JP2512875B2 - 超音波モ―タ - Google Patents

超音波モ―タ

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JP2512875B2
JP2512875B2 JP63097966A JP9796688A JP2512875B2 JP 2512875 B2 JP2512875 B2 JP 2512875B2 JP 63097966 A JP63097966 A JP 63097966A JP 9796688 A JP9796688 A JP 9796688A JP 2512875 B2 JP2512875 B2 JP 2512875B2
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雅徳 蓮田
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Nippon Kogaku KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は超音波モータに関し、特に被駆動部と一体に
実装する場合に適用して好適なものである。
〔発明の概要〕
本発明は、超音波モータにおいて、圧電振動子の電極
板のうち、他の素子に電気的に接触しない電極板に対し
てホツト側電源を供給するようにしたことにより、簡易
な構成によつて電源のリークを有効に防止することがで
きる。
〔従来の技術〕
従来超音波モータとして第2図及び第3図の構成のも
のが提案されている。
超音波モータMTは、金属材料でなる円盤状振動体1、
第1及び第2の圧電振動子2及び3、円盤状支持板4と
を順次上方から同心的に積層してなるステータSTを有す
る。ステータSTの振動体1上には、上及び下方に回転軸
5A及び5Bを突出させてなる円盤状移動体5を有するロー
タRTが、移動体5の下面に付着されたスライダ6を介し
て振動体1の上表面に接触するように、ステータSTと同
心的に配設されている。
回転軸5Bは振動体1、圧電振動子2、3の中心孔を順
次挿通するように下方に延長し、下端部から回転自在に
軸受7が装着され、回転軸5Bの下端部に設けられた溝5C
にはめ込まれた受け板8及び軸受7間にコイルばね9を
介挿することにより、軸受7の環状突起部7Aを振動体1
の中心孔の縁部に下方から当接させることにより、移動
体5の下面に付されたスライダ6の下面に、コイルばね
9の弾発力に相当する加圧力で接触するようになされて
いる。
実際上ステータSTの振動体1、第1及び第2の圧電振
動子2及び3、支持板4は、例えばエポキシ系等でなる
接着剤によつて積層状態を維持するように一体に接着さ
れている。
この実施例の場合振動体1の上面には環状に櫛歯状振
動子1Aが突出するように形成され、各櫛歯状振動子1Aの
スライダ6に対する摩擦接触運動をできるだけ大きくす
るようになされている。
また支持板4の上面には櫛歯状振動子1Aの半径位置よ
り大きい半径位置に環状突起部4Aが形成され、この環状
突起部4Aが圧電振動子3の下面にその振動を抑制しない
ように当接するようになされている。
第1の圧電振動子2の上及び下面には一対の電極2A及
び2Bが付着されており、同様にして第2の圧電振動子3
の上及び下面に一対の電極板3A及び3Bが付着されてい
る。
第1の圧電振動子2の下面側電極2Bにはリード線20が
例えば半田付けされてこのリード線20を介して外部に引
き出され、また第2の圧電振動子3の下面側電極板3Bに
リード線21が半田付けされてこのリード線21を介して外
部に引き出され、さらに振動体1の側面にリード線22が
半田付けされてこのリード線22を介して外部に引き出さ
れる。
かかる構成のステータSTにおいて、振動体1、圧電振
動子2、3、支持板4が一体に積層されたとき、振動体
1及び第1の圧電振動子2の上面電極板2Aが互いに電気
的に導通状態になることにより、リード線22を電源に接
続することにより第1の圧電振動子2の上面電極板2Aに
電源を供給できる。
同様にして積層状態にある第1及び第2の圧電振動子
2及び3の下面電極板2B及び上面電極板3Aが互いに電気
的に導通状態になることにより、リード線20を電源に接
続したとき下面電極2B及び上面電極3Aに電源を供給でき
る。
さらにリード線21を電源に接続することにより、第2
の圧電振動子3の下面電極3Bに電源を供給し得る。
この実施例の場合、第3図に示すように、第2の圧電
振動子3にリード線を逃がすための切欠3Cが設けられて
いると共に、支持台4の表面に円環状に突出する突起部
4Aに切欠4Bが形成され、これらの切欠3C及び4Bによつて
形成された空間を利用してリード線21、20、22を外部に
導出し得るようになされている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
かかる構成の超音波モータMTの駆動出力を利用する構
成として、第2図に示すように被駆動部25が取り付けら
れているシヤーシ26に、超音波モータMTの支持板4を例
えばねじ止め、接着などの固定手段を用いて固定すれ
ば、超音波モータMTの回転軸5Aがシヤーシ26に対して直
