JP2004084180A - 洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具の取付構造及びその取付具 - Google Patents
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Abstract
【課題】洗面ボールのオーバーフロー口に棚板及び通水口を設けた取付具本体の背面側に係止片を形成した取付具の係止片を係着することにより、この取付具を挿着するだけで簡単に棚を形成することができ、しかもパッキングが不要で排水も可能な洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具の取付構造及びその取付具を提供するものである。
【解決手段】洗面ボール1のオーバーフロー口2に棚板3及び通水口4を設けた取付具本体5の背面側に係止片6を形成した取付具7の係止片6を係着するものである。このとき、上記取付具7の係止片6が洗面ボール1のオーバーフロー口2に遊嵌するように着脱自在に挿着することで、取付具7の着脱が簡単にできる。
【選択図】 図3
【解決手段】洗面ボール1のオーバーフロー口2に棚板3及び通水口4を設けた取付具本体5の背面側に係止片6を形成した取付具7の係止片6を係着するものである。このとき、上記取付具7の係止片6が洗面ボール1のオーバーフロー口2に遊嵌するように着脱自在に挿着することで、取付具7の着脱が簡単にできる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗面化粧台のオーバーフロー口へ簡単に取付具を挿着して、棚板を形成することが可能な洗面化粧台オーバーフロー口への取付具の取付構造及びその取付具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7において、実開平4−138471号の洗面化粧台Aの洗面ボール20のように、洗面化粧台Aの後壁に設けた排水口21及びオーバーフロー用の開口22を設け、この凹部23の上面を着脱自在なトレイ24で覆い隠すとともに前面を着脱自在な仕切り板25で覆い隠すようにするものがある。
【0003】
このようなものでは着脱自在なトレイ24と仕切り板25の二部材が必要となり、洗面ボール20へトレイ24を挿着するための一段下がった溝部26の加工やトレイ24の大きさを大きく形成することが困難であるものである。また、仕切り板25があるために、水の収容部の体積が小さくなるとともに棚板のような広い物置スペースがないという問題があった。
【0004】
また、図8の特開2001−214489号に示したように、オーバーフロー口22にキャップ26を係止片27に着脱自在に取付けることにより、汚れを隠して不快感が生じることのないように、また汚れを簡単に洗浄できるようにしたものがある。このキャップ26は、オーバーフロー口22に弾性的に嵌合挿着される脚28を有し、着脱自在なものである。尚、キャップ26には、脚28が形成されており、このキャップ26の係止片27をオーバーフロー口22に係止するものである。したがって、オーバーフロー口22は、キャップ26によって、止水されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点の解決を目的とするものであり、洗面ボールのオーバーフロー口に棚板及び通水口を設けた取付具本体の背面側に係止片を形成した取付具の係止片を係着することにより、この取付具を挿着するだけで簡単に棚を形成することができ、しかもパッキングが不要で排水も可能な洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具の取付構造及びその取付具を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具の取付構造は、洗面ボールのオーバーフロー口に棚板及び通水口を設けた取付具本体の背面側に係止片を形成した取付具の係止片を係着することを特徴とする
【0007】
したがって、取付具を挿着するだけで簡単に棚板を形成することができ、パッキングが不要で簡単に施工ができ、排水も可能なものである。
【0008】
本発明の請求項2記載の洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具の取付構造は、請求項1記載の上記取付具の係止片が洗面ボールのオーバーフロー口に遊嵌するように着脱自在に挿着することを特徴とするものである
【0009】
したがって、取付具の挿着作業が簡便であるとともに各種の棚板の大きさの取付具を用意することで種々の棚板を取付けすることが可能となる。また、パッキングが不要なので簡単に施工ができ商品寿命が長い。
