JPH09192823A - 取鍋用の集塵装置 - Google Patents

取鍋用の集塵装置

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JPH09192823A
JPH09192823A JP8025781A JP2578196A JPH09192823A JP H09192823 A JPH09192823 A JP H09192823A JP 8025781 A JP8025781 A JP 8025781A JP 2578196 A JP2578196 A JP 2578196A JP H09192823 A JPH09192823 A JP H09192823A
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ladle
hood
dust collecting
dust
collecting hood
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JP8025781A
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Osamu Asai
收 浅井
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D41/00Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27BFURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS IN GENERAL; OPEN SINTERING OR LIKE APPARATUS
    • F27B1/00Shaft or like vertical or substantially vertical furnaces
    • F27B1/10Details, accessories, or equipment peculiar to furnaces of these types
    • F27B1/18Arrangements of dust collectors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】天井走行クレ−ンで吊持搬送される取鍋を適用
対象にして、出湯時に発生するヒュ−ムや有害ガスを確
実に吸引除去できる集塵装置を提供する。 【解決手段】取鍋3のハンガ−7を間に挟んで、溶解炉
1の出湯経路と対向する位置に集塵フ−ド5を設ける。
集塵フ−ド5は、左右横長のダクト状のフ−ド主部25
を基体にして形成する。フ−ド主部25の前隅に吸塵口
26を開口する。この吸塵口26の上縁および両側縁
を、補助フ−ド27で覆って、吸引効率を向上する。集
塵フ−ド5は取鍋3の一側に配置した架台4で片持ち支
持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、天井走行クレー
ン等で吊持搬送される取鍋用の集塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】溶融金属を溶解炉から取鍋へ移す際に
は、有害ガスや金属酸化物などのヒューム等を大量に発
生する。こうした有害物による作業環境の汚染を防ぐた
めに、囲い型、ブース型、外付け型、レシーバ型等の各
種の局所排気装置が用いられている。特開平6−810
18号公報や特開平6−93318号公報の集塵装置は
その一例である。
【0003】受湯ピットと鋳造ヤードの間をクレーン等
で吊持搬送される取鍋は、囲い型やブース型の局所排気
を行うことが難しいため、殆んどの場合は外付け型の集
塵フードで排塵を行う。また、取鍋の上方に取鍋を支持
するハンガーやクレーンフック等の障害物があるので、
多くの場合は側面に吸塵口が開口してある集塵フードを
用意し、これを取鍋の側方にできるだけ接近配置して、
出湯時に発生するヒュームやガス等の有害物を集塵して
いる。(文献不祥)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように側面に吸
塵口が開口してある集塵フードは、取鍋から立ち昇る有
害物の大半を集塵できるものの十分ではなく、無視でき
ない量の有害物が作業場に散逸してしまう。集塵フード
における吸引風量を増やすと、集塵量をある程度増やせ
るが、その分全体装置が大形化し、設備導入費用やラン
ニングコストが増加することを避けられない。
【0005】この発明の目的は、集塵フードにおける吸
