JPH0636471Y2 - 金属溶解炉用集塵フード - Google Patents
金属溶解炉用集塵フードInfo
- Publication number
- JPH0636471Y2 JPH0636471Y2 JP11488588U JP11488588U JPH0636471Y2 JP H0636471 Y2 JPH0636471 Y2 JP H0636471Y2 JP 11488588 U JP11488588 U JP 11488588U JP 11488588 U JP11488588 U JP 11488588U JP H0636471 Y2 JPH0636471 Y2 JP H0636471Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace body
- dust
- dust collecting
- collecting hood
- hood
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は金属溶解炉用集塵フードに関するものである。
（従来の技術） 電気炉などの金属溶解炉においては出湯時に炉体を傾動
させる関係上ヒュームなどを吸引する集塵フードを固定
しておこうとすると距離を隔てた位置に大きな開口をも
つ集塵フードを設けておかてければならない。そこで、
傾動自在な炉体の上方に集塵フードを旋回動自在に設け
て炉体の傾動が邪魔されることのないよう集塵フードを
移動させるようにしているが、従来のこの種装置では、
炉体の回動軌跡上にリミットスイッチを配設して所定の
リミットスイッチに炉体が接すると集塵フードが必要個
所まで移動するようにしている。
させる関係上ヒュームなどを吸引する集塵フードを固定
しておこうとすると距離を隔てた位置に大きな開口をも
つ集塵フードを設けておかてければならない。そこで、
傾動自在な炉体の上方に集塵フードを旋回動自在に設け
て炉体の傾動が邪魔されることのないよう集塵フードを
移動させるようにしているが、従来のこの種装置では、
炉体の回動軌跡上にリミットスイッチを配設して所定の
リミットスイッチに炉体が接すると集塵フードが必要個
所まで移動するようにしている。
（考案が解決しようとする課題） しかしながら、炉体の傾動によって閉じられるリミット
スイッチにより集塵フードが移動する形式の従来装置で
は、炉体が一定角度傾動するとはじめて集塵フードが移
動を開始するので、炉体と集塵フード間に相当の間隔を
おいて設計しておかないと炉体の傾動の妨げとなり、集
塵効率上好ましい接近位置へのフード設置ができないと
いう課題が残されていた。
スイッチにより集塵フードが移動する形式の従来装置で
は、炉体が一定角度傾動するとはじめて集塵フードが移
動を開始するので、炉体と集塵フード間に相当の間隔を
おいて設計しておかないと炉体の傾動の妨げとなり、集
塵効率上好ましい接近位置へのフード設置ができないと
いう課題が残されていた。
（課題を解決するための手段） 本考案は前記のような課題を解決したもので、傾動自在
な炉体の上方に該炉体の傾動速度に対応する速度で斜上
方に後退動する集塵フード本体を設けて該集塵フード本
体を伸縮ダクトを介して集塵機側の吸引ダクトに接続さ
せたことを特徴とするものである。
な炉体の上方に該炉体の傾動速度に対応する速度で斜上
方に後退動する集塵フード本体を設けて該集塵フード本
体を伸縮ダクトを介して集塵機側の吸引ダクトに接続さ
せたことを特徴とするものである。
（作用） このような金属溶解炉用集塵フードは、炉体の直上の開
口近くに常時は位置しているが、出湯時に炉体を傾動さ
せるためのスイッチを閉じると同時に炉体の傾動速度に
対応する速度で斜上方に後退動する集塵フード本体のス
イッチを閉じると、集塵フード本体は炉体の動きに追従
して斜上方に後退動し、炉体の傾動するうえで集塵フー
ド本体が支障となることはない。
口近くに常時は位置しているが、出湯時に炉体を傾動さ
せるためのスイッチを閉じると同時に炉体の傾動速度に
対応する速度で斜上方に後退動する集塵フード本体のス
イッチを閉じると、集塵フード本体は炉体の動きに追従
して斜上方に後退動し、炉体の傾動するうえで集塵フー
ド本体が支障となることはない。
（実施例） 次に、本考案を図示の実施例について詳細に説明する。
（１）は傾動自在な炉体、（２）は固定フレーム（３）
に斜め下向きに設けられているガイド部（3a）に支持ア
ーム（2a）をもって移動自在に支持させてある集塵フー
ド本体、（４）は集塵フード本体（２）を進退動させる
駆動装置であって、集塵フード本体（２）は前記炉体
（１）の直上位置と斜め上方位置との間を往復動する。
（５）は集塵フード本体（２）の固定ダクト（６）に継
手を介して角度調節自在に連結されている伸縮ダクトで
あって、該伸縮ダクト（５）の他端は集塵機側の吸引ダ
クトに接続されている。そして、集塵フード本体（２）
はそのスイッチが閉じられると炉体（１）の傾動速度に
対応する速度で斜上方に後退動するように設計されてい
る。なお、炉体（１）と集塵フード本体（２）とは連動
されるように回路を構成しておいてもよいが、実施例の
ように炉体（１）と集塵フード本体（２）の各電源スイ
ッチが各別に作動させるものとしてもよい。
に斜め下向きに設けられているガイド部（3a）に支持ア
ーム（2a）をもって移動自在に支持させてある集塵フー
ド本体、（４）は集塵フード本体（２）を進退動させる
駆動装置であって、集塵フード本体（２）は前記炉体
（１）の直上位置と斜め上方位置との間を往復動する。
（５）は集塵フード本体（２）の固定ダクト（６）に継
手を介して角度調節自在に連結されている伸縮ダクトで
あって、該伸縮ダクト（５）の他端は集塵機側の吸引ダ
クトに接続されている。そして、集塵フード本体（２）
はそのスイッチが閉じられると炉体（１）の傾動速度に
対応する速度で斜上方に後退動するように設計されてい
る。なお、炉体（１）と集塵フード本体（２）とは連動
されるように回路を構成しておいてもよいが、実施例の
ように炉体（１）と集塵フード本体（２）の各電源スイ