【0010】
本発明の請求項3記載の洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具は、略逆L字状に形成された取付具本体が水平部を棚板とし、垂直部に通水口を設け、該取付具本体の背面側の通水口の少なくとも一方にオーバーフロー口に係止する係止片を設けてなるものである。
【0011】
したがって、取付具本体が略逆L字状に形成されるので曲げ強度が強く、係止片により簡単に洗面ボールのオーバーフロー口に係止することが可能となる。
【0012】
本発明の請求項4記載の洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具は、請求項3記載の取付具の係止片の端部に洗面ボールのオーバーフロー口の裏面に係止する突出部を設けたことを特徴とするものである。
【0013】
したがって、取付具の係止片の端部に洗面ボールの裏面に係止する突出部が設けられているので、洗面ボールから取付具が脱落することもない。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1乃至図6に示したように、本発明の実施形態に係わる洗面化粧台オーバーフロー口への取付具の取付構造及びその取付具であって、以下に説明する。
【0015】
本発明の洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具の取付構造は、図1(a)、(b)、(c)に示したような洗面ボール1のオーバーフロー口2に棚板3及び通水口4を設けた取付具本体5の背面側に係止片6を形成した取付具7の係止片6を係着するものである。このとき、上記取付具7の係止片6が洗面ボール1のオーバーフロー口2に遊嵌するように着脱自在に挿着することで、取付具7の着脱が簡単にできる。
【0016】
図2及び図3は、取付具7の一実施形態であって、取付具本体5が略逆L字状に形成され水平部8を棚板3とし、垂直部9に通水口4を設け、この取付具本体5の背面側の通水口4の少なくとも一方にオーバーフロー口2に係止する係止片6を設けたものである。このとき、取付具7の係止片6は、オーバーフロー口2の上下に形成されたものであって、この上下に形成された係止片6が洗面ボール1のオーバーフロー口2に挿着されてシャンプー、整髪剤等の容器や石鹸等を置くための棚板3が形成される。取付具7の係止片6は、上下に形成されているので曲げ強度も大となる。
【0017】
図4及び図5は、取付具7の異なる実施形態であって、取付具本体5が略逆L字状に形成され水平部8を棚板3とし、垂直部9に通水口4を設け、この取付具本体5の背面側の通水口4の下側にオーバーフロー口2に係止する係止片6を設けたものである。このとき、取付具7の係止片6の端部には、洗面ボール1の裏面10に係止する突出部11を設けたものである。
【0018】
図6は、取付具7のさらに異なる実施形態であって、取付具本体5が略逆L字状に形成され水平部8を棚板3とし、垂直部9に通水口4を設け、この取付具本体5の背面側の通水口4の四周にオーバーフロー口2に係止する係止片6を設けたものである。このとき、取付具7の四周の係止片6を洗面ボール1のオーバーフロー口2に遊嵌して固着している。さらに、洗面ボール1の裏面10に係止するように取付具7の四周の係止片6の端部に突出部11を設けたものである。
【0019】
以下、本発明の一実施例に係わる図1乃至図6に基づいて詳細に説明する。
図1(a)は洗面ボールの平面図、(b)は(a)の背面図、(c)は(a)の側面図、図2は、一実施例に係わる取付具の斜視図、図3は、図2の一実施例に係わる取付具を用いて洗面ボールに挿着した要部の断面図、図4は、異なる実施例に係わる取付具の斜視図、図5は、図4の異なる実施例に係わる取付具を用いて洗面ボールに挿着した要部の断面図、図6は、さらに異なる実施例に係わる取付具の斜視図である。
【0020】
図1において、洗面化粧台Aに取付けられる平面略四角形状の洗面ボール1が形成され、この洗面ボール1内に水栓金具(図示せず)で得られた水や湯水が排水される排水口12が設けられており、この排水口12から下方に排水管を接続し排水するようにされている。このとき、洗面ボール1内には、給水された水や湯水がオーバーフローしないように洗面ボール1の上面より低い位置に楕円状をしたオーバーフロー口2が開口されている。ここでオーバーフローされた水や湯水は、洗面ボール1のオーバーフロー口2の背面側に接続されたバイパス管13より本管である排水口12に接続された排水管に接続され排水される。
(実施例1)
【0021】
