JPH09198017A - 圧縮画像の縮小・拡大方法及びその装置 - Google Patents

圧縮画像の縮小・拡大方法及びその装置

Info

Publication number
JPH09198017A
JPH09198017A JP8009395A JP939596A JPH09198017A JP H09198017 A JPH09198017 A JP H09198017A JP 8009395 A JP8009395 A JP 8009395A JP 939596 A JP939596 A JP 939596A JP H09198017 A JPH09198017 A JP H09198017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
compressed
code
reduction
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8009395A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoyuki Suzuki
基之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8009395A priority Critical patent/JPH09198017A/ja
Publication of JPH09198017A publication Critical patent/JPH09198017A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮画像から効率的に縮小画像又は拡大画像
を作成する。 【解決手段】 デジタルの画像を複数の圧縮コードを用
いて画像圧縮した圧縮画像データを元の画像に対して縮
小・拡大した画像を作成する圧縮画像の縮小・拡大装置
21において、圧縮画像データ11に含まれる各圧縮コ
ード毎Cに、同一画素の継続ビット数を示す長さコード
DN又は画素の位置を示す座標コードとの関係を記憶す
るコード変換テーブル23と、入力された圧縮画像デー
タ11を一時的に記憶する圧縮画像データメモリ22
と、圧縮画像データメモリ22から読出した圧縮画像デ
ータを構成する各圧縮コードCでコード変換テーブル2
3を検索して長さコード又は座標コードへ変換するコー
ド変換手段24と、コード変換手段にて変換された長さ
コード又は座標コードから指定された縮小・拡大率に対
応した縮小・拡大画像を作成する画像復元手段25とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像圧縮された状態
の圧縮画像データを元の画像に対して縮小・拡大した状
態で復元する圧縮画像の縮小・拡大方法及び圧縮画像の
縮小・拡大装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば精巧な画像読取装置等で読取られ
たデジタルの二次元の画像を直ぐに使用しない場合は一
旦画像ファイルに記憶保持している。そして、必要に応
じて、この画像ファイルに記憶保持した画像を読出して
直接表示装置に表示したり、所定の画像処理を施したの
ち表示したり、また印字出力する。
【0003】この場合、デジタルの二次元の画像をその
まま記憶するためには大記憶容量が必要となるので、一
般に画像圧縮処理を施して画像ファイルに記憶保持して
いる。そして、必要に応じて、この画像ファイルに記憶
された圧縮画像を読出して画像伸長処理を施して元の画
像に復元したのち表示装置に表示する。
【0004】さらに、画像読取装置等で読取った画像を
パーソナルコンピュータやワークステーションに組込ま
れている通常の表示装置で表示する場合は、一般に、単
位面積当りの画素数で示す画像読取装置の読取精度に対
して表示装置の表示精度の方が低いので、画像伸長して
元に復元された画像に対して縮小処理を施したのち表示
装置に表示する。
【0005】図7は、上述した画像読取から画像表示ま
での画像処理の流れを示す図である。例えばモノクロ写
真や図面等の用紙1に描かれた二次元の像は画像読取装
置2内のスキャナー3で読取られ、デジタルの画像に変
換されたのち画像メモリ4に一旦格納される。画像メモ
リ4に格納されたデジタルの画像は画像圧縮処理部5で
画像圧縮されて圧縮画像データとして圧縮画像ファイル
7へ書込まれて保存される。
【0006】画像圧縮方法は、既に種々の手法が実施さ
れているが、例えばモノクロ像を送信するファクシミリ
