JPH09200475A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH09200475A
JPH09200475A JP8009224A JP922496A JPH09200475A JP H09200475 A JPH09200475 A JP H09200475A JP 8009224 A JP8009224 A JP 8009224A JP 922496 A JP922496 A JP 922496A JP H09200475 A JPH09200475 A JP H09200475A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データの欠落を低減し、通信エラーの発
生を低減する。 【解決手段】 通信装置1aは、所定の手順に従ってチ
ャネルを確立した基地局との間で無線部2を用いてアン
テナ5を介して無線通信を行い、当該基地局との間で送
受信される信号レベルが劣化すると、所定の通信チャネ
ルの切替え手順を実行して、たとえば他の基地局との間
でチャネルを確立し、無線通信を行う。識別手段7が、
画像データの送信時にチャネルの切替え手順が実行され
たことを識別すると、FIL付加手段10は、チャネル
の切替え手順が終了するまで、当該手順の実行期間中に
送信される1ライン分の画像データの末尾にFIL信号
を付加する。FIL信号を付加して画像データの伝送時
間tの時間を稼ぐようにすることによって、当該手順の
実行期間中に送信される画像データを少なくすることが
でき、画像データの欠落が低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線方式を用いて
通信を行う通信装置に関し、特にデジタル信号である画
像データを音声データと同等のアナログ信号に変換して
送受信する機能を備える通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無線方式を用いて通信を行う携帯型移動
端末装置などの通信装置では、予め定められる手順に従
って端末装置と基地局とのチャネルの確立を行い、無線
方式を用いて通信を行う前記基地局を介して、端末装置
間の通信を実現している。端末装置は通信中においても
移動可能であり、通信中に移動して当該端末装置と基地
局との間の距離が長くなり、信号レベルの低下など、受
信信号の品質が劣化すると、端末装置は基地局を変更す
る、いわゆるハンドオーバ動作を行って、チャネルを切
替える。このようなハンドオーバ動作の実行時の基地局
の変更ができなかったときには、元の基地局との間にチ
ャネル接続を戻す、いわゆる切り戻り動作が実行され
る。また、キャリア周波数やスロットのみを変更して同
一基地局との間でチャネルを切替えることも可能であ
る。
【0003】このような通信装置では、音声データの送
受信を行う通話機能に加えて、画像データの送受信を行
うファクシミリ通信機能が付加されたものがある。この
場合、通信装置は、公衆電話回線などのアナログ回線を
介して画像データの送受信を行うファクシミリ装置など
と同じように、画像データを見なし音声データに変換し
て送受信している。すなわち、デジタル信号である画像
データは、モデムによって音声データと同等のアナログ
信号に変換され、変換された画像データが無線方式によ
って送受信される。以降の説明での「画像データ」と
は、上述のような「見なし音声データ」のことを意味す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した通信装置にお
いて、ハンドオーバ動作や切り戻り動作などのチャネル
の切替え期間中、または同一基地局との間でのチャネル
の切り替え期間中に、一時的に音声データの通信ができ
なくなることが知られている。通話機能の実行時では、
通信が一瞬不可能となっても、受信できなかった音声を
会話の流れから容易に推測し、通話を続けることができ
る。
【0005】しかしながら、ファクシミリ機能の実行時
では、次のような不都合が生じる。すなわち、前記チャ
ネルの切替えは、送信側端末装置と基地局との間および
受信側端末装置と基地局との間で生じる。互いの端末装
置はともに、相手側の端末装置がチャネルの切替え中で
あるかどうかを識別して、その結果に基づいて送信ある
いは受信動作を制御するようには構成されていないの
で、たとえば送信側が切替え中であっても、受信側はそ
の間に受信される信号は全て画像データであると判断し
て受信動作を続ける。したがって、受信側端末装置は、
受信した画像データではない信号を印画出力してしまう
ことになる。また、受信側が切替え中であっても、送信
側はその間にも画像データを送信し続ける。前記切替え
期間中は、画像データの送受信が不可能であるので、受
信側端末装置は、一部分が抜けた画像を出力することと
なる。したがって、印画出力される画像の品位は、著し
く低いものとなる。またこのような不都合は、チャネル
の切替え期間中のみならず、チャネル上に設定されるビ
ットエラーレート値が予め定める閾値を越えたときにも
生じる。また、前記チャネルの切替え期間やビットエラ
ーレート値の大きい期間が長期間続くと、通信自体がで
きなくなるという不都合が生じる。
【0006】本発明の目的は、画像データの欠落を低減
して通信エラーの発生を低減することができる通信装置
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の手順に
従ってチャネルを確立した基地局との間で無線通信を行
い、当該基地局との間で送受信される信号レベルが劣化
すると、所定の通信チャネルの切替え手順を実行し、デ
ジタル/アナログ変換したアナログ画像データの送受信
機能を備える通信装置において、画像データの送信機能
を実行しているときに、チャネルの切替え手順が実行さ
れたことを識別する送信時チャネル切替識別手段と、前
記送信時チャネル切替識別手段の出力に応答して、チャ
ネルの切替え手順が終了するまで、当該手順の実行期間
中に送信される1ライン分の画像データの末尾に疑似信
号を付加する疑似信号付加手段とを含むことを特徴とす
る通信装置である。本発明に従えば、通信装置は、所定
の手順に従ってチャネルを確立した基地局との間で無線
通信を行う。基地局との間で送受信される信号レベルが
劣化すると、通信装置は所定の通信チャネルの切替え手
順を実行して、たとえば他の基地局との間でチャネルを
確立して、当該基地局との間で無線通信を行う。あるい
は、キャリア周波数やスロットのみを変更して、同じ基
地局との間で無線通信を行う。デジタル/アナログ変換
したアナログ画像データの送信機能を実行しているとき
に、チャネルの切替え手順が実行されると、チャネルの
切替え手順が終了するまで、当該手順の実行期間中に送
信される1ライン分の画像データの末尾に疑似信号が付
加される。疑似信号は、たとえばFIL信号である。F
IL信号は、受信側端末装置が1ライン分の画像データ
の受信を完了してから、次のライン分の画像データが受
信可能となるのに要する期間を稼ぐために付加される信
号であり、このような疑似信号が付加された画像データ
を受信した端末装置では、当該疑似信号によって印画出
力される画像に何ら悪影響を及ぼさない。このように、
チャネルの切替え手順が終了するまで、疑似信号を付加
して画像データの伝送期間の時間を稼ぐようにすること
によって、当該手順の実行期間中に送信される本来の画
像データを少なくすることができる。このため、画像デ
