JPH09194805A - ロール状再剥離性粘着シート - Google Patents

ロール状再剥離性粘着シート

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JPH09194805A
JPH09194805A JP8010742A JP1074296A JPH09194805A JP H09194805 A JPH09194805 A JP H09194805A JP 8010742 A JP8010742 A JP 8010742A JP 1074296 A JP1074296 A JP 1074296A JP H09194805 A JPH09194805 A JP H09194805A
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JP
Japan
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pressure
sensitive adhesive
adhesive
roll
adhesive sheet
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JP8010742A
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Manabu Fujiwara
学 藤原
Kenji Suzuki
賢治 鈴木
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New Oji Paper Co Ltd
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】粘着性微球体を使用し、被着体に対する貼着と
剥離を繰り返すことができるよう構成した再剥離性粘着
シートに関し、詳しくは、ロール状に仕上げた再剥離性
粘着シートに関する。 【解決手段】表面基材、粘着性微球体を有する粘着剤
層、剥離シートを積層し、ロール状に巻取ったロール状
再剥離性粘着シートにおいて、該ロール状再剥離性粘着
シートの巻取り硬さがシュミット・ハンマー法(J.T
APPI紙パルプ試験方法No.37−81に準拠)の
反発度で10〜40であることを特徴とするロール状再
剥離性粘着シートである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着性微球体を使
用し、被着体に対する貼着と剥離を繰り返すことができ
るよう構成した再剥離性粘着シートに関し、詳しくは、
ロール状に仕上げた再剥離性粘着シートに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】粘着シートは、商業用、事務用、家庭用
など、広範囲の用途にラベル、シール、ステッカー、ワ
ッペンなどに加工されて使用されている。このような粘
着シートの一般的な構成は、表面基材と剥離シートとの
間に粘着剤を挟み込んだ状態のものである。粘着シート
は、使用される粘着剤の機能から分類すると、永久接着
型と再剥離型とに大別される。永久接着型の粘着シート
に使用される粘着剤は、ゴム系からアクリル系へ、更に
溶剤型から水性エマルジョン型への転換が進み、特にラ
ベル用永久接着型粘着シートは殆どエマルジョン型アク
リル系粘着剤で占められるようになっている。
【0003】一方、再剥離型の粘着シートに使用される
粘着剤についてもエマルジョン型アクリル系粘着剤の提
案がいくつかなされているが、これらは一般にエポキシ
系の硬化剤で架橋させるタイプであり、金属、プラスチ
ックなどの表面強度の強い被着体に対しては優れた再剥
離性を発揮する。しかし、紙、段ボールなどの表面強度
の弱い被着体に対しては、永久接着型粘着剤と同様に再
剥離性に乏しく、充分に再剥離適性を有する品質が得ら
れていない。
【0004】現状で要望されている再剥離性粘着シート
は、一旦貼着された被着体からある期間が経過した後、
必要に応じて被着体を傷つけることなく、きれいに剥離
できることである。このような要望を満足するものとし
て、近年、表面基材に粘着性微球体を直接塗布した粘着
シートが、被着体に対して貼着と剥離を繰り返して行え
る再剥離性粘着シートとして注目されている。例えば、
特開昭50−2736号公報には水乳化性のアルキルア
クリレートエステル類とナトリウムアクリレートなどの
水可溶性のイオン性ビニルモノマーを用いた共重合体よ
りなる粘着性微球体の一部が表面に露出するよう結合剤
(接着剤)で基材上に結合した構造が開示されている。
