JPH09201561A - 石材調質感を与える塗装方法及びその装置 - Google Patents

石材調質感を与える塗装方法及びその装置

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JPH09201561A
JPH09201561A JP3566696A JP3566696A JPH09201561A JP H09201561 A JPH09201561 A JP H09201561A JP 3566696 A JP3566696 A JP 3566696A JP 3566696 A JP3566696 A JP 3566696A JP H09201561 A JPH09201561 A JP H09201561A
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JP
Japan
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coating
paint
brush roll
stone
plate material
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Pending
Application number
JP3566696A
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English (en)
Inventor
Yasushi Ogawa
泰史 小川
Masashi Koizumi
昌士 小泉
Toshikazu Tani
俊和 谷
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板材表面に自然石風の化粧塗装を施す場合、
塗料滴による散点状模様を容易にかつ確実に付すること
ができ、かつ一回の塗装工程で二色以上の混色散点模様
付けも可能とすることを目的とする。 【解決手段】 移送される板材1の上面に、ブラシロー
ル2を前記板材1表面に接しない高さに配置し、該ブラ
シロール2に塗料3を供給しつつ回転させて遠心力によ
り塗料を滴状に飛散させ、この塗料滴3Aを前記板材1
表面に落下させて板材表面を塗装する方法であり、該方
法を実施する装置は、板材1を移送するコンベヤ装置4
と、該コンベヤ装置4の上面で板材1表面に接しない高
さに配置されたブラシロール2と、該ブラシロール2に
塗料3を連続供給する塗料供給装置5と、前記ブラシロ
ール2の駆動装置6Aと、該駆動装置6Aの回転制御装
置6Bとからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、石材調質感を与える
塗装方法及びその装置に関し、詳しくは、繊維補強セメ
ント板、合板などの建築用板材表面に、多数の散点状に
塗料を塗装することにより、石材表面に現れるような色
彩及び表面形状に塗装する方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築用板材表面には、耐水性付与
を兼ねて各種塗装を施すことが行われる。この塗装方法
として、下地塗装表面に下地塗料と異なる色彩の塗料を
多数の散点状に散布し、この散点状塗料滴により自然石
様の雰囲気がかもしだされるようにした化粧塗装が知ら
れている。このような散点状の塗装を行う方法として
は、従来ではスプレーによる塗装、あるいはベル型の回
転体を板材上面に垂直配置し、外表面に塗料を流下供給
しつつ回転させて塗料を滴状に飛散させ、これを板材上
面に落下させて塗装する方法などがあった。
【0003】
【従来技術の問題点】しかしながら、スプレーによる塗
装方法は、塗料の粘度との相関でスプレー圧が僅かに変
化しても簡単に塗料滴の大きさが変化し、目的の散点状
模様とするための調整が非常に困難となる欠点があっ
た。
【0004】また、ベル型の回転体を用いた塗装方法
は、回転体を中心とする空洞円周状に塗料滴が飛散する
ため、板材に対する塗料滴の落下位置の調整が困難とな
る上、かなりの塗料滴が板材の幅方向外側へ飛散するの
で塗料の無駄が多い欠点があった。さらに、このベル型
の回転体を用いた塗装方法は、二色以上の異なった塗料
を同時に供給しても回転体表面で塗料が混合してしまう
ので、二以上の混色の散点塗装が同時にできない問題も
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、板材表面
に自然石様の化粧塗装を施す場合、塗料滴による散点状
模様を容易にかつ確実に付することができ、かつ一回の
塗装工程で二色以上の混色散点模様付けも可能な石材調
質感を与える塗装方法及びその装置を得ることを目的と
してなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、石材調質感を与える塗装方法に関し、移送される板
材1の上面に、ブラシロール2を前記板材1表面に接し
