JP3911990B2 - 粘着シート及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面基材にフィルム類や紙類を用いた粘着シートに関し、特にカールの発生がなくプリンターでの通紙および平版印刷に適した粘着シート、さらにインクジェット記録紙用に好適な粘着シートに関する。本発明は、又、該粘着シートの製造方法に関する。
【従来の技術】
従来、粘着シートは、ラベル、シール、ステッカー、ワッペン、オーバーラミ用等として商業用、事務用、家庭用など広範囲な用途に使用されている。この粘着シートは、一般的に表面基材、粘着剤、剥離シートを積層して構成されるものである。粘着剤にはゴム系、アクリル系、ビニルエーテル系等の溶剤型粘着剤、エマルジョン型粘着剤、ホットメルト型粘着剤等が用いられている。
表面基材には、上質紙、クラフト紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、等の一般紙類、感熱記録体、熱転写受像シート、インクジェット記録シート等の記録シート類、アルミ箔ラミ紙、アルミ蒸着紙、樹脂含浸紙、合成紙等の特殊紙類、PET、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等のフィルム類が使われている。
【0002】
剥離シートとしては、ポリエチレンラミネート紙や、グラシン紙、クレーコート紙、水系樹脂コート紙およびポリエステル系やオレフィン系等のフィルムを剥離原紙に用い、その粘着剤に接する側にシリコーン化合物やフッ素化合物等の離型剤を塗布して使用される。
通常、粘着シートを製造する場合、その用途に応じて先に挙げた表面基材、粘着剤を選択し、その表面基材、粘着剤および剥離シートの組み合わせで各種印刷方式およびラベル貼付作業等の優れた粘着シートとなるように製造する。
従って、粘着シートは表面基材と剥離シートといった特性の異なる二種類の材料が貼合されて構成されている場合が多い。このような粘着シートは、環境変化でカールを発生しやすい。粘着シートにカールが発生すると、例えば、各種プリンターでの通紙適性および印刷工程やラベル貼付作業などの作業性を著しく低下させる。
【0003】
このようなカールの発生原因として、二種類の異なる材質のシートを積層したことにより、温度、湿度等の環境変化によって生じるバイメタル作用によるもの、あるいは粘着シート加工時の表面基材と剥離基材の貼合工程でのテンション変化、加工後巻き取った際に生じる巻き癖、あるいはこれらの現象が組み合わさった複合作用によるものが多い。
従来、これらのカールを防止するため貼り合わせる材質の温度、湿度等に対する特性を同一化するなどの方法が取られてきた。また、製造時のテンション変化によるカールの修正としては、特公平1−32268号公報で開示されているように一旦表面基材と剥離基材を剥がして再貼合することが提案されている。また、特許第2996916号で開示されているように環境変化での表面基材と剥離シートの伸縮率差の低いものを選択して使用することも提案されている。
しかし、上記方法でも温度、湿度等の環境変化によって生じるバイメタル作用によるカールは解決されない。
【0004】
表面基材と剥離基材を一度剥がして再貼合しても表面基材と剥離基材の各環境での伸縮率が異なれば、粘着シートの表面基材と剥離シート間でひずみが生じカールが発生する。また環境変化での表面基材と剥離シートの寸法差が低い粘着シートであっても、わずかな寸法差があればカールが発生する。また表面基材および剥離シートの環境変化での寸法差がゼロになる基材をそれぞれ選択して使用したとしても粘着加工時の操業で表面基材と剥離シートのテンションによる延伸差が生じ、完全にカールを制御できないのが現状である。
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、環境変化に伴うカール発生のない各種プリンターでの通紙および平判印刷に適した粘着シートを提供することを目的とする。
本発明は、又、該粘着シートの効率的な製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、剥離シートの剥離面と粘着剤層表面との間で滑りを生じさせることにより、環境変化に伴う表面基材と剥離基材との間に寸法差が生じても表面基材と剥離シートの間でずれが発生し、寸法差を緩和させ、環境変化に伴うカールの発生を防ぐことができることを見出し本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、シート状表面基材の少なくとも片面に設けられた粘着剤層に剥離シートを積層してなる粘着シートであって、粘着剤層を含むシート状表面基材と剥離シートの温湿度による伸縮率が異なるとともに、両者のJAPANTAPPI No.40に規定されるガーレー剛度がそれぞれ0.2〜15mNの範囲内であり、かつ該粘着シートを相対湿度50%、温度23℃で24時間放置した後、相対湿度を20%に変化させ72時間放置した際に該剥離シートと該粘着剤層を含む表面基材のCD方向での滑り量(|N|)と剥離シートCD方向長さ(L)が下式(I)を満たすことを特徴とする粘着シートを提供する。
|N|/L×100≧0.05% (I)
本発明は、又、剥離シート上に粘着剤層を設け、次で粘着剤層上にシート状表面基材を積層した後、粘着剤層を設けていない側のシート状表面基材表面をロールに接触させて粘着シートに応力をかけることを特徴とする上記粘着シートの製造方法を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明で用いるシート状表面基材としては、JAPAN TAPPI No.40に規定されるガーレー剛度が0.2〜15mN、好ましくは、1〜15mNのものを用いる。ここで、JAPAN TAPPI No.40は、例えば、JAPAN TAPPI 紙パルプ試験方法に記載されている。具体的には、シート状表面基材の支持体として、上質紙、ポリエチレンラミネート紙、クラフト紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙等の一般紙類、樹脂含浸紙、合成紙等の特殊紙類、ポリエステル(例えばPET)、ポリオレフィン(例えばポリプロピレン)、ポリ塩化ビニル等のフィルム類や不織布類など、およびこれらの積層体を使用できる。表面基材としては、これら支持体を単体として、あるいは、これら支持体に記録層を形成した感熱記録体、熱転写受像シート、インクジェット記録シート等の記録シート類、金属蒸着を施したアルミ蒸着紙、アルミ蒸着フィルム等の金属蒸着シート類、金属箔ラミ紙(例えばアルミ箔ラミ紙)などが使用でき、特に指定するものではないが、湿度変化による水分吸脱出の著しい記録層を形成したインクジェット記録シート等の場合は本発明の効果が大きい。
