JPH09199571A - カセット移載装置 - Google Patents

カセット移載装置

Info

Publication number
JPH09199571A
JPH09199571A JP2467196A JP2467196A JPH09199571A JP H09199571 A JPH09199571 A JP H09199571A JP 2467196 A JP2467196 A JP 2467196A JP 2467196 A JP2467196 A JP 2467196A JP H09199571 A JPH09199571 A JP H09199571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
shelf
transfer device
holding means
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2467196A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Nakagawa
均 中川
Mitsuhiro Oshima
光洋 尾島
Satoshi Kakizaki
智 柿崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
Priority to JP2467196A priority Critical patent/JPH09199571A/ja
Publication of JPH09199571A publication Critical patent/JPH09199571A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者の高度な熟練を必要とせず、成膜装置
のカセット移載装置を常に一定の精度をもって迅速にテ
ィーチングさせる。 【解決手段】 カセット載置板51を移動させるロボッ
トアーム52等の駆動手段を装置コントローラ13及び
外部端末14により制御して、カセット棚2、3に対し
てカセット11を移載するカセット移載装置5におい
て、カセット載置板51をカセット棚の支柱21、31
に沿う方向に移動させて載置板51に設けられたセンサ
6より当該方向でのカセット棚の棚板22、32の位置
を検知し、また、カセット載置板51を棚板22、32
に沿う方向に移動させてセンサ6により当該方向での棚
板の所定位置を検知した後、当該所定位置における棚板
22、32とカセット載置板51との離間距離をセンサ
6によって検知し、外部端末14に付随するメモリ9に
センサ6によって検知した各位置情報を記憶保持させ
て、当該位置情報を以後の駆動手段の制御に用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造等にお
いて基板を収容するカセットをカセット棚に位置精度よ
く移載するカセット移載装置に関し、特に、当該移載装
置の動作を自動的にティーチングする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体や液晶等を製造する成膜装置で
は、半導体基板やガラス基板といった処理対象の基板に
所定の成膜を行うが、成膜処理を行う炉に基板を供給し
或いは炉から基板を回収するに際しては、清浄性を保持
するとともに搬送処理を容易化する等のために複数枚の
基板をカセットに収容して搬送している。図10には、
基板をカセットに収容して搬送する成膜装置の一例とし
て縦型拡散・CVD装置10を示してある。
【0003】この縦型拡散・CVD装置10は、反応炉
を構成するボート1と、反応炉の側部に併設されたカセ
ット棚2と、カセット棚2の上部に併設されたバッファ
用のカセット棚3と、カセット棚に載置されたカセット
(図示せず)とボート1との間で基板を移載する基板移
載装置4と、カセット棚2とバッファカセット棚3(更
には、これらと図外のカセット搬送装置)との間でカセ
ットを移載するカセット移載装置5とを備えている。な
お、反応炉は、多数枚の基板を縦方向に整列させて保持
するボート1と、当該ボートを収容する反応管(図示せ
ず)とから構成されており、ボート1を反応管から引き
出した状態で基板移載装置4による移載処理がなされ
る。
【0004】基板移載装置4は、ツィーザ41を水平回
転させるユニット44と、ユニット42を支持してカセ
ット棚2とボート1との間で往復移動させる第1テーブ
ル43と、第1テーブル43を支持して昇降移動させる
昇降ユニット45とを備える。カセット棚2が左右に動
き、基板を保持するツィーザ41が前後、上下に移動
し、カセット棚22とボート1との間で基板の移載を行
う。
【0005】カセット移載装置5は、カセットを載置保
持するカセット載置板51と、載置板51を先端部で支
持する3関節式のロボットアーム52と、ロボットアー
ム52の基端を支持する昇降ユニット53と、昇降ユニ
ット53の昇降移動を案内する垂直ガイド54と、垂直
ガイド54の左右方向への移動を案内する水平ガイド5
