JPS6120661A - 精錬用取鍋の集塵装置 - Google Patents
精錬用取鍋の集塵装置Info
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- JPS6120661A JPS6120661A JP14269684A JP14269684A JPS6120661A JP S6120661 A JPS6120661 A JP S6120661A JP 14269684 A JP14269684 A JP 14269684A JP 14269684 A JP14269684 A JP 14269684A JP S6120661 A JPS6120661 A JP S6120661A
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- F27D—DETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
- F27D17/00—Arrangements for using waste heat; Arrangements for using, or disposing of, waste gases
- F27D17/001—Extraction of waste gases, collection of fumes and hoods used therefor
- F27D17/003—Extraction of waste gases, collection of fumes and hoods used therefor of waste gases emanating from an electric arc furnace
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D45/00—Equipment for casting, not otherwise provided for
- B22D45/005—Evacuation of fumes, dust or waste gases during manipulations in the foundry
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、精錬用取鍋の集塵装置に関するものであっ
て、一層詳細には、取鍋中に発生する粉塵含有ガスをフ
ードに捕集しダクトを介して吸引するに際し、前記ダク
ト中に経時的に堆積する粉塵量を低減させて、集塵能力
および頻繁なダクトの清掃に伴う取鍋操業効率の低下を
有効に回避するよう構成した取鍋の集塵装置に関するも
のである。
て、一層詳細には、取鍋中に発生する粉塵含有ガスをフ
ードに捕集しダクトを介して吸引するに際し、前記ダク
ト中に経時的に堆積する粉塵量を低減させて、集塵能力
および頻繁なダクトの清掃に伴う取鍋操業効率の低下を
有効に回避するよう構成した取鍋の集塵装置に関するも
のである。
アーク炉や転炉等の溶解炉で精錬された溶鋼中には、一
般に水素、酸素、硫黄その他機化物等の非金属介在物か
らなる不純物が残留している。そこで溶鋼中から前記不
純物を除去し、鋼質の改善された鋼を製造するために、
一般に精錬設備が後工程に配設され、溶鋼の再精錬に好
適に供されている。この精錬法としては、吸上式真空精
錬法およびＶＡＤ法やＬＦ法等の取鍋内精錬法が各種実
施されている。殊に後者の方法では、溶解炉で精錬され
た溶鋼を取鍋に移注し、この取鍋中で溶鋼を撹拌しつつ
加熱して還元性雰囲気のもとに精錬することを特徴とし
ている。すなわち取鍋内精錬法は３相電源による電弧加
熱または抵抗加熱の設備を有していて、取鍋中に加えた
スラグの溶解および溶鋼の加熱昇温を同時に行い得るよ
うになっているが、反面この精錬に伴い取鍋内に粉塵含
有ガスが発生するので、これを捕集するための集塵手段