本発明では、これらのうち、表面基材の支持体がJAPAN TAPPI No.40に規定されるガーレー剛度の高いものが好ましい。また温湿度変化による寸法変化速度の遅いものを使用するとさらに好ましい。このようなものとしては、表面基材の支持体が、パルプ紙両面に樹脂層を形成したシートであるのが好ましい。例えば、上質紙等の両面にポリエチレン樹脂層を形成した両面ポリエチレンラミネート品があげられる。
本発明で用いる表面基材の厚みは任意であるが、50〜190μmであるのが好ましく、より好ましくは100〜190μmである。
【0007】
本発明で用いる剥離シートの支持体としては、通常使用されている、グラシン紙の如き高密度原紙、クレーコート紙、クラフト紙または上質紙等の原紙に、例えばカゼイン、デキストリン、澱粉、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコール、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、(メタ)アクリル酸エステル共重合体等の天然、または合成樹脂と顔料とを主成分とした目止め層を設けた基材、あるいはグラシン紙、クラフト紙または上質紙等にポリエチレン等の合成樹脂をラミネートしたポリラミ紙、またはポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系、ポリアミド、ポリエステルアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテル、ポリエーテルエステル、ポリカーボネート、ポリフェニレンスルフィド、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、また、これらの共重合物や混合物、架橋したもの等のフィルム等を使用できる。剥離シートとしては、これら支持体にエマルション型、溶剤型あるいは無溶剤型のシリコーン樹脂やフッ素樹脂等の剥離剤を乾燥重量が0.05〜3g/m2程度になるように塗布後、熱硬化や電子線あるいは紫外線硬化等によって剥離剤層を形成したものが適宜使用される。なかでも、剥離シート支持体のJAPAN TAPPI No.40に規定するガーレー剛度が0.2〜15mN、好ましくは、1〜15mNのものを用いるのがよい。このようなものとしては、剥離シートを構成する支持体が、紙支持体の両面に樹脂層を形成したシートであるのが好ましい。
【0008】
具体的には、パルプ紙の両面にポリエチレン樹脂層を形成した両面ポリエチレンラミネート品があげられる。
なお、剥離剤を塗布する塗布装置としては、特に限定されるものではないが、例えばバーコーター、ダイレクトグラビアコーター、オフセットグラビアコーター、エアーナイフコーター、多段ロールコーター等が適宜使用される。
又、粘着シートを抄紙機の流れ方向を長辺及び短辺とする300mm×50mmのサンプルを作成し、剥離速度0.3m/minの試験条件で、流れ方向に180°の引張り角度で剥離させたときの剥離力が0.90〜7.8N/mである剥離シートが好ましく、さらに、0.90〜5.5N/mであるのが粘着剤層と剥離シート間のすべりが発現しやすく好ましい。
本発明で用いる剥離紙の厚みは任意であるが、15〜200μmであるのが好ましく、より好ましくは30〜160μmである。
本発明では、粘着剤層を含むシート状表面基材と剥離シートの温湿度による伸縮率が異なる場合のカールを防ぐものであり、例えば、23℃、相対湿度50%、24時間放置後環境を23℃、相対湿度20%に変化させ、24時間後の粘着剤層を含むシート状表面基材と剥離シートの伸縮率の差異が好ましくは0.05〜1.5%、より好ましくは0.1〜0.8%で発生するカールを防止するものである。
本発明では、表面基材又は剥離シートを構成する支持体のいずれか一方が、紙支持体の両面に樹脂層を形成したシートであり、残りの一方がフィルムであるのが好ましい。このような組み合わせとしては、表面基材がパルプ紙の両面をポリエチレン樹脂でラミネートした支持体の片面及び/又は両面に記録層を形成したもの、剥離シートとしては、ポリエステル系フィルム或は、オレフィン系フィルムに剥離剤を塗布したものが挙げられる。
【0009】
また、表面基材がポリエステル系フィルムあるいはオレフィン系フィルムの片面および/または両面に記録層を形成したものであり剥離シートが、パルプ紙の両面にポリエチレン樹脂をラミネートした支持体の片面および/または両面に剥離剤を塗布したものが挙げられる。
又、表面基材又は剥離シートの一方が、パルプ紙の両面に合成樹脂等をラミネートしたガーレー剛度の大きいもの(例えば、ガーレー剛度1〜15mN)で、もう一方の支持体がフィルムなどの伸縮率のほとんどないもの(例えば、伸縮率0〜0.01)を使用したものが、カール防止の観点から良好である。具体的には、表面基材が坪量50〜150g/m2のパルプ紙の両面に合成樹脂等を夫々5〜40μmの厚みにラミネートしたガーレー剛度が1〜15mNで、剥離シートが伸縮率が0〜0.01、厚み15〜200μmのポリエチレンテレフタレートまたは、ポリオレフィン製フィルムである組み合わせ、又は表面基材が伸縮率が0〜0.01、厚み15〜200μmのポリエチレンテレフタレートまたは、ポリオレフィン製フィルムで、剥離シートが坪量50〜150g/m2のパルプ紙の両面に合成樹脂等を夫々5〜40μmの厚みにラミネートしたガーレー剛度が1〜15mNである組み合わせが好ましい。
【0010】
本発明で用いられる粘着剤としては、例えば、(メタ)アクリル酸エステルを主体にアクリル酸、メタクリル酸、酢酸ビニル、スチレン等を共重合したアクリル系粘着剤や天然ゴム、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体等の合成ゴムを主成分とし粘着付与剤等を配合したゴム系粘着剤が挙げられる。これら粘着剤は溶剤系、水性エマルジョン系、ホットメルト系、液状硬化型などがの形態で使用できる。組成、形態は特に制限されるものではないが、粘着剤層を構成する樹脂として(メタ)アクリル酸エステル共重合体が主成分であるものが好ましい。
【0011】
ゴム系粘着剤は、例えば天然ゴム、イソプレンゴム、スチレン・ブタジエン共重合体、スチレン・イソプレン共重合体、ブチルゴム、スチレン・エチレン・ブチレン・スチレン共重合体、ポリイソブチレン等のエラストマーに、下記に示す各種添加剤を配合して調製される。