5と、を備えている。そして、昇降ユニット53の垂直
ガイド54に沿ったカセット棚2とバッファカセット棚
3との間での昇降及び水平ガイド55に沿った左右への
移動、更には、ロボットアーム52の伸縮動による載置
板51の前後及び左右への移動によって、載置板51上
からカセット棚2(3)へのカセットの受け渡し或いは
カセット棚2(3)から載置板51上へのカセットの受
け渡しを行う。なお、カセット棚2やバッファ用カセッ
ト棚3は支柱21、31に棚板22、32を横架した構
造となっており、一対の支柱21、31で仕切られた棚
板22、32上にそれぞれカセットが載置される。
【0006】ここで、基板移載装置4による基板の移載
処理を正確に行わせ、カセット移載装置5によるカセッ
トの移載処理を正確に行わせる等のために、カセットは
棚板22、23上の所定の位置に常に正確に載置する必
要がある。すなわち、カセット移載装置5を側面視で表
す図11及び平面視で表す図12に示すように、ロボッ
トアーム52及び昇降ユニット53並びに垂直ガイド5
4を正確に駆動して、上下方向(CZ軸方向)、左右方
向(CS軸方向)及び前後方向(CX軸方向)へカセッ
ト載置板51を正確に位置決め移動させ、カセット11
をカセット棚2(3)及び載置板51上に正確に載置さ
せる必要がある。なお、カセット11はその開口を基板
移載装置4側に向けて棚板22上に載置され、基板搬送
装置4による基板12の移載を可能ならしめている。ま
た、図11にはカセット移載装置5の異なる動作状態を
示すために仮想的に上下2つのカセット移載装置を図示
してあり、図12にはそれぞれ載置板51を有した2つ
のロボットアーム52が昇降ユニット53上に設けられ
ている例を示してある。
【0007】縦型拡散・CVD装置10を実稼動させて
いるときには、カセット移載装置5は図13に示すよう
に縦型拡散・CVD装置10に付設された装置コントロ
ーラ13によって制御され、上記のようにカセット棚2
(3)に対してカセット11を正確に移載する処理を行
う。しかしながら、カセット移載装置5を初期設定する
場合等においては、カセット11の正確な移載処理を行
わせるためのティーチングを行わなければならない。こ
のため、外部ターミナル(パーソナルコンピュータ等)
14を用いて装置コントローラ13に動作命令を入力し
て、作業者が正確な移載動作がなされているかを目視で
確認しつつカセット移載装置5により移載動作をさせ、
装置コントローラ13からターミナル14が移載動作中
における載置板51のポジション値を受け取り、カセッ
ト11をカセット棚2(3)に正確に載置することがで
きた時点で位置情報をターミナル14から装置コントロ
ーラ13のメモリに書き込み、以後の実稼動において装
置コントローラ13によって正確な移載制御を行い得る
ようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したティーチング
作業では、目視確認を行いながらの操作によって、多く
の位置においてカセット載置板51をカセット棚2
(3)、に対して極めて高い精度をもって位置決めする
ことが要求される。例えば、図14に示すように上下方
向(CZ軸方向)ではカセット載置板51を棚板22
(32)からL1mm(規定値)上昇させた位置、図1
5に示すように左右方向(CS軸方向)ではカセット載
置板51と棚板22(32)との左右の隙間L2mmと
L3mmとが等しい位置、図16に示すように前後方向
(CX軸方向)ではカセット載置板51と棚板22(3
2)とのそれぞれの規定位置に設けたコマ51aと22
a(32a)とが一致する位置、等で正確に位置決めす
ることが必要となる。
【0009】しかしながら、従来のカセット移載装置に
おけるティーチングにあっては、作業者が目視によって
カセット載置板51と棚板22(32)との位置関係を
感覚的に確認していたため、作業者に高度な熟練が要求
され、作業者による位置決め精度にばらつきが生じてし
まうという問題があった。また、カセット棚2(3)の
段数が多数ある場合には、このような熟練を要する煩雑
な作業を繰り返し行わなければならないため、如何に熟
練した作業者と言えども、ティーチング作業にかなりの
時間を費やさなければならないという問題があった。
【0010】本発明は上記従来の事情に鑑みなされたも
ので、作業者の高度な熟練を必要とせず、常に一定の精
度をもって迅速にティーチング作業を行うことができる
カセット移載装置及びティーチング方法を提供すること
を目的とする。また、このようなカセット移載装置を備
えた成膜装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカセット移
載装置では、基板を収容するカセットをカセット載置板
等のカセット保持手段で保持し、制御手段による制御の
下にカセット保持手段をロボットアーム等の駆動手段に
よって移動させ、カセットをカセット棚に移載させる。
そして、ティーチング作業においては、上記のような移
載処理を行い、この処理動作中におけるカセット保持手
段に対するカセット棚の位置を検知手段によって検知