ータの送受信が不可能な前記切替え期間中の画像データ
の欠落が低減し、受信側端末装置が印画出力する画像の
品位が向上する。
【0008】また本発明は、前記疑似信号付加手段に代
わって、前記送信時チャネル切替識別手段の出力に応答
して、チャネルの切替え手順が終了するまで、当該手順
の実行期間中に送信される1ライン分の画像データを連
続して繰り返し送信する連続送信手段を含むことを特徴
とする。本発明に従えば、画像データの送信機能を実行
しているときに、チャネルの切替え手順が実行される
と、チャネルの切替え手順が終了するまで、当該手順の
実行期間中に送信される1ライン分の画像データが連続
して繰り返して送信される。繰り返し送信される同じ画
像データを受信した受信側端末装置は、同じ画像を繰り
返して印画出力することとなるけれども、実際には画像
データは受信されていないので、画像は印画出力されな
い。このようにして、伝送期間の時間を稼ぐようにする
ことによって、切替え手順実行期間中の新たな画像デー
タの送出を少なくすることができ、画像データの欠落が
低減する。
【0009】また本発明は、所定の手順に従ってチャネ
ルを確立した基地局との間で無線通信を行い、デジタル
/アナログ変換したアナログ画像データの送受信機能を
備える通信装置において、画像データの送信機能を実行
しているときに、チャネル上で発生するビットエラーの
発生割合と予め定める閾値とを比較する送信時エラー発
生割合比較手段と、前記送信時エラー発生割合比較手段
の出力に応答して、ビットエラーの発生割合が前記予め
定める閾値を越えている期間中に送信される1ライン分
の画像データの末尾に疑似信号を付加する疑似信号付加
手段とを含むことを特徴とする通信装置である。本発明
に従えば、画像データの送信機能を実行しているとき
に、チャネル上で発生するビットエラーの発生割合が予
め定める閾値を越えている期間中には、当該期間中に送
信される1ライン分の画像データの末尾に、前記FIL
信号などの疑似信号が付加される。したがって、ビット
エラーの発生割合が大きく、画像データの通信が不可能
であるときに、送信される本来の画像データを少なくす
ることができる。このため、前記期間中の画像データの
欠落が低減し、印画出力される画像の品位が向上する。
【0010】また本発明は、前記疑似信号付加手段に代
わって、前記送信時エラー発生割合比較手段の出力に応
答して、ビットエラーの発生割合が前記予め定める閾値
を越えている期間中に送信される1ライン分の画像デー
タを連続して繰り返し送信する連続送信手段を含むこと
を特徴とする。本発明に従えば、画像データの送信機能
を実行しているときに、チャネル上で発生するビットエ
ラーの発生割合が予め定める閾値を越えている期間中に
は、当該期間中に送信される1ライン分の画像データが
連続して繰り返し送信される。このようにして、伝送期
間の時間を稼ぐようにすることによって、画像信号の通
信が不可能な前記期間中の新たな画像データの送出を少
なくすることができ、画像データの欠落が低減する。
【0011】また本発明は、所定の手順に従ってチャネ
ルを確立した基地局との間で無線通信を行い、当該基地
局との間で送受信される信号レベルが劣化すると、所定
の通信チャネルの切替え手順を実行し、デジタル/アナ
ログ変換したアナログ画像データの送受信機能を備える
通信装置において、画像データの受信機能を実行してい
るときに、チャネルの切替え手順が実行されたことを識
別する受信時チャネル切替識別手段と、前記受信時チャ
ネル切替識別手段の出力に応答して、チャネルの切替え
手順が終了するまで、当該手順の実行期間中に受信した
画像データを破棄する破棄手段とを含むことを特徴とす
る通信装置である。本発明に従えば、画像データの受信
機能を実行しているときに、チャネルの切替え手順が実
行されると、チャネルの切替え手順が終了するまで、当
該手順の実行期間中に受信した画像データが破棄され
る。したがって、画像データの通信が不可能なチャネル
の前記期間中に受信した画像データ以外の信号を画像デ
ータであると判断して印画出力することがなくなり、出
力される画像の品位が向上する。
【0012】また本発明の前記通信装置は、画像データ
として認識できる信号が、受信エラー検出用計測手段に
設定される予め定められる期間中に受信されなかったと
きには、所定の通信の中断手順を実行し、前記破棄手段
に代わって、前記受信時チャネル切替識別手段の出力に
応答して、チャネルの切替え手順が終了するまで、前記
計測手段の計測動作を無効化する無効化手段を含むこと
を特徴とする。本発明に従えば、画像データの受信機能
を実行しているときに、チャネルの切替え手順が実行さ
れると、チャネルの切替え手順が終了するまで、画像デ
ータとして認識できる信号が受信エラー検出用計測手段
に設定される予め定められる期間中に受信されなかった
ときに、所定の通信の中断手順を実行するための前記計
測手段の計測動作が無効とされる。したがって、前記期
間中に受信した信号が画像データではないと判断されて
通信が中断してしまうことを防止することができる。
【0013】また本発明の前記通信装置は、時間軸で可
変の設定値に基づいてチャネル上で発生する歪み信号を
除去する適応等化器をさらに有し、前記破棄手段に代わ
って、前記受信時チャネル切替識別手段の出力に応答し
て、チャネルの切替え手順が終了するまで、前記適応等
化器の設定値を固定する設定手段を含むことを特徴とす
る。本発明に従えば、画像データの受信機能を実行して
いるときに、チャネルの切替え手順が実行されると、チ
ャネルの切替え手順が終了するまで、時間軸で可変の設
定値に基づいてチャネル上で発生する歪み信号を除去す
る適応等化器の前記設定値が固定される。したがって、
通信チャネルの切替えが終了して画像データの通信が可
能となったときに、適応等化器は復帰した通信状況に容
易に追随することができる。
【0014】また本発明は、所定の手順に従ってチャネ
ルを確立した基地局との間で無線通信を行い、デジタル
/アナログ変換したアナログ画像データの送受信機能を
備える通信装置において、画像データの受信機能を実行
しているときに、チャネル上で発生するビットエラーの
発生割合と、予め定める閾値とを比較する受信時エラー
発生割合比較手段と、前記受信時エラー発生割合比較手
段の出力に応答して、ビットエラーの発生割合が前記予
め定める閾値を越えている期間中に受信した画像データ
を破棄する破棄手段とを含むことを特徴とする通信装置
である。本発明に従えば、画像データの受信機能を実行
しているときに、チャネル上で発生するビットエラーの
発生割合が予め定める閾値を越えている期間中には、当
該期間中に受信した画像データが破棄される。したがっ
て、画像データの通信が不可能な前記期間中に受信した
画像データ以外の信号を画像データであると判断して印
画出力することがなくなり、出力される画像の品位が向
上する。
【0015】また本発明の前記通信装置は、画像データ
として認識できる信号が、受信エラー検出用計測手段に
設定される予め定められる期間中に受信されなかったと
きには、所定の通信の中断手順を実行し、前記破棄手段
に代わって、前記受信時エラー発生割合比較手段の出力
に応答して、ビットエラーの発生割合が予め定める閾値
を越えている期間中には、前記計測手段の計測動作を無
効化する無効化手段を含むことを特徴とする。本発明に
従えば、画像データの受信機能を実行しているときに、
チャネル上で発生するビットエラーの発生割合が予め定
