JP2952655B2 - 射出成形金型装置 - Google Patents

射出成形金型装置

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JP2952655B2 JP18585895A JP18585895A JP2952655B2 JP 2952655 B2 JP2952655 B2 JP 2952655B2 JP 18585895 A JP18585895 A JP 18585895A JP 18585895 A JP18585895 A JP 18585895A JP 2952655 B2 JP2952655 B2 JP 2952655B2
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純一 大井
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、射出成形金型装置に関
し、さらに詳しくはネジ部を有する成形品を得るための
射出成形金型装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の射出成形金型装置において、ネジ
部を有する成形品を得るためのものは、コアピンとして
ネジ軸を用い成形後型開き時にネジ軸を回転させて、ネ
ジ部の螺合が解除された状態で突き出しピンや突き出し
プレートにより成形品を突き出している。この場合、ネ
ジ軸を回転させるための機構が必要である。
【0003】回転力を生じさせる機構としては、ラック
とピニオンとを用いるなどして型開き動作に連動して回
転力を得るものがあるが、これらは回転のタイミングや
回転数などに制限が大きく設計の自由度が小さく信頼性
に乏しい。そこでモータなどの駆動源を用い、所望のタ
イミングで所望の回転数を得られるようにしたものがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
ては、部品の配置に問題があった。すなわち、ネジ軸お
よびモータを可動側金型に設け、両者を輪列機構等で連
結した場合、可動側金型内にはキャビティの付近にまで
歯車等が存在することになる。すると、突き出しピンは
これらの歯車等を避けた位置に設ける必要があり、設計
上の自由度が小さくなる。特に、小型の成形品を得る場
合には、突き出しピンを適切な位置に配設することが困
難になる。
【0005】これに対し、ネジ軸およびモータを固定側
金型に設ける場合、突き出しピンの位置の問題は解決す
るものの、モータの配置場所が問題になる。すなわち、
通常は固定側金型は可動側金型に比べ厚みがかなり薄い
ので、モータを安定的に取り付けるためには、厚みをか
なり厚くする必要があり、小型化の妨げとなるととも
に、成形用樹脂をキャビティに導くランナーの長さが長
くなるため成形樹脂の無駄が多くなるなど製造コストの
上昇を招く。
【0006】そこで本発明の目的は、ネジ部を有する成
形品を得るためのものであって、突き出しピンを任意の
位置に設けることが可能で、かつ固定側金型の厚みを厚
くランナーを長くする必要のない射出成形金型装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る射出成形金
型装置の特徴は、固定側金型と、固定側金型に対し接離
可能な可動側金型と、固定側金型と可動側金型との間に
設けられるキャビティと、固定側金型に回転可能かつ進
退可能に設けられ前進時にキャビティ内に突出するネジ
部を有する回転コアと、可動側金型に設けられた駆動源
と、駆動源と回転コアとを連結して駆動源の駆動により
回転コアを回転させる伝達手段とを有するところにあ
る。伝達手段は、可動側金型から固定側金型まで延伸し
ており駆動源に連結されている連結軸と、固定側金型に
設けてあり連結軸と回転コアとを連結する輪列機構とを
含んでいる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に本発明に係る射出成形金型
装置の1例を示している。この射出成形金型装置は、固
定側金型Aと可動側金型Bとを有している。固定側金型
Aは、固定側取付板1が射出成形機本体(図示せず。)
に固定されており、その前面にはストリッパープレート
2と3枚構成の固定側型板3,4,5が設けてある。ま
た、固定側取付板1にはスプルーブッシュ6がはめ込ま
れロケートリング7により固定されており、スプルーブ
ッシュ6からは図示しないランナーを介してキャビティ
5a(図5参照)に連通している。なお、ストリッパー
プレート2は、固化後のランナー(図示せず。)を突き
出すためのものである。
【0009】また、固定側金型Aには、キャビティ5a
内に突出する雄ネジ部8aを有する回転コア8が、保持
板33,34,35,36を介して、進退可能かつ回転
可能に支持されており、この回転コア8を回転させるた
めの輪列機構Cが設けてある。この輪列機構Cは、回転
コア8に一体的に設けられている駆動歯車8bと、歯車
部材9と、歯車部10a,10bを有する歯車部材10
と、歯車部11a,11bを有する歯車部材11と、歯
車部12a,12bを有する歯車部材12と、後述する
スプライン軸(連結軸)13と一体的に設けられている
歯車14とからなる。すなわち、歯車14が回転する
と、これと噛合する歯車部12aを介して歯車部材12
が回転し、歯車部12bと歯車部11aの噛合により歯
車部材11が回転し、歯車部11bと歯車部10bの噛
合により歯車部材10が回転し、歯車部10aと歯車部
材9が噛合しさらに駆動歯車8bが噛合しているため、
回転コア8が回転する。このようにしてスプライン軸1
3の回転が回転コア8に伝達される。なお、歯車部材
9,10は固定側型板3,4により回転可能に保持され
ており、歯車部材11,12は保持部材15,16によ
り回転可能に保持されている。また、固定側型板4には
固定雌ネジ部4aが設けられており、回転コア8の中間
部には固定雌ネジ部4aと螺合する案内ネジ部8cが設
けてある。これらはネジ部8aと同一のリードを有して
いる。
【0010】次に可動側金型Bについて説明する。可動