し、検知手段が検知した位置情報を記憶手段に記憶させ
る。この後の実稼働においては、制御手段が記憶手段に
記憶された位置情報に基づいて駆動手段を制御して、テ
ィーチング作業におけるカセット保持手段の動作を再現
し、カセット棚に対してカセットを正確に移載する。
【0012】すなわち、ティーチング作業においては、
検知手段から逐次得られる位置情報に基づいて制御手段
が駆動手段を制御して、カセット棚に対してカセット保
持手段が所定の位置関係となるようにし、このように作
業者の目視に頼らない正確な移載動作によって得られた
位置情報を記憶手段に記憶させる。そして、この記憶さ
れた位置情報に基づいて実稼働を行うことにより、カセ
ット保持手段を正確に位置決め移動させてカセットの正
確な移載処理を行う。
【0013】なお、例えば、カセット棚は支柱に棚板を
横架することにより構成されて一対の支柱で区切られた
棚板上にカセットを載置する態様とし、検知手段は投光
した光線の反射光に基づいて棚板の縁と支柱の前側面と
を検知することにより、カセット棚の上下、前後、左右
の3軸方向での位置を検出するセンサにより構成され
る。また、例えば、検知手段はカセット保持手段にその
中心線を合わせ且つ当該カセット保持手段の前縁に臨ま
せて設けられ、カセット保持手段の移動に伴って、カセ
ット保持手段に対するカセット棚の位置を正確に検知す
る。
【0014】また、本発明に係るカセット移載装置のテ
ィーチング方法では、ティーチング作業に際して、駆動
手段によりカセット保持手段を支柱に沿う方向に移動さ
せてカセット保持手段に設けられた検知手段により当該
方向での棚板の位置を検知し、また、駆動手段によりカ
セット保持手段を棚板に沿う方向に移動させて検知手段
により当該方向での棚板の所定位置を検知した後、当該
所定位置における棚板とカセット保持手段との離間距離
を検知手段によって検知し、制御手段に付随する記憶手
段に作業者の目視に頼らずに検知手段によって検知した
各位置情報を記憶保持させる。そして、記憶手段に記憶
させた位置情報を以後の制御手段による駆動手段の制御
に用いて実稼働を行うことにより、カセット保持手段を
正確に位置決め移動させてカセットの正確な移載処理を
行う。なお、このティーチング方法では、支柱に横架さ
れている棚板を検知した後に当該棚板とカセット保持手
段との離間距離を検知するため、正確な位置情報を得る
ことができる。
【0015】また、本発明に係る成膜装置では、基板に
対して所定の処理を行う炉と、当該炉に併設されたカセ
ット棚と、カセット棚に載置されたカセットと炉との間
で基板を搬送する基板搬送装置と、基板を収容するカセ
ットをカセット棚に対して移載するカセット移載装置と
を備え、このカセット移載装置のティーチング作業では
作業者の目視に頼らない正確な移載動作によって得られ
た位置情報を記憶手段に記憶させ、この記憶された位置
情報に基づいて実稼働を行うことにより、カセット保持
手段を正確に位置決め移動させてカセットの正確な移載
処理を行う。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例に係るカセット
移載装置を図面を参照して説明する。なお、以下の説明
では、前述した従来例を参照するとともに従来例と同一
部分には同一符号を付すこととする。本実施例のカセッ
ト移載装置は、図10に示した縦型拡散・CVD装置1
0のカセット移載装置5に適用されたものであり、図2
に示すようにカセット移載装置5のカセット載置板51
上に検知手段としての光学的な変位センサ6を設け、更
に、図1に示すようにターミナル(外部端末)14に併
設してアンプ7、A/D変換器(アナログ−デジタル変
換器)8、メモリ9を設けたものである。
【0017】センサ6は前面にレーザー光線の投光及び
受光を行う投光受光部61を有し、レーザ光線を投光し
て検出対象物から反射された反射光を受光し、この受光
光に応じた電圧を出力して当該電圧値から対象物の存否
及び対象物との距離を検出可能とするものであり、本実
施例ではセンサ6としてキーエンス社製の光学式変位セ
ンサ(LB−1200/LB300)を用いている。図
2に詳示するように、センサ6はカセット載置板51上
の先端部に取付ブロック62によって取付固定されてお
り、投光受光部61を載置板51の先端縁に臨ませると
ともにその中心線を載置板51の左右幅方向の中心線上
に一致させて取り付けられている。すなわち、載置板5
1上にカセット11を載置保持した場合にあっても投光
受光部61が検出対象のカセット棚2(3)に対向して
カセット棚2(3)との位置関係を検知し得るようにな
っているとともに、載置板51の中心線に対する位置関
係として検知するようになっている。
【0018】上記の取付ブロック62はカセット載置板
51にネジ止め等で取り付けられて着脱容易であり、既
存の移載装置5に対してもセンサ6を容易に正確な位置
決めを行って取付固定することができる。なお、図2中
に示す51bは位置決め突起であり、載置板51上に載
置されたカセット11に係合してカセット11を所定の
位置に位置決め保持する。
