JPH09196623A - 多軸レーザ干渉測長機 - Google Patents

多軸レーザ干渉測長機

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JPH09196623A
JPH09196623A JP8072290A JP7229096A JPH09196623A JP H09196623 A JPH09196623 A JP H09196623A JP 8072290 A JP8072290 A JP 8072290A JP 7229096 A JP7229096 A JP 7229096A JP H09196623 A JPH09196623 A JP H09196623A
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和規 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 NC工作機の各軸の測定を連続して自動的に
行うこと 【解決手段】 多軸干渉計14は、入射したレーザ光を
それぞれx,y,z軸方向に向けて反射させるための分
光機構部及び各分光機構部の切替え機構を備えている。
コンピュータ20は、計測プログラム内容に沿ってNC
コントローラ22に順次駆動指令を与え、フライス盤A
を所定の手順により動作させ、光源部12で得た測長デ
ータと基準データとを比較して補正データを算出し、そ
の校正値をNCコントローラ22に取込ませるほか、各
軸の作業終了毎にコントローラ24を起動して多軸干渉
計14の切替え機構を切替え動作させ、その計測軸方向
を変換させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多軸レーザ測長機
に関し、特に、NC工作機の複数の軸に対する移動距離
の測長が自動的に行える多軸レーザ測長機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】NC工作機の各軸毎の移動距離を高精度
に測定する装置として、レーザ測長機が知られている。
この種のレーザ測長機は、レーザ光の送光部と干渉光の
受光部を備えたレーザヘッドと、送光部から出射したレ
ーザ光を反射するターゲットプリズム(コーナキュー
ブ)と、これらの間に設置される干渉計とを基本構成と
して備えている。
【0003】NC工作機の移動距離を測定する際には、
ターゲットプリズムが移動するテーブルや主軸などに固
設される。ところで、NC工作機の動作方向は、通常、
x,y,zの3軸方向であり、例えば、図24に示すよ
うに、ひざ型縦フライス盤Aの移動テーブルの測長及び
校正作業を行う場合には、作業者により先ず、x軸方向
に向けて三脚上にレーザヘッド1を固定し、レーザヘッ
ドの光軸に一致させてフライス盤Aの主軸位置に干渉計
2を固定配置するとともに、これの延長上において移動
テーブル上にターゲットプリズム3を固定配置する。
【0004】通常、この準備作業をアライメントと称し
ており、それぞれの光軸あわせ、ホームポジション設定
などのために15分程度の作業時間となる。このx軸ア
ライメント作業の後、ホームポジションを基準として実
際にテーブルをx軸方向に移動させつつ測長機による測
定及び校正を行うことができる。この作業は、NCコン
トローラに接続されたコンピュータなど制御部のプログ
ラムに従って順次自動的に実行され、x軸移動ピッチの
確認及び補正、その他、例えば、ISO試験の内容に従
った各種精度試験が自動的に行われ、NCコントローラ
にその測定結果及び校正内容を順次取込む。このような
測定及び校正を完了するまでには、約50分程度の時間
がかかる。
【0005】x軸方向の測定の終了後は、前記と同様な
手順によって作業者により、レーザヘッド1、干渉計
2、ターゲットプリズム3をy軸方向に向けて配置し、
このy軸方向アライメント作業の後、同様にして自動的
に精度試験を行い、次いで、z軸方向アライメント作業
を行い、自動的に精度試験を行えば、3軸方向の測定が
完了する。
【0006】しかしながら、このような従来のNC工作
機の測長方法には、以下に説明する技術的な課題が指摘
されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上述した従
来の測長方法では、各軸(x,y,z)毎に、光軸あわ
せ,ホームポジション設定などのために15分程度の作
業時間がかかり,しかも、これに各軸(x,y,z)毎
の測定,校正のための時間(約50分)が加わるため、
合計で約195分の時間がかかっていた。
【0008】この場合、各軸(x,y,z)について自
動測定を行っている間は、作業者は、別の作業を行うこ
とができる。しかし、実際には、作業者にとって一測定
毎の50分の空き時間は、長いようで短かく、他の仕事
に集中できなかったり、逆に他の仕事に時間をとられ
て、一測定毎のアライメント作業がずれ込む場合もあ
り、作業者にとっては、このような時間の管理が非常に
煩わしいものとなっていた。
【0009】本発明は、以上の問題を解決するために案
出されたものであって、その目的とするところは、光源
と干渉計との間のアライメント作業を行うことなくx,
y,z軸の全ての測定が自動的に行える多軸レーザ干渉
