JPH09193092A - パンチプレス機における切り出しワ−クの保持方法 - Google Patents
パンチプレス機における切り出しワ−クの保持方法Info
- Publication number
- JPH09193092A JPH09193092A JP2061496A JP2061496A JPH09193092A JP H09193092 A JPH09193092 A JP H09193092A JP 2061496 A JP2061496 A JP 2061496A JP 2061496 A JP2061496 A JP 2061496A JP H09193092 A JPH09193092 A JP H09193092A
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- cutting
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 切断用ホイ−ル金型を用いて板状の母材ワ−
クに切り出し加工を施した後、切り出された切り出しワ
−クを母材ワ−クに保持させることにより、母材ワ−ク
の加工を連続的に行うことを可能とするための切り出し
ワ−クの保持方法を提供する。 【解決手段】 パンチプレス機において、切断用ホイ−
ル金型1,2を使用して板状の母材ワ−クWから所望の
ワ−クWを切り出す加工において、切り出しにより浮き
上がった切り出しワ−クCWを、その適宜数箇所をパンチ
ング加工することにより母材ワ−クWに嵌め込んで該母
材ワ−クWに保持させるようにした。
クに切り出し加工を施した後、切り出された切り出しワ
−クを母材ワ−クに保持させることにより、母材ワ−ク
の加工を連続的に行うことを可能とするための切り出し
ワ−クの保持方法を提供する。 【解決手段】 パンチプレス機において、切断用ホイ−
ル金型1,2を使用して板状の母材ワ−クWから所望の
ワ−クWを切り出す加工において、切り出しにより浮き
上がった切り出しワ−クCWを、その適宜数箇所をパンチ
ング加工することにより母材ワ−クWに嵌め込んで該母
材ワ−クWに保持させるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンチプレス機に
おいて、切断用ホイ−ル金型を用いて板状のワ−ク(以
下、母材ワ−クという)に切り出し加工を施した後、切
り出されたワ−ク(以下、切り出しワ−クという)を保
持する方法に関するものである。
おいて、切断用ホイ−ル金型を用いて板状のワ−ク(以
下、母材ワ−クという)に切り出し加工を施した後、切
り出されたワ−ク(以下、切り出しワ−クという)を保
持する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧駆動によるラム制御を行っているパ
ンチプレス機においては、ラムを下死点付近で停止又は
制御したまま、他の軸を動かしてワ−クを移動すること
ができるため、ホイ−ル金型を用いて連続加工すること
が可能である。
ンチプレス機においては、ラムを下死点付近で停止又は
制御したまま、他の軸を動かしてワ−クを移動すること
ができるため、ホイ−ル金型を用いて連続加工すること
が可能である。
【0003】切断用ホイ−ル金型は、主として板状の母
材ワ−クを切り出し加工するためのものであって、通常
のパンチング加工用の金型とは異なっている。即ち、図
1に示すように、上金型1は、その保持具(図示せず)
に円形状の切り刃11と押え刃12とを軸13により回転自在
に取付けてあり、また、下金型2は、その保持具(図示
せず)に前記上金型に対応させた円形状の押え刃21と切
り刃22とを軸23により回転自在に取付けられていて、切
断加工に際しては、上,下金型1,2間に母材ワ−クW
を配し、上金型1を加圧した状態で母材ワ−クWを図の
前方又は後方に移動させることにより切り刃11,22及び
押え刃12,21により切断するようになっている。而し
て、切断後は、上金型1及び下金型2の左側の切り出し
ワ−クCWと右側の母材ワ−クWが上下にずれ、また、切
り出しワ−クCWの形状と母材ワ−クWの内側の形状はほ
ぼ一致するという特徴がある。
材ワ−クを切り出し加工するためのものであって、通常
のパンチング加工用の金型とは異なっている。即ち、図
1に示すように、上金型1は、その保持具(図示せず)
に円形状の切り刃11と押え刃12とを軸13により回転自在
に取付けてあり、また、下金型2は、その保持具(図示
せず)に前記上金型に対応させた円形状の押え刃21と切
り刃22とを軸23により回転自在に取付けられていて、切
断加工に際しては、上,下金型1,2間に母材ワ−クW
を配し、上金型1を加圧した状態で母材ワ−クWを図の
前方又は後方に移動させることにより切り刃11,22及び
押え刃12,21により切断するようになっている。而し
て、切断後は、上金型1及び下金型2の左側の切り出し
ワ−クCWと右側の母材ワ−クWが上下にずれ、また、切
り出しワ−クCWの形状と母材ワ−クWの内側の形状はほ
ぼ一致するという特徴がある。
【0004】一般に、上記の切り出し加工後は、一旦、
機械を停止し、切り出しワ−クCWを取り除いてから、新
たな切り出し加工を行うようにしているが、これでは作
業能率が良好とは言い難い。従って、切断後は切り出し
ワ−クCWと母材ワ−クWの内側の形状がほぼ一致すると
いう上記の特徴を活かして、ホイ−ル金型1,2を用い
て切り出し加工を行う際に、切り出しワ−クCWを外側の
母材ワ−クWに保持させたまま、母材ワ−クWの加工を
続行できるようにすれば、従来のパンチプレス機で行わ