の設置が必要とされる。
般に水素、酸素、硫黄その他機化物等の非金属介在物か
らなる不純物が残留している。そこで溶鋼中から前記不
純物を除去し、鋼質の改善された鋼を製造するために、
一般に精錬設備が後工程に配設され、溶鋼の再精錬に好
適に供されている。この精錬法としては、吸上式真空精
錬法およびＶＡＤ法やＬＦ法等の取鍋内精錬法が各種実
施されている。殊に後者の方法では、溶解炉で精錬され
た溶鋼を取鍋に移注し、この取鍋中で溶鋼を撹拌しつつ
加熱して還元性雰囲気のもとに精錬することを特徴とし
ている。すなわち取鍋内精錬法は３相電源による電弧加
熱または抵抗加熱の設備を有していて、取鍋中に加えた
スラグの溶解および溶鋼の加熱昇温を同時に行い得るよ
うになっているが、反面この精錬に伴い取鍋内に粉塵含
有ガスが発生するので、これを捕集するための集塵手段
の設置が必要とされる。
取鍋内精錬法としてＬＦ法を例に挙げれば、第４図に示
すように、耐火性材料１ｏを内張すした取鍋１２中に溶
解炉（図示せず）で精錬された溶鋼１４および還元性ス
ラグ１６を注入した後、この取鍋１２に耐火性炉蓋１８
を被着し、前ｉｉｌ！溶鋼１４をアーク加熱すると共に
取鍋底部がらアルゴン等の不活性ガスを吹込んで撹拌し
て精錬する仕組になっている。すなわち炉蓋１８の頂部
に所定直径の通孔２０が３つ穿設され、夫々の通孔２゜
中に３相交流電源に接続する黒鉛電極２２が垂直に挿通
され、該電極の下部先端を取鍋１２内に滞留する溶鋼１
４および還元性スラグ１６のレベルより若干」１方に位
置させている。また炉蓋１８には、石灰やアルミナ等か
らなる造滓材や、成分調整用の合金鉄等の添加剤を投入
するためのシュート２４が設けられ１図示しない添加剤
貯留槽から前記添加剤が投入される際のみ、シュート２
４が開放するようになっている。なお不活性ガス吹込み
用のポーラスプラグが取鍋底部に配設されるが、図示を
省略しである。
すように、耐火性材料１ｏを内張すした取鍋１２中に溶
解炉（図示せず）で精錬された溶鋼１４および還元性ス
ラグ１６を注入した後、この取鍋１２に耐火性炉蓋１８
を被着し、前ｉｉｌ！溶鋼１４をアーク加熱すると共に
取鍋底部がらアルゴン等の不活性ガスを吹込んで撹拌し
て精錬する仕組になっている。すなわち炉蓋１８の頂部
に所定直径の通孔２０が３つ穿設され、夫々の通孔２゜
中に３相交流電源に接続する黒鉛電極２２が垂直に挿通
され、該電極の下部先端を取鍋１２内に滞留する溶鋼１
４および還元性スラグ１６のレベルより若干」１方に位
置させている。また炉蓋１８には、石灰やアルミナ等か
らなる造滓材や、成分調整用の合金鉄等の添加剤を投入
するためのシュート２４が設けられ１図示しない添加剤
貯留槽から前記添加剤が投入される際のみ、シュート２
４が開放するようになっている。なお不活性ガス吹込み
用のポーラスプラグが取鍋底部に配設されるが、図示を
省略しである。
ところで■１記取鍋内精錬法において電極によるアーク
加熱を行うと、溶鋼１４の表面に浮遊する還元性スラブ
１６から、その成分である例えばＭｇＯ，ＣａＯ，Ｓ
ｉｏ、その他ＦｅＯ等の微粉末を主体とする粉塵が飛散
して取鍋１２内に滞留する。従ってこの粉塵を捕集する
必要があるが、取鍋１２中は、溶鋼の２次酸化を防止す
るため酸素供給を遮断した還元性雰囲気に保持される必
要があるので、取＠１２から前記粉塵を直接捕集するこ
とはできない。そこで第４図に示すように、炉蓋１８の
頂部に前記電極２２を囲繞被覆するフード２６およびこ
れに連通ずる吸引ダクト２８を設け、電極２２と通孔２
０との間に形成される環状間隙を介して前記粉塵を吸引
する構成とした集塵装置が実用化されている。なお前記
粉塵は取鍋内の還元性ガスに浮遊飛散状態で含有されて
いるので、本明細書では集塵手段により捕集される対象
を「粉塵含有ガス」と称する。
加熱を行うと、溶鋼１４の表面に浮遊する還元性スラブ