図2及び図3において、略逆L字状に形成された陶器や磁器等のセラミック、ステンレス等の金属、塩化ビニールやポリカーボネート等の樹脂でできた取付具本体5の水平部8を棚板3とし、垂直部9にオーバーフロー口2と略同一開口形状の通水口4が設けられ、この取付具本体5の背面側の通水口4の上下にオーバーフロー口2に係止する係止片6a、6bを設けた取付具7である。このとき、取付具7の各々の係止片6a、6bの端部には、洗面ボール1の裏面に確実に係止されるように上下に突出する突出部11a、11bが設けられている。尚、取付具7に設けられている棚板3は、二段、三段と多段に設けられれば収納面積が増大するものである。
【0022】
したがって、取付具7の係止片6a、6bの端部に洗面ボール1の裏面に係止する突出部11a、11bが設けられているので、洗面ボール1から取付具7が脱落することもない。このように、取付具7を洗面ボール1のオーバーフロー口2に挿着するだけで簡単に棚板3を形成することができ、この棚板3にシャンプー、整髪剤等の容器や石鹸等を置くことができる。また、パッキングが不要なので簡単に施工ができる。そして、取付具7の通水口4を介してオーバーフロー口2からの排水も確実なものである。
(実施例2)
【0023】
図4及び図5は、取付具7の異なる実施形態であって、略逆L字状に形成された陶器や磁器等のセラミック、ステンレス等の金属、塩化ビニールやポリカーボネート等の樹脂でできた取付具本体5が水平部8を棚板3とし、垂直部9にオーバーフロー口2と略同一開口形状の通水口4を設け、この取付具本体5の背面側の通水口4の下側にオーバーフロー口2に係止する係止片6を設けたものである。このとき、取付具7の係止片6の端部には、洗面ボール1の裏面10に係止する突出部11が設けられたものである。尚、取付具7に設けられている棚板3は、二段、三段と多段に設けられれば収納面積が増大するものである。
【0024】
したがって、取付具7の通水口4の下側に係止片6が設けられ、この係止片6の端部に洗面ボール1の裏面に係止する突出部11が設けられているので、洗面ボール1のオーバーフロー口2に挿着しやすく且つ材料も少なく成形でき、この取付具7が脱落することもない。このように、取付具7を洗面ボール1のオーバーフロー口2に挿着するだけで簡単に棚板3を形成することができ、この棚板3にシャンプー、整髪剤等の容器や石鹸等を置くことができる。また、パッキングが不要なので簡単に施工ができる。そして、取付具7の通水口4を介してオーバーフロー口2からの排水も確実なものである。
(実施例3)
【0025】
図6は、略逆L字状に形成された陶器や磁器等のセラミック、ステンレス等の金属、塩化ビニールやポリカーボネート等の樹脂でできた取付具本体5の水平部8を棚板3とし、垂直部9に四角形状の通水口4を設け、この通水口4の四周にオーバーフロー口2に係止する係止片6a、6b、6c、6dを設けたものである。このとき、取付具7の四周の係止片6を洗面ボール1のオーバーフロー口2に遊嵌して固着されている。さらに、洗面ボール1の裏面10に係止するように取付具7の四周の係止片6の端部に突出部11a、11b、11c、11dを設けたものである。尚、取付具7に設けられている棚板3は、二段、三段と多段に設けられれば収納面積が増大するものである。
【0026】
したがって、この取付具7を用いることによって、洗面ボール1のオーバーフロー口2の背面側に接続されたバイパス管13に確実に排水される。また、取付具7に四周の係止片6a、6b、6c、6dを設けているので、曲げ強度が強く簡単に施工ができ、洗面ボール1から外れにくいものである。
【0027】
尚、この取付具7の係止片6の端部に設けられている突出部11a、11b、11c、11dは、洗面ボール1のオーバーフロー口2に挿入しやすく、しかも外れにくくすれば良く、要するに着脱自在に形成すれば良いものである。万一この取付具7が壊れても交換できるようにすれば良いものである。
【0028】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の請求項1記載の洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具の取付構造は、洗面ボールのオーバーフロー口に棚板及び通水口を設けた取付具本体の背面側に係止片を形成した取付具の係止片を係着するので、取付具を挿着するだけで簡単に棚板を形成することができ、パッキングが不要で簡単に施工ができ、排水も可能なものである。
【0029】
本発明の請求項2記載の洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具の取付構造は、取付具の係止片が洗面ボールのオーバーフロー口に遊嵌するように着脱自在に挿着しているので、取付具の挿着作業が簡便であるとともに各種の棚板の大きさの取付具を用意することで種々の棚板を取付けすることが可能となる。また、パッキングが不要なので簡単に施工ができ商品寿命が長い。
