JPH0699438A - 成形品の取出し方法 - Google Patents

成形品の取出し方法

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JPH0699438A
JPH0699438A JP9604191A JP9604191A JPH0699438A JP H0699438 A JPH0699438 A JP H0699438A JP 9604191 A JP9604191 A JP 9604191A JP 9604191 A JP9604191 A JP 9604191A JP H0699438 A JPH0699438 A JP H0699438A
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JP
Japan
Prior art keywords
mold
molded product
pressure gas
passage
molded
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Withdrawn
Application number
JP9604191A
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English (en)
Inventor
Yoshio Kanose
義雄 鹿瀬
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0699438A publication Critical patent/JPH0699438A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のスライド構造等に比べて構造が簡単
で、金型費が低減できる構造を用い、しかも成形品を離
型変形させることなく確実に取出す。 【構成】 成形品の突出しピン3の嵌通穴と外部とを連
通する通路4を設けた可動金型を有する金型1、2で成
形した成形品2を、型開き時は前記通路4に接続した真
空発生源11により可動金型9に吸引し、離型時は前記
通路4に接続した高圧気体発生源12により高圧気体を
通路4を介して突出しピン3の嵌通穴先端より吐出する
と同時に、突出しピン3を作動させて可動金型9より取
出すようにしてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は成形品の離型及び取出し
を確実にする成形品の取出し方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来成形品の外側面に補強用リブ等を有
する、アンダーカットの状態では無いが、凹凸が多い形
状の場合には、型開き時に成形品を可動金型に付けるた
めに、可動金型にアンダーカットを付け、可動側のキャ
ビティ面の抵抗を増したり、アンダーカット処理と同じ
ようなスライドコアの金型構造により、補強リブ等の型
開き時に固定金型に残る原因となる抵抗部を、型開き動
作と共に固定金型より除去し、成形品を可動金型に付け
るようにしている。そして型開き途中又は型開き終了後
に、成形機の油圧エジェクタにより金型の突出しピンを
作動させて成形品を可動金型より離型させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の如く可動金型にアンダーカットを設ける方法では、成
形品の可動側にアンダーカットの跡が残るため、成形品
の種類が制限される。またスライド構造の場合には、金
型構造が複雑になり金型費が高くなるばかりか、スライ
ドコアの作動区間においては、成形機の型開き及び型締
め速度を早くすることができず、成形サイクルが長くな
るという問題があった。本発明は前記従来の課題を解決
するために提案されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、成形
品の突出しピンの嵌通穴と外部とを連通する通路を設け
た可動金型を有する金型で成形した成形品を、型開き時
は前記通路に接続した真空発生源により可動金型に吸引
し、離型時は前記通路に接続した高圧気体発生源により
高圧気体を通路を介して突出しピンの嵌通穴先端より吐
出すると同時に、突出しピンを作動させて可動金型より
取出すようにした方法であり、これを課題解決のための
手段とするものである。
【0005】
【作用】本発明は可動金型に設けた突出しピンと、可動
金型との嵌め合い部より成形品と可動金型のコア間の空
気を抜いて、成形品と可動金型のコアとの密着力を高め
て成形機型開き時に成形品が可動金型に付着するように
し、かつこの密着力の解除法として、成形品突出し位置
に金型が開いた時、金型外に設けた切換バルブによって
今まで真空引きを行なっていた通路に、高圧気体を吐出
させて、成形品とコアとの密着力を解除させると共に、
突出しピンの突出しと、高圧気体の吐出によりコアから
の成形品の離型を容易にする。
【0006】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1及び図2は本発明の実施例を示す。図1はダイ
ヘッドに取付けた固定金型1とプラタンに取付けた可動
金型9とにより形成されたキャビティに、射出ノズル1
3より樹脂を射出して充填した状態を示し、樹脂が固化
する冷却時間終了後に、プラタン7に取付けた可動金型
9を開いて成形品2を取り出す。この作業においては、
型開き工程前に切換バルブ10のソレノイドSOLAを
作動させる。またこの切換バルブ10を作動させるタイ
ミングとしては、図3の実測結果から分かるように、キ
ャビティの真空度と真空引き時間の、ある一定時間(図
3の場合では15秒)以後は真空度は一定値を保つ。そ
のため最も早く切換バルブ10を作動させるとしても、
型開き工程の15秒前で十分である。また真空度、即ち
成形品の可動金型への吸着力が小さくてよい場合は、切
換バルブ10をもっと速く作動させてもよい。またソレ
ノイドSOLAを作動させると、常時真空引きを行なっ
ている真空引装置11により、金型内の導管(通路)4
及び突出しピン3と可動金型9との嵌め合い部のクリア
ランスSの空間を通して、成形品2を吸着させる力が働
き、型開き時に固定金型1に成形品2が残るのを防止で
きる。
【0007】このとき突出しピン3と可動金型9のクリ
アランスSは図4のように大きい方が良いが、クリアラ
ンスSが大きいと、その部分に樹脂が入ってバリになる
ため、クリアランスは0.01〜0.02mmに設定す
る。
【0008】次に型開きが終了して成形品2を成形機の
油圧エジェクタ8にて突出すと同時に、切換バルブ10
をソレノイドSOLAからSOLBに切換え、高圧気体
源12からの高圧気体(圧力としては3〜7kg/cm
)を吐出させ、その高圧気体による力と突出しピン3
の突出し力とにより成形品2を離型させる。このように
高圧気体を併用することにより、成形品2に均等に突出
し力を与えることができ、成形品2の離型時の変形を緩
和することができる。
【0009】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明によれ
ば、金型の1つの導管とエジェクタの突出しピン用穴と
を使用し、真空引きによる成形品の吸着と、高圧気体の
吐出による成形品の離型を兼用することにより、従来の
金型のように真空引き、或いは高圧気体専用の通路が不
要となるので、金型構造が簡単にできる。また従来のス
ライド機構を採用している金型構造に比べると、その金
型費の低減に効果があり、かつスライド機構が無いの
で、成形機の型締め前及び型開き始めの低速区間を短く
設定することが可能であり、また成形サイクルを短くす
ることもできる。更に離型時の突出し力に高圧気体を併
用しているため、成形品の離型変形を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する成形品取出し装置の側
断面図である。
【図2】図1のA部詳細断面図である。
【図3】真空引き時間とキャビティ真空度の関係を示す
線図である。
【図4】クリアランスとキャビティ真空度の関係を示す
線図である。
【符号の説明】
1 固定金型 2 成形品 3 突出しピン 4 導管 5 Oリング 6 ダイヘッド 7 プラタン 8 油圧エジェクタ 9 可動金型 10 切換バルブ 11 真空引装置 12 高圧気体源 13 射出ノズル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形品の突出しピンの嵌通穴と外部とを
    連通する通路を設けた可動金型を有する金型で成形した
    成形品を、型開き時は前記通路に接続した真空発生源に
    より可動金型に吸引し、離型時は前記通路に接続した高
    圧気体発生源により高圧気体を通路を介して突出しピン
    の嵌通穴先端より吐出すると同時に、突出しピンを作動
    させて可動金型より取出すようにしたことを特徴とする
    成形品の取出し方法。
JP9604191A 1991-04-03 1991-04-03 成形品の取出し方法 Withdrawn JPH0699438A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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