１６から、その成分である例えばＭｇＯ，ＣａＯ，Ｓ
ｉｏ、その他ＦｅＯ等の微粉末を主体とする粉塵が飛散
して取鍋１２内に滞留する。従ってこの粉塵を捕集する
必要があるが、取鍋１２中は、溶鋼の２次酸化を防止す
るため酸素供給を遮断した還元性雰囲気に保持される必
要があるので、取＠１２から前記粉塵を直接捕集するこ
とはできない。そこで第４図に示すように、炉蓋１８の
頂部に前記電極２２を囲繞被覆するフード２６およびこ
れに連通ずる吸引ダクト２８を設け、電極２２と通孔２
０との間に形成される環状間隙を介して前記粉塵を吸引
する構成とした集塵装置が実用化されている。なお前記
粉塵は取鍋内の還元性ガスに浮遊飛散状態で含有されて
いるので、本明細書では集塵手段により捕集される対象
を「粉塵含有ガス」と称する。
しかし従来の集塵装置では、前記フード２６の頂部に３
本の電極２２が挿通配置される構造上の制約があるため
、第４図に示すように、吸引ダクト２８は該フードの側
方から水平に導出さ九る構造になっており、しかもフー
ドの内高は比較的小さいので該フード内には狭溢な空間
しか画成されない。また取鍋１２内で高温に加熱された
還元性ガスに伴われた粉塵は、炉蓋１８に設けた前記環
状間隙を介して急速に上昇するが、フード２６の天板に
衝突して減速される。そしてこの減速された粉塵含有ガ
スは、フード２６の側方に接続した前記ダクト２８によ
り吸引されて水平に方向転換される結果として粉塵とガ
スとが分離され、フード２６と吸引ダクト２８との接続
部周辺に図示の如く粉塵３０が堆積する。この粉塵３０
は、ダクト２８の開１１面積を挟挿して集塵効率を著し
く低下させる。またダクト２８の清掃のために取鍋の精
錬を中断する必要があり、操業効率も低下する等の不都
合を招来している。例えば従来は、取鍋への溶鋼の投入
が２〜３回（通算約５時間程度）で、ダクトへの粉塵の
堆積により集塵能力は略半分に低下しているのが実情で
ある。
本の電極２２が挿通配置される構造上の制約があるため
、第４図に示すように、吸引ダクト２８は該フードの側
方から水平に導出さ九る構造になっており、しかもフー
ドの内高は比較的小さいので該フード内には狭溢な空間
しか画成されない。また取鍋１２内で高温に加熱された
還元性ガスに伴われた粉塵は、炉蓋１８に設けた前記環
状間隙を介して急速に上昇するが、フード２６の天板に
衝突して減速される。そしてこの減速された粉塵含有ガ
スは、フード２６の側方に接続した前記ダクト２８によ
り吸引されて水平に方向転換される結果として粉塵とガ
スとが分離され、フード２６と吸引ダクト２８との接続
部周辺に図示の如く粉塵３０が堆積する。この粉塵３０
は、ダクト２８の開１１面積を挟挿して集塵効率を著し
く低下させる。またダクト２８の清掃のために取鍋の精
錬を中断する必要があり、操業効率も低下する等の不都
合を招来している。例えば従来は、取鍋への溶鋼の投入
が２〜３回（通算約５時間程度）で、ダクトへの粉塵の
堆積により集塵能力は略半分に低下しているのが実情で
ある。
本発明は、従来技術に係る精錬用取鍋の集塵装置に内在
している前記欠点に鑑み提案されたものであって、取鍋
中に発生する粉塵含有ガスが短時間でダクトに堆積して
集塵効率を著しく低下させるのを防止し、併せて取鍋に
おける精錬操業効率を向上させることを目的とする。
している前記欠点に鑑み提案されたものであって、取鍋
中に発生する粉塵含有ガスが短時間でダクトに堆積して
集塵効率を著しく低下させるのを防止し、併せて取鍋に
おける精錬操業効率を向上させることを目的とする。
前記目的を達成するため本発明は、取鍋に被着した炉蓋
に複数の電極を挿入し、この炉蓋の頂部に前記電極の挿
通部位を被覆しかつ吸引ダクトに接続されるフードを配
設して、取鍋内に発生する粉塵含有ガスを捕集する構成
とした精錬用取鍋の集塵装置において、前記フードにそ
の内高が充分大きくなるよう嵩上げを施し、更にこのフ