れていた前記の切り出しワ−クCWを取り除くために加工
中の機械を停止させる必要がなくなり、作業能率が著し
く向上するものと考えられる。
機械を停止し、切り出しワ−クCWを取り除いてから、新
たな切り出し加工を行うようにしているが、これでは作
業能率が良好とは言い難い。従って、切断後は切り出し
ワ−クCWと母材ワ−クWの内側の形状がほぼ一致すると
いう上記の特徴を活かして、ホイ−ル金型1,2を用い
て切り出し加工を行う際に、切り出しワ−クCWを外側の
母材ワ−クWに保持させたまま、母材ワ−クWの加工を
続行できるようにすれば、従来のパンチプレス機で行わ
れていた前記の切り出しワ−クCWを取り除くために加工
中の機械を停止させる必要がなくなり、作業能率が著し
く向上するものと考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な事情に鑑み、切断用ホイ−ル金型を用いて板状の母材
ワ−クに切り出し加工を施した後、切り出された切り出
しワ−クを母材ワ−クに保持させることにより、母材ワ
−クの加工を連続的に行うことを可能とするための切り
出しワ−クの保持方法を提供することを、その課題とす
るものである。
な事情に鑑み、切断用ホイ−ル金型を用いて板状の母材
ワ−クに切り出し加工を施した後、切り出された切り出
しワ−クを母材ワ−クに保持させることにより、母材ワ
−クの加工を連続的に行うことを可能とするための切り
出しワ−クの保持方法を提供することを、その課題とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明の構成は、パンチプレス機
において、切断用ホイ−ル金型を使用して板状の母材ワ
−クから所望のワ−クを切り出す加工において、切り出
しにより浮き上がった切り出しワ−クを、その適宜数箇
所をパンチングすることにより母材ワ−クに嵌め込んで
該母材ワ−クに保持させることを特徴とするものであ
る。
を目的としてなされた本発明の構成は、パンチプレス機
において、切断用ホイ−ル金型を使用して板状の母材ワ
−クから所望のワ−クを切り出す加工において、切り出
しにより浮き上がった切り出しワ−クを、その適宜数箇
所をパンチングすることにより母材ワ−クに嵌め込んで
該母材ワ−クに保持させることを特徴とするものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図に
より説明する。図1は上述したようにホイ−ル金型を使
用して板状のワ−クを切り出した状態の説明するための
正面図、図2は本発明の実施の一態様を示す平面図、図
3は本発明の実施の別態様を示す平面図である。
より説明する。図1は上述したようにホイ−ル金型を使
用して板状のワ−クを切り出した状態の説明するための
正面図、図2は本発明の実施の一態様を示す平面図、図
3は本発明の実施の別態様を示す平面図である。
【0008】而して、母材ワ−クWから切り出しにより
浮き上がった切り出しワ−クCWを、その適宜数箇所をパ
ンチングすることにより、母材ワ−クWに嵌め込む方法
としては、切断用ホイ−ル金型1,2により母材ワ−ク
Wから切り出される切り出しワ−クCWの外周を切断する
際に、図2に示すように、切り出しワ−クCWの角部rを
切断せずに残す加工を施し、残された角部rを通常のパ
ンチ用金型(図示せず)を用いて打ち抜くことにより、
切り出しワ−クCWを母材ワ−クWに押し込んで保持させ
る方法や、図3に示すように、母材ワ−クW側を打ち抜
くことにより、切り出しワ−クCWを母材ワ−クWに押し
込んで保持させる方法がある。
浮き上がった切り出しワ−クCWを、その適宜数箇所をパ
ンチングすることにより、母材ワ−クWに嵌め込む方法
としては、切断用ホイ−ル金型1,2により母材ワ−ク
Wから切り出される切り出しワ−クCWの外周を切断する
際に、図2に示すように、切り出しワ−クCWの角部rを
切断せずに残す加工を施し、残された角部rを通常のパ
ンチ用金型(図示せず)を用いて打ち抜くことにより、
切り出しワ−クCWを母材ワ−クWに押し込んで保持させ
る方法や、図3に示すように、母材ワ−クW側を打ち抜
くことにより、切り出しワ−クCWを母材ワ−クWに押し
込んで保持させる方法がある。
【0009】更に、上記切り出しワ−クCWの切断した箇
所を通常のパンチ金型によりハ−フパンチすることによ
り、切り出しワ−クCWを母材ワ−クWに押し込んで保持
させる方法もある。
所を通常のパンチ金型によりハ−フパンチすることによ
り、切り出しワ−クCWを母材ワ−クWに押し込んで保持
させる方法もある。
【0010】上記の各方法によって切り出しワ−クCWを
母材ワ−クWに保持させることにより、切り出しワ−ク
CWを取り除くために機械を停止させずにそのまま加工を
続けることができるので、作業能率を大幅に改善するこ
とができるが、実際に加工を行うに際しては、a) 残し
た角部rを打ち抜く工程の後には、できるだけ打抜の工
程を少なくする、b) 残した角部rを通常のパンチ金型
で打ち抜く際に、衝撃を小さくするため、小口径の金型
を使用する、c) ストリッパ−プレ−トの圧痕を少なく
するために、残した角部rのつなぎ目を小さくする、こ
とにより良好な加工結果を得ることができる。
母材ワ−クWに保持させることにより、切り出しワ−ク
CWを取り除くために機械を停止させずにそのまま加工を
続けることができるので、作業能率を大幅に改善するこ
とができるが、実際に加工を行うに際しては、a) 残し
た角部rを打ち抜く工程の後には、できるだけ打抜の工
程を少なくする、b) 残した角部rを通常のパンチ金型
