JPH09195459A - 融雪装置付屋根構造 - Google Patents

融雪装置付屋根構造

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JPH09195459A
JPH09195459A JP8009369A JP936996A JPH09195459A JP H09195459 A JPH09195459 A JP H09195459A JP 8009369 A JP8009369 A JP 8009369A JP 936996 A JP936996 A JP 936996A JP H09195459 A JPH09195459 A JP H09195459A
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hot water
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pipes
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concrete
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Yoshinobu Iwata
嘉宣 岩田
Kyoichiro Sekiguchi
恭一郎 関口
Isao Higuchi
功 樋口
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HOKUETSU JOGESUIDO KK
MUIKAMACHI GAS KK
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HOKUETSU JOGESUIDO KK
MUIKAMACHI GAS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は耐久性に秀れた融雪装置付屋根構造
を提供することを目的とする。 【解決手段】 温水管1を配設した温水循環式の融雪装
置付屋根構造であって、躯体コンクリート2内に温水管
1を設け、該躯体コンクリート2上に防水層3を積層
し、この防水層3上に仕上げ材4を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、融雪装置付屋根構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、例えば陸屋根(通常のビルの屋上のように表面が平
坦な屋根)の上面を温水循環式の融雪装置付駐車スペー
スにする場合には、図1に図示したような構造(以下、
単に従来構造という。)が採用されている。
【0003】図1に基づいて従来構造を具体的に説明す
ると、躯体コンクリート31の上面に適宜な防水層32を積
層し、この防水層32の上面に適宜な断熱材33を敷設し、
この断熱材33の上に鉄筋34を配設するとともに温水循環
パイプ35を配設し、シンダーコンクリート36(押さえコ
ンクリート)を打設するという施工方法により施工さ
れ、温水循環パイプ35内に温水を通過させることでシン
ダーコンクリート36上の融雪を行うものである。符号37
はQDデッキ、38は鉄筋である。
【0004】本発明者等は種々実験したところ、このよ
うな従来構造には次の欠点があることを確認した。
【0005】(1) 従来構造の場合には、躯体コンクリ
ート31の養生の他、シンダーコンクリート36の養生が必
須となる。即ち、二度のコンクリート養生が必須となる
為、工期が長くなる。
【0006】(2) 屋内への水漏れは、温水循環パイ
プからの水漏れと(コンクリート打設用型枠には釘等が
突出しており、また、鉄筋34には結束線としての針金等
が存する為この釘や針金等により温水循環パイプに穴を
あけたりすることが往々にして生じる。)、雨水の侵
入による水漏れとがある。この両原因による水漏れが生
じた場合、従来構造の場合は、シンダーコンクリート36
を全て除去し、防水層32のどの部分が損傷しているのか
を確認しなければならず、非常に厄介であった。
【0007】本発明は、このような欠点を解決した融雪
装置付屋根構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0009】温水管1を配設した温水循環式の融雪装置
付屋根構造であって、躯体コンクリート2内に温水管1
を設け、該躯体コンクリート2上に防水層3を積層し、
この防水層3上に仕上げ材4を設けたことを特徴とする
融雪装置付屋根構造に係るものである。
【0010】躯体コンクリート2内に設ける温水管1と
して、内面に所定間隔を置いて長さ方向に延設されるリ
ブ5を設けた外管7内に前記リブ5の先端縁に当接する
状態で通水内管6を挿入して通水内管6が外管7に対し
てフリーとなるように構成した二重管を採用したことを
特徴とする請求項1記載の融雪装置付屋根構造に係るも
のである。
【0011】躯体コンクリート2内に設ける温水管1と
して、外面に所定間隔を置いて長さ方向に延設されるリ
ブ11を設けた通水内管12に前記リブ11の先端縁に当接す
る状態で外管13を被嵌して通水内管12が外管13に対して
フリーとなるように構成した二重管を採用したことを特
徴とする請求項1記載の融雪装置付屋根構造に係るもの
である。
【0012】
【発明の作用並びに効果】請求項1記載の発明において
は、シンダーコンクリート36を不要とし、躯体コンクリ
ート2のみであるから、養生期間がそれだけ短縮され
る。
【0013】また、雨水による水漏れがあった場合、防
水層3が躯体コンクリート2の上方に位置する為、躯体
コンクリート2をすべてを除去したりする必要がなく、
この点においてメインテナンス性に秀れたものとなる。
【0014】請求項2,3記載の発明においては、温水
管1として通水内管6,12と外管713とから成る二重管
を採用するから、それだけ水漏れが防止され、この二重
管はリブ5,11により通水内管6,12が外管7,13に対
してフリー構造であるから、通水内管と外管とが単に嵌
合されている構造の二重管に比し、通水内管6,12が外
管7,13に対しフリーである分それだけ耐久性に秀れ、
よって、通水内管6,12の破損を可及的に防止し得るこ
とになる。
【0015】一般に防水層の下側に通水管を配設するこ
とは水漏れの観点から嫌われる訳であるが、上述のよう
に、請求項2,3記載の発明は、温水管1に二重管を採
用することで水漏れ事故への信頼度を向上させ、このこ
とにより躯体コンクリート2内に温水管1を配設し、躯
体コンクリート2の上に防水層3を配設することを可能
にしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】図2〜6に基づいて本発明の一実
施例を説明する。
【0017】常法に従いQDデッキ10上に鉄筋8、循環
式の温水管1を配設し(この温水管1は所定面積毎に区
画された状態で配設される。)、続いて、このQDデッキ
10上に躯体コンクリート2を打設し、養生後、温水管1
の上面に適宜な防水層3を積層し、その上に例えばアス
ファルト等の適宜な仕上げ材4を積層して本実施例に係
る陸屋根を完成させる。符号9は断熱材である。
【0018】この屋根上は駐車スペースとして利用さ
れ、温水管1に温水を通過させることで屋根面、即ち、
仕上げ材4上の融雪を行うものである。
【0019】この温水管1は、図5,6に図示したよう
に合成樹脂製の通水内管6,12と合成樹脂製の外管7,
13とから成り、該通水内管6,12に外管7,13を被嵌し
た構造のものである。
【0020】図5の温水管1は、外管7の内周面長さ方
向にリブ5が突出状態で延設されており、このリブ5の
先端縁に通水内管6の外面が当接する構造である。
【0021】また、図6の温水管1は、通水内管12の外
周面長さ方向にリブ11が突出状態で延設されており、こ
のリブ11の先端縁に外管13の内面が当接する構造であ
る。
【0022】よって、図5,6に係る温水管1の通水内
管6,12は外管7,13に対して位置決めされており(外
管7,13内で通水内管6,12は径方向にガタつかな
い。)、また、何ら拘束されておらず、フリー状態となっ
ている(特に長さ方向にフリー状態となっている。)。
【0023】本実施例に係る屋根は上記構造であるか
ら、 従来構造のようにシンダーコンクリート36が不要と
なり、従って、躯体コンクリート2のみを養生させるだ
けで良いから、それだけ工期の短縮が可能となり、よっ
て、施工効率が向上する。
【0024】 また、雨水による水漏れがあった場合
においても防水層3が躯体コンクリート2の上方に位置
する為、躯体コンクリート2をすべてを除去したりする
必要がなく、この点においてメインテナンス性に秀れた
ものとなる。 温水管1は上記構造の二重管であるから従来技術の
項で説明したような穴あけ事故による二重管の損傷は回
避でき、それだけ水漏れが防止され、この二重管はリブ
5,11により通水内管6,12は外管7,13に対してフリ
ー構造であるから、通水内管と外管とが単に嵌合されて
いる構造の二重管に比し、通水内管6,12が外管7,13
に対しフリーである分それだけ耐久性に秀れ、よって、
通水内管6,12の破損を可及的に防止し得ることにな
る。
【0025】 また、本実施例は、従来構造の躯体コ
ンクリート31及びシンダーコンクリート36双方のコンク
リート部材は不要となり、躯体コンクリート2のみで良
い為、それだけ全体の荷重が減ることになり、よって、
構造物に耐久性を付与し得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来構造の説明断面図である。
【図2】本実施例の要部の一部を切り欠けた説明断面図
である。
【図3】本実施例説明断面図である。
【図4】本実施例の要部の説明斜視図である。
【図5】本実施例の温水管の説明斜視図である。
【図6】別構造の温水管の説明斜視図である。
【符号の説明】
1 温水管 2 躯体コンクリート 3 防水層 4 仕上げ材 5 リブ 6 通水内管 7 外管 11 リブ 12 通水内管 13 外管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関口 恭一郎 新潟県南魚沼郡六日町大字六日町802番地 5 六日町ガス株式会社内 (72)発明者 樋口 功 新潟県十日町市丑76番地1 北越上下水道 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温水管を配設した温水循環式の融雪装置
    付屋根構造であって、躯体コンクリート内に温水管を設
    け、該躯体コンクリート上に防水層を積層し、この防水
    層上に仕上げ材を設けたことを特徴とする融雪装置付屋
    根構造。
  2. 【請求項2】 躯体コンクリート内に設ける温水管とし
    て、内面に所定間隔を置いて長さ方向に延設されるリブ
    を設けた外管内に前記リブの先端縁に当接する状態で通
    水内管を挿入して通水内管が外管に対してフリーとなる
    ように構成した二重管を採用したことを特徴とする請求
    項1記載の融雪装置付屋根構造。
  3. 【請求項3】 躯体コンクリート内に設ける温水管とし
    て、外面に所定間隔を置いて長さ方向に延設されるリブ
    を設けた通水内管に前記リブの先端縁に当接する状態で
    外管を被嵌して通水内管が外管に対してフリーとなるよ
    うに構成した二重管を採用したことを特徴とする請求項
    1記載の融雪装置付屋根構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6323319U (ja) * 1986-07-25 1988-02-16

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JPS6323319U (ja) * 1986-07-25 1988-02-16

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