ードの頂部から前記吸引ダクトを垂直上方に導出したこ
とを特徴とする。
に複数の電極を挿入し、この炉蓋の頂部に前記電極の挿
通部位を被覆しかつ吸引ダクトに接続されるフードを配
設して、取鍋内に発生する粉塵含有ガスを捕集する構成
とした精錬用取鍋の集塵装置において、前記フードにそ
の内高が充分大きくなるよう嵩上げを施し、更にこのフ
ードの頂部から前記吸引ダクトを垂直上方に導出したこ
とを特徴とする。
また本願の別の発明は、取鍋に被着した炉蓋に複数の電
極を挿入し、この炉蓋の頂部に前記電極の挿通部位を被
覆しかつ吸引ダクトに接続されるフードを配設して、取
鍋内に発生する粉塵含有ガースを捕集する構成とした精
錬用取鍋の集塵装置において、前記フードにその内部高
さが充分大きくなるよう嵩上げを施し、更にこのフード
の頂部から前記吸引ダクトを垂直上方に導出すると共に
当該ダクトをその延在途次において略直角に屈曲させ、
その屈曲部位に粉塵回収用のホッパを配設したことを特
徴とする。
極を挿入し、この炉蓋の頂部に前記電極の挿通部位を被
覆しかつ吸引ダクトに接続されるフードを配設して、取
鍋内に発生する粉塵含有ガースを捕集する構成とした精
錬用取鍋の集塵装置において、前記フードにその内部高
さが充分大きくなるよう嵩上げを施し、更にこのフード
の頂部から前記吸引ダクトを垂直上方に導出すると共に
当該ダクトをその延在途次において略直角に屈曲させ、
その屈曲部位に粉塵回収用のホッパを配設したことを特
徴とする。
次に本発明に係る精錬用取鍋の集′塵装置につき、好適
な実施例を挙げて添付図面を参照しながら以下詳細に説
明する。なお第４図に関連して既に説明した部材と同一
の部材については、説明を簡略化するため同じ参照符号
で指示するものとする。
な実施例を挙げて添付図面を参照しながら以下詳細に説
明する。なお第４図に関連して既に説明した部材と同一
の部材については、説明を簡略化するため同じ参照符号
で指示するものとする。
第１図は本発明に係る集塵装置の好適な実施例を概略的
に示すものであって、フード２６は従来のフードに比べ
て垂直方向上方に充分大きく延在させて、その内部高さ
が大きく設定されている。そして前記嵩上げを施したフ
ード２６の頂部偏心位置に、前記吸引ダクト２８が接続
されて垂直上方に延在している。
に示すものであって、フード２６は従来のフードに比べ
て垂直方向上方に充分大きく延在させて、その内部高さ
が大きく設定されている。そして前記嵩上げを施したフ
ード２６の頂部偏心位置に、前記吸引ダクト２８が接続
されて垂直上方に延在している。
すなわち炉蓋１８の頂部には前述した如く３本の電極２
２が挿通されており、従って炉蓋中央に吸引ダク１−２
８を連通接続することは困難である。
２が挿通されており、従って炉蓋中央に吸引ダク１−２
８を連通接続することは困難である。
このため第１図および第３図から判明する如く、フード
２６の一方の側部を水平方向に向けて斜めに張り出させ
、炉蓋１８から偏心した張り出し部分に吸引ダクト２８
を連通接続して、垂直上方に導出するようにしである。
２６の一方の側部を水平方向に向けて斜めに張り出させ
、炉蓋１８から偏心した張り出し部分に吸引ダクト２８
を連通接続して、垂直上方に導出するようにしである。
なおこの張り出し部分は、炉蓋１８に設けた前記シュー
ト２４や、取鍋内の溶鋼をサンプル抽出するための操業
口等と干渉しない位置に配設される。
ト２４や、取鍋内の溶鋼をサンプル抽出するための操業
口等と干渉しない位置に配設される。
次に第２図および第３図は、本発明に係る集塵装置の全
体的な概略構成を示すものであって、第１図に基本的に
示す集塵装置に接続する吸引ダクト２８を、その延在途
次において略直角に屈曲させるようになっている。そし
てこの屈曲部において粉塵含有ガスの流速を減少させる
と共に粉塵とガスとを分離し、当該屈曲部位に接続した