通信におけるG4方式で採用されているCCITT(国
際電信電話諮問委員会)の勧告T4又はT6において
は、例えば図8(a)に示す格子状に配列された白
(W)又は黒(B)の複数の画素8かななるデジタルの
画像9を圧縮すると、図8(b)に示すように、複数の
圧縮コード10で表される。
【0007】この画像圧縮方法においては、基本的に、
図8(a)の画像9を構成する各行の各画素8を各行毎
に左から右へ順番に読取っていき、同一値の画素の白
(W=0)又は黒(B=1)の値と継続ビット数で示さ
れる基本的な[W1],[B3]等の圧縮コードと、例
えば2行等の予め定められた行数を構成する各行に存在
する各画素を上述した水平方向の関係と、1行目と2行
目との間の垂直方向の関係から求められたVR(1),
V(0)等の圧縮コードと、新たな白又は黒の画素の始
まりを示す[H]等の圧縮コードが定義されている。
【0008】なお、図8には示していないが、上述した
規格においては、VR(1),VL(1),P,VR
(2),VL(2),…,EOL等の圧縮コードが定義
されている。
【0009】したがつて、圧縮画像ファイル7内には、
上述した複数種類の多数の圧縮コード10で構成された
圧縮画像データ11が記憶されている。そして、この圧
縮画像ファイル7内に記憶された圧縮画像データ11は
必要に応じて画像表示装置12にて読取られて、一旦画
像表示装置12内の画像データメモリ13へ格納され
る。画像データメモリ13へ格納された圧縮画像データ
11は、画像伸長処理部14で図8(a)に示す元の格
子状に配列された複数の画像8からなる画像9へ伸長復
元される。そして、伸長復元された画像9は次のビット
マップメモリ15に一旦展開される。
【0010】ビットマップメモリ15に展開されされた
画像9は次の画像縮小処理部16で縮小処理されたのち
表示バッファ17へ書込まれる。この画像縮小処理と
は、例えば、単位面積当たりの画素数を減少することを
示す。具体的には、図8(a)に示す格子状に配列され
た各画像8を所定間隔で間引いたり、隣接する複数の画
像どうしを論理演算を行って新たな1個の画素に置換え
る等の処理を実施する。
【0011】表示バッファ17に書込まれた画像縮小さ
れた画像が例えばCRT表示装置等の表示装置18に表
示出力される。このように、画像表示装置12内に画像
伸長処理部14及び画像縮小処理部16を組込むことに
よって、圧縮画像を縮小して表示することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た画像伸長処理部14及び画像縮小処理部16が組込ま
れた画像表示装置12においても、まだ解消すべき次の
ような課題があった。 (1) 画像データメモリ13から読出した圧縮画像デ
ータ11を画像伸長部14で元の画像9を示すビット列
データに復元してビットマップメモリ15へ書込み、次
に、この復元した画像9に対して画像縮小処理部16で
縮小して、最終的に表示装置18に表示する縮小画像を
得ている。したがつて、圧縮画像から縮小画像を得るま
でに2つの大きな画像変換処理が介在することになり、
画像表示処理速度が低下する。
【0013】(2) また、ビットマップメモリ15
は、画像伸長処理部14で伸長された元のビット配列さ
れた多数の画素8からなる画像9を記憶する必要がある
ので、装置全体の必要記憶容量が大幅に増大し、画像表
示装置12全体の製造費が上昇する。
【0014】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、圧縮画像データに含まれる圧縮コードを長
さコード又は座標コードへ変換することによって、圧縮
画像データを一旦元の画像のビットマップ列に展開する
ことなく画像縮小が実施でき、圧縮画像から縮小画像を
得るまでの画像変換処理能率を向上でき、かつ大容量の
ビットマップメモリが不要となり、必要な記憶容量を低
減できる圧縮画像の縮小・拡大方法及び圧縮画像の縮小
・拡大装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明は、デジタルの画像を複数の圧縮コードを用い
て画像圧縮した圧縮画像データを元の画像に対して縮小
・拡大した画像を作成する圧縮画像の縮小・拡大方法に
おいて、入力された圧縮画像データを構成する各圧縮コ
ードを同一画素の継続ビット数を示す長さコード又は画
素の位置を示す座標コードへ変換し、この変換された長
さコード又は座標コードから指定された縮小・拡大率に
対応した縮小・拡大画像を作成するようにしている。
