JPH09196254A - ゴムパッキン食み出し防止フランジ - Google Patents
ゴムパッキン食み出し防止フランジInfo
- Publication number
- JPH09196254A JPH09196254A JP2164796A JP2164796A JPH09196254A JP H09196254 A JPH09196254 A JP H09196254A JP 2164796 A JP2164796 A JP 2164796A JP 2164796 A JP2164796 A JP 2164796A JP H09196254 A JPH09196254 A JP H09196254A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- flanges
- rubber gasket
- caused
- rubber packing
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゴムパッキンをシール材とするフランジ継手
のフランジ構造に関するもので、ゴムパッキンの締め付
けによる変形食み出しを防止し、かつボルト・ナット締
め付け時のトルク管理を容易にし、締め付けすぎによる
パッキンの機能喪失を防止することを課題としている。 【解決手段】 配管５の継手部外周にそれぞれ対向して
フランジ１，１を立設し、該フランジ間にシール用ゴム
パッキン２を介在挟持するフランジ継手における各フラ
ンジの基部にそれぞれ張り出し部６，６を対向接触可能
に設けたもの。これによりフランジをボルト・ナットに
より締め付けたときにゴムパッキン２の締付圧縮による
フランジ内径面より内側への変形移動に対し堰の役割を
張り出し部が果し、パッキン２の食み出しを防ぐ。
のフランジ構造に関するもので、ゴムパッキンの締め付
けによる変形食み出しを防止し、かつボルト・ナット締
め付け時のトルク管理を容易にし、締め付けすぎによる
パッキンの機能喪失を防止することを課題としている。 【解決手段】 配管５の継手部外周にそれぞれ対向して
フランジ１，１を立設し、該フランジ間にシール用ゴム
パッキン２を介在挟持するフランジ継手における各フラ
ンジの基部にそれぞれ張り出し部６，６を対向接触可能
に設けたもの。これによりフランジをボルト・ナットに
より締め付けたときにゴムパッキン２の締付圧縮による
フランジ内径面より内側への変形移動に対し堰の役割を
張り出し部が果し、パッキン２の食み出しを防ぐ。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はゴムパッキンをシー
ル材とするフランジ継手のフランジ構造に関する。
ル材とするフランジ継手のフランジ構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のフランジ継手を図２に示す。図に
おいて１′はフランジで、対向する各フランジの対向面
は平坦に形成されており、各フランジ間にシール材であ
るゴムパッキン２′を挟持し、ボルト３′をナット４′
により締め付け配管５′の接続端部の密封を行なってい
る。
おいて１′はフランジで、対向する各フランジの対向面
は平坦に形成されており、各フランジ間にシール材であ
るゴムパッキン２′を挟持し、ボルト３′をナット４′
により締め付け配管５′の接続端部の密封を行なってい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述のような
従来のフランジ継手においては、ナット締め付け後に図
２に示すようにゴムパッキン２′の端部が配管５′内に
食み出すことがあり、このゴムパッキンの変形による食
み出しによって、配管内の流体が圧力損失を受け、流量
が不足する不具合を生ずることがある。
従来のフランジ継手においては、ナット締め付け後に図
２に示すようにゴムパッキン２′の端部が配管５′内に
食み出すことがあり、このゴムパッキンの変形による食
み出しによって、配管内の流体が圧力損失を受け、流量
が不足する不具合を生ずることがある。
【０００４】またトルク管理によってナット締め付けを
行なうが、ゴムパッキンは剛性が低いためトルク管理が
難しく、ナットの締め付けすぎによってゴムパッキンの
機能を喪失する可能性がある等の不具合も存在する。
行なうが、ゴムパッキンは剛性が低いためトルク管理が
難しく、ナットの締め付けすぎによってゴムパッキンの
機能を喪失する可能性がある等の不具合も存在する。
【０００５】本発明は、フランジ基部に張り出し部をそ
れぞれ対向するフランジ方向に向けて設けることによっ
て、ナット締め付け後のゴムパッキンの変形による配管
内への食み出しを防止することを可能とすると共に、該