引風量を減少しながら、取鍋で発生した有害物の殆どを
効果的に除去できる、取鍋用の集塵装置を提供すること
にある。この発明の他の目的は、集塵フードを取鍋上面
の作動位置と取鍋外へ退避する待機位置との間で迅速に
変位操作でき、出湯完了後速やかに取鍋を鋳造ヤ−ドへ
と搬送できる、取鍋用の集塵装置を提供することにあ
る。この発明の他の目的は、取鍋の大きさに応じて集塵
フ−ドの前後位置を変更して、常に最適位置でヒュ−ム
等を能率良く吸引除去できる、取鍋用の集塵装置を提供
することにある。この発明の他の目的は、とくに大形の
取鍋に好適な、取鍋用の集塵装置を提供することにあ
る。この発明の他の目的は、集塵フ−ドをより簡単な機
構で待機位置と作動位置とに切換え操作でき、操作機構
の製作に要するコストが少なくて済む取鍋用の集塵装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の集塵装置は、
門形のハンガー7を介してクレーンフック11で吊り下
げ支持される取鍋3に適用する。集塵装置は、ハンガー
7を間に挟んで溶解炉1の出湯経路と対向配置される集
塵フード5を備えている。集塵フード5は、ハンガー7
の一側腕8から他側腕8に沿って、取鍋3の開口面を左
右に横切る筒状のフード主部25を有する。出湯経路と
対向するフード主部25の前隅に吸塵口26を開口す
る。吸塵口26の上縁および左右側縁に沿って、補助フ
ード27を突設する。
【0007】具体的には、集塵フード5を、取鍋3の開
口面の上方に位置する作動位置と、取鍋3の開口面の外
方へ退避する待機位置との間で旋回変位可能に設ける。
取鍋3の受湯位置の一側に、集塵フード5を支持する架
台4を設ける。集塵フード5は、架台4に設けたダクト
16に接続し、ほぼ水平の作動姿勢で片持ち支持する。
架台4は、受湯ピット4の底床に設けたレール14で車
輪13を介して前後走行自在に支持する。架台4と受湯
ピットとの間に架台4を前後操作する操作シリンダー1
5を設ける。
【0008】架台4にガイド機構19で出退自在に案内
支持されて、操作シリンダー23で出退操作される可動
ダクト18を設ける。集塵フード5は可動ダクト18の
突端に接合し、接合面に設けたヒンジ軸30で揺動可能
に連結する。集塵フード5と架台4の側との間に、可動
ダクト18の進出動作に連動して集塵フード5を可動ダ
クト18の側へ引き寄せて接合する牽制具31を設け
る。集塵フード5と可動ダクト18とをグラビティヒン
ジ30を介して相対揺動可能に連結し、可動ダクト18
の退入動作に連動して、集塵フード5が待機位置へ向っ
て自重で退避屈接できるようにする。フード主部25を
断面四角形のダクト状に形成する。ハンガー7の枠中心
面を越えて出湯経路の側へ突出する補助フード27をフ
ード主部25に設ける。
【0009】
【実施例】図1ないし図5はこの発明に係る集塵装置の
実施例を示す。図1において符号1は誘導加熱型の電気
炉からなる溶解炉、2はその出湯口、3は取鍋である。
取鍋3は、図示していない天井走行クレ−ンで吊持され
て、受湯ピットP内の出湯口2の下方に位置している。
受湯ピットP内の取鍋3の一側には架台4を配置し、こ
れで集塵フ−ド5を支持している。
【0010】図2において、取鍋3の外面上部の対向二
個所に支軸6を突設し、両支軸6をハンガ−7で吊り下
げ支持する。ハンガ−7は支軸6を掛止する左右一対の
側腕8と、両側腕8の上端どうしを接続する上枠9とで
門形に形成してあり、上枠9の上面中央にシャックル1
0を有する。このシャックル10に天井走行クレ−ンの
クレ−フック11を引っ掛けて、取鍋3をハンガ−7を
介して吊り下げ支持している。取鍋3は受湯ピットと鋳
造ヤ−ドとの間を、吊持状態のままで搬送される。
【0011】架台4はアングル材を縦長直方体状に組ん
で形成してあり、その下面四隅に遊転自在な車輪13を
有する。これらの車輪13を、受湯ピットの底床に設け
た左右一対のレ−ル14で走行案内することにより、架
台4は前後方向へ移動できる。架台4と受湯ピットの内
側壁との間には、架台4を前後操作する操作シリンダ−
15を設ける(図3参照)。架台4は、その上端面が受
湯時の取鍋3の開口面とほぼ同じか、これより僅かに上
方に位置するよう形成する。
【0012】上記の架台4にダクト16を設け、その下
部前端を除塵装置および吸引ファンに連通する固定ダク
ト17に接続し、その上部側端を可動ダクト18を介し
て集塵フ−ド5に接続する。図3に示すように、固定ダ
クト17はダクト16の下部前端の直線筒部16aに内
嵌する状態で接続して、架台4が前後移動した場合に
も、接続状態を維持できるようにする。同様に、可動ダ