【0019】図1に示したアンプ7にはセンサ6からの
出力電圧が入力され、センサ6によって検知した位置情
報に相当する当該電圧値を増幅してA/D変換器8に入
力する。A/D変換器8は入力されたアナログ電圧値を
デジタル電圧値に変換し、当該デジタル電圧値を位置情
報(位置データ)として外部端末14に入力する。外部
端末14はティーチング作業に際しては作業者によって
操作され、従来と同様に、装置コントローラ13から移
載動作中における載置板51の位置情報(ポジション
値)を受け取りつつ、装置コントローラ13に動作命令
を入力してカセット移載装置5により移載動作をさせ
る。
【0020】ここで、本実施例におけるティーチング作
業においては、センサ6で検知されたカセット載置板5
1の時々刻々の移動に伴う載置板51とカセット棚2
(3)との位置関係に係る位置データ(デジタル電圧
値)、及び、装置コントローラ13からの載置板51の
移動に関するポジション値が外部端末14に入力され、
外部端末14がこれら位置データ及びポジション値に基
づいて演算処理を行って動作命令を装置コントローラ1
3に入力する。このため、装置コントローラ13がカセ
ット移載装置5の動作を制御して、作業者の目視確認を
行わずとも後述するようにカセット載置板51をカセッ
ト棚2(3)に対して所定の位置関係をもって移載動作
させることができる。
【0021】そして、外部端末14はティーチング作業
において得られたセンサ6からの位置データ及び装置コ
ントローラ13からのポジション値をメモリ9に格納
し、以後行われる移載装置5の実稼動においてはメモリ
9に格納した位置データ及びポジション値に基づいた動
作命令(若しくは、ポジション値書き込み命令)を装置
コントローラ13に入力する。すなわち、装置コントロ
ーラ13は入力された動作命令に従ってカセット移載装
置5を駆動制御し、ティーチング作業において行ったと
同一の動作をカセット移載装置5に行わせる。したがっ
て、カセット11を載置保持するカセット載置板51を
カセット棚2(3)に対して所定の位置関係をもって移
載動作させて、カセット11をカセット棚2(3)に対
して高精度に位置決めして移載することができる。
【0022】次に、上記したティーチング作業における
カセット移載板51の動作及びカセット載置板51とカ
セット棚2(3)との位置関係を図1乃至図7を参照し
て説明する。まず、図3に示すようにカセット棚2
(3)に対する上下方向(CZ軸方向)でのティーチン
グ(位置出し)においては、昇降ユニット53を昇降移
動させることによりカセット載置板51を上昇或いは下
降移動させ、この載置板51の移動によってセンサ6に
棚板22(32)の縁を検知させる。この載置板51の
動作中におけるポジション値はエンコーダ値等に基づい
て装置コントローラ13により検出されて外部端末14
に入力されるとともに、センサ6が棚板22(32)を
検出した高さ位置データが外部端末14に入力される。
【0023】これらのデータに基づいて外部端末14
は、(センサ6が棚板を検知した時の載置板51のポジ
ション値)+(載置板51上の投光受光部61の高さ:
h)を検知した棚板22(32)の高さ位置(CZ軸方
向位置)として演算する。ここで、例えば図5に示すよ
うに棚板22(32)は縁部を残して前縁(移載装置5
側)から中央部を切除した櫛歯状となっており、載置板
51上から棚板22(32)上へカセット11を受け渡
す際には、図4に示したように載置板51を棚板22
(32)より若干(L1mm)高所に位置決めした後、
載置板51を下降移動させて棚板の縁部にカセットを載
せるようにしている。このため、棚板22(32)に対
する載置板51の高さ方向のポジション値としては、上
記の棚板22(32)の高さ位置の値に規定された高さ
L1を加えた値が演算されてメモリ9に記憶される。な
お、棚板22(32)上から載置板51上へカセット1
1を受け渡す際には、上記とは逆に載置板51を棚板2
2(32)より若干低所に位置決めするが、この場合に
もこの規定された高さを差し引いた載置板51の高さ方
向のポジション値として演算されてメモリ9に記憶され
る。
【0024】また、図4及び図5に示すようにカセット
棚2(3)に対する左右方向(CS軸方向)でのティー
チング(位置出し)においては、垂直ガイド54を移動
させて昇降ユニット53を左方若しくは右方へ移動させ
ることにより、カセット載置板51を左方或いは右方へ
移動させ、この載置板51の移動によってセンサ6にカ
セット棚の支柱21(31)を検知させる。この載置板
51の動作中におけるポジション値は装置コントローラ
13により検出されて外部端末14に入力されるととも
に、センサ6が支柱21(31)を検出したCS軸方向
の位置データが外部端末14に入力される。
【0025】これらのデータに基づいて外部端末14
は、(センサ6が支柱を検知した時の載置板51のポジ
ション値)±(支柱間の幅P1の半分:P2)を検知した
支柱間の中心(すなわち、棚板22(32)にカセット
11が載置される位置の中心)の位置(CS軸方向位