測長機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、レーザ光を発射する光源部と、入射した
レーザ光を分光させて、NC工作機の直交するx,y,
z軸方向に向けて出射させるとともに、測定光と参照光
の干渉光を送出する干渉計本体と、その切替え機構とを
内蔵した多軸干渉計と、前記光源部と前記干渉計本体と
の間に設置され、前記光源部からのレーザ光を前記干渉
計本体に導く光ファイバと、前記NC工作機の測定位置
に固定されて、前記x,y,z軸方向に出射したレーザ
光を受けて前記干渉計本体側に反射する複数の反射ター
ゲットと、前記干渉計本体からの干渉光を受光する受光
部と、前記切替え機構を制御するコントローラと、前記
x,y,z軸方向毎に前記NC工作機を所定の手順によ
り動作させつつ、前記レーザーヘッドの受光部で得られ
る測長データと、予め設定される基準データとを比較
し、前記NC工作機にその校正値を与えるとともに、前
記x,y,z軸の測定終了毎に前記コントローラに切替
え動作を指令する制御部とで構成した。この構成を有す
る多軸レーザ干渉測長機によれば、光源部と多軸干渉計
の分光機構部との間に設置され、光源部からのレーザ光
を分光機構部に導く光ファイバを有しているので、多軸
干渉計と、これのx,y,z軸方向に配置される反射タ
ーゲットの光軸合わせを1回だけ行えば、各軸の測長毎
に自動的に多軸干渉計の出射方向を切替えて測長が継続
される。また、請求項2では、前記多軸干渉計は、前記
光ファイバに対向する入射窓部と、前記受光部に対向す
る出射窓部とを開口したケーシングと、前記ケーシング
内にあって、前記入,出射窓部に対向するように直線移
動または回転移動可能に設置されたステージと、入射し
たレーザ光をx,y,z軸方向に向けて出射する前記分
光機構部と、干渉計部とを有する干渉計本体とを備え、
前記切替え機構は、前記ステージを直線移動または回転
移動させて前記各分光機構部を前記入出射窓部に対面さ
せる移動機構と、前記ステージの停止位置を検出する検
出手段とを備えている。前記干渉計本体は、前記移動機
構の移動方向に沿って設けられ、前記ステージ上に固定
設置された前記干渉計部と、前記ステージ上にあって、
前記干渉計部の後方に設置された分光機構部とを備え、
前記分光機構部は、前記干渉計部からの入射光を直進さ
せる部位と、前記干渉計部からの入射光を上または下方
向に反射させる部位と、前記干渉計部からの入射光を横
方向に反射させる部位とで構成することができる。ま
た、前記干渉計本体は、前記入出射窓部の背面側に固定
配置された前記干渉計部と、前記ステージ側に配置され
た分光機構部とを備え、前記分光機構部は、前記干渉計
部からの入射光を直進させる部位と、前記干渉計部から
の入射光を上または下方向に反射させる部位と、前記干
渉計部からの入射光を横方向に反射させる部位とで構成
することができる。さらに、請求項5では、多軸干渉計
は、前記光ファイバに対向する入射窓部と、前記受光部
に対向する出射窓部とを開口したケーシングと、前記ケ
ーシング内にあって、前記入,出射窓部に対向するよう
に直線移動可能に設置されたステージと、入射したレー
ザ光をx,y,z軸方向に向けて出射する干渉計部を有
する干渉計本体とを備え、前記切替え機構は、前記ステ
ージを直線移動させて前記干渉計部を前記入出射窓部に
対面させる移動機構と、前記ステージの停止位置を検出
する検出手段とで構成している。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について添付図面を参照して詳細に説明する。図1から
図9は、本発明にかかる多軸レーザ干渉測長機の第1実
施例を示している。同図に示す測長機は、図1にそのシ
ステム構成を示すように、所定波長のレーザ光を発射す
るレーザチューブが内蔵された光源部12と、多軸干渉
計14と、光ファイバ15と、3個の反射ターゲット1
6と、多軸干渉計14に設けられた受光部17に接続さ
れたディスプレイ18と、コンピュータ(制御部)20
と、NC工作機を制御するNCコントローラ22と、多
軸干渉計14のコントローラ24とから構成されてい
る。
【0012】光源部12には、所定波長のレーザ光Lを
多軸干渉計14側に向けて発射するレーザチューブが内
蔵されている。多軸干渉計14の詳細構造を、図2〜図
5に示している。図2は、多軸干渉計14の全体構造の
要部分解斜視図であり、図3は、その断面構造を示して
いる。本実施例の多軸干渉計14は、ボックス型に形成
されており、角箱状のケーシング30と、ステージ32
と、干渉計本体34と、切替え機構を構成する移動機構
36とおよび検出手段38と、取付け基板39とを備え
ている。ケーシング30には、その一側面に光ファイバ
15の一端に集光レンズ26を介して対向する入射窓部
30aと、受光部17に対向する出射窓部30bが貫通
形成されている。
【0013】また、ケーシング30の上下面および入,
出射窓部30a,30bと対向する面には、それぞれ貫
通孔30c〜30eが設けられていて、これらの貫通孔
30c〜30eを介して、測定光Mは、干渉計本体34
から出射して、各反射ターゲット16に向かい、反射タ
ーゲット16で反射して再び干渉計本体34側に戻る。
【0014】ステージ32は、ケーシング30内にあっ