即ち、球状の粘着性樹脂が紙の表面に並び、その表面に
他の被着面が接触すると無数の点で接着が行われる。つ
いで、引き剥がすと点接着の部分から剥がれ、粘着性微
球体がそのまま露出しているため再び被着体に貼着する
ことができるのである。粘着性微球体の使用により、粘
着性・接着性・再剥離性の良好な機能が実現されると示
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる粘着性
微球体を用いた再剥離性粘着シートについても、場合に
よっては、新たな問題が生じることがわかった。再剥離
性粘着シートは、その製造工程においてロール状に巻取
られたり、また製品としてロール状の形態に仕上げられ
るが、このロール状にしたものの中に再剥離性が劣るも
のが見られるようになったのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、再剥離性
が劣る原因について鋭意研究を行った結果、巻き取った
ロール状態で長期間保存した場合、特に湿度が高い場所
に保存した場合に、粘着性微球体が扁平、変形してしま
うことを見いだした。かかる現象を解消すべく研究を重
ねた結果、特定の条件を満足するように巻き取ることに
より、粘着性微球体の扁平、変形を充分に防止し、各種
被着体に対する貼着と剥離を繰り返して行える優れた再
剥離性粘着シートが得られることを見い出したのであ
る。
【0007】(1)本発明は、表面基材、粘着性微球体
を有する粘着剤層、剥離シートを積層し、ロール状に巻
取ったロール状再剥離性粘着シートにおいて、該ロール
状再剥離性粘着シートの巻取り硬さがシュミット・ハン
マー法(J.TAPPI紙パルプ試験方法No.37−
81に準拠)の反発度で10〜40であることを特徴と
するロール状再剥離性粘着シートである。
【0008】更に、粘着剤層中の水分、或いは表面基材
と粘着剤層の両方の水分が、ある特定の範囲を越える
と、粘着性微球体が変質し易いことを見いだしたのであ
る。 (2)本発明は、粘着剤層中の水分が0.1〜3.0%
である(1)記載のロール状再剥離性粘着シートであ
る。 (3)表面基材と粘着剤層を重ねた状態の水分が、6%
以下である(1)又は(2)記載のロール状再剥離性粘
着シートである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、表面基材、粘着性微球
体を有する粘着剤層、剥離シートを積層してなる再剥離
性粘着シートを、巻取り硬さがシュミット・ハンマー法
(J.TAPPI紙パルプ試験方法No.37−81に
準拠)の反発度で10〜40、好ましくは15〜30と
なるようにロール状に巻き取ることにより、再剥離性粘
着シートにおいて重要な品質である粘着性・再剥離性に
関わる粘着性微球体の扁平、変形を最小限に防止できる
ものである。さらに、長期間、ロール状で保管しても粘
着性微球体の変形が小さく、粘着性・接着性・再剥離性
の極端な低下を防止することができるものである。ちな
みに、該反発度が40を越えるような巻取りの場合は、
粘着性微球体に大きな外圧がかかるため、時間経過とと
もに粘着性微球体が扁平、変形し、接着力が大きく低下
する。一方、反発度が10未満になると巻取りの端部に
乱れが生じ、巻取りの形状をとどめなくなる。反発度を
調製する方法としては、例えば巻取りを行う際に、巻き
取り張力を16〜20kgに調整する、テーパー率を3
5〜45%に調整する等により行うことができる。
【0010】本発明で使用する粘着性微球体を主成分と
する粘着剤としては、エチルアクリレート、プロピルア
クリレート、n−ブチルアクリレート、イソプロピルア
クリレート、n−オクチルアクリレート、イソオクチル
アクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ノニ
ルアクリレート、イソノニルアクリレート、ラウリルア
クリレート、メチルメタクリレート、プロピルメタクリ
レート、ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメ
タクリレート、イソノニルメタクリレート、ラウリルメ
タクリレートなどの(メタ)アクリル酸エステルを主成
分とし、これらの単量体とアクリル酸、メタクリル酸、
イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、N−メチロール(メタ)アクリルア
ミド、(メタ)アクリルアミド、グリシジル(メタ)ア
クリレート、グリシジルエーテル(メタ)アクリレー
ト、酢酸ビニル、スチレン、(メタ)アクリロニトリ
ル、トリメチルアミン(メタ)アクリルアミド、トリメ
チルアミン−p−ビニルベンズイミド、アンモニウム
(メタ)アクリレート、ナトリウム(メタ)アクリレー
ト、N,N−ジメチル−N−(β−(メタ)アクリルオ
キシルエチル)アンモニウムプロピオネ−トベタイン、
1,1−ジメチル−1−(2−ヒドロキシプロピル)ア
ミン(メタ)アクリルイミド、4,4,9−トリメチル
−4−アゾニア−7−オキシ−9−デセン−1−スルホ
ネート、1,1−ジメチル−1−(2,3−ジヒドロキ
シプロピル)アミン(メタ)アクリルイミドなどの単量
体を共重合させることによって製造し得る。中でも、2
−エチルヘキシルアクリレート、メチルメタクリレート
を主成分として用いたものは、粘着性微球体のクッショ
ン性に富むため好ましい。なお、具体的な製造方法につ
いては、例えば、特開昭50−2736号公報、同61
−148278号公報などに記載の懸濁重合法によって
製造することができる。
【0011】粘着性微球体の平均粒径は10〜100μ
mの範囲で調節されることが好ましい。ちなみに、平均
粒子径が10μm未満の場合、粘着性微球体が表面基材
に埋没する、あるいは粘着性微球体を固定するための結
合剤に覆われるなどして粘着性微球体の露出が少なくな
り粘着力・接着力が十分に得られない。一方、平均粒子
径が100μmを越えると外圧に対して影響を受けやす
く粘着性微球体の扁平、変形につながる。また、粘着性
微球体はできるだけ真球状であることが好ましく、何ら
かの外圧により粘着性微球体が扁平、変形した場合に
は、粘着性・接着性・再剥離性に大きな影響を与えるこ
とになる。
【0012】粘着剤層には、粘着性微球体の他に、粘着
性微球体を表面基材の保持せしめるための結合剤、例え
ばエポキシ類樹脂、ニトロセルロース類樹脂、アクリレ
ート類樹脂およびビニルエーテル類樹脂などが適宜使用
できる。中でも、アクリレート類樹脂がクッション性に
富むため好ましい。
【0013】粘着性微球体と結合剤の比率は、固形分重
量比で60重量部/40重量部〜99重量部/1重量
部、好ましくは60重量部/10重量部〜90重量部/
10重量部程度である。ちなみに粘着性微球体が60重
量部未満なると粘着性・接着性に関わる粘着性微球体数
が減少するため十分な粘着力・接着力を得ることができ
ない。一方、99重量部を越える場合、すなわち粘着性
微球体を表面基材に固定する接着剤が極めて微量の場
合、粘着性微球体が表面基材より脱落し易いため被着体
に粘着剤が転移し、被着体表面を汚してしまうことがあ
る。
【0014】粘着剤層を設ける方法としては、懸濁重合
により得られた粘着性微球体の水分散液に、結合剤を加
え、必要に応じて粘着付与剤、老化防止剤、粘度調整
剤、消泡剤、濡れ剤などの所剤を加えた水分散塗料を、
通常の塗工機、例えばナイフコーター、ロールコータ
ー、コンマコーター、バーコーター、グラビアコータ
ー、リップコーター、ダイコーター及びスクリーン印刷
などによって、表面基材に塗布する方法が採用される。
【0015】一般的に粘着シートを製造する場合には、
剥離シート側に粘着剤を塗布し、表面基材を貼り合わす
ことで粘着剤を表面基材へ転写するいわいる転写法が採
用されていするが、この再剥離性粘着シートを製造する
場合、表面基材の裏面へ直接塗布する直接法でなければ
ならない。その理由として、粘着剤層の構成が粘着性微
球体と、該粘着性微球体を表面基材に固着させる結合剤
であるため、転写法では結合剤が粘着性微球体を覆う結
果となり、実用効果が得られないからである。
【0016】粘着剤層の塗布量は乾燥重量で5〜50g
/m2 、 好ましくは10〜30g/m2 である。ちなみ
に5g/m2 未満では粘着剤層としての効果が乏しく、
また50g/m2 を越えることは経済性の面から必要性
に乏しい。
【0017】表面基材としては、紙、合成紙、布、不織
布、金属フォイル、各種高分子フィルムなどが挙げられ
る。更に、表面基材の裏面に天然または合成の樹脂等の
層を設けても良い。また、表面基材には、顔料塗被層、
感熱記録層、隠蔽層や印刷層など、各種公知の塗被層を
設けても構わない。
【0018】本発明は、このように表面基材に粘着剤層
を設けるものであるが、かかる粘着剤層中の粘着剤水
分、或いは表面基材と粘着剤層を含めた水分も粘着性・
接着性・再剥離性に影響をおよぼす重要な要因である。
粘着剤層中の水分は粘着性微球体の扁平、変形に影響を
与え、水分が多いほど外圧に対して変形し易くなる。こ
のため、粘着剤塗布後の粘着剤水分は0.1〜3.0%
の範囲で調節されることが好ましい。ちなみに粘着剤水
分が3.0%を越えると粘着性微球体の扁平、変形が著
しくなり、粘着力・接着力が極端に低下する。一方、
0.1%未満では乾燥に過大なエネルギーが必要なため
経済性の面から必要性に乏しい。
【0019】表面基材として、紙基材を用いた場合は、
表面基材の含有水分も影響する。表面基材と粘着剤層を
含めた状態で6%以下に調製することが好ましい。因み
に6%を越えると粘着性微球体の扁平、変形が著しくな
り、粘着力・接着力が極端に低下する。
【0020】粘着剤層を保護する剥離シートとしては、
特に限定するものではなく、例えばグラシン紙のような
高密度原紙、クレーコート紙、クラフト紙や上質紙にポ
リエチレンなどをラミネートしたポリラミ紙などに、フ
ッ素系剥離剤やシリコーン系剥離剤を塗布したものが使
用される。
【0021】剥離剤の塗布方法は、通常の塗工機、例え
ばバーコーター、ロールコーター、グラビアコーターな
どによって行うことができる。塗布量は、乾燥重量で
0.05〜3g/m2 、 好ましくは0.2〜1.5g/
2 が適当である。因みに0.05g/m2 未満では剥
離剤層としての効果が乏しく、また3g/m2 を越える
ことは経済性の面から必要性に乏しい。また特に剥離力
に制限のない場合には、ポリラミ原紙単独でも使用は可
能である。
【0022】本発明の再剥離性粘着シートは、表面基材
裏面に粘着性微球体を含む粘着剤を直接塗布した後、剥
離シートとニップロールで接合することにより得られ
る。
【0023】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。な
お、例中の塗布量、部数、混合比率などはすべて固形分
重量で示した。
【0024】
【実施例1】 「剥離シートの作製」市販の米坪70g/m2 のグラシ
ン紙に、シリコーン剥離剤(トーレ・ダウコーニング社
製、商品名「BY24−312」)を乾燥重量で1.0
g/m2 となるようにバーコーターにて塗布し、その後
乾燥オーブンにて140℃の温度で1分間乾燥キュアー
して剥離シートを作製した。
【0025】「粘着剤塗料の作製」粘着剤成分である、
粘着性微球体を主成分とする粘着剤分散液(日本カーバ
イド社製,商品名「ニカゾールTS−5000」,粘着
性微球体の平均粒子径:約50μm,固形分濃度:27
%,粘着性微球体/接着剤比率=80重量部/20重量
部)を粘着剤塗料とした。
【0026】「再剥離性粘着シートの作製」市販の米坪
64g/m2 の上質紙に、上記の方法により得られた粘
着剤塗料を、粘着剤成分の乾燥重量が15g/m2 とな
るようにリップコーターにて塗布し、その後乾燥オーブ
ンにて100℃の温度で2分間乾燥した。なお、粘着剤
水分は1.0%であった。更に、この粘着剤層面上に上
記方法により得られた剥離シートを貼り合わせて、本発
明の再剥離性粘着シートを得た。
【0027】「ロール状再剥離性粘着シートの作製」こ
のようにして得られた再剥離性粘着シートを、更に小型
スリッター(西村製作所社製,「TB−2」)にて、内
径3インチ、肉厚8mmの紙管に、幅180mm、長さ
300mを、巻き取りの硬さが打圧式硬度測定器(スイ
ス/シュミット社製,「シュミットテストハンマーLR
型」)の反発度で20となるよう巻き取り再剥離性粘着
シートの小巻き取り(ロール状再剥離性粘着シート)を
作製した。
【0028】
【実施例2】実施例1において、打圧式硬度測定器の反
発度を10となるように巻取った以外は実施例1と同様
にして本発明のロール状再剥離性粘着シートを得た。
【0029】
【実施例3】実施例1において、打圧式硬度測定器の反
発度を40となるように巻取った以外は実施例1と同様
にして本発明のロール状再剥離性粘着シートを得た。
【0030】
【比較例1】実施例1において、打圧式硬度測定器の反
発度を5となるように巻取った以外は実施例1と同様に
して本発明のロール状再剥離性粘着シートを得た。
【0031】
【比較例2】実施例1において、打圧式硬度測定器の反
発度を45となるように巻取った以外は実施例1と同様
にして本発明のロール状再剥離性粘着シートを得た。
【0032】
【実施例4】実施例1において、粘着剤の粘着性微球体
/接着剤比率を99重量部/1重量部とした以外は実施
例1と同様にして本発明のロール状再剥離性粘着シート
を得た。
【0033】
【実施例5】実施例1において、粘着剤の粘着性微球体
/接着剤比率を60重量部/40重量部とした以外は実
施例1と同様にして本発明のロール状再剥離性粘着シー
トを得た。
【0034】
【比較例3】実施例1において、粘着剤の粘着性微球体
/接着剤比率を100重量部/0重量部とした以外は実
施例1と同様にして本発明のロール状再剥離性粘着シー
トを得た。
【0035】
【比較例4】実施例1において、粘着剤の粘着性微球体
/接着剤比率を50重量部/50重量部とした以外は実
施例1と同様にして本発明のロール状再剥離性粘着シー
トを得た。
【0036】
【実施例6】実施例1において、粘着性微球体の平均粒
子径が10μmである粘着剤を使用した以外は実施例1
と同様にして、本発明のロール状再剥離性粘着シートを
得た。
【0037】
【実施例7】実施例1において、粘着性微球体の平均粒
子径が100μmである粘着剤を使用した以外は実施例
1と同様にして、本発明のロール状再剥離性粘着シート
を得た。
【0038】
【実施例8】実施例1において、粘着剤塗布後の粘着剤
水分を1.0%とした以外は実施例1と同様にして本発
明のロール状再剥離性粘着シートを得た。
【0039】
【実施例9】実施例1において、粘着剤塗布後の粘着剤
水分を3.0%とした以外は実施例1と同様にして本発
明のロール状再剥離性粘着シートを得た。
【0040】
【実施例10】実施例1において、表面基材と粘着剤層
を重ねた状態の水分を6%とした以外は実施例1と同様
にして、本発明のロール状再剥離性粘着シートを得た。
【0041】
【比較例5】実施例1において、粘着剤塗布後の粘着剤
水分を4.0%とした以外は実施例1と同様にして本発
明のロール状再剥離性粘着シートを得た。
【0042】
【比較例6】実施例1において、表面基材と粘着剤層を
重ねた状態の水分を7%とした以外は実施例1と同様に
して本発明のロール状再剥離性粘着シートを得た。
【0043】このようにして得られたロール状再剥離性
粘着シートについて、作業当日、および1ヶ月後の小巻
取りを割腹し、接着性能を以下の方法にて評価して、そ
の結果を表1に記載した。
【0044】(接着力)JIS Z O237に規定さ
れる180゜剥離法にしたっがって、米坪64g/m2
の上質紙(新王子製紙社製,「NWF55」)に対する
接着力を測定した。(単位:g/25mm)
【0045】(エッジリフト)直径34mmのステンレ
スパイプの表面に、米坪64g/m2 の上質紙(新王子
製紙社製,「NWF55」)を巻いて、曲面の被着体を
作製する。次に、再剥離性粘着シートを25mm×30
mmに切断し、剥離シートを剥して上記被着体に貼り付
け、3日後に試験片の浮きを観察した。 ○:試験片の浮きは見られず、被着体との接着性は良好
であった。 △:試験片の浮きが一部見られた。 ×:試験片は完全に被着体から浮いていた。
【0046】(再剥離性)再剥離性粘着シートを25m
m×90mmに切断し、剥離シートを剥した後、米坪6
4g/m2 の上質紙(新王子製紙社製、「NWF5
5」)に対して2kgのローラーで10往復し、圧着し
た。3日後、10m/分の速度で試験片を剥した。 ○:被着体に粘着剤が残らず、且つ基材の破断がなく剥
がれた。 ×:被着体に粘着剤が残る、または基材が破断した。
【0047】
【表1】
【0048】
【発明の効果】表1の結果から明かのように、本発明の
再剥離性粘着シートは、巻き取り作製後も接着力低下が
小さく、接着性能が優れていた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面基材、粘着性微球体を有する粘着剤
    層、剥離シートを積層し、ロール状に巻取ったロール状
    再剥離性粘着シートにおいて、該ロール状再剥離性粘着
    シートの巻取り硬さがシュミット・ハンマー法(J.T
    APPI紙パルプ試験方法No.37−81に準拠)の
    反発度で10〜40であることを特徴とするロール状再
    剥離性粘着シート。
  2. 【請求項2】粘着剤層中の水分が0.1〜3.0%であ
    る請求項1記載のロール状再剥離性粘着シート。
  3. 【請求項3】表面基材と粘着剤層を重ねた状態の水分
    が、6%以下である請求項1又は請求項2記載のロール
    状再剥離性粘着シート。
JP8010742A 1996-01-25 1996-01-25 ロール状再剥離性粘着シート Pending JPH09194805A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018002984A (ja) * 2016-07-08 2018-01-11 リンテック株式会社 ロール製造方法およびロール

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018002984A (ja) * 2016-07-08 2018-01-11 リンテック株式会社 ロール製造方法およびロール

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