める閾値を越えている期間中には、前述した受信エラー
検出用計測手段の計測動作が無効とされる。したがっ
て、前記期間中に受信した信号が画像データではないと
判断されて通信が中断してしまうことを防止することが
できる。
【0016】また本発明の前記通信装置は、時間軸で可
変の設定値に基づいてチャネル上で発生する歪み信号を
除去する適応等化器をさらに有し、前記破棄手段に代わ
って、前記受信時エラー発生割合比較手段の出力に応答
して、ビットエラーの発生割合が予め定める閾値を越え
ている期間中には、前記適応等化器の設定値を固定する
設定手段を含むことを特徴とする。本発明に従えば、画
像データの受信機能を実行しているときに、チャネル上
で発生するビットエラーの発生割合が予め定める閾値を
越えている期間中には、前述した適応等化器の設定値が
固定される。したがって、ビットエラーの発生割合が前
記予め定める閾値以内となったときに、適応等化器は復
帰した通信状況に容易に追随することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある通信装置1aの電気的構成を示すブロック図であ
る。通信装置1aは、無線部2、電話部3およびファク
シミリ(FAX)部4aを含んで構成される。通信装置
1aは、無線方式を用いて通信を行う携帯型移動端末装
置などで実現され、無線部2はアンテナ5を介して基地
局との間で信号の送受信を行う。通信装置1aは、後述
するような予め定められる手順に従って基地局とのチャ
ネルの確立を行い、無線方式を用いて通信を行う前記基
地局を介して、端末装置間の通信を実現している。
【0018】電話機能を実行する電話部3は、電話制御
手段6、識別手段7および比較手段8を含んで構成され
る。識別手段7は、通信チャネルの切替え期間中である
かどうかを判断する。比較手段8は、チャネル上に設定
されるビットエラーレート値と、あらかじめ定められる
閾値とを比較する。電話制御手段6は、電話機能の実行
動作を制御するとともに、このような識別手段7や比較
手段8の出力結果をFAX部4aに与える。電話部3で
実行される電話機能とは、アナログ信号である音声デー
タや、デジタル/アナログ変換されたアナログ信号の画
像データの送受信を行う機能である。
【0019】ファクシミリ通信機能を実行するFAX部
4aは、FAX制御手段9、FIL付加手段10および
連続送信手段11を含んで構成される。FIL付加手段
10は、FIL信号を1ライン(走査線)の画像データ
の末尾に付加する。連続送信手段11は、1ライン分の
画像データを連続的に繰り返して送信する。FAX制御
手段9は、ファクシミリ通信機能の実行動作を制御する
とともに、このようなFIL付加手段10や連続送信手
段11を電話部3からの受信信号に基づいて制御して、
ファクシミリ送信時の動作を制御する。
【0020】ここで、FAX部4aが実行するファクシ
ミリ通信機能とは、デジタル信号である画像データを音
声データと同等のアナログ信号に変換し、変換した画像
データを見なし音声データとして、電話部3を介して送
受信する機能である。このような機能は、公衆電話回線
などのアナログ回線を介して画像データの送受信を行う
ファクシミリ装置でも同じようにして実現されている。
すなわち、デジタル信号である画像データは、モデムに
よって音声データと同等のアナログ信号に変換され、変
換された画像データが無線方式によって送受信される。
したがって、FAX部4aはモデムを含んで構成され
る。以降の説明での「画像データ」とは、上述のような
「見なし音声データ」のことを意味する。
【0021】図2は、PHS(パーソナル ハンディホ
ン システム)通信方式における一括発信時の手順を示
す図である。前記通信装置1aは、このような手順を実
行した後、画像データの送受信を行う。まず、通信装置
1aに相当するユーザー(PS)が、基地局に相当する
網(CS)に対して、リンクチャネル確立要求メッセー
ジを送信する。続いて、網はユーザーにリンクチャネル
割当メッセージを送信する。
【0022】(1)発呼要求(CC) ユーザーが呼設定メッセージ(CC)を網に転送するこ
とによって、呼設定を開始する。 (2)発呼受付(CC) 呼設定メッセージ(CC)を網が受信して呼の受付が正
当であることが確認されたとき、網は呼を処理している
ことを表示するために呼設定受付メッセージ(CC)を
ユーザーに送信し、「発呼受付」状態に遷移する。ユー
ザーは呼設定受付メッセージ(CC)を受けたとき、
「発呼受付」状態に遷移する。 (3)定義情報要求(RT) ユーザーが定義情報受信指示を受けている場合、ユーザ
ーは定義情報要求メッセージ(RT)によって、定義情
報を要求する。これを受けた網は、定義情報応答メッセ
ージ(RT)によって、定義情報を通知する。 (4)RT機能要求(RT) RT機能要求を行うことを指示されたユーザーは、機能
要求メッセージ(RT)によって、RT機能を網に要求
する。受け付けられたRT機能は、機能要求応答メッセ
ージ(RT)によってユーザーに通知される。 (5)秘匿鍵設定(RT) ユーザーは、秘匿鍵設定メッセージ(RT)によって秘
匿鍵を網に伝える。 (6)MM機能要求(MM) MM機能要求を行うことを指示されたユーザーは、機能
要求メッセージ(MM)によって、MM機能を網に要求
する。受け付けられたMM機能は、機能要求応答メッセ
ージ(MM)によってユーザーに通知される。 (7)認証(MM) ユーザーからの必要な機能要求が終わると、網は認証乱
数を発生し、認証要求メッセージ(MM)をユーザーに
送信して乱数を通知する。認証要求メッセージ(MM)
を受信したユーザーは、乱数を自身が持つ認証鍵を用い
て暗号化し、認証応答メッセージ(MM)を用いて認証
演算結果を網に通知する。認証応答メッセージ(MM)
を受信した網は、同様に、認証乱数とユーザーのホーム
メモリ内の認証鍵とを用いて得られた認証演算結果が、
ユーザーから通知された結果と一致するかどうかを判定
する。認証結果が一致しない場合、呼切断復旧の規定に
従って呼解放手順を開始する。認証結果が一致する場
合、呼接続を継続する。 (8)呼出通知(CC) 着ユーザー呼出が開始されたことの表示を網が受信した
場合、網は呼出メッセージ(CC)をユーザーに送信す
る。 (9)応答通知(CC) 網は、呼が着ユーザーに受け付けられたことの表示を受
信すると、応答メッセージ(CC)をユーザーに送信す
る。 (10)通話拒否(RT,MM,CC) 網または着ユーザーから呼を受け付けられないことが表
示された場合、呼切断復旧の規定に従って呼解放手順を
開始する。
【0023】図3は、前記PHS通信方式における他の
網への通信中チャネルの切替え手順の一例を示す図であ
る。ここでは、ハンドオーバ動作の例を説明する。通信
装置1aは、通信中においても移動可能であり、通信中
に移動して当該通信装置1aと基地局との間の距離が長
くなり、信号レベルの低下などによって受信信号の品質
が劣化すると、通信装置1aは基地局を変更する、いわ
ゆるハンドオーバ動作を行う。これによって通信チャネ
ルが切替わる。なお、当該動作の実行時には、見なし音
声データを含む音声データの送受信はできない状態にあ
る。
【0024】(1)再発呼型ハンドオーバ要求(CC) ユーザーが呼設定メッセージ(ファシリティ:ハンドオ
ーバ)(CC)を網に転送することによってハンドオー
バを開始する。 (2)再発呼ハンドオーバ受付(CC) 呼設定メッセージ(ファシリティ:ハンドオーバ)(C