ない高さに配置し、該ブラシロール2に塗料3を供給し
つつ回転させて遠心力により塗料を滴状に飛散させ、こ
の塗料滴3Aを前記板材1表面に落下させて板材表面を
塗装することを特徴とするものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、石材調質感を与
える塗装装置に関し、板材1を移送するコンベヤ装置4
と、該コンベヤ装置4の上面で板材1表面に接しない高
さに配置されたブラシロール2と、該ブラシロール2に
塗料3を供給する塗料供給装置5と、前記ブラシロール
2の駆動装置6Aと、該駆動装置6Aの回転制御装置6
Bとからなることを特徴とするものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、石材調質感を与
える塗装装置に関し、請求項2に記載のブラシロール2
の上面側2Aに、ブラシロール2に対して遠近調節可能
な押さえバー7を設けたことを特徴とするものである。
【0009】請求項4に記載の石材調質感を与える塗装
装置は、請求項2又は3における塗料供給装置5が、ブ
ラシロール下面2Bの一部を浸漬可能に水平配置された
塗料パン5Aであることを特徴とするものである。
【0010】請求項5に記載の石材調質感を与える塗装
装置は、請求項2又は3における塗料供給装置5が、ブ
ラシロール側面2Cに塗料を流下供給するフローコータ
5Bであることを特徴とするものである。
【0011】請求項6に記載の石材調質感を与える塗装
装置は、請求項2又は3における塗料供給装置5が、ブ
ラシロール側面2Cに接するロールコータ5Cであるこ
とを特徴とするものである。
【0012】
【実施例】次にこの発明の実施例を説明する。図1は請
求項1に記載の方法の説明概念図である。
【0013】請求項1に記載の石材調質感を与える塗装
方法は、ベルトコンベヤあるいはローラコンベヤなどの
移送装置により例えば平面配置で移送される板材1の上
面に、ブラシロール2を前記板材1表面に接しない高さ
に配置し、該ブラシロール2に塗料3を供給しつつ回転
させる。この時、ブラシロール2の素子に付着した塗料
は遠心力によって滴状となって飛散し、この塗料滴3A
が前記板材1表面に落下して板材表面を多数の散点状に
塗装する。
【0014】なお、塗料滴3Aの飛散する方向は接線方
向となるため、ブラシロール2の回転軸を板材1の移送
方向に対して直角配置としておけば飛散塗料はすべて板
材1表面に落下し、塗料が無駄となることがない。ま
た、ブラシロール2の長さ方向に沿って異なる色彩の塗
料を供給すれば、ツートンカラーの散点状模様を同時に
得ることが可能となる。
【0015】図2は請求項2に記載の石材調質感を与え
る塗装装置の側面図、図3は請求項3に記載の石材調質
感を与える塗装装置の側面図である。
【0016】請求項2に記載の石材調質感を与える塗装
装置は、繊維補強セメント板、石膏ボード、合板などの
板材1を移送するコンベヤ装置4と、このコンベヤ装置
4の上面で板材1表面に接しない高さに配置されたブラ
シロール2と、このブラシロール2に塗料3を連続供給
する塗料供給装置5と、前記ブラシロール2の駆動装置
6Aと、該駆動装置6Aの回転制御装置6Bとから構成
されている。なお、図2において8は、塗装不要箇所へ
の塗料飛散防止カバーを示す。
【0017】上記実施例においてコンベヤ装置4として
はベルトコンベヤ、ローラコンベヤなどが使用される。
そして、上記実施例により板材1表面を塗装する場合、
コンベヤ装置4により板材1を移送しつつブラシロール
2を回転させ、塗料供給装置5の塗料をブラシロール2
の素子先端から遠心力により滴状に飛散させるのであ
る。この時の塗料滴の大きさ、飛散量は回転制御機6B
の操作により行う。
【0018】請求項3に記載の石材調質感を与える塗装
装置は、上記実施例におけるブラシロール2の上面側2
Aに、図3に示すようにブラシロール2に対して遠近調
節可能な押さえバー7を設けた構成とされる。この押さ
えバー7により、ブラシロール2の素子は変形され通過
後の反発弾性力によって塗料を弾くようにして飛散させ
るので、前述の回転制御装置6Bの操作による調整に加
えて塗料滴の飛散方向、塗料滴の大きさなどが容易に調
整可能となる。なお、図3において7Aは押さえバー7
の遠近調節装置を示し、シリンダ装置の他リンク装置あ
るいは送りねじ機構などが適用可能である。
【0019】また、上記実施例における供給装置5とし
て、ブラシロール下面2Bの一部を浸漬可能に水平配置
された塗料パン5Aを用いた場合を示したが、図4に示
すようにブラシロール側面2Cに塗料3を流下供給する
フローコータ5Bあるいは図5に示すようにブラシロー
ル側面2Cに接するロールコータ5Cとしても良い。
【0020】また、塗料供給装置5としてロールコータ
5Cを用いた場合は、図6に示すように押さえバー7を
ロールコータ5Cで兼用することも可能である。即ち、
ロールコータ5Cの塗装ロール5Dをブラシロール2に