【0016】また、別の発明は、デジタルの画像を複数
の圧縮コードを用いて画像圧縮した圧縮画像データを元
の画像に対して縮小・拡大した画像を作成する圧縮画像
の縮小・拡大装置において、圧縮画像データに含まれる
各圧縮コード毎に、同一画素の継続ビット数を示す長さ
コード又は画素の位置を示す座標コードとの関係を記憶
するコード変換テーブルと、入力された圧縮画像データ
を一時的に記憶する圧縮画像データメモリと、圧縮画像
データメモリから読出した圧縮画像データを構成する各
圧縮コードでコード変換テーブルを検索して長さコード
又は座標コードへ変換するコード変換手段と、このコー
ド変換手段にて変換された長さコード又は座標コードか
ら指定された縮小・拡大率に対応した縮小・拡大画像を
作成する画像復元手段とを備えたものである。
【0017】さらに、別の発明においては、上述した発
明の圧縮画像の縮小・拡大装置における画像復元手段
は、縮小・拡大前の画像の隣接する指定縮小率に応じた
複数の画素に対する論理和値を縮小された画像の各画素
としている。
【0018】また、別の発明においては、上述した発明
の圧縮画像の縮小・拡大装置における画像復元手段は、
縮小・拡大前の画像の各画素を指定縮小率に応じた間隔
で間引き、残りの画素を縮小された画像の各画素として
いる。
【0019】このように構成された圧縮画像の縮小・拡
大方法及び圧縮画像の縮小・拡大装置においては、デジ
タルの画像が複数の圧縮コードを用いて画像圧縮された
圧縮画像データに含まれる各圧縮コードは順番に抽出さ
れて、同一画素の継続ビット数を示す長さコード又は画
素の位置を示す座標コードへ変換される。そして、この
長さコード又は座標コードから、直接、指定された縮小
・拡大率に対応した縮小・拡大画像が作成される。
【0020】なお、各長さコードは画素の値と同一画素
の継続ビット数から形成されているので、例えば1/2
に縮小する場合は、継続ビット数を半分に設定してビッ
ト列に置換えればよい。また、座標コードの場合は、単
純に座標値を半分に設定して、ビット列に置換えればよ
い。
【0021】また、拡大する場合は、縮小する場合と逆
に、継続ビット数及び座標値を倍に設定してビット列に
置換えればよい。このように、圧縮コードを長さコード
又は座標コードに一旦変換することによって、指定され
た縮小率又は拡大率に応じて、簡単に長さコード又は座
標コードから縮小画像又は拡大画像が得られる。
【0022】さらに、縮小画像を作成する手法として、
縮小・圧縮前の画像における隣接する指定縮小率に応じ
た複数の画素に対する論理和値を、縮小された画像の各
画素とすることによって、画像縮小処理に起因して、例
えば詳細な図面における線が末梢されることが未然に防
止される。
【0023】また、縮小画像を作成する手法として、縮
小・圧縮前の画像における各画素を指定縮小率に応じた
間隔で間引き、残りの画素を縮小された画像の各画素と
することによって、モノクロ写真等の比較的黒の多い画
像に対しては自然な画像が得られる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態を図面を
用いて説明する。図1は実施形態の圧縮画像の縮小・拡
大方法を採用した圧縮画像の縮小・拡大装置が組込まれ
た画像表示装置の概略構成を示すブロック図である。
【0025】この画像表示装置12はコンピュータ等の
一種の情報処理装置で構成されている。圧縮画像ファイ
ル20内には、図7で示した圧縮画像ファイル7と同様
に、図7に示す画像読取装置2で読取られて、前述した
CCITTの勧告T4又はT6に示す手法で画像圧縮さ
れた図8(b)に示す複数の圧縮コード10からなる画
像画像データ11が記憶保持されている。
【0026】一方、画像表示装置21内のRAM等の主
記憶部内には、圧縮画像データメモリ22,コード変換
テーブル23、表示バッファ27等が形成されている。
また、画像表示装置21内には、キーボード等のマンマ
シン装置で構成された縮小・拡大条件設定部26、CR
T表示装置等で形成された表示装置28、及びアプリケ
ーションプログラム上に形成されたコード変換部24と
画像復元部25が形成されている。
【0027】前記コード変換テーブル23内には、図2
に示すように、前述したCCITTの勧告T4又はT6
で定義された、W1,B1,V(0),VR(1),V
L(1),P,VR(2),VL(2),…,EOL等
の各圧縮コードC毎に、該当各圧縮コードCに対応する
長さコードDNが記憶されている。
【0028】長さコードDNは図2に示すように、画素