て、入,出射窓部30a,30bに対向するように直線
移動可能に設置されている。干渉計本体34は、干渉計
部40と、分光機構部42とから構成されている。干渉
計部40は、偏光ビームスプリッタ40aと、この偏光
ビームスプリッタ40aの下面と後面にそれぞれ配置さ
れた一対の1/4波長板40b,40cと、1/4波長
板40bの下面側に固設されたコーナプリズム40dと
から構成されている。
【0015】この干渉計部40は、ケーシング30の内
面に垂直部39aが固設されたL字状の取付け基板39
に支持されている。分光機構部42は、4つの部位
〔1〕〜〔4〕から構成されており、これらの各部位
〔1〕〜〔4〕がステージ32の移動方向に沿って、ス
テージ32上に一列状に配置されている。部位〔1〕に
は、何も設けられていない。
【0016】部位〔2〕には、偏光ビームスプリッタ4
0aからの入射光を下方に反射するペンタプリズム42
0が設けられている。部位〔3〕には、偏光ビームスプ
リッタ40aからの入射光を上方に反射するペンタプリ
ズム421が設けられている。部位〔4〕には、偏光ビ
ームスプリッタ40aからの入射光を右方向に反射する
ペンタプリズム422が設けられている。
【0017】移動機構36は、取付け基板39の水平部
39bの上面に平行に固設された一対のリニアガイド3
6aと、このリニアガイド36aに摺動移動自在に嵌合
された複数のスライダ36bと、駆動モータ36c(超
音波モータ)と、駆動モータ36cの回転軸に固設され
たピニオン36dと、一方のスライダ36bの内面側に
固設され、ピニオン36dと歯合するラック36eとか
ら構成されている。
【0018】各スライダ36bは、ステージ32の下面
側に固設されている。このように構成された移動機構3
6では、駆動モータ36cを回転駆動すると、ステージ
32がリニアガイド36aに沿って直線移動する。検出
手段38は、移動機構36でステージ32を移動させた
際に、ステージ32上に設けられた分光機構部42の各
部位〔1〕〜〔4〕が、それぞれ干渉計部40の偏光ビ
ームスプリッタ40aと同じ光軸上に位置して、対向す
る位置を検出するものであり、取付け基板39の垂直部
39aの内面に固設された複数個のホトインタラプタ3
8aと、ステージ32の側面に突設された検出子38b
とから構成されている。
【0019】複数のホトインタラプタ38aは、分光機
構部42の部位〔1〕〜〔4〕にそれぞれ対応してい
る。駆動モータ36cおよびホトインタラプタ38aの
リード線は、ケーシング30の側面に設けられたコネク
タ44を介して、外部に導出され、コントローラ24に
接続されている。なお、ステージ30および取付け基板
32には、ハウジング30の下面に設けられた貫通孔3
0dに対応するようにして透孔32a,39cが設けら
れている。
【0020】図5には、上述した分光機構部42の4つ
の部位〔1〕〜〔4〕の各光路の詳細が示されている。
同図(a)に示した部位〔1〕では、光ファイバ15か
らの入射光Lが偏光ビームスプリッタ40aで、これを
直進透過する測定光Mと、この測定光Mと直交するよう
に下方のコーナープリズム40d側に向かう参照光Rと
に分けられ、干渉光(M+R)が入射光Lの上方を逆方
向に通過して受光部17に受光される。
【0021】部位〔2〕では、参照光Rと干渉光(M+
R)は、部位〔1〕と同様な光路を辿るが、測定光M
は、ペンタプリズム420により参照光Rと同じ方向
で、かつ、平行になるように反射され、反射ターゲット
16側に向かう。部位〔3〕では、参照光Rと干渉光
(M+R)は、部位〔1〕と同様な光路を辿るが、測定
光Mは、ペンタプリズム421により参照光Rと逆方向
で、かつ、平行になるように反射され、反射ターゲット
16側に向かう。
【0022】部位〔4〕では、参照光Rと干渉光(M+
R)は、部位〔1〕と同様な光路を辿るが、測定光M
は、ペンタプリズム422により入射光Lの光軸上で直
交する方向に反射され、反射ターゲット16側に向か
う。光ファイバ15は、光源部12と多軸干渉計14と
の間に設置されて、光源部12から発射されるレーザ光
を多軸干渉計14の干渉計本体34に導入するものであ
って、その出射面がコリメータレンズ26を介して、ケ
ーシング30の入射窓部30aの中心に支持されてい
る。なお、図3中に符号29で示した部材は、光ファイ
バ15の支持用スペーサである。
【0023】受光部17は、図2,3および図6に示す
ように、受光光学系17aと、干渉光伝送用光ファイバ
17bと、光電変換素子17cとから構成されている。
受光光学系17aは、ケーシング30の側面に固設され
たボックス31内にあって、出射窓部30bに入射面が
対向するように設置されている。光ファイバ17bは、
ボックス31を貫通するようにして取付けられている。
【0024】受光光学系17aは、偏光ビームスプリッ
タ40aから送出される干渉光(M+R)を受光して、
透過光と反射光に分割するビームスプリッタ170と、
ビームスプリッタ170の反射光を受ける偏光板171
および集光レンズ172と、ビームスプリッタ170の
透過光を受ける1/4波長板173とを備えている。1
/4波長板173の後部側には、入射光を透過光と反射
光とに分割する偏光ビームスプリッタ174が設けられ
ていおり、これらの透過光と反射光との光路中には、そ