側金型Bは、可動側取付板17が射出成形機本体(図示
せず。)に固定されており、その前面にはスペーサブロ
ック18と受板19と2枚構成の可動側型板20,21
とが設けてある。可動側取付板17およびスペーサブロ
ック18により区画された空間内に、突き出しプレート
22a,22bが進退可能に収納されており、スペーサ
プレート22a,22bの前進時には、これらに保持さ
れた突き出しピン23の先端がキャビティ21a内に突
出するようになっている。
【0011】受板19と可動側型板20とには、取付部
材24を介して駆動源であるモータ25が保持されてい
る。また、可動側型板21には、取付部材26,27を
介して歯車28と、スプライン軸13に軸受30を介し
て一体的に設けてある歯車29が回転可能に保持されて
おり、モータ25の駆動軸25aにキー25bを介して
取り付けてあるピニオン25cに噛合している。スプラ
イン軸13は、一端部が、ジョイント31を介して、固
定側金型Aに固着された保持部材16に回転可能に保持
されるとともに、他端部が軸受30および歯車29を介
して長手方向に摺動可能かつ回転可能に支持されてい
る。
【0012】上記構成の射出成形金型装置の作動につい
て説明する。まず、図1に示すように、可動側金型Bが
固定側金型Aに当接した型締め状態において、回転コア
8がキャビティ5a,21a内に突出し、突き出しピン
23の先端面がキャビティ21aの底面に位置するよう
にしてある。この状態でスプルーブッシュ6より図示し
ないランナーを介してキャビティ5a,21a内に溶融
樹脂が充填され、固化されて雄ネジ部8aにより雌ネジ
部を有する成形品Dが得られる。
【0013】続いて、モータ25が作動し、ピニオン2
5c、歯車28を介して歯車29が回転する。この歯車
29の回転に伴い、軸受30を介してスプライン軸13
が一体的に回転する。スプライン軸13の回転により、
固定側に設けてある歯車14が一体的に回転し、それと
噛合する歯車部材12,11,10,9を介して歯車8
bが回転し一体的に回転コア8が回転する。案内ネジ部
8cが固定側型板4の固定雌ネジ部4aと螺合している
ため、回転コア8は回転しながら後退し、ネジ部8aが
成形品Dから脱出する。このようにしてネジ部8aと成
形品Dのネジ部との螺合が解除された状態で、可動側金
型Bが後退することにより型開きする。この時、成形品
Dは可動側型板21に付着している。なお、スプライン
軸13は軸受30に対し摺動する。この型開き状態で、
図5に示すように突き出しプレート22a,22bがロ
ッドに押進され突き出しピン23が成形品Dを突き出
す。このようにして一連の成形作業が完了すると、モー
タ25が再度作動してピニオン25cを逆回転させ、各
輪列機構を介して回転コア8を逆回転させることによ
り、固定雌ネジ部4aと案内ネジ部8cとの螺合によっ
て回転コア8は前進しキャビティ5a,21a内に突出
する。また、図示しないロッドが後退し図示しないバネ
によって突き出しプレート22a,22bおよび突き出
しピン23が後退する。このようにして、次回の成形の
ため型締めする準備が整う。
【0014】本実施例では、可動側金型Bに設けたモー
タ25と固定側金型Aに設けた輪列機構Cとを連結する
連結軸としてスプライン軸13を用いたが、これに代え
て、長尺の歯車や単純なドライブシャフト、あるいはチ
ェーンやベルトなどを用いることもできる。また、モー
タ以外の駆動源を用いることも可能である。
【0015】なお、回転コア8が前進するか後退するか
はモータ25の回転方向および歯車数などによって決定
されるため、上記の動作を達成できるようにモータへ供
給する電流の向きは予め決められている。
【0016】
【発明の効果】本発明によると、ネジ部を有する回転コ
ア用の駆動源を、突き出し機構の移動スペースを確保す
るため十分なスペースを有している可動側金型に取り付
けているので、固定側金型が大型化せず、ランナーを短
くでき、樹脂材料の無駄が省け、射出成形金型装置全体
の小型化および軽量化が図れる。また、回転コアおよび
それを回転させるための伝達手段は固定側金型に設けて
いるので、成形品の突き出し機構の配置に制約はなく設
計上の自由度が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形金型装置の型締め状態の
正面断面図
【図2】図1の平面断面図
【図3】可動側金型の一部切欠正面図
【図4】固定側金型の一部切欠正面図
【図5】型開き状態の正面断面図
【符号の説明】
5a キャビティ 8 回転コア 8a ネジ部 13 スプライン軸(連結軸) 21a キャビティ 25 モータ(駆動源) A 固定側金型 B 可動側金型 C 輪列機構 D 成形品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/26 - 45/44 B29C 33/00 - 33/76

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側金型と、 上記固定側金型に対し接離可能な可動側金型と、 上記固定側金型と上記可動側金型との間に設けられるキ
    ャビティと、 上記固定側金型に回転可能かつ進退可能に設けられ、前
    進時に上記キャビティ内に突出するネジ部を有する回転
    コアと、 上記可動側金型に設けられた駆動源と、 上記可動側金型に設けられた上記駆動源と上記固定側金
    型に設けられた上記回転コアとを連結して、上記駆動源
    の駆動により上記回転コアを回転させる伝達手段とを有
    することを特徴とする射出成形金型装置。
  2. 【請求項2】 上記伝達手段は、上記可動側金型から上
    記固定側金型まで延伸しており上記駆動源に連結されて
    いる連結軸と、上記固定側金型に設けてあり上記連結軸
    と上記回転コアとを連結する輪列機構とを含むことを特
    徴とする請求項1に記載の射出成形金型装置。
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