の白(W=0)又は黒(B=1)の値Dと継続ビット数
Nで示される。すなわち、この長さコードDNを組合わ
せることによって、例えば図8(a)に示すビット列に
展開された画像9を復元できる。
【0029】前述したように、各圧縮コードCから元の
格子状のビット列の画像9を復元することができるの
で、各圧縮コードC毎に、該当圧縮コードCに対応する
各長さコードDNが特定できる。したがって、各圧縮コ
ードC毎に、対応する長さコードDNがコード変換テー
ブル23内に記憶されてる。
【0030】なお、図8(b)に示すように、圧縮コー
ドCに長さコードDNが含まれる場合もあるが、この場
合は、同一の長さコードDNが設定される。また、縮小
・拡大条件設定部26は、操作者がキー入力した縮小率
又は拡大率、及び縮小指定の場合における「論理和(O
R)縮小」,「間引き縮小」等の縮小方式等の条件を画
像復元部25へ入力する。
【0031】表示バッファ27は、表示装置28の一つ
の表示画面に表示するビット列に展開された複数の画素
からなるデジタルの画像を記憶する。次に、画像表示装
置21の各部の動作を順番に説明する。
【0032】圧縮画像ファイル20内に記憶された圧縮
画像データ11は必要に応じて画像表示装置21にて読
取られて、一旦この画像表示装置21内の圧縮画像デー
タメモリ22へ格納される。コード変換部24は、圧縮
画像データメモリ22に記憶されている圧縮画像データ
11を構成する各圧縮コードCでコード変換テーブル2
3を検索して、この各圧縮コードCに対応する各長さコ
ードDLを読出して、画像復元部25へ順次送出する。
【0033】画像復元部25は、コード変換部24から
入力された各長さコードDNを、縮小・拡大条件設定部
26から入力された縮小率又は拡大率及び縮小.拡大手
法に対応したビット展開された縮小・拡大画像を作成し
て、表示バッファ27へ順次書き込む。
【0034】表示装置28は、表示バッファ27に書込
まれた1画面分の縮小画像又は拡大画像を表示画面に表
示出力する。次に、コード変換部24、画像復元部25
の具体的動作の一例を図3,図4の流れ図を用いて説明
する。なお、この流れ図に示す動作は、操作者が縮小・
拡大条件決定部26に対して、1/2の縮小率及び「論
理和(OR)縮小」方式を設定していると仮定する。
【0035】すなわち、この縮小方式においては、画像
伸長したあとの画素列(ビット列)を2画素づつ区切っ
て、区切られた2個の画素の論理和値を算出して、この
論理和値を2個の画素の代表値とすることによって、画
像縮小する。
【0036】図3において、流れ図が開始されると、S
(プログラム・ステップ)1にて縮小画像を構成する
[0(白)]又は[1(黒)]を示す各画素の書込み位
置である表示バッファ27内の各行の水平方向(行方
向)の書込位置Aを0に初期化する。S2にて、圧縮画
像データメモリ22から一つの圧縮コードCを読取る。
次に、コード変換テーブル23より、該当圧縮コードC
に対応する長さコードDNを読取る(S3)。
【0037】そして、1/2の縮小率及び「論理和(O
R)縮小」方式を採用することによって生じる論理和演
算の端数が存在することを示す端数フラグが0の場合は
(S4)、前回までの圧縮コードCに対する縮小画素作
成処理で端数の画素が生じなかったと判断する。
【0038】次に、変換された長さコードDNの画素の
継続ビット数Nが2n[n;0又は正整数、なお0は、
行の先頭が黒(1)の場合は継続ビット数Nが0の白
(1)値を強制的に挿入する場合があるからである。]
の整数の場合(S5)、この長さコードDNの画素の値
Dのn個のOR値を算出して(S6)、表示バッファ2
7のA〜A+nの各書込位置へ設定する(S7)。そし
て、書込位置AをA+nに更新する(S8)。
【0039】以上で、一つの圧縮コードCに対する縮小
画素作成処理が終了したので、1行の最終位置に達して
いないことを確認して(S9)、S2へ戻り、圧縮画像
データメモリ22から次の一つの圧縮コードCを読取
る。
【0040】S10にて、長さコードDNの画素の継続
ビット数Nが2n+1の奇数の場合、この長さコードD
Nの画素の値Dを前回値メモリへ設定する(S11)。
なお、この前回値メモリは、一つ前の圧縮コードCに対
する縮小画素作成処理において論理和演算に端数が生じ
た場合における論理和演算できなかった画素の値Dを次
の縮小画素作成処理へ持ち越すためのメモリである。そ
して、端数が生じたことを示す端数フラグを1に設定す
る。そして、S5へ戻り、継続ビット数Nが2nの場合
と同様の縮小画素作成処理を実行する。