置)を演算し、棚板22(32)に対する載置板51の
左右方向のポジション値としてメモリ9に記憶させる。
【0026】また、図7に示すようにカセット棚2
(3)に対する前後方向(CX軸方向)でのティーチン
グ(位置出し)においては、センサ6にカセット棚の棚
板22(32)を検知させて、センサ6と棚板22(3
2)の基準位置(本実施例では、上記の棚板にカセット
が載置される位置の中心)との距離を検知する。検知さ
れた距離情報は外部端末14に入力され、外部端末14
が、(検知された距離:L)−((棚板の基準位置とコ
マ22a(23a)との距離:L4)−(載置板の先端
縁とコマ51aとの距離:L5))を演算し、棚板22
(32)に対する載置板51の前後方向(CX軸方向)
のポジション値としてメモリ9に記憶させる。
【0027】ここで、図6に示すように、カセット棚の
棚板22(32)は棚板間の中間の高さ位置(図中に破
線で示す)ではセンサ6によって検知することができ
ず、この高さ位置ではセンサ6は支柱21(31)しか
検知することができない。このため、本実施例では、C
S軸方向のポジション位置の検知処理がなされてセンサ
6が棚板22(32)を捉えている状態で、CX軸方向
のポジション位置の検知処理を行う。
【0028】次に、上記したティーチングにおける処理
手順を図8及び図9に示すフローチャートを参照して更
に詳しく説明する。ティーチングは装置コントローラ1
3及び外部端末14による制御の下にカセット棚2、バ
ッファカセット棚3の順で行われ、それぞれのカセット
棚2、3においては棚板22、32の各段毎に処理がな
される。まず、カセット棚2についてその段数Nをゼロ
に初期化した後(ステップS1)、1段目の棚板につい
ての処理を行うためにNを1つ増加させる(ステップS
2)。そして、図3を参照して上記したCZ軸方向での
位置検出処理(ステップS3)、図4及び図5を参照し
て上記したCS軸方向での位置検出処理(ステップS
4)、図7を参照して上記したCX軸方向での位置検出
処理(ステップS5)を順次行う。
【0029】そして、カセット棚2の全ての段について
これら一連の処理(ステップS3〜S5)が終了したか
を判断し(ステップS6)、全ての段が終了するまで上
記と同様な各段毎の処理を繰り返し行う。このようなカ
セット棚2についての処理が完了した後、バッファカセ
ット棚3についての段数Nをゼロに初期化し(ステップ
S7)、1段目の棚板についての処理を行うためにNを
1つ増加させる(ステップS8)。そして、図3を参照
して上記したCZ軸方向での位置検出処理(ステップS
9)、図4及び図5を参照して上記したCS軸方向での
位置検出処理(ステップS10)、図7を参照して上記
したCX軸方向での位置検出処理(ステップS11)を
順次行う。
【0030】そして、バッファカセット棚3の全ての段
についてこれら一連の処理(ステップS9〜S11)が
終了したかを判断し(ステップS12)、全ての段が終
了するまで上記と同様な各段毎の処理を繰り返し行う。
上記した各位置検出処理(ステップS3〜S5、S9〜
S11)は、それぞれ図9に示す処理手順によって行わ
れる。すなわち、それぞれの駆動モータを作動させて昇
降ユニット53をCZ軸方向に移動させ、或いは、昇降
ユニット53をCS軸方向に移動させ、或いは、ロボッ
トアーム52を伸縮させてカセット載置板51をCX軸
方向に移動させる(ステップS21)。これらの動作に
よってセンサ6が棚板22(32)或いは支柱21(3
1)を検知したかを判断し(ステップS22)、これら
をセンサ6で検知するように駆動モータの制御を行う。
【0031】そして、センサ6が上記の対象を検知した
場合には、その時点のエンコーダ値を読み込み(ステッ
プS23)、更に、上記したCX軸方向の距離をセンサ
6が測定する(ステップS24)。そして、距離情報を
含む位置データ及びエンコーダ値に基づいてポジション
値を算出し(ステップS25)、当該ポジション値をメ
モリ9に書き込む(ステップS26)。上記の処理によ
って、カセット載置板51がカセット棚2(3)に対し
て規定の位置関係をもって移載動作を行う動作ルート上
の要所となる位置のポジション値が得られ、以後の実稼
動時には、メモリ9に書き込まれたこれらポジション値
に基づいて上記の駆動モータを動作させることにより、
ティーチングされたと同一な動作によってカセットを移
載することができる。
【0032】なお、上記した実施例では本発明を縦型拡
散・CVD装置のカセット移載装置に適用したが、本発
明は他の形式のCVD等、種々な成膜装置に適用するこ
とができる。また、上記した実施例では外部端末14並
びにアンプ7、A/D変換器8、メモリ9を装置の外部
に設けたが、これらの全て或いは一部を成膜装置10或
いは装置コントローラ13の内部に設けるようにしても
よい。また、上記の実施例で説明したようにCX軸方向
の測定は棚板を検知した後に行う必要があるが、CZ軸
方向の検知処理とCS軸方向の検知処理とのいずれを先
に実行するかは任意に設定することができる。
【0033】また、上記の実施例ではそれぞれ複数のカ