C)を網が受信して呼の受付が正当であることが確認さ
れたとき、網は呼を処理していること表示するために呼
設定受付メッセージ(CC)をユーザーに送信し、「発
呼受付(CC):再発呼(ファンクショナルオペレーシ
ョン)」状態に遷移する。ユーザーは呼設定受付メッセ
ージ(CC)を受けたとき、「発呼受付(CC):再発
呼(ファンクショナルオペレーション)」状態に遷移す
る。呼設定メッセージ(CC)を受信した網は、ユーザ
ーからファシリティ情報要素によって通知された認証演
算結果を、ユーザーのホームメモリ内の認証鍵を用いて
得られた再認証演算結果と一致するかどうかを判定す
る。認証結果が一致しない場合、呼切断復旧の規定に従
って呼解放手順を開始する。認証結果が一致する場合、
ハンドオーバを継続する。 (3)RT機能要求(RT) RT機能要求を行うことを指示されたユーザーは、機能
要求メッセージ(RT)によって、RT機能を網に要求
する。受け付けられたRT機能は、機能要求応答メッセ
ージ(RT)によってユーザーに通知される。 (4)秘匿鍵設定(RT) ユーザーは、秘匿鍵設定メッセージ(RT)によって秘
匿鍵を網に伝える。 (5)MM機能要求(MM) MM機能要求を行うことを指示されたユーザーは、機能
要求メッセージ(MM)によって、MM機能を網に要求
する。受け付けられたMM機能は、機能要求応答メッセ
ージ(MM)によってユーザーに通知される。 (6)応答通知(CC) 網は、再発呼型ハンドオーバが受け付けられたことの表
示を受信すると、応答メッセージ(ファシリティ:ハン
ドオーバ)(CC)をユーザーに送信する。応答メッセ
ージ(ファシリティ:ハンドオーバ)(CC)を受信し
たユーザーは、ハンドオーバを正常終了し、通信中に遷
移する。
【0025】また、通信装置1aは、上述したようなハ
ンドオーバ動作の実行時の基地局の変更ができなかった
ときには、元の基地局との間にチャネル接続を戻す、い
わゆる切り戻り動作を実行する。また、通信装置1a
は、キャリア周波数やスロットのみを変更して同一基地
局との間でチャネルを切替えてもかまわない。なお、P
HS通信方式に関する通信手順の詳細は、たとえば「第
2世代コードレス電話システム 標準規格 RCR−S
TD28」(財団法人 電波システム開発センター発
行)に記載されている。
【0026】また、本形態の通信装置1aでは、上述し
たような手順で通信を行うPHS通信方式に限らず、一
般的な携帯電話システムで用いられる通信方式を採用し
てもかまわない。ただし本形態の通信装置1aは、ハン
ドオーバ動作や切り戻り動作などのチャネルの切替え動
作、または同一基地局との間でのチャネルの切替え動作
などの、一時的に画像データの送受信が不可能となるよ
うな通信方式を採用する場合において、優れた効果が得
られる。
【0027】(実施例1)図4は、実施例1である通信
装置1aの画像データ送信時の動作を示すフローチャー
トである。
【0028】ステップa1では、FAX部4aがファク
シミリ通信機能を実行し、画像データの送信が開始され
たかどうかを、FAX制御手段9が判断する。画像デー
タの送信が開始されたと判断されると、ステップa2に
移る。
【0029】ステップa2では、識別手段7が、通信中
チャネルの切替え手順の実行が開始されたかどうかを判
断する。データ送信中に通信装置1aが移動して、通信
装置1aと基地局との間の距離が長くなり、信号レベル
の低下などの受信信号の品質が劣化すると、図3で説明
したようなハンドオーバ動作によって、通信装置1aは
基地局を変更し、通信チャネルを切替える。たとえば、
通信装置1aが呼設定メッセージ(CC)を基地局に転
送することに基づいて、ハンドオーバー動作が開始され
たと判断される。チャネルの切替え手順の実行が開始さ
れたと判断されると、ステップa3に進み、開始されて
いないと判断されると、ステップa7に進む。ステップ
a7では、画像データの送信が終了したかどうかが判断
される。終了したと判断されると、ステップa1に戻
り、終了していないと判断されると、ステップa2に戻
る。
【0030】ステップa3では、チャネルの切替えが開
始されたことを認識したFIL付加手段10が、1ライ
ン(走査線)分の画像データの伝送時間tが予め定めら
れる許容範囲(最大伝送時間Tm)以内であるかどうか
を判断する。許容範囲以内であると判断されると、ステ
ップa4に進み、FIL付加手段10が、1ライン分の
画像データの末尾にFIL信号を付加する。さらにステ
ップa6に進み、識別手段7が、通信中チャネルの切替
え手順の実行が終了されたかどうかを判断する。たとえ
ば、基地局が応答メッセージ(CC)を通信装置1aに
送信し、当該応答メッセージ(CC)を受信することに
基づいて、ハンドオーバー動作が終了されたと判断す
る。チャネルの切替え手順の実行が終了されたと判断す
ると、ステップa2に戻り、終了されていないと判断さ
れると、ステップa3に戻る。
【0031】FIL信号が付加されて伝送時間tが最大
伝送時間Tmを越え、ステップa3で許容範囲以内では
ないと判断されると、ステップa5に進み、FIL信号
が付加された1ライン分の画像データが送信される。
【0032】図5は、実施例1において送信される画像
データ21の構成を示す図である。画像データ21は、
複数のラインデータ25a,25bから成り、1ライン
データ25a,25bは、少なくともラインの終端を示
すEOL信号22と、DATA信号23とを含んで構成
される。1つのラインデータ25a,25bに関して、
1ラインデータの伝送時間tは、必ず1ライン(走査
線)当たりの最大伝送時間Tm、たとえば5秒以内に設
定される。また一般に、前記伝送時間tが、符号化され
た1ライン(走査線)当たりの走査線最小伝送時間Tに
満たないときには、伝送時間tが走査線最小伝送時間T
以上となるように、FIL信号24が付加される。FI
L信号とは、走査線最小伝送時間Tを保障するための信
号であり、1ラインデータの末尾に、すなわち次のライ
ンデータのEOL信号22の直前に付加される。画像デ
ータを受信する端末装置は、次のライン分のデータが受
信可能となるまでにある程度の期間が必要であり、FI
L信号はこのような次のライン分のデータが受信可能と
なるまでに必要な期間を形成するための疑似的な信号で
ある。前記期間は、たとえば1ライン分のデータを印字
する時間よりも1ライン分のデータを受信する時間の方
が短い場合、装置内に蓄積されるデータ量が増加してゆ
き、印字が間に合わなくなってしまうので、必要とな
る。このような画像データの構成は、ファクシミリ通信
に関するCCITT(国際電信電話諮問委員会)で定め
られたT4勧告に従うものである。
【0033】実施例1では、通常のファクシミリ通信時
にも、伝送時間tが走査線最小伝送時間T以上となるよ
うに付加される疑似的な信号であるFIL信号が、通信
チャネルの切替え手順の実行期間中に1ライン分の画像
データの末尾に付加されて、送信される。FIL信号
は、最大伝送時間Tmとなるまで付加することが可能で
ある。FIL信号が付加された画像データを受信した相
手側端末装置は、従来技術と同じように動作し、次のラ
イン分のデータが受信可能となるまでに必要な期間を形
成する。すなわち、この間に受信側端末装置は受信動作
以外何ら動作を実行しない。このように通信チャネルの
切替え手順実行期間中には、FIL信号を付加して伝送
時間tの時間を稼ぐようにしているので、当該期間中に
送信される本来の画像データを少なくすることができ
る。