張り出し部の当接接触によりフランジのパッキン締め付
け間隔が均等に保持されるので、ナットの締め付けすぎ
によるゴムパッキンの機能喪失を防止することを可能と
し、前記従来技術の各不具合点を解消することを目的と
している。
れぞれ対向するフランジ方向に向けて設けることによっ
て、ナット締め付け後のゴムパッキンの変形による配管
内への食み出しを防止することを可能とすると共に、該
張り出し部の当接接触によりフランジのパッキン締め付
け間隔が均等に保持されるので、ナットの締め付けすぎ
によるゴムパッキンの機能喪失を防止することを可能と
し、前記従来技術の各不具合点を解消することを目的と
している。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の構成として本発明のゴムパッキン食み出し防止フラン
ジは、接続すべき２本の配管の各管端外周にそれぞれフ
ランジを突設固定し、対向するフランジ部間で形成する
隙間にゴムパッキンを挟んでナット締めするフランジ継
手において、前記各フランジの基部にそれぞれ対向する
フランジ方向に向けて張り出し部を設け、両張り出し部
の端面を当接するよう構成したことを特徴としている。
の構成として本発明のゴムパッキン食み出し防止フラン
ジは、接続すべき２本の配管の各管端外周にそれぞれフ
ランジを突設固定し、対向するフランジ部間で形成する
隙間にゴムパッキンを挟んでナット締めするフランジ継
手において、前記各フランジの基部にそれぞれ対向する
フランジ方向に向けて張り出し部を設け、両張り出し部
の端面を当接するよう構成したことを特徴としている。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下図１により本発明の最良と思
われる実施の形態の一例について説明する。図において
５はそれぞれの管端において接続すべき２本の配管で、
該配管の各管端外周にはそれぞれフランジ１，１が突設
固定される。
われる実施の形態の一例について説明する。図において
５はそれぞれの管端において接続すべき２本の配管で、
該配管の各管端外周にはそれぞれフランジ１，１が突設
固定される。
【０００８】２枚のフランジ１，１の配管端外周に周接
する各基部には張り出し部６，６が対向するフランジ方
向に向けて突設されており、両張り出し部６，６の突出
端面は当接するよう構成されている。
する各基部には張り出し部６，６が対向するフランジ方
向に向けて突設されており、両張り出し部６，６の突出
端面は当接するよう構成されている。
【０００９】２は各フランジ１，１の間に挟み込まれる
シール用のゴムパッキンで、両フランジの外周に穿設し
たボルト孔内に嵌挿したボルト３をナット４で締めつけ
ることにより各フランジの内側側面とゴムパッキン２の
両側面が接触する。
シール用のゴムパッキンで、両フランジの外周に穿設し
たボルト孔内に嵌挿したボルト３をナット４で締めつけ
ることにより各フランジの内側側面とゴムパッキン２の
両側面が接触する。
【００１０】この時点で２枚のフランジの基部に設けた
各張り出し部６，６の間隔がゴムパッキン２の適正締め
代となるように張り出し寸法ａをそれぞれ設定する。
各張り出し部６，６の間隔がゴムパッキン２の適正締め
代となるように張り出し寸法ａをそれぞれ設定する。
【００１１】すなわち張り出し寸法ａは ａ＝（パッキンの適正締め付け後の厚さ）×１／２ としておけば張り出し部が全面接触することによってパ
ッキンは全面均等に適正なシール面圧が得られるように
なる。
ッキンは全面均等に適正なシール面圧が得られるように
なる。
【００１２】つぎに本発明の作用について従来装置と比
較しながら説明する。前述のような従来のフランジ継手
の場合、図２に示すようにゴムパッキン２′がフランジ
１′の締め付けにより圧縮された時、パッキンの内径面
がフランジの内径面側に変形移動し、締め付けすぎると
更にパッキンは変形してフランジ内径面より内側へ図示
２″のように移動して配管５′内へ食み出す現象が発生
する。
較しながら説明する。前述のような従来のフランジ継手
の場合、図２に示すようにゴムパッキン２′がフランジ
１′の締め付けにより圧縮された時、パッキンの内径面
がフランジの内径面側に変形移動し、締め付けすぎると
更にパッキンは変形してフランジ内径面より内側へ図示
２″のように移動して配管５′内へ食み出す現象が発生
する。
【００１３】その結果配管内を流れる流体に圧力損失を
与え、流量が不足する可能性があった。
与え、流量が不足する可能性があった。
【００１４】これに対し本発明の場合、図１に示すよう
に、フランジ１，１に設けた各張り出し部６，６は、こ
のゴムパッキンの変形現象に対し、堰の役割を成し、パ
ッキン２の食み出しを防止する。