セットを載置し得るカセット棚2とバッファ用のカセッ
ト棚3とを備えた成膜装置に本発明を適用したが、本発
明はバッファ用のカセット棚を特に有しない成膜装置等
にも適用でき、カセット棚の数、カセット棚におけるカ
セットの載置個数、棚板の段数等、カセット棚に関して
特に限定されるものではない。また、上記した実施例の
ようにカセット載置板(カセット保持手段)51を上下
動させてカセットをカセット棚との間で受け渡す形式の
場合には、棚板は櫛歯状である必要があるが、カセット
移載装置の形式によっては棚板の形状は種々設定するこ
とができる。また、上記した実施例ではカセット保持手
段をガイドに沿った直線移動とロボットアームによる移
動とによって3軸方向へ移動させるようにしたが、カセ
ット保持手段を移動させる機構は特に限定されるもので
はない。
【0034】また、上記した実施例ではカセット保持手
段をカセットを載置保持する載置板としたが、カセット
を把持し或いは吸引保持する等、カセット保持手段の形
式は特に限定されるものではない。また、上記した実施
例では検知手段を光学的な変位センサとしたが、他の形
式の光学的センサ、棚板を画像として検知して位置を検
出するセンサ、超音波を対象物に発射してその反射波が
戻ってくるまでの時間から対象物の存否及び距離を検出
する超音波センサ等を用いることも可能である。また、
上記した実施例ではセンサをカセット載置板上に設けて
カセット載置板の時々刻々の移動に伴う位置情報を検知
し得るようにしたが、例えばカセット載置板とカセット
棚とを常に画像として捉える画像センサとした場合に
は、センサはこれらを捉えられ得る位置に設置すること
も可能である。また、上記した実施例ではセンサをカセ
ット載置板上に中心軸を合わせて設けたが、検知した位
置情報を演算処理によって補正するようにすれば、セン
サの設置位置は任意に設定することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
カセット棚の位置を検知手段で検知しながらティーチン
グを行い、これによって、カセット移載機のポジション
データ(位置情報)を取得して記憶手段に格納するよう
にしたため、作業者の感覚に依存した作業が大幅に減少
し、高度な熟練度を有しない作業者によっても、移載機
のティーチング作業を常に一定した精度で迅速に行うこ
とができる。したがって、装置の実稼動を早期に実施す
ることができ、成膜装置の稼働効率を向上させることが
できるとともに、実稼動におけるカセット移載処理を正
確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る成膜装置の制御系を
示す構成図である。
【図2】 本発明の一実施例に係るカセット載置板及び
センサを示す斜視図である。
【図3】 CZ軸方向の検知処理を説明する概念図であ
る。
【図4】 CS軸方向の検知処理を説明する概念図であ
る。
【図5】 CS軸方向の検知処理を説明する概念図であ
る。
【図6】 CX軸方向の検知処理を説明する概念図であ
る。
【図7】 CX軸方向の検知処理を説明する概念図であ
る。
【図8】 本発明の一実施例に係るティーチング処理手
順のメインフローを示すフローチャートである。
【図9】 本発明の一実施例に係るティーチング処理手
順のサブフローを示すフローチャートである。
【図10】 本発明の一実施例に係る縦型拡散・CVD
装置の内部構造を示す斜視図である。
【図11】 本発明の一実施例に係るカセット移載装置
を示す側面図である。
【図12】 本発明の一実施例に係るカセット移載装置
を示す平面図である。
【図13】 従来の成膜装置における制御系を示す構成
図である。
【図14】 従来のCZ軸方向の検知処理を説明する概
念図である。
【図15】 従来のCS軸方向の検知処理を説明する概
念図である。
【図16】 従来のCX軸方向の検知処理を説明する概
念図である。
【符号の説明】
2、3・・・カセット棚、 5・・・カセット移載装
置、 6・・・センサ、9・・・メモリ、 10・・・
縦型拡散・CVD装置、 11・・・カセット、13・
・・装置コントローラ、 14・・・外部端末、21、
31・・・支柱、 22、32・・・棚板、51・・・
カセット載置板、 52・・・ロボットアーム、53・
・・昇降ユニット、 54・・・垂直ガイド、 55・
・・水平ガイド、

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットを保持するカセット保持手段
    と、カセット保持手段を移動させる駆動手段と、駆動手
    段を制御してカセット保持手段によってカセットをカセ
    ット棚に移載させる制御手段とを備え、カセット棚に対
    して基板を収容するカセットを移載処理するカセット移
    載装置において、 カセット棚の位置を検知する検知手段と、検知手段が検
    知した位置情報を記憶する記憶手段とを更に備え、前記
    制御手段は記憶手段に記憶された位置情報に基づいて駆