で打ち抜く際に、衝撃を小さくするため、小口径の金型
を使用する、c) ストリッパ−プレ−トの圧痕を少なく
するために、残した角部rのつなぎ目を小さくする、こ
とにより良好な加工結果を得ることができる。
【0011】
【発明の効果】本発明は上述のとおりであって、パンチ
プレス機において、切断用ホイ−ル金型を使用して板状
の母材ワ−クから所望のワ−クを切り出す加工におい
て、切り出しにより浮き上がった切り出しワ−クを、そ
の適宜数箇所をパンチング加工することにより母材ワ−
クに嵌め込んで該母材ワ−クに保持させるようにしたか
ら、切断用ホイ−ル金型の特異性を活かして、該金型に
よる連続加工が可能となり、切断加工作業能率を著しく
向上させることができる。
プレス機において、切断用ホイ−ル金型を使用して板状
の母材ワ−クから所望のワ−クを切り出す加工におい
て、切り出しにより浮き上がった切り出しワ−クを、そ
の適宜数箇所をパンチング加工することにより母材ワ−
クに嵌め込んで該母材ワ−クに保持させるようにしたか
ら、切断用ホイ−ル金型の特異性を活かして、該金型に
よる連続加工が可能となり、切断加工作業能率を著しく
向上させることができる。
【図1】 ホイ−ル金型を使用して板状のワ−クを切り
出した状態の説明するための正面図。
出した状態の説明するための正面図。
【図2】本発明の実施の一態様を示す平面図。
【図3】本発明の実施の別態様を示す平面図。
1 切断用ホイ−ル上金型 2 切断用ホイ−ル下金型 W 母材ワ−ク CW 切り出しワ−ク
Claims (4)
- 【請求項1】 パンチプレス機において、切断用ホイ−
ル金型を使用して板状の母材ワ−クから所望のワ−クを
切り出す加工において、切り出しにより浮き上がった切
り出しワ−クを、その適宜数箇所をパンチング加工する
ことにより母材ワ−クに嵌め込んで該母材ワ−クに保持
させることを特徴とするパンチプレス機における切り出
しワ−クの保持方法。 - 【請求項2】 切断用ホイ−ル金型により母材ワ−クか
ら切り出される切り出しワ−クの外周を切断する際に、
該切り出しワ−クの角部を切断せずに残し、残した角部
を通常のパンチ用金型を用いて打ち抜くことにより、切
り出しワ−クを母材ワ−クに押し込んで該母材ワ−クに
保持させる請求項1に記載のワ−クの保持方法。 - 【請求項3】 残した切り出しワ−クの角部を通常のパ
ンチ用金型を用いて打ち抜く際に、母材ワ−ク側を打ち
抜くことにより、切り出しワ−クを母材ワ−クに押し込
んで該母材ワ−クに保持させる請求項2に記載のワ−ク
の保持方法。 - 【請求項4】 パンチプレス機において、切断用ホイ−
ル金型を使用して板状の母材ワ−クから所望のワ−クを
切り出す加工において、切断用ホイ−ル金型により母材
ワ−クから切り出される切り出しワ−クの外周を切断す
る際に、切り出しワ−クの角部を切断せずに残し、切断
した箇所を通常のパンチ金型を用いてハ−フパンチする
ことにより、切り出しワ−クを母材ワ−クに押し込んで
該母材ワ−クに保持させることを特徴とするパンチプレ
ス機における切り出しワ−クの保持方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2061496A JPH09193092A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | パンチプレス機における切り出しワ−クの保持方法 |
GB9700194A GB2309001B (en) | 1996-01-12 | 1997-01-07 | Methods for use with punching press machines |
DE1997100624 DE19700624A1 (de) | 1996-01-12 | 1997-01-10 | Verfahren zur Steuerung einer mit Arbeitsrädchen versehenen Lochpressmaschine und Verfahren zur Bearbeitung mittels der Lochpressmaschine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2061496A JPH09193092A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | パンチプレス機における切り出しワ−クの保持方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09193092A true JPH09193092A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=12032139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2061496A Pending JPH09193092A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | パンチプレス機における切り出しワ−クの保持方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09193092A (ja) |
-
1996
- 1996-01-12 JP JP2061496A patent/JPH09193092A/ja active Pending
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