JPH09196098A - 耐熱導電性セラミックス - Google Patents
耐熱導電性セラミックスInfo
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- JPH09196098A JPH09196098A JP539696A JP539696A JPH09196098A JP H09196098 A JPH09196098 A JP H09196098A JP 539696 A JP539696 A JP 539696A JP 539696 A JP539696 A JP 539696A JP H09196098 A JPH09196098 A JP H09196098A
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Abstract
中などの低酸素分圧下においても安定性に優れ、高耐熱
性と高耐久性を有する耐熱導電性材料を提供することに
ある。 【解決手段】(1)化学式La1-XAXCr1-YAlYO3
(式中、AはCaおよびSrの少なくとも一種を示し、
0.005≦x≦0.12であり、0.02≦y≦0.
50である)で表されるペロブスカイト型結晶構造を有
する焼結体であって、(2)焼結体のかさ密度が5.7
g/cm3以上であり、(3)焼結体の室温曲げ強さが
8kgf/mm2以上であり、(4)焼結体の大気中1
000℃における導電率が0.2S/cm〜20S/c
mであり、(5)焼結体の斜方晶系から菱面体晶系への
相転移温度が25℃以下であることを特徴とする耐熱導
電性セラミックス。
Description
ような高温の大気中や、高温の加湿水素中などの低酸素
分圧下において安定であり、高耐熱性と高耐久性を有す
る新規な耐熱導電性セラミックスに関する。該耐熱導電
性セラミックスは、抵抗発熱体、固体電解質型燃料電池
部材、耐熱電極などの高温導電性材料として有用であ
る。
クスのLaの一部をA成分(AはCa又はSr)で置換
固溶したLa1-XAXCrO3は、ペロブスカイト型の結
晶構造を有する高融点の耐熱導電性酸化物として知られ
ている。しかしながら、このセラミックスは、焼結性が
悪く、緻密性に劣るために、例えば高温用抵抗発熱体な
どとして、高温の大気中で使用した場合には、焼結体表
面のみならず、気孔表面からのCr成分の分解蒸発が顕
著に生じ、粒界にフリーのLa2O3層が生成し、最終的
には大気中の湿気により室温ではLa(OH)3となっ
て崩壊するという欠点がある。また、かさ密度が低く、
気孔率が高いため、強度の点でも不十分であり、熱応力
がかかる状態で使用すると破壊が生じ易くなる。
の置換固溶量を多くして、高温で焼成することによって
緻密化することが可能であるが、3価のLaの一部を2
価のA成分で置換固溶させるために、正の電荷の不足分
をCrの3価から4価への原子価変動により補う構造と
なり、A成分の置換固溶量に応じて4価のCrイオンが
増加することになる。そして、これを高温の酸化雰囲気
中で使用すると、4価のCrが優先的に蒸発するため、
Cr成分の分解蒸発量が多くなって、焼結体表面および
粒界の気孔表面はLa過剰組成となり、劣化し易くなる
という問題点がある。
のCrイオンを増加させると、隣接するCrイオンの3
価と4価との間に電子の速やかな移動が生じて導電性を
向上させることができるが、導電性が高くなりすぎる
と、例えば、抵抗発熱体として使用する場合には、大電
流駆動型となるため、電気炉の仕様や発熱体の作製など
様々な面において問題があり、安定した状態で長時間使
用可能な実用的材料ということはできない。
クスは、高温加湿水素雰囲気中などの低酸素分圧下で使