【0034】したがって、画像データの送受信が不可能
な前記期間中の、画像データの欠落が低減し、受信側端
末装置が印画出力する画像の品位が向上する。なお実施
例1の通信装置1aは、比較手段8と連続送信手段11
とを除外して構成してもかまわない。
【0035】(実施例2)図6は、実施例2である通信
装置1aの画像データ送信時の動作を示すフローチャー
トである。本フローチャートは、図4に示される実施例
1のフローチャートのステップa3,a4,a5に代わ
って、ステップa8を追加したものであり、追加したス
テップa8についてのみ説明する。
【0036】ステップa2で、識別手段7が、通信中チ
ャネルの切替え手順の実行が開始されたかどうかを判断
し、チャネルの切替え手順の実行が開始されたと判断さ
れたステップa8では、連続送信手段11が、1ライン
分前の画像データを連続して繰り返し送信する。さらに
ステップa6に進み、識別手段7が、通信中チャネルの
切替え手順の実行が終了されたかどうかを判断する。チ
ャネルの切替え手順の実行が終了されたと判断すると、
ステップa2に戻り、終了されていないと判断される
と、ステップa8に戻る。
【0037】以上のように実施例2では、通信チャネル
の切替え手順の実行期間中には、1ライン分前の画像デ
ータが連続して繰り返し送信される。このようにして繰
り返し送信される同じ画像データを受信した受信側端末
装置は、同じ画像データを繰り返して印画出力すること
となるけれども、通信チャネルの切替手順の実行期間中
はデータが相手側端末装置に届かない状況にあるので、
実際には画像データは受信されておらず、画像は印画出
力されない。このように、前記期間中には、同じ画像デ
ータを繰り返し送信して伝送時間tの時間を稼ぐように
しているので、前記期間中に送出される新たな画像デー
タを少なくすることができる。
【0038】したがって、画像データの送受信が不可能
な前記期間中の、画像データの欠落が低減する。なお実
施例2の通信装置1aは、比較手段8を除外して構成し
てもかまわない。
【0039】(実施例3)図7は、実施例3である通信
装置1aの画像データ送信時の動作を示すフローチャー
トである。本フローチャートは、図4に示される実施例
1のフローチャートのステップa2に代わって、ステッ
プa9を追加し、ステップa6を削除したものである。
【0040】ステップa1で画像データの送信が開始さ
れたと判断されるたステップa9では、比較手段8が、
ビットエラーレート値が予め定める閾値よりも大きいか
どうかを判断する。大きいと判断されると、ステップa
3に進み、大きくないと判断されると、ステップa7に
進む。ステップa4,a5の処理が終了すると、ステッ
プa9に戻る。
【0041】実施例3では、画像データの通信が不可能
な期間の判断が、チャネルの切替えに代わって、ビット
エラーレート値と予め定める閾値との関係によって判断
される。ビットエラーレート値とは、送受信されるデー
タビットの「0」/「1」が通信途中で誤って伝送され
る割合を示す。当該値は、予め定められる一定期間中の
全ビットの内のエラービット数を求めることによって得
られる。前記予め定められる一定期間は、いくらであっ
てもよく、たとえば1秒や10秒であってもかまわな
い。
【0042】したがって、チャネル上のビットエラーレ
ート値が大きく、画像データの通信が不可能である期間
中には、前記実施例1と同様にして、FIL信号が1ラ
インの画像データに付加されて、送信される。このよう
にして伝送時間tの時間を稼ぐようにしているので、ビ
ットエラーレート値が大きい期間に送信される画像デー
タを少なくすることができる。このため、前記期間中
の、画像データの欠落が低減し、印画出力される画像デ
ータ品位が向上する。なお実施例3の通信装置1aは、
識別手段7と連続送信手段11とを除外して構成しても
かまわない。
【0043】(実施例4)図8は、実施例4である通信
装置1aの画像データ送信時の動作を示すフローチャー
トである。本フローチャートは、図6に示される実施例
2のフローチャートのステップa2に代わって、ステッ
プa9を追加し、ステップa6を削除したものである。
【0044】ステップa1で画像データの送信が開始さ
れたと判断されるたステップa9では、比較手段8が、
ビットエラーレート値が予め定める閾値よりも大きいか
どうかを判断する。大きいと判断されると、ステップa
8に進み、大きくないと判断されると、ステップa7に
進む。ステップa8の処理が終了すると、ステップa9
に戻る。
【0045】以上のように実施例4では、画像データの
通信が不可能な期間の判断が、ビットエラーレート値と
予め定める閾値との関係によって判断され、チャネル上
のビットエラーレート値が大きく、画像データの通信が
不可能である期間中には、前記実施例2と同様にして、
1ライン分前の画像データが連続して繰り返し送信され
る。このようにビットエラーレート値が大きい期間中に
は、同じ画像データを繰り返し送信して伝送時間tの時
間を稼ぐようにしているので、当該期間中に送信される
新たな画像データを少なくすることができる。
【0046】したがって、ビットエラーレート値が大き
く、通信が不可能な前記期間中の、画像データの欠落が
低減する。なお実施例4の通信装置1aは、識別手段7
を除外して構成してもかまわない。
【0047】また、通信装置1aにおいて、実施例1と
実施例3とを組合わせて、通信チャネルの切替え手順の
実行期間中およびビットエラーレート値の大きい期間中
に、FIL信号を付加するようにしてもかまわない。さ
らに、実施例2と実施例3とを組合わせて、通信チャネ
ルの切替え手順の実行期間中およびビットエラーレート
値の大きい期間中に、画像データを連続して繰り返し送
信するようにしてもかまわない。
【0048】図9は、本発明の実施の他の形態である通
信装置1bの電気的構成を示すブロック図である。前記
通信装置1aと同様にして構成される手段には同じ参照
符を付して示す。通信装置1bは、無線部2、電話部3
およびファクシミリ(FAX)部4bを含んで構成され
る。通信装置1bは、通信装置1aと同様に、無線方式
を用いて通信を行う携帯型移動端末装置などで実現さ
れ、無線部2はアンテナ5を介して基地局との間で信号
の送受信を行う。
【0049】電話機能を実行する電話部3は、前記通信
装置1aの電話部と同様に、電話制御手段6、識別手段
7および比較手段8を含んで構成される。
【0050】ファクシミリ通信機能を実行するFAX部
4bは、FAX制御手段9、破棄手段12、無効化手段
13および設定手段14を含んで構成される。破棄手段
12は、受信した画像データを破棄する。
【0051】無効化手段13は、受信エラー検出用タイ
マの計測動作を無効化する。FAX部4bが通常有する
受信エラー検出用タイマには、予め定められる期間が設
定されている。通信装置1bは画像データの受信時にお
いて、画像データと認識できる信号が前記期間得られな
かったときには、チャネルに異常が発生したと判断し
て、通信を中断する手順を実行する。
【0052】設定手段14は、モデム内に設けられる適
応等化器の設定値の更新の禁止を設定する。モデムは、
受信した画像データを復調し、送信する画像データを変
調し、さらに通信制御手順における各種の手順信号を送
出する。このようなモデムは、通常FAX部4bが有す
る。モデム内部には、チャネル上で発生する歪み信号を
時間とともに変化する設定値に基づいて取り除くため
に、前記適応等化器が設けられている。