れぞれ集光レンズ175,176が介装されている。受
光光学系17aで3つに分割された光A,B,Cは、そ
れぞれ干渉光伝送用光ファイバ17bに導入され、その
他端側に設置された光電変換素子17cにより電気信号
に変換されて、ディスプレイ18に送出される。
【0025】このように構成された受光部17では、ビ
ームスプリッタ170に入射した干渉光(M+R)は、
2つに分割され、一方は、1/4波長板173を、他方
は、偏光板170に入射する。偏光板170は、偏光ビ
ームスプリッタ40aに対して、45°傾いて配置され
ている。1/4波長板173も偏光ビームスプリッタも
結晶軸が偏光ビームスプリッタ40aに対して、45°
傾いている。
【0026】この結果、光Aと同Bとでは、位相が18
0°ずれた状態となり、また、光Cは、位相が90°ず
れている。従って、3個の光電変換素子17cから出力
される信号は、図7に示すような状態となり、これらの
信号から、X=A−BおよびY=2{C−(A+B)/
2}を求め、この値(X,Y)から反射ターゲット16
の変位dがコンピュータ20で演算される。
【0027】なお、受光部17の構成は、図6に示した
構成に限られることはなく、同図において光ファイバ1
7bを省略して、集光レンズ172,175,176か
らの光A,B,Cを光電変換素子17cでそれぞれ直接
受光するようにしてもよい。次に、このように構成され
た多軸測長機を用いてNC工作機の測定,校正を行う場
合について説明する。図8には、本発明の多軸測長機を
使用してNC工作機(フライス盤A)の3軸の移動精度
を測定し、かつ、その精度を校正する際の状態が示され
ている。
【0028】同図に示すように、被測定物であるフライ
ス盤Aの固定部位の主軸位置に、例えば、スピンドル部
に直接ないしはマグネットを用いて多軸干渉計14が固
設されている。この干渉計14に対向してフライス盤A
の可動部分であるテーブルのx軸方向、y軸方向及び多
軸干渉計14の真下であるz軸方向には、それぞれ反射
ターゲット16が固定配置される。
【0029】多軸干渉計14は、この例では、上述した
分光機構部42の部位〔1〕がy軸方向に一致し、部位
〔2〕がz軸方向に、また、部位〔4〕がx軸方向に一
致するようにセットされる。各反射ターゲット16は、
多軸干渉計14のケーシング30に設けられている貫通
孔30c〜30eと同軸上に設置され、その後は、これ
を固定したまま全自動によりフライス盤Aの計測が行わ
れることになる。
【0030】なお、測定時における作業者による最初の
アライメント作業は、反射ターゲット16の光軸合わせ
及び3軸方向のホームポジション設定作業となるが、こ
の作業は、概ね25分程度で終了する。このときに行わ
れるコンピュータ20の制御手順の一例を図9に示して
いる。同図に示した手順では、スタートすると、まず、
ステップ101で、コントローラ24に指令信号を送出
して、駆動モータ36cを駆動することにより、入射お
よび出射窓部30a,30bに対向する位置に、分光機
構部42の部位〔4〕が対応するようにセットされる。
【0031】続くステップ102では、NCコントロー
ラ22に制御信号が送出され、この信号を受けたNCコ
ントローラ22は、フライス盤Aを移動させて、x軸の
ホームポジションに位置させる。ステップ103では、
コンピュータ20に搭載されているフロッピーディスク
などのソフトウエアの計測プログラム内容に沿ってフラ
イス盤AのNCコントローラ22に順次駆動指令を与
え、フライス盤Aを所定の手順により動作させる。
【0032】そして、これらの動作に応じて変化する測
定結果のデータと、プログラム中に内蔵されている基準
データとを比較し、この比較結果によりピッチ誤差など
の補正データを算出し、その校正値をNCコントローラ
22に取込ませる。この場合の精度試験内容は、繰返し
位置決め精度試験、繰返し反転位置決め精度試験、IS
O−230−2などであり、試験項目に応じてその作業
時間が異なるものの、従来と同様に50分程度である。
【0033】x軸についての全ての試験項目が完了した
とステップ104で判断されると、コンピュータ20
は、ステップ105でコントローラ24の起動を指令
し、駆動モータ36cを駆動することにより、入射およ
び出射窓部30a,30bに対向する位置に、分光機構
部42の部位〔1〕が対応するようにセットされる。こ
の動作の確認後、前記と同様な手順によってy軸に関す
る各種精度試験が実行され(ステップ106〜10
8)、さらに、y軸の測定がステップ108で終了した
と判断されると、測定光軸をz軸に切替え、同様な手順
を繰返し、z軸の精度試験完了後システムを停止させる
(ステップ109〜ステップ112)。
【0034】この全作業時間は175分程度であり、そ
のうち作業員による最初のアライメント時間を除けば、
自動計測時間は150分であるため、作業員にとっては
十分な空き時間を得られ、その間を他の作業に有効活用
できることになるうえ、作業完了後放置しておいても、
実質的に全ての作業が完了しているので、作業時間の管
理に煩わされることがない。
【0035】図10〜図12は、本発明の第2実施例を
示しており、上記実施例と同一若しくは相当する部分に
同符号を付して、その説明を省略するとともに、以下に
その特徴点についてのみ説明する。これらの図に示した