用する場合には体積膨張が大きくなり、焼結体内部に微
小なクラック等が発生し易く、機械的特性が低下すると
いう欠点がある。これは、La1-XAXCrO3は、正の
電荷の不足分をCrの3価から4価への原子価変動によ
り補う構造であるが、高温の低酸素分圧下にさらされた
場合には、焼結体から酸素イオンが抜け出た後に酸素空
孔子が生成し、これにより電荷のアンバランスが補償さ
れることになるため、4価のCrが3価へと逆に原子価
変動することになり、3価Crのイオン半径が4価のも
のよりも大きく格子定数が大きいので、焼結体の体積膨
張が生じることによるものと考えられる。かかる焼結体
を固体電解質型燃料電池のセパレータとして使用した場
合には、焼結体の両側において酸素分圧が大きく異なる
ため、低酸素分圧側では、体積膨張による伸びや機械的
特性の低下によりセパレータに反りや割れが生じ易く、
セルの破損や性能の低下につながる等の間題点がある。
分)で置換固溶すると共に、Crの一部を2価の元素で
あるCo又はNi(M成分)で置換固溶した化学式La
1-XAXCr1-ZMZO3で表されるセラミックスが、焼結
性及び導電性をさらに改善した焼結体として提案されて
いる。このセラミックスは、比較的少量のA成分を置換
固溶させるだけで、焼結性を向上させることができると
いう利点があるものの、高温の酸化雰囲気中では、M成
分はCr成分よりも分解蒸発し易いために、高温の雰囲
気中では、La1-XAXCrO3で表されるセラミックス
と同様に劣化し易いものである。
ぎるために、抵抗発熱体として使用する場合には、大電
流駆動型となるという問題点がある。また、低酸素分圧
下では体積膨張が大きいために機械的特性が不十分であ
るという欠点も解消されていない。斯かるセラミックス
については、A成分及びM成分の置換固溶量を少なくす
ることによって、低酸素分圧下での安定性が改善される
ことも明らかになりつつあるが、これによっても長期間
の安定性については、なお不十分である。
高温の大気中や高温の加湿水素中などの低酸素分圧下に
おいても安定性に優れ、高耐熱性と高耐久性を有する耐
熱導電性材料を提供することにある。
き課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、化学式La
CrO3で表されるペロブスカイト型の結晶構造を有す
るセラミックスのLaの一部をCa又はSrで置換固溶
し、さらにCrの一部をAlで置換固溶したセラミック
スは、焼結性が良好であって、高温の大気中や低酸素分
圧下における安定性が大きく改善されたものとなり、こ
の焼結体における置換固溶すべき各成分の種類及びその
量を特定範囲に制御すると共に、焼結体のかさ密度、曲
げ強さ、導電率および相転移温度を所定範囲とすること
によって、高温の大気中や加湿水素中などの低酸素分圧
下における耐久性が大幅に改善された焼結体を得ること
ができることを見出し、ここに本発明を完成するに至っ
た。
クスを提供するものである。
(式中、AはCaおよびSrの少なくとも一種を示し、
0.005≦x≦0.12であり、0.02≦y≦0.
50である)で表されるペロブスカイト型結晶構造を有
する焼結体であって、(2)焼結体のかさ密度が5.7
g/cm3以上であり、(3)焼結体の室温曲げ強さが
8kgf/mm2以上であり、(4)焼結体の大気中1
000℃における導電率が0.2S/cm〜20S/c
mであり、(5)焼結体の斜方晶系から菱面体晶系への
相転移温度が25℃以下であることを特徴とする耐熱導
電性セラミックス。
ミックスが満足すべき(1)〜(5)の要件いついて詳
細に説明する。
(式中、AはCaおよびSrの少なくとも一種を示し、
0.005≦x≦0.12であり、0.02≦y≦0.