【0053】FAX制御手段9は、ファクシミリ通信機
能の実行動作を制御するとともに、このような破棄手段
12、無効化手段13および設定手段14を電話部3か
らの受信信号に基づいて制御して、ファクシミリ受信時
の動作を制御する。
【0054】(実施例5)図10は、実施例5である通
信装置1bの画像データ受信時の動作を示すフローチャ
ートである。
【0055】ステップb1では、FAX部4bがファク
シミリ通信機能を実行し、画像データの受信が開始され
たかどうかを、FAX制御手段9が判断する。画像デー
タの受信が開始されたと判断されると、ステップb2に
移る。
【0056】ステップb2では、識別手段7が、通信中
チャネルの切替え手順の実行が開始されたかどうかを判
断する。データ受信中に通信装置1bが移動して、通信
装置1bと基地局との間の距離が長くなり、信号レベル
の低下などの受信信号の品質が劣化すると、図3で説明
したような手順のハンドオーバ動作によって、通信装置
1bは基地局を変更し、通信チャネルを切替える。たと
えば、通信装置1bが呼設定メッセージ(CC)を網に
転送することに基づいて、ハンドオーバ動作が開始され
たと判断される。チャネルの切替え手順の実行が開始さ
れたと判断されると、ステップb3に進み、開始されて
いないと判断されると、ステップb5に進む。ステップ
b5では、画像データの受信が終了したかどうかが判断
される。終了したと判断されると、ステップb1に戻
り、終了していないと判断されると、ステップb2に戻
る。
【0057】ステップb3では、チャネルの切替え手順
の実行が開始されたことを認識した破棄手段12が、チ
ャネル切替え手順の実行期間中に受信した画像データを
破棄する。さらにステップb4に進み、識別手段7が、
通信中チャネルの切替え手順の実行が終了されたかどう
かを判断する。たとえば、基地局が応答メッセージ(C
C)を通信装置1bに送信し、当該応答メッセージ(C
C)を受信することに基づいて、ハンドオーバ動作が終
了したと判断する。チャネルの切替え手順の実行が終了
されたと判断すると、ステップb2に戻り、終了されて
いないと判断されると、ステップb3に戻る。
【0058】実施例5では、画像データの通信が不可能
なチャネルの切替え手順の実行中に、受信した画像デー
タを破棄するようにしているので、当該期間中に受信し
た画像データ以外の信号を、画像データと見なして伸長
処理を行ってしまい、受信エラーが発生することを低減
することができる。また、画像データ以外の信号を画像
データであると見なして印画出力することがなくなり、
出力される画像の品位が向上する。なお実施例5の通信
装置1bは、比較手段8と無効化手段13と設定手段1
4とを除外して構成してもかまわない。
【0059】(実施例6)図11は、実施例6である通
信装置1bの画像データ受信時の動作を示すフローチャ
ートである。本フローチャートは、図10に示される実
施例5のフローチャートのステップb3に代わって、ス
テップb6を追加したものであり、追加したステップb
6についてのみ説明する。
【0060】ステップb2で、識別手段7が、通信中チ
ャネルの切替え手順の実行が開始されたと判断されたス
テップb6では、無効化手段13が、受信エラー検出用
タイマの計測動作を無効化する。さらにステップb4に
進み、識別手段7が、通信中チャネルの切替え手順の実
行が終了されたかどうかを判断する。前記タイマの計測
動作は、チャネルの切替え手順が実行されている期間の
み無効化される。すなわちチャネルの切替え手順の実行
が終了すると、有効となる。
【0061】以上のように実施例6では、画像データの
通信が不可能なチャネルの切替え手順の実行期間中に、
受信エラー検出用タイマを無効化するようにしているの
で、当該期間中に受信した信号が、画像データではない
と判断されて通信が中断してしまうことを防止すること
ができる。なお実施例6の通信装置1bは、比較手段8
と破棄手段12と設定手段14とを除外して構成しても
かまわない。
【0062】(実施例7)図12は、実施例7である通
信装置1bの画像データ受信時の動作を示すフローチャ
ートである。本フローチャートは、図10に示される実
施例5のフローチャートのステップb3に代わって、ス
テップb7を追加したものであり、追加したステップb
7についてのみ説明する。
【0063】ステップb2で、識別手段7が、通信中チ
ャネルの切替え手順の実行が開始されたと判断されたス
テップb7では、設定手段14が、FAX部4bが有す
るモデム内の適応等化器の設定値を固定して、設定値の
更新を禁止する。さらにステップb4に進み、識別手段
7が、通信中チャネルの切替え手順の実行が終了された
かどうかを判断する。
【0064】前記適応等化器は、前記通信チャネルの切
替えやチャネル状況などによって信号レベルが一時的に
悪化した場合であっても、自動的にその状況にあわせて
動作し、チャネル上で発生する歪み信号を除去する。前
記通信チャネルの切替え中には、このような適応等化器
を動作させる必要はなく、またたとえば通信チャネルの
切替え手順の実行が終了して無線通信の状況が復帰した
ときに、復帰した状況に追随することができなくなる場
合がある。
【0065】上述した実施例7では、画像データの通信
が不可能なチャネルの切替え手順の実行中には、モデム
内の適応等化器の設定値の更新を禁止するようにしてい
るので、上述したような不都合の発生が低減される。な
お実施例7の通信装置1bは、比較手段8と破棄手段1
2と無効化手段13とを除外して構成してもかまわな
い。
【0066】(実施例8)図13は、実施例8である通
信装置1bの画像データ受信時の動作を示すフローチャ
ートである。本フローチャートは、図10に示される実
施例5のフローチャートのステップb2に代わって、ス
テップb8を追加し、ステップb4を削除したものであ
る。
【0067】ステップb1で画像データの受信が開始さ
れたと判断されたステップb8では、比較手段8が、ビ
ットエラーレート値が予め定める閾値よりも大きいかど
うかを判断する。大きいと判断されると、ステップb3
に進み、大きくないと判断されると、ステップb5に進
む。ステップb3の処理が終了すると、ステップb8に
戻る。
【0068】実施例8では、画像データの通信が不可能
な期間の判断が、ビットエラーレート値と予め定める閾
値との関係によって判断される。したがって、ビットエ
ラーレート値が大きく、画像データの通信が不可能であ
る期間中に、前記実施例5と同様にして、受信した画像
データを破棄するようにしているので、当該期間中に受
信した画像データ以外の信号を、画像データと見なして
伸長処理を行ってしまい、受信エラーが発生することを
低減することができる。また、画像データ以外の信号を
画像データであると見なして、印画出力することがなく
なり、出力される画像の品位が向上する。なお実施例8
の通信装置1bは、識別手段7と無効化手段13と設定
手段14とを除外して構成してもかまわない。
【0069】(実施例9)図14は、実施例9である通
信装置1bの画像データ受信時の動作を示すフローチャ
ートである。本フローチャートは、図11に示される実
施例6のフローチャートのステップb2に代わって、ス
テップb8を追加し、ステップb4を削除したものであ
る。
【0070】ステップb1で画像データの受信が開始さ
れたと判断されたステップb8では、比較手段8が、ビ
ットエラーレート値が予め定める閾値よりも大きいかど
うかを判断する。大きいと判断されると、ステップb6