第2実施例では、干渉計本体34aは、上記実施例と同
様に、干渉計部40と分光機構部42aとから構成され
ている。
【0036】干渉計部40は、上記第1実施例と同様
に、偏光ビームスプリッタ40aと、一対の1/4波長
板10b,40cと、コーナープリズム40dとから構
成されているが、分光機構部42aは、何も設けられて
いない部位〔1a〕と、入射光Lを下方に反射する三角
ミラー420aが設けられている部位〔2a〕と、入射
光Lを上方に反射する三角ミラー421aが設けられて
いる部位〔3a〕と、入射光Lを右横方向に反射する三
角ミラー422aが設けられている部位〔4a〕とから
構成されている。
【0037】このように構成された分光機構部42aに
よると、各部位〔1a〕〜〔4a〕の測定光M,参照光
Rおよび干渉光(M+R)が、図5に示した光路と同じ
状態になるので、上記第1実施例と同等の作用効果が得
られる。図13、図14は、本発明の第3実施例を示し
ており、上記実施例と同一若しくは相当する部分に同符
号を付して、その説明を省略するとともに、以下にその
特徴点についてのみ説明する。これらの図に示した第3
実施例では、干渉計本体34bは、上記実施例と同様
に、干渉計部40と分光機構部42bとを有している。
【0038】干渉計部40は、偏光ビームスプリッタ4
0aと、コーナープリズム40dとから構成されてい
て、コーナープリズム40dが偏光ビームスプリッタ4
0aの上部側に配置されていて、第1実施例の干渉計部
40から一対の1/4波長板40b,40cを実質的に
除去した構造になっている。分光機構部42bは、上記
第1実施例と同様に何も設けない部位〔1b〕と、偏光
ビームスプリッタ40aからの入射光を下方に反射する
ペンタプリズム420bが設けられている部位〔2b〕
と、偏光ビームスプリッタ40aからの入射光を上方に
反射するペンタプリズム421bが設けられている部位
〔3b〕と、偏光ビームスプリッタ40aからの入射光
を右方に反射するペンタプリズム422bが設けられて
いる部位〔4b〕とから構成されている。
【0039】このように構成された干渉計本体34aに
よると、図14に各部位〔1b〕〜〔4b〕の光路を示
すように、反射ターゲット16に向かう測定光Mと、反
射ターゲット16で反射されて、分光機構部42bに戻
る測定光Mとが別の光路を辿り、また、参照光Rもコー
ナープリズム40d内で反射して別の位置に出射する
が、干渉光(M+R)は、受光部17に導かれるので、
上記実施例と同様にNC工作機の自動測長が行える。
【0040】このように構成した測長機によれば、反射
ターゲット16に向かう光路と、反射ターゲット16か
ら戻る光路とが全く異なっているので、偏光ビームスプ
リッタ40aやペンタプリズム420b〜422bなど
は、大型になるものの、この実施例では、1/4波長板
を全く使用しないので、干渉計本体42bが安価にな
る。
【0041】図15は、本発明の第4実施例を示してお
り、上記実施例と同一若しくは相当する部分に同符号を
付して、その説明を省略するとともに、以下にその特徴
点についてのみ説明する。同図に示す実施例では、干渉
計本体34cは、上記実施例と同様に、干渉計部40’
と分光機構部42cとを有しており、これらはともにス
テージ32上に設置されている。
【0042】干渉計部40’は、偏光ビームスプリッタ
40a’と、この偏光ビームスプリッタ40a’の上面
側に接着された4個のコーナープリズム40d’とから
構成されていて、偏光ビームスプリッタ40a’は、ス
テージ32の移動方向に沿って細長く形成され、その前
面側がケーシング30の入,出射窓部30a,30bに
対向するようになっている。
【0043】分光機構部42cは、上記第1実施例と同
様に何も設けない部位〔1c〕と、偏光ビームスプリッ
タ40a’からの入射光を下方に反射するペンタプリズ
ム420cが設けられている部位〔2b〕と、偏光ビー
ムスプリッタ40a’からの入射光を上方に反射するペ
ンタプリズム421cが設けられている部位〔3c〕
と、偏光ビームスプリッタ40a’からの入射光を右方
に反射するペンタプリズム422cが設けられている部
位〔4c〕とから構成されている。
【0044】このように構成した干渉計本体34cで
は、干渉計部40’と分光機構部42cとがともにステ
ージ32とともに移動するものの、分光機構部42cの
光路は、第3実施例の図14と同様になり、その結果、
第3実施例と同等の作用効果が得られる。図16は、本
発明の第5実施例を示しており、上記実施例と同一若し
くは相当する部分に同符号を付して、その説明を省略す
るとともに、以下にその特徴点についてのみ説明する。
同図に示す実施例では、第3実施例の分光機構部42b
のペンタプリズム420b〜422bを三角ミラー42
0d〜422dに替えている。
【0045】このように構成された干渉計本体34dに
よっても上記各実施例と同様にNC工作機の各軸に対す
る自動測長が行えるとともに、分光機構部42dを三角
ミラー420d〜422dで構成しているので、実施例
3の場合よりもさらに干渉計本体42cが安価になる。
図17および図18は、本発明の第6実施例を示してお
り、上記実施例と同一若しくは相当する部分に同符号を
付して、その説明を省略するとともに、以下にその特徴
