JPH09201295A - 洗面カウンター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 手洗いや洗面を支障なく行うことができ、そ
の上を物置スペースとして利用することもでき、シンプ
ルな外観となる洗面カウンターを提供する。 【解決手段】 カウンター本体１の水平な上面２に底面
３が後方へと緩やかに下り傾斜した水受け凹所４を形成
し、この水受け凹所４の後側縁５を水がせき止められる
立ち上がり面６として形成し、同水受け凹所４の底面３
と後側縁５の立ち上がり面６との境界部分に排水孔７を
形成してなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、水を受け止めて排
水することができる洗面カウンターに関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来から、図７に示す如く、洗面ボウル
と称される水受け凹所（イ）が形成された洗面カウンタ
ー（ロ）は知られている。該洗面カウンター（ロ）はキ
ャビネット（ハ）上に設置されており、その水受け凹所
（イ）の後方に付設される給水栓（ニ）から吐出される
水が水受け凹所（イ）内に受け溜められて、該水受け凹
所（イ）の底部に形成される排水孔（ホ）から排水除去
される。この場合、給水栓（ニ）に水を供給する給水管
（ヘ）及び排水孔（ホ）から水を排水除去する排水管
（ト）がキャビネット（ハ）内に収容配管され、又、水
受け凹所（イ）の上縁付近にオーバーフロー孔（チ）が
形成され、該オーバーフロー孔（チ）からも同排水管
（ト）へと水が排水除去されて、同水受け凹所（イ）か
ら水が溢れないようになっている。なお、キャビネット
（ハ）の前面には開閉自在な扉板（リ）が付設されてお
り、同キャビネット（ハ）の内部スペースは収納スペー
スとして利用される。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、洗面ボウルと称される水受け凹所
（イ）が深底となっており、該水受け凹所（イ）に多量
の水を溜めて洗濯を行うことができ、その点では便利で
はあるが、一般に、洗面カウンター（ロ）では簡単な手
洗いや洗面だけが行われることが多く、その場合には、
使用される水も少量で同水受け凹所（イ）が必要以上に
深底となるものであって、同洗面カウンター（ロ）の上
に物を置き難く、又、外観面でもシンプル性に劣るもの
となっていた。

【０００４】本発明は、上記従来の技術における問題を
解決するために発明されたもので、すなわち、その課題
は、簡単な手洗いや洗面を支障なく行うことができ、そ
の上を物置スペースとして利用することもでき、シンプ
ルな外観となる洗面カウンターを提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１記載の
洗面カウンターは、カウンター本体の水平な上面に底面
が後方へと緩やかに下り傾斜した水受け凹所を形成し、
該水受け凹所の後側縁を水がせき止められる立ち上がり
面として形成し、同水受け凹所の底面と後側縁の立ち上
がり面との境界部分に排水孔を形成してなる。

【０００６】したがって、この場合、簡単な手洗いや洗
面等を行った際の少量の水はカウンター本体の上面に形
成される水受け凹所上に受けられ、その際、少量で勢い
の弱い水は飛散し難く、同水受け凹所の緩やかに下り傾
斜した底面を後方へとスムーズに伝い流れ、同水受け凹
所の後側縁に至ってその立ち上がり面にてせき止めら
れ、同底面と後側縁の立ち上がり面との境界部分に形成
される排水孔から支障なく排水除去される。それ故に、
水受け凹所が浅底でその底面が緩やかに傾斜しただけの
ものとなって、該水受け凹所の底面上を物置スペースと
して利用することができ、しかも、カウンター本体全体
を薄厚でシンプルな外観とすることができる。

【０００７】本発明の請求項２記載の洗面カウンター
は、上記請求項１記載の洗面カウンターにおいて、カウ
ンター本体の上面に付設される給水栓を水受け凹所の後
方略中央に位置させたことを特徴とする。したがって、
この場合は特に、給水栓が水受け凹所の後方略中央で該
水受け凹所の手前側周辺から比較的離れて位置すること
になるので、同水受け凹所にて受けられた水がその手前
側周辺から流れ落ちたり飛散落下したりすることが防止
される。