【0041】S13にて、長さコードDNの画素の継続
ビット数Nが1の場合、この長さコードDNの画素の値
Dを前回値メモリへ設定(S14)し、端数フラグを1
に設定した後、S9へ進み、1行の最終位置に達してい
ないことを確認して(S9)、S2へ戻り、圧縮画像デ
ータメモリ22から次の一つの圧縮コードCを読取る。
【0042】また、S4にて端数フラグが1に設定され
ていた場合、図4のS16へ進む。そして、長さコード
DNの画素の継続ビット数Nが2nのとき、この長さコ
ードDNの画像の値Dと前回値メモリに記憶されている
前回の縮小画素作成処理における論理和演算処理しきれ
なかった値との論理和を算出して(S17)、この論理
和値を表示バッファ27の書込位置Aへ設定する(S1
8)。そして、書込位置AをA+1に更新する(S1
9)。
【0043】そして、今回の縮小画素作成処理において
端数が生じるので、今回の長さコードDNの画素の値D
を前回値メモリへ設定(S20)し、端数フラグを1に
設定する。今回の長さコードDNの画素の値Dのn−1
個のOR値を算出して(S21)、表示バッファ27の
A〜A+n−1の各位置へ設定する(S22)。そし
て、書込位置AをA+n−1に更新する(S23)。
【0044】以上で、この圧縮コードCに対する縮小画
素作成処理が終了したので、1行の最終位置に達してい
ないことを確認して(S9)、S2へ戻り、圧縮画像デ
ータメモリ22から次の一つの圧縮コードCを読取る。
【0045】S24にて、長さコードDNの画素の継続
ビット数Nが2n+1の奇数の場合、この長さコードD
Nの画像の値Dと前回値メモリに記憶されている値との
論理和を算出して(S25)、この論理和値を表示バッ
ファ27の書込位置Aへ設定する(S26)。そして、
書込位置AをA+1に更新する(S27)。
【0046】そして、今回の縮小画素作成処理において
端数が消滅するので、端数フラグを0に解除する(S2
8)。そして今回の長さコードDNの画素の値Dのn個
のOR値を算出して(S29)、表示バッファ27のA
〜A+nの各位置へ設定する(S30)。そして、書込
位置AをA+nに更新する(S31)。
【0047】以上で、この圧縮コードCに対する縮小画
素作成処理が終了したので、1行の最終位置に達してい
ないことを確認して(S9)、S2へ戻り、圧縮画像デ
ータメモリ22から次の一つの圧縮コードCを読取る。
【0048】S32にて、長さコードDNの画素の継続
ビット数Nが1の場合、この長さコードDNの画素の値
Dと前回値メモリに記憶されている値との論理和を算出
して(S33)、この論理和値を表示バッファ27の書
込位置Aへ設定する(S34)。そして、書込位置Aを
A+1に更新する(S35)。
【0049】そして、今回の縮小画素作成処理において
端数が消滅するので、端数フラグを0に解除する(S3
6)。以上で、この圧縮コードCに対する縮小画素作成
処理が終了したので、1行の最終位置に達していないこ
とを確認して(S9)、S2へ戻り、圧縮画像データメ
モリ22から次の一つの圧縮コードCを読取る。
【0050】S9にて、例えば1行の終了を示す特定の
圧縮コードが検出されて、1行の最終位置に達すると、
S1へ戻り、書込位置Aを0へ初期化する。このように
構成さけた画像表示装置21においては、図5(a)に
示すように、圧縮画像データファイル20内に記憶され
た圧縮画像データ11を構成する複数の圧縮コード10
は、順番に読出されて、それぞれ対応する長さコード2
9(DL)に変換される。そして、この各長さコード2
9(DL)から直接に表示バッファ27の各位置(書込
位置A)に画像縮小された各縮小画素が書込まれる。
【0051】これに対して、図7に示す従来画像表示装
置12においては、図5(b)に示ように、圧縮画像デ
ータファイル20内に記憶された圧縮画像データ11を
構成する複数の圧縮コード10は、順番に読出されて、
複雑なソフト的な変換処理を経て、圧縮前の元の画像と
同一ビット数を有する画像に復元されて、ビットマップ
メモリ15へ一旦記憶された後に、画像縮小処理されて
表示バッファ17へ書込まれる。
【0052】図5(a)と図5(b)とを比較して明ら
かのように、実施形態の処理方法の方が、従来処理方法
に比較して、中間段階において、元の画像と同一ビット
数を有する画像に復元する処理が省略されているので、
画像表示装置全体の画像処理速度が大幅に向上してい
る。
【0053】また、各圧縮コードCを長さヒードDL又
は座標コードに変換する場合に、コード変換テーブル2