ッチが各別に作動させるものとしてもよい。
このように構成されたものは、集塵フード本体（２）が
ガイド部（3a）の上端まで後退させた状態で炉体（１）
への材料投入などを行い、その後、図面に実線で示すよ
うに炉体（１）の直上位置に集塵フード本体（２）を下
降させておく。そして、出湯時に炉体（１）の傾動用の
スイッチを閉じると同時に集塵フード本体（２）の上昇
用のスイッチを閉じると、炉体（１）は図面中に一点鎖
線で示された垂直面まで傾動してゆくこととなるが、こ
れと同時に炉体（１）の傾動速度に対応する速度で上昇
する集塵フード本体（２）も集塵フード本体（２）が伸
縮ダクト（５）を介して集塵機側の吸引ダクトに接続さ
れているので、斜め上方に炉体（１）の傾動速度に対応
する速度で上昇することとなり、集塵フード本体（２）
の下降位置を炉体（１）の傾動範囲内としても干渉され
ることがなく、小型の集塵フード本体（２）を使用する
にもかかわらずこれを常に炉体（１）の開口に近接した
集塵最適位置におくことができ、従って、集塵効率は著
しく高められる。
ガイド部（3a）の上端まで後退させた状態で炉体（１）
への材料投入などを行い、その後、図面に実線で示すよ
うに炉体（１）の直上位置に集塵フード本体（２）を下
降させておく。そして、出湯時に炉体（１）の傾動用の
スイッチを閉じると同時に集塵フード本体（２）の上昇
用のスイッチを閉じると、炉体（１）は図面中に一点鎖
線で示された垂直面まで傾動してゆくこととなるが、こ
れと同時に炉体（１）の傾動速度に対応する速度で上昇
する集塵フード本体（２）も集塵フード本体（２）が伸
縮ダクト（５）を介して集塵機側の吸引ダクトに接続さ
れているので、斜め上方に炉体（１）の傾動速度に対応
する速度で上昇することとなり、集塵フード本体（２）
の下降位置を炉体（１）の傾動範囲内としても干渉され
ることがなく、小型の集塵フード本体（２）を使用する
にもかかわらずこれを常に炉体（１）の開口に近接した
集塵最適位置におくことができ、従って、集塵効率は著
しく高められる。
（考案の効果） 本考案は前記説明から明らかなように、傾動自在な炉体
の上方に該炉体の傾動速度に対応する速度で斜上方に後
退動する集塵フード本体を、伸縮ダクトを介して集塵機
側の吸引ダクトに接続させて設けたので、集塵フード本
体を常に炉体上方の集塵上最適な近接位置に設定できて
余分な空気の吸引を行わなくてすみ、従って、消費電力
の少ない小型の集塵機を組込めばよいうえ使用する集塵
フード本体も小型化できるうえに特別な制御装置を要し
ない簡単な構造とすることができるので、装置全体をコ
ンパクト化できるうえにコストダウンも可能となり、従
来のこの種装置の問題点を解消したものとして実用的価
値極めて大なものである。
の上方に該炉体の傾動速度に対応する速度で斜上方に後
退動する集塵フード本体を、伸縮ダクトを介して集塵機
側の吸引ダクトに接続させて設けたので、集塵フード本
体を常に炉体上方の集塵上最適な近接位置に設定できて
余分な空気の吸引を行わなくてすみ、従って、消費電力
の少ない小型の集塵機を組込めばよいうえ使用する集塵
フード本体も小型化できるうえに特別な制御装置を要し
ない簡単な構造とすることができるので、装置全体をコ
ンパクト化できるうえにコストダウンも可能となり、従
来のこの種装置の問題点を解消したものとして実用的価
値極めて大なものである。
第１図は本考案の実施例を示す一部切欠正面図である。 （１）：炉体、（２）：集塵フード本体、（５）：伸縮
ダクト。
ダクト。
Claims (1)
- 【請求項１】傾動自在な炉体の上方に該炉体の傾動速度
に対応する速度で斜上方に後退動する集塵フード本体を
設けて該集塵フード本体を伸縮ダクトを介して集塵機側
の吸引ダクトに接続させたことを特徴とする金属溶解炉
用集塵フード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11488588U JPH0636471Y2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 金属溶解炉用集塵フード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11488588U JPH0636471Y2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 金属溶解炉用集塵フード |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0238096U JPH0238096U (ja) | 1990-03-13 |
| JPH0636471Y2 true JPH0636471Y2 (ja) | 1994-09-21 |
Family
ID=31356036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11488588U Expired - Lifetime JPH0636471Y2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 金属溶解炉用集塵フード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0636471Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5121867B2 (ja) * | 2010-03-18 | 2013-01-16 | パンパシフィック・カッパー株式会社 | スラグ水砕設備の局所排ガス集塵装置 |
-
1988
- 1988-08-31 JP JP11488588U patent/JPH0636471Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0238096U (ja) | 1990-03-13 |
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