に進み、大きくないと判断されると、ステップb5に進
む。ステップb6の処理が終了すると、ステップb8に
戻る。
【0071】以上のように実施例9では、画像データの
通信が不可能な期間の判断が、ビットエラーレート値と
予め定める閾値との関係によって判断され、ビットエラ
ーレート値が大きく、画像データの通信が不可能である
期間中に、前記実施例6と同様にして、受信エラー検出
用タイマを無効化するようにしているので、当該期間中
に受信した信号が、画像データではないと判断されて通
信が中断してしまうことを防止することができる。なお
実施例9の通信装置1bは、識別手段7と破棄手段12
と設定手段14とを除外して構成してもかまわない。
【0072】(実施例10)図15は、実施例10であ
る通信装置1bの画像データ受信時の動作を示すフロー
チャートである。本フローチャートは、図12に示され
る実施例7のフローチャートのステップb2に代わっ
て、ステップb8を追加し、ステップb4を削除したも
のである。
【0073】ステップb1で画像データの受信が開始さ
れたと判断されたステップb8では、比較手段8が、ビ
ットエラーレート値が予め定める閾値よりも大きいかど
うかを判断する。大きいと判断されると、ステップb7
に進み、大きくないと判断されると、ステップb5に進
む。ステップb7の処理が終了すると、ステップb8に
戻る。
【0074】以上のように実施例10では、画像データ
の通信が不可能な期間の判断が、ビットエラーレート値
と予め定める閾値との関係によって判断され、ビットエ
ラーレート値が大きく、画像データの通信が不可能であ
る期間中に、モデム内の適応等化器の設定値の更新を禁
止するようにしているので、前記実施例7で説明したよ
うな不都合の発生が低減される。なお実施例10の通信
装置1bは、識別手段7と破棄手段12と無効化手段1
3とを除外して構成してもかまわない。
【0075】また、通信装置1bにおいて、実施例5と
実施例8とを組合わせて、通信チャネルの切替え手順の
実行期間中およびビットエラーレート値が大きい期間中
に、画像データを破棄するようにしてもかまわない。ま
た、実施例6と実施例9とを組合わせてもかまわない。
さらに、実施例7と実施例10とを組合わせてもかまわ
ない。さらに、通信装置1aと通信装置1bとを組合わ
せて実現してもかまわない。
【0076】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、チャネル
の切替え手順が終了するまで、疑似信号を付加して画像
データの伝送期間の時間を稼ぐようにしているので、当
該手順の実行期間中に送信される画像データを少なくす
ることができる。このため、画像データの送受信が不可
能な前記期間中の画像データの欠落が低減し、印画出力
される画像の品位が向上する。
【0077】また本発明によれば、チャネルの切替え手
順が終了するまで、当該手順の実行期間中に送信される
1ライン分の画像データを連続して繰り返して送信する
ようにして、伝送期間の時間を稼ぐようにしているの
で、前記期間中に送出される新たな画像データを少なく
することができ、画像データの欠落が低減する。
【0078】また本発明によれば、チャネル上で発生す
るビットエラーの発生割合が予め定める閾値を越えてい
る期間中に送信される1ライン分の画像データの末尾に
は、疑似信号を付加するようにしているので、ビットエ
ラーレート値が大きく、画像データの通信が不可能であ
るときに、送信される画像データを少なくすることがで
きる。このため、前記期間中の画像データの欠落が低減
し、印画出力される画像の品位が向上する。
【0079】また本発明によれば、ビットエラーの発生
割合が予め定める閾値を越えている期間中に送信される
1ライン分の画像データを連続して繰り返し送信するよ
うにして、伝送期間の時間を稼ぐようにしているので、
画像データの通信が不可能な前記期間中に送出される新
たな画像データを少なくすることができ、画像データの
欠落が低減する。
【0080】また本発明によれば、チャネルの切替え手
順が終了するまで、当該手順の実行期間中に受信した画
像データを破棄するようにしているので、画像データの
通信が不可能なチャネルの切替え手順の実行期間中に受
信した画像データ以外の信号を、画像データであると見
なして印画出力することがなくなり、出力される画像の
品位が向上する。
【0081】また本発明によれば、チャネルの切替え手
順が終了するまで、所定の条件を満たさないことによっ
て通信の中断手順を実行するための、計測手段の計測動
作を無効とするようにしているので、チャネルの切替え
手順の実行期間中に受信した信号が画像データではない
と判断されて通信が中断してしまうことを防止すること
ができる。
【0082】また本発明によれば、チャネルの切替え手
順が終了するまで、適応等化器の設定値を固定するよう
にしているので、通信チャネルの切替え手順が終了して
無線通信の状況が復帰したときに、適応等化器が復帰し
た状況に容易に追随することができる。
【0083】また本発明によれば、ビットエラーの発生
割合が予め定める閾値を越えている期間中に受信した画
像データを破棄するようにしているので、画像データの
通信が不可能な前記期間中に受信した画像データ以外の
信号を、画像データであると見なして印画出力すること
がなくなり、出力される画像の品位が向上する。
【0084】また本発明によれば、ビットエラーの発生
割合が予め定める閾値を越えている期間には、受信エラ
ー検出用計測手段の計測動作を無効とするようにしてい
るので、前記期間中に受信した信号が画像データではな
いと判断されて、通信が中断してしまうことを防止する
ことができる。
【0085】また本発明によれば、ビットエラーの発生
割合が予め定める閾値を越えている期間には、適応等化
器の設定値を固定するようにしているので、無線通信の
状況が復帰したときに、適応等化器が復帰した状況に容
易に追随することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である通信装置1aの電
気的構成を示すブロック図である。
【図2】PHS通信方式における一括発信時の手順を示
す図である。
【図3】PHS通信方式における他の網への通信中チャ
ネルの切替え手順の一例であるハンドオーバ動作を示す
図である。
【図4】実施例1である通信装置1aの画像データ送信
時の動作を示すフローチャートである。
【図5】実施例1の手順に従って送信される画像データ
21の構成を示す図である。
【図6】実施例2である通信装置1aの画像データ送信
時の動作を示すフローチャートである。
【図7】実施例3である通信装置1aの画像データ送信
時の動作を示すフローチャートである。
【図8】実施例4である通信装置1aの画像データ送信
時の動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の他の形態である通信装置1bの
電気的構成を示すブロック図である。
【図10】実施例5である通信装置1bの画像データ受
信時の動作を示すフローチャートである。
【図11】実施例6である通信装置1bの画像データ受
信時の動作を示すフローチャートである。
【図12】実施例7である通信装置1bの画像データ受
信時の動作を示すフローチャートである。
【図13】実施例8である通信装置1bの画像データ受
信時の動作を示すフローチャートである。
【図14】実施例9である通信装置1bの画像データ受
信時の動作を示すフローチャートである。