点についてのみ説明する。同図に示す実施例では、干渉
計本体34eは、上記各実施例と同様に、干渉計部4
0”と分光機構部42eとを有しており、これらはとも
にステージ32上に設置されている。
【0046】干渉計部40”は、偏光ビームスプリッタ
40a”と、この偏光ビームスプリッタ40a”の下面
側に、1/4波長板40b”を介して接着された4個の
コーナープリズム40d”とから構成されていて、偏光
ビームスプリッタ40a”は、ステージ32の移動方向
に沿って細長く形成され、その左端部側の出射面に1/
4波長板40c”が配置され、その前面側がケーシング
30の入,出射窓部30a,30bに対向するようにな
っている。
【0047】分光機構部42eは、何も設けない部位
〔1e〕と、偏光ビームスプリッタ40a”からの入射
光を下方に反射するペンタプリズム420eが設けられ
ている部位〔2e〕と、偏光ビームスプリッタ40a”
からの入射光を上方に反射するペンタプリズム421e
が設けられている部位〔3e〕と、偏光ビームスプリッ
タ40a”からの入射光を右方に反射するペンタプリズ
ム422eが設けられている部位〔4e〕とから構成さ
れている。
【0048】また、各ペンタプリズム420e〜422
eの出射面には、1/4波長版423eが固着されてい
る。このように構成された干渉計本体34eを採用した
場合には、部位〔1e〕〜〔4e〕の各光路が、図5に
示した第1実施例と実質的に同一になるので、上記実施
例と同等の作用効果が得られる。なお、図17中に符号
82で示した部材は、移動機構36のラックピニオンの
バックラッシ防止用のコイルバネである。
【0049】図19は、本発明の第7実施例を示してお
り、上記実施例と同一若しくは相当する部分に同符号を
付して、その説明を省略するとともに、以下にその特徴
点についてのみ説明する。同図に示す実施例では、干渉
計本体34fは、上記実施例と同様に、干渉計部40
と、その後方側に配置される分光機構部42fとを有し
ている。
【0050】干渉計部40は、上記第3実施例と同様
に、偏光ビームスプリッタ40aとコーナープリズム4
0dとから構成されていて、偏光ビームスプリッタ40
aは、その前面側がレーザ光の入,出射窓部30a,3
0bに対向するように固定配置されている。一方分光機
構部42fは、3個の反射ミラー420f,421f,
422fから構成されていて、各ミラー420f,42
1f,422fは、円板状の回転ステージ380上に載
置固定されている。
【0051】回転ステージ380は、取付け板32に回
転可能に支持されていて、その中心下面側に回転軸が固
設された超音波モータ36cより回転駆動される。この
ときの回転位置は、モータ36cに連結されたロータリ
エンコーダ80により検出される。反射ミラー420
f,421f,422fは、偏光ビームスプリッタ40
aに対向できるように回転ステージ380の外周縁側に
設けられている。
【0052】回転ステージ380は、90°の等間隔で
4つの部位〔1f〕〜〔4f〕に分割されていて、これ
らの3つの部位〔2f〕〜〔4f〕に反射ミラー420
f,421f,422fが配置されていて、残りの1つ
の部位〔1f〕には、なにも配置されていない。このよ
うに構成された干渉計本体34fでは、回転ステージ3
80を回転させて、なにも配置されていない部位〔1
f〕を偏光ビームスプリッタ40aに対向させると、偏
光ビームスプリッタ40aからの入射光を、反射ターゲ
ット16側に直進させることができる。
【0053】また、回転ステージ380を回転させて、
反射ミラー420fを偏光ビームスプリッタ40aに対
向させると、偏光ビームスプリッタ40aからの入射光
を下方向に反射させることができる。さらに、回転ステ
ージ380を回転させて、反射ミラー421fを偏光ビ
ームスプリッタ40aに対向させると、偏光ビームスプ
リッタ40aからの入射光を上方向に反射させることが
できる。
【0054】またさらに、回転ステージ380を回転さ
せて、反射ミラー422fを偏光ビームスプリッタ40
aに対向させると、偏光ビームスプリッタ40aからの
入射光を右横方向に反射させることができる。つまり、
この第7実施例では、上記第6実施例までに示した分光
機構部が、4つの部位を直線状に配列したのに対して、
これを回転ステージ380の周方向に配列しており、こ
のように構成された干渉計本体34fにおいても上記各
実施例と同等の作用効果が得られるとともに、このよう
な構成を採用すると分光機構部42fの移動および切替
えが簡単になる。
【0055】図21〜図24は、本発明の第8実施例を
示しており、上記実施例と同一若しくは相当する部分に
同符号を付して、その説明を省略するとともに、以下に
その特徴点についてのみ説明する。同図に示す実施例で
は、干渉計本体34gは、上記実施例と異なり、上述し
た各実施例の分光機構部を兼ねた干渉計部4000を有して
いる。
【0056】干渉計部4000は、3個の偏光ビームスプリ
ッタ4000a 〜4000c と、各偏光ビームスプリッタ4000a
〜4000c の一側面に固着されたコーナープリズム4000d
〜4000f とを備え、偏光ビームスプリッタ4000a 〜4000
c が光ファイバ15の端面と受光部17とにそれぞれ対
向するように、ステージ32上に一列状に配置されてい
