JP2003206458A - 粘着シート - Google Patents

粘着シート

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JP2003206458A
JP2003206458A JP2002214303A JP2002214303A JP2003206458A JP 2003206458 A JP2003206458 A JP 2003206458A JP 2002214303 A JP2002214303 A JP 2002214303A JP 2002214303 A JP2002214303 A JP 2002214303A JP 2003206458 A JP2003206458 A JP 2003206458A
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JP2002214303A
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Manabu Yamamoto
学 山本
Ichiro Matsuoka
一郎 松岡
Kazuyoshi Wakata
員義 若田
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面が粗面の被着体に対し、優れた粘着性を
有し、かつ印刷機を用いてラベルに打ち抜き加工する工
程で、粘着剤のはみ出しがなく、ラベル加工適性に優れ
た粘着シートを提供する。 【解決手段】 支持体の少なくとも片面に粘着剤層を有
する粘着シートにおいて、該粘着剤層のJIS Z-0237に準
拠する凝集力が、落下までの時間で600分以上である
か、粘着剤層と被着体との界面で剥離することを特徴と
し、かつ、粘着剤層が中空球状粒子を含み、あるいは、
該粘着層を形成する樹脂がブチルアクリレート70質量%
以上と他の単量体成分30質量%以下との共重合体であ
り、前記単量体成分のうち特定の官能基を有する単量体
成分が0.1〜5質量%であるアクリル系樹脂であって、該
粘着剤層が光学式接触面積測定装置を用いて、前記粘着
剤層を被着体に2kg荷重で60秒間押し付けたときの接触
面積が70%以上であることを特徴とする粘着シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着シートに関
し、詳しくは粗面の被着体に対し、優れた粘着性を有
し、かつ印刷機を用いてラベルに打ち抜き加工する工程
において、粘着剤のはみ出しがなく、ラベル加工適性に
優れた粘着シートに関する。
【0002】
【従来の技術】粘着シートは商業用、事務用、工程管理
用、物流管理用、家庭用等として広範囲にわたってラベ
ル、シール、ステッカー、ワッペン、配送伝票等の形で
使用されている。この粘着シートは、一般的に支持体、
粘着剤、剥離シートを積層して構成されるものである。
粘着剤にはゴム系、アクリル系、ビニルエーテル系等の
溶剤型粘着剤、エマルション型粘着剤、ホットメルト型
粘着剤等が用いられている。
【0003】支持体には、上質紙、クラフト紙、アート
紙、コート紙、キャストコート紙、等の一般紙類;感熱
記録体、熱転写受像シート、インクジェット記録シート
等の記録シート類;アルミ箔ラミネート紙、アルミ蒸着
紙、樹脂含浸紙、合成紙等の特殊紙類;PET、ポリプ
ロピレン、ポリ塩化ビニル等のフィルム類や不織布類が
使われている。
【0004】剥離シートとしては、ポリエチレンラミネ
ート紙や、グラシン紙、クレーコート紙、水系樹脂コー
ト紙およびポリエステル系やオレフィン系等のフィルム
を剥離原紙に用い、その粘着剤に接する側にシリコーン
化合物やフッ素化合物等の離型剤を塗布して使用されて
いる。通常、粘着シートを製造する場合、その用途に応
じて先に挙げた支持体、粘着剤を選択し、その支持体、
粘着剤および剥離シートの組み合わせで各種印刷方式お
よびラベル貼付作業等の優れた粘着シートとなるように
製造する。
【0005】かかる粘着シートの中でも、特に、被着体
として、自動車のダッシュボード、繰り返し塗装された
回収ドラム缶、テトラポット、タイヤ等に貼り合わせ使
用されるものがあるが、これらの被着体表面は凸凹の粗
面であり、粘着シートの粘着力を充分に発揮することが
できず、貼り付けた後に粘着力不足のため剥がれ落ちる
といった問題が生じていた。このような粗面への粘着力
不足を防止するために、低凝集力の軟らかい粘着剤を使
用したり、粘着剤の塗布量を増加させたりして対応して
いる。
【0006】一方、特開昭61−136568号公報に
は、粘着性を向上させるために、発泡剤を配合した粘着
剤を基材フィルムに塗布、乾燥し、乾燥時の熱で発泡剤
を発泡させた表面保護フィルムが開示されている。ま
た、特開平11−310759号公報には、離型処理さ
れたフィルム状基材の離型処理面に粘着剤層が積層され
た粘着シートの粘着面を不織布基材の両面に貼り合わせ
た後、加熱して、不織布内部に含まれる空気や水分で粘
着剤層を発泡させる粘着テープの製造方法が開示されて
いる。また、特開平11−228921号公報、特開平
11−263951号公報には、粘着剤層あるいは接着
剤層に熱膨張性マイクロカプセルを含有させ、剥離時
に、熱をかけてマイクロカプセルを膨張させて剥離性を
向上させることのできる粘着シート、接着テープが開示
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、低凝集力の軟
らかい粘着剤を使用したり粘着剤の塗布量を多くしたり
した粘着シートは、印刷機を用いてラベルに打ち抜き加
工する工程において、粘着剤のはみ出しが発生し、加工
適性が著しく低下してしまうという難点があった。ま
た、発泡剤を配合した粘着剤を基材フィルムに塗布、乾
燥し、乾燥時の熱で発泡剤を発泡させた表面保護フィル
ムは、基材フィルム上での発泡は自由空間で行われるの
で、発泡が不均一となりやすく、発泡後の粘着剤層の厚
みも不均一となり、形成された泡の大きさの分布が非常
に広く、粗面に対する粘着性のコントロールが困難とな
る問題があった。また、発泡剤、空気、水分での発泡
は、弾性力が劣り、ある一定の圧力を受けることで、消
泡または変形してしまい、様々なストレス状況下で発泡
状態を維持することが困難である。
【0008】特開平11−310759号公報に記載の
粘着テープの製造方法では、粘着剤層ではない不織布中
の空気や水分で発泡させるため、粘着剤層の発泡量のコ
ントロールも困難であり、また、均一な発泡状態にする
のが困難になるという問題があった。剥離時に発泡させ
るものは、使用時には未発泡状態であり、粗面への粘着
力不足を防止するという課題解決には何ら繋がるもので
はなく、発泡した後は粘着力、接着力が低下するもので
ある。また、単に粘着剤層にマイクロカプセルを含有さ
せ、発泡させただけでは、粗面への粘着力および作業性
の両立を図ることはできない。本発明の目的は、上記の
ような問題がなく、表面が粗面となっている被着体に対
し、優れた粘着性を有し、かつ印刷機を用いてラベルに
打ち抜き加工する工程において、粘着剤のはみ出しがな
く、ラベル加工適性に優れた粘着シートを提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる現
状に鑑み鋭意研究した結果、粘着シートの粘着剤層に中
空球状粒子を含ませ、かつ、粘着剤層の凝集力を特定の
範囲に制御すること、あるいは粘着剤層を被着体に特定
条件で押し付けたときに接触面積が全粘着剤層面積に対
して特定の範囲にあり、かつ、凝集力が特定の範囲にあ
るように制御することにより、本発明の目的を達成でき
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち、本発明における第1の発明は、
支持体の少なくとも片面に粘着剤層を有する粘着シート
において、粘着剤層が中空球状粒子を含み、かつ、該粘
着剤層のJIS Z−0237に準拠する凝集力が、落
下までの時間で600分以上であるか、または600分
未満の場合は粘着剤層と被着体との界面で剥離すること
を特徴とする粘着シートに関する。
【0011】また、本発明における第2の発明は、支持
体の少なくとも片面に粘着剤層を有する粘着シートにお
いて、(a)該粘着層を形成する樹脂がブチルアクリレ
ートが70質量%以上と他の単量体成分30質量%以下
との共重合体からなり、前記単量体成分のうち、ヒドロ
キシル基、エポキシ基、アルコキシル基、エチレンオキ
シド基、アミノ基、アンモニウム基、カルボキシル基、
ハロゲン、リン酸基、スルホン酸基、シラン基及びウレ
タン基から選ばれる官能基1種以上を有する単量体成分
が0.1〜5質量%であるアクリル系樹脂であり、