【０００８】本発明の請求項３記載の洗面カウンター
は、上記請求項２記載の洗面カウンターにおいて、水受
け凹所の後側縁をその中程が後方へ膨らんだ略円弧状に
形成し、該後側縁の略中央に排水孔を位置させたことを
特徴とする。したがって、この場合は特に、上記水受け
凹所の後方略中央に位置する給水栓から同水受け凹所の
後側縁の略中央に位置する排水孔までの距離が短くなる
と共に、同後側縁の略円弧状となる立ち上がり面に沿っ
て水がその略中央の排水孔へとスムーズにガイドされ、
同水受け凹所からの溢水が確実に防止される。

【０００９】本発明の請求項４記載の洗面カウンター
は、上記請求項１〜３のいずれか一つの請求項記載の洗
面カウンターにおいて、水受け凹所の底面をその前側縁
でカウンター本体の水平な上面と段差なく連続させたこ
とを特徴とする。したがって、この場合は特に、水受け
凹所の底面の前側縁にカウンター本体の水平な上面との
間で段差が発生せず、同水受け凹所を形成することによ
る外観上の違和感がその前側縁で解消されて、カウンタ
ー本体のシンプルな外観が強調される。

【００１０】本発明の請求項５記載の洗面カウンター
は、上記請求項１〜４のいずれか一つの請求項記載の洗
面カウンターにおいて、カウンター本体をキャビネット
上に設置し、該キャビネット内に大型水槽を出し入れ自
在に収容具備させたことを特徴とする。したがって、こ
の場合は特に、カウンター本体がキャビネット上に強固
に設置支持されると共に、該キャビネット内を配管或い
はその他物品の収容スペースとして活用することがで
き、しかも、同キャビネット内に収容される大型水槽を
引き出して該大型水槽内で多量の水を使用する洗濯、洗
髪等の作業を便利に行うことができ、この場合に、カウ
ンター本体が薄厚で大型水槽が収容されるキャビネット
内が広くなって好適である。

【００１１】

【発明の実施の形態】図１、図２、図３、図４、図５は
本発明の請求項１〜５全てに対応する一実施形態を示
し、該実施形態の洗面カウンターは、カウンター本体１
の水平な上面２に底面３が後方へと緩やかに下り傾斜し
た水受け凹所４を形成し、該水受け凹所４の後側縁５を
水がせき止められる立ち上がり面６として形成し、同水
受け凹所４の底面３と後側縁５の立ち上がり面６との境
界部分に排水孔７を形成してなるものである。

【００１２】該実施形態の洗面カウンターにおいては、
カウンター本体１の上面に付設される給水栓８が水受け
凹所４の後方略中央に位置しており、該水受け凹所４の
後側縁５はその中程が後方へ膨らんだ略円弧状に形成さ
れ、該後側縁５の略中央に排水孔７が位置している。
又、水受け凹所４の底面３がその前側縁９でカウンター
本体１の水平な上面２と段差なく連続しており、又、同
カウンター本体１はキャビネット10上に設置され、該キ
ャビネット10内に大型水槽11が出し入れ自在に収容具備
されている。

【００１３】キャビネット10はその両側に上下複数段の
引き出し式の収納部12を有し、該両側の収納部12間上に
カウンター本体１が架設状に設置固定され、同両側の収
納部12の間におけるカウンター本体１の下方スペース13
内に大型水槽11が出し入れ自在に収容具備されている。
該大型水槽11はその両側にスライドレール14が配設され
ていて、該両側のスライドレール14に案内支持され前後
方向にスライドされて出し入れ操作される。又、該大型
水槽11の前端部分には前面板15が付設されており、該前
面板15の上縁部分に沿ってその前方へ突設される把手バ
ー16を持って前記出し入れ操作が行われる。同前面板15
は、図４、図５に示す如く、大型水槽11がカウンター本
体１の下方スペース13内に完全に収容された状態で、そ
の両側の収納部12の前面部分と略面一に納められる。

