JP3202162B2 - 数値制御工作機械の全自動測定システム、全自動測定方法及び数値制御工作機械 - Google Patents

数値制御工作機械の全自動測定システム、全自動測定方法及び数値制御工作機械

Info

Publication number
JP3202162B2
JP3202162B2 JP05607396A JP5607396A JP3202162B2 JP 3202162 B2 JP3202162 B2 JP 3202162B2 JP 05607396 A JP05607396 A JP 05607396A JP 5607396 A JP5607396 A JP 5607396A JP 3202162 B2 JP3202162 B2 JP 3202162B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measurement
machine tool
predetermined inspection
measuring
error
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05607396A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09244718A (ja
Inventor
信之 大澤
洋一 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seimitsu Co Ltd
DMG Mori Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
DMG Mori Co Ltd
Mori Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Seimitsu Co Ltd, DMG Mori Co Ltd, Mori Seiki Co Ltd filed Critical Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority to JP05607396A priority Critical patent/JP3202162B2/ja
Publication of JPH09244718A publication Critical patent/JPH09244718A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3202162B2 publication Critical patent/JP3202162B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、数値制御(NC)
工作機械に関して、ISO230−2等に規定されてい
る所定の検査項目を、全自動で測定するための測定シス
テムと測定方法及び測定誤差に基づいて制御量を補正す
る機能を有するNC工作機械に関し、特にレーザ測長器
でNC工作機械の各移動軸方向の移動量誤差を全自動で
測定する測定システムと測定方法及び移動量誤差を補正
する機能を有するNC工作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】NC工作機械の精度については、ISO
230−2等の規格に試験項目や試験方法が規定されて
いる。ここで規定されている項目は、各移動軸方向の移
動量誤差、バックラッシュ、ヨーイング等である。ま
た、例えば各移動軸方向の移動量誤差の試験方法では、
各移動軸方向毎に所定量づつ移動する動作を行った後、
逆方向に同じように戻る動作を所定量繰り返し、それぞ
れの移動点での誤差の最大値や2乗平均値を算出する方
法が規定されている。
【0003】上記のような試験項目の測定には、通常の
接触型のゲージや磁気スケール等も使用されるが、もっ
とも一般的にはレーザ測長器が使用される。図8は、レ
ーザ測長器を使用してNC工作機械(マシニングセン
タ)の精度を測定するための従来の配置例を示す図であ
る。図8に示すように、工作機械91は、加工ツールを
保持し駆動する加工ツール部92と、被加工物を載せる
載物台93と、それらの制御を行うNCコントローラ9
7を備える。加工ツール部92は上下方向(Z軸方向)
に移動可能であり、載物台93はZ軸方向に垂直な平面
内の相互に垂直な2方向に移動可能であり、NCコント
ローラ97により移動が制御される。上記のISO23
0−2の移動量誤差とバックラッシュの測定に関する規
定では、これらのNCコントローラ97から各軸方向に
所定の移動量だけ移動するように指示した時に実際にど
れだけ移動したかを測定する。図示しているのは、矢印
で示した方向(X軸方向)の移動量誤差とバックラッシ
ュを測定する場合であり、まずレーザ光源11から出射
されるレーザ光の光軸がX軸方向に一致するように光軸
合わせしたレーザ光源11を配置する。次に加工ツール
部92の先端にレーザ干渉測長器の干渉光学ユニット1
3をレーザ光が入射するように取り付け、載物台93の
端に反射鏡(コーナーキューブ)を配置する。
【0004】図9は、干渉光学ユニット13の構成を示
す図である。レーザ光源11は、He−Neレーザ等の
可干渉性の良好な(干渉距離の長い)レーザ光を出力す
るレーザ光源であり、そこから出力されたレーザ光は、
偏光ビームスプリッタ131で2つのレーザビームに分
けられる。この時、偏光ビームスプリッタ131の光軸
は入射するレーザ光の偏光面に対して45°になるよう
に調整されている。この場合、偏光ビームスプリッタ1
31を透過するレーザ光はP偏光、偏光ビームスプリッ
タ131で反射するレーザ光はS偏光と呼ばれ、互いに
偏光方向が直交している。一方のレーザビーム(P偏
光)は載物台93の端に配置されたコーナーキューブ1
7に入射し、そこで逆方向に反射されて再び偏光ビーム
スプリッタ131に入射する。他方のレーザビーム(S
偏光)は干渉光学ユニット13に設けられた参照用コー
ナーキューブ132に入射し、そこで逆方向に反射され
て再び偏光ビームスプリッタ131に入射する。コーナ
ーキューブ17から偏光ビームスプリッタ131に入射
したレーザビームと参照用コーナーキューブ132から
偏光ビームスプリッタ131に入射したレーザビーム
は、偏光ビームスプリッタ131で重なり合い、偏光板
138を通過した後光検出器133に入射する。これら
の2つのレーザビームは相互に干渉し干渉縞を生じる
が、干渉縞の強度は2つのレーザビームの光路差がレー
ザビームの波長の整数倍の時にもっとも大きくなり、光
路差が波長の整数倍と1/2異なる時にもっとも小さく
なる。そのため、載物台93が移動し、その端に配置さ
れたコーナーキューブ17が移動すると光検出器133
の出力強度が周期的に変化する。具体的にはコーナーキ
ューブ17が1/2波長分移動すると、往復で波長分の
光路差が生じるため、光検出器133の出力強度が変化
するサイクル数に1/2波長を乗じた値がコーナーキュ
ーブ17、すなわち載物台93の移動距離である。
【0005】光検出器133の出力信号は、増幅器13
4で増幅された後、比較器135で出力信号の中間レベ
ルと比較されて2値信号に変換され、それをカウンタ1
36で計数する。測長値算出部137は、カウンタ13
6の値から移動距離を算出する。図8及び図9に示した
従来の配置で、各軸方向の移動量を測定する手順につい
て説明する。
【0006】作業者は、図8のようなX軸方向の移動量
誤差を測定する配置を完了した後、NCコントローラ9
7を操作して、ISO230−2等に規定された試験方
法に対応する移動量分だけ載物台93をX軸方向に移動
させるように指示する。そしてこの移動に対応するレー
ザ測長器の測定値を記録する。このような測定を、規定
された個数の目標位置へ規定された回数分移動させて行
う。具体的には、ISO230−2では、2mまでの移
動距離ではメートル当たり5つの目標位置をとる必要が
あり、更に各目標位置に5回以上各向きで移動させる必
要があり、測定を行う回数は膨大である。しかも、各目
標位置をどのような順番に測定するかで、直線サイクル
と折り返しサイクル等の複数のサイクルが規定されてお
り、対象となる工作機械毎にいずれかを選択して測定を
行う必要がある。各目標位置のNCコントローラ97へ
の入力は、測定毎に行われる場合も、最初にまとめて入
力し、ボタン操作により順に移動させる場合もある。い
ずれにしろ、各目標位置を入力する必要がある。そのた
め、作業に時間がかかる上、作業が非常に煩雑で誤り易
いという問題があった。また、測定値には規定された演
算処理を施して、評価値を算出することも必要である。
【0007】更に、マシニングセンタやフライス盤等の
NC工作機械では移動軸は通常3軸あり、これらのすべ
ての移動軸方向について移動量誤差を測定する必要があ
る。そのため、X軸方向の測定が終了すると、レーザ光
源11、干渉光学ユニット13及びコーナーキューブ1
7の配置をY軸方向の移動量誤差を測定する配置に変更
した上で、Y軸方向の測定を行い、その後更にZ軸方向
の測定を行う必要がある。そのため、図8に示したレー
ザ光源11からのレーザービームがX軸方向に出力され
る配置からY軸方向及びZ軸方向に出力される配置に変
える必要があるが、レーザービームをZ軸方向に、しか
も加工ツール部92を通過するように配置するのは容易
でない。そのため反射鏡(ミラー)等を組み合わせてレ
ーザービームの方向を変えるようにしているが、配置を
調整する要素が増加するために調整作業は更に煩雑にな
る。
【0008】あるいは、図7のように傾斜した移動軸を
測定する場合は、レーザ光源11をその移動軸に合わせ
て傾けねばならず、更に多くの煩雑さを考慮しなければ
ならない。このような問題を解決するため、実願昭62
−52869号にはレーザ光源から干渉光学ユニットへ
のレーザビームの伝達を光ファイバで行うことにより配
置の自由度を大幅に向上させた分離型レーザ干渉計が提
案されている。この分離型ーザ干渉計を使用すれば各軸
へのセッティングは容易に行えるものの、このような分
離型レーザ干渉計を使用しても、方向の切り換えは自動
的に行えず、作業者が各軸にセッティングする必要があ
るのが現状である。
【0009】また、NC工作機械では、上記のような規
格を満足するため、更にはより一層の精度向上を図るた
め、上記のような各移動軸毎の移動誤差の測定を行い、
測定した誤差に基づいて補正を行うようにしているもの
もある。図10は、移動量誤差の例を示す図であり、各
位置での誤差が図示のようであった場合、その誤差を記
憶しておき、記憶してある誤差に基づいて移動距離を補
正することにより誤差を低減することができる。このよ
うな目的で上記の測定を行う場合には、測定する位置の
個数は上記の目標位置の個数より多く、通常128点程
度の測定を行って、各点での誤差を記憶させる必要があ
る。各点の間については更に補間法等で誤差を算出して
いる。このような補正はバックラッシュについても行わ
れ、その場合にはアプローチする方向毎の誤差を測定
し、それらを記憶させる必要がある。
【0010】いずれにしろ、補正を行う場合には、多数
の点について測定を行った上で、測定した誤差、または
誤差から演算した補正値をNCコントローラ97に記憶
させる必要があり、NCコントローラ97に接続された
入力装置を使用して作業者がこれらの値を入力する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
NC工作機械の精度測定作業は、作業に時間がかかる
上、作業が非常に煩雑で誤り易いという問題があった。
たとえ、測定された多量の測定データの演算処理はコン
ピュータ等で行うにしても、NCコントローラ97への
目標位置を示すデータの入力は作業者が行う必要があ
り、従来のNC工作機械を検査する場合、機械によって
も異なるが1日程度の工数を要していた。また、作業は
すべて作業者自身によって行われており、省人化がはか
れていないのが現状である。更に、近年は工作機械の一
層の高精度検査が要求される傾向にあり、作業者の個人
差を除くために検査回数を増加させており、検査時間が
長くなる方向にあるため、このような問題が一層顕著に
なってきている。また、補正データを得るための測定を
行う場合も同様であり、この場合には更に測定した誤差
又は補正値をNCコントローラ97へ入力する作業が必
要であり、誤った値が入力されると正確な移動が行えな
くなるため誤入力チェックを行う必要があり、作業者は
長時間の緊張した作業を要求されるという問題があっ
た。
【0012】また、上記のレーザ光源11、干渉光学ユ
ニット13及びコーナーキューブ17の配置において
は、レーザビームが測定しようとする移動軸の方向に平
行に出力されることが必要であり、もし平行でないと測
定した値は、平行との角度差の余弦(cos)値になり
誤差を生じる。角度差が小さければ誤差は小さいが、レ
ーザ測長器を使用して測定する測定値は非常な高精度を
要求されるため、角度差が十分に小さくなるように、レ
ーザビームと移動軸の平行度を十分に合わせる必要があ
り、熟練した作業者が行う必要がある上、熟練した作業
者が行うにしても煩雑な作業であるという問題があっ
た。
【0013】本発明はこのような問題点を解決するため
のものであり、NC工作機械の精度測定作業及び補正デ
ータ測定作業をできるだけ自動化することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の数値制
御工作機械の全自動測定システムの基本構成を示す図で
ある。図1に示すように、本発明の数値制御工作機械の
全自動測定システムは、データ入出力部を有する数値制
御部97を備える工作機械91の所定の検査項目の測定
を行う数値制御工作機械の全自動測定システムであっ
て、工作機械91の所定の検査項目を測定する測定装置
11、13、17と、数値制御部97のデータ入出力部
及び測定装置11、13、17と通信可能に接続され、
測定装置11、13、17で所定の検査項目を測定する
ための制御シーケンスに関する情報を記憶しており、制
御シーケンスに関する情報に基づいて、数値制御部97
と測定装置11、13、17を制御して所定の検査項目
の測定動作を制御する測定制御手段30とを備え、測定
制御手段30は複数の制御シーケンスに関する情報を記
憶しており、測定制御手段30は、数値制御部97から
工作機械91の所定の検査項目を測定するためのパラメ
ータを受け取り、複数の制御シーケンスに関する情報か
ら選択したパラメータに対応する制御シーケンスに関す
る情報に基づいて制御を行うことを特徴とする。
【0015】本発明の数値制御工作機械の全自動測定シ
ステムによれば、数値制御部97のデータ入出力部及び
測定装置11、13、17と通信可能に接続された測定
制御手段30が設けられており、測定制御手段30が記
憶している制御シーケンスに関する情報に基づいて、数
値制御部97と測定装置11、13、17を制御して所
定の検査項目の測定を自動的に行うため、煩雑な作業が
低減される。
【0016】数値制御部97が所定の検査項目について
記憶した補正値に基づいて誤差を補正する誤差補正機能
を有している場合には、測定制御手段30は、所定の検
査項目の測定値又はこの測定値から演算した値を数値制
御部97に転送し、数値制御部97は受け取った値を補
正値として記憶する。このように構成することで、補正
値を作業者が入力する必要がなくなり、入力の誤りも生
じなくなる。
【0017】制御シーケンスは工作機械毎に異なるのが
一般的であるので、測定制御手段30は複数の制御シー
ケンスに関する情報を記憶しており、数値制御部97か
ら工作機械91の所定の検査項目を測定するためのパラ
メータを受け取り、パラメータに対応する制御シーケン
スに関する情報に基づいて制御を行う。所定の検査項目
には、少なくとも工作機械91の各移動軸方向の移動量
誤差が含まれ、これを測定するためには、測定装置とし
てはレーザ測長器を使用することが望ましい。
【0018】しかもレーザ測長器が、レーザビームの出
射方向を自動的に切り換え可能であれば、測定制御手段
30は、工作機械91の各移動軸方向の移動量誤差を連
続して測定することができる。また、上記の実願昭62
−52869号に記載されている分離型レーザ干渉計の
ように、レーザ光源から干渉光学ユニットの間のレーザ
ビームの伝達を光ファイバで行う場合には、ビームスプ
リッタと参照反射手段と出力方向切り換え手段を1つの
筐体内に収容し、レーザ光源から筐体までレーザビーム
を伝達する光ファイバを設け、更に、受光手段も筐体と
離れた位置に設ける場合には、筐体から受光手段までレ
ーザビームを伝達する光ファイバを設けることによっ
て、レーザ光源、干渉光学ユニット、コーナーキューブ
の配置を容易に行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の第1実施例の縦
型のマシニングセンタの全自動測定システムの構成を示
す図である。図2に示すように、NC工作機械は従来の
ものと同じであり、加工ツール部92、載物台93、N
Cコントローラ97等を備える。従来のNC工作機械の
NCコントローラ97は、一般にRS−232C用ター
ミナル等のデータ入出力ポートを備えている。本発明が
適用されるNC工作機械のNCコントローラ97もこの
ようなデータ入出力ポートを備えていることが要求され
る。
【0020】また、図11は、NCコントローラ97の
内部構成を示す図であり、CPU971と、ROM97
2と、RAM973と、不揮発性メモリ974と、I/
Oポート975と、RS−232Cポート976とを備
え、バス977で接続されている。図11に示した構成
は、従来のNC工作機械のNCコントローラ97の構成
と同様であり、詳しい説明は省略するが、前述の各移動
軸毎の移動誤差を補正するための補正値は、不揮発性メ
モリ974に記憶される。補正値は、一旦記憶した後は
たとえ工作機械の電源を切った後も記憶されていること
が必要なため不揮発性メモリに記憶される必要がある。
また、補正値は工作機械の完成後に測定した値又はそれ
に基づいて算出されて記憶されるため、書き込みできる
ことが望ましく、不揮発性メモリ974としては、例え
ば、EPROMやE2 PROM、フラッシュメモリ等が
使用される。
【0021】本実施例で使用されるレーザ測長器は実願
昭62−52869号に記載されている分離型レーザ干
渉計である。この分離型レーザ干渉計は、レーザ光源と
干渉光学ユニットの間を単一モードファイバ又は偏波面
保存ファイバ等の光ファイバで接続することにより、レ
ーザ光源と干渉光学ユニットの間のアラインメント調整
を不要にすると共にその間の配置の自由度を高めたレー
ザ測長器である。更に、信号処理部を干渉光学ユニット
から分離することも可能であり、干渉光学ユニットに光
検出器を設けて干渉縞の信号を電気信号に変換し、電気
信号用ケーブルで信号処理部に送ることも可能である
が、ここでは信号処理部に光検出器を設けて干渉縞の光
信号を光ファイバを介して信号処理部の光検出器に送信
する形式のものを使用する。これにより、干渉光学ユニ
ットをより小型にできる。
【0022】図2において、参照番号111はHe−N
eレーザ等の可干渉距離の長いレーザ光を出力するレー
ザ光源であり、14は干渉光学ユニットであり、16は
信号処理ユニットであり、32は干渉光学ユニット14
内の光路切り換えユニットを駆動する光路切り換えコン
トローラであり、31は測定制御部に相当するノート型
パーソナルコンピュータ(PC)である。ノート型PC
は通常のコンピュータであり、構成についての説明は省
略する。レーザ光源111と干渉光学ユニット14の間
は単一モードファイバ又は偏波面保存ファイバ等の光フ
ァイバ121で接続され、干渉光学ユニット14と信号
処理ユニット16の間は光ファイバ122で接続されて
いる。干渉光学ユニット14内と光路切り換えコントロ
ーラ32の間は電気ケーブル35で接続されている。ま
た、ノート型PC31とNCコントローラ97、信号処
理ユニット16、及び光路切り換えコントローラ32の
間はデータ通信ケーブルで接続されており、制御信号や
データの送受信が可能である。信号処理ユニット16は
光検出器とその出力の変化から干渉縞の本数を計数する
カウンタを備えている。
【0023】図3は、干渉光学ユニット14の内部の構
成を示す図である。図3に示すように、光ファイバ12
1から出力されるレーザ光源111からのレーザ光はコ
リメータレンズで平行ビームにされた後、偏光ビームス
プリッタ142で2ビームに分割され、一方(S偏光)
は1/4波長板153を通って参照用コーナーキューブ
143に向かう。もう一方(P偏光)は1/4波長板1
54を通って下方に向かい、図示の状態では反射鏡14
4に45°で入射し、90°異なる方向に反射される。
反射鏡144は基体146に取り付けられており、この
基体146にはもう1つ反射鏡145が取り付けられて
いる。基体146は、2個の側板148と149の間に
設けられた送りねじ150とガイド151により支持さ
れており、光路切り換えユニット32からの信号により
駆動される送りモータ147を動作させることにより送
りねじ150が回転するように構成されている。従っ
て、送りモータ147が駆動されると基体146が移動
し、偏光ビームスプリッタ142の下方には、図示の反
射鏡144が位置する状態から、なにもない状態にな
り、そして反射鏡145が位置する状態に変化する。偏
光ビームスプリッタ142から下方に向かうレーザビー
ムは、反射鏡144が位置する場合には反射鏡144に
45°で入射して90°異なる水平方向に反射され、な
にもない状態ではそのまま下方に向かい、反射鏡145
が位置する場合には反射鏡145に45°で入射して反
射鏡144で反射された場合と90°異なる水平方向に
向かう。すなわち、レーザビームの出力する方向を3軸
方向に切り換えることができる。
【0024】レーザビームの出力される方向にはコーナ
ーキューブ171が配置されるので、レーザビームは逆
方向に戻ってくる。従って、図示の状態であれば、再び
反射鏡144で反射されて上方に向かい1/4波長板1
54を通って偏光ビームスプリッタ142に入射する。
1/4波長板154を2回通過しているので、レーザビ
ームはP偏光からS偏光に変化しており、偏光ビームス
プリッタ142で反射し、偏光板155を通過して集光
レンズ152に向かう。参照用ビームスプリッタ143
に向かったレーザビームはそこで反射され、1/4波長
板153を通過した後、再びビームスプリッタ142に
入射する。1/4波長板153を2回通過しているの
で、レーザビームはS偏光からP偏光に変化しており、
偏光ビームスプリッタ142を透過し、偏光板155を
通過して集光レンズ152に向かう。これら2つのビー
ムは相互に干渉して干渉縞を生じる。これらの干渉する
ビームは集光レンズ152で光ファイバ122の端面に
集光され、光ファイバ122を介して信号処理ユニット
16に設けられた光検出器に入射する。信号処理ユニッ
ト16では光検出器の出力する電気信号を処理して、移
動に伴って変化する干渉縞の本数を検出し、移動距離を
算出する。
【0025】図4と図5は、本実施例でのノート型PC
(測定制御部)とNCコントローラにおける処理動作を
示す図である。なお、ここでの処理はまず、工作機械の
補正値を設定するための測定を行い、その測定値に基づ
いて補正値をNCコントローラに設定した後、前述のI
SO230−2等の規格を満たしているかの試験を行う
ものとする。
【0026】測定を開始すると、測定制御部(ノート型
PC)31はステップ501でNCコントローラ97に
パラメータの出力を要求する。これに応じて、ステップ
601でNCコントローラ97は取り付けられている工
作機械の全移動軸方向の全パラメータを出力する。測定
制御部はこのパラメータに基づいて、ステップ502で
測定条件(測定シーケンス)を設定する。この測定条件
は、補正値を得るために行う補正用測定条件と、規格を
満たしているかを試験するための試験用測定条件の2つ
がある。ここではまず、補正用測定条件に従って制御を
行う。
【0027】この時、作業者に測定に必要な設定を行う
ように指示するメッセージがノート型PCの表示画面に
表示される。例えば、NCコントローラはステップ60
2で工作機械が測定準備に入るように制御しており、加
工ツール部92や載置台93は所定の位置になってい
る。そこで、作業者は図2に示すような配置を行う。す
なわち、干渉光学ユニット14を加工ツール部92のツ
ール軸に取り付ける。そしてZ軸方向に平行にレーザビ
ームが出力されるように調整を行ってZ軸用のコーナー
キューブ171を配置する。
【0028】ステップ503では、算出した補正用測定
条件を1ブロックづつNCコントローラ97に送信す
る。NCコントローラ97はパラメータを出力した後、
測定準備状態に入っており、ステップ603で測定条件
を受信するとそれに応じた移動を行う。ステップ504
では信号処理ユニット16が移動に伴い変化する干渉縞
の本数から算出した移動距離を読み取る。これにより1
点での誤差が算出されるので、補正用測定条件に従って
ステップ503から505を繰り返し、複数の点につい
て複数回、移動方向を変えて各点での誤差を測定する。
【0029】以上のようにして1つの移動軸方向の移動
誤差が測定されるので、ステップ506で前述の規格等
に規定された算出方法等に従って位置決め精度の計算を
行う。ステップ507では、この算出した位置決め精度
が許容範囲内であるかを判定する。もし、許容範囲内で
あれば、補正値を設定する必要はないので、ステップ5
11へ進む。許容範囲内でなければ、ステップ508で
算出した誤差補正値をNCコントローラ97に送信す
る。NCコントローラ97は、ステップ604で受け取
った誤差補正値を、図11の不揮発性メモリ974に記
憶する。
【0030】以上の動作が終了すると、測定制御部31
は、ステップ509でレファレンス点(基準点)に戻る
ように指示するデータをNCコントローラ97に送信
し、これに応じて、ステップ605でレファレンス点に
復帰する。以上の測定を1回行った後、位置決め精度が
許容範囲外であれば、ステップ510で設定回数だけ行
ったかを判定し、行っていなければステップ503から
509の動作を繰り返す。上記動作を何度繰り返すかは
メーカによって規定されている。
【0031】以上で、NCコントローラ97での補正値
の設定が完了したことになる。ステップ511から51
3及びステップ606では、試験用測定条件の1ブロッ
クづつNCコントローラ97に送信して工作機械91の
移動軸を目標位置に移動させ、その誤差を検出する動作
を行う。この時ステップ604で誤差補正値の記憶が行
われていれば、ステップ606のNCプログラムの実行
はこの誤差補正値に基づいて行われる。これを試験用測
定条件に従って繰り返し、複数の点について複数回、移
動方向を変えて各点での誤差を測定する。そして、ステ
ップ514で各規格に定められた項目の測定結果を算出
し、プリント出力する。
【0032】以上で、1つの軸についての補正値の設定
と規格試験が終了する。ステップ515では、測定する
移動軸が残っているかを判定し、残っている場合にはス
テップ502に戻り、同様の動作を繰り返す。例えば次
にX軸を測定するとすると、測定制御部31は、NCコ
ントローラ97を介して加工ツール部92は降下した位
置に移動するように制御し、光路切り換えユニット32
にX軸方向にレーザビームが出力されるように切り換え
る信号を出力するように指示する。これにより、X軸方
向にレーザビームが出力されるので、レーザビームがX
軸方向に平行であるかを確認する。もし、平行でない場
合には、加工ツール部92のツール軸を回転させて平行
になるよう調整する。これは作業者が行う。X軸につい
ての補正値の設定と規格試験が終了した後は、Y軸につ
いての測定を行うが、この場合はレーザビームがY軸方
向に出力されるように切り換えれば、レーザビームはY
軸方向に平行であり、調整の必要はない。
【0033】ここで、加工ツール部92のツール軸の方
向を切り換えるだけで、3軸方向にレーザビームが出力
される場合には、干渉光学ユニット14に切り換え機構
は必要でない。更に、最初にレーザビームの方向を切り
換えた場合に各軸に平行であることを確認し、各軸の測
定に使用されるコーナーキューブをすべて指定された位
置に配置しておけば、測定する軸を切り換えた場合のス
テップ502の作業者による設定作業は不要であり、す
べての軸を連続して測定することができる。
【0034】図6は、本発明を横型のマシニングセンタ
に適用した第2実施例の構成を示す図である。基本的に
は、第1実施例と同じであり、ここでは説明を省略す
る。図7は、複数のNC工作機械の移動軸方向の移動誤
差の補正値の設定と規格試験をまとめて行う第3実施例
の構成を示す図である。分離型レーザ測長器を使用する
ため、このようなことが容易に実現できる。レーザ光源
の出力と測定制御部(パーソナルコンピュータ)31の
処理能力に十分に余裕がある場合には、各NC工作機械
に取り付けられる干渉光学ユニットに同時にレーザ光を
供給して、複数のNC工作機械の測定を同時に平行して
行うことも可能であり、測定制御部31の処理能力が十
分でなければ、1個又は数個の干渉光学ユニットを使用
してそれらの測定を行うという動作を繰り返しながらす
べてのNC工作機械についての測定を行う。いずれにし
ろ、作業の効率を大幅に向上させることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
煩雑なNC工作機械の精度測定作業及び補正値の入力作
業が大幅に自動化され、工数が削減されると共に、測定
及び入力の誤りが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のNC工作機械の全自動測定システムの
基本構成図である。
【図2】本発明の第1実施例の縦型マシニングセンタの
全自動測定システムの構成を示す図である。
【図3】第1実施例の干渉光学ユニットの構成を示す図
である。
【図4】第1実施例における測定制御部とNCコントロ
ーラの動作を示すフローチャートである。
【図5】第1実施例における測定制御部とNCコントロ
ーラの動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施例の横型マシニングセンタの
全自動測定システムの構成を示す図である。
【図7】本発明の第3実施例の複数のNC工作機械を並
行して測定する全自動測定システムの構成を示す図であ
る。
【図8】NC工作機械の移動軸方向の移動誤差を測定す
る従来の配置例を示す図である。
【図9】従来の干渉光学ユニットの構成を示す図であ
る。
【図10】測定した誤差に基づいて移動量を補正する方
法を説明する図である。
【図11】NC工作機械のNCコントローラ部の構成を
示す図である。
【符号の説明】
11、111…レーザ光源 13、14…干渉光学ユニット 16…信号処理ユニット 17、171、172…コーナーキューブ 30、31…測定制御手段(ノート型パーソナルコンピ
ュータ) 91…工作機械 92…加工ツール部 93…載置台 97…NCコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−95853(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 17/00 B23Q 17/24 G05B 19/18

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ入出力部を有する数値制御部(9
    7)を備える工作機械(91)の所定の検査項目の測定
    を行う数値制御工作機械の全自動測定システムであっ
    て、 前記工作機械(91)の前記所定の検査項目を測定する
    測定装置(11、13、17)と、 前記数値制御部(97)の前記データ入出力部及び前記
    測定装置(11、13、17)と通信可能に接続され、
    前記測定装置(11、13、17)で前記所定の検査項
    目を測定するための制御シーケンスに関する情報を記憶
    しており、該制御シーケンスに関する情報に基づいて、
    前記数値制御部(97)と前記測定装置(11、13、
    17)を制御して前記所定の検査項目の測定動作を制御
    する測定制御手段(30)とを備え 前記測定制御手段(30)は複数の制御シーケンスに関
    する情報を記憶しており、 前記測定制御手段(30)は、前記数値制御部(97)
    から前記工作機械(91)の前記所定の検査項目を測定
    するためのパラメータを受け取り、前記複数の制御シー
    ケンスに関する情報から選択した前記パラメータに対応
    する制御シーケンスに関する情報に基づいて制御を行う
    ことを特徴とする数値制御工作機械の全自動測定システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記数値制御部(97)は、前記所定の
    検査項目についての補正値を記憶する補正値記憶手段
    (974)を有しており、該補正値記憶手段(974)
    に記憶した補正値に基づいて前記所定の検査項目の制御
    誤差を補正するように構成されており、 前記測定制御手段(30)は、前記所定の検査項目の測
    定値又は該測定値から演算した値を前記数値制御部(9
    7)に転送する請求項1に記載の数値制御工作機械の全
    自動測定システム。
  3. 【請求項3】 前記所定の検査項目には、少なくとも前
    記工作機械(91)の各移動軸方向の移動量誤差を含む
    請求項1又は2に記載の数値制御工作機械の全自動測定
    システム。
  4. 【請求項4】 前記測定装置(11、13、17)はレ
    ーザ測長器である請求項1から3のいずれか1項に記載
    の数値制御工作機械の全自動測定システム。
  5. 【請求項5】 前記レーザ測長器は、レーザビームの出
    射方向を自動的に切り換え可能であり、 前記測定制御手段(30)は、前記工作機械(91)の
    1つの移動軸方向の移動量誤差を測定した後、前記レー
    ザ測長器のレーザビームの出射方向を別の移動軸方向に
    切り換えて、切り換えた別の移動軸方向の移動量誤差を
    測定するように前記数値制御部(97)と前記測定装置
    (11、13、17)を制御して、複数の移動軸方向の
    移動量誤差を連続して測定する請求項4に記載の数値制
    御工作機械の全自動測定システム。
  6. 【請求項6】 当該全自動測定システムには複数の工作
    機械(91−1…91−i)が接続され、少なくとも一
    部の工作機械の所定の検査項目については、並行に測定
    される請求項1から5のいずれか1項に記載の数値制御
    工作機械の全自動測定システム。
  7. 【請求項7】 データ入出力部を有する数値制御部(9
    7)を備える工作機械(91)の所定の検査項目の測定
    を行う数値制御工作機械の全自動測定方法であって、 前記工作機械(91)に対して前記所定の検査項目を測
    定するための測定装置(11、13、17)を配置する
    工程と、 前記数値制御部(97)の前記データ入出力部及び前記
    測定装置(11、13、17)と測定制御手段(30)
    とを通信可能に接続する工程と、 該測定制御手段(30)に記憶された前記測定装置(1
    1、13、17)で前記所定の検査項目を測定するため
    の制御シーケンスに関する情報を読み出す工程と、 該制御シーケンスに関する情報に基づいて、前記数値制
    御部(97)と前記測定装置(11、13、17)を制
    御して前記所定の検査項目の測定を行う工程と、を備
    前記測定制御手段(30)は複数の制御シーケンスに関
    する情報を記憶しており、 前記制御シーケンスに関する情報を読み出す工程は、 前記測定制御手段(30)が前記数値制御部(97)か
    ら前記工作機械(91)の前記所定の検査項目を測定す
    るためのパラメータを受け取る工程と、 前記複数の制御シーケンスに関する情報から前記パラメ
    ータに対応する制御シーケンスに関する情報を選択して
    読み出す工程と を備えることを特徴とする数値制御工作
    機械の全自動測定方法。
  8. 【請求項8】 前記数値制御部(97)は、前記所定の
    検査項目について記憶した補正値に基づいて誤差を補正
    する誤差補正機能を有しており、 前記所定の検査項目の測定値又は該測定値から演算した
    値を、前記測定制御手段(30)から前記数値制御部
    (97)に転送する工程を備える請求項7に記載の数値
    制御工作機械の全自動測定方法。
  9. 【請求項9】 前記所定の検査項目には、少なくとも前
    記工作機械(91)の各移動軸方向の移動量誤差を含む
    請求項7又は8に記載の数値制御工作機械の全自動測定
    方法。
  10. 【請求項10】 前記測定装置(11、13、17)は
    レーザ測長器である請求項7から9のいずれか1項に記
    載の数値制御工作機械の全自動測定方法。
  11. 【請求項11】 前記レーザ測長器は、レーザビームの
    出射方向を自動的に切り換え可能であり、 前記工作機械(91)の1つの移動軸方向の移動量誤差
    を測定した後、前記レーザ測長器のレーザビームの出射
    方向を別の移動軸方向に切り換える工程を備える、複数
    の移動軸方向の移動量誤差を連続して測定する請求項1
    0に記載の数値制御工作機械の全自動測定方法。
  12. 【請求項12】 複数の工作機械(91−1…91−
    i)毎に前記測定装置(11、13、17)を配置し、
    前記複数の工作機械(91−1…91−i)の前記数値
    制御部(97)の前記データ入出力部及び複数の前記測
    定装置(11、13、17)と前記測定制御手段(3
    0)とを通信可能に接続し、少なくとも一部の工作機械
    の前記所定の検査項目については、並行に測定する請求
    項7から11のいずれか1項に記載の数値制御工作機械
    の全自動測定方法。
  13. 【請求項13】 所定の制御項目について記憶した補正
    値に基づいて制御誤差を補正する誤差補正機能を有する
    数値制御部(97)を備える工作機械(91)であっ
    て、 請求項2に記載の数値制御工作機械の全自動測定システ
    ムから転送された前記所定の検査項目の測定値又は該測
    定値から演算した値を、前記誤差補正機能の前記補正値
    として記憶していることを特徴とする工作機械。
  14. 【請求項14】 所定の制御項目について記憶した補正
    値に基づいて制御誤差を補正する誤差補正機能を有する
    数値制御部(97)を備える工作機械(91)であっ
    て、 請求項8に記載の数値制御工作機械の全自動測定方法で
    前記測定制御手段(30)から転送された前記所定の検
    査項目の測定値又は該測定値から演算した値を、前記誤
    差補正機能の前記補正値として記憶していることを特徴
    とする工作機械。
JP05607396A 1996-03-13 1996-03-13 数値制御工作機械の全自動測定システム、全自動測定方法及び数値制御工作機械 Expired - Fee Related JP3202162B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05607396A JP3202162B2 (ja) 1996-03-13 1996-03-13 数値制御工作機械の全自動測定システム、全自動測定方法及び数値制御工作機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05607396A JP3202162B2 (ja) 1996-03-13 1996-03-13 数値制御工作機械の全自動測定システム、全自動測定方法及び数値制御工作機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09244718A JPH09244718A (ja) 1997-09-19
JP3202162B2 true JP3202162B2 (ja) 2001-08-27

