようになってい
る。
【0020】センターコア28は筒状形に形成され、そ
の肉厚部に周方向で等間隔に3個の溝28bが貫通され
ている。(図12参照)。溝28b内には、カム入子8
がセンターコア28の中心方向へ移動自在に挿入されて
いる。カム入子8には、ボルトによりカム入子受け33
が固着されている。カム入子受け33は、センターコア
28の内部に配置され、かつ隣接するカム入子受け33
との問には間隔が形成されており、各カム入子受け33
がカム入子8と共にセンターコア28の中心方向に移動
し得るようになっている。カム入子受け33の内面は斜
面に形成され、固定側型板1にボルト4で固着された錐
形のセンターピン3の斜面と型締め時に合わされるよう
になっている。また、カム入子受け33の下部33aは
円柱状に形成され、可動側型板7に回転自在に保持され
た回転カム34の先端面に形成したカム溝35にそれぞ
れ挿入されている。カム溝35は、図13に示すよう
に、円弧状で回転カム34の中心方向から外周側に向か
って放射状に穿設されている。回転カム34の下部には
ギア34aが設けられ、ギア列11を介してモータ12
と連結されている。
【0021】次に、本実施例の処理型の作用を説明す
る。まず、図11に示す型を閉じた状態で、溶融樹脂を
射出し冷却して成形品5を成形する。そして、可動型1
9を図の下方に移動してパーティングPLで固定型20
と分離する。そして、センターピン3がカム入子受け3
3から離れ、ピン36が穴28cから抜けきらない状態
で、射出成形機(図示省略)からの信号でモータ12を
作動させ、回転カム34を回転させる。この時、センタ
ーコア28は、ピン36が穴28cと係合しているので
回転が規制されており、また、カム入子受け33もカム
入子8が溝28bに挿入されているため回転カム34に
追従して回転しない。このため、カム入子受け33は、
回転カム34、すなわちカム溝35の回転により、カム
溝35の外周側35aからセンターコア28の中心方向
に移動する。そして、カム入子8は、センターコア28
の溝28b内に退避し、カム入子8のカム成形部がアン
ダーカット部であるカム5bから離型する。
【0022】その後、さらに型を開くと、ピン36が穴
28cから抜け、センターコア28は回転自在となる。
この時、カム入子受け33は、カム溝35の根元(回転
カム34の中心側端部)35bまで進んでいる。このた
め、カム入子受け33は、回転カム34と一緒に回転を
始める。また、カム入子受け33と固着してあるカム入
子8がセンターコア28の溝28bに挿入されているた
め、センターコア28も回転カム34と一緒に回転す
る。センターコア28の回転とともにギア28aが回転
すると、ギア30,軸31,ギア32,13aを介して
送りネジ13が回転し、ネジ受け15を介してストリッ
パープレート14を成形品5と一緒に上方へ移動させ、
実施例1と同様に成形品の外径部とスライド入子16が
離型する。一方、型締め時には、先ずモータ12を逆回
転させて回転カム34が逆回転することで、カム入子受
け33が元に戻り、カム入子8のカム成形部がセンター
コア28の外側に突出する。続いて回転カム34とセン
ターコア28が一緒に回転し、送りネジ13が逆回転し
てストリッパープレート14,スライド入子16等が元
に戻る。
【0023】本実施例によれば、上記実施例1及び実施
例2と同様な効果を得ることができる。また、実施例2
のようなあり及びあり溝の加工を必要としないため、型
の加工が比較的容易となる。
【0024】上記実施例1から実施例3にあっては、モ
ータ12を作動させる信号を、射出成形機から発信した
場合について説明してあるが、型に検出スイッチを設
け、そこから発信させて実施することができる。さら
に、回転力はモータ12により得ているが、モータ12
のかわりに、油圧シリンダや型開き力を利用して回転力
を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、円筒形
の内径部を形成するセンターコアを一体型とすることが
でき、螺旋状のアンダーカット部に型割り線が生じな
い。また、非螺旋状のアンダーカット部をセンターコア
に設けたカム入子で形成しているので、非螺旋状のアン
ダーカット部の展開角が円筒の中心軸から見て180°
までは型割り線が生じない。そのため、アンダーカット
部の途中に段差やバリが生じることがなく、高い品質の
円筒形成形品を成形することができる。さらに、非螺旋
状のアンダーカット部をカム入子で形成しているので、
非螺旋状のアンダーカット部の型の修正、交換または作
り直すことが比較的容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の部分断面図で、射出成形時
を示してある。
【図2】本発明の実施例1の部分断面図で、離型時を示
してある。
【図3】本発明の実施例1の要部を示す拡大断面図で射
出成形時を示してある。
【図4】本発明の実施例1の要部を示す拡大断面図で、
離型時を示してある。
【図5】円筒形成形品の斜視図である。
【図6】円筒形成形品の内径部を示す展開図である。
【図7】本発明の実施例2の要部を示す断面図で、射出
成形時を示してある。
【図8】本発明の実施例2の要部を示す断面図で、離型
時を示してある。
【図9】本発明の実施例2のセンターピン、カム入子及
びカム入子受けを示す正面図である。
【図10】本発明の実施例2のセンターピン、カム入子
及びカム入子受けを示す底面図である。
【図11】本発明の実施例3を示し、図12におけるB
−B’線で切断した状態の断面図である。
【図12】図11のA−A’線断面図である。
【図13】本発明の実施例3の回転カムを示す平面図で
ある。
【図14】本発明の成形型の要部を示す平面図である。
【図15】図14のW−W’線断面図である。
【図16】従来の成形型で成形した円筒形成形品の内径
部を示す展開図である。
【図17】従来の成形型を示す断面図である。
【符号の説明】
3 センターピン 5 成形品 5a 螺旋 5b カム 6,28 センターコア 6b 螺旋 6c,28b 溝 8 カム入子 9,33 カム入子受け 11 ギア列 12 モータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内径部に螺旋状のアンダーカット部と非
    螺旋状のアンダーカット部を有する円筒形物品を成形す
    る内径アンダーカット処理型において、前記螺旋状のア
    ンダーカット部及び前記内径部を形成するセンターコア
    を回動可能に設けるとともに、前記非螺旋状のアンダー
    カット部を形成する入子を前記センターコア内にセンタ
    ーコアの中心方向へ移動可能に設け、前記入子を移動す
    る移動部材を設けたことを特徴とする円筒形成形品の内
    径アンダーカット処理型。
JP12248492A 1992-03-13 1992-03-13 円筒形成形品の内径アンダーカット処理型 Expired - Fee Related JP3302042B2 (ja)

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