JPH09201077A - 振動アクチュエータの支持部材 - Google Patents

振動アクチュエータの支持部材

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JPH09201077A
JPH09201077A JP8005540A JP554096A JPH09201077A JP H09201077 A JPH09201077 A JP H09201077A JP 8005540 A JP8005540 A JP 8005540A JP 554096 A JP554096 A JP 554096A JP H09201077 A JPH09201077 A JP H09201077A
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JP
Japan
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support member
vibration actuator
support
center
gravity
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Pending
Application number
JP8005540A
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English (en)
Inventor
Etsuo Tanaka
悦男 田中
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Publication of JPH09201077A publication Critical patent/JPH09201077A/ja
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 等しい自由度を持って振動アクチュエータを
支持するとともに、スペース効率良く振動アクチュエー
タを支持する。 【解決手段】 支持部材40は、電気機械変換素子11
によって振動する振動子10、及び振動子10に加圧接
触して振動子10との間で相対運動を行う相対運動部材
5を有する振動アクチュエータを20支持するための部
材であって、その重心位置から半径方向に延在するとと
もに円周方向に等角度間隔で配置された3つの同一形状
の支持部を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カメラに設けら
れる超音波モータ等の振動アクチュエータを支持するた
めの、振動アクチュエータの支持部材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の振動アクチュエータの支持部材と
しては、例えば特開平4−101677号公報に開示さ
れたものが知られている。図4は、従来の振動アクチュ
エータとその支持部材の一例を示す図である。図中、
(a)は側面図であり、(b)は平面図である。図4で
の振動アクチュエータは、棒状の超音波モータを例にあ
げている。
【0003】超音波モータ20は、振動を発生させるね
じり振動子10と、ねじり振動子10の振動を受けて回
転するロータ5等を備える。ねじり振動子10は、振動
体1と、圧電素子11と、ステータ4とから構成されて
いる。圧電素子11は、交流電圧を印加することにより
励振される電気機械変換素子である。円柱状の振動体1
は、圧電素子11の両側に設けられ、圧電素子11と接
触している。ステータ4は、縦変位型の圧電素子であ
る。ステータボルト7は、超音波モータ20の中心部を
貫通するように配置されている。ロータ5は、ステータ
ボルト7にネジ込まれたナット2と、加圧バネ6とによ
ってステータ4に加圧接触されている。支持部材30
は、超音波モータ20全体を支持する部材であり、圧電
素子11の間に取り付けられている。圧電素子11及び
ステータ4に所定の交流電圧が印加されると、ねじり振
動子10及びステータ4が振動して、ロータ5が回転す
る。
【0004】超音波モータ20が駆動するときは、Z軸
に垂直な矢印の方向の球面内のあらゆる方向に等しい自
由度を持っていなければならない。すなわち、超音波モ
ータ20は、その振動を制限されることなく支持されて
いなければならない。このため、図4(b)に示すよう
に、支持部材30は、略円板状体をなし、超音波モータ
20を支持している。これにより、超音波モータ20
は、Z軸に垂直な矢印の方向の球面内のあらゆる方向に
等しい自由度を持って支持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
超音波モータ20の支持部材30では、略円板状体をな
しているので、超音波モータ20をスペース的に余裕の
少ないカメラ等に取り付けた場合に、支持部材30の領
域内には他の部品を配置することができなかった。この
ため、カメラ等が大型化してしまうという問題点があっ
た。本発明の課題は、等しい自由度を持って振動アクチ
ュエータを支持するとともに、振動アクチュエータが取
り付けられる装置が大型化することなく、スペース効率
良く振動アクチュエータを支持することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、電気機械変換素子によって振
動する振動子、及び前記振動子に加圧接触して前記振動
子との間で相対運動を行う相対運動部材を有する振動ア
クチュエータを支持するための部材であって、その重心
位置から半径方向に延在するとともに円周方向に等角度
間隔で配置された3の整数倍数の同一形状の支持部を備
えることを特徴とする。請求項2の発明は、請求項1に
記載の振動アクチュエータの支持部材において、前記支
持部は、3つ又は6つ設けられていることを特徴とす
る。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の振動アクチュエータの支持部材において、前記
振動アクチュエータの中心軸が貫通する穴を有する本体
部を備え、前記支持部は、前記本体部と一体で形成され
ていることを特徴とする。請求項4の発明は、請求項3
に記載の振動アクチュエータの支持部材において、前記
本体部は、前記電気機械変換素子の外形と略同一の外形
を有し、一対の前記電気機械変換素子によって挟持され
ることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の一実施形態について説明する。図1は、本発明による
振動アクチュエータの支持部材の第1の実施形態を示す
図である。図1中、(a)は側面図であり、(b)は平
面図である。なお、本実施形態においては、従来例(図
4)で説明した振動アクチュエータの1つである超音波
モータ20を例にあげて説明する。また、本実施形態に
おいて、従来例と同一部分には同一符号を付し、重複す
る説明は、適宜省略する。
【0009】支持部材40は、超音波モータ20全体を
支持している。支持部材40は、中心部にステータボル
ト7が貫通する穴が形成された板状体であり、その重心
位置が超音波モータ20の重心位置と一致するように圧
電素子11の間に挟持されている。支持部材40の本体
部(中心部)は、圧電素子11の外形と略同一の外形
(円形状)に形成されている。さらに、図1(b)に示
すように、支持部材40は、その重心位置から半径方向
(外方向)に向かって延在する3本の薄板状の支持部