【００１４】大型水槽11は上方に開口した矩形箱形状で
洗濯、洗髪等を行える程度に大きく形成されており、そ
の内部に多量の水を溜めることもできる。該大型水槽11
の後側内面中程部分は内方へ突出した凸段状に形成され
ており、該凸段状部分の上面にシャワーカラン17が付設
されている。該シャワーカラン17はカウンター本体１の
下面に摺接しない程度の高さに立設されており、又、洗
髪を行う場合には、同シャワーカラン17を大型水槽11か
ら取り外して便利に使用することもできる。その際、同
シャワーカラン17へ水を供給する給水ホース18が大型水
槽11の前記凸段状部分から上方へ引き出される。又、同
給水ホース18は柔軟な材質でなり屈曲自在であるため、
該給水ホース18が下方スペース13内の大型水槽11の背方
に納められて該大型水槽11は支障なく出し入れされる。

【００１５】大型水槽11の底部には排水口19が設けられ
ており、該排水口19に接続垂設される排水ホース20を通
して同大型水槽11内で使用された後の汚水が排水除去さ
れるものであり、同排水ホース20は蛇腹状で屈曲伸縮自
在であるため、該排水ホース20も下方スペース13内の大
型水槽11の下方に納められて該大型水槽11は支障なく出
し入れされる。したがって、図１、図２に示す如く、大
型水槽11を引き出してシャワーカラン17から多量の水を
噴出させ、該多量の水を同大型水槽11内に流したり溜め
たりして、洗濯、洗髪等の作業を便利に行うことがで
き、この場合、カウンター本体１の水受け凹所４の底面
３を含む上面２に洗濯物を仮置きしたりシャンプー、リ
ンス等の容器を載置したりすることができ、又、図４、
図５に示す如く、大型水槽11をキャビネット10の下方ス
ペース13内に収容して、その不使用時に外観良好に納め
ることができる。

【００１６】カウンター本体１は、合成樹脂或いはステ
ンレス等の錆難い金属板でなり、その水平な上面２に水
受け凹所４が形成されている。該水受け凹所４は浅広且
つ平面視略半円形状でその弦部分となる前側縁９がカウ
ンター本体１の前端部の巾寸法より若干短くなる程度の
大きさに形成されており、その円弧部分となる後側縁５
には後方程深く落ち込んだ立ち上がり面６が形成されて
いる。該水受け凹所４の後側縁５の略中央位置に、同水
受け凹所４の底面３と立ち上がり面６との境界部分に沿
って横長形状の排水孔７が形成されており、図３に示す
如く、同部分において１〜５cm程度の高さＨとなる立ち
上がり面６の下部に納まる程度の大きさに同排水孔７の
高さ寸法は設定されている。

【００１７】又、カウンター本体１の水受け凹所４の後
方略中央位置に、同カウンター本体１の上面２から給水
栓８が突設されており、該給水栓８にはその下方に接続
垂設される給水管21から水（湯を含む）が供給される。
この場合、給水栓８を湯水混合栓とし、該給水栓８にて
適宜温度に調整された湯が同給水栓８から吐出されるよ
うになすこともできる。又、給水栓８からは少量の水が
吐出され該少量の水によって簡単な手洗い、洗面等の作
業を行うことができ、該作業に使用された後の汚水は上
記水受け凹所４の底面３上に排水孔７付近で受けられ、
同排水孔７からその下方に接続垂設される排水管22を通
して排水除去される。該排水管22も下方スペース13内の
奥方スペースに納められて配管され、大型水槽11の出し
入れ操作に支障を来すことがない。

【００１８】又、カウンター本体１の後端縁部分上には
化粧パネル23が立設されており、該化粧パネル23の前面
側中程部分にミラー24が設けられ、該ミラー24の両側部
分に上下複数段の棚板25が配設され、同両側部分の上端
付近には各々照明器具26が配設されている。したがっ
て、図４、図５に示す如く、大型水槽11をキャビネット
10の下方スペース13内に収容した状態にして、前記棚板
25上に載置収容された化粧品、整髪料等の容器を取り出
し、該容器をカウンター本体１の水受け凹所４の底面３
を含む上面２に載置して、前記ミラー24を見ながら化
粧、整髪等の作業を便利に行うことができる。