クト18はダクト16の上部側端の直線筒部16bに内
嵌する状態で接続され、さらに、ダクト16の上面と可
動ダクト18との間に設けたガイド機構19で案内支持
されて、ダクト16に対して出退自在に接続してある。
【0013】図2および図5においてガイド機構19
は、ダクト16の直線筒部16bの上面前後に固定した
左右一対ずつの軸受20と、これら軸受20で左右スラ
イド自在に支持された前後一対のロッド21とからな
り、ロッド21の突端を可動ダクト18の上面突端寄り
に設けたブラケット22に固定する。ロッド21は、架
台4から取鍋3の側へ向って突設する可動ダクト18お
よび集塵フ−ド5の重量を負担して、両者5、18を水
平姿勢で片持ち状に支持する。前後一対のロッド21の
間には、可動ダクト18を出退操作するための操作シリ
ンダ−23を設ける。詳しくは、シリンダ−ボディの中
途部をダクト16の上面に固定したブラケットで支持
し、ピストンロッドの突端を可動ダクトに固定する。ピ
ストンロッドおよび上記のロッド21は、図示していな
い蛇腹状の防塵カバ−で覆われる。
【0013】図4において、集塵フ−ド5は断面四角形
のダクト状のフ−ド主部25を有し、その突端寄りの前
隅に吸塵口26を開口し、吸塵口26に沿って補助フ−
ド27を設けてなる。吸塵口26は、フ−ド主部25の
前壁下半部と底壁前半部とで開口するよう形成してあ
り、左右方向の開口幅を取鍋3の開口径のおよそ8割前
後としている(図2参照)。この吸塵口の上縁および両
側縁に沿って、前方へ向って下り傾斜状に突設した上壁
27aと、前方へ向って突設した垂直の両側壁27bで
補助フ−ド27を形成する。フ−ド主部25の突端上面
壁は、突端へ向って下り傾斜してある。
【0015】可動ダクト18の出退動作を利用して、集
塵フ−ド5を作動姿勢と待機姿勢とに旋回切り換え操作
するために、両者5、18をフランジ28、29で接合
し、これらフランジ28、29の後縁どうしをヒンジ3
0で相対揺動自在に連結する。さらに、集塵フ−ド5に
固定したフランジ28の下縁前端と架台4とを牽制具3
1で連結する。図4に示すように、ヒンジ30は、ヒン
ジ軸32の軸中心が僅かに後傾するように設ける。可動
ダクト18がダクト16間へ退入移動するとき、集塵フ
−ド5がヒンジ軸32を中心にして自重で旋回するのを
確実化するためである。この実施例では、ヒンジ軸32
の後傾角度を垂直線に対して1〜3度前後とした。図5
において、牽制具31は、ワイヤ−ロ−プ33とその中
途部に介装したタ−ンバックル34とからなり、可動ダ
クト18が取鍋3の側へ進出移動するとき、それまで屈
接していた集塵フ−ド5の直線移動動作を牽制し、結果
的に集塵フ−ド5を引き寄せ操作して反時計回転方向に
逆回転させ、フランジ28を可動ダクト18のフランジ
29に密着接合する。
【0016】受湯時には、取鍋3を図1で示す受湯位置
に位置させておく。架台4は操作シリンダ−15を伸長
させて、ピット後方に位置させておく。このとき、可動
ダクト18はダクト16内へ退入し、集塵フ−ド8は図
5に示すように可動ダクト18から分離し屈折して待機
位置にある。この状態から操作シリンダ−23を作動さ
せて、可動ダクト18を進出移動すると、集塵フ−ド5
は前述のようにヒンジ軸32を中心にして反時計方向へ
回動する。可動ダクト18が進出し切った状態では、集
塵フ−ド8は作動姿勢に切り換わって、可動ダクト18
と直線状に連続する(図1参照)。次に、操作シリンダ
−15を縮小して架台4を前進させ、集塵フ−ド5のフ
−ド主部25を、ハンガ−7の側腕8にできるだけ接近
させる。この接近距離が小さいほど、取鍋から噴き上る
有害ガスやヒュームを効果的にフード内へ吸引できる。
【0017】上記の準備作業が終了した時点で、集塵フ
−ド5は、ハンガ−7の一側腕8から他側腕8に沿っ
て、取鍋3の開口面の上方を左右に横切っており、その
吸塵口26は出湯口2から流下する溶融金属の出湯経路
(流下経路)と対向して、取鍋3の中央付近に位置して
いる。また、補助フ−ド27は、ハンガ−7の枠中心
面、即ち左右の側腕8、8の軸中心を通る平面を越えて
出湯経路の側へ突出している(図4参照)。
【0018】上記の状態で固定ダクト17側のダンパ−
を開放して集塵フ−ド5に吸引圧を作用させ、溶解炉1
を徐々に跳ね上げ傾動して、溶融金属を出湯口2から取
鍋3へと流下させる。この出湯作業に伴って、取鍋3の
内部からヒュ−ムや有害ガスが大量に発生する。とくに
出湯開始時には、大量のヒュ−ムが発生し、取鍋の開口
中央から後半開口の側へ向って噴き上る しかし、取鍋3の開口中央付近に集塵フ−ド5が位置