粘着性を付与するためにロジン等の天然樹脂、変成ロジン、ロジンおよび変成ロジンの誘導体、ポリテルペン系樹脂、テルペン変成体、脂肪族系炭化水素樹脂、シクロペンタジエン系樹脂、芳香族系石油樹脂、フェノール系樹脂、アルキル−フェノール−アセチレン系樹脂、クマロン−インデン樹脂、ビニルトルエン−α−メチルスチレン共重合体等をはじめとする粘着付与剤や各種可塑剤、オイル等の軟化剤を、凝集性調整のため架橋剤を、変質防止のため老化防止剤、紫外線吸収剤、安定剤を、その他充填剤、顔料、着色剤、帯電防止剤等を必要に応じて添加できる。これらは、必要に応じて2種類以上を併用することもできる。
【0012】
アクリル系粘着剤は、(メタ)アクリル酸エステルや共重合可能な他のビニルモノマーを共重合させてえられる。(メタ)アクリル酸エステルは、(a) アルキル基、(b) アルコキシル基、(c) フェニル基、(d) ベンジル基、(e) エチレンオキシド基、(f) テトラヒドロフルフリル基、(g) アミド基、(h) カルボキシル基、(i) ヒドロキシル基 、(j) リン酸基、(k) スルホン酸基、(l) アミノ基 、(m) エポキシ基 等を有するものが挙げられる。
(a)アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルとしては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらのうち、高級アルキル基を有するものは、粘着性向上に寄与し、中でも2−エチルヘキシルアクリレート、ブチルアクリレートが好ましく用いられる。また、低級アルキル基を有するものは、凝集性向上に寄与する。
(b)アルコキシル基を有するものとしては、メトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
(c)フェニル基を有するものとしては、フェニル(メタ)アクリレート、p−tert−ブチルフェニル(メタ)アクリレート、o−ビフェニル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
(d)ベンジル基を有するものとしては、ベンジル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
(e)テトラヒドロフルフリル基を有するものとしては、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0013】
(f)エチレンオキシド基を有するものとしては、ジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート等が挙げられる。
(g)アミド基を有するものとしては、(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N,N’−メチレンビス(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
官能基含有モノマーとしては、(h)カルボキシル基を有するものとして、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、2−メタクリロイルオキシコハク酸、2−メタクリロイルオキシエチルマレイン酸、2−メタクリロイルオキシエチルフタル酸、2−メタクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸等が挙げられる。
(i)ヒドロキシル基を有するものとしては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0014】
(j)リン酸基を有するものとしては、2−メタクリロイルオキシエチルジフェニルホスフェート(メタ)アクリレート、トリメタクリロイルオキシエチルホスフェート(メタ)アクリレート、トリアクリロイルオキシエチルホスフェート(メタ)アクリレート等が挙げられる。
(k)スルホン酸基を有するものとしては、スルホプロピル(メタ)アクリレートナトリウム、2−スルホエチル(メタ)アクリレートナトリウム、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム、3−アリロキシ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸ナトリウム等が挙げられる。
【0015】
(l)アミノ基を有するものとしては、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N−tert−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド(メタ)アクリレート等が挙げられる。
(m)エポキシ基を有するものとしては、グリシジル(メタ)アクリレート、メチルグリシジル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
(n)その他の共重合可能なビニルモノマーとしては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等の脂肪酸ビニル、スチレン、マレイン酸、フマール酸、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸等を例示出来る。
【0016】
また、粘着性、凝集性を調整するため、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート、N,N’−メチレンビスアクリルアミド、ジビニルベンゼン等の多官能性モノマーを共重合できる。
これらのアクリル系樹脂は、常法により乳化重合法、溶液重合法、懸濁重合法、塊状重合法等任意の方法で重合されるが、好ましくは、乳化重合法、溶液重合法が用いられる。
【0017】
更に、ゴム系粘着剤と同様に各種添加剤例えば、粘着物性の向上のためロジン等の天然樹脂、変成ロジン、ロジンおよび変成ロジンの誘導体、ポリテルペン系樹脂、テルペン変成体、脂肪族系炭化水素樹脂、シクロペンタジエン系樹脂、芳香族系石油樹脂、フェノール系樹脂、アルキル−フェノール−アセチレン系樹脂、クマロン−インデン樹脂、ビニルトルエン−α−メチルスチレン共重合体等をはじめとする粘着付与剤や各種可塑剤、オイル等の軟化剤、凝集性を調整するための架橋剤、塗工性向上のための増粘剤、濡れ剤、変質防止のための老化防止剤、安定剤、紫外線吸収剤、その他充填剤、顔料、着色剤、帯電防止剤等を必要に応じてアクリル系樹脂に添加できる。これらは、必要に応じて2種類以上を併用することもできる。
【0018】
架橋剤としては、(a)エポキシ系、(b)アジリジン系、(c)イソシアネート系、(d)金属系があり、(a)エポキシ系としては、ソルビトールポリグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテル、ジグリセロールポリグリシジルエーテル、トリグリシジル−トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、グリセロールポリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル、レゾルシンジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、ビスフェノール−S−ジグリシジルエーテル、エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、アジピン酸ジグリシジルエステル、o−フタル酸ジグリシジルエーテルが例示出来る。(b)アジリジン系としては、例示出来る。(c)イソシアネート系としては、トルイレンジイソシアネート、2,4−トルイレンジイソシアネートダイマー、ナフチレン−1,5−ジイソシアネート、o−トルイレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ポリイソシアネートプレポリマーを例示出来る。(d)金属系としては、Mg2+、Ca2+、Zn2+、Al3+などを含む金属酸化物、金属塩、金属キレート化合物を例示出来る。
本発明では、粘着剤が、(メタ)アクリル酸エステル共重合体を主成分とするのが好ましい。
本発明の粘着シートは、シート状表面基材の少なくとも片面に粘着剤層を設け、その上に剥離シートを積層してなるものである。ここで、シート表面基材の片面に粘着剤層が形成され、表面基材の反対の面に記録層を有する粘着シートが好ましく、記録層がインクジェット記録層であるのが好ましい。
【0019】
本発明の粘着シートは、シート状表面基材と剥離シートのJAPAN TAPPI No.40に規定されるガーレー剛度がそれぞれ0.2〜15mNの範囲内にあるものを用い、かつ(i)表面基材から剥離紙を剥離するときの剥離力(流れ方向によらず)を低くする(好ましくは剥離力が0.9〜7.8N/m、さらに好ましくは、0.9〜5.5N/mとなるように剥離剤および/又は粘着剤を選択する)、(ii)粘着シートの製造時に、粘着シート表面に強い応力を加える、(iii)上記(i)と(ii)の両方を採用することなどにより、該粘着シートを相対湿度50%、温度23℃で24時間放置した後、相対湿度を20%に変化させ72時間放置した際に該剥離シートと該粘着剤層を含む表面基材のCD方向での滑り量(|N|)と剥離シートCD方向長さ(L)が式(I)を満たすものとすることができる。
|N|/L×100≧0.05% (I)
好ましくは、式(I)の値が0.1%以上であり、上限は1.6%であるのが好ましい。より好ましくは0.1〜0.5%である。さらに好ましくは、相対湿度50%、温度23℃で24時間放置した後、相対湿度を20%に変化させ24時間放置した際の、該剥離シートと該粘着剤層を含む表面基材のCD方向での滑り量(|N|)と該剥離シートCD方向長さ(L)が式(I)を満たすのがよい。
このように、滑りの飽和する時間が速いほど、温湿度によるシート状表面基材と剥離シート間の寸法差をすばやく緩和でき、カールの防止が良好となる。
【0020】
本発明の粘着シートを構成する方法としては、剥離シートの剥離層表面上に粘着剤を塗布、必要により乾燥して粘着剤層を設け、この粘着剤層と表面基材裏面とを貼合わせて、あるいは表面基材裏面に粘着剤を塗布、必要により乾燥して粘着剤層を設け、この粘着剤層と剥離シートの剥離層表面とを貼合わせて仕上げる方法があげられる。このうち、剥離シート上に粘着剤層を設け、次で粘着剤層上にシート状表面基材を積層した後、粘着剤層を設けていない側のシート状表面基材表面をロールに接触させて粘着シートに応力をかけること含む方法が好ましいものとしてあげられる。
特に、仕上られた粘着シートを例えば、デカーラー等の設備、断裁機等の各ロール設備を用いて、強テンションで強い外力を与える作業を単独あるいは組み合わせることが好ましい。つまり、ロール直径が20mm以下(好ましくは、ロール直径5〜15mm)のロールでロールと粘着シートの抱き角度(粘着シートとロールの各接点とロール中心とを結んだ角度)を90〜180°(より好ましくは、120〜180°)とし、粘着剤層に十分な外力(応力)を加えることが好ましい。特にデカーラーを用いて粘着シートに応力をかけるのが好ましい。また、表面基材が、紙支持体の両面に樹脂層を形成したシートであり、剥離シートを構成する支持体がフィルムであること、または表面基材がフィルムであり、剥離シートを構成する支持体が紙支持体の両面に樹脂層を形成したシートである場合が本発明の効果が大きい。
【0021】
なお、粘着剤を塗布する装置としては、例えばリバースロールコーター、ナイフコーター、バーコーター、スロットダイコーター、エアーナイフコーター、リバースグラビアコーター、バリオグラビアコーター等が適宜使用される。粘着剤の塗工量は、乾燥重量で5〜70g/m2の範囲で調節される。因みに、5g/m2未満では、得られる粘着シートの粘着性能が不十分となり、他方70g/m2を越えると、粘着剤がはみ出したり、剥離時に凝集破壊の原因となるおそれがある。より好ましくは20〜60g/m2とする。60g/m2を越えても貼着後の粘着力に向上は見られない。
【実施例】
本発明を実施例によってさらに具体的に説明するが、本発明は、これらによって限定されるものではない。なお、各実施例中、「部」および「%」は、特に断らない限り、それぞれ「固形分重量部」および「固形分重量%」を示すものである。
【0022】
実施例1
(表面基材の作製)
フリーネスが250ml・CSF(カナダ標準フリーネス、以下同じ)のLBKP80%とNBKP20%を混合し、濃度0.5%のパルプスラリーを調製した。このパルプスラリーにパルプ固形分に対して、カチオン化澱粉2.0%、アルキルケテンダイマー0.4%、アニオン化ポリアクリルアミド樹脂0.1%、ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン樹脂0.7%を添加し、十分に攪拌して分散させた。また、分散後、苛性ソーダでpH7.5に調整した。
【0023】
上記調製のパルプスラリーを長網マシンで抄紙し、ドライヤー、サイズプレス、マシンカレンダーを通し、坪量140g/m2、緊度1.0g/m3、水分含有量8.0%のパルプ紙基体を製造した。上記サイズプレス工程に用いたサイズプレス液は、カルボキシ変性ポリビニルアルコールと塩化ナトリウムとを2:1の重量比率で混合し、これを紙の両面に1.2g/m2になるように塗布して、パルプ紙を調製した。
【0024】
このようにして得られたパルプ紙の両面にコロナ放電処理を行い、これをバンバリーミキサーで混合分散した下記の(1)ポリオレフィン樹脂組成物をパルプ紙のフェルト面側に塗工量が22g/m2になるようにして、また(2)裏面用樹脂組成物をワイヤー面側に22g/m2になるようにして、T型ダイを有する溶融押し出し機で塗布し、その表面を鏡面を有するクーリングロールで冷却固化して厚み130μmのシート状支持体を製造した。
【0025】
次に得られたシート状支持体の表面に下記組成の(3)インク受容層をバーコーターで塗工量15g/cm2になるように塗工して、インクジェット記録用表面基材を得た。
【0026】
(1)ポリオレフィン組成物
直鎖型低密度ポリエチレン樹脂(密度0.926g/cm3、メルトインデックス20g/10分)35重量部、低密度ポリエチレン樹脂(密度0.919g/cm3、メルトインデックス2g/10分)50重量部、アナターゼ型二酸化チタン(商品名:A−20、石原産業社製)15重量部、ステアリン酸亜鉛0.1重量部、酸化防止剤(商品名:Irganox101、チバガイギー社製)0.03重量部、群青(商品名:青口群青No.2000、第一化成社製)0.09重量部、蛍光増白剤(商品名:UVITEX OB、チバガイギー社製)0.3重量部
【0027】
(2)裏面用樹脂組成物
高密度ポリエチレン樹脂(密度0.954g/cm3、メルトインデックス20g/10分)65重量部、低密度ポリエチレン樹脂(密度0.924g/cm3、メルトインデックス4g/10分)35重量部
【0028】
(3)インク受容層組成
酸処理ゼラチン(豚皮ゼラチン、ゼリー強度200Bloom)100重量部、カチオン樹脂としてポリジアリルジメチルアンモニウムクロライド(商品名:PAS−H、日東紡績社製)10重量部、架橋剤として炭酸ジルコニールアンモニウム(商標:ジルコゾールAC―7、第一稀元素化学工業社製)2重量部、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン縮合体(商品名:アデカプルロニックLー64、旭電化工業社製)0.001重量部
【0029】
(剥離シートの作製)
厚さ38μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(支持体)の片面に熱硬化型トルエン希釈剥離剤(商品名:KS−845、信越化学工業社製、100重量%に対し、商品名:PL−56、信越化学工業社製を2部、商品名:SD−7200、東レ・ダウコーニング社製を0.5部加えた混合物)7%溶液をバーコーターで0.2g/m2となるように塗布、乾燥し、剥離シートを得た。
【0030】
(粘着剤の作製)
攪拌装置、冷却管、滴下ロートおよび窒素導入管を備えた反応装置に酢酸エチル100部、アゾビスイソブチルニトリル0.3部を仕込んだ後、系内温度が約80℃となるまで昇温した。次いで、あらかじめブチルアクリレート85部、2―エチルヘキシルアクリレート8部、酢酸ビニル6.7部、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート0.3部からなる混合液を仕込んだ滴下ロートより、窒素気流下に該混合液を約3時間要して系内に滴下し、更に1時間同温度に保って重合反応を完結させ、固形分50%のアクリル系重合体を収率99%で得た。
【0031】
このアクリル系重合体100部にポリイソシアネート系架橋剤(商品名:コロネートL、日本ポリウレタン株式会社製)2部を添加して、粘着剤(塗液)を仕上げた。
【0032】
得られた剥離シートに上記のように作成した粘着剤をリバースロールコーターで20g/m2となるように塗布、乾燥させた後、上記のように作製した表面基材を貼り合わせ、粘着シートを得た。
【0033】
得られた粘着シートを直径12mmのロールで粘着シートの抱き角度(粘着シートとロールの各接点とロール中心とを結んだ角度)を180°とし、粘着剤層に一定の外力を加えた後、A4サイズに断裁し、A4シートカット品を得た。
また、得られたA4シートカット品から剥離シートを除去し、除去した剥離シートおよび粘着剤層を含む表面基材のガーレー剛度をJ.TAPPI紙パルプ試験方法No.40−83に規定される試験方法に準じ測定した。粘着剤層を含む表面基材のガーレー剛度は2.5mNであり、剥離シートのガーレー剛度は0.23mNであった。また、粘着剤層を含む表面基材と剥離シートを23℃、相対湿度50%で24時間放置後、環境を23℃、相対湿度20%に変化させ、24時間後の表面基材と剥離シートの伸縮率の差を測定した。粘着剤層を含む表面基材と剥離シートの伸縮率差は、0.30%であった。
【0034】
実施例2
下記粘着剤を使用した以外は実施例1と同様にして粘着シートおよびA4シートカット品を得た。
また、得られたA4シートカット品から剥離シートを除去し、除去した剥離シートおよび粘着剤層を含む表面基材のガーレー剛度をJ.TAPPI紙パルプ試験方法No.40−83に規定される試験方法で測定した。粘着剤層を含む表面基材のガーレー剛度は2.4mNであり、剥離シートのガーレー剛度は0.23mNであった(伸縮率差は0.32%であった。)。
(粘着剤の作製)
攪拌装置、温度調節器および環流式冷却器を備えたオートクレ−ブに水40部、重合開始剤として過硫酸アンモニウム0.2部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム1部を仕込み、70℃に昇温した。次いで、アクリル酸1部、2―エチルヘキシルアクリレート95部、メチルメタクリレート4部からなる単量体混合物100部、分子量調節剤としてn-ブチルメルカプタン0.05部、水60部、乳化剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5部を添加した後、攪拌、乳化してプレエマルションを調製した。
【0035】
このプレエマルションを全量オートクレーブに8時間かけて連続的に添加しながら80℃で攪拌して乳化重合させた。その後、さらに80℃で2時間攪拌を続けて共重合体を完結させた。混合させ、固形分50%のアクリル系重合体を収率99%で得た。
【0036】
上記方法で得られたアクリル系重合体100部に対して、ポリグリシジル化合物(商品名:デナコールEX−421、ナガセ化成工業株式会社製)を0.5部添加し、さらに粘着剤固形分100重量部に対して、テンペルフェノール樹脂(商品名:タマノルE−100、荒川化学工業株式会社製、固形分濃度=52.9%)15重量部を添加して、粘着剤を仕上げた。
【0037】
実施例3
下記粘着剤を使用した以外は実施例1と同様にして粘着シートおよびA4シートカット品を得た。また、得られたA4シートカット品から剥離シートを除去し、除去した剥離シートおよび粘着剤層を含む表面基材のガーレー剛度をJ.TAPPI紙パルプ試験方法No.40−83に規定される試験方法で測定した。粘着剤層を含む表面基材のガーレー剛度は2.4mNであり、剥離シートのガーレー剛度は0.23mNであった(伸縮率差は0.29%であった。)。
【0038】
(粘着剤の製造)
2−エチルヘキシルアクリレート90部、酢酸ビニル6.5部、メチルメタクリレート3部、アクリル酸0.5部のモノマー混合物を、ノニオン系界面活性剤1.0部、イオン交換水30部の乳化剤水溶液の中に添加、攪拌してプレエマルジョンを調製した。攪拌機、温度計、冷却管を備えた反応容器の中に、アニオン系界面活性剤1.0部、過硫酸アンモニウム0.3部、酢酸ナトリウム0.3部、イオン交換水30部の乳化剤水溶液を仕込み、窒素ガスを通し攪拌しながら液温度を75℃に昇温し、前記プレエマルジョンの5/100を添加して30分間初期重合を行い、その後残りの量を4時間にわたって滴下し、75〜80℃に保持して重合を行った。滴下終了後、さらに80℃に保持して後期重合を行って共重合体エマルジョンとした。得られた粘着剤100部に、樹脂軟化点160℃のエマルジョン型ロジン系タッキファイヤー(商品名:スーパーエステルE−650、荒川化学社製)を10部配合し、アルカリ増粘型増粘剤、濡れ剤を配合して後、アンモニア水(濃度25%)で中和した粘度5000mpasに調整して粘着剤を得た。
【0039】
実施例4
表面基材にポリエステル系合成紙50μm(商品名:クリスパーG2311、東洋紡績株式会社製)および下記剥離シートを使用した以外は実施例1と同様にして粘着シートおよびA4シートカット品を得た。
また、得られたA4シートカット品から剥離シートを除去し、除去した剥離シートおよび粘着剤層を含む表面基材のガーレー剛度をJ.TAPPI紙パルプ試験方法No.40−83に規定される試験方法で測定した。粘着剤層を含む表面基材のガーレー剛度は1.1mNであり、剥離シートのガーレー剛度は4.6mNであった(伸縮率差は、0.33%であった。)。
【0040】
(剥離シートの作製)
フリーネスが500ml・CSFのLBKP80%とNBKP20%で米坪110g/m2の上質紙を抄紙後、その片面にポリエチレンをフィルム押出機で20μmの厚みにラミネートし、片面ポリエチレンラミネート剥離紙原紙を得た。
【0041】
得られた片面ポリエチレンラミネート剥離紙原紙のポリエチレンラミネート面に熱硬化型無溶剤剥離剤(付加反応型剥離剤:商品名「KNS−320」100部に対し、白金触媒剤:商品名「PL−56」を2部加えた混合物、信越化学工業社製)をオフセットグラビアコーターにて0.5g/m2となるように塗布、熱風乾燥キュア−させ、熱硬化型無溶剤剥離剤塗布面と逆の面にグラビアコーターにて原紙水分が7.5%になるよう加湿し、片面ポリエチレンラミネート剥離シートを得た。さらに熱硬化型無溶剤剥離剤塗布面と逆の面にポリエチレンをフィルム押出機で20μmの厚みにラミネートし、剥離シートを得た。
【0042】
実施例5
(表面基材の作製)
フリーネスが550ml・CSFのNBKP25%、フリーネスが560ml・CSFのLBKP75%を配合したパルプスラリーに、カオリンを紙灰分が5.0%になるように添加し、さらにサイズ剤としてロジンサイズを絶乾パルプに対して1.5%、硫酸バンド2.0%を添加した。このパルプスラリーを長網多筒式シリンダードライヤー抄紙機で抄紙し、4段スーパーカレンダーで処理して85g/m2の支持体を得た。
【0043】
支持体の製造で得られた支持体表面に、(4)55部、(5)115部、(6)80部、10%ポリビニルアルコール水溶液80部、および炭酸カルシウム35部を混合攪拌して得られた塗液を乾燥後の塗布量が6g/m2となるように塗布乾燥して記録層を得た。この記録層上に(7)を乾燥後の塗布量が5g/m2となるように塗布乾燥した後、キャレンダー処理を行い感熱記録用表面基材を得た。
(4)
3−(N−エチル−N−イソアミル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン10部、5%メチルセルロース水溶液5部、および水40部からなる組成物をサンドミルで平均粒子径が3μmになるまで粉砕した。
(5)
4−ヒドロキシ−4′−イソプロポキシジフェニルスルホン30部、5%メチルセルロース水溶液5部、及び水80部からなる組成物をサンドミルで平均粒子径が3μmになるまで粉砕した。
(6)
1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン20部、5%メチルセルロース水溶液5部、および水55部からなる組成物をサンドミルで平均粒子径が3μmになるまで粉砕した。
(7)
10%アセトアセチル基変成ポリビニルアルコール水溶液200部、カオリン(商品名:UW−90、EMC社製)100部、30%セテアリン酸亜鉛分散液30部、および水100部からなる組成物を混合攪拌し塗液とした。
【0044】
(粘着剤の製造)
2−エチルヘキシルアクリレート91部、酢酸ビニル5.5部、メチルメタクリレート3部、アクリル酸0.5部のモノマー混合物を、ノニオン系界面活性剤1.0部、イオン交換水30部の乳化剤水溶液の中に添加、攪拌してプレエマルジョンを調製した。攪拌機、温度計、冷却管を備えた反応容器の中に、アニオン系界面活性剤1.0部、過硫酸アンモニウム0.3部、酢酸ナトリウム0.3部、イオン交換水30部の乳化剤水溶液を仕込み、窒素ガスを通し攪拌しながら液温度を75℃に昇温し、前記プレエマルジョンの5/100を添加して30分間初期重合を行い、その後残りの量を4時間にわたって滴下し、75〜80℃に保持して重合を行った。滴下終了後、さらに80℃に保持して後期重合を行って共重合体エマルジョンとした。得られた粘着剤100部に、樹脂軟化点160℃のエマルジョン型ロジン系タッキファイヤー(商品名:スーパーエステルE−650、荒川化学社製)を10部配合し、アルカリ増粘型増粘剤、濡れ剤を配合して後、アンモニア水(濃度25%)で中和した粘度5000mpasに調整して粘着剤を得た。
【0045】
(剥離シートの作製)
米坪63g/m2のグラシン紙の片面に熱硬化型トルエン希釈軽剥離シリコーン(商品名:SRX345、東レ・ダウコーニング社製、100重量%に対し、商品名:SRX212、東レ・ダウコーニング社製、0.6部加えた混合物)7%溶液をバーコーターで0.8g/m2となるように塗布、乾燥し、剥離シートを得た。
【0046】
得られた剥離シートに上記のように作成した粘着剤をリバースロールコーターで20g/m2となるように塗布、乾燥させた後、上記のように作成した表面基材を貼り合わせて粘着シートを得た。
得られた粘着シートを実施例1と同様にして、粘着剤層に一定の外力を加えた後、断裁し、A4シートカット品を得た。
また、得られたA4シートカット品から剥離シートを除去し、除去した剥離シートおよび粘着剤層を含む表面基材のガーレー剛度をJ.TAPPI紙パルプ試験方法No.40−83に規定される試験方法で測定した。粘着剤層を含む表面基材のガーレー剛度は1.5mNであり、剥離シートのガーレー剛度は1.2mNであった(伸縮率差は0.17%であった。)。
【0047】
実施例6
下記表面基材および剥離シートを使用した以外は実施例1と同様にして粘着シートおよびA4シートカット品を得た。
また、得られたA4シートカット品から剥離シートを除去し、除去した剥離シートおよび粘着剤層を含む表面基材のガーレー剛度をJ.TAPPI紙パルプ試験方法No.40−83に規定される試験方法で測定した。粘着剤層を含む表面基材のガーレー剛度は1.3mNであり、剥離シートのガーレー剛度は4.6mNであった(伸縮率差は0.42%であった。)。
【0048】
(表面基材の作製)
支持体として、高白色度の木材パルプを原料とし、坪量77g/m2の原紙を抄紙後、下記の配合のインク受容層用塗工液を乾燥重量が15g/m2となるように塗工、乾燥しインクジェット記録用表面基材を得た。
【0049】
(インク受容層の配合)
カチオン性樹脂:ジアリルジメチル4級アンモニウム塩酸塩水溶液(商品名:ユニセンス CP101、平均分子量20000、センカ社製) 65部、
インク吸収性顔料:無定型シリカ(商品名:ファインシールX−45、トクヤマ社製) 100部、
結着剤:ポリビニルアルコール(商品名:PVA105、クラレ社製)固形分濃度10%水溶液 200部
【0050】
(剥離シートの作製)
フリーネスが500ml・CSFのLBKP80%とNBKP20%で米坪110g/m2の上質紙を抄紙後、その片面にポリエチレンをフィルム押出機で20μmの厚みにラミネートし、片面ポリエチレンラミネート剥離紙原紙を得た。
【0051】
得られた片面ポリエチレンラミネート剥離紙原紙のポリエチレンラミネート面に熱硬化型無溶剤剥離剤(付加反応型剥離剤:商品名「KNS−320」100部に対し、白金触媒剤:商品名「PL−56」を2部加えた混合物、信越化学工業社製)をオフセットグラビアコーターにて0.5g/m2となるように塗布、熱風乾燥キュア−させ、熱硬化型無溶剤剥離剤塗布面と逆の面にグラビアコーターにて原紙水分が7.5%になるよう加湿し、片面ポリエチレンラミネート剥離紙を得た。さらに熱硬化型無溶剤剥離剤塗布面と逆の面にポリエチレンをフィルム押出機で20μmの厚みにラミネートし、剥離シートを得た。
【0052】
実施例7
下記表面基材を使用した以外は実施例1と同様にして粘着シートおよびA4シートカット品を得た。
また、得られたA4シートカット品から剥離シートを除去し、除去した剥離シートおよび粘着剤層を含む表面基材のガーレー剛度をJ.TAPPI紙パルプ試験方法No.40−83に規定される試験方法で測定した。粘着剤層を含む表面基材のガーレー剛度は1.7mNであり、剥離シートのガーレー剛度は0.23mNであった(伸縮率差は0.30%であった。)。
【0053】
(表面基材の作製)
フリーネスが480mlのLBKP100%のパルプスラリーに、填料としてタルク20部、ロジンエマルジョンサイズ剤1.5部、硫酸バンド2部を添加し、これらの混合物を白水で希釈してpH 5.3、固形分濃度1.1 %の紙料を調製した。この紙料を長網抄紙機を用いて抄紙し、次いで固形分濃度8%の酸化澱粉(商品名:エースA、王子コーンスターチ社製)を塗布量が乾燥重量で4.0g/m2となるようにサイズプレス装置で塗布し、乾燥させてマシーンキャレンダーで平滑度80秒/10ml平滑処理して米坪が98g/m2の電子写真記録用表面基材を得た。
【0054】
実施例8
下記表面基材および剥離シートを使用した以外は実施例1と同様にして粘着シートおよびA4シートカット品を得た。
また、得られたA4シートカット品から剥離シートを除去し、除去した剥離シートおよび粘着剤層を含む表面基材のガーレー剛度をJ.TAPPI紙パルプ試験方法No.40−83に規定される試験方法で測定した。粘着剤層を含む表面基材のガーレー剛度は0.9mNであり、剥離シートのガーレー剛度は0.9mNであった(伸縮率差は0.25%であった。)。
【0055】
(表面基材の作製)
支持体として、高白色度の木材パルプを原料とし、坪量40g/m2の原紙を抄紙後、下記の配合のインク受容層用塗工液を乾燥重量が15g/m2となるように塗工、乾燥しインクジェット記録用表面基材を得た。
【0056】
(インク受容層の配合)
カチオン性樹脂:ジアリルジメチル4級アンモニウム塩酸塩水溶液(商品名:ユニセンス CP101、平均分子量20000、センカ社製) 65部、
インク吸収性顔料:無定型シリカ(商品名:ファインシールX−45、トクヤマ社製) 100部
結着剤:ポリビニルアルコール(商品名:PVA105、クラレ社製)固形分濃度10%水溶液 200部
【0057】
(剥離シートの作製)
塗被液は下記組成の下塗り層を調製した塗被液を用い、米坪40g/m2の上質原紙上に乾燥重量で5g/m2になるようにバーコーターで塗工、乾燥後の水分が5%の剥離原紙を得た。
Figure 0003911990
この剥離原紙面上に熱硬化型トルエン希釈軽剥離シリコーン(商品名:SRX345、東レ・ダウコーニング社製、100重量%に対し、商品名:SRX212、東レ・ダウコーニング社製、0.6部加えた混合物)7%溶液を乾燥重量が0.9g/m2となるようにバーコーターで塗工、乾燥して剥離シートを得た。
【0058】
実施例9
下記粘着剤を使用した以外は実施例1と同様にして粘着シートおよびA4シートカット品を得た。
また、得られたA4シートカット品から剥離シートを除去し、除去した剥離シートおよび粘着剤層を含む表面基材のガーレー剛度をJ.TAPPI紙パルプ試験方法No.40−83に規定される試験方法で測定した。粘着剤層を含む表面基材のガーレー剛度は2.30mNであり、剥離シートのガーレー剛度は0.23mNであった(伸縮率差は0.30%であった。)。
【0059】
〔粘着剤の製造〕
攪拌装置、冷却管、滴下ロートおよび窒素導入管を備えた反応装置に酢酸エチル100部を仕込んだ後、系内温度が約80℃となるまで昇温した。次いで、あらかじめ2−エチルヘキシルアクリレート97部、およびカルボン酸3部からなる混合液を仕込んだ滴下ロートより、窒素気流下に該混合液を約3時間要して系内に滴下し、更に1時間同温度に保って重合反応を完結させ、固形分50%のアクリル系重合体を収率99%で得た。
【0060】
このアクリル系重合体100部にポリイソシアネート系架橋剤(商品名:コロネートL、日本ポリウレタン株式会社製)3部を添加して、粘着剤(塗液)を仕上げた。
【0061】
比較例1
粘着シートの粘着剤層に特に外力を加えずに、A4サイズに断裁した以外は実施例3と同様にしてA4シートカット品を得た。
【0062】
得られたA4シートカット品から剥離シートを除去し、除去した剥離シートおよび粘着剤層を含む表面基材のガーレー剛度をJ.TAPPI紙パルプ試験方法No.40−83に規定される試験方法で測定した。粘着剤層を含む表面基材のガーレー剛度は2.5mNであり、剥離シートのガーレー剛度は0.23mNであった(伸縮率差は0.29%であった。)。
【0063】
「評価」
[粘着剤層を含む表面基材と剥離シートとのCD方向での滑り量(|N|)と剥離シートCD方向長さ(L)の測定、図1]
実施例1〜9、比較例1で得られたA4シートカット品を23℃/50%RH環境下で24時間放置した後、CD方向での表面基材と剥離シートの端面寸法差(A0)および剥離シートCD方向長さ(L)、23℃/20%RHの環境下に変化させ、24時間後のCD方向での表面基材と剥離シートの端面寸法差(A24)、72時間後のCD方向での表面基材と剥離シートの端面寸法差(A72)を測定し、下式で粘着剤層を含む表面基材と剥離シートとのCD方向での滑り量(|N|)と剥離シートCD方向長さに対する比率(|N|/L×100)を算出した。
【0064】
(23℃/20%RH/24時間後)
|N24|/L×100
式中、N24=A24−A0:粘着剤層と剥離シートの滑り量、(mm)
L:剥離シート長さ(mm)
【0065】
(23℃/20%RH/72時間後)
|N72|/L×100
式中、N72=A72−A0:粘着剤層と剥離シートの滑り量、(mm)
L:剥離シート長さ(mm)
【0066】
[環境変化によるカール]
実施例1〜9、比較例1で得られたA4シートカット品を23℃/50%RHの環境下で24時間放置後、23℃/20%RHの環境下に、24時間放置してカールの度合いを下記基準に従って評価した。
(カールの評価方法および評価基準)
A4サイズであるサンプルを、平らなサンプル台の上にカールした側を上に置き、サンプルの4隅がサンプル台からどれだけ浮いたかを測定してその平均値を求めて、下記の基準で評価した。
◎:10mm以下
○:10mmを超えて、25mm以下
△:25mmを超えて、40mm以下
×:40mmを超える
【0067】
【表1】
Figure 0003911990
【0068】
表1の結果から明らかなように、相対湿度を50%で24時間放置した後、相対湿度を20%に変化させ放置した際に、72時間以内に該粘着剤層と該剥離シートとの境界で滑りが生じる場合は環境変化で表面基材と剥離シートに寸法差が起きても粘着剤層と剥離シート間のずれにより寸法差が緩和されるためバイメタル作用によるカールが発生しない。一方、比較例1のように72時間以内に該粘着剤層と該剥離シートとの境界で滑りが生じないものは、環境変化による表面基材と剥離シートの寸法差を粘着剤層と剥離シート間のずれで緩和できないためカールが発生する。
【0069】
【発明の効果】
本発明は、このように環境変化等で多発する表面基材と剥離シートのバイメタル作用によるカールが生じないプリンター適性、印刷および記録適性の優れた粘着シートを提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】粘着シートを相対湿度50%、温度23℃で24時間放置した後(a)、相対湿度を20%に変化させ24時間又は72時間放置した際(b)に該剥離シートと該粘着剤層を含む表面基材についての、CD方向での滑り量(|N|)と剥離シートCD方向長さ(L)の測定個所を示す。

Claims (6)

  1. 剥離シート上に粘着剤層を設け、次で粘着剤層上に、シート状表面基材を積層した後、シート状表面基材表面をロールに接触させて粘着シートに応力をかけ、次で所定のサイズに断裁することを特徴とする、粘着剤層を含むシート状表面基材と剥離シートの温湿度による伸縮率が異なるとともに、両者のJAPAN TAPPI No.40に規定されるガーレー剛度がそれぞれ0.2〜15mNの範囲内であり、かつ該粘着シートを相対湿度50%、温度23℃で24時間放置した後、相対湿度を20%に変化させ72時間放置した際に該剥離シートと該粘着剤層を含む表面基材のCD方向での滑り量(|N|)と剥離シートCD方向長さ(L)が下式(I)を満たす粘着シートの製造方法。
    |N|/L×100≧0.05% (I)
  2. デカーラーを用いて粘着シートに応力をかける請求項1記載の方法。
  3. 応力をかけるロールの少なくとも1つがロール直径20mm以下であり、粘着シートと該ロールとの2つの接点とロール中心とを結んだ角度が90〜180°の条件で粘着シートに応力をかける請求項1又は2記載の方法。
  4. 相対湿度50%、温度23℃で24時間放置した後、相対湿度を20%に変化させ24時間放置した際の、該剥離シートと該粘着剤層を含む表面基材のCD方向での滑り量(|N|)と該剥離シートCD方向長さ(L)が下式(I)を満たすことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の方法。
    |N|/L×100≧0.05% (I)
  5. 表面基材又は剥離シートを構成する支持体のいずれか一方が、紙支持体の両面に樹脂層を形成したシートであり、残りの一方がフィルムである請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。
  6. 粘着剤が、(メタ)アクリル酸エステル共重合体を主成分とする請求項1〜5のいずれか1項記載の方法。
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