JP2005042418A - 中空スラブ及びこれに用いられる円筒管 - Google Patents

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孝行 青野
Naoto Matsuoka
直人 松岡
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Abstract

【課題】中空スラブに設置された円筒管内への水の浸入を防止すること。
【解決手段】場所打ちコンクリート製の中空スラブに用いられる両端閉鎖の円筒管(14)は、その両端間を伸びる空間(18)を残して、その内周面が独立気泡の発泡プラスチックからなる被覆材(22)で覆われている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の空洞を有する鉄筋コンクリート床スラブ(中空スラブ)及び前記空洞を形成するために用いられる円筒管に関する。
従来、場所打ちコンクリートにより形成された床スラブ中に空洞を規定すべくこれに埋設されるものとして、両端閉鎖の円筒管が用いられている。
ところで、前記円筒管は、中空スラブの重量軽減のため、例えば亜鉛メッキ鉄板のような薄板からなるものが採用されることがある。しかし、このような材質の円筒管は軽量である反面、例えば中空スラブの形成のための鉄筋の組立、配筋等の鉄筋工事中、先に設置された円筒管がこれに当たることがある鉄筋により損傷を受けることがある。また、円筒管の閉鎖端に密閉不良が存することがある。
円筒管の前記損傷や密閉不良は前記円筒管内への雨水のような水の浸入及びこれに伴う水の貯留を許し、これは、中空スラブの施工後における漏水を誘発するおそれがあり、好ましくない。
特開2001−107499号公報
本発明の目的は、中空スラブに設置された円筒管内への水の浸入を防止することにある。
本発明は、場所打ちコンクリート製の中空スラブに用いられる両端閉鎖の円筒管に関し、該円筒管の内周面が、その両端間を伸びる空間を残して、独立気泡の発泡プラスチックからなる被覆材で覆われている。
本発明は、また、中空スラブに関し、該中空スラブは互いに間隔をおいて配置された複数の前記円筒管を含む。
本発明によれば、場所打ちコンクリート製中空スラブの形成のために設置される円筒管の内周面が、水を通さない独立気泡の発泡プラスチックからなる被覆材で覆われていることから、例えば鉄筋工事中、前記円筒管の外周面が損傷することがあっても、また前記円筒管の端部における密閉性が十分でなかったとしても、前記被覆材により、前記損傷箇所又は前記端部を通しての雨水のような水の前記円筒管内へ浸入が阻止される。これにより、中空スラブ中における円筒管内への水の貯留を回避することができる。
また、前記被覆材が前記円筒管の内部に該円筒管の端部間を伸びる空間を残して形成されていることから、このような空間を残さないですなわち前記円筒管の内部を充填して被覆するとすれば必要となる被覆材と比べて、その使用量及びコストを低減することができる。また、前記円筒管内に残る空間を配線、配管のための空間として有効利用することができる。さらに、前記円筒管をダクトとして利用することが可能であり、この場合には前記被覆材が断熱材として機能し、これにより前記空間を流通する空気の熱損失が軽減される。
図1を参照すると、本発明に係る円筒管を用いて形成された鉄筋コンクリート床スラブ(中空スラブ)が全体に符号10で示されている。
中空スラブ10は、予め設置された板状のスラブ型枠(図示せず)上に下端鉄筋12、本発明に係る複数の円筒管14及び上端鉄筋16を順次配置した後、コンクリート17を打設し、これを養生することにより形成される。
複数の円筒管14は、前記スラブ型枠の上方の水平面上に、適当な保持手段(図示せず)により、互いに間隔をおいて配置される。各円筒管14は、完成した中空スラブ10中に空洞を規定する。
円筒管14は、鋼製、鉄製、プラスチック製、紙製等の円管状の本体20を含む。図示の例では、本体20は、重量軽減のため、亜鉛メッキ板のような薄い(例えば厚さ0.4mmの)鉄板を螺旋状に巻いてなる、空気ダクトに用いられるような管体からなる。
円筒管14は、本体20の開放両端をそれぞれ閉鎖すべくこれらの端部にそれぞれ密に嵌め込まれた、金属製、プラスチック製等の2つのキャップ(図示せず)を有する。
ところで、組立中における鉄筋や、これを行う作業員が使用する道具(例えばドライバ)や釘などによる円筒管の本体20への突き刺さりによる損傷、前記キャップによる本体20の密閉性の不具合等が、前記スラブ型枠上に設置された後における円筒管14内への降雨等の浸入の原因となることがある。
このような雨水等からなる水の円筒管14内への浸入を阻止するため、円筒管14の内周面、より正確には本体20の内周面の全部が、水を通さない独立気泡の発泡ポリスチレン、発泡ポリウレタンのような発泡プラスチック材料からなる被覆材22で覆われている。
本体20の内周面を覆う図示の被覆材22は全体に円筒状を呈する。被覆材22とこれが取り巻く中空部分すなわち本体20の両端間を伸びる空間18とが、実質的に、中空スラブ10の前記空洞を規定する。
被覆材22は、本体20の内周面への前記発泡プラスチック材料の発泡吹付により、あるいは前記発泡プラスチック材料からなるシート(図示せず)を筒状にしたものを本体20内にその開放一端から挿入し、これを本体20の内周面に接着することにより配置することができる。後者における前記接着のため、例えば本体20の内周面に予め接着剤を塗布しておく。被覆材22の厚さ寸法は、例えば1〜2cmに設定することができる。
本体20の各端部への前記キャップの装着は、本体20内への被覆材22の配置後に行うことができる。
被覆材22は本体20の内周面の全部に接しているため、本体20に生じることがある損傷(例えば孔、亀裂)を通しての前記本体20内への雨水のような水の浸入を阻止する作用をなす。また、前記キャップによる本体20の密閉不良に伴う該本体と前記キャップとの間のすき間からの水の浸入についても、被覆材22の端面において、これを阻止することができる。
特に、中空スラブの形成のために前記スラブ型枠の上方に被覆材22を含む円筒管14を配置した後、コンクリート17が打設されるまでの間における降雨に伴う円筒管14内への水の浸入が阻止される。これにより、完成した中空スラブ10内に前記空洞を規定する円筒管14について、その内部に水を含まないものとすることができる。
また、本体20の内周面の被覆は、筒状空間18を残さないですなわち本体20の内部に被覆材22を充填することによって行うことも考えられる。しかし、筒状空間18を残すことにより、残さない場合と比べて、被覆材22の使用量及びコストの低減を図ることができ、しかも、円筒空間18を配線、配管のための利用空間に供することができ、さらにダクト空間すなわち空気の流通空間として利用することができる。前記ダクトとしての利用については、被覆材22が有する断熱機能が筒状空間18を流通する空気の熱損失を軽減する。
円筒管を含む中空スラブの概略的な縦断面図である。
符号の説明
10 中空スラブ
14 円筒管
18 円筒空間
22 被覆材

Claims (2)

  1. 場所打ちコンクリート製の中空スラブに用いられる両端閉鎖の円筒管であって、前記円筒管の内周面が、その両端間を伸びる空間を残して、独立気泡の発泡プラスチックからなる被覆材で覆われている、円筒管。
  2. 互いに間隔をおいて配置された請求項1に記載の複数の円筒管を含む、中空スラブ。
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