(b)該粘着剤層が光学式接触面積測定装置を用いて、
前記粘着剤層を被着体に2kg荷重で60秒間押し付け
たときの接触面積が70%以上であり、かつ、(c)該
粘着剤層のJIS Z−0237に準拠する凝集力が、
落下までの時間で600分以上であるか、または600
分未満の場合は粘着剤層と被着体との界面で剥離するこ
とを特徴とする粘着シートに関する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明における第1の発明の粘着
シートは、粘着剤層が中空球状粒子を含んでいる。この
中空球状粒子は、例えば、芯物質として、n−ブタン、
i−ブタン、ペンタン、ネオペンタンのような低沸点炭
化水素を内包し、壁膜剤として、塩化ビニリデン、アク
リロニトリル、メチルメタクリレートのような(メタ)
アクリル酸エステル、スチレンのような芳香族炭化水素
を主成分とする熱可塑性樹脂を使用した微小球を膨張さ
せたものを例示できる。このような微小球は、膨張前の
粒径が、1.0〜30μmであり、膨張後は、3〜15
0μmとなるものが好ましく用いられる。このような微
小球の市販品としては、マツモトマイクロスフェアーF
−20D、F−30D、F−50D、F−80D(松本
油脂製薬社製)、エクスパンセルDU−551、DU−
461(日本フェライト社製)などがあり、膨張済みの
ものとしてはエクスパンセル551DE、461DE、
091DE、091−80DE、551WE、091W
E(日本フェライト社製)、マツモトマイクロスフェア
ーMFL−100CA、80CA、80GCA、100
SCA、30STI(松本油脂製薬社製)などがある。
中空球状粒子の含有量は、粘着剤100質量部に対し、
0.1〜20.0質量部であることが好ましく、0.3
〜10.0質量部であることがより好ましい。また、こ
の粘着剤層厚みは10〜100μmであることが好まし
く、20〜80μmであることがより好ましい。なお、
支持体が記録し、または一方の面に記録層を有するプラ
スチックフィルムの場合は、中空球状粒子の含有量は、
粘着剤100質量部に対し、0.1〜10.0質量部で
あることが好ましく、0.3〜3.0質量部であること
がより好ましい。また、粘着剤に含まれる中空微小球が
粘着剤層形成の際の熱によって膨張して、中空球状粒子
が形成されることが作業適性向上のため好ましい。
【0013】粘着剤層に中空球状粒子を含ませることに
より、粘着剤層体積が増加し、粘着シートを被着体に圧
着したときに粘着剤層の変形体積が増加する。また、粘
着剤層が被着体の表面形状に対応して変形し、追従性を
付与することができるので、被着体との接触面積が増加
するという効果を生ずる。しかも中空球状粒子を用いて
いるので、その粒子の大きさがそろったものとすること
ができ、粗面への粘着性も部位、製品間でばらつくこと
が少なく、様々なストレス状態下でも安定した品質のも
のが得られる。
【0014】また、支持体が記録紙からなるものや、プ
ラスチックフィルムであって、他面に記録層を形成した
ものの場合は、粘着剤層に中空球状粒子を含ませると、
記録層への断熱性付与により熱伝導性を向上させること
ができる。すなわち、粘着剤層が断熱性を有するため
に、記録ヘッドから受ける支持体への熱エネルギーが粘
着剤層を通して剥離紙やその下部に伝導するのを防止で
き、従って、記録層を含む支持体に効率よく熱エネルギ
ーを伝えることができる。また、プリンターヘッド形状
及び定着ロール形状への追従性、接触性を向上させるこ
とができ、高速プリンターにおける高エネルギーで発生
したリボン皺等による印画不良を防止でき、また、低エ
ネルギー状態でも良好な画質を得ることができる。
【0015】本発明における第1の発明の粘着シート
は、JIS Z−0237に準拠する粘着剤層の凝集力
が、落下までの時間が600分以上であるか、または6
00分未満の場合は粘着剤層と被着体との界面で剥離す
る必要がある。このJIS Z−0237に準拠する粘
着剤層の凝集力を測る試験は、定まった鋼板に25×2
5mmの面積が接するように貼り付け、一定の荷重をか
け、落下するまでの時間を測定するものであり、粘着剤
層の剪断応力に対して塑性変形に耐える力(凝集力)を
測るものである。JIS Z−0237に準拠する、粘
着剤層の凝集力が、落下までの時間で600分未満で、
かつ粘着剤層が凝集破壊するものは、粘着剤が軟らか
く、この粘着剤を用いた粘着シートを断裁、ダイカット
加工する際に、粘着剤のはみ出しが発生し、ラベル打ち
抜き加工適性が著しく低下してしまう。また、この粘着
剤を用いた粘着シートを高速プリンター等で印画する際
に粘着剤のはみ出しが発生し、搬送性が著しく低下して
しまう。
【0016】本発明における第1の発明の粘着シート
は、光学式接触面積測定装置を用いて、前記粘着剤層を
被着体に2kg荷重で60秒間押し付けたときの接触面
積が、粘着剤に対応する被着体部分の面積の70%以上
であることが好ましく、80%以上であることがより好
ましい。2kg荷重での60秒後の接触面積が70%未
満であると、表面が粗面状態である被着体になじみにく
く、接触面積が不足し、充分な粘着力が得られない。光
学式接触面積測定装置を用いて、前記粘着剤層を被着体
に2kg荷重で60秒間押し付けたときの接触面積を7
0%以上にするのは、中空球状粒子の添加量を適宜調整
することにより達成できる。
【0017】また、本発明における第1の発明の粘着シ
ートにおいて、粘着剤層を構成する樹脂としては、当業
界で公知の粘着剤用樹脂を用いることができ、アクリル
系樹脂や、天然ゴム、合成ゴム等のゴム系樹脂等を例示
できる。
【0018】ゴム系樹脂としては、例えば天然ゴム、イ
ソプレンゴム、スチレン・ブタジエンブロック共重合
体、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合
体、ブチルゴム、スチレン・エチレン・ブチレン・スチ
レンブロック共重合体、ポリイソブチレン、ポリビニル
イソブチルエーテル、クロロプレンゴム、ニトリルゴム
等が例示される。
【0019】これらのゴム系樹脂には、ロジン等の天然
樹脂、変成ロジン、ロジンおよび変成ロジンの誘導体、
ポリテルペン系樹脂、テルペン変成体、脂肪族系炭化水
素樹脂、シクロペンタジエン系樹脂、芳香族系石油樹
脂、フェノール系樹脂、アルキル−フェノール−アセチ
レン系樹脂、クマロン−インデン樹脂、ビニルトルエン
−α−メチルスチレン共重合体等をはじめとする粘着付
与剤や各種可塑剤、老化防止剤、安定剤、オイル等の軟
化剤、充填剤、安定剤、顔料、着色剤等を必要に応じて
添加できる。これらは、必要に応じて2種類以上を併用
して使用することもできる。
【0020】上記の粘着剤層を構成する樹脂の中では、
アクリル系樹脂が最も好ましく用いられる。粘着剤用と
して用いられるアクリル系樹脂は、2−エチルヘキシル
アクリレート、ブチルアクリレート、エチルアクリレー
ト等を主成分とし、これと他のアクリル酸エステル1種
以上、あるいはさらにその他の共重合可能なモノマー等
を共重合して得られる樹脂である。アクリル酸エステル
としては、(a)非官能性(メタ)アクリル酸エステル
と、下記(b)〜(l)の官能基を有するアクリル酸エステル
を示すことができる。 官能基の種類 (b): ヒドロキシル基、 (c): エポキシ基、 (d): アルコキシル基、 (e): エチレンオキシド基、 (f): アミノ基又はアンモニウム基、(g): カルボキシル基、 (h): ハロゲン、 (i): リン酸基、 (j):スルホン酸基、 (k): シラン基、 (l):ウレタン基。
【0021】(a) 非官能性(メタ)アクリル酸エステル
としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレー
ト、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキ
シル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)ア
クリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、イソアミル(メタ)アクリレート、イソオクチル
(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレ
ート、ドデシル(メタ)アクリレート、イソブチル(メ
タ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、p
−tert−ブチルフェニル(メタ)アクリレート、o
−ビフェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)
アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリ
レート等が挙げられる。
【0022】(b) ヒドロキシル基含有(メタ)アクリル
酸エステルとしては、2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3
−クロロ−2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート
等が挙げられる。 (c) エポキシ基含有(メタ)アクリル酸エステルとして
は、グリシジル(メタ)アクリレート、メチルグリシジ
ル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0023】(d) アルコキシル基含有(メタ)アクリル
酸エステルとしては、メトキシエチル(メタ)アクリレ
ート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシ
エチル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。 (e) エチレンオキシド基含有(メタ)アクリル酸エステ
ルとしては、ジエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト、メトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレ
ート、フェノキシジエチレングリコール(メタ)アクリ
レート、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)ア
クリレート等が挙げられる。
【0024】(f) アミノ基又はアンモニウム基を有する
(メタ)アクリル酸エステルとしては、ジメチルアミノ
エチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、N−tert−ブチルアミノエ
チル(メタ)アクリレート、メタクリロイルオキシエチ
ルトリメチルアンモニウムクロライド等が挙げられる。 (g) カルボキシル基含有(メタ)アクリル酸(エステ
ル)としては、アクリル酸、メタクリル酸、2−メタク
リロイルオキシエチルコハク酸、2−メタクリロイルオ
キシエチルマレイン酸、2−メタクリロイルオキシエチ
ルフタル酸、2−メタクリロイルオキシエチルヘキサヒ
ドロフタル酸等が挙げられる。
【0025】(h) ハロゲンを有する(メタ)アクリル酸
エステルとしては、トリフルオロエチル(メタ)アクリ
レート、ペンタデカフルオロオキシエチル(メタ)アク
リレート、2−クロロエチル(メタ)アクリレート、
2,3−ジブロモプロピル(メタ)アクリレート、トリ
ブロモフェニル(メタ)アクリレート等が挙げられる。 (i)リン酸基含有(メタ)アクリル酸エステルとして
は、2−メタクリロイルオキシエチルジフェニルホスフ
ェート(メタ)アクリレート、トリメタクリロイルオキ
シエチルホスフェート(メタ)アクリレート、トリアク
リロイルオキシエチルホスフェート(メタ)アクリレー
ト等が挙げられる。
【0026】(j) スルホン酸基を有する(メタ)アクリ
ル酸エステルとしては、スルホプロピル(メタ)アクリ
レートナトリウム、2−スルホエチル(メタ)アクリレ
ートナトリウム等が挙げられる。 (k) シラン基を有する(メタ)アクリル酸エステルとし
ては、メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラ
ン等が挙げられる。 (l) ウレタン基を有する(メタ)アクリル酸エステルと
しては、ウレタン(メタ)アクリレート等が挙げられ
る。
【0027】また、その他共重合可能なモノマーとして
は、スチレン、クロロスチレン、α−メチルスチレン、
ビニルトルエン、塩化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン
酸ビニル、(メタ)アクリルアミド、N−メチロール
(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)
アクリルアミド、N,N’−メチレンビス(メタ)アク
リルアミド、イタコン酸、マレイン酸、フマール酸、ビ
ニルスルホン酸ナトリウム、スチレンスルホン酸ナトリ
ウム、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸ナトリウム、3−アリロキシ−2−ヒドロキシプロ
パンスルホン酸ナトリウム、Veova10(シェル化
学社製、ビニルアルキレート化合物)、アクリロニトリ
ル、ビニルピリジンビニルトリメトキシシラン、ビニル
トリエトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエチ
ル)シラン、ビニルトリアセチルシラン等が挙げられ
る。
【0028】また、粘着剤用アクリル樹脂には、塗工適
性を阻害しない範囲で、エチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、
1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、テ
トラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート、ジ
ビニルベンゼン、N,N’−メチレンビスアクリルアミ
ド、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート等の
多官能ビニルモノマーを共重合できる。
【0029】本発明において用いられる粘着剤用アクリ
ル樹脂の組成としては、ブチルアクリレートをモノマー
全量に対して70質量%以上とすることが好ましく、8
0質量%以上とすることがより好ましい。酢酸ブチル、
メチルメタクリレート等の非官能性コモノマーの使用量
は、モノマー全量に対して25質量%未満とすることが
好ましく、5質量%以下とすることがより好ましい。ま
た、カルボン酸、(メタ)アクリル酸、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレートといったヒドロキシル基、
カルボキシル基等の官能基を有するモノマーは、0.1
〜5質量%とすることが好ましい。これらの官能基を有
するモノマーの中では、2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレートを用いることが好ましい。
【0030】また、本発明における第2の発明の粘着シ
ートは、粘着剤層が光学式接触面積測定装置を用いて、
前記粘着剤層を被着体に2kg荷重で60秒間押し付け
たときの接触面積が70%以上であり、かつ、該粘着剤
層のJIS Z−0237に準拠する凝集力が、落下ま
での時間で600分以上であるか、または600分未満
の場合は粘着剤層と被着体との界面で剥離するものであ
れば、必ずしも中空球状粒子を含んでいなくてもよい。
このような性能を示す粘着シートは、粘着剤製造にあた
ってのモノマーの種類と量、粘着付与剤の種類と量等を
適宜選択することにより得ることができる。
【0031】この粘着シートにおいて、支持体が記録紙
からなるものや、プラスチックフィルムであって、他面
に記録層を形成したものの場合は、粘着剤層が光学式接
触面積測定装置を用いて、前記粘着剤層を被着体に2k
g荷重で60秒間押し付けたときの接触面積が70%以
上とすることにより、クッション性付与によるプリンタ
ーヘッド形状及び定着ロール形状への追従性、接触性を
向上させることができ、高速プリンターにおける高エネ
ルギーで発生したリボン皺等による印画不良を防止で
き、また、熱エネルギーが記録紙からなる支持体や記録
層に効率的に伝導されることにより、低エネルギー状態
でも良好な画質を得ることができる。
【0032】また、本発明における第2の発明の粘着シ
ートにおいて、粘着剤層を構成する樹脂としては、ブチ
ルアクリレートが70質量%以上と他の単量体成分30
質量%以下との共重合体からなるアクリル系樹脂が用い
られる。このアクリル系樹脂としては、本発明における
第1の発明の粘着シートにおいて、好ましく用いられる
としたアクリル系樹脂と同様のものが用いられる。
【0033】以降の説明は本発明の第1の発明、第2の
発明に共通する事項であるので、以下、本発明として説
明する。本発明において、JIS Z−0237に準拠
する、耐水研磨紙(#400)に対する粘着力が、60
〜800N/mであることが好ましい。粘着力が60N
/m未満であれば、表面が粗面である被着体と充分な粘
着力が得らない。また、800N/mを超えるものは、