て、以下の3つの部位〔1g〕〜〔3g〕を有してい
る。
【0057】部位〔1g〕では、入射光に対して、測定
光が透過されるように、その上面側にコーナープリズム
4000d が配置されている。部位〔2g〕では、部位〔1
g〕と同様に、偏光ビームスプリッタ4000bの内部に設
けられた反射面が入射光に対して、45°傾斜して、反
射光が上方を向かうように配置され、その背面側にコー
ナープリズム4000e が配置されている。部位〔3g〕で
は、偏光ビームスプリッタ4000cの内部に設けられた反
射面が入射光に対して、45°傾斜して、反射光が右側
に向かうように配置され、その背面側にコーナープリズ
ム4000fが配置されている。
【0058】図24に本実施例の干渉計部4000の光路の
詳細を示している。同図において部位〔1g〕では、光
ファイバ15から出射したレーザ光Lは、偏光ビームス
プリッタ4000a に入射し、ここで透過光と反射光とに分
光され、透過光が測定光Mとなって背面側のコーナープ
リズム16側に向かう。反射光は、参照光Rとしてコー
ナープリズム4000d に向かう。コーナープリズム16,400
0dで反射した光は、再び偏光ビームスプリッタ4000a に
入射し、この部分で相互に干渉させられ、干渉光(M+
R)が受光部17に入射する。
【0059】部位〔2g〕では、光ファイバ15から出
射したレーザ光Lは、偏光ビームスプリッタ4000bに入
射し、ここで透過光と反射光とに分光され、反射光が測
定光Mとなって上方のコーナープリズム16側に向か
う。透過光は、参照光Rとしてコーナープリズム4000e
に向かう。コーナープリズム16,4000eで反射した光は、
再び偏光ビームスプリッタ4000b に入射し、この部分で
相互に干渉させられ、干渉光(M+R)が受光部17に
入射する。
【0060】部位〔3g〕では、光ファイバ15から出
射したレーザ光Lは、偏光ビームスプリッタ4000c に入
射し、ここで透過光と反射光とに分光され、反射光が測
定光Mとなって右側方のコーナープリズム16側に向か
う。透過光は、参照光Rとしてコーナープリズム4000f
に向かう。コーナープリズム16,4000fで反射した光は、
再び偏光ビームスプリッタ4000c に入射し、この部分で
相互に干渉させられ、干渉光(M+R)が受光部17に
入射する。このように構成された干渉計本体34gによ
ると、反射ターゲット16に向かう測定光Mと、反射タ
ーゲット16で反射されて、干渉計部4000a〜4000c に
戻る測定光Mとが別の光路を辿り、また、参照光Rもコ
ーナープリズム40d内で反射して別の位置に出射する
ことになるが、干渉光(M+R)は、受光部17に導か
れるので、例えば、図22に示した状態から天地を逆に
して、フライス盤Aに装着すると、上記実施例と同様に
NC工作機の自動測長が行える。
【0061】このように構成した測長機によれば、反射
ターゲット16に向かう光路と、反射ターゲット16か
ら戻る光路とが全く異なっているので、偏光ビームスプ
リッタ4000a 〜4000c が大型になるものの、分光機構部
の機能を干渉計部4000で兼用しているので、部品点数が
少なくなり、より一層実用性が増す。なお、以上の実施
例では作業手順としてx,y,z軸の順に行っている
が、その順番は、任意に変更可能である。
【0062】また、実施例における多軸干渉計14は、
z軸方向の上部側の計測と、下部側の測長とを行えるよ
うにしているが、いずれか一方の測長を行うようにして
も良いし、双方の測長を行うようにしても良い。
【0063】
【発明の効果】以上実施例で詳細に説明したように、本
発明にかかるNC工作機用多軸測長機によれば、多軸干
渉計と光源部とのアライメント作業が不要になり、多軸
干渉計とこれのx,y,z軸方向に配置されるターゲッ
トの光軸合わせを行えば、各軸の測長が自動的に行われ
るため、作業者にとっては次の作業の待ち時間に拘束さ
れることがなく、他の作業に専念できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる多軸レーザ測長機の第1実施例
を示す全体システム構成図である。
【図2】同多軸レーザ測長機の多軸干渉計の分解斜視図
である。
【図3】同干渉計の断面図である。
【図4】同干渉計の干渉計本体の説明図である。
【図5】(a)〜(d)は、図4に示した干渉計本体に
おける各部位の光路説明図である。
【図6】同多軸レーザ測長機の受光部の一例を示す構成
説明図である。
【図7】図6に示した受光部で検出される電気信号の波
形図である。
【図8】本発明による多軸レーザ測長機をひざ型フライ
ス盤の測定に適用した場合の配置を示す姿図である。
【図9】本発明の多軸レーザ測長機を用いた測定処理手
順の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明にかかる多軸レーザ測長機の第2実施
例を示す多軸干渉計の要部分解斜視図である。
【図11】図10の多軸干渉計の断面図である。
【図12】同干渉計の干渉計本体の平面図である。
【図13】本発明にかかる多軸レーザ測長機の第3実施
例を示す多軸干渉計の断面図である。
【図14】図13に示した干渉計の各部位における光路
説明図である。
【図15】本発明にかかる多軸レーザ測長機の第4実施