に、フランジ１，１に設けた各張り出し部６，６は、こ
のゴムパッキンの変形現象に対し、堰の役割を成し、パ
ッキン２の食み出しを防止する。
【００１５】また従来の場合ボルト・ナットの締め付け
トルクは直接ゴムパッキンを締め付ける際にはパッキン
が軟かいためシビアなトルク管理が要求されるのに対し
本発明では、フランジをボルトナットで締め付ける際、
フランジに張り出し部を設けることにより、パッキンの
締め代が均等に得られ、片締めによるパッキンの締め付
け面圧の不均一を防止できる。
トルクは直接ゴムパッキンを締め付ける際にはパッキン
が軟かいためシビアなトルク管理が要求されるのに対し
本発明では、フランジをボルトナットで締め付ける際、
フランジに張り出し部を設けることにより、パッキンの
締め代が均等に得られ、片締めによるパッキンの締め付
け面圧の不均一を防止できる。
【００１６】以上本発明の実施の形態の一例につき縷々
説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく本発
明技術思想の範囲内において種々設計変更が可能であ
り、それらは何れも本発明の技術的範囲に属する。
説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく本発
明技術思想の範囲内において種々設計変更が可能であ
り、それらは何れも本発明の技術的範囲に属する。
【００１７】
【発明の効果】本発明のゴムパッキン食み出し防止フラ
ンジによれば、各フランジ基部にそれぞれ対向するフラ
ンジ方向に向けて設けた張り出し部によって、フランジ
間に挟持したゴムパッキンの締め付け後の変形による食
み出しを防止することができ、かつ張り出し部の接触が
メタルタッチ構造なのでボルト・ナット締め付け時のト
ルク管理が容易であり、締め付けすぎによるパッキンの
機能喪失を防止できる効果を奏する。
ンジによれば、各フランジ基部にそれぞれ対向するフラ
ンジ方向に向けて設けた張り出し部によって、フランジ
間に挟持したゴムパッキンの締め付け後の変形による食
み出しを防止することができ、かつ張り出し部の接触が
メタルタッチ構造なのでボルト・ナット締め付け時のト
ルク管理が容易であり、締め付けすぎによるパッキンの
機能喪失を防止できる効果を奏する。
【図１】本発明の一実施形態に係るフランジの取付図で
ある。
ある。
【図２】従来のフランジを示す取付図である。
１ フランジ ２ ゴムパッキン ３ ボルト ４ ナット ５ 配管 ６ 張り出し部 ａ 張り出し寸法（張り出し量）
Claims (1)
- 【請求項１】 接続すべき２本の配管の各管端外周にそ
れぞれフランジを突設固定し、対向するフランジ部間で
形成する隙間にゴムパッキンを挟んでナット締めするフ
ランジ継手において、前記各フランジの基部にそれぞれ
対向するフランジ方向に向けて張り出し部を設け、両張
り出し部の端面を当接するように構成したことを特徴と
するゴムパッキン食み出し防止フランジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2164796A JPH09196254A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | ゴムパッキン食み出し防止フランジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2164796A JPH09196254A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | ゴムパッキン食み出し防止フランジ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09196254A true JPH09196254A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=12060854
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2164796A Withdrawn JPH09196254A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | ゴムパッキン食み出し防止フランジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09196254A (ja) |
-
1996
- 1996-01-16 JP JP2164796A patent/JPH09196254A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030401 |