50である)で表されるペロブスカイト型結晶構造を有
する焼結体であること。
rO3を基本構造とするペロブスカイト型結晶構造を有
する焼結体であり、Laの一部をCa及びSrの少なく
とも一種(A成分)で置換固溶し、Crの一部をAlで
置換固溶したものである。LaCrO3は、焼結過程に
おいてCr分が揮発し、酸化クロムの蒸気圧が高くなっ
て緻密化が阻害され、しかも陽イオンの拡散が極めて遅
いために焼結性に劣るものであるが、Laの一部をA成
分で置換固溶すると共に、Crの一部をAlで置換固溶
することによって、焼結性が大幅に改善され、Laの一
部をA成分で置換固溶しただけの場合と比べると、同じ
A成分の置換量であっても、焼結性が向上して、非常に
緻密な焼結体とすることができる。
り、従来のペロブスカイト型焼結体においてCrの一部
を置換固溶していた2価の元素であるCo又はNiと比
べると、低酸素分圧下での体積膨張に与える影響が少な
く、高温の大気中及び低酸素分圧下における安定性を長
期間持続することができる。
aの一部を2価のA成分で置換固溶して生じた正の電荷
の不足分を、置換固溶量に比例してCrイオンが3価か
ら4価へとなることにより電荷補償しており、その結
果、優れた導電性を有する。
ル比であるx値は、0.005≦x≦0.12であるこ
とが必要であり、0.005≦x≦0.10であること
が好ましい。xの値、即ち、A成分の置換固溶量がこの
範囲を上回ると、焼結性及び導電性は向上するものの、
4価のCrが増加し、高温酸化雰囲気中では4価のCr
が優先的に蒸発するため、Cr成分の蒸発量が増加し
て、焼結体の寿命の低下を引き起こし易い。また、A成
分の置換固溶量が増加すれば、熱膨張係数が大きくな
り、高温の低酸素分圧下での体積膨張も増加し、強度の
低下が生じ易くなり、例えば、ジルコニアを電解質とす
る固体電解質型燃料電池のセパレータに使用した場合に
は、低酸素分圧側の体積膨張によるセパレータの反りの
発生とともに、ジルコニア電解質との熱膨張係数の差が
大きくなって、セルの破損や性能低下を引き起こす場合
がある。従って、本発明では、焼結性及び導電性の向上
と、高温の大気中及び低酸素分圧下における安定性の両
者を考慮して、x値を上記範囲とする。
のモル比であるy値は、0.02≦y≦0.50とし、
好ましくは0.02≦y≦0.30とする。yの値が小
さすぎると、焼結性改善の効果が小さく、yの値が大き
くなりすぎると、焼結性は向上するものの、耐熱性及び
導電性が低下し、熱膨張係数も大きくなり過ぎるので好
ましくない。また、y値を上記範囲とすることによっ
て、斜方晶系から菱面体晶系への相転移温度が低い焼結
体とすることができる。
O3において、Crの1〜15モル%をMgで固溶置換
しても良く、このような組成の焼結体も優れた焼結性を
示し、高温の大気中及び低酸素分圧下においても長期間
安定性を持続することができる。更に、上記化学式La
1-XAXCr1-YAlYO3において、Laの1〜35モル
%をイットリウム及び原子番号58から71の希土類元
素の少なくとも一種で置換固溶しても良く、このような
組成の焼結体も優れた焼結性を示し、耐熱性と導電性の
大きな低下も生じない。又、上記範囲内において、Cr
をMgで置換固溶すると同時に、Laをイットリウム及
び原子番号58から71の希土類元素の少なくとも一種
で置換固溶してもよい。
3以上であること。
孔の増加により、機械的強度等が著しく低下し、また、
気孔表面を含めた焼結体の表面積が増加するために、高
温の酸化雰囲気中でのCr成分の蒸発量も増加する。従
って、かさ密度は5.7g/cm3以上であることが必
要であり、6.0g/cm3以上であることが好まし
い。また、固体電解質型燃料電池のセパレータのよう
に、使用時に材料の片側が高温の空気等の高酸素分圧下
にさらされ、反対側が高温の水素等の低酸素分圧下にさ
らされる場合には、水素ガスに対する気密性を維持する
ために、かさ密度は6.2g/cm3以上であることが
より好ましい。
mm2以上であること。