交する方向に突出することになり、これを利用して、回
転軸5Aに固着した出力ギヤ27を、同様にして被駆動部25
から上方に突出する入力軸25Aに固着された入力ギヤ28
に対して、アイドラギヤ29を介して結合する方法が考え
られる。
この構成において、超音波モータMTのリード線20及び
22間に基準位相電源31を接続すると共に、リード線20及
び21間にπ/2進相電源32を接続すると共に、リード線20
をシヤーシ26にアースするようにすれば、圧電振動子2
及び3に進行波を発生することができ、この進行波が振
動体1を振動させることにより、振動体1の櫛歯状振動
子1Aがスライダ6に摩擦接触することにより、移動体5
(従つて回転軸5A)を回転させることができ、その回転
出力をアイドラギヤ29を介して入力ギヤ28に伝達するこ
とができる。
ところが第2図のような方法で超音波モータMTに対す
る基準位相電源31及びπ/2進相電源32を接続すると、リ
ード線20がシヤーシ26に接続されていることにより電極
2B及び3Aをアース側電位に固定できるのに対して、リー
ド線21及び22を介していわゆるホツト側電源が与えられ
る圧電振動子3の下面側電極3B及び圧電振動子2の上面
電極2Aが、超音波モータMTの振動体1及び軸受7等を介
して超音波モータMTと一体に組立てられている周囲の部
材に電気的に接続され、その結果、ホツト側電源がリー
クするために電源を有効に利用し得ない問題がある。
因に基準位相電源31及びπ/2進相電源32は原理上第1
及び第2の圧電振動子2及び3の電極板だけに接続し、
他の部材には接続しないようにすることが望ましく、例
えば圧電振動子2及び3に接触している振動体1、軸受
7、回転軸5A及び5Bを例えばプラスチツク等の非導電性
材料で作るようにすれば電源のリークを防止できると考
えられる。しかしこのようにすることは、実際上超音波
モータMTの加工性や耐久性の点から実用的であるとは言
い得ない。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、超音波
モータMTの構成を複雑にすることなく、しかも電源のリ
ークを有効に回避し得るようにした超音波モータを提案
しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる問題点を解決するため本発明においては、振動
体1と、両面に第1及び第2の電極板2A及び2Bを有する
第1の圧電振動子2と、両面に第3及び第4の電極板3A
及び3Bを有する第2の圧電振動子3とを順次積層してな
るステータSTを含んでなり、第1及び第2の電源41及び
42からそれぞれ上記第1及び第2の圧電振動子1及び2
に電源を供給するようになされた超音波モータMTにおい
て、振動体1及びこれに接触する第1の電極板2Aに第1
及び第2の電源41及び42のアース側端を接続し、第1の
電源41のホツト側端を第2の電極2B及びこれに接続する
第3の電極板3Aに接続し、第2の電源42のホツト側端を
第4の電極板3Bに接続し、第2の電圧振動子3の第4の
電極側3Bに非導電性材料でなる支持板4を設けるようす
る。
〔作用〕
他の部材に電気的に接触する振動体1及び第1の電極
板2Aに電源41及び42のアース側端を接続することによ
り、この振動体1及び第1の電極板2Aから電源のリーク
は生じない。
また、電源41のホツト側端が接続される第2及び第3
の電極板2B及び3Aには他の部材が接触していないので、
この第2及び第3の電極板3B及び3Aから電源のリークは
生じない。
さらに、第2の電源42のホツト側端が接続される第4
の電極板3B側には非導電性材料でなる支持板4を設けて
この支持板4によつて支持するようにしたことにより、
この第4の電極板3Bから電源のリークは生じない。
かくするにつき電気的に電源のリークを生じさせない
ようにするため特別な部材を必要としないことにより、
超音波モータの構成を複雑にしないようにできる。
〔実施例〕
以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
第2図及び第3図との対応部分に同一符号を付して示
す第1図において、支持板4は非導電性材料で構成され
ている。
これに加えて、リード線22が基準位相電源41及びπ/2
進相電源42のアース側端に接続されると共にシヤーシ26
に接続され、またリード線20が基準位相電源41のホツト
側端に接続され、さらにリード線21がπ/2進相電源42の
ホツト側端に接続されている。
第3図の構成において、リード線22及び20間に接続さ
れた基準位相電源41から次式 E1=−Asinωt ……(1) で表される電源入力E1を供給する。ここでωは円振動
数、tは時間、Aは基準位相電源入力E1のゲインであ
る。
この電源入力E1は第3図について上述したように、第
1の圧電振動子2の上側及び下側電極2A及び2B間に印加
される。
これに加えてリード線22及び21間に接続されたπ/4進
相電源42から次式 で示すように、ゲイン√2A倍でかつ位相がπ/4だけ進ん
だ電源入力E2を供給する。実際上にの電源入力E2は第1
及び第2の圧電振動子2及び3の上側電極板2A及び下側
電極板3B間に供給される。