3を用いているので、変換処理に多大の時間が必要とな
ることはない。
【0054】さらに、実施形態の画像表示装置は従来装
置における大きな記憶容量を必要とするビットマップメ
モリ15が省略できるので、装置全体の製造費を大幅に
節減できる。
【0055】なお、図3,図4においては、操作者が縮
小・拡大条件決定部26に対して、1/2の縮小率及び
「論理和(OR)縮小」方式を設定していると仮定した
が、例えは、1/2の縮小率及び「間引き縮小」方式を
設定した場合においても、図6(a)に示すように、各
長さコードDLから単純に各画素を1個間隔で間引きし
た縮小画素が表示バッファ27へ書込まれる。
【0056】この場合においても、図6(b)に示す従
来手法に比較して、画像処理工程が一つ省略され、かつ
ビットマップメモリ15が省略できるので、図5に示し
た「論理和(OR)縮小」方式の場合と、同様の効果を
奏することができる。
【0057】さらに、画像の縮小のみならず、画像を拡
大する場合も同様な手法を採用できるので、同様の効果
を奏することができる。さらに、長さコードDNの代り
に、座標コードを採用することも可能である。この場
合、単純に座標値を半分又は倍に設定して、ビット列に
置換えればよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の圧縮画像
の縮小・拡大方法及び圧縮画像の縮小・拡大装置におい
ては、圧縮画像データに含まれる圧縮コードを長さコー
ド又は座標コードへ変換している。したがって、圧縮画
像データを一旦元の画像のビットマップ列に展開するこ
となく画像縮小が実施でき、圧縮画像から縮小画像を得
るまでの画像変換処理能率を向上でき、かつ大容量のビ
ットマップメモリが不要となり、必要な記憶容量を低減
でき、製造費を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の圧縮画像の縮小・拡大
方法を採用した圧縮画像の縮小・拡大装置が組込まれた
画像表示装置に概略構成を示すブロック図
【図2】 同画像表示装置に組込まれたコード変換テー
ブルを示す図
【図3】 同画像表示装置の動作を示す流れ図
【図4】 同じく同画像表示装置の動作を示す流れ図
【図5】 同画像表示装置の「OR縮小」方式における
効果を従来装置と比較して示す説明図
【図6】 同画像表示装置の「間引き縮小」方式におけ
る効果を従来装置と比較して示す説明図
【図7】 従来の画像圧縮・画像縮小の処理手順を示す
【図8】 一般的な画像と圧縮コードとの関係を示す図
【符号の説明】
20…圧縮画像ファイル、 21…画像表示装置、 22…圧縮画像データメモリ、 23…コード変換メモリ、 24…コード変換部、 25…画像復元部、 26…縮小・拡大条件設定部、 27…表示バッファ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルの画像を複数の圧縮コードを用
    いて画像圧縮した圧縮画像データを元の画像に対して縮
    小・拡大した画像を作成する圧縮画像の縮小・拡大方法
    において、 入力された圧縮画像データを構成する各圧縮コードを同
    一画素の継続ビット数を示す長さコード又は画素の位置
    を示す座標コードへ変換し、 この変換された長さコード又は座標コードから指定され
    た縮小・拡大率に対応した縮小・拡大画像を作成するこ
    とをを特徴とする圧縮画像の縮小・拡大方法。
  2. 【請求項2】 デジタルの画像を複数の圧縮コードを用
    いて画像圧縮した圧縮画像データを元の画像に対して縮
    小・拡大した画像を作成する圧縮画像の縮小・拡大装置
    において、 前記圧縮画像データに含まれる各圧縮コード毎に、同一
    画素の継続ビット数を示す長さコード又は画素の位置を
    示す座標コードとの関係を記憶するコード変換テーブル
    と、 入力された圧縮画像データを一時的に記憶する圧縮画像
    データメモリと、 前記圧縮画像データメモリから読出した圧縮画像データ
    を構成する各圧縮コードで前記コード変換テーブルを検
    索して長さコード又は座標コードへ変換するコード変換
    手段と、 このコード変換手段にて変換された長さコード又は座標
    コードから指定された縮小・拡大率に対応した縮小・拡
    大画像を作成する画像復元手段とを備えた圧縮画像の縮
    小・拡大装置。
  3. 【請求項3】 前記画像復元手段は、縮小・拡大前の画
    像の隣接する指定縮小率に応じた複数の画素に対する論
