JPS632218Y2 - - Google Patents

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JPS632218Y2
JPS632218Y2 JP832084U JP832084U JPS632218Y2 JP S632218 Y2 JPS632218 Y2 JP S632218Y2 JP 832084 U JP832084 U JP 832084U JP 832084 U JP832084 U JP 832084U JP S632218 Y2 JPS632218 Y2 JP S632218Y2
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JP
Japan
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ladle
hood
dust
molten metal
dust collection
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JP832084U
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JPS60121453U (ja
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  • Prevention Of Fouling (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は金属溶湯又はスラグの入つた取鍋を傾
転して他の容器へ移しかえる時に生ずる粉塵を集
塵する装置に関するものである。
(従来技術) 金属の精練・製造工程においては、成分調整の
ために2種以上の溶湯を混合したり、溶湯排出後
取鍋内に残つたスラグを排出するなど、取鍋から
他の容器へ移す操作がある。この操作の折には第
1図に示すように溶湯やスラグを受け入れる容器
1からはもちろん、取鍋2からも粉塵3が発生す
る。この粉塵は、精練する金属の種類や含まれる
成分によつては人体に有害な物質を含むことがあ
り、その場合には、十分な集塵が必要である。通
常熱気流により上昇する粉塵は、発生源上部に設
けられた天蓋フードで補捉するが、前述操作の場
合取鍋の操作は、クレーンなどの搬送機によつて
行われるので天蓋フードの設置はきわめて困難で
あり、完全補捉には建屋集塵が行われる。しかし
この方法は、建屋内の汚染は避けられず、しかも
所要集塵風量も大きいので、設備費・運転費が大
きい等の欠点があつた。また局所集塵では十分な
フードを取り付けることができず、粉塵の完全な
補捉は不可能であつた。
従来このような問題に対していくつかの解決手
段が提案されている。例えば実公昭55−4140号に
示される装置がある。該装置は2つに分割した着
脱フードを設け固定フードを鋳鍋に傾斜させた時
の開口部対面に設け可動フードを鋳鍋の上部を覆
うごとく位置させるものであるが可動フードを可
動させる吊上げ機構が必要であり装置が大がかり
となる難点を有する。又実公昭52−5930号に示さ
れるものは処理鍋全体を囲い集塵機により吸引排
除するものであり前記同様の難点がある。
(考案の目的) 本考案はかゝる問題を解決する装置を提供しよ
うとするものである。
(考案の構成と作用) 以下本考案の実施例を第2図ないし第4図を参
照して説明する。
第2図ないし第4図は本考案の一実施例を示し
第2図は正面図、第3図は側面図、第4図は平面
図である。
溶湯・スラグの排出側容器である取鍋2には、
排出口として一部を開口した取鍋蓋4が取り付け
られている。この蓋掛範囲は広い程良いが、既ね
取鍋径の1/2以上であれば良い。
一方溶湯・スラグ等の受入側では、受入容器5
に近接して、上下に開口を有し、吸引ブロワに至
る集塵ダクト6に接続して側方吸引フード7を配
置する。この上下開口の大きさは取鍋の大きさに
よつて異るが、溶湯やスラグ等の移し替え作業に
必要最小で良く、例えば直径4.5mの取鍋の場合
には、幅2.5m、奥行3.0mである。側方吸引フー
ド7の上部には、取鍋蓋4を有する取鍋2の三方
を囲むように補助フード8を設ける。
補助フード8の高さは、取鍋蓋4の下部、つま
り取鍋2の開口部の上端より300〜500mm程度高け
ればよい。また取鍋2の正面側の補助フードは、
本実施例では該作業時取鍋の動きにより干渉しな
い高さとして側方よりは低く設けている。取鍋2
の両サイドの補助フード8の上端には、エアジエ
ツトノズル9を配置する本実施例の場合該作業時
の取鍋の移動範囲では1組のノズルで十分な効果
が得られその位置は、取鍋トラニオン10の位置
において、作業開始点と終了点の間、終了点側か
ら1/3の付近が最適点であつた。該作業時取鍋の
移動範囲が広い場合には複数組のエアジエツトノ
ズルを配置すると良い。
以上のように構成された本考案集塵装置におい
て金属溶湯やスラグ等の移し替え作業を行うと、
取鍋2から排出された溶湯、スラグは、側方吸引
フード7の上下開口部を通つて受入容器5に至
る。その際受入容器5に至つた瞬間に粉塵が発生
し、溶湯・スラグ等によつて加熱された空気と共
に上昇するが、受入容器5に直上において側方吸
引フード7、集塵ダクト6に接続されたブロワー
によつて吸引される。この時の所要吸引風量は、
受入容器内から発生する含塵ガス体積の約2倍程
度であり、発生ガスと同等の量はフード上方から
吸引する。一方取鍋2の内部で発生した粉塵は取
鍋内で加熱された空気と共に取鍋蓋4の下部開口
部から外へ出て上昇しようとする。取鍋蓋4は、
発塵源を、下のフードに近づける重要な働きをす
るものでその開口が小さく既ね直径の1/4以下の
場合には上昇しようとする含塵ガスは補助フード
8によつて前述のフード上方から側方吸引フード
7へ流れる気流に乗り集塵機へ導かれる。
また、本実施例のように取鍋蓋の開口が大きい
場合には、取鍋部集塵が不十分な場合があるの
で、本実施例では、エアジエツトノズル9,9を
使用し、噴出する空気によつて含塵ガスの上昇を
妨げ、補助フード8によつて前述気流に乗せ側方
吸引フードから集塵機に導くのである。
(考案の効果) 本実施例の場合、建屋集塵の採用では所要吸引
風量は、発生する含塵ガス量の約7倍必要と想定
されるのに対し、本考案の装置では、約2倍の風
量で完全補捉が可能となつている。
以上の説明で明らかなように本考案の効果は比
較的少ない風量で完全な集塵を行い、建屋内の作
業環境を良好な状態に維持できること、即ち低コ
ストの集塵装置を提供できることである。
【図面の簡単な説明】
第1図は溶湯・スラグの移し替え作業における
発塵の状態を示すものである。第2図、第3図、
第4図は本考案に一実施例を示すものでそれぞれ
正面図、側面図、平面図である。 1,5:受入容器、2:取鍋、3:粉塵、4:
取鍋蓋、6:集塵ダクト、7:側方吸引フード、
8:補助フード、9:エアージエツトノズル、1
0:トラニオン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 受入れ容器の上部に上下が開口し集塵ダクトに
    接続した側方吸引フードを設けその上部には取鍋
    の3方を囲みその下部が前記側方吸引フードに接
    する補助フードを設けると共に取鍋には一部を開
    口した取鍋蓋を設け更に前記補助フードの両サイ
    ド上端で取鍋傾転時において取鍋蓋開口部より上
    位にエアジエツトノズルを設けたことを特徴とす
    る集塵装置。
JP832084U 1984-01-26 1984-01-26 集塵装置 Granted JPS60121453U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP832084U JPS60121453U (ja) 1984-01-26 1984-01-26 集塵装置

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JP832084U JPS60121453U (ja) 1984-01-26 1984-01-26 集塵装置

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Publication Number Publication Date
JPS60121453U JPS60121453U (ja) 1985-08-16
JPS632218Y2 true JPS632218Y2 (ja) 1988-01-20

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ID=30487487

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JP832084U Granted JPS60121453U (ja) 1984-01-26 1984-01-26 集塵装置

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JPS60121453U (ja) 1985-08-16

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