この結果第2の圧電振動子3には、次式 の電源が供給される。
(3)式の電源入力E3を(1)式の電源入力E1と比較
すれば、リード線20を基準とすれば、第2の圧電振動子
3に印加される電源入力E3の位相は、第1の圧電振動子
2に印加される電源入力E1と比較して振幅が同一で位相
がπ/2だけ遅れたものになる。
このような電源入力E1及びE3が第1及び第2の圧電振
動子2及び3に印加されると、圧電振動子2及び3の振
動により振動体1が励振されてその櫛歯状振動子1Aの表
面に進行波が発生する。
このとき櫛歯状振動子1Aがスライダ6に摩擦接触する
ことにより、移動体5に回転トルクが発生する。
かくして超音波モータMTの回転軸5Aに得られる回転出
力は、出力ギヤ27、アイドラギヤ29、入力ギヤ28を介し
て被駆動部25の入力軸25Aを回転駆動させることができ
る。
かくするにつき第3図の構成によれば、第1及び第2
の圧電振動子2及び3に対して、振動体1に接触する第
1の圧電振動子2の上側電極板2Aを基準にして電極板2B
及び3Aと、電極板3Bとにホツト側電源入力E1、E2をそれ
ぞれ供給すると共に、支持板4を非導電性材料で作つた
ことにより、超音波モータMTから外部の部材に対して電
源をリークさせないようにできる。
因にリード線20に電気的に接続される電極板2B及び3A
は、他の部材に接触していないので、他の部材に電源を
リークさせるおそれがない。
これに対してリード線21に接続されている電極板3Bは
支持板4だけに電気的に接触しているが、この支持板4
が非導電性材料で作られていることにより、電極板3Bか
ら電源のリークが生ずるおそれがない。
これに対してリード線22に接続されている電極板2Aは
金属材料でなる振動体1に接触すると共に、この振動体
1が軸受7、回転軸5Aを通じて出力ギヤ27、アイドラギ
ヤ29、入力ギヤ28を通じて被駆動部25に電気的に接続さ
せるが、リード線22はシヤーシ26に接続されたアース状
態にあることにより、電源が他の部材にリークするおそ
れはない。
以上の構成によれば、超音波モータMTの構成を複雑に
することなく、振動子2及び3に供給する電源を確実に
リークさせないようにし得る。
〔他の実施例〕 (1) 上述の実施例においては、電源41及び42として
それぞれ(1)式及び(2)式で表されるような振幅及
び位相をもつように構成したが、これに限らず要は、第
1及び第2の圧電振動子2及び3に位相差がπ/2になる
電源を供給できるようにすれば良い。
(2) 上述の実施例においては、圧電振動子2及び3
に供給する電源入力E1及びE2として正弦波入力を用いる
ようにした場合について述べたが、パルス入力を供給す
るようにしても上述の場合と同様の効果を得ることがで
きる。
(3) 上述の実施例においては、支持板4として表面
に形成された環状突起部4Aによつて振動子3及び2、振
動体1を支持するように構成したが、支持板4の形状及
び大きさを変更して、直接第1の圧電振動子2や振動体
1を支持するように構成しても上述の場合と同様の効果
を得ることができる。
(4) 上述の実施例においては、アース側のリード線
22を振動体1から導出するようにした場合について述べ
たが、これに代え、第1の圧電振動子2の上面電極板2A
から導出するようにしても良い。
〔発明の効果〕
上述のように本発明によれば、超音波モータMTの構造
を何ら複雑にすることなく電源のリークを有効に回避し
得るようにした超音波モータを容易に実現し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による超音波モータの一実施例を示す略
線的断面図、第2図は従来の構成を示す略線的断面図、
第3図はその各部の詳細構成を示す分解斜視図である。 MT……超音波モータ、RT……ロータ、ST……ステータ、
1……振動体、2、3……圧電振動子、4……支持板、
5……移動体、6……スライダ、7……軸受、20〜22…
…リード線、41……基準位相電源、42……π/4進相電
源。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動体と、両面に第1及び第2の電極板を
    有する第1の圧電振動子と、両面に第3及び第4の電極
    板を有する第2の圧電振動子とを順次積層してなるロー
    タを含んでなり、第1及び第2の電源からそれぞれ上記
    第1及び第2の圧電振動子に電源を供給するようになさ
    れた超音波モータにおいて、 上記振動体及びこれに接触する上記第1の電極板に上記
    第1及び第2の電源のアース側端を接続し、上記第1の
    電源のホツト側端を上記第2の電極及びこれに接続する
    上記第3の電極板に接続し、上記第2の電源のホツト側
    端を上記第4の電極板に接続し、上記第2の圧電振動子
    の上記第4の電極側に非導電性材料でなる支持板を設け
    た ことを特徴とする超音波モータ。
JP63097966A 1988-04-19 1988-04-19 超音波モ―タ Expired - Lifetime JP2512875B2 (ja)

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