    理和値を縮小された画像の各画素とすることを特徴とす
    る請求項2記載の圧縮画像の縮小・拡大装置。
  4. 【請求項4】 前記画像復元手段は、縮小・拡大前の画
    像の各画素を指定縮小率に応じた間隔で間引き、残りの
    画素を縮小された画像の各画素とすることを特徴とする
    請求項2記載の圧縮画像の縮小・拡大装置。
JP8009395A 1996-01-23 1996-01-23 圧縮画像の縮小・拡大方法及びその装置 Pending JPH09198017A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8009395A JPH09198017A (ja) 1996-01-23 1996-01-23 圧縮画像の縮小・拡大方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8009395A JPH09198017A (ja) 1996-01-23 1996-01-23 圧縮画像の縮小・拡大方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09198017A true JPH09198017A (ja) 1997-07-31

Family

ID=11719248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8009395A Pending JPH09198017A (ja) 1996-01-23 1996-01-23 圧縮画像の縮小・拡大方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09198017A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI230516B (en) Segmented layered image system
JPH0636182B2 (ja) 画像ファイリング・検索方法および装置
US20020061140A1 (en) Image processing apparatus and method, program and storage medium
US6421134B1 (en) Progressive display during image compression
EP0559376B1 (en) Image processing apparatus
JP2967011B2 (ja) 画像処理方法及び装置
JPH0197064A (ja) オリジナル・イメージのペル信号の処理装置及び処理方法
JPH06245056A (ja) 画像データの拡大・平滑化処理装置
JPH03227179A (ja) 画像データ処理装置
JPH08204967A (ja) データ符号化装置
JPH09198017A (ja) 圧縮画像の縮小・拡大方法及びその装置
JP2008181017A (ja) オンスクリーン表示装置、オンスクリーン表示方法及び撮像装置
JPH07118002B2 (ja) 画像処理装置
JPH05241537A (ja) 画像処理装置
JP2000322566A (ja) 画像表示装置及びその制御方法
JPH1117925A (ja) 圧縮画像の回転復画方法及びその装置
JP3160349B2 (ja) 画像処理装置および方法
JP2865488B2 (ja) 圧縮処理装置
JPH06253131A (ja) 画像処理装置
JPH06225123A (ja) 画像データの高速復元方法
JPS63105549A (ja) データ処理方法
JPH1023416A (ja) 離散コサイン変換圧縮伸長方法
JPS635485A (ja) イメ−ジデ−タ圧縮回路
JPH05211603A (ja) 画像通信装置及び方法
JPH07234928A (ja) イメージデータ管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080208

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090208

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100208

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100208

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees