JPH1151624A - 面形状測定装置 - Google Patents

面形状測定装置

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JPH1151624A
JPH1151624A JP22194797A JP22194797A JPH1151624A JP H1151624 A JPH1151624 A JP H1151624A JP 22194797 A JP22194797 A JP 22194797A JP 22194797 A JP22194797 A JP 22194797A JP H1151624 A JPH1151624 A JP H1151624A
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measuring
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light
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JP22194797A
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Masaru Otsuka
勝 大塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸対象非球面等の面形状を計測するのに好適
な面形状測定装置を得ること。 【解決手段】 被測定物を対称軸回りに回動可能な割り
出しテーブルと被測定物の対称軸に直交する方向に移動
可能な直線スライダと、該直線スライダ上にあって、該
被測定物の対称軸と直線スライダの移動軸に直交する軸
廻りに回転可能な回転テーブルと、該回転テーブル上に
あって被測定物表面までの距離を光学的に測定する測定
ヘッドを有し、該被測定物の表面形態を該直線スライダ
の位置と該回転テーブルの回転角と該測定ヘッドからの
測定距離、そして該割り出しテーブルの回転角の4つの
測定データから演算により求めること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面形状測定装置に
関し、例えば、カメラ、ビデオ、半導体素子製造装置な
どに用いられる比較的大口系のレンズ、ミラー等の光学
部材の面形状を計測するものであり、特に非球面の形状
を計測するのに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、レンズやミラー等の光学部材
の面形状を3次元的に測定する面形状測定装置が種々と
提案されている。
【0003】図12は特開昭63-223513 号公報で提案さ
れている面形状測定装置の要部概略図である。
【0004】同図において901はベース定盤、902
は旋回軸受、903はエンコーダ、904は旋回ガイ
ド、905旋回スライドはλ/4板、906はR合わせ
ガイド、907はR合わせスライド、908は割り出し
軸受、909は割り出し軸モーター、910は粗動ガイ
ド、911は粗動スライド、912は粗動モーター、9
12aはねじ、913は粗動格子スケール、914は格
子ピッチ読み取り装置である。
【0005】915は微動ガイド、916は微動スライ
ド、917は微動モータ、918は微動格子スケール、
919は格子ピッチ読み取り装置、920はオートフォ
ーカス顕微鏡、930は被測定物、941は対物レン
ズ、921は旋回軸、922は割り出し軸である。
【0006】同装置においてはベース定盤901上に搭
載された旋回軸受902、旋回ガイド904、旋回スラ
イド905の作用により、被測定物930およびR合わ
せガイド906、R合わせスライド907が旋回軸受9
02の回転軸921を中心として旋回出来るように構成
されている。
【0007】この旋回スライド905上に搭載されたR
合わせスライド907の位置を調整することにより、被
測定物930の曲率中心と旋回軸921を一致させてい
る。
【0008】一方同じベース定盤901上に搭載された
粗動スライド911、微動スライド916、オートフォ
ーカス顕微鏡920は被測定物930の表面上にオート
フォーカスを実施し、被測定物930の旋回移動または
割り出し回転中の表面からの距離を一定に保つようにサ
ーボされている。
【0009】従って、被測定物930に対するオートフ
ォーカス顕微鏡920の相対位置を微動格子スケール9
18と粗動格子スケール913の読み取り値から測定し
て、被測定物930形状の基準円からのズレを計測して
いる。
【0010】このとき、被測定物930の割り出し回転
をしないで旋回移動のみを行えば被測定物30の断面形
状が測定され、割り出し回転と旋回回転を併用して同心
円またはスパイラル走査をして全面形状を測定すること
が出来るようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図12に示す面形状測
定装置には次のような問題点があった。 (A1)被測定物がレンズ面であり、その曲率半径Rが
大きい場合、R合わせスライドのストロークを延長しな
ければならず、装置が巨大になり重量、設置面積などの
点で不利となる。 (A2)オートフォーカス顕微鏡の測定可能レンジはわ
ずかであるため、測定のためには被測定物の表面の近傍
まで顕微鏡ヘッドを近づけなければならず、曲率半径R
の測定可能レンジに相当する直線移動ストロークが粗動
スライドに必要となる。したがって、(A1)と同様に
装置が巨大になり重量、設置面積などの点で不利とな
る。 (A3)被測定物の非球面が大きく、面傾斜が基準球面
からずれて急峻な場合、オートフォーカス顕微鏡の対物
レンズもNAの大きなものを使う必要が出てくるが、一
般にNAが大きいと、ワークディスタンスが短くなるた
め対物レンズと被測定物の間隔が狭くなり、ぶつかって
しまう。 (A4)球面レンズではR1面(表面)、R2面(裏
面)の加工後にそれぞれの球面中心を結んだ線を軸(光
軸)として外周を加工することで偏心を除去できるが、
回転対象の飛球面レンズでは一つの面で軸が決定されて
しまうために、もう一つのレンズ面の中心または軸を一
致させるには、どちらかの面形状を修正しなければなら
ない。そのためには両面の形状を同じ座標空間の中で比
較する必要があるが、従来例では片面の形状が測定され
るだけであり、両面測定するためには被測定物を裏返し
て再度チャックする必要があり、チャックの誤差が発生
する。本発明は、被測定物として曲率半径の大きいレン
ズ面であっても、装置全体の小型化を図りつつ、被測定
物に接触することなく高精度に面形状を測定することが
できる光測定ヘッド及び面形状測定装置の提供を目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の面形状測定装置
は (1−1)被測定物を対称軸回りに回動可能な割り出し
テーブルと被測定物の対称軸に直交する方向に移動可能
な直線スライダと、該直線スライダ上にあって、該被測
定物の対称軸と直線スライダの移動軸に直交する軸廻り
に回転可能な回転テーブルと、該回転テーブル上にあっ
て被測定物表面までの距離を光学的に測定する測定ヘッ
ドを有し、該被測定物の表面形態を該直線スライダの位
置と該回転テーブルの回転角と該測定ヘッドからの測定
距離、そして該割り出しテーブルの回転角の4つの測定
データから演算により求めることを特徴としている。 (1−2)被測定物を対称軸回りに回動可能な割り出し
テーブルと被測定物の対称軸に直交する方向に移動可能
なスライダと、該直線スライダ上にあって、該被測定物
の対称軸と直線スライダの移動軸に直交する軸廻りに回
転可能な回転テーブルと、該回転テーブル上にあって被
測定物表面までの距離を光学的に測定する測定ヘッドを
該被測定物の表裏面に各々設け、該被測定物の面情報を
該直線スライダの位置と該回転テーブルの回転角と該測
定ヘッドからの測定距離、そして該割り出しテーブルの
回転角の4つの測定データから演算により求めることを
特徴としている。
【0013】(1−3)被測定物を回動させるための第
1テーブルと、該第1テーブル上の被測定物表面までの
距離を測定するための光学的測長手段と、該光学的測長
手段の少なくとも光束出射部を該第1テーブルの回転軸
に交差する方向に直動させると共に該直動方向と前記第
1テーブルの回動の回転軸方向とに交差する軸周りに回
動させるための第2テーブルと、を有し、前記第1テー
ブル回動時に前記第2テーブルによって前記光学的測長
手段の光束出射方向を調整しながら光束出射位置を変化
させて該光学的測長手段で測長を実行することにより、
前記被測定物の面形状測定を実行することを特徴として
いる。
【0014】(1−4)被測定物までの距離を測定する
ための光学的測長手段と、該光学的測長手段の少なくと
も光束出射部を被測定物表面に大まかに沿った方向に直
動させると共に該直動方向に交差する軸回りに回動させ
るための回転テーブルとを有し、前記回転テーブルによ
って前記光学的測長手段の光束出射方向を調整しなが該
光学的測長手段で測長を実行することにより、前記被測
定物の面形状測定を実行することを特徴としている。
【0015】(1−5)被測定物までの距離を測定する
為の光学的測長手段と、該光学的測長手段の前記被測定
物体への光束出射位置を光束出射方向を調整しながら変
化させる光束出射手段とを有することを特徴としてい
る。
【0016】(1−6)被測定物での距離を測定するた
めの光学的測長手段と、被測定物を回動させるための割
り出しテーブルと、該割り出しテーブル回動時に前記光
学的測長手段の前記被測定物体への光束出射位置を変化
させ、かつ光束出射方向を前記被測定面の被測定点での
法線方向と一致させるように調整する光束調整手段とを
有することを特徴としている。
【0017】本発明の光測定ヘッドは、 (2−1)予め設定した面から被測定物までの距離の変
化を光路長変化から測定するレーザー干渉測長器と、該
レーザー干渉測長器の一部を介した光束が、該被測定物
の表面で常にCat’s eye反射するように合焦を
検出し、焦点位置を制御するとともに、測定位置での被
測定面法線が常に一致するように該光束の反射位置の面
傾斜を検出する面情報検出手段とを有していることを特
徴としている。
【0018】特に (2−1−1)前記面情報検出手段は、前記光束の光軸
方向に移動可能なフォーカスレンズと、該フォーカスレ
ンズに対して該被測定物側と反対側に配置したピンホー
ルと、該ピンホールと該フォーカスレンズを通して被測
定物の表面に照射した光が、再び該フォーカスレンズと
該ピンホールを通ってその光量と入射位置を検出する光
点位置検出器とを有し、該光点位置検出器の出力信号の
うち光量信号を該被測定物の合焦検出に使用し、光点位
置を被測定物の面傾斜検出に使用する事を特徴としてい
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の面形状測定装置の
実施形態1の要部正面図、図2は図1の要部側面図であ
る。図3は図1のレーザー測長器ヘッド(光測定ヘッ
ド)の要部概略図である。
【0020】同図において、1は直線スライダ、2は回
転テーブル、3はレーザー測長器ヘッド、4は割り出し
テーブル、5は被測定物アライメント用XYステージ、
6はワークホルダ、7は回転テーブル駆動用モーター、
8は回転テーブル回転角検出用エンコーダー、10は被
測定物頂点位置検出器、20は測定プローブ光(光
束)、30は被測定物、40は直線スライダ移動距離測
定用レーザー測長器光源、41は直線スライダ移動距離
測定用反射ミラー、42、43はスライダ移動距離測定
用干渉計、50は直線スライダ駆動用モーター、51は
直線スライダ駆動用ボールねじ、90はベース定盤、9
1a、91bは支柱、92は梁である。
【0021】本実施形態では、ベース定盤90上の両端
に2本の支柱91a、91bが配置してあり、該支柱9
1a、91bによって梁92が定盤90の表面と平行に
支持されている。直線スライダ1は前記梁92上に設け
たガイドレールに沿って移動するように配置され、ボー
ルねじ51、駆動用モーター50により駆動されてい
る。この直線スライダ1の移動距離はレーザー測長器
(40、41、42、43)により精密に測定されてお
り、そのために干渉計42、43が支柱91a上に配置
され、反射ミラー41が直線スライダ1上に配置されて
いる。直線スライダ1の移動距離を測定するために2系
統の干渉計42、43でレーザー測長を行って、これに
より直線スライダ1のピッチング誤差を補正している。
【0022】直線スライダ1上には回転テーブル2が配
置されており、駆動用モーター7により駆動され、その
回転角度は軸に直結した回転角検出用のエンコーダ8に
より回転角度が精密に計測されている。
【0023】回転テーブル2上にはレーザー測長器ヘッ
ド(測定ヘッド)3が配置され、それより射出されるプ
ローブ光20が軸対称な被測定物30を半径方向に走査
できるようにしてある。
【0024】一方ベース定盤90上のほぼ中央に割り出
しテーブル4が配置され、該割り出しテーブル4上に割
り出しテーブル回転軸と被測定物30の回転対称軸をア
ライメントするためのXYテーブル5が配置され、該X
Yテーブル5上にワークホルダ6が配置され、該ワーク
ホルダ6上に被測定物30が載置されている。
【0025】前記測定ヘッド3からのプローブ光20と
前記割り出しテーブル4の回転軸は直線スライダ1と回
転テーブル2の初期位置において、一致するように精密
に調整してある。
【0026】さらに、梁92上に被測定物30の頂点位
置を測定する被測定物の頂点位置を検出する為のハイト
ゲージ等の頂点位置検出器(補助測定装置)10が配置
してあり、これは被測定物30をアライメント後、測定
プローブ光20の光路に挿入し、測定終了後に測定プロ
ーブ光20の光路から外れるように移動可能となってい
る。
【0027】図9は図1の一部分の測定方法を示す拡大
説明図である。
【0028】同図において、被測定物30の軸(Z)に
対し、前記直線スライダ1は直交方向(X)に移動可能
となっており、前記回転テーブル2は被測定物30の軸
と直線スライダ1の移動軸に直交する軸(Y)廻りに回
転可能となるように配置してある。この配置において、
軸対象な被測定物30の回転対称軸が測定プローブ光2
0の走査する面(XZ平面)上に来るように調整してい
る。
【0029】従って、この構成において直線スライダ1
と回転テーブル2の位置を適切に組み合わせることによ
り同図のXZ平面により切り取られる被測定物30の一
断面に対し、常に被測定物30の面の法線と測定プロー
ブ光20を一致させることができるようにしている。
【0030】この状態において、まず測定プローブ光2
0と被測定物軸(Z軸)を一致させるように直線スライ
ダ1と回転テーブル2の位置および被測定物30の位置
を調整し、そのときの被測定物30の頂点位置を頂点位
置検出器10で測定した後、レーザー測長器ヘッド3内
に設けた反射光軸位置測定センサ(不図示)により、被
測定物30で正反射して戻ってきた光の位置が一定にな
るように直線スライダ1と回転テーブル2にサーボをか
ける。
【0031】レーザー測長器ヘッド3の初期値として前
記頂点位置検出器10で測定した値をプリセットし直線
スライダ1の位置カウンタを0にリセット、回転テーブ
ル2の回転角カウンタを90度にプリセットし、測定初
期状態とする。
【0032】次に直線スライダ1を位置サーボにより動
かしながら測定プローブ光20が常に被測定物30の法
線と一致するように回転テーブル2をサーボし、同時刻
の割り出しテーブルの回転角、直線スライダ位置、回転
テーブル回転角度、レーザー測長器で得た測定距離を読
み込み、演算により測定プローブ光20が当たっている
位置の空間座標を算出する。
【0033】図11に空間座標計算の説明図を示す。
【0034】同図においてL0は測定初期状態のレーザ
ー測長器3のプリセット値、Lは任意の位置におけるレ
ーザー測長器3の読み取り値、Sは直線スライダ1の移
動距離、θは回転テーブル2の回転角を表す。
【0035】被測定物30の頂点に原点を取り、半径方
向をX、軸方向をZとするれば、同図より明らかに X=S−Lcosθ…(1) Z=Lsinθ−L0 …(2) となり、被測定物30の頂点を含む1断面の空間座標が
測定できる。
【0036】被測定物30を被測定物の割り出しテーブ
ル4を用いて軸廻りに回転して断面を測定して、これに
より被測定物30の3次元形状を測定している。
【0037】次に図3を用いて、測定ヘッド(光測定ヘ
ッド)3の光学構成について説明する。
【0038】同図において、301は光源からの2周波
光を導光する偏波面保存機能のある光ファイバー、30
2は光ファイバー301から射出した光をコリメートす
るコリメータレンズ、303は2周波光を空間的に分離
する偏向ビームスプリッタ、304a、304bは直線
偏向を円偏向に変換するλ/4板、305は片面(同図
においては右側の面)が高精度に平面研磨された非コー
ト面305a、もう片面が反射防止コートされた平面で
あるところの参照平面板305b、306は集光レン
ズ、307は折り曲げミラー、308は集光レンズ、3
09はピンホール、310は光軸方向(矢印方向)に移
動可能で被測底面30上に測定光20を集光させるフォ
ーカスレンズ、311は集光レンズ、312は直交する
偏向成分の光を干渉させる偏光板、313は光の強度変
化を検出するフォトディテクタ、314は光の強度と入
射光の光点位置を検出する光点位置検出器、320はフ
ォーカスレンズ310を光軸方向に駆動する直動スライ
ダ、321は該直動スライダをガイドする直線ガイドで
ある。
【0039】光源部で作られたレーザー測長用の2周波
光は偏波面保存用の光ファイバー301によって偏光関
係を保ったままフレキシブルに測定ヘッド3に導光さ
れ、光ファイバー301の出射端から射出された拡散光
はコリメータレンズ302の作用により平行光に変換さ
れ、偏光ビームスプリッタ303に入射する。
【0040】偏光ビームスプリッタ303は直交する直
線偏光を反射成分と透過成分に分離する作用があるの
で、2周波光のうち一方の周波数の光La1はそのまま
直進してλ/4板304aに進み、λ/4板の作用で円
偏光に変換され、その一部は参照平面板305の非コー
ト面305aで反射され、同じ光路を戻りλ/4板30
4aで再び直線偏光に変換され偏光ビームスプリッタ3
03に戻るが、偏光方位が90度回転しているので今度
は反射されて上方(フォトディテクタ313方向)へ向
かい、集光レンズ311、偏光板312を通ってフォト
ディテクタ313に入射する。この光を参照光LRと呼
ぶ。
【0041】2周波光のうちもう一方の光La2は反射
されて、下方へ向かい、λ/4板304bを通過して円
偏光に変換された後、集光レンズ306を通ってピンホ
ール309の近傍で一度収束した後、拡散光となるが、
フォーカスレンズ310の作用で再び収束光となり被測
定物30の表面に向かうが、ちょうど表面で収束するよ
うに調整される場合、Cat’s eye反射となり、
同じ光路を戻ってフォーカスレンズ310、ピンホール
309、集光レンズ306を通ってλ/4板304bで
再び直線偏光に変換されて偏光ビームスプリッタ303
に戻るが、偏光方位が90度回転しているために、今度
は直進して上方へ進み、集光レンズ311、偏光板31
2を通ってフォトディテクタ313に入射する。この光
を測定光LSと呼ぶ。(尚、本実施形態では測定光LS
は測定光(測定プローブ光)20と同じである。) 前記参照光LRと測定光LSは偏光方位が直交している
が、偏光板312を介し、その作用により干渉させるこ
とができて、差周波に相当する周波数のビート信号がフ
ォトディテクタ313で検出される。
【0042】光源部分で取り出したビート信号を基準と
して前記フォトディテクタ313で検出したビート信号
の位相を測定すると測定光LSの光路長変化が測定で
き、測定ヘッド3と被測定物30表面との距離変動が検
出可能となる。
【0043】このとき、測定光LSの波長をλとして距
離変化dと検出位相φ(rad)には φ=4πd/λ…(3) という関係になり、これにより高精度な距離変化を測定
している。
【0044】本実施形態では、以上の各要素301〜3
06、309〜313は予め設定した面(例えば各要素
が収納されている筐体TSの面TSa)から被測定物3
0の表面までの距離情報を測定するレーザー干渉測長器
の一要素を構成している。
【0045】ところで、λ/4板304aを通過した円
偏光は、参照平面板305の非コート面305aを透過
し、折り曲げミラー307、集光レンズ308を通って
ピンホール309近傍で一旦収束してピンホール309
を通過し、フォーカスレンズ310で再び収束されて被
測定物30の表面でCat’s eye反射し、違う光
路を通ってフォーカスレンズ310に戻り、再びピンホ
ール309を通って光点位置検出器314に入射する。
【0046】ここで用いている光点位置検出器314は
本来の光点位置に比例するアナログ信号の他に、入射す
る光量に比例するアナログ信号も検出できるようになっ
ている。
【0047】いまフォーカスレンズ310の位置が不適
当で、測定光20が被測定物30の表面で集光していな
い場合、その共役点であるところのピンホール309の
位置に戻ってきた光は収束しておらず、したがってピン
ホール309を通過した光の光量は減少し、光点位置検
出器314の光量信号が減少する。
【0048】また、被測定物30上の被測定点の法線と
測定光軸が一致していないと、光点位置検出器314の
光点位置信号が変化する。
【0049】そこで本実施形態では、光点位置検出器3
14で得られる光量信号をオートフォーカス信号とし、
光点位置信号を面傾斜信号としている。
【0050】本実施形態において、各要素301〜30
5、307〜310、314は被測定物30とフォーカ
スレンズ310との合焦状態を検出するとともに、被測
定物30の面傾斜を検出する面情報検出手段の一要素を
構成している。
【0051】次に、本実施形態のシステム構成について
図4を用いて説明する。同図において、100は装置全
体を制御するコンピュータ、101は測定プローブ光2
0を被測定物30の面上でフォーカスさせるためのオー
トフォーカスサーボ用のサーボドライバ、102は測定
プローブ光20の光軸と測定点の面法線を一致させるた
めの回転テーブルサーボドライバ、103は直線スライ
ダ1を所定の位置に移動させるための直線スライダドラ
イバ、104は被測定物30を光軸まわりに回転移動さ
せるための割り出しテーブルドライバである。
【0052】先述の、直線スライダ移動距離データ、回
転テーブル回転角データ、測定プローブ距離データはコ
ンピュータ100に適当なインターフェースを介して取
り込まれている。
【0053】測定ヘッド3に設けられた光点位置検出器
314より得られるオートフォーカス信号は、フォーカ
スサーボドライバ101に送られ、フォーカスレンズ3
10を駆動して常に測定プローブ光20が被測定物30
の表面でフォーカスするようにサーボされる。但し、被
測定物30が無いときや、サーボ信号が途切れたときに
サーボをオフできるようにコンピュータ100からのサ
ーボオン・オフ信号がサーボドライバ101に送出され
る。
【0054】面傾斜信号は、回転テーブルサーボドライ
バ102に送られ、回転テーブル2を駆動して常に測定
プローブ光20が被測定点法線と一致するようにサーボ
される。但し、被測定物30が無いときや、サーボ信号
が途切れたときにサーボをオフできるようにコンピュー
タ100からのサーボオン・オフ信号がサーボドライバ
101に送出される。
【0055】直線スライダ1はコンピュータ100の指
令により、任意の位置に移動可能なように直線スライダ
ドライバ103を介して駆動モータ50、ボールねじ5
1が作動する。
【0056】割り出しテーブル4はコンピュータ100
の指令により、任意の回転角度位置に移動可能なように
割り出しテーブルドライバ104を介して回動する。
【0057】次に本実施形態の測定動作の初期手順につ
いて図5のフローチャートを用いて説明する。
【0058】本実施形態の面形状測定装置においては、
測定を開始する前に次のような初期設定を行っている。
【0059】まず、被測定物30の設計形状データを入
力する。これは最終的な測定結果を設計形状との差の形
式で表現するためである。
【0060】次に、被測定物30をワークホルダ6にセ
ットし、割り出しテーブル4を回転させながら被測定物
30の表面を不図示の変位センサなどを用いて表面変位
の回転に伴う変化が最も小さくなるようにXYテーブル
5を調整し、割り出しテーブル4の回転軸と被測定物軸
を一致させる。
【0061】ここで、頂点位置検出器10を光路に挿入
し、測定ヘッド3に対する被測定物頂点位置の絶対距離
を測定する。これはレーザー干渉測長器の初期カウンタ
のプリセット値を決定するためである。
【0062】次に、測定ヘッド3を初期位置、すなわち
割り出しテーブル4の回転軸とプローブ光軸が一致する
位置にセットし、フォーカスを確認した後、フォーカス
サーボドライバ101と回転テーブルサーボドライバ1
02の機能をオンにする。
【0063】ここで、先述の頂点位置検出器10での測
定結果をもとにレーザー干渉測長器のカウンタをプリセ
ットする。
【0064】また、この位置での直線スライダ位置カウ
ンタをリセットし、回転テーブル回転角カウンタ、割り
出しテーブル回転角カウンタもリセットする。
【0065】これで、初期設定が完了し、次に図6に示
す測定シーケンスに入る。
【0066】ここでは、同心円状に測定しいていく場合
の測定シーケンスについて説明する。
【0067】まず被測定物半径方向に測定点を所定ステ
ップ移動するために、フォーカスサーボと回転テーブル
サーボをかけたままで、直線スライダ1を移動する。
【0068】次に割り出しテーブル4を回転させ、所定
の回転角ピッチで直線スライダ位置、回転テーブル回転
角、測定プローブ距離のデータを取り込み、(1)、
(2)式で計算される被測定物30の表面座標を保存す
る。なお、この計算は全データ取得後に行ってもよい。
【0069】割り出しテーブル4の一回転分のデータを
取り終えたら、被測定物半径方向にさらにステップ移動
して同じ測定を繰り返す。
【0070】全面のデータが揃ったら、3次元形状デー
タとして整理し、設計形状からの誤差を計算して結果を
表示する。
【0071】この計算においては必要に応じて曲率半径
も計算可能である。
【0072】全面スキャンの方法は、この他にもスパイ
ラル状、断面を割り出し角を変えながら測定していく方
法などが適用可能である。
【0073】図7は本発明の面形状測定装置の実施形態
2の要部正面図、図8は図7の要部側面図である。
【0074】図中、図1、図2で示した要素と同一要素
には同符番を符している。
【0075】本実施形態は、実施形態1に比べて、2つ
の直線スライダ1a、1bレーザー測長ヘッド(光測定
ヘッド)3a、3b等を設けて、被測定物30の表裏面
の面形状を測定している点が異なっているだけであり、
その他の構成は基本的に同じである。
【0076】同図において、1a、1bは直線スライ
ダ、2a、2bは回転テーブル、3a、3bはレーザー
測長器ヘッド、4は割り出しテーブル、5は被測定物ア
ライメント用XYステージ、6はワークホルダー、7
a、7bは回転テーブル駆動用モーター、8a、8bは
回転テーブル回転角検出用エンコーダー、10a、10
bは被測定物頂点位置検出器、20a、20bは測定プ
ローブ光、30は被測定物、40は直線スライダ移動距
離測定用レーザー測長器光源、41a、41bは直線ス
ライダ移動距離測定用反射ミラー、42a、42b、4
3a、43bはスライダ移動距離測定用干渉計、50
a、50bは直線スライダ駆動用モーター、51a、5
1bは直線スライダ駆動用ボールねじ、90はベース定
盤、91a、91bは支柱、92は梁、93はワークス
テージ支柱である。
【0077】図中、ベース定盤90上に2本の支柱91
a、92bが配置してあり、該支柱91a、91bによ
って梁92が定盤90の表面と平行に支持されている。
【0078】直線スライダ1aは、前記梁92上に設け
たガイドレールに沿って移動するように配置され、ボー
ルねじ51a、駆動用モーター50aにより駆動されて
いる。この直線スライダ1aの移動距離はレーザー測長
器(40、41a、42a、43a)により精密に測定
されており、そのために干渉計42a、43aが支柱9
1a上に配置され、反射ミラー41aが直線スライダ1
a上に配置されている。直線スライダ1aの移動距離を
測定するために2系統のレーザー測長を行って、直線ス
ライダ1aのピッチング誤差を補正している。
【0079】直線スライダ1a上には回転テーブル2a
が配置されており、駆動用モーター7aにより駆動さ
れ、回転角度は軸に直結した回転角検出用のエンコーダ
8aにより回転角度を精密に計測している。回転テーブ
ル2a上にはレーザー測長器ヘッド(測定ヘッド)3a
が配置され、プローブ光20aが軸対象な被測定物30
を半径方向に走査できるようにしてある。
【0080】直線スライダ1bは前記ベース定盤90上
に設けたガイドレールに沿って移動するように配置さ
れ、ボールねじ51b、駆動用モーター50bにより駆
動される。この直線スライダの移動距離はレーザー測長
器(40、41b、42b、43b)により精密に測定
されており、そのために干渉計42b、43bが支柱9
1a上に配置され、反射ミラー41bが直線スライダ1
b上に配置されている。直線スライダ1bの移動距離を
測定するために2系統のレーザー測長を行って、直線ス
ライダ1bのピッチング誤差を補正している。
【0081】直線スライダ1b上には回転テーブル2b
が配置されており、駆動用モーター7bによって駆動さ
れ、回転角度は軸に直結した回転角検出用のエンコーダ
8bにより回転角度を精密に計測している。
【0082】回転テーブル2b上にはレーザー測長器ヘ
ッド(測定ヘッド)3bが配置され、プローブ光20b
が軸対象な被測定物を半径方向に走査できるようにして
ある。
【0083】一方ベース定盤90上ほぼ中央にワークス
テージ支柱93を介して割り出しテーブル4が配置さ
れ、該割り出しテーブル4上に割り出しテーブル回転軸
と被測定物の回転対称軸をアライメントするためのXY
テーブル5が配置され、該XYテーブル5上にワークホ
ルダ6が配置され、該ワークホルダ6上に被測定物30
が載置されている。
【0084】この割り出しテーブル4、XYテーブル
5、ワークホルダ6は実施形態1と機能的には同一のも
のであるが、被測定物30を下からも測定可能なように
被測定物30の下側があくように配置されている。
【0085】前記プローブ光20a、20bと前記割り
出しテーブル4の回転軸は直線スライダ1a、1bと回
転テーブル2a、2bの初期位置において、一致するよ
うに精密に調整してある。
【0086】さらに、梁92上に被測定物30の頂点位
置を測定する頂点位置検出器(補助測定装置)10a、
10bが配置してあり、これは被測定物30をアライメ
ント後、測定プローブ光20a、20bの光路に挿入
し、測定終了後測定プローブ光20a、20bの光路の
から外れるように移動可能となっている。
【0087】図10は図7の一部分の測定方法を示す拡
大説明図である。
【0088】図10に示すように測定ヘッド3a、3b
を被測定物30の上下面側に設けることにより、面形状
とともに、被測定物30の偏心を高精度に測定すること
を可能としている。
【0089】同図において、記号1b、2b、3b、1
0b、20bはそれぞれ、1a、2a、3a、10a、
20aと同じ手段、作用を持ったものであり、これらは
図9で示した要素1、2、3、10、20ですでに説明
したとおりである。但し、直線スライド1bは直線スラ
イド1aに対して平行度が高精度に調整してあり、回転
テーブル2bの回転軸と回転テーブル2aの回転軸も平
行度が高精度に調整してある。また上下の測定プローブ
光軸は測定初期状態において、被測定物30の割り出し
テーブル4の回転軸と高精度に一致するように調整され
ている。
【0090】このように上下の測定ヘッド3a、3bの
光軸、運動軸を高精度に一致するように調整しておくこ
とで、上下面の結果は異なる測定ヘッド3a、3bによ
るものではあるが、同一の座標空間において測定された
ものと見なすことができる。
【0091】したがって、測定した上下面の形状データ
は、相対的な空間的位置関係を直接比較することがで
き、これにより一方の面(非球面)を基準にした他方の
面の偏心を測定している。
【0092】同図における測定ヘッド3a、3bは実施
形態1で説明したレーザー測長器ヘッド3と同一のもの
であり、被測定物30の表面でのプローブ光フォーカス
情報と面傾斜情報に対応した信号を出力するとともに、
初期位置からの光路長の変化が検出可能となっている。
【0093】本構成においては独立した測定ヘッド3
a、3bが被測定物30の上下に配置されているため、
被測定物30をワンチャックで両面測定が可能となって
いる。2つの独立した測定ヘッド3a、3bが移動軸の
平行度などの配置関係と初期位置でのプローブ光軸の一
致度合いを管理されており、それぞれの面の空間的位置
関係がほぼ同一の装置基準で比較できるようにして、面
形状と共に、偏心が測定可能となっている。
【0094】独立した2つの測定ヘッド3a、3bを持
つ本構成の場合、測定シーケンスを工夫することによ
り、測定精度を向上させている。
【0095】例えば、一方の測定ヘッド画面形状を測定
している間、他方の面測定用ヘッドを割り出し回転テー
ブルの回転軸とプローブ光軸が一致する位置に固定し、
取得されるデータを面形状データから逐次差し引くこと
により、割り出し回転テーブル4の上下動に起因する測
定誤差を排除するようにしている。
【0096】
【発明の効果】本発明によれば以上説明したように、各
要素を設定することにより、被測定物として曲率半径の
大きいレンズ面であっても、装置全体の小型化を図りつ
つ、被測定物に接触することなく高精度に面形状を測定
することを達成している。
【0097】この他本発明では、 (B1)被測定レンズの軸に直交する直線スライダと該
直線スライダ上にレンズ軸と直線スライダ軸の両軸に直
交する軸まわりに回転可能な回転テーブルを設け、該回
転テーブル上にレーザー測長器の測定ヘッドを搭載す
る。 (B2)被測定レンズは、その軸まわりに回転可能な割
り出しテーブル上に搭載される。 (B3)レーザー測長器の測定ヘッドはオートフォーカ
ス機能を有し、常に被測定レンズ表面でCat's eye 反射
するように制御される。 (B4)レーザー測長器の測定ヘッドはその測定光軸が
常に被測定物の測定位置における法線と一致するように
前記直線スライダと回転テーブルの2自由度をトラッキ
ング制御し、レーザー測長器の信号が途切れないように
する。 (B5)前記直線スライダの移動距離、回転テーブルの
回転角度、レーザー測長器の光路長変化の3つの主デー
タおよび誤差補正用の副データから測定位置の空間的座
標を算出する。 (B6)前記直線スライダと回転テーブルの運動の組み
合わせで被測定レンズの半径方向を走査し、前記割り出
しテーブルの運動により被測定レンズの周方向の捜査を
行うことで被測定面全面の形状を測定する。 (B7)以上述べた構成の測定ヘッドを被測定レンズの
裏面側にも同様に構成し、被測定レンズの着脱無しに両
面を測定する。こと等の構成を取ることにより、 (C1)被測定物の曲率半径Rが大きい場合でも、移動
ステージのストロークは短くて済み、装置が巨大になら
ず、重量、設置面積などが大幅に縮小される。 (C2)測定ヘッドであるレーザー測長器は測定可能レ
ンジが長く取れるため、測定ヘッドを被測定物表面の近
傍まで近づける必要がなく、被測定物との接触に起因す
る被測定形状の制約が無くなると共に、接触事故による
装置、測定物のダメージが回避される。 (C3)光プローブによる非接触測定であるため、被測
定物を傷つける恐れが無く、高速な測定が可能となる。 (C4)2つの測定ヘッドを有する構成では、被測定物
の形状、曲率半径だけでなく、偏心も測定可能であり、
非球面を含むレンズ測定では本装置だけで単レンズの評
価がすべて可能となる。 (C5)2つの測定ヘッドを有する構成では、一方のヘ
ッドが形状測定のためのスキャン中に他方のヘッドを割
り出しテーブルの回転中心軸と一致させた点に固定して
測定し、その差をとることで被測定物全体の上下動の誤
差を除去できる。等の効果を得ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の全体構成を表す正面図
【図2】 本発明の実施形態1の全体構成を表す側面図
【図3】 本発明の実施形態1の測定ヘッド部分を表す
詳細図
【図4】 本発明の実施形態1のシステム図
【図5】 本発明の実施形態1の初期設定フロー図
【図6】 本発明の実施形態1の測定フロー図
【図7】 本発明の実施形態1の全体を表す正面図
【図8】 本発明の実施形態1の全体構成を表す側面図
【図9】 本発明の1ヘッドでの測定方法説明のための
補助図
【図10】 本発明の2ヘッドでの測定方法説明のため
の補助図
【図11】 本発明の測定原理説明のための補助図
【図12】 従来の面形状測定装置の要部概略図
【符号の説明】
1、1a、1b 直線スライダ 2、2a、2b 回転テーブル 3、3a、3b レーザー測長ヘッド 4 割り出しテーブル 5 被測定物アライメント用XYス
テージ 6 ワークホルダ 7、7a、7b 回転テーブル駆動用モーター 8、8a、8b 回転テーブル回転角検出用エン
コーダ 10、10a、10b 被測定物頂点位置検出器 20、20a、20b 測定プローブ光 30 被測定物 40 直線スライダ移動距離測定用レ
ーザー測長器光源 41、41a、41b 直線スライダ移動距離測定用反
射ミラー 42、42a、42b、43、43a、43bスライダ
移動距離測定用干渉計 50、50a、50b 直線スライダ駆動用モーター 51、51a、51b 直線スライダ駆動用ボールねじ 90 ベース定盤 91、91a、91b 支柱 93 ワークステージ支柱 100 システム制御コンピュータ 101 フォーカスサーボドライバ 102 回転テーブルサーボドライバ 103 直線スライダドライバ 104 割り出しテーブルドライバ 301 変波保存光ファイバー 302 コリメータレンズ 303 偏光ビームスプリッタ 304a、304b λ/4板 305 参照平面ミラー 306、308、311集光レンズ 307 折り曲げミラー 309 ピンホール 310 フォーカスレンズ 312 偏光板 313 フォトディテクタ 314 光点位置検出器 320 フォーカスサーボ用直線スライ
ダ 321 直線スライダガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01M 11/00 G01M 11/00 L M

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物を対称軸回りに回動可能な割り
    出しテーブルと被測定物の対称軸に直交する方向に移動
    可能な直線スライダと、該直線スライダ上にあって、該
    被測定物の対称軸と直線スライダの移動軸に直交する軸
    廻りに回転可能な回転テーブルと、該回転テーブル上に
    あって被測定物表面までの距離を光学的に測定する測定
    ヘッドを有し、該被測定物の表面形態を該直線スライダ
    の位置と該回転テーブルの回転角と該測定ヘッドからの
    測定距離、そして該割り出しテーブルの回転角の4つの
    測定データから演算により求めることを特徴とする面形
    状測定装置。
  2. 【請求項2】 被測定物を対称軸回りに回動可能な割り
    出しテーブルと被測定物の対称軸に直交する方向に移動
    可能なスライダと、該直線スライダ上にあって、該被測
    定物の対称軸と直線スライダの移動軸に直交する軸廻り
    に回転可能な回転テーブルと、該回転テーブル上にあっ
    て被測定物表面までの距離を光学的に測定する測定ヘッ
    ドを該被測定物の表裏面に各々設け、該被測定物の面情
    報を該直線スライダの位置と該回転テーブルの回転角と
    該測定ヘッドからの測定距離、そして該割り出しテーブ
    ルの回転角の4つの測定データから演算により求めるこ
    とを特徴とする面形状測定装置。
  3. 【請求項3】 予め設定した面から被測定物までの距離
    の変化を光路長変化から測定するレーザー干渉測長器
    と、該レーザー干渉測長器の一部を介した光束が、該被
    測定物の表面で常にCat’s eye反射するように
    合焦を検出し、焦点位置を制御するとともに、測定位置
    での被測定面法線が常に一致するように該光束の反射位
    置の面傾斜を検出する面情報検出手段とを有しているこ
    とを特徴とする光測定ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記面情報検出手段は、前記光束の光軸
    方向に移動可能なフォーカスレンズと、該フォーカスレ
    ンズに対して該被測定物側と反対側に配置したピンホー
    ルと、該ピンホールと該フォーカスレンズを通して被測
    定物の表面に照射した光が、再び該フォーカスレンズと
    該ピンホールを通ってその光量と入射位置を検出する光
    点位置検出器とを有し、該光点位置検出器の出力信号の
    うち光量信号を該被測定物の合焦検出に使用し、光点位
    置を被測定物の面傾斜検出に使用する事を特徴とする請
    求項3の光測定ヘッド。
  5. 【請求項5】 被測定物を回動させるための第1テーブ
    ルと、該第1テーブル上の被測定物表面までの距離を測
    定するための光学的測長手段と、該光学的測長手段の少
    なくとも光束出射部を該第1テーブルの回転軸に交差す
    る方向に直動させると共に該直動方向と前記第1テーブ
    ルの回動の回転軸方向とに交差する軸周りに回動させる
    ための第2テーブルと、を有し、前記第1テーブル回動
    時に前記第2テーブルによって前記光学的測長手段の光
    束出射方向を調整しながら光束出射位置を変化させて該
    光学的測長手段で測長を実行することにより、前記被測
    定物の面形状測定を実行することを特徴とする面形状測
    定装置。
  6. 【請求項6】 被測定物までの距離を測定するための光
    学的測長手段と、該光学的測長手段の少なくとも光束出
    射部を被測定物表面に大まかに沿った方向に直動させる
    と共に該直動方向に交差する軸回りに回動させるための
    回転テーブルとを有し、前記回転テーブルによって前記
    光学的測長手段の光束出射方向を調整しなが該光学的測
    長手段で測長を実行することにより、前記被測定物の面
    形状測定を実行することを特徴とする面形状測定装置。
  7. 【請求項7】 被測定物までの距離を測定する為の光学
    的測長手段と、該光学的測長手段の前記被測定物体への
    光束出射位置を光束出射方向を調整しながら変化させる
    光束出射手段とを有することを特徴とする面形状測定装
    置。
  8. 【請求項8】 被測定物での距離を測定するための光学
    的測長手段と、被測定物を回動させるための割り出しテ
    ーブルと、該割り出しテーブル回動時に前記光学的測長
    手段の前記被測定物体への光束出射位置を変化させ、か
    つ光束出射方向を前記被測定面の被測定点での法線方向
    と一致させるように調整する光束調整手段とを有するこ
    とを特徴とする面形状測定装置。
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