【００１９】したがって、該実施形態の洗面カウンター
においては、簡単な手洗いや洗面等を行った際の少量の
水はカウンター本体１の上面２に形成される水受け凹所
４上に受けられ、その際、少量で勢いの弱い水は飛散し
難く、同水受け凹所４の緩やかに下り傾斜した底面３を
後方へとスムーズに伝い流れ、同水受け凹所４の後側縁
５に至ってその立ち上がり面６にてせき止められ、同底
面３と後側縁５の立ち上がり面６との境界部分に形成さ
れる排水孔７から支障なく排水除去される。それ故に、
水受け凹所４が浅底でその底面３が緩やかに傾斜しただ
けのものとなって、該水受け凹所４の底面３上を物置ス
ペースとして利用することができ、しかも、カウンター
本体１全体を薄厚でシンプルな外観とすることができ
る。

【００２０】又、該実施形態の洗面カウンターにおいて
は、給水栓８が水受け凹所４の後方略中央で該水受け凹
所４の手前側周辺から比較的離れて遠くに位置すること
になるので、同水受け凹所４にて受けられた水がその手
前側周辺から流れ落ちたり飛散落下したりすることが防
止される。しかも、同水受け凹所４の後方略中央に位置
する給水栓８から同水受け凹所４の後側縁５の略中央に
位置する排水孔７までの距離が短くなると共に、同後側
縁５の略円弧状となる立ち上がり面６に沿って水がその
略中央の排水孔７へとスムーズにガイドされ、同水受け
凹所４からの溢水が確実に防止される。

【００２１】又、該実施形態の洗面カウンターにおいて
は、水受け凹所４の底面３の前側縁９にカウンター本体
１の水平な上面２との間で段差が発生せず、同水受け凹
所４を形成することによる外観上の違和感がその前側縁
９で解消されて、カウンター本体１のシンプルな外観が
強調される。又、カウンター本体１がキャビネット10上
に強固に設置支持されると共に、該キャビネット10内を
配管或いはその他物品の収容スペースとして活用するこ
とができ、しかも、同キャビネット10内に収容される大
型水槽11を引き出して該大型水槽11内で多量の水を使用
する洗濯、洗髪等の作業を便利に行うことができ、この
場合に、カウンター本体１が薄厚で大型水槽11が収容さ
れるキャビネット10内の下方スペース13が広くなり、該
大型水槽11の容積を大きく確保することができて好適で
ある。

【００２２】図６は本発明の請求項１のみに対応する別
の実施形態を示し、該実施形態の洗面カウンターにおい
ては、カウンター本体１が陶器製でその後端縁部に下方
へ折曲垂下した取着片部27が形成され、該取着片部27が
浴室、洗面所等の壁面28に取付固定されて支持されてお
り、水受け凹所４の後方略中央位置で同壁面28から給水
栓８が突設されている。又、カウンター本体１の前端縁
部は略円弧状にその中程が前方へ突出するように形成さ
れ、該カウンター本体１の上面２には横長矩形状の水受
け凹所４が形成され、該水受け凹所４の前側縁９はカウ
ンター本体１の水平な上面２と段差を介して連続してお
り、同水受け凹所４の底面３は排水孔７に向かって横方
向でも緩やかに下り傾斜している。

【００２３】したがって、該実施形態の洗面カウンター
においても、カウンター本体１の水平な上面２に底面３
が後方へと下り傾斜した水受け凹所４が形成され、該水
受け凹所４の後側縁５が立ち上がり面６として形成さ
れ、同水受け凹所４の底面３と後側縁５の立ち上がり面
６との境界部分に排水孔７が形成されているので、簡単
な手洗いや洗面等を行った際の少量の水は水受け凹所４
上に受けられ、その際、少量で勢いの弱い水は飛散し難
く、同水受け凹所４の緩やかに下り傾斜した底面３を後
方へとスムーズに伝い流れ、同水受け凹所４の後側縁５
に至ってその立ち上がり面６にてせき止められ、同底面
３と後側縁５の立ち上がり面３との境界部分に形成され
る排水孔７から支障なく排水除去される。それ故に、水
受け凹所４が浅底でその底面３が緩やかに傾斜しただけ
のものとなって、該水受け凹所４の底面３上を物置スペ
ースとして利用することができ、しかも、カウンター本
体１全体を薄厚でシンプルな外観とすることができる。