【図15】実施例10である通信装置1bの画像データ
受信時の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1a,1b 通信装置 2 無線部 3 電話部 4a,4b ファクシミリ(FAX)部 5 アンテナ 6 電話制御手段 7 識別手段 8 比較手段 9 ファクシミリ(FAX)制御手段 10 FIL付加手段 11 連続送信手段 12 破棄手段 13 無効化手段 14 設定手段 21 画像データ 22 EOL信号 23 DATA信号 24 FIL信号 25a,25b 1ラインデータ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の手順に従ってチャネルを確立した
    基地局との間で無線通信を行い、当該基地局との間で送
    受信される信号レベルが劣化すると、所定の通信チャネ
    ルの切替え手順を実行し、デジタル/アナログ変換した
    アナログ画像データの送受信機能を備える通信装置にお
    いて、 画像データの送信機能を実行しているときに、チャネル
    の切替え手順が実行されたことを識別する送信時チャネ
    ル切替識別手段と、 前記送信時チャネル切替識別手段の出力に応答して、チ
    ャネルの切替え手順が終了するまで、当該手順の実行期
    間中に送信される1ライン分の画像データの末尾に疑似
    信号を付加する疑似信号付加手段とを含むことを特徴と
    する通信装置。
  2. 【請求項2】 前記疑似信号付加手段に代わって、前記
    送信時チャネル切替識別手段の出力に応答して、チャネ
    ルの切替え手順が終了するまで、当該手順の実行期間中
    に送信される1ライン分の画像データを連続して繰り返
    し送信する連続送信手段を含むことを特徴とする請求項
    1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 所定の手順に従ってチャネルを確立した
    基地局との間で無線通信を行い、デジタル/アナログ変
    換したアナログ画像データの送受信機能を備える通信装
    置において、 画像データの送信機能を実行しているときに、チャネル
    上で発生するビットエラーの発生割合と予め定める閾値
    とを比較する送信時エラー発生割合比較手段と、 前記送信時エラー発生割合比較手段の出力に応答して、
    ビットエラーの発生割合が前記予め定める閾値を越えて
    いる期間中に送信される1ライン分の画像データの末尾
    に疑似信号を付加する疑似信号付加手段とを含むことを
    特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 前記疑似信号付加手段に代わって、前記
    送信時エラー発生割合比較手段の出力に応答して、ビッ
    トエラーの発生割合が前記予め定める閾値を越えている
    期間中に送信される1ライン分の画像データを連続して
    繰り返し送信する連続送信手段を含むことを特徴とする
    請求項3記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 所定の手順に従ってチャネルを確立した
    基地局との間で無線通信を行い、当該基地局との間で送
    受信される信号レベルが劣化すると、所定の通信チャネ
    ルの切替え手順を実行し、デジタル/アナログ変換した
    アナログ画像データの送受信機能を備える通信装置にお
    いて、 画像データの受信機能を実行しているときに、チャネル
    の切替え手順が実行されたことを識別する受信時チャネ
    ル切替識別手段と、 前記受信時チャネル切替識別手段の出力に応答して、チ
    ャネルの切替え手順が終了するまで、当該手順の実行期
    間中に受信した画像データを破棄する破棄手段とを含む
    ことを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】 前記通信装置は、画像データとして認識
    できる信号が、受信エラー検出用計測手段に設定される
    予め定められる期間中に受信されなかったときには、所
    定の通信の中断手順を実行し、 前記破棄手段に代わって、前記受信時チャネル切替識別
    手段の出力に応答して、チャネルの切替え手順が終了す
    るまで、前記計測手段の計測動作を無効化する無効化手
    段を含むことを特徴とする請求項5記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 前記通信装置は、時間軸で可変の設定値
    に基づいてチャネル上で発生する歪み信号を除去する適
    応等化器をさらに有し、 前記破棄手段に代わって、前記受信時チャネル切替識別
    手段の出力に応答して、チャネルの切替え手順が終了す
    るまで、前記適応等化器の設定値を固定する設定手段を
    含むことを特徴とする請求項5記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 所定の手順に従ってチャネルを確立した
    基地局との間で無線通信を行い、デジタル/アナログ変
    換したアナログ画像データの送受信機能を備える通信装
    置において、 画像データの受信機能を実行しているときに、チャネル
    上で発生するビットエラーの発生割合と、予め定める閾
    値とを比較する受信時エラー発生割合比較手段と、 前記受信時エラー発生割合比較手段の出力に応答して、
    ビットエラーの発生割合が前記予め定める閾値を越えて
    いる期間中に受信した画像データを破棄する破棄手段と
    を含むことを特徴とする通信装置。
  9. 【請求項9】 前記通信装置は、画像データとして認識
    できる信号が、受信エラー検出用計測手段に設定される
    予め定められる期間中に受信されなかったときには、所
    定の通信の中断手順を実行し、 前記破棄手段に代わって、前記受信時エラー発生割合比
    較手段の出力に応答して、ビットエラーの発生割合が予
    め定める閾値を越えている期間中には、前記計測手段の
    計測動作を無効化する無効化手段を含むことを特徴とす
    る請求項8記載の通信装置。
  10. 【請求項10】 前記通信装置は、時間軸で可変の設定
    値に基づいてチャネル上で発生する歪み信号を除去する
    適応等化器をさらに有し、 前記破棄手段に代わって、前記受信時エラー発生割合比
    較手段の出力に応答して、ビットエラーの発生割合が予
    め定める閾値を越えている期間中には、前記適応等化器
    の設定値を固定する設定手段を含むことを特徴とする請
    求項8記載の通信装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011504313A (ja) * 2007-10-26 2011-02-03 シェラキ、ジャン 既存のデジタル音声転送プロトコルを用いてマルチメディアコンテンツを転送する方法およびシステム
JP2017525307A (ja) * 2014-05-30 2017-08-31 アルカテル−ルーセント データレートの変更中に信号送信を制御するための方法および装置

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