    動手段を制御することを特徴とするカセット移載装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカセット移載装置にお
    いて、 カセット棚は支柱に棚板を横架することにより構成され
    て一対の支柱で区切られた棚板上にカセットを載置し、 前記検知手段は投光した光線の反射光に基づいて棚板の
    縁と支柱の前側面とを検知することにより、カセット棚
    の上下、前後、左右の3軸方向での位置を検出すること
    を特徴とするカセット移載装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のカセット
    移載装置において、 検知手段はカセット保持手段の中心線上で且つ当該カセ
    ット保持手段の先端縁に臨ませて設けられていることを
    特徴とするカセット移載装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載のカセット
    移載装置において、 カセット棚の棚板は縁部を残して前縁から中央部を切除
    した櫛歯状に構成され、 駆動手段はロボットアームにより構成されるとともに、
    カセット保持手段はカセットを載置保持する載置板によ
    り構成されて、ロボットアームがカセット保持手段を棚
    板に対して上下動させることにより当該カセット保持手
    段と棚板との間でカセットを受け渡しさせることを特徴
    とするカセット移載装置。
  5. 【請求項5】 カセット保持手段を移動させる駆動手段
    を制御手段により制御して、支柱に棚板を横架すること
    により構成されて一対の支柱で区切られた棚板上にカセ
    ットを載置するカセット棚に対して、基板を収容するカ
    セットをカセット保持手段により移載するカセット移載
    装置において、 駆動手段によりカセット保持手段を支柱に沿う方向に移
    動させてカセット保持手段に設けられた検知手段により
    当該方向での棚板の位置を検知し、また、駆動手段によ
    りカセット保持手段を棚板に沿う方向に移動させて前記
    検知手段により当該方向での棚板の所定位置を検知した
    後、当該所定位置における棚板とカセット保持手段との
    離間距離を検知手段によって検知し、 制御手段に付随する記憶手段に前記検知手段によって検
    知した各位置情報を記憶保持させて、当該位置情報を以
    後の制御手段による駆動手段の制御に用いることを特徴
    とするカセット移載装置のティーチング方法。
  6. 【請求項6】 基板に対して所定の処理を行う炉と、当
    該炉に併設されたカセット棚と、カセット棚に載置され
    たカセットと炉との間で基板を搬送する基板搬送装置
    と、基板を収容するカセットをカセット棚に対して移載
    するカセット移載装置と、を備えた成膜装置において、 前記カセット移載装置は、カセットを保持するカセット
    保持手段と、カセット保持手段を移動させる駆動手段
    と、駆動手段を制御してカセット保持手段によってカセ
    ットをカセット棚に移載させる制御手段と、カセット棚
    の位置を検知する検知手段と、検知手段が検知した位置
    情報を記憶する記憶手段とを備え、前記制御手段は記憶
    手段に記憶された位置情報に基づいて駆動手段を制御す
    ることを特徴とする成膜装置。
JP2467196A 1996-01-18 1996-01-18 カセット移載装置 Pending JPH09199571A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2467196A JPH09199571A (ja) 1996-01-18 1996-01-18 カセット移載装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2467196A JPH09199571A (ja) 1996-01-18 1996-01-18 カセット移載装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09199571A true JPH09199571A (ja) 1997-07-31

Family

ID=12144610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2467196A Pending JPH09199571A (ja) 1996-01-18 1996-01-18 カセット移載装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09199571A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6763281B2 (en) 1999-04-19 2004-07-13 Applied Materials, Inc Apparatus for alignment of automated workpiece handling systems