【００２４】

【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項１記載の洗
面カウンターにおいては、簡単な手洗いや洗面等を行っ
た場合、使用される水が少量で該少量の水は排水孔から
支障なく排水除去され、しかも、水受け凹所が浅底でそ
の底面が緩やかに傾斜しただけのものとなって、該水受
け凹所の底面上を物置スペースとして利用することがで
き、又、カウンター本体全体を薄厚でシンプルな外観と
することができる。

【００２５】又、本発明の請求項２記載の洗面カウンタ
ーにおいては、特に、カウンター本体の上面に付設され
る給水栓が水受け凹所の手前側周辺から比較的離れて位
置することになり、同水受け凹所にて受けられた水がそ
の手前側周辺から流れ落ちたり飛散落下したりすること
が防止される。

【００２６】又、本発明の請求項３記載の洗面カウンタ
ーにおいては、特に、給水栓から排水孔までの距離が短
くなると共に、略円弧状となる立ち上がり面に沿って水
が排水孔へとスムーズにガイドされ、水受け凹所からの
溢水が確実に防止される。

【００２７】又、本発明の請求項４記載の洗面カウンタ
ーにおいては、特に、水受け凹所の前側縁に段差が発生
せず外観上の違和感がその前端部で解消されて、カウン
ター本体のシンプルな外観が強調される。

【００２８】又、本発明の請求項５記載の洗面カウンタ
ーにおいては、特に、カウンター本体がキャビネット上
に強固に設置支持されると共に該キャビネット内を収容
スペースとして活用することができ、しかも、同キャビ
ネット内に収容される大型水槽を引き出して該大型水槽
内で多量の水を使用する洗濯、洗髪等の作業を便利に行
うことができ、この場合に、カウンター本体が薄厚で大
型水槽が収容されるキャビネット内が広くなって好適で
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態である洗面カウンターを示
す斜視図。

【図２】同洗面カウンターの断面図。

【図３】同洗面カウンターの要部拡大断面図。

【図４】同洗面カウンターの別の使用状態における斜視
図。

【図５】同洗面カウンターの使用状態における断面図。

【図６】本発明の別の実施形態である洗面カウンターを
示す斜視図。

【図７】従来例の洗面カウンターを示す断面図。

【符号の説明】

１ カウンター本体 ２ 上面 ３ 底面 ４ 水受け凹所 ５ 後側縁 ６ 立ち上がり面 ７ 排水孔 ８ 給水栓 ９ 前側縁 10 キャビネット 11 大型水槽

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 カウンター本体の水平な上面に底面が後
   方へと緩やかに下り傾斜した水受け凹所を形成し、該水
   受け凹所の後側縁を水がせき止められる立ち上がり面と
   して形成し、同水受け凹所の底面と後側縁の立ち上がり
   面との境界部分に排水孔を形成してなる洗面カウンタ
   ー。
2. 【請求項２】 カウンター本体の上面に付設される給水
   栓を水受け凹所の後方略中央に位置させたことを特徴と
   する請求項１記載の洗面カウンター。
3. 【請求項３】 水受け凹所の後側縁をその中程が後方へ
   膨らんだ略円弧状に形成し、該後側縁の略中央に排水孔
   を位置させたことを特徴とする請求項２記載の洗面カウ
   ンター。
4. 【請求項４】 水受け凹所の底面をその前側縁でカウン
   ター本体の水平な上面と段差なく連続させたことを特徴
   とする請求項１〜３のいずれか一つの請求項記載の洗面
   カウンター。
5. 【請求項５】 カウンター本体をキャビネット上に設置
   し、該キャビネット内に大型水槽を出し入れ自在に収容
   具備させたことを特徴とする請求項１〜４のいずれか一
   つの請求項記載の洗面カウンター。