熱体、固体電解質型燃料電池部材、耐熱電極などの高温
導電性材料として使用されるものであり、繰り返しの昇
降温や温度分布などによって熱応力、熱衝撃が加わるた
めに、耐久性の面から十分な強度を有すること必要であ
り、室温曲げ強さは8kgf/mm2以上であることが
必要であり、10kgf/mm2以上であることが好ま
しい。さらに固体電解質型燃料電池用セパレータとして
使用する場合には、セル積層時の荷重、セル内の温度分
布により発生する熱応力、反りにより発生する応力等に
耐えるため、室温曲げ強さは13kgf/mm2以上で
あることが好ましい。
導電率が0.2S/cm〜20S/cmであること。
の形状に削りだし、白金電極および電圧測定用の白金リ
ード線を約1200℃で焼き付け、直流4端子法により
大気中1000℃で測定した値である。
℃における導電率が0.2S/cm〜20S/cmであ
ることが必要である。導電率が0.2S/cm未満の場
合には、導電性が不十分であり、例えば固体電解質型燃
料電池用セパレータとしてセルに組み込んだ場合、セル
の内部抵抗が大きくなり、電池の性能が低下するので好
ましくない。また、導電率が20S/cmを上回る場合
には、例えば発熱体として用いる場合には、抵抗が小さ
過ぎて大電流型となり、その結果、電極、リード線との
接触抵抗やリード線等の配線抵抗を低く抑えないと局部
的に発熱するため、取り扱いに細心の注意を必要とする
ので実用的とは言い難い。
の相転移温度が25℃以下であること。
造を有する焼結体は、温度の上昇にともない、結晶系が
低温型の斜方晶系から高温型の菱面体晶系へと相転移す
るが、斜方晶系のほうが体積が大きいため、相転移に伴
って昇温時は体積収縮、降温時は体積膨張の体積変化が
生じる。
下であることが必要であり、0℃以下であることが好ま
しい。相転移温度が25℃を超える焼結体を、抵抗発熱
体、固体電解質型燃料電池用セパレータ等の高温用導電
性材料として使用すると、繰り返し昇降温させた場合
に、本発明セラミックスとそれ以外の構成材料との接触
不良や変形等が発生しやすいので好ましくない。
結体を昇温させた時の熱膨張曲線において、相転移によ
り収縮が開始される温度である。
ば、下記の方法で製造できる。
ットリウム及び希土類元素の各原料としては、酸化物、
水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、金属アルコキシドなどのセ
ラミックス製造に通常使用される化合物を使用でき、各
成分の純度が99.5重量%以上、好ましくは99.9
重量%以上の原料を用いることが適当であり、アルカリ
成分量及びSiO2量ができるだけ少ないものが好まし
い。
に混合、分散して、粉末混合物を得る。粉末粉末の粒度
は10μm以下程度とすることが好ましく、5μm以下
とすることがより好ましい。混合・分散は、ポットミ
ル、アトリッションミルなどの装置を用いて行うことが
でき、原料粉末を湿式混合又は乾式混合すればよく、ま
た、各元素を含む水溶液を混合しても良い。湿式混合の
場合には、有機溶媒を使用することが好ましく、水を使
用する場合には、最終的に得られる焼結体の導電性、曲
げ強さ等を損なわないために、焼結体に含有されるアル
カリ成分及びSiO2の含有量が、それぞれ0.2重量
%を上回らないようにイオン交換水、又は蒸留水を使用
することが望ましい。この際に各成分を均一に混合・分
散させるため、湿式混合の場合はスラリーの粘度が10
0〜1000cp程度となるように、スラリーの濃度の
調整を行い、公知の分散剤を適量添加しても良い。
ーを乾燥させるが、この時の乾燥温度は使用した溶媒の
沸点によって適宜設定すればよく、混合・分散させた各
原料粉末が分離しないように、できるだけ短時間で乾燥
させるのがよい。
て、90%以上がペロプスカイト型結晶構造となった合
成粉末とする。合成が不十分のまま粉砕を行ない、これ
を用いて成形、焼成したり、或いは未合成のまま成形、
焼成した場合には、成形体の焼成中に、未合成成分の分
解が生じたり、体積収縮が大きくなる等して、焼結体中