US7158857B2 (en) 1999-04-19 2007-01-02 Applied Materials, Inc. Method and apparatus for aligning a cassette
JP2009212130A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Tokyo Electron Ltd 搬送手段のティーチング方法、記憶媒体及び基板処理装置
JP2017092307A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 株式会社日立国際電気 基板処理装置、半導体装置の製造方法および搬送装置のティーチング方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6763281B2 (en) 1999-04-19 2004-07-13 Applied Materials, Inc Apparatus for alignment of automated workpiece handling systems
US7158857B2 (en) 1999-04-19 2007-01-02 Applied Materials, Inc. Method and apparatus for aligning a cassette
JP2009212130A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Tokyo Electron Ltd 搬送手段のティーチング方法、記憶媒体及び基板処理装置
US8255082B2 (en) 2008-02-29 2012-08-28 Tokyo Electron Limited Method for teaching carrier means, storage medium and substrate processing apparatus
US8457788B2 (en) 2008-02-29 2013-06-04 Tokyo Electron Limited Method for teaching carrier means, storage medium and substrate processing apparatus
JP2017092307A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 株式会社日立国際電気 基板処理装置、半導体装置の製造方法および搬送装置のティーチング方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101190972B1 (ko) 반송 수단의 티칭 방법, 기억 매체 및 기판 처리 장치
KR100501616B1 (ko) 반도체처리시스템에서의자동티칭방법과자동티칭용검출장치및자동티칭이가능한종형열처리시스템
KR101106401B1 (ko) 박판상 기판의 반송 장치 및 그 반송 제어 방법
JP4979110B2 (ja) ウェハ・キャリア格納システムとその動作方法
US6032083A (en) Substrate transfer apparatus and heat treatment system using the same
JP3306398B2 (ja) 基板搬送装置および搬送教示システム
EP1737031A1 (en) Vertical heat treating apparatus and automatic teaching method for transfer mechanism
KR100723119B1 (ko) 기판 처리 장치 및 그 반송 위치 설정 방법
JP2006123157A (ja) ロボットを教示するロボット教示用プログラム、及びこれに使用するカセット、位置測定器具並びにこれらを利用したロボット作動方法
KR100397884B1 (ko) 기판 반송 로봇의 검사장치
CN107026110B (zh) 基板交接位置的示教方法和基板处理系统
JPH09199571A (ja) カセット移載装置
KR102002685B1 (ko) 티칭 지그, 기판 처리 장치 및 티칭 방법
JPH0871973A (ja) ストッカ用ロボットの教示方法
JP3193414B2 (ja) マニピュレータ制御装置及び座標補正方法
CN114545917A (zh) 自动搬送系统的控制方法
CN113764305A (zh) 基板检测装置、基板检测方法以及基板处理单元
JPH10120172A (ja) 薄型基板の搬送装置
JP2935060B2 (ja) 半導体製造装置
JPH11150172A (ja) 搬送装置
JP2001015575A (ja) 基板搬送装置の調整方法とその検査装置
JPS63260781A (ja) 工業用ロボツト
JPH06350290A (ja) 基板搬送システム
JPH06298315A (ja) 半導体製造装置における被処理物移載装置
JPH10156773A (ja) 移載機用ティーチングデータの取得方法