【0030】
本発明の請求項3記載の洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具は、略逆L字状に形成された取付具本体が水平部を棚板とし、垂直部に通水口を設け、この取付具本体の背面側の通水口の少なくとも一方にオーバーフロー口に係止する係止片を設けているので、取付具本体が略逆L字状に形成されるので曲げ強度が強く、しかも係止片により簡単に洗面ボールのオーバーフロー口に係止することが可能となる。
【0031】
本発明の請求項4記載の洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具は、取付具の係止片の端部に洗面ボールのオーバーフロー口の裏面に係止する突出部を設けているので、洗面ボールから取付具が脱落することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施例に係わる洗面ボールの平面図、(b)は(a)の背面図、(c)は(a)の側面図である。
【図2】本発明の一実施例に係わる取付具の斜視図である。
【図3】本発明の一実施例に係わる図2の一実施例に係わる取付具を用いて洗面ボールに挿着した要部の断面図である。
【図4】本発明の異なる実施例に係わる取付具の斜視図である。
【図5】本発明の異なる実施例に係わる図4の取付具を用いて洗面ボールに挿着した要部の断面図である。
【図6】本発明のさらに異なる実施例に係わる取付具の斜視図である。
【図7】従来の洗面化粧台のオーバーフロー用のトレイを示す要部の斜視図である。
【図8】従来のオーバーフロー口のキャップを示す要部の縦断面図である。
【符号の説明】
A 洗面化粧台
1 洗面ボール
2 オーバーフロー口
3 棚板
4 通水口
5 取付具本体
6 係止片
7 取付具
8 水平部
9 垂直部
10 裏面
11 突出部
12 排水口
13 バイパス管
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗面化粧台のオーバーフロー口へ簡単に取付具を挿着して、棚板を形成することが可能な洗面化粧台オーバーフロー口への取付具の取付構造及びその取付具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7において、実開平4−138471号の洗面化粧台Aの洗面ボール20のように、洗面化粧台Aの後壁に設けた排水口21及びオーバーフロー用の開口22を設け、この凹部23の上面を着脱自在なトレイ24で覆い隠すとともに前面を着脱自在な仕切り板25で覆い隠すようにするものがある。
【0003】
このようなものでは着脱自在なトレイ24と仕切り板25の二部材が必要となり、洗面ボール20へトレイ24を挿着するための一段下がった溝部26の加工やトレイ24の大きさを大きく形成することが困難であるものである。また、仕切り板25があるために、水の収容部の体積が小さくなるとともに棚板のような広い物置スペースがないという問題があった。
【0004】
また、図8の特開2001−214489号に示したように、オーバーフロー口22にキャップ26を係止片27に着脱自在に取付けることにより、汚れを隠して不快感が生じることのないように、また汚れを簡単に洗浄できるようにしたものがある。このキャップ26は、オーバーフロー口22に弾性的に嵌合挿着される脚28を有し、着脱自在なものである。尚、キャップ26には、脚28が形成されており、このキャップ26の係止片27をオーバーフロー口22に係止するものである。したがって、オーバーフロー口22は、キャップ26によって、止水されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点の解決を目的とするものであり、洗面ボールのオーバーフロー口に棚板及び通水口を設けた取付具本体の背面側に係止片を形成した取付具の係止片を係着することにより、この取付具を挿着するだけで簡単に棚を形成することができ、しかもパッキングが不要で排水も可能な洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具の取付構造及びその取付具を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具の取付構造は、洗面ボールのオーバーフロー口に棚板及び通水口を設けた取付具本体の背面側に係止片を形成した取付具の係止片を係着することを特徴とする
【0007】