(3本とも同一断面)を有している。そして、この3本
の支持部は、円周方向において120゜間隔(すなわち
等間隔)で配置されている。各支持部の端部には、穴4
0aが形成されている。穴40aは、超音波モータ20
を例えばカメラに装着するときに、カメラ側の所定の部
材にネジ止め等するための穴である。支持部材40をこ
のような形状にしたのは、超音波モータ20がZ軸に対
して矢印で示されたあらゆる方向に倒れたときに、等し
い剛性を有するからである。すなわち、超音波モータ2
0の自由度が保たれる。
【0010】次に、この支持部材40が、Z軸に対して
矢印で示されたあらゆる方向に倒れたときに、等しい剛
性を有することを、図2に基づいて説明する。支持部材
40の中央には、ステータボルト7が貫通する穴40e
が形成されている。3本の支持部のうち、1本目の支持
部40bのx軸に対してなす角をθとする。3本の支持
部は、それぞれ(2/3)πの角度をなしている。すな
わち、支持部40cのx軸となす角は、(θ+(2/
3)π)であり、支持部40dのx軸となす角は、(θ
+(4/3)π)となる。したがって、各支持部40b
〜40dの重心から距離rにある微少面積dAのx軸に
対する断面二次モーメントの和dIは、 〔数1〕 dI=dA・r2 ・sin2 θ+dA・r2
・sin2 (θ+2/3π)+dA・r2 ・sin2
(θ+4/3π) となる。この式を計算すると、 〔数2〕 dI=3/2・r2 ・dA となる。ここで、〔数2〕は、θの関数になっていな
い。すなわち、3本の支持部40b〜40dの相対位置
関係が同じであれば、θがいかなる値であってもx軸又
はy軸に対する断面二次モーメントは等しいことを意味
している。これにより、超音波モータ20のZ軸のどの
方向の倒れに対しても、その剛性は等しくなる。
【0011】そして、支持部材40のような形状とする
ことにより、各支持部間の領域に他の部品を配置するこ
とができるので、効率良く部品を実装することができ
る。したがって、カメラ等の装置に超音波モータ20を
装着する場合に、装置の小型化を図ることができる。
【0012】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図3は、本発明の第2の実施形態である支持部
材50を示す平面図である。支持部材50は、その重心
位置から半径方向(外方向)に向かって延在する6本の
薄板状の支持部(3本とも同一断面)を有している。そ
して、この6本の支持部は、円周方向において60゜間
隔(すなわち等間隔)で配置されている。各支持部の端
部には、穴50aが形成されている。穴50aは、第1
の実施形態での穴40aと同様に、超音波モータ20を
例えばカメラに装着するときに、カメラ側の所定の部材
にネジ止め等するための穴である。
【0013】支持部材50もまた、支持部材40と同様
に、超音波モータ20のZ軸のどの方向の倒れに対して
も、その剛性は等しくなる。すなわち、支持部材が、超
音波モータ20の重心位置を中心として半径方向に延在
し、円周方向に等間隔で3の整数倍数の同一断面形状の
支持部を備えれば、超音波モータ20のZ軸のどの方向
の倒れに対してもその剛性を等しくすることができる。
【0014】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、上述した実施形態に限定されることな
く、均等の範囲内で種々の変形が可能である。例えば、
実施形態では、支持部材30,40の支持部は、3つ又
は6つ設けたが、これに限らず、3の整数倍数であれ
ば、9つ又はそれ以上であっても良い。また、実施形態
では、振動アクチュエータの1つである超音波モータ2
0を例にあげたが、その他の振動アクチュエータに対し
ても同様に適用することができる。さらにまた、振動ア
クチュエータと支持部材との結合は、いかなる手段を用
いても良い。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、支持部間に部品を配置
することができるので、部品の実装効率が向上し、装置
の小型化を図ることができる。また、振動アクチュエー
タの1つである可聴音のない棒状超音波モータに用いて
好適であり、例えばカメラ内に装着することにより、静
音性の優れたカメラを提供することができる。さらに、
振動アクチュエータの作動時に、すべての方向に等しい
剛性を確保することができ、その振動を制限されること
なく、効率良く作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による振動アクチュエータの支持部材の
第1の実施形態を示す側面図及び平面図である。
【図2】図1の支持部材40の剛性を説明するための図
である。
【図3】本発明の第2の実施形態である支持部材50を
示す平面図である。
【図4】従来の振動アクチュエータとその支持部材の一
例を示す図である。
【符号の説明】
1 振動体 2 ナット 4 ステータ 5 ロータ 6 加圧バネ 7 ステータボルト 10 振動子 11 圧電素子 20 超音波モータ 30,40 支持部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機械変換素子によって振動する振動
    子、及び前記振動子に加圧接触して前記振動子との間で
    相対運動を行う相対運動部材を有する振動アクチュエー
    タを支持するための部材であって、 その重心位置から半径方向に延在するとともに円周方向
    に等角度間隔で配置された3の整数倍数の同一形状の支
    持部を備えることを特徴とする振動アクチュエータの支
    持部材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の振動アクチュエータの
    支持部材において、 前記支持部は、3つ又は6つ設けられていることを特徴
    とする振動アクチュエータの支持部材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の振動アク
    チュエータの支持部材において、 前記振動アクチュエータの中心軸が貫通する穴を有する
    本体部を備え、 前記支持部は、前記本体部と一体で形成されていること
    を特徴とする振動アクチュエータの支持部材。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の振動アクチュエータの
    支持部材において、 前記本体部は、前記電気機械変換素子の外形と略同一の
    外形を有し、一対の前記電気機械変換素子によって挟持
    されることを特徴とする振動アクチュエータの支持部
    材。
JP8005540A 1996-01-17 1996-01-17 振動アクチュエータの支持部材 Pending JPH09201077A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010200461A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Toyota Industries Corp 振動アクチュエータの締結構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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