に多数の気孔を残したり、破壊したりするので好ましく
ない。合成温度は、通常800〜1400℃程度の範囲
とすることが好ましく、900〜1350℃度の範囲と
することがより好ましい。合成時間は合成温度とも関係
するが、通常0.5〜10時間程度である。合成雰囲気
は大気中などの酸素含有雰囲気が好ましい。
アトリッションミルなどを用いて粉砕、分散する。この
工程は前記した混合処理と同様に、有機溶媒の存在下で
行うことが好ましいが、水の存在下で行う場合には、焼
結体に含有されるアルカリ成分及びSiO2の量が、そ
れぞれ0.2重量%を上回らないようにイオン交換水、
又は蒸留水を使用することが望ましい。粉砕、分散後の
合成粉末は、平均粒径3μm以下で比表面積2m2/g
以上とすることが好ましく、平均粒径1μm以下で比表
面積3m2/g以上とすることがより好ましい。平均粒
子径が3μmより大きいか又は比表面積が2m2/gよ
り小さいと、粉末の活性度が低いため、焼結性が悪くな
り、焼結体の結晶粒径、欠陥サイズ等にも影響を与えた
め、曲げ強さが低くなり易い。この粉砕により、組成と
構成粒子径が均一化され、焼結性が向上する。この際
に、原料粉末の混合、分散の場合と同様に、公知の分散
剤を適量添加しても良い。
型粉末の合成と、粉砕を数回繰り返して組成の均一化を
図るこが望ましく、これによって焼結体の組成、結晶粒
子径がより均一化される。
公知の成形助剤を適量添加し、スプレードライヤーで乾
燥・造粒して成形用粉体とする。金型プレス、ClPな
どのプレス成形では造粒した粉体の特性(形状、潰れ
性、流動性など)が、成形体のかさ密度、密度ムラに影
響を与え、焼結体のかさ密度や焼結体に含まれる欠陥の
大きさや量にも影響し、その結果、導電率や曲げ強さに
も大きく影響を与える。このため、成形用粉体として
は、球状の中実球であって、流動性に優れ、低圧力でも
潰れるものが好ましい。
インダーの種類と量及びスプレードライヤーの条件を適
宜選択することによって得ることができる。例えば、イ
オン交換水を使用したスラリーに、バインダーとしてア
クリル樹脂を粉末重量に対して固形分で3重量%添加
し、スラリーの粘度を300〜600cp程度とし、熱
風の乾燥室出口温度を約85〜90℃、アトマイザーデ
ィスク回転数10000r.p.m.(周速1800m
/分)とすることによって、平均粒径約60μmのきれ
いな中実状の粉体を得ることができる。他のバインダー
としてはパラフィンワツクスエマルジョン等公知の成形
助剤を適量添加しても良く、その場合はそれらのバイン
ダー特性に応じたスプレードライヤーの条件を適宜設定
すればよい。
造における常法に従って金型プレス、ClP等のプレス
成形により、所定の形状に成形する。また、これらの成
形方法以外に、鋳込み成形、テープ成形、押し出し成形
等のセラミックス成形の常法により成形することもで
き、これらの場合には、スプレードライヤー工程を省略
し、スラリーのまま或いは単に乾燥して成形用原料とし
たものも使用できる。この際にも、アクリル樹脂など公
知の成形助剤を適当量添加しても良い。得られた成形体
は、かさ密度が3.15g/cm3以上であることが好
ましく、3.30g/cm3以上であることがより好ま
しい。成形体のかさ密度が3.15g/cm3未満の場
合は、最終的に得られる焼結体のかさ密度が本発明にお
いて規定する範囲内にあっても、焼結体に残存する欠陥
が増えるので好ましくない。
雰囲気は減圧、常圧及び加圧のいずれであっても良い。
焼成温度は通常1500〜1900℃程度の範囲とし、
好ましくは1600〜1800℃程度の範囲とする。焼
成温度が1900℃より高いと、結晶粒子が大きく成長
し過ぎて強度の低下を招き、また焼成中のCr成分の蒸
発が多いため、得られた焼結体の寿命が低下する。焼成
温度が1500℃より低いと粒子同士の充分な焼結が得
られず、かさ密度が低くなる。具体的な焼成温度、保持
時間等は焼結体のかさ密度などの特性値が要求される範
囲となるように適宜設定すればよい。
緻密化させることができる。また、A成分及びAlが少
ない場合には、焼成温度を高くする必要がある。低酸素
分圧下で焼成した焼結体は導電性が低下しているので、
この焼結体を大気中1000℃以上の温度で熱処理する
ことにより、導電性の向上を図ることが望ましい。この
処理は必ずしも前記の焼成工程に引き続いて行う必要は
なく、上記の条件を充足する限り、焼結体の使用過程に
おいて行っても良い。
した方法で製造可能であり、特に、焼結体の組成を上記
(1)に示した範囲にすると共に、上記製造方法におい
て、ペロプスイト型結晶構造の合成粉末を得るための熱
処理を行い、合成粉末の粉砕、分散条件、焼成前の成形
体のかさ密度、焼成温度等を上記した好ましい範囲とす
ることが、本発明の全ての要件を満足する焼結体を得る
ために有効である。
とするためには、焼結体中のアルカリ成分量及びSiO
2量がそれぞれ0.2重量%以下となるように、製造工
程中に混入するアルカリ成分及びSiO2の量を少なく
することが望ましい。また、焼結体中の欠陥が大きく、
その量が多いと強度の低下につながるので、焼結体の欠
陥ができるだけ少なくなるように製造することも必要で
ある。焼結体の欠陥の大きさは、かさ密度や結晶粒径に
も関係があるので、かさ密度を上記範囲とすると共に、
焼結体の平均結晶粒径を2〜20μmとすることが好ま
しく、3〜15μmとすることがより好ましい。結晶粒
径が大きすぎると、結晶粒界の欠陥が大きくなって強度
が低下しやすく、結晶粒径が小さすぎると、熱間クリー
プが低下し、変形しやすくなるので好ましくない。尚、
この平均結晶粒径は、得られた焼結体表面を鏡面にまで
研磨し、次いで熱エッチングを施した後、走査電子顕微
鏡で観察してインターセプト法により10点測定した平
均値とする。算出式は下記の通りである。
n:長さL当たりの結晶の数、L:測定長さ)。
2量が多くなると、導電性が低くなりやすいので、この
点からも、焼結体中のアルカリ成分量及びSiO2量が
それぞれ0.2重量%以下となるように製造工程中に混
入するアルカリ成分及びSiO2の量を少なくすること
が望ましい。
やすく、相転移温度を低くするためには、A成分がCa
の場合には、x値が大きくなると、y値を大きくすれば
よく、A成分がSrの場合には、x値が大きくなると、
y値を小さくしても所定の相転移温度とすることができ
る。従って、この様な傾向を考慮して、上記した0.0
05≦x≦0.12、及び0.02≦y≦0.50の範
囲において、具体的な製造条件に応じて、適宜焼結体の
組成を設定すればよい。尚、A成分がCaの場合には、
相転移温度を25℃以下とするには、0.005≦x≦
0.12、及び0.05≦y≦0.50の範囲とするこ
とがより好ましい。
の大気中においても導電性、化学的安定性、機械的強度
等を長時間維持でき、耐熱性、耐久性に優れたものであ
る。又、高温の還元雰囲気中においても化学的安定性、
導電性、機械的強度、形状安定性等を長時間維持でき、
例えば、高温の低酸素分圧下に長時間晒された場合に
も、強度低下、体積膨張が少ないので、酸素分圧の異な
る条件下で焼結体を使用しても伸びなどの変形が少な
く、破壊等が生じ難い耐久性に優れたものである。又、
ジルコニア電解質と熱膨張係数が近似しているので、ジ
ルコニアを電解質とする固体電解質型燃料電池のセパレ
ータやインターコネクターとして用いた場合にも、セル
の破損や性能低下を起こすことがない。
様な優れた特徴を有するものであり、高温の大気中や高
温の還元性雰囲気などにおいても導電性材料として有効
に使用することができ、例えば、抵抗発熱体、固体電解
質型燃料電池部材、耐熱電極等の実用材料として有用で
ある。
徴とするところを更に明確にする。
を秤量、配合し、アルコール存在下でポットミル(ミル
容量:2リットル、ボールサイズ・量:φ10mm・1
リットル)にて濃度50%で24時間湿式で混合、分散
を行った後、スラリーを90℃にて乾燥し、大気中12
70℃で5時間加熱して、95%以上がペロブスカイト
型構造に合成された粉末を得た。尚、原料粉末として
は、組成式に応じて、純度99.5%以上のLa2O3、
Cr2O3、CaCO3、SrCO3、Al2O3、MgO、
Pr6O11、及びNd2O3から選択して用いた。得られ
た合成粉末をアトリッションミル(ミル容量:2リット
ル、ボールサイズ・量:φ5mm・1.2リットル)に
よりイオン交換水の存在下で、合成粉末濃度50%で、
分散剤としてアクリル樹脂を粉末重量に対して固形分量
で0.07重量%添加して、12時間湿式で粉砕、分散
し、平均粒径0.5〜0.6μm、比表面積3.5〜
4.2m2/gのスラリーを得た。次いで、これに成形
助剤としてアクリル樹脂を粉末重量に対して固形分量で
3重量%を加えた後、スプレードライヤーにより成形用
顆粒粉体(平均粒径60μm)を調製した。この顆粒粉
体を成形圧力1.5tonf/cm2でClP成形し、
120×120×5mmの成形体(成形体かさ密度:
3.31〜3.39g/cm3)を得た後、大気中にお
いて、下記表1に記載の条件で焼成した。得られた焼結
体をダイヤモンド砥石により研削加工して表面を仕上げ
た試料について、各種特性を測定した。試料No.1〜
9の各焼結体の組成式と焼成温度を下記表1に示し、各
焼結体について測定した特性値を下記表2に示す。
で測定した3点曲げ強さであり、導電率は、直流4端子
法にて大気中1000℃において測定した値であり、相
転移温度は、熱膨張曲線から求めた値である。
て、焼結体表面を鏡面にまで研磨し、熱エツチング後、
インターセプト法により平均結晶粒径を測定したとこ
ろ、8〜13μmであった。又、試料No.1の焼結体
を化学分析した結果、La、Cr、Sr及びAl以外の
主な含有物は、6価Cr=0.7重量%、SiO2=
0.1重量%以下、Na2O=0.1重量%以下であっ
た。
要件を全て満足するものであり、抵抗発熱体、固体電解
質型燃料電池用部材、耐熱電極などの耐熱導電性材料と
して優れた特性を有するものであった。
o.2及びNo.4の焼結体を高温電気炉用抵抗発熱体
とした場合には、1800℃において300時間以上安
定して使用でき、昇降温を繰り返しても、破損は認めら
れなかった。又、ジルコニアを電解質とする固体電解質
型燃料電池において、試料No.5及びNo.8の焼結
体をセパレーター(100×100×3mm)として、
1000℃で500時間使用し、しかも昇降温を行って
も、セパレーター及びジルコニア電解質に破損は認めら
れなかった。
を秤量、配合し、試料No.11では、成形圧力を0.
5tonf/cm3とし、試料No.12では、合成粉
末の粉砕・分散時に水道水を使用したことを除いて、そ
の他は実施例1と同様にして焼結体を作製した。原料粉
末としては実施例1と同様のものを用い、Co源として
は、純度99.5%以上のCoOを用いた。試料No.
10〜21の各試料の組成式と焼成温度を下記表3に示
し、各焼結体について測定した特性値を下記表4に示
す。
焼結体と同様であるが、焼成温度が低いため、焼結体の
かさ密度が低く、曲げ強さも低い値であった。この焼結
体を抵抗発熱体とした場合には、Cr成分の蒸発が激し
く、その寿命は1800℃で用いた場合に約60時間程
度であった。
結体と同様であるが、成形圧力が低く、成形体のかさ密
度が3.15g/cm3未満であったため、焼結体のか
さ密度は5.7g/cm3を超えていたが、焼結体の欠
陥サイズが大きくなり、得られた焼結体の曲げ強さは低
い値であった。この焼結体を固体電解質型燃料電池のセ
パレータとして使用した場合、焼結体の強度が電池内部
の温度分布により発生した熱応力より低いためにセパレ
ータに割れが発生した。
結体と同様であるが、焼結体中に含まれるSiO2及び
Na2Oが、それぞれ0.3重量%と0.4重量%であ
り、導電率が低い値であった。
焼結体とは組成が異なるものであり、試料No.13の
焼結体はCrの一部をAlにより置換していないため、
焼結性に劣り、かさ密度が低い値であり、相転移温度も
25℃を上回っていた。試料No.14の焼結体は、試
料No.13の焼結体と同様にAlにより置換固溶して
いないが、Srによる置換固溶量を表すx値が0.35
と大きく、緻密化はしているものの、大気中1000℃
における導電率が20S/cmを大きく超えていた。試
料No.13、14の焼結体を高温電気炉用抵抗発熱体
として用いた場合には、試料No.13の発熱体は、か
さ密度が低いためにCr成分の蒸発が多く、1800℃
における寿命は約80時間程度であり、相転移に伴う体
積変化により電極とリード線の接触不良も生じ、更に昇
降温を繰り返した場合にも破損が認められた。試料N
o.14の焼結体は、導電率が77.8S/cmと大き
く、抵抗発熱体として用いた場合には低抵抗大電流型と
なり、電極とリ一ド線の接触不良の影響が大きく現れ、
約40時間程度で破損した。
3であり、1000℃での導電率が0.2S/cm未満
で、導電性が不十分であった。
であり、1000℃での導電率が20S/cmを超えて
いたので、高温電気炉用抵抗発熱体等の用途には適さな
いものであり、更に、高温の低酸素分圧下での体積膨張
も大きく、固体電解質型燃料電池のセパレータ材料とし
ても適さないものであった。
曲げ強さは所定の範囲内であったが、y>0.50であ
り、1000℃での導電率も0.2S/cm未満であっ
た。これを固体電解質型燃料電池のセパレータとして使
用した場合には、セパレータの導電率が低いため、燃料
電池の内部抵抗が大きくなり、電池性能も低く、更に、
ジルコニア電解質との熱膨張係数の差が大き過ぎて、ジ
ルコニア電解質に割れが発生した。
く、更にCrの一部をCoで置換固溶しているため、低
温で徽密化しているが、導電率が20S/cmを超えて
いた。しかも、この焼結体を固体電解質型燃料電池のセ
パレータとして使用したところ、燃料ガス(低酸素分
圧)側でのセパレータの膨張が大きく、セパレータに反
りが発生し、セパレータのみならず、ジルコニア電解質
にも割れが生じた。又、この焼結体を高温電気炉用抵抗
発熱体として使用した場合には、Co成分の蒸発が多
く、1800℃における寿命は約100時間に過ぎなか
った。
げ強さ及び導電率は所定の範囲内であったが、Crの一
部をAlにより置換していないため、相転移温度が25
℃を上回っていた。これを固体電解質型燃料電池のセパ
レータとして使用し、昇降温を繰り返した場合には、セ
パレータの相転移に伴う体積変化により、ジルコニア電
解質との接触抵抗が次第に大きくなり、電池性能も低下
した。
Prの置換量が多すぎるために、ペロブスカイト単一相
にはならず、焼結体の特性にいついては測定しなかっ
た。
Claims (3)
- 【請求項1】(1)化学式La1-XAXCr1-YAlYO3
(式中、AはCaおよびSrの少なくとも一種を示し、
0.005≦x≦0.12であり、0.02≦y≦0.
50である)で表されるペロブスカイト型結晶構造を有
する焼結体であって、(2)焼結体のかさ密度が5.7
g/cm3以上であり、(3)焼結体の室温曲げ強さが
8kgf/mm2以上であり、(4)焼結体の大気中1
000℃における導電率が0.2S/cm〜20S/c
mであり、(5)焼結体の斜方晶系から菱面体晶系への
相転移温度が25℃以下であることを特徴とする耐熱導
電性セラミックス。 - 【請求項2】化学式La1-XAXCr1-YAlYO3で表さ
れる焼結体のCrの1〜15モル%をMgで置換固溶し
たものである請求項1に記載の耐熱導電性セラミック
ス。 - 【請求項3】化学式La1-XAXCr1-YAlYO3で表さ
れる焼結体のLaの1〜35モル%をイットリウム及び
原子番号58から71の希土類元素の少なくとも一種で
置換固溶したものである請求項1又は2に記載の耐熱導
電性セラミックス。
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- 1996-01-17 JP JP08005396A patent/JP3077054B2/ja not_active Expired - Lifetime
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