したがって、取付具を挿着するだけで簡単に棚板を形成することができ、パッキングが不要で簡単に施工ができ、排水も可能なものである。
【0008】
本発明の請求項2記載の洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具の取付構造は、請求項1記載の上記取付具の係止片が洗面ボールのオーバーフロー口に遊嵌するように着脱自在に挿着することを特徴とするものである
【0009】
したがって、取付具の挿着作業が簡便であるとともに各種の棚板の大きさの取付具を用意することで種々の棚板を取付けすることが可能となる。また、パッキングが不要なので簡単に施工ができ商品寿命が長い。
【0010】
本発明の請求項3記載の洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具は、略逆L字状に形成された取付具本体が水平部を棚板とし、垂直部に通水口を設け、該取付具本体の背面側の通水口の少なくとも一方にオーバーフロー口に係止する係止片を設けてなるものである。
【0011】
したがって、取付具本体が略逆L字状に形成されるので曲げ強度が強く、係止片により簡単に洗面ボールのオーバーフロー口に係止することが可能となる。
【0012】
本発明の請求項4記載の洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具は、請求項3記載の取付具の係止片の端部に洗面ボールのオーバーフロー口の裏面に係止する突出部を設けたことを特徴とするものである。
【0013】
したがって、取付具の係止片の端部に洗面ボールの裏面に係止する突出部が設けられているので、洗面ボールから取付具が脱落することもない。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1乃至図6に示したように、本発明の実施形態に係わる洗面化粧台オーバーフロー口への取付具の取付構造及びその取付具であって、以下に説明する。
【0015】
本発明の洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具の取付構造は、図1(a)、(b)、(c)に示したような洗面ボール1のオーバーフロー口2に棚板3及び通水口4を設けた取付具本体5の背面側に係止片6を形成した取付具7の係止片6を係着するものである。このとき、上記取付具7の係止片6が洗面ボール1のオーバーフロー口2に遊嵌するように着脱自在に挿着することで、取付具7の着脱が簡単にできる。
【0016】
図2及び図3は、取付具7の一実施形態であって、取付具本体5が略逆L字状に形成され水平部8を棚板3とし、垂直部9に通水口4を設け、この取付具本体5の背面側の通水口4の少なくとも一方にオーバーフロー口2に係止する係止片6を設けたものである。このとき、取付具7の係止片6は、オーバーフロー口2の上下に形成されたものであって、この上下に形成された係止片6が洗面ボール1のオーバーフロー口2に挿着されてシャンプー、整髪剤等の容器や石鹸等を置くための棚板3が形成される。取付具7の係止片6は、上下に形成されているので曲げ強度も大となる。
【0017】
図4及び図5は、取付具7の異なる実施形態であって、取付具本体5が略逆L字状に形成され水平部8を棚板3とし、垂直部9に通水口4を設け、この取付具本体5の背面側の通水口4の下側にオーバーフロー口2に係止する係止片6を設けたものである。このとき、取付具7の係止片6の端部には、洗面ボール1の裏面10に係止する突出部11を設けたものである。
【0018】
図6は、取付具7のさらに異なる実施形態であって、取付具本体5が略逆L字状に形成され水平部8を棚板3とし、垂直部9に通水口4を設け、この取付具本体5の背面側の通水口4の四周にオーバーフロー口2に係止する係止片6を設けたものである。このとき、取付具7の四周の係止片6を洗面ボール1のオーバーフロー口2に遊嵌して固着している。さらに、洗面ボール1の裏面10に係止するように取付具7の四周の係止片6の端部に突出部11を設けたものである。
【0019】
以下、本発明の一実施例に係わる図1乃至図6に基づいて詳細に説明する。
図1(a)は洗面ボールの平面図、(b)は(a)の背面図、(c)は(a)の側面図、図2は、一実施例に係わる取付具の斜視図、図3は、図2の一実施例に係わる取付具を用いて洗面ボールに挿着した要部の断面図、図4は、異なる実施例に係わる取付具の斜視図、図5は、図4の異なる実施例に係わる取付具を用いて洗面ボールに挿着した要部の断面図、図6は、さらに異なる実施例に係わる取付具の斜視図である。
【0020】