例を示す干渉計本体の正面図,平面図および側面図であ
る。
【図16】本発明にかかる多軸レーザ測長機の第5実施
例を示す多軸干渉計の要部分解斜視図である。
【図17】本発明にかかる多軸レーザ測長機の第6実施
例を示す多軸干渉計の要部分解斜視図である。
【図18】図17に示した多軸レーザ測長機の干渉計本
体の正面図,平面図および側面図である。
【図19】本発明にかかる多軸レーザ測長機の第7実施
例を示す多軸干渉計の要部斜視図である。
【図20】本発明にかかる多軸レーザ測長機の第8実施
例を示す多軸干渉計の要部分解斜視図である。
【図21】図20に示した多軸干渉計の組立状態の断面
図である。
【図22】図20に示した多軸レーザ測長機の干渉計本
体の正面図,平面図および側面図である。
【図23】図22に示した干渉計の各部位における光路
説明図である。
【図24】ひざ型縦フライス盤に対する従来の測長機の
配置を示す姿図である。
【符号の説明】
12 光源部 14 多軸干渉計 15 光ファイバ 16 移動コーナキューブ(ターゲット) 20 コンピュータ(制御部) 24 コントローラ 30 ケーシング 32 ステージ 36 移動機構 38 検出手段 39 取付け基板 34,34a〜34g 干渉計本体 40,40’,40”4000 干渉計部 42,42a〜42g 分光機構部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を発射する光源部と、 入射したレーザ光を分光させて、NC工作機の直交する
    x,y,z軸方向に向けて出射させるとともに、測定光
    と参照光の干渉光を送出する干渉計本体と、その切替え
    機構とを内蔵した多軸干渉計と、 前記光源部と前記干渉計本体との間に設置され、前記光
    源部からのレーザ光を前記干渉計本体に導く光ファイバ
    と、 前記NC工作機の測定位置に固定されて、前記x,y,
    z軸方向に出射したレーザ光を受けて前記干渉計本体側
    に反射する複数の反射ターゲットと、 前記干渉計本体からの干渉光を受光する受光部と、 前記切替え機構を制御するコントローラと、 前記x,y,z軸方向毎に前記NC工作機を所定の手順
    により動作させつつ、前記レーザーヘッドの受光部で得
    られる測長データと、予め設定される基準データとを比
    較し、前記NC工作機にその校正値を与えるとともに、
    前記x,y,z軸の測定終了毎に前記コントローラに切
    替え動作を指令する制御部とを備えたことを特徴とする
    多軸レーザ測長機。
  2. 【請求項2】 前記多軸干渉計は、前記光ファイバに対
    向する入射窓部と、前記受光部に対向する出射窓部とを
    開口したケーシングと、 前記ケーシング内にあって、前記入,出射窓部に対向す
    るように直線移動または回転移動可能に設置されたステ
    ージと、 入射したレーザ光をx,y,z軸方向に向けて出射する
    前記分光機構部と、干渉計部とを有する干渉計本体とを
    備え、 前記切替え機構は、前記ステージを直線移動または回転
    移動させて前記各分光機構部を前記入出射窓部に対面さ
    せる移動機構と、 前記ステージの停止位置を検出する検出手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の多軸レーザ測長機。
  3. 【請求項3】 前記干渉計本体は、前記移動機構の移動
    方向に沿って設けられ、前記ステージ上に固定設置され
    た前記干渉計部と、前記ステージ上にあって、前記干渉
    計部の後方に設置された分光機構部とを備え、 前記分光機構部は、前記干渉計部からの入射光を直進さ
    せる部位と、前記干渉計部からの入射光を上または下方
    向に反射させる部位と、前記干渉計部からの入射光を横
    方向に反射させる部位とを有することを特徴とする請求
    項2記載の多軸レーザ測長機。
  4. 【請求項4】 前記干渉計本体は、前記入出射窓部の背
    面側に固定配置された前記干渉計部と、前記ステージ側
    に配置された分光機構部とを備え、 前記分光機構部は、前記干渉計部からの入射光を直進さ
    せる部位と、前記干渉計部からの入射光を上または下方
    向に反射させる部位と、前記干渉計部からの入射光を横
    方向に反射させる部位とを有することを特徴とする請求
    項2記載の多軸レーザ測長機。
  5. 【請求項5】 前記多軸干渉計は、前記光ファイバに対
    向する入射窓部と、前記受光部に対向する出射窓部とを
    開口したケーシングと、 前記ケーシング内にあって、前記入,出射窓部に対向す
    るように直線移動可能に設置されたステージと、 入射したレーザ光をx,y,z軸方向に向けて出射する
    干渉計部を有する干渉計本体とを備え、 前記切替え機構は、前記ステージを直線移動させて前記
    干渉計部を前記入出射窓部に対面させる移動機構と、 前記ステージの停止位置を検出する検出手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の多軸レーザ測長機。
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