し、その吸塵口26から大量の周辺空気を吸引し、さら
に補助フ−ド27が取鍋3の中心を越えて前方に張り出
ているので、発生したヒュ−ム等の有害物は確実にフ−
ド内へ吸引される。取鍋3の開口周縁においては、周辺
空気が取鍋3の内部へ落ち込むような流動作用が観察さ
れており、このことも有害物の散逸を防止するのに役立
っている。
【0019】受湯が完了した後には、操作シリンダ−2
3を作動させて可動ダクト18を退入操作する。可動ダ
クト18が退入移動すると、それまで緊張していた牽制
具31のワイヤ−ロ−プ33が緩むので、集塵フ−ド5
は自重のみでヒンジ軸32を中心にして時計回転方向へ
揺動し、取鍋3の後方外面側へ自動的に移行する。可動
ダクト18が完全に退入移動した状態では、集塵フ−ド
5に可動ダクト18に対して大きな角度で屈折して待機
姿勢に戻る(図5に想像線で示す状態)。この姿勢切り
換えは数秒で終了するので、受湯した取鍋3を速やかに
鋳物ヤ−ドへと搬送できる。
【0020】同じ大きさの取鍋3を用いて、繰り返し受
湯を行う場合には、単に可動ダクト18を進出操作し
て、集塵フ−ド5を待機姿勢から作動姿勢に切り換える
だけで良い。但し、取鍋3の大きさや、ハンガ−7形状
や構造が異る場合には、架台4を前後に調整移動して、
集塵フ−ド5を最適位置に位置させる。
【0021】上記の実施例では、可動ダクト18と集塵
フ−ド5をヒンジ30で連結して、集塵フ−ド5を自動
的に待機位置側へ旋回できるようにしたが、その必要は
ない。旋回操作用の専用の操作シリンダ−を両者5、1
8間に設けて、姿勢切り換えを行うことができる。場合
によっては、集塵フ−ド5の姿勢切り換えを人力で行う
ことができる。ヒンジ30の代りにグラビティヒンジを
用いても良い。
【0022】集塵フ−ド5と可動ダクト18とは、図6
に示すように接続することができる。可動ダクト18の
端面上面に円筒状の連結筒36を立設し、その取鍋3側
の周面に通口37を設ける。集塵フ−ド5の一側端を連
結筒36に外嵌状に連結して、フ−ド全体を連結筒36
を中心にして作動位置と待機位置との間で旋回可能に支
持する。
【0023】上記の実施例では、狭い受湯ピット内で集
塵フ−ド5を迅速に待機位置へ移す必要上、全体を旋回
動移動させるようにしたが、その必要はない。例えば架
台4を充分に前後移動させるスペ−スがある場合には、
ダクト16を可動ダクト18の進出位置まで延長し、こ
の延長部に集塵フ−ド5を接続し、架台4を前後に移動
させることで、集塵フ−ド5を待機位置と作動位置に切
り換えることができる。吸塵口26は、開口幅の小さな
吸引口を所望個数横並び状に配置して形成することがで
き、この場合の吸引口の形状は四角形や円形、あるいは
楕円形など自由に設定できる。
【0024】フ−ド主部25は円形断面の筒体で形成す
ることができる。この場合には、筒壁の前面中央から下
面中央の間の前隅部に吸塵口26を開口する。実施例で
説明した操作シリンダ−15は防災上エアシリンダ−で
あることが好ましいが、必要があれば油圧シリンダ−や
モ−タ−を駆動源とする電動シリンダ−を用いることが
できる。ガイド機構19はダクト16の前後周面や、底
面を利用して配置できる。実施例の場合とは逆に、ロッ
ド21をダクト16に固定しておき、ロッド21で案内
されるスライダーを可動ダクト18に固定して構成する
ことができる。牽制具31はロッドやリンクで形成する
ことができる。
【0025】
【発明の効果】この発明では、左右に長い筒状のフ−ド
主部25を主体にして集塵フ−ド5を構成し、フ−ド主
部25の前隅に開口した吸塵口26を、取鍋3の開口上
面のほぼ中央付近に位置させ、取鍋内に発生した有害ガ
ス等をより少ない風量で効果的に吸引できるようにし
た。さらに、吸塵口26に補助フ−ド27を設けて、吸
塵口26と出湯経路との間に浮遊するヒュ−ム等も、逃
がすことなく吸引できるようにした。従って、この発明
の集塵装置によれば、出湯時に取鍋3の内部に発生する
ヒュ−ムや有害ガス等を確実に吸引除去して、これらが
取鍋3の周辺に散逸するのを防止でき、従来のこの種の
集塵装置に比べて、集塵フ−ド5での吸引風量を増加す
る必要もなく、集塵効果を充分に向上できる。
【0026】集塵フ−ド5を作動位置と待機位置との間
で旋回移動できるようにした集塵装置によれば、出湯完
了後に、集塵フ−ド5を速やかに待機位置へ退避移動さ
せて、取鍋3を搬送移動できるので、溶融金属の温度低
下や酸化を抑止でき、より好適な状態で鋳込みを行える
点で有利である。
【0027】架台4を前後に移動調整できるようにした
集塵装置によれば、取鍋3の開口径が大小に変わって、