図1において、洗面化粧台Aに取付けられる平面略四角形状の洗面ボール1が形成され、この洗面ボール1内に水栓金具(図示せず)で得られた水や湯水が排水される排水口12が設けられており、この排水口12から下方に排水管を接続し排水するようにされている。このとき、洗面ボール1内には、給水された水や湯水がオーバーフローしないように洗面ボール1の上面より低い位置に楕円状をしたオーバーフロー口2が開口されている。ここでオーバーフローされた水や湯水は、洗面ボール1のオーバーフロー口2の背面側に接続されたバイパス管13より本管である排水口12に接続された排水管に接続され排水される。
(実施例1)
【0021】
図2及び図3において、略逆L字状に形成された陶器や磁器等のセラミック、ステンレス等の金属、塩化ビニールやポリカーボネート等の樹脂でできた取付具本体5の水平部8を棚板3とし、垂直部9にオーバーフロー口2と略同一開口形状の通水口4が設けられ、この取付具本体5の背面側の通水口4の上下にオーバーフロー口2に係止する係止片6a、6bを設けた取付具7である。このとき、取付具7の各々の係止片6a、6bの端部には、洗面ボール1の裏面に確実に係止されるように上下に突出する突出部11a、11bが設けられている。尚、取付具7に設けられている棚板3は、二段、三段と多段に設けられれば収納面積が増大するものである。
【0022】
したがって、取付具7の係止片6a、6bの端部に洗面ボール1の裏面に係止する突出部11a、11bが設けられているので、洗面ボール1から取付具7が脱落することもない。このように、取付具7を洗面ボール1のオーバーフロー口2に挿着するだけで簡単に棚板3を形成することができ、この棚板3にシャンプー、整髪剤等の容器や石鹸等を置くことができる。また、パッキングが不要なので簡単に施工ができる。そして、取付具7の通水口4を介してオーバーフロー口2からの排水も確実なものである。
(実施例2)
【0023】
図4及び図5は、取付具7の異なる実施形態であって、略逆L字状に形成された陶器や磁器等のセラミック、ステンレス等の金属、塩化ビニールやポリカーボネート等の樹脂でできた取付具本体5が水平部8を棚板3とし、垂直部9にオーバーフロー口2と略同一開口形状の通水口4を設け、この取付具本体5の背面側の通水口4の下側にオーバーフロー口2に係止する係止片6を設けたものである。このとき、取付具7の係止片6の端部には、洗面ボール1の裏面10に係止する突出部11が設けられたものである。尚、取付具7に設けられている棚板3は、二段、三段と多段に設けられれば収納面積が増大するものである。
【0024】
したがって、取付具7の通水口4の下側に係止片6が設けられ、この係止片6の端部に洗面ボール1の裏面に係止する突出部11が設けられているので、洗面ボール1のオーバーフロー口2に挿着しやすく且つ材料も少なく成形でき、この取付具7が脱落することもない。このように、取付具7を洗面ボール1のオーバーフロー口2に挿着するだけで簡単に棚板3を形成することができ、この棚板3にシャンプー、整髪剤等の容器や石鹸等を置くことができる。また、パッキングが不要なので簡単に施工ができる。そして、取付具7の通水口4を介してオーバーフロー口2からの排水も確実なものである。
(実施例3)
【0025】
図6は、略逆L字状に形成された陶器や磁器等のセラミック、ステンレス等の金属、塩化ビニールやポリカーボネート等の樹脂でできた取付具本体5の水平部8を棚板3とし、垂直部9に四角形状の通水口4を設け、この通水口4の四周にオーバーフロー口2に係止する係止片6a、6b、6c、6dを設けたものである。このとき、取付具7の四周の係止片6を洗面ボール1のオーバーフロー口2に遊嵌して固着されている。さらに、洗面ボール1の裏面10に係止するように取付具7の四周の係止片6の端部に突出部11a、11b、11c、11dを設けたものである。尚、取付具7に設けられている棚板3は、二段、三段と多段に設けられれば収納面積が増大するものである。
【0026】
したがって、この取付具7を用いることによって、洗面ボール1のオーバーフロー口2の背面側に接続されたバイパス管13に確実に排水される。また、取付具7に四周の係止片6a、6b、6c、6dを設けているので、曲げ強度が強く簡単に施工ができ、洗面ボール1から外れにくいものである。
【0027】
尚、この取付具7の係止片6の端部に設けられている突出部11a、11b、11c、11dは、洗面ボール1のオーバーフロー口2に挿入しやすく、しかも外れにくくすれば良く、要するに着脱自在に形成すれば良いものである。万一この取付具7が壊れても交換できるようにすれば良いものである。