粘着シートを断裁、ダイカット加工する際に、粘着剤の
はみ出しが発生し、ラベル打ち抜き加工適性が著しく低
下してしまう。
【0034】上記アクリル系樹脂は、塊状重合法、溶液
重合法、懸濁重合法、乳化重合法等任意の方法で重合さ
れる。なお、重合時のモノマー濃度は、通常30〜70
質量%、好ましくは40〜60質量%程度が適当であ
る。また、重合の際に用いる重合開始剤としては、例え
ば過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、
2,2' −アゾビスイソブチロニトリル、2,2' −ア
ゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)等のアゾ系
化合物、過酸化水素、ベンゾイルパーオキサイド、ラウ
リルパーオキサイド等の過酸化物、過硫酸アンモニウム
と亜硫酸ナトリウム、酸性亜硫酸ナトリウム等との組み
合わせからなる、所謂レドックス系の重合開始剤等が挙
げられる。上記の重合開始剤の使用量は、通常、モノマ
ー全量に対して、0.2〜2質量%、より好ましくは
0.3〜1質量%程度とするのが望ましい。
【0035】更に、重合に際して添加する連鎖移動剤と
しては、オクチルメルカプタン、ノニルメルカプタン、
デシルメルカプタン、ドデシルメルカプタン等のアルキ
ルメルカプタン類、チオグリコール酸オクチル、チオグ
リコール酸ノニル、チオグリコール酸−2−エチルヘキ
シル、β−メルカプトプロピオン酸−2−エチルヘキシ
ル等のチオグリコール酸エステル類、2,4−ジフェニ
ル−4−メチル−1−ペンテン、1−メチル−4−イソ
プロピリデン−1−シクロヘキセン等を挙げることがで
きる。
【0036】特に、チオグリコール酸エステル類、2,
4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテン、1−メチ
ル−4−イソプロピリデン−1−シクロヘキセン等を使
用した場合には、得られる共重合体が低臭気となるので
好ましい。なお、連鎖移動剤の使用量は、重合させる全
単量体の0.001〜3質量%の範囲で調節される。重
合反応は、通常60〜100℃の温度条件下、2〜8時
間程度行われる。また、粘着剤用共重合体には増粘剤、
濡れ剤、レベリング剤、消泡剤等を適宜添加してもよ
い。
【0037】粘着剤がアクリル樹脂からなる場合も、ゴ
ム系樹脂の場合と同様に粘着物性向上等のため、各種添
加剤、例えばロジン等の天然樹脂、変成ロジン、ロジン
および変成ロジンの誘導体、ポリテルペン系樹脂、テル
ペン変成体、脂肪族系炭化水素樹脂、シクロペンタジエ
ン系樹脂、芳香族系石油樹脂、フェノール系樹脂、アル
キル−フェノール−アセチレン系樹脂、クマロン−イン
デン樹脂、ビニルトルエン−α−メチルスチレン共重合
体等をはじめとする粘着付与剤や各種可塑剤、老化防止
剤、安定剤、オイル等の軟化剤、充填剤、安定剤、着色
剤、顔料等を必要に応じて添加できる。粘着付与剤とし
て、軟化点80〜120℃のロジン系樹脂及び石油系樹
脂を使用することが好ましい。
【0038】これらは、必要に応じて2種類以上を併用
して使用することもできる。また、粘着付与剤の配合割
合は、上記アクリル系樹脂100質量部に対して5〜5
0質量部であることが好ましい。5質量部未満では、粘
着力や接着力を向上させる効果に乏しくなる傾向にあ
り、50質量部を越えると、逆に粘着力や接着力が低下
する傾向にある。
【0039】また、本発明においては、アクリル架橋型
粘着剤を用いることが好ましく、アクリル系粘着剤固形
分100質量部に対して、架橋剤はイソシアネート系架
橋剤が1.0〜8.0質量部、あるいはエポキシ系架橋
剤が0.05〜2.0質量部であることが好ましい。イ
ソシアネート系架橋剤およびエポキシ系架橋剤が、それ
ぞれ1.0質量部未満、0.05質量部未満であると、
印刷機を用いてラベルに打ち抜き加工を行う工程におい
て、粘着剤のはみ出しが多く、ラベル加工適性に劣るこ
とがある。また、イソシアネート系架橋剤およびエポキ
シ系架橋剤が、それぞれ8.0質量部より多い、2.0
質量部より多いと、粗面への粘着力に欠けることがあ
る。
【0040】架橋剤としては、例えば、ソルビトールポ
リグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジ
ルエーテル、ペンタエリスリトールポリグリシジルエー
テル、ジグリセロールポリグリシジルエーテル、トリグ
リシジル−トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌ
レート、グリセロールポリグリシジルエーテル、トリメ
チロールプロパンポリグリシジルエーテル、レゾルシン
ジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリ
シジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジ
ルエーテル、ビスフェノール−S−ジグリシジルエーテ
ル、エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエ
チレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレング
リコールジグリシジルエーテル、アジピン酸ジグリシジ
ルエステル、o−フタル酸ジグリシジルエーテル、トル
イレンジイソシアネート、2,4−トルイレンジイソシ
アネートダイマー、ナフチレン−1,5−ジイソシアネ
ート、o−トルイレンジイソシアネート、ジフェニルメ
タンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシ
アネート、トリス(p−イソシアネートフェニル)チオ
ホスファイト、ポリメチレンポリフェニルイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキ
サメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネ
ート、キシリレンジイソシアネート、ポリイソシアネー
トプレポリマー、マグネシウムイオン、カルシウムイオ
ン、亜鉛イオン、アルミニウムイオンなどを含むイオン
性架橋剤(例えば酢酸亜鉛、酢酸マグネシウム、酢酸カ
ルシウム等)などが挙げられる。
【0041】また、本発明の粘着シートを構成する支持
体としては、例えば、セロハン、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、軟質ポリ塩化ビニル、硬質ポリ塩化ビニル、
ポリエステル、金属蒸着ポリエステル等のフィルム類や
不織布類、上質紙、アート紙、コート紙、キャストコー
ト紙、箔紙、クラフト紙、ポリエチレンラミネート紙、
含浸紙、蒸着紙、水溶性紙等の紙類、金属フォイル、合
成紙、感熱記録体、インクジェット記録シート、熱転写
像シート等の公知のシート類が挙げられる。上記の支持
体の中では、粘着剤の浸透及び充填剤による変形等の影
響を受け難いことから、プラスチックフィルムが好まし
い。中でもとりわけ、クッション性や変形に対する追随
性の高いポリオレフィン系プラスチックフィルムを使用
するのが好ましい。
【0042】支持体がプラスチックフィルムの場合は、
支持体の一方の面に記録層が形成されていることが好ま
しい。記録層としては、感熱記録層、インクジェットプ
リント用記録層、レーザープリント用記録層、溶融熱転
写受容層、昇華転写受容層などを示すことができる。こ
のような記録層を設けると、それぞれの記録層に適した
プリンターにより高速プリントで鮮明記録が可能とな
る。
【0043】剥離シートとしては、通常使用されてい
る、グラシン紙の如き高密度紙、クレーコート紙、クラ
フト紙または上質紙等の原紙に、例えばカゼイン、デキ
ストリン、澱粉、カルボキシメチルセルロース、メチル
セルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース、ポリビニルアルコール、スチレン−ブタジエン
共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、メチルメタ
クリレート−ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、(メタ)アクリル酸エステル共重合体等の
天然、または合成樹脂と顔料とを主成分とし、あるいは
更に顔料を配合した目止め層を設けた基材、あるいはク
ラフト紙または上質紙等にポリエチレン等の合成樹脂を
ラミネートしたポリラミ紙、またはポリプロピレン、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート
等のフィルム等にエマルション型、溶剤型あるいは無溶
剤型のシリコーン樹脂やフッ素樹脂等の剥離剤を乾燥質
量が0.05〜3g/m2 程度になるように塗布後、熱
硬化、電子線あるいは紫外線硬化等によって剥離剤層を
形成したものが適宜使用される。なお、剥離剤を塗布す
る塗布装置としては、特に限定されるものではないが、
例えばバーコーター、ダイレクトグラビアコーター、オ
フセットグラビアコーター、エアーナイフコーター、多
段ロールコーター等が適宜使用される。
【0044】本発明の粘着シートを構成する方法につい
ては、常法に従って、剥離シートの剥離剤表面上に粘着
剤を塗布、必要により乾燥して粘着剤層を設け、この粘
着剤層と支持体裏面とを貼合わせて、あるいは支持体裏
面に粘着剤を塗布、好ましくは加熱乾燥して粘着剤層を
設け、この粘着剤層と剥離シートの剥離剤表面とを貼合
わせて仕上げられる。なお、粘着剤を塗布する装置とし
ては、例えばリバースロールコーター、ナイフコータ
ー、バーコーター、スロットダイコーター、エアーナイ
フコーター、リバースグラビアコーター、バリオグラビ
アコーター、リップコーター等が適宜使用される。粘着
剤の塗工量は、乾燥質量で5〜70g/m2 の範囲で調
節され、より好ましくは20〜60g/m2とする。因
みに、5g/m2 未満では、得られる粘着シートの粘着
性能が不充分となり、他方70g/m2 を越えると、粘
着剤がはみ出したり、剥離時に凝集破壊の原因となるお
それがある。60g/m2 を越えても貼着後の粘着力に
さほどの向上は見られない。
【0045】上記のようにして得られる本発明の粘着シ
ートは、特に表面の粗い被着体に対し、優れた粘着性を
有し、かつ印刷機を用いてラベルに打ち抜き加工する工
程において、粘着剤のはみ出しがなく、ラベル加工適性
に優れた粘着シートである。
【0046】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明をより具体的
に説明するが、勿論これらに限定されるものではない。
なお、例中の塗布量、部数、割合等は全て固形分質量で
示した。
【0047】<実施例1> 〔粘着剤の製造〕攪拌装置、冷却管、滴下ロートおよび
窒素導入管を備えた反応装置に酢酸エチル100部を仕
込んだ後、系内温度が約80℃となるまで昇温した。次
いで、あらかじめブチルアクリレート85部、2―エチ
ルヘキシルアクリレート8部、酢酸ビニル6.7部、2
−ヒドロキシエチルメタアクリレート0.3部と、アゾ
ビスイソブチロニトリル0.2部とからなる混合液を仕
込んだ滴下ロートより、窒素気流下に該混合液を約3時
間要して系内に滴下し、更に1時間同温度に保って重合
反応を完結させ、固形分50%のアクリル系重合体を収
率99%で得た。
【0048】このアクリル系重合体100部に熱膨張性
の微粒子(商品名:マツモトマイクロスフェアーF−3
0D/松本油脂製薬社製)4部、軟化点100℃の石油
系粘着付与剤(商品名:アルコンM−100,荒川化学
工業社製)15部を添加して分散した。この分散液10
0部にポリイソシアネート系架橋剤(商品名:コロネー
トL/日本ポリウレタン社製)2部を添加して、粘着剤
(塗液)を仕上げた。
【0049】〔剥離シート用原紙の製造〕LBKP(4
70mlC.S.F.)80部とNBKP(470ml
C.S.F.)20部からなるパルプスラリー100部
に填料として50%タルク分散液10部、ロジンサイズ
剤(商品名:SPE/荒川化学工業社製)0.3部、硫
酸アルミニウム2部添加して紙料を調製した。次いで、
この紙料を長網抄紙機により抄紙後、その片面にアクリ
ル樹脂および顔料を主体とする塗料を5.0g/m
布し、坪量58g/m2 の剥離紙用原紙を得た。
【0050】〔剥離シートの製造〕熱硬化型トルエン希
釈シリコーン剥離剤[剥離剤(商品名:SD−7220
/東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)100部に
対し、白金触媒(商品名:SRX−212/東レ・ダウ
コーニング・シリコーン社製)0.6部を加えた混合
物]をトルエンで希釈した7%溶液を乾燥質量で1.0
g/m2 となるように上記剥離シート用原紙のアクリル
樹脂および顔料を主体とする塗料の塗布面にダイレクト
グラビアコーターで塗布、乾燥して剥離シートを得た。
【0051】〔粘着シートの作成〕得られた剥離シート
の剥離剤塗布面に上記粘着剤を乾燥質量で30g/m2
となるようにナイフコーターで塗布、粘着剤表面温度が
100℃となるように乾燥後、支持体としてオレフィン
系プラスチックフィルム(商品名:SGS−80/ユポ
・コーポレーション社製)を貼り合わせて粘着シートを
得た。
【0052】<実施例2>下記のようにして製造した粘
着剤を使用した以外は実施例1と同様にして粘着シート
を得た。 〔粘着剤の製造〕攪拌装置、冷却管、滴下ロートおよび
窒素導入管を備えた反応装置に酢酸エチル100部を仕
込んだ後、系内温度が約80℃となるまで昇温した。次
いで、あらかじめブチルアクリレート70部、2―エチ
ルヘキシルアクリレート23部、酢酸ビニル6.7部、
2−ヒドロキシエチルメタアクリレート0.3部、アゾ
ビスイソブチロニトリル0.2部からなる混合液を滴下
ロートより、窒素気流下に該混合液を約3時間要して系
内に滴下し、更に1時間同温度に保って重合反応を完結
させ、固形分50%のアクリル系重合体を収率99%で
得た。
【0053】このアクリル系重合体100部に熱膨張性
の微粒子(商品名:マツモトマイクロスフェアーF−3
0D/松本油脂製薬社製)2部、軟化点100℃の石油
系粘着付与剤(商品名:アルコンM−100,荒川化学
工業社製)15部を添加して分散した。この分散液10
0部にポリイソシアネート系架橋剤(商品名:コロネー
トL/日本ポリウレタン社製)2部を添加して、粘着剤
(塗液)を仕上げた。
【0054】<実施例3>支持体として厚み75μmの
ポリエステルフィルム(商品名:東洋紡エステルフィル
ムE5001/東洋紡績社製)を使用した以外は実施例
1と同様にして粘着シートを得た。
【0055】<実施例4>下記のようにして製造した粘
着剤を使用した以外は実施例1と同様にして粘着シート
を得た。 〔粘着剤の製造〕攪拌装置、冷却管、滴下ロートおよび
窒素導入管を備えた反応装置に酢酸エチル100部を仕
込んだ後、系内温度が約80℃となるまで昇温した。次
いで、あらかじめブチルアクリレート70部、2―エチ
ルヘキシルアクリレート23部、酢酸ビニル6.7部、
2−ヒドロキシエチルメタアクリレート0.3部、アゾ
ビスイソブチロニトリル0.2部からなる混合液を仕込
んだ滴下ロートより、窒素気流下に該混合液を約3時間
要して系内に滴下し、更に1時間同温度に保って重合反
応を完結させ、固形分50%のアクリル系重合体を収率
99%で得た。
【0056】このアクリル系重合体100部に中空球状
粒子(商品名:マツモトマイクロスフェアーMFL−8
0GTA/松本油脂製薬社製)2部、軟化点100℃の
石油系粘着付与剤(商品名:アルコンM−100,荒川
化学工業社製)15部を添加して分散した。この分散液
100部にポリイソシアネート系架橋剤(商品名:コロ
ネートL/日本ポリウレタン社製)2部を添加して、粘
着剤(塗液)を仕上げた。
【0057】<実施例5>下記により得た支持体を使用
した以外は実施例1と同様にして粘着シートを得た。 [支持体の作製]支持体として、高白色度の木材パルプ
を原料とし、坪量77g/m2の原紙を抄紙後、下記の
配合のインク受容層用塗工液を乾燥質量が15g/m2
となるように塗工、乾燥し、インクジェット記録用表面
基材を得た。
【0058】[インク受容層の配合] カチオン性樹脂:ジアリルジメチル4級アンモニウム塩
酸塩水溶液(商品名:ユニセンス CP101、平均分
子量20000、センカ社製) 65部、 インク吸収性顔料:無定型シリカ(商品名:ファインシ
ールX−45、トクヤマ社製) 100部、 結着剤:ポリビニルアルコール(商品名:PVA10
5、クラレ社製)固形分濃度10%水溶液 200部
【0059】<実施例6>下記により得た粘着剤を使用
した以外は実施例1と同様にして粘着シートを得た。 [粘着剤の製造]2−エチルヘキシルアクリレート10
部、ブチルアクリレート80部、酢酸ビニル6.5部、
メチルメタクリレート3部、アクリル酸0.5部のモノ
マー混合物を、ノニオン系界面活性剤1.0部、イオン
交換水30部の乳化剤水溶液の中に添加、攪拌してプレ
エマルションを調製した。攪拌装置、温度計、冷却管を
備えた反応容器の中に、アニオン系界面活性剤1.0
部、過硫酸アンモニウム0.3部、酢酸ナトリウム0.
3部、イオン交換水30部の乳化剤水溶液を仕込み、窒
素ガスを通し攪拌しながら液温度を75℃に昇温し、前
記プレエマルションの5/100を添加して30分間初
期重合を行い、その後液温度を75〜80℃に保持しつ
つ、残りの量を4時間にわたって滴下して重合を行っ
た。滴下終了後、更に1時間80℃に保持して後期重合
を行って共重合体エマルションとした。得られた粘着剤
100部に、樹脂軟化点100℃のエマルション型ロジ
ン系粘着付与剤(商品名:スーパーエステルE−72
0、荒川化学社製)を10部配合し、アルカリ増粘型増
粘剤、濡れ剤を配合した後、アンモニア水(濃度25
%)で中和し、粘度を5000mpasに調整してアク
リルエマルションを得た。
【0060】このアクリルエマルション100部に熱膨
張性の微粒子(商品名:マツモトマイクロフェアーF−
20D/松本油脂製薬社製)4部を添加して、粘着剤
(塗液)を仕上げた。
【0061】<実施例7>下記のようにして製造した粘
着剤を使用した以外は実施例1と同様にして粘着シート
を得た。 [粘着剤の製造]攪拌装置、冷却管、滴下ロートおよび
窒素導入管を備えた反応装置に酢酸エチル100部を仕
込んだ後、系内温度が約80℃となるまで昇温した。次
いで、あらかじめブチルアクリレート80部、2―エチ
ルヘキシルアクリレート13部、酢酸ビニル6.7部、
2−ヒドロキシエチルメタアクリレート0.3部、アゾ
ビスイソブチロニトリル0.2部からなる混合液を仕込
んだ滴下ロートより、窒素気流下に該混合液を約3時間
要して系内に滴下し、更に1時間同温度に保って重合反
応を完結させ、固形分50%のアクリル系重合体を収率
99%で得た。
【0062】このアクリル系重合体100部に中空球状
粒子(商品名:マツモトマイクロスフェアーF−30D
/松本油脂製薬社製)6部、軟化点90℃の石油系粘着
付与剤(商品名:アルコンM−90,荒川化学工業社
製)15部を添加して分散した。この分散液100部に
ポリイソシアネート系架橋剤(商品名:コロネートL/
日本ポリウレタン社製)4部を添加して、粘着剤(塗
液)を仕上げた。
【0063】<実施例8>実施例1で用いたと同様のア
クリル系重合体100部に熱膨張性の微粒子(商品名:
マツモトマイクロスフェアーF−30D/松本油脂製薬
社製)0.5部、軟化点100℃の石油系粘着付与剤
(商品名:アルコンM−100,荒川化学工業社製)1
5部を添加して分散した。この分散液100部にポリイ
ソシアネート系架橋剤(商品名:コロネートL/日本ポ
リウレタン社製)2部を添加して、粘着剤(塗液)を仕
上げた。
【0064】〔剥離シートの製造〕厚さ38μmのポリ
エチレンテレフタレートフィルムの片面に熱硬化型トル
エン希釈剥離剤〔剥離剤(商品名:KS−845、信越
化学工業社製)100部に対し、白金触媒(商品名:P
L−55、信越化学工業社製)2部を加えた混合物〕を
トルエンで希釈した7%溶液をバーコーターで乾燥質量
で0.2g/m2 となるように塗布、乾燥して剥離シー
トを得た。
【0065】[記録層を有する支持体の作成]厚み75
μmの白色多孔性ポリエチレンテレフタレートフィルム
(商品名:W900J75、ダイヤホイル社製)の一方
の面に下記受容層用塗料を塗工量が5g/mとなるよ
うに塗布乾燥して記録層を有する支持体(染料熱転写受
容表面基材シート)を作成した。 受容層用塗料 ポリエステル樹脂(商品名:パイロン200,東洋紡績社製) 100質量部 シリコーンオイル(商品名:KF393、信越化学工業社製) 3質量部 イソシアネート(商品名:タケネートD−140N、武田薬品社製)5質量部 HALS(商品名:アデカスタブLA−87、旭電化社製) 20質量部 紫外線吸収剤(Tinubin P:ベンゾトリアゾール系、 チバスペシャリティーケミカルズ社製) 20質量部 をトルエンで希釈したもの。
【0066】〔粘着シートの作成〕上記で得られた剥離
シートの剥離剤塗布面に上記粘着剤を乾燥質量で16g
/m2 となるようにナイフコーターで塗布、粘着剤表面
温度が100℃となるように乾燥後、上記支持体の記録
層が上になるようにして貼り合わせて粘着シートを得
た。
【0067】<実施例9> 〔粘着剤の製造〕攪拌装置、冷却管、滴下ロートおよび
窒素導入管を備えた反応装置に酢酸エチル100部を仕
込んだ後、系内温度が約80℃となるまで昇温した。次
いで、あらかじめブチルアクリレート73部、2―エチ
ルヘキシルアクリレート20部、酢酸ビニル6.7部、
2−ヒドロキシエチルメタアクリレート0.3部と、ア
ゾビスイソブチロニトリル0.2部とからなる混合液を
仕込んだ滴下ロートより、窒素気流下に該混合液を約3
時間要して系内に滴下し、更に1時間同温度に保って重
合反応を完結させ、固形分50%のアクリル系重合体を
収率99%で得た。
【0068】このアクリル系重合体100部に熱膨張性
の微粒子(商品名:マツモトマイクロスフェアーF−3
0D/松本油脂製薬社製)0.6部、軟化点100℃の
石油系粘着付与剤(商品名:アルコンM−100,荒川
化学工業社製)15部を添加して分散した。この分散液
100部にポリイソシアネート系架橋剤(商品名:コロ
ネートL/日本ポリウレタン社製)2部を添加して、粘
着剤(塗液)を仕上げた。
【0069】支持体としてTAペーパー(フルカラー感
熱記録用紙、富士写真フイルム社製)を用い、上記粘着
剤を用いた以外は実施例8と同様にして粘着シートを得
た。
【0070】<実施例10>実施例9と同様にして得た
アクリル系重合体100部に中空球状粒子(商品名:マ
ツモトマイクロスフェアーF−30D/松本油脂製薬社
製)0.1部、軟化点100℃の石油系粘着付与剤(商
品名:アルコンM−100,荒川化学工業社製)15部
を添加して分散した。この分散液100部にポリイソシ
アネート系架橋剤(商品名:コロネートL/日本ポリウ
レタン社製)2部を添加して、粘着剤(塗液)を仕上げ
た。この粘着剤を使用した以外は実施例9と同様にして
粘着シートを得た。
【0071】<実施例11>実施例9と同様にして得た
アクリル系重合体100部に中空球状粒子(商品名:マ
ツモトマイクロスフェアーF−30D/松本油脂製薬社
製)1.5部、軟化点100℃の石油系粘着付与剤(商
品名:アルコンM−100,荒川化学工業社製)15部
を添加して分散した。この分散液100部にポリイソシ
アネート系架橋剤(商品名:コロネートL/日本ポリウ
レタン社製)2部を添加して、粘着剤(塗液)を仕上げ
た。この粘着剤を使用した以外は実施例8と同様にして
粘着シートを得た。
【0072】<実施例12>実施例2と同様にして得た
粘着剤を用いた以外は実施例8と同様にして粘着シート
を得た。
【0073】<実施例13>下記のようにして製造した
粘着剤を乾燥質量で33g/mとなるように塗布し、
下記のようにして作成した支持体を使用した以外は実施
例8と同様にして粘着シートを得た。 〔粘着剤の製造〕攪拌装置、冷却管、滴下ロートおよび
窒素導入管を備えた反応装置に酢酸エチル100部を仕
込んだ後、系内温度が約80℃となるまで昇温した。次
いで、あらかじめブチルアクリレート93部、酢酸ビニ
ル6.7部、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート
0.3部と、アゾビスイソブチロニトリル0.2部とか
らなる混合液を仕込んだ滴下ロートより、窒素気流下に
該混合液を約3時間要して系内に滴下し、更に1時間同
温度に保って重合反応を完結させ、固形分50%のアク
リル系重合体を収率99%で得た。このアクリル系重合
体100部に軟化点90℃のロジン系粘着付与剤(商品
名:エステルガム AAV、荒川化学工業社製)5部、
軟化点100℃の石油系粘着付与剤(商品名:アルコン
M−100,荒川化学工業社製)15部、トリクレシル
フォスフェート5部、ポリイソシアネート系架橋剤(商
品名:コロネートL/日本ポリウレタン社製)1.5部
を添加して、粘着剤(塗液)を仕上げた。
【0074】[記録層を有する支持体の作成]オレフィ
ン系プラスチックフィルム(商品名:SGS−80、ユ
ポ・コーポレーション社製)の一方の面に下記受容層用
塗料を塗工量が5g/mとなるように塗布乾燥して記
録層を有する支持体(染料熱転写受容表面基材シート)
を作成した。 受容層用塗料 ポリエステル樹脂(商品名:パイロン200,東洋紡績社製) 100質量部 シリコーンオイル(商品名:KF393、信越化学工業社製) 3質量部 イソシアネート(商品名:タケネートD−140N、武田薬品社製)5質量部 HALS(商品名:アデカスタブLA−87、旭電化社製) 20質量部 紫外線吸収剤(Tinubin P:ベンゾトリアゾール系、 チバスペシャリティーケミカルズ社製) 20質量部 をトルエンで希釈したもの。
【0075】<実施例14>下記のようにして製造した
粘着剤を乾燥質量で18g/mとなるように塗布し、
実施例13で使用した支持体を使用した以外は実施例8
と同様にして粘着シートを得た。 〔粘着剤の製造〕2−エチルヘキシルアクリレート20
部、ブチルアクリレート70部、酢酸ビニル6.5部、
メチルメタクリレート3部、アクリル酸0.5部のモノ
マー混合物を、ノニオン系界面活性剤1.0部、イオン
交換水30部の乳化剤水溶液の中に添加、攪拌してプレ
エマルションを調製した。攪拌装置、温度計、冷却管を
備えた反応容器の中に、アニオン系界面活性剤1.0
部、過硫酸アンモニウム0.3部、酢酸ナトリウム0.
3部、イオン交換水30部の乳化剤水溶液を仕込み、窒
素ガスを通し攪拌しながら液温度を75℃に昇温し、前
記プレエマルションの5/100を添加して30分間初
期重合を行い、その後、液温度を75〜80℃に保持し
つつ、残りの量を4時間にわたって滴下して重合を行っ
た。滴下終了後、更に1時間80℃に保持して後期重合
を行って共重合体エマルションとした。得られた粘着剤
100部に、樹脂軟化点100℃のエマルション型ロジ
ン系粘着付与剤(商品名:スーパーエステルE−72
0、荒川化学工業社製)を10部配合し、アルカリ増粘
型増粘剤、濡れ剤を配合した後、アンモニア水(濃度2
5%)で中和し、粘度を5000mpasに調整してア
クリルエマルションを得た。
【0076】このアクリルエマルション100部に熱膨
張性の微粒子(商品名:マツモトマイクロフェアーF−
30D/松本油脂製薬社製)1.0部を添加して、粘着
剤(塗液)を仕上げた。
【0077】<実施例15>実施例13で使用した支持
体を使用した以外は実施例8と同様にして粘着シートを
得た。
【0078】<比較例1>下記で得た粘着剤を使用した
以外は実施例1と同様にして粘着シートを得た。 〔粘着剤の製造〕攪拌装置、冷却管、滴下ロートおよび
窒素導入管を備えた反応装置に酢酸エチル100部を仕
込んだ後、系内温度が約80℃となるまで昇温した。次
いで、あらかじめブチルアクリレート85部、2―エチ
ルヘキシルアクリレート8部、酢酸ビニル6.7部、2
−ヒドロキシエチルメタアクリレート0.3部からなる
混合液を仕込んだ滴下ロートより、窒素気流下に該混合
液を約3時間かけて系内に滴下し、更に1時間同温度に
保って重合反応を完結させ、固形分50%のアクリル系
重合体を収率99%で得た。この分散液100部にポリ
イソシアネート系架橋剤(商品名:コロネートL/日本
ポリウレタン社製)2部を添加して、粘着剤(塗液)を
仕上げた。
【0079】<比較例2>下記で得た粘着剤を使用し、
乾燥質量で45g/mとなるように塗布、乾燥した以
外は実施例1と同様にして粘着シートを得た。 〔粘着剤の製造〕攪拌装置、冷却管、滴下ロートおよび
窒素導入管を備えた反応装置に酢酸エチル100部を仕
込んだ後、系内温度が約80℃となるまで昇温した。次
いで、あらかじめ2−エチルヘキシルアクリレート97
部、アクリル酸3部、およびアゾビスイソブチロニトリ
ル0.2部からなる混合液を、窒素気流下に約3時間要
して系内に滴下し、更に1時間同温度に保って重合反応
を完結させ、固形分50%のアクリル系重合体を収率9
9%で得た。このアクリル系重合体100部にエポキシ
系架橋剤(商品名:CK202/日本カーバイド社製)
0.5部を添加して、粘着剤(塗液)を仕上げた。
【0080】<比較例3>下記で得た粘着剤を使用し、
乾燥質量で22g/mとなるように塗布、乾燥した以
外は実施例3と同様にして粘着シートを得た。 〔粘着剤の製造〕2−エチルヘキシルアクリレート40
部、ブチルアクリレート50部、酢酸ビニル6.5部、
メチルメタクリレート3部、アクリル酸0.5部のモノ
マー混合物を、ノニオン系界面活性剤1.0部、イオン
交換水30部の乳化剤水溶液の中に添加、攪拌してプレ
エマルションを調製した。攪拌機、温度計、冷却管を備
えた反応容器の中に、アニオン系界面活性剤1.0部、
過硫酸アンモニウム0.3部、酢酸ナトリウム0.3
部、イオン交換水30部の乳化剤水溶液を仕込み、窒素
ガスを通し攪拌しながら液温度を75℃に昇温し、前記
プレエマルションの5/100を添加して30分間初期
重合を行い、その後残りの量を4時間にわたって滴下
し、75〜80℃に保持して重合を行った。滴下終了
後、更に80℃に保持して後期重合を行って共重合体エ
マルションとした。得られた粘着剤100部に、樹脂軟
化点160℃のエマルション型ロジン系タッキファイヤ
ー(商品名:スーパーエステルE−650、荒川化学社
製)を10部配合し、アルカリ増粘型増粘剤、濡れ剤を
配合した後、アンモニア水(濃度25%)で中和した粘
度5000mpasに調整して、アクリルエマルション
を得た。
【0081】<比較例4>下記で得た粘着剤を使用し、
乾燥質量で40g/mとなるように塗布、乾燥した以
外は実施例1と同様にして粘着シートを得た。 〔粘着剤の製造〕攪拌装置、冷却管、滴下ロートおよび
窒素導入管を備えた反応装置に酢酸エチル100部を仕
込んだ後、系内温度が約80℃となるまで昇温した。次
いで、あらかじめ2−エチルヘキシルアクリレート90
部、メチルメタクリレート6部、アクリル酸4部、アゾ
ビスイソブチロニトリル0.2部からなる混合液を、窒
素気流下に約3時間要して系内に滴下し、更に1時間同
温度に保って重合反応を完結させ、固形分50%のアク
リル系重合体を収率99%で得た。このアクリル系重合
体100部に熱膨張性の微粒子(商品名:マツモトマイ
クロスフェアーF−30D/松本油脂製薬社製)4部を
添加して分散した。この分散液100部にエポキシ系架
橋剤(商品名:CK202/日本カーバイド社製)0.
3部を添加して、粘着剤(塗液)を仕上げた。
【0082】<比較例5>支持体として、オレフィン系
プラスチックフィルム(商品名:SGS−80/ユポ・
コーポレーション社製)の代わりに、実施例8で用いた
と同様の支持体を用いた以外は比較例1と同様にして粘
着シートを得た。
【0083】<比較例6>比較例2と同様にして得たア
クリル系重合体100部に熱膨張性の微粒子(商品名:
マツモトマイクロフェアーF−30D/松本油脂製薬社
製)1.0部を添加して分散した。この分散液100部
にエポキシ系架橋剤(商品名:CK202/日本カーバ
イド社製)0.5部を添加して、粘着剤(塗液)を仕上
げた。この粘着剤を粘着剤塗布量を乾燥質量で20g/
となるように塗布、乾燥した以外は実施例8と同様
にして粘着シートを得た。
【0084】<比較例7>実施例8で用いたと同様の支
持体の上に比較例4で得たと同様の粘着剤(塗液)を乾
燥質量で40g/mとなるように塗布、乾燥して粘着
シートを得た。
【0085】このようにして得られた実施例1〜7、比
較例1〜4の粘着シートについて、下記の評価を行い、
得られた結果を表1に示した。 〔接触面積〕各実施例で得られた粘着シートから剥離シ
ートを取り除き、接触面積測定装置(商品名:光学式接
触面積測定装置/溝尻光学工業社製)を用いて、同装置
のガラス面に2kg荷重をかけて粘着剤層を60秒間押
し付けた後に粘着剤層の接触面積を測定した。(測定温
度:25℃)
【0086】〔凝集力〕60℃の条件下、JIS Z−
0237に準じ、落下するまでの時間を測定した(時
間)。測定方法は以下の通りである。 試験片は試料から幅25mm、長さ約150mmのも
のを3枚切り出して用いる。 試験板は、JIS G−4305に規定するSUS3
04鋼板を用いる。 JIS R−6253に規定する耐水研磨紙で、用意
した試験板を長さ方向に均一に研磨し、研磨後、溶剤で
試験板の表面をよく拭き取る。 表面をよく拭き取った試験板の一端に、試験片の25
×25mmの面積が接するように試験片を貼り付け、試
験片の上から2kgのロールで約300mm/minの
速度で1往復させて圧着し、貼り付けていない部分は粘
着面を内側にして折り重ねる。 その状態で20分経過した後、試験片の一端を止め金
で止め、60℃の雰囲気下で試験片及び試験板が鉛直に
垂れ下がるようにし、折り重ねた部分の端に、9.80
7Nの錘をつける。 試験片が試験板から剥がれて落下するまでの時間を測
定する。測定は3枚の試験片につき行い、その平均値を
求める。 なお、剥離が粘着剤層の破壊によるものか、粘着剤層と
試験板との界面で剥離したのか、剥離面を目視で確認し
ておく。
【0087】〔粗面接着力〕耐水研磨紙(#400)を
被着体に用いて、JIS Z−0237に準じてインス
トロン型引張試験機によって300mm/分の引張速度
で180°の角度で剥離した際の荷重(N/m)を測定
した。
【0088】〔打ち抜き加工適性〕各実施例で得られた
粘着シートの巻取を凸版輪転印刷機(商品名:SKP−
250P/三起機械社製)でラベル加工を行い、作業適
性を下記により評価した。 ◎:粘着剤のはみ出しが全くなく、作業適性が非常に優
れている。 ○:若干粘着剤のはみ出しはあるが、実用上問題ないレ
ベル。 △:粘着剤のはみ出しがあり、実用上問題となるレベ
ル。 ×:粘着剤のはみ出しが多く、作業適性が著しく劣る。
【0089】
【表1】
【0090】また、実施例8〜15、比較例5〜7の粘
着シートについて、接触面積、凝集力、印画性、搬送性
について評価を行い、得られた結果を表2に示した。
【0091】
【表2】
【0092】[印画性]記録用粘着シートの記録層面
に、昇華型熱転写プリンター(カラービデオプリンタ
ーUP−50、ソニー社製)、または感熱記録プリン
ターNC−370、富士写真フイルム社製)を用いサー
マル方式により印画して、得られた印画を下記の基準に
より目視で評価した。 ◎:画像抜けは全くなく極めて優れている。 ○:画像抜けは殆どなく、良好である。 △:画像抜けがかなりあり、わずかに劣っている。 ×:画像抜けが多く、劣っている。
【0093】[搬送性]各実施例、比較例で得られた粘
着シートを昇華型熱転写プリンター(カラービデオプ
リンターUP−1200A、ソニー社製)、または感
熱記録プリンターNC−370、富士写真フイルム社
製)にて、約200枚通紙を行い、作業適性を下記によ
り評価した。 ○:搬送不良が5枚以下であり、実用上問題ないレベ
ル。 ×:搬送不良が5枚を超えており、実用上劣る。
【0094】
【発明の効果】このように、本発明で得られた粘着シー
トは、表面の粗い被着体に対する粘着性に優れ、かつ印
刷機を用いてラベルに打ち抜き加工する工程において、
粘着剤のはみ出しがなく、ラベル加工適性に優れた粘着
シートに関するものである。すなわち、本発明では粘着
剤として、粘着剤層のJIS Z−0237に準拠する
凝集力が、落下までの時間で600分以上であるか、ま
たは600分未満の場合は粘着剤層と被着体との界面で
剥離するという高い凝集力を有する粘着剤を用いてい
る。このような粘着剤は単独では粗面への密着性が低
く、本発明の課題には不適切と考えられていたが、上記
の中空球状粒子と組み合わせて用いることにより、粗面
に対する充分な粘着力を有し、かつラベル打ち抜き加工
適性に優れた粘着シートを可能としたものである。ま
た、記録紙あるいは記録層を設けたものを支持体に用い
た本発明の粘着シートの場合は、粘着剤層のクッション
性付与によるプリンターヘッド形状、定着ロール形状へ
の追随性、接触性を向上でき、良好な画質の印画を得る
ことができる。また、粘着剤層に中空球状粒子を含む場
合は、粘着剤層に断熱性を付与することにより、プリン
ターヘッドからの熱エネルギーを剥離剤層等に逃がすこ
となく、効率よく支持体に保持できるので、良好な画質
の印画を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若田 員義 栃木県宇都宮市平出工業団地27番地の2 王子製紙株式会社粘着紙開発研究所内 Fターム(参考) 4J004 AA04 AA05 AA10 AA13 AA14 AB01 CA01 CA02 CA04 CA05 CA08 CB01 CB02 CC02 CC03 DB02 FA01 FA08 4J040 DB032 DC072 DF032 DF041 DF061 DF082 EC221 EF181 GA03 GA05 GA07 GA11 GA13 GA20 GA25 GA26 GA29 HB02 JA09 JB09 KA02 LA06 NA21

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の少なくとも片面に粘着剤層を有
    する粘着シートにおいて、粘着剤層が中空球状粒子を含
    み、かつ、該粘着剤層のJIS Z−0237に準拠す
    る凝集力が、落下までの時間で600分以上であるか、
    または600分未満の場合は粘着剤層と被着体との界面
    で剥離することを特徴とする粘着シート。
  2. 【請求項2】 光学式接触面積測定装置を用いて、前記
    粘着剤層を被着体に2kg荷重で60秒間押し付けたと
    きの接触面積が70%以上であることを特徴とする請求
    項1記載の粘着シート。
  3. 【請求項3】 粘着剤層に含まれる中空球状粒子が粘着
    剤層形成の際の熱によって膨張して形成されたものであ
    ることを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項記載の
    粘着シート。
  4. 【請求項4】 JIS Z−0237に準拠する、耐水
    研磨紙(#400)に対する粘着力が、60〜800N
    /mであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    項記載の粘着シート。
  5. 【請求項5】 支持体の少なくとも片面に粘着剤層を有
    する粘着シートにおいて、(a)該粘着剤層を形成する
    樹脂がブチルアクリレートが70質量%以上と他の単量
    体成分30質量%以下との共重合体からなり、前記単量
    体成分のうち、ヒドロキシル基、エポキシ基、アルコキ
    シル基、エチレンオキシド基、アミノ基、アンモニウム
    基、カルボキシル基、ハロゲン、リン酸基、スルホン酸
    基、シラン基及びウレタン基から選ばれる官能基1種以
    上を有する単量体成分が0.1〜5質量%であるアクリ
    ル系樹脂であり、(b)該粘着剤層が光学式接触面積測
    定装置を用いて、前記粘着剤層を被着体に2kg荷重で
    60秒間押し付けたときの接触面積が70%以上であ
    り、かつ、(c)該粘着剤層のJIS Z−0237に
    準拠する凝集力が、落下までの時間で600分以上であ
    るか、または600分未満の場合は粘着剤層と被着体と
    の界面で剥離することを特徴とする粘着シート。
  6. 【請求項6】 支持体がプラスチックフィルムである請
    求項1〜5のいずれか1項記載の粘着シート。
  7. 【請求項7】 前記プラスチックフィルムがポリオレフ
    ィン系である請求項6記載の粘着シート。
  8. 【請求項8】 支持体が記録層を有するものであり、支
    持体の記録層と反対側の面に粘着剤層を設けたことを特
    徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の粘着シー
    ト。
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