対して前述した機構により遠近調節可能に支持し、塗装
ロール5Dから供給される塗料をブラシロール2の素子
で弾くようにして飛散させるのである。
【0021】さらに、上記実施例において、塗料パン5
Aの内部をブラシロール2の長さ方向に仕切って、それ
ぞれの区画に異色塗料を供給し、またフローコータ5B
の場合は異色塗料を帯状に分けて落下させ、ロールコー
タ5Cの場合はロールの長さ方向に分割してそれぞれ異
色塗料を供給すればツートンカラーの散点状塗装も可能
となる。
【0022】また、押さえバー7のブラシロール2に対
する接触姿勢を図7に示すようにブラシロール2の軸に
対し非平行あるいは図8に示すように折れ線状とすれ
ば、ブラシロール2の素子の反発方向が変化するため、
散点状模様に変化を持たせることが可能となり、特に図
8に示した構成の場合、異色塗料の供給幅に折れ線位置
を合わせて置けば、押さえバー7の谷折れ部7Aでは混
色散点模様が一時に得ることが可能となり、山折れ部7
Bでは薄く遠ざかるに従い濃くなるグラデーション模様
が一時に得ることが可能となる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
方法によれば、塗料を無駄にすることなく板材表面に自
然石風の散点模様が容易に得ることが可能となり、ブラ
シロールの回転量の調節によって塗料滴の大きさ分布量
などの調整も容易に可能となる。請求項2の装置は、通
常の塗装ライン装置の上面にブラシロール等を付設する
だけでよいので、実施が容易であり、また自然石風の散
点模様を確実に得ることが可能となる。請求項3の装置
は、塗料飛散を押さえバー7でも調整可能となるので、
自然石風の散点模様の調整がさらに容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の方法の説明概念図である。
【図2】請求項2に記載の石材調質感を与える塗装装置
の側面図である。
【図3】請求項3に記載の石材調質感を与える塗装装置
の側面図である。
【図4】他の実施例の側面図である。
【図5】さらに他の実施例の側面図である。
【図6】さらに他の実施例の側面図である。
【図7】さらに他の実施例の平面図である。
【図8】さらに他の実施例の平面図である。
【符号の説明】
1…板材 2…ブラシロール 2B…ブラシロール下面 2C…ブラシロール側面 3…塗料 3A…塗料滴 4…コンベヤ装置 5…塗料供給装置 5A…塗料パン 5B…フローコータ 5C…ロールコータ 6A…駆動装置 6B…回転制御装置 7…押さえバー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移送される板材1の上面に、ブラシロー
    ル2を前記板材1表面に接しない高さに配置し、該ブラ
    シロール2に塗料3を供給しつつ回転させて遠心力によ
    り塗料を滴状に飛散させ、この塗料滴3Aを前記板材1
    表面に落下させて板材表面を塗装することを特徴とする
    石材調質感を与える塗装方法。
  2. 【請求項2】 板材1を移送するコンベヤ装置4と、該
    コンベヤ装置4の上面で板材1表面に接しない高さに配
    置されたブラシロール2と、該ブラシロール2に塗料3
    を供給する塗料供給装置5と、前記ブラシロール2の駆
    動装置6Aと、該駆動装置6Aの回転制御装置6Bとか
    らなることを特徴とする石材調質感を与える塗装装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のブラシロール2の上面
    側2Aに、ブラシロール2に対して遠近調節可能な押さ
    えバー7を設けたことを特徴とする石材調質感を与える
    塗装装置。
  4. 【請求項4】 塗料供給装置5が、ブラシロール下面2
    Bの一部を浸漬可能に水平配置された塗料パン5Aであ
    ることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の石材
    調質感を与える塗装装置。
  5. 【請求項5】 塗料供給装置5が、ブラシロール側面2
    Cに塗料を流下供給するフローコータ5Bであることを
    特徴とする請求項2又は請求項3に記載の石材調質感を
    与える塗装装置。
  6. 【請求項6】 塗料供給装置5が、ブラシロール側面2
    Cに接するロールコータ5Cであることを特徴とする請
    求項2又は請求項3に記載の石材調質感を与える塗装装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002070145A1 (en) * 2001-03-02 2002-09-12 James Hardie Research Pty Limited Spattering apparatus
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