Family

ID=13016916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05607396A Expired - Fee Related JP3202162B2 (ja) 1996-03-13 1996-03-13 数値制御工作機械の全自動測定システム、全自動測定方法及び数値制御工作機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3202162B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104842219A (zh) * 2015-02-12 2015-08-19 上海卫星装备研究所 一种卫星结构平台多工序集约式修配系统与方法
CN105798704A (zh) * 2016-04-25 2016-07-27 大连理工大学 一种机床平面轮廓误差单目测量方法
CN106931915A (zh) * 2017-03-13 2017-07-07 四川大学 一种五轴机床平动轴误差的测量系统及测量方法
CN107971831A (zh) * 2017-11-07 2018-05-01 大连理工大学 数控机床高动态大范围任意轮廓误差单目六维测量方法

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3774558B2 (ja) * 1998-01-23 2006-05-17 日本電子株式会社 荷電粒子ビーム装置における試料装置
ES2275401B1 (es) * 2005-04-26 2008-04-16 Consejo Superior Investig. Cientificas Dispositivo adicional de control para maquina con control numerico.
WO2007020738A1 (ja) 2005-08-16 2007-02-22 Tokyo Seimitsu Co., Ltd. レーザ測長器
CN103909443B (zh) * 2013-01-09 2017-06-06 斗山机床(烟台)有限公司 机床生产工件的cpk 值测量设备及方法
CN103273379B (zh) * 2013-05-29 2016-08-17 成都飞机工业(集团)有限责任公司 一种多轴联动双摆头数控铣床c轴联动精度的检测方法
CN103447884B (zh) * 2013-08-02 2016-01-20 西安交通大学 数控机床平动轴几何误差的测量装置及测量与辨识方法
CN103586739B (zh) * 2013-10-22 2016-06-01 资阳晨风电气有限公司 一种对刀样板
CN103921173B (zh) * 2014-05-09 2016-06-08 重庆大学 变频调速数控机床主轴电机输出功率的在线检测方法
CN104148983A (zh) * 2014-06-19 2014-11-19 铜陵翔宇商贸有限公司 一种高精度加工数控机床
CN104476325B (zh) * 2014-12-18 2017-04-05 济南二机床集团有限公司 一种双摆角万能铣头旋转轴定位精度测量装置
CN104842220A (zh) * 2015-03-13 2015-08-19 杭州电子科技大学 一种适用数控机床加工的直刃刀对刀装置及测量方法
CN107322369B (zh) * 2017-07-28 2019-12-24 上海理工大学 支持数控加工的在位自动测量的激光和机器视觉测量机
JP2019169007A (ja) * 2018-03-23 2019-10-03 株式会社熊本精研工業 加工対象物の加工計測装置
CN113001257B (zh) * 2021-03-08 2022-06-24 广东铭利达科技有限公司 一种数控加工自动对刀装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104842219A (zh) * 2015-02-12 2015-08-19 上海卫星装备研究所 一种卫星结构平台多工序集约式修配系统与方法
CN105798704A (zh) * 2016-04-25 2016-07-27 大连理工大学 一种机床平面轮廓误差单目测量方法
CN105798704B (zh) * 2016-04-25 2017-11-10 大连理工大学 一种机床平面轮廓误差单目测量方法
CN106931915A (zh) * 2017-03-13 2017-07-07 四川大学 一种五轴机床平动轴误差的测量系统及测量方法
CN107971831A (zh) * 2017-11-07 2018-05-01 大连理工大学 数控机床高动态大范围任意轮廓误差单目六维测量方法
CN107971831B (zh) * 2017-11-07 2019-05-28 大连理工大学 数控机床高动态大范围任意轮廓误差单目六维测量方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09244718A (ja) 1997-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3202162B2 (ja) 数値制御工作機械の全自動測定システム、全自動測定方法及び数値制御工作機械
JP2928355B2 (ja) レーザ心合せ方法及びその検査装置
US5467289A (en) Method of and an apparatus for measuring surface contour
US4976019A (en) Machining center
US10281579B2 (en) Method of operating a confocal white light sensor on a coordinate measuring machine
EP0529182B1 (en) Rotational orientation sensor for laser alignment control system
EP1239263B1 (en) Position measuring apparatus and working apparatus using the same
JP3192992B2 (ja) 工作機械の角度割出精度測定方法及びシステム
US20090024343A1 (en) Method of determining geometric errors in a machine tool or measuring machine
JP4246071B2 (ja) 座標測定機械における案内誤差を求めかつ補正する方法
US20140355002A1 (en) Error measurement method and machine tool
US6286055B1 (en) Error correction apparatus for NC machine tool
US20100033731A1 (en) Laser distance measuring apparatus
JP2020197503A (ja) 座標測定機、及び座標測定プログラム
JP2001157951A (ja) 逐次2点法による形状精度測定装置および逐次2点法による形状精度測定用レーザ変位計間隔測定方法
JPH10111706A (ja) 数値制御工作機械の自動測定装置
EP0414559B1 (en) Optical angle measuring apparatus
Fang et al. Simultaneous calibration of probe parameters and location errors of rotary axes on multi-axis CNC machines by using a sphere
JP5025444B2 (ja) 三次元形状測定装置
JP3648054B2 (ja) 主軸又はアタッチメント補正値の自動決定方法
JP3564205B2 (ja) 多軸測長機
JP3380123B2 (ja) 工作機械の移動誤差測定システム
EP0356513A1 (en) Method of determining the shape of a processed work
JPH09131642A (ja) 数値制御工作機械精度検査装置並びに該数値制御工作 機械の熱変位検査方法及び精度検査方法
JPH11237207A (ja) レーザ干渉計

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130622

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130622

Year of fee payment: 12

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130622

Year of fee payment: 12

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130622

Year of fee payment: 12

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130622

Year of fee payment: 12

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees