JPH09193174A - 弾性成形品の取出装置および取出方法 - Google Patents

弾性成形品の取出装置および取出方法

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JPH09193174A
JPH09193174A JP2488696A JP2488696A JPH09193174A JP H09193174 A JPH09193174 A JP H09193174A JP 2488696 A JP2488696 A JP 2488696A JP 2488696 A JP2488696 A JP 2488696A JP H09193174 A JPH09193174 A JP H09193174A
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elastic molded
elastic
molded product
cavity
mold
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JP2488696A
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Toshiyuki Kamata
俊行 鎌田
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ゴムパッキン等の弾性成形品を成形後に金型
から変形させずに取り出せ、ゲートカットも不良を生じ
ることなく行える取出装置と取出方法を提供する。 【解決手段】 パッキンPが硬化後、ストリッパプレー
ト21の通路21bを真空ポンプ26に接続して通気性
を有する入れ駒23に負圧を印加し、エジェクトピン1
8でパッキンPを突出し、また、突出しロッド17によ
りストリッパプレート21を突き出す。次に、ロボット
アームを駆動して先端の取出部材をパッキンP上に移動
し、取出部材の吸着パッドによりパッキンPを吸着し、
エアニッパでゲート成形部を切断する。次いで、コンプ
レッサ27に切換接続し、入れ駒23から圧縮空気を噴
出させ、パッキンPとストリッパプレート21との密着
を破壊し、取出部材を移動させてパッキンPを取り出
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、弾性成形品の取
出装置と方法、詳しくは、エラストマ等の弾性材からな
る弾性成形品、例えば、シールやパッキン等のエラスト
マやゴムからなる弾性成形品を成形後に金型から取り出
すための取出装置と方法に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形等においては、金型のキャビテ
ィ内に成形された成形品をエジェクタピン等により突き
出して離型した後に自動取出機を用いて取り出すことが
行われている。従来、このような自動取出機としては、
成形品自体をチャックにより把持あるいは吸着パッドに
より吸着して金型から取り出すもの(便宜上、従来技術
1と称する)、また、成形品と一体のランナ成形部をチ
ャックにより把持して成形品を引き剥がし取り出すもの
(従来技術2)が知られている。そして、エラストマ等
の弾性成形品の取出も上述した従来技術1や従来技術2
の自動取出機を用いて行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術1にかかる自動取出機にあっては、使用する
原料や形状によっては弾性成形品が金型のキャビティ面
に強く張り付くことがあり、このような場合は、エジェ
クトピンにより突き出してもエジェクトピンの突出しが
弾性成形品自体の弾性変形で吸収されて確実に離型させ
ることができないため、無理に取り出そうとすると変形
を生じて製品不良を生じるという問題があった。また逆
に、弾性成形品の金型のキャビティ面への密着力が弱い
場合は、弾性成形品の張り付き位置が成形毎に変わり一
定しないため、自動取出機のチャックや吸着パッド等と
位置合わせが困難で取出不良を生じやすく、信頼性に劣
るという問題が生じる。
【0004】また、従来技術2にかかる自動取出機にあ
っても、弾性成形品の密着力が強い場合は、弾性成形品
が変形して製品不良を生じるという問題、さらに、ラン
ナ成形部を強い力で引っ張ると強度が低いゲート成形部
でちぎれて弾性成形品がキャビティ内に残ってしまうと
いう問題があった。またさらに、この従来技術2にかか
る自動取出機を用いて取出を行った場合は、取出後にゲ
ート成形部を切断するゲートカットを行わなければなら
ないが、弾性成形品を含む弾性成形体は剛性が小さく形
状の保持が困難でゲート成形部の位置決めを高精度で行
えないため、ゲートカット不良を生じやすいという問題
もあった。この発明は、上記各問題に鑑みてなされたも
ので、成形された弾性成形品を変形を生じさせること無
く確実に取り出すことができ、また、ゲートカットも不
良を生じること無く確実に行える取出装置および取出方
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する手段】上記目的を達成するため、請求
項1記載の発明は、金型のキャビティ内に成形された弾
性成形体をゲート成形部で切断して弾性成形品を分離
し、該弾性成形品を金型から取り出す弾性成形品の取出
装置であって、前記金型にキャビティの少なくとも一部
を画成する通気性部材を設けて該通気性部材のキャビテ
ィと反対側部分に通路を臨ませ、該通路を負圧源または
圧縮空気源に選択的に連通可能に切換制御弁を介して接
続するとともに、前記弾性成形品を吸着可能な吸着パッ
ドとゲート成形部切断用のゲートカット工具とが取り付
けられたロボットハンドを設けた。
【0006】また、請求項3記載の発明にかかる取出方
法は、金型にキャビティへ開口する通路を設けて該通路
のキャビティ側開口端に通気性部材を設け、前記通路を
負圧源と連絡して前記キャビティに成形された弾性成形
体の弾性成形品を前記キャビティ内に吸着保持し、次い
で、前記弾性成形体の弾性成形品をロボットハンドに設
けられた吸着パッドにより吸着保持した後、前記ロボッ
トハンドに設けられたゲートカット工具によりゲート成
形部を切断し、次に、前記通気性部材を圧縮空気源に連
絡するとともに前記ロボットハンドを前記キャビティ上
から移動して前記弾性成形品を前記金型から取り出すよ
うに構成した。
【0007】そして、この発明は、ランナ内に成形され
るランナ成形部を吸着あるいは把持するランナチャック
をロボットハンドに設け、弾性成形品を吸着保持する際
に、ランナ成形部を保持して弾性成形品とともに金型か
ら取り出すように構成することができる(請求項2,
4)。
【0008】弾性成形品は、エラストマやゴム等を原料
として成形されるもので、パッキンやシール等に代表さ
れる。ロボットハンドは3軸あるいは2軸のもの等が用
いられ、吸着パッドは負圧により吸着する周知の真空パ
ッド等が、また、ゲートカット工具は圧縮空気により作
動する周知のエアニッパ等が用いられる。金型は、周知
の可動側型板と固定側型板等から構成され、型閉状態で
キャビティを画成する。この金型、例えば、可動側型板
には、キャビティ画成面に開口する通路が形成され、こ
の通路のキャビティ画成面への開口に通気性部材が設け
られる。
【0009】通路は、切換制御弁に接続され、この切換
制御弁により負圧源または圧縮空気源と切換可能に接続
される。通気性部材は、微細な通気孔を多数有するもの
で、焼結合金等から構成される。この通気性部材は、キ
ャビティの少なくとも一部を画成、すなわち、キャビテ
ィの画成面の少なくとも一部を構成するように設けられ
る。切換制御弁は、ソレノイドへの通電により作動する
電磁弁等が用いられ、金型の開閉作動および自動取出機
の作動に応動するように制御される。
【0010】
【作用】この発明にあっては、キャビティ内の弾性成形
体が硬化した後に型開きを行い、この型開きの以前ある
いは型開き後に切換制御弁を負圧源に切換接続して通気
性部材に負圧を印加し、この状態で、エジェクトピンや
ストリッパプレート等により弾性成形品を離型する。次
に、ロボットハンドを弾性成形品まで移動して吸着パッ
ドにより弾性成形品を吸着し、ゲートカット工具により
ゲート成形部を切断する。ここで、弾性成形品は通気性
部材に負圧により吸着され、金型に対して所定の位置に
保持されるため、ゲート成形部の切断を正確に行える。
この後、切換制御弁を圧縮空気源に切換接続し、通気性
部材から圧縮空気を噴出させ、弾性成形体と金型のキャ
ビティ画成面との密着を破壊し、ロボットハンドを金型
から移動させることで取出が完了する。
【0011】
【実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面を参
照して説明する。図1から図6はこの発明の一の実施の
形態にかかる弾性成形品の取出装置を示し、図1が全体
断面図、図2が一部を拡大断面図、図3が図2に続く状
態の一部拡大断面図、図4が要部の平面図、図5が他の
要部の平面図、図6a,bが弾性成形品であるパッキン
を示す図である。
【0012】先ず、弾性成形品であるパッキンを説明す
ると、図6a,bに示すように、パッキンPは、角形ケ
ースに用いられてケース本体と蓋体との間に介装される
もので、内周側に条溝Paが、外周側に封止部Pbが形
成された矩形枠状をなす。このパッキンPは、以下に述
べる金型10を用いポリエステル系エラストマを原料と
して射出成形され、後述するランナ成形部R、ゲート成
形部Gおよびスプル成形部Sと一体に連続した成形体F
として成形される。
【0013】次に、取出装置10を説明すると、図1,
2,3において、10は金型、50は取出機を示す。金
型10は固定側取付板11に固定側型板12を固定し、
可動側取付板13に取り付けられた可動側型板14を固
定側型板12に対して接近、離間可能に配備して構成さ
れる。固定側型板12は、可動側型板14と対向する面
の中央部分に凸部12aを有し、この凸部12aにスプ
ル12bが開口する。この固定側型板12は、型閉じ時
において凸部12aが後述するストリッパプレート等と
の間にパッキン成形用のキャビティ(便宜上、パッキン
Pと同一の符号Pを付す)等を画成する。
【0014】可動側取付板13にはスペ−サブロック1
5を介して可動側型板14が間隔を隔て固定され、可動
側取付板13と可動側型板14との間にエジェクタプレ
ート16が移動自在に配置される。エジェクタプレート
16には可動側型板14側に突出ロッド17とエジェク
トピン18が立設され、突出ロッド17が可動側型板1
4等を貫通し、エジェクトピン18が可動側型板14お
よびコア19を貫通する。詳細な説明は割愛するが、エ
ジェクタプレート16は、離型時において可動側取付板
13を貫通した突出しロッド22が当接し、この突出し
ロッド22の当接で可動側型板14側に移動する。そし
て、このエジェクタプレート16の作動で突出ロッド1
7が可動側型板14から突出してストリッパプレートを
突き出し、また同時に、エジェクトピン18がコア19
から突出してランナ成形部Rを突き出す。
【0015】可動側型板14には、固定側型板12側に
キャビティPの一側を画成するコア19が固設され、ま
た、このコア19の周りでストリッパプレート21が所
定の変位を許容されて取り付けられる。コア19は、型
閉時においてストリッパプレートおよび上記凸部12a
とともにキャビティPとランナRを画成し、ランナRが
ゲートGからキャビティPに連通する。周知のように、
ランナRは上述したスプル12bと連通し、成形時にお
いて注入されるエラストマによってランナR、スプルS
およびゲートGにそれぞれパッキンPと連続する成形部
R,S,Gが成形される。
【0016】ストリッパプレート21は、略矩形状の画
成穴21aが形成された略枠板状をなしてコア19と摺
動自在に嵌合し、画成穴21aの周面に開口する4つの
通路21bが形成される。この画成穴21aには固定側
型板12側の一端縁部に周方向に離間した4か所で入れ
駒23が通路21b開口に臨んで嵌着され、これら入れ
駒23がキャビティPの一部を画成する。これら入れ駒
23は通気性を有する微細多孔質の焼結合金等から構成
され、各通路21bは入れ駒23を介して通気性を保持
しかつエラストマの流動不能にキャビティPと連通す
る。
【0017】また、通路21bはそれぞれ、他端に配管
24が接続し、配管24によって電磁切換弁25の出力
ポートに接続する。電磁切換弁25は、入力ポートに配
管28により真空ポンプ26が、また、配管29により
コンプレッサ27が接続される。この電磁切換弁25
は、ソレノイドが図示しないコントローラに接続され、
コントローラにより駆動されて配管24を配管28,2
9の一方と、すなわち、通路21bを真空ポンプ26ま
たはコンプレッサ27に切換接続する。
【0018】取出機50は、図3および図4に示すよう
に、3軸ロボット装置のロボットアーム51にキャビテ
ィPの平面視外形状と対応した略矩形状のアタッチ板
(ロボットハンド)52を固設し、このアタッチ板52
の一面に4組の吸着パッド53、エアニッパ54および
ランナチャック55を取り付けて構成される。
【0019】吸着パッド53はそれぞれ、入れ駒23の
配設位置と対面した部分(図5中、△指示部)、すなわ
ち、パッキンPの辺部中央を吸着可能に配置され、配管
56が接続し該配管56を経て負圧が供給される。この
配管56は図示しない制御弁等を介して真空ポンプ等の
負圧源と連絡され、制御弁がコントローラにより駆動制
御され、吸着パッド53は制御弁を経て印加される負圧
によりパッキンPの上述した部分を吸着する。
【0020】エアニッパ54はそれぞれが、成形体Fの
ゲート成形部Gと対応した位置に配設される。これらエ
アニッパ54には図示しない制御弁を有する配管57が
接続し、この配管57が図示しない負圧源あるいはコン
プレッサ等の加圧空気源と連絡する。これらエアニッパ
54は、配管57等を介して印加される負圧(加圧空
気)によりゲート成形部Gを切断する。
【0021】ランナチャック55はそれぞれ、成形体F
のランナ成形部Rを把持可能な位置に配設される。これ
らランナチャック55も、制御弁を介設された配管58
が接続し、この配管58を介して図示しない負圧源ある
いはコンプレッサ等の加圧空気源と連絡する。これらラ
ンナチャック55は、配管58から印加される負圧等で
成形体Fのランナ成形部Rを把持する。
【0022】この実施の形態にあっては、パッキンPの
成形に際しては、先ず、固定側型板12と可動側型板1
3とを型閉じしてキャビティPを画成する。そして、こ
の状態で、ノズルからスプル12bにポリエステル系エ
ラストマが注入されてキャビティPに充填され、また、
電磁切換弁25が駆動されて通路21bが真空ポンプ2
6に連絡する。続いて、キャビティP内のエラストマが
硬化した後、すなわち、成形体Fが成形された後に可動
側型板13を固定側型板12から離間する方向に移動し
て型開きする。
【0023】ここで、図2に示すように、成形体Fはパ
ッキンP、スプル成形部S、ランナ成形部Rおよびゲー
ト成形部Gが一体に連続し、パッキンPは通路21b内
に印加された負圧により入れ駒23に吸着される。した
がって、成形体Fを一定位置に保持でき、後の取出機5
0による取出を確実に行える。なお、電磁切換弁25の
作動時期、すなわち、通路21b内に負圧を導入する時
期は、上述したエラストマの注入後に限らず、型閉じし
た直後、エラストマの注入前、あるいは、型開きする前
等から適宜選択することが可能である。
【0024】次に、突出しロッド22が作動してエジェ
クタプレート16が変位し、突出ロッド17が可動側型
板14から突出してストリッパプレート21を突き出す
とともに、エジェクトピン18がコア19から突出して
ランナ成形部Rを突き出す。このため、図1に示すよう
に、成形体Fはランナ成形部Rがコア19から剥がさ
れ、パッキンPが入れ駒23に吸着されてストリッパプ
レート21ととともに移動する。
【0025】また、図3に示すように、突出ロッド17
等の突出し作動とほぼ同時に、取出機50のアタッチ板
52が固定側型板12と成形体Fとの間に移動し、各吸
着パッド53がパッキンPを4か所で吸着保持し、ま
た、各ランナチャック55がそれぞれランナ成形部Rを
保持する。ここで、パッキンPは通路21b内に導入さ
れた負圧により入れ駒23に吸着されて処置の位置に位
置するため、パッキンPと吸着パッド53の位置合わせ
を正確に行うことができ、パッキンPの吸着保持を確実
に行え、取出に高い信頼性が得られる。
【0026】なお、この実施の形態では、取出機50に
よる成形体Fの吸着把持を突出ロッド17等の突出し作
動とほぼ同時に行うが、突出ロッド17等の突出し作動
の前あるいは後に行うことも可能である。
【0027】続いて、取出機50は、吸着パッド53が
パッキンPを吸着し、ランナチャック55がランナ成形
部Rを保持した状態で、各エアニッパ54によりゲート
成形部Gを切断する。この後、電磁切換弁25が切換作
動して通路21bをコンプレッサ27に接続し、通路2
1b内に圧縮空気が導入される。このため、パッキンP
は入れ駒23と接触した部分が剥がされ、この状態で取
出機50がアタッチ板52を移動させてパッキンPを取
り出す。したがって、パッキンPを大きな変形を生じる
ことなく取り出せ、不良の発生が防止できる。そして、
この後は、取出機50は、アタッチ板52が所定の払出
位置に移動すると、吸着パッド53からパッキンPを離
し、また、アタッチ板52を他の位置に移動させてラン
ナチャック55からランナ成形部Rを離し、次の成形に
備える。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
弾性成形品の取出装置および取出方法によれば、金型に
キャビティに開口する通路を設け、この通路を負圧源と
加圧空気源とに切換可能に接続し、通路のキャビティ開
口端に通気性部材を設けるとともに、取出機に弾性成形
品を吸着可能な吸着パッドとゲート部分を切断可能なゲ
ートカット用工具とを取り付け、通路を負圧源に連通し
てキャビティ内に成形された成形品を通気性部材に吸着
した後、取出機の吸着パッドにより弾性成形品を吸着保
持してゲート部分を切断し、次いで、通路に加圧空気を
導入し、取出機の吸着パッドを移動させるため、ゲート
カットを容易かつ確実に行うことができ、また、弾性成
形品に変形を生じることなく取り出すことができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態に係る弾性成形品の
取出装置を示す模式断面図である。
【図2】同取出装置の一部を拡大した模式断面図であ
る。
【図3】同一部の図2に続く状態の模式断面図である。
【図4】同取出装置の他の一部の模式平面図である。
【図5】同取出装置の他の一部の模式平面図である。
【図6】弾性成形品であるパッキンを示し、aが平面
図、bが一部を拡大した断面図である。
【符号の説明】
10 金型 12 固定側型板 14 可動側型板 17 突出ロッド 18 エジェクトピン 19 コア 21 ストリッパプレート 21b 通路 23 入れ駒(通気性部材) 25 電磁切換弁 26 真空ポンプ 27 コンプレッサ 50 取出機 51 ロボットアーム 52 アタッチ板(ロボットハンド) 53 吸着パッド 54 エアニッパ 55 ランナチャック F 成形体 G ゲート成形部 P パッキン R ランナ成形部 S スプル成形部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型のキャビティ内に成形された弾性成
    形体をゲート成形部で切断して弾性成形品を分離し、該
    弾性成形品を金型から取り出す弾性成形品の取出装置で
    あって、 前記金型にキャビティの少なくとも一部を画成する通気
    性部材を設けて該通気性部材のキャビティと反対側部分
    に通路を臨ませ、該通路を負圧源または圧縮空気源に選
    択的に連通可能に切換制御弁を介して接続するととも
    に、前記弾性成形品を吸着可能な吸着パッドとゲート成
    形部切断用のゲートカット工具とが取り付けられたロボ
    ットハンドを設けたことを特徴とする弾性成形品の取出
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ロボットハンドに、弾性成形体のラ
    ンナ成形部を把持あるいは吸着可能なランナチャックを
    付設した請求項1記載の弾性成形品の取出装置。
  3. 【請求項3】 金型にキャビティへ開口する通路を設け
    て該通路のキャビティ側開口端に通気性部材を設け、前
    記通路を負圧源と連絡して前記キャビティに成形された
    弾性成形体の弾性成形品を前記キャビティ内に吸着保持
    し、次いで、前記弾性成形体の弾性成形品をロボットハ
    ンドに設けられた吸着パッドにより吸着保持した後、前
    記ロボットハンドに設けられたゲートカット工具により
    ゲート成形部を切断し、次に、前記通気性部材を圧縮空
    気源に連絡するとともに前記ロボットハンドを前記キャ
    ビティ上から移動して前記弾性成形品を前記金型から取
    り出すようにしたことを特徴とする弾性成形品の取出方
    法。
  4. 【請求項4】 前記弾性成形体を吸着保持する際に、該
    弾性成形体のランナ成形部を前記ロボットハンドに設け
    られたランナチャックにより保持し、該ランナ成形部と
    前記弾性成形品をともに保持した状態でゲート成形部を
    切断してランナ成形部と弾性成形品を同時に取り出すよ
    うにした請求項3記載の弾性成形品の取出方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117301440A (zh) * 2023-12-01 2023-12-29 成都瀚德胜邦光学有限公司 一种气动脱模的深腔注塑成型模具及脱模方法

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