【0028】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の請求項1記載の洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具の取付構造は、洗面ボールのオーバーフロー口に棚板及び通水口を設けた取付具本体の背面側に係止片を形成した取付具の係止片を係着するので、取付具を挿着するだけで簡単に棚板を形成することができ、パッキングが不要で簡単に施工ができ、排水も可能なものである。
【0029】
本発明の請求項2記載の洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具の取付構造は、取付具の係止片が洗面ボールのオーバーフロー口に遊嵌するように着脱自在に挿着しているので、取付具の挿着作業が簡便であるとともに各種の棚板の大きさの取付具を用意することで種々の棚板を取付けすることが可能となる。また、パッキングが不要なので簡単に施工ができ商品寿命が長い。
【0030】
本発明の請求項3記載の洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具は、略逆L字状に形成された取付具本体が水平部を棚板とし、垂直部に通水口を設け、この取付具本体の背面側の通水口の少なくとも一方にオーバーフロー口に係止する係止片を設けているので、取付具本体が略逆L字状に形成されるので曲げ強度が強く、しかも係止片により簡単に洗面ボールのオーバーフロー口に係止することが可能となる。
【0031】
本発明の請求項4記載の洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具は、取付具の係止片の端部に洗面ボールのオーバーフロー口の裏面に係止する突出部を設けているので、洗面ボールから取付具が脱落することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施例に係わる洗面ボールの平面図、(b)は(a)の背面図、(c)は(a)の側面図である。
【図2】本発明の一実施例に係わる取付具の斜視図である。
【図3】本発明の一実施例に係わる図2の一実施例に係わる取付具を用いて洗面ボールに挿着した要部の断面図である。
【図4】本発明の異なる実施例に係わる取付具の斜視図である。
【図5】本発明の異なる実施例に係わる図4の取付具を用いて洗面ボールに挿着した要部の断面図である。
【図6】本発明のさらに異なる実施例に係わる取付具の斜視図である。
【図7】従来の洗面化粧台のオーバーフロー用のトレイを示す要部の斜視図である。
【図8】従来のオーバーフロー口のキャップを示す要部の縦断面図である。
【符号の説明】
A 洗面化粧台
1 洗面ボール
2 オーバーフロー口
3 棚板
4 通水口
5 取付具本体
6 係止片
7 取付具
8 水平部
9 垂直部
10 裏面
11 突出部
12 排水口
13 バイパス管
Claims (4)
- 洗面ボールのオーバーフロー口に棚板及び通水口を設けた取付具本体の背面側に係止片を形成した取付具の係止片を係着することを特徴とする洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具の取付構造。
- 上記取付具の係止片が洗面ボールのオーバーフロー口に遊嵌するように着脱自在に挿着することを特徴とする請求項1記載の洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具の取付構造。
- 取付具本体が略逆L字状に形成され水平部を棚板とし、垂直部に通水口を設け、該取付具本体の背面側の通水口の少なくとも一方にオーバーフロー口に係止する係止片を設けてなる洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具。
- 上記取付具の係止片の端部に洗面ボールのオーバーフロー口の裏面に係止する突出部を設けたことを特徴とする請求項3記載の洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具。
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---|---|---|---|
JP2002242841A JP2004084180A (ja) | 2002-08-23 | 2002-08-23 | 洗面化粧台のオーバーフロー口への取付具の取付構造及びその取付具 |
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2002
- 2002-08-23 JP JP2002242841A patent/JP2004084180A/ja active Pending
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