取鍋3の受湯位置が前後に変化する場合にも、架台4を
前後移動させて、集塵フ−ド5を取鍋3の開口中央付近
の最適位置に位置させることができ、常に最適位置でヒ
ュ−ム等を能率良く吸引除去することができる。集塵フ
−ド5をヒンジ30を介して可動ダクト18に連結した
集塵装置によれば、操作シリンダ−23を出退操作する
だけで、集塵フ−ド5を待機位置と作動位置に切り換え
ることができ、しかも、集塵フ−ド5を自重で旋回移動
できるので、全体として集塵フ−ド5の操作機構を簡素
化してその製作に要するコストを減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】集塵装置の平面図である。
【図2】集塵装置の正面図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】図2におけるB−B線断面図である。
【図5】集塵フ−ドの動作を示す平面図である。
【図6】集塵フ−ドの接続構造の別実施例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1………溶解炉、3………取鍋、4………架台、5……
…集塵フ−ド、7………ハンガ−、8………側腕、11
………クレ−ンフック、13………車輪、14………レ
−ル、15………操作シリンダ−、18………可動ダク
ト、19………ガイド機構、23………操作シリンダ
−、25………フ−ド主部、26………吸塵口、27…
……補助フ−ド、30………ヒンジ、31………牽制
具。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門形のハンガー7を介してクレーンフッ
    ク11で吊り下げ支持される取鍋3に適用される集塵装
    置であって、 集塵装置は、ハンガー7を間に挟んで溶解炉1の出湯経
    路と対向配置される集塵フード5を備えており、 集塵フード5は、ハンガー7の一側腕8から他側腕8に
    沿って、取鍋3の開口面を左右に横切る筒状のフード主
    部25を有し、 出湯経路と対向するフード主部25の前隅に、吸塵口2
    6が開口されている取鍋用の集塵装置。
  2. 【請求項2】 吸塵口26の上縁および左右側縁に沿っ
    て、補助フード27が突設してある請求項1記載の取鍋
    用の集塵装置。
  3. 【請求項3】 集塵フード5が、取鍋3の開口面の上方
    に位置する作動位置と、取鍋3の開口面の外方へ退避す
    る待機位置との間で旋回変位可能に設けてある請求項1
    または2記載の取鍋用の集塵装置。
  4. 【請求項4】 取鍋3の受湯位置の一側に、集塵フード
    5を支持する架台4が設けられており、 集塵フード5は、架台4に設けたダクト16に接続され
    て、ほぼ水平の作動姿勢で片持ち支持されており、 架台4は、受湯ピット4の底床に設けたレール14で車
    輪13を介して前後走行自在に支持されており、 架台4と受湯ピットとの間に架台4を前後操作する操作
    シリンダー15が設けてある請求項1、2または3記載
    の取鍋用の集塵装置。
  5. 【請求項5】 架台4にガイド機構19で出退自在に案
    内支持されて、操作シリンダー23で出退操作される可
    動ダクト18が設けられており、 集塵フード5は可動ダクト18の突端に接合されて、接
    合面に設けたヒンジ30で相対揺動可能に連結されてお
    り、 集塵フード5と架台4の側との間に、可動ダクト18の
    進出動作に連動して集塵フード5を可動ダクト18の側
    へ引き寄せて接合する牽制具31が設けてある請求項3
    または4記載の取鍋用の集塵装置。
  6. 【請求項6】 集塵フード5と可動ダクト18とがグラ
    ビティヒンジ30を介して相対揺動可能に連結されてお
    り、可動ダクト18の退入動作に連動して、集塵フード
    5が待機位置へ向って自重で退避屈接できる請求項5記
    載の取鍋用の集塵装置。
  7. 【請求項7】 フード主部25が断面四角形のダクト状
    に形成され、ハンガー7の枠中心面を越えて出湯経路の
    側へ突出する補助フード27が、フード主部25に設け
    てある請求項1、2、3、4、5または6記載の取鍋用
    の集塵装置。
JP8025781A 1996-01-19 1996-01-19 取鍋用の集塵装置 Pending JPH09192823A (ja)

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