ホッパに粉塵を回収することにより、集塵効率を更に向
上させることを企図したものである。例えばフード２６
の頂部偏心位置から垂直に導出された前記吸引ダクト２
８は、緩やかに湾曲してその導出方向を水平に転換され
、そのまま所定距離延在した後、略直角に屈曲されて更
に水平に延在するよう構成されている。すなわち水平に
方向を転換された吸引ダクト２８は、垂直に配設したホ
ッパ３２の上部に連通接続され、第３図に示すようにそ
の接続部から略直角に偏向した位置において当該ホッパ
３２から吸引ダクト２８が水平に導出されて図示しない
集塵機に接続されるようになっている。
体的な概略構成を示すものであって、第１図に基本的に
示す集塵装置に接続する吸引ダクト２８を、その延在途
次において略直角に屈曲させるようになっている。そし
てこの屈曲部において粉塵含有ガスの流速を減少させる
と共に粉塵とガスとを分離し、当該屈曲部位に接続した
ホッパに粉塵を回収することにより、集塵効率を更に向
上させることを企図したものである。例えばフード２６
の頂部偏心位置から垂直に導出された前記吸引ダクト２
８は、緩やかに湾曲してその導出方向を水平に転換され
、そのまま所定距離延在した後、略直角に屈曲されて更
に水平に延在するよう構成されている。すなわち水平に
方向を転換された吸引ダクト２８は、垂直に配設したホ
ッパ３２の上部に連通接続され、第３図に示すようにそ
の接続部から略直角に偏向した位置において当該ホッパ
３２から吸引ダクト２８が水平に導出されて図示しない
集塵機に接続されるようになっている。
このホッパ３２は、例えば本体部が円筒形に構成され、
下方において截頭円錐形状に収束されて下端部に開口が
開設されている。この開口部には蓋体３４が開閉ｒ１在
に取付けられ、例えば空気圧シリンダ３４に接続されて
、適宜蓋体３４の開閉駆動がなされるようになっている
。なお前記ホッパ３２は、勺イクロンの形態をとるよう
にしてもよい。またホッパ３２の下方には、粉塵回収用
のパケット３８が走行自在に配設されて、前記蓋体３４
の開放により落下する粉塵を回収するようになっている
。
下方において截頭円錐形状に収束されて下端部に開口が
開設されている。この開口部には蓋体３４が開閉ｒ１在
に取付けられ、例えば空気圧シリンダ３４に接続されて
、適宜蓋体３４の開閉駆動がなされるようになっている
。なお前記ホッパ３２は、勺イクロンの形態をとるよう
にしてもよい。またホッパ３２の下方には、粉塵回収用
のパケット３８が走行自在に配設されて、前記蓋体３４
の開放により落下する粉塵を回収するようになっている
。
このように構成した本発明に係る精錬用取鍋の集塵装置
の作用および効果につき説明する。取鍋１２中に溶解炉
で精錬された溶鋼１４を所定のレベルまで移注し、更に
例えば塩基性の還元スラグ１６を投入した後、この取鍋
に炉蓋１８を被着し、通孔２０を介して取鍋中に電極２
２を挿入しアークにより溶鋼１４の再加熱および還元ス
ラグ１６の溶解を行うと共に取鍋底部がら不活性ガスを
吹込んで溶鋼１４を攪拌する。
の作用および効果につき説明する。取鍋１２中に溶解炉
で精錬された溶鋼１４を所定のレベルまで移注し、更に
例えば塩基性の還元スラグ１６を投入した後、この取鍋
に炉蓋１８を被着し、通孔２０を介して取鍋中に電極２
２を挿入しアークにより溶鋼１４の再加熱および還元ス
ラグ１６の溶解を行うと共に取鍋底部がら不活性ガスを
吹込んで溶鋼１４を攪拌する。
このとき還元性雰囲気におかれた取鍋１２中には、還元
反応の進行に伴い粉塵が発生する。この粉塵は高温の還
元性ガス、に伴流されて、炉蓋１８の通孔２０と電極２
．２との間に形成される僅かな・環状間隙から上昇し、
前記フード２６に捕集される。この場合、フード２６は
その内高が充分得られるよう嵩上げされており、しかも
フード頂部から垂直に吸引ダクト２８が導出されている
ので、前記粉塵含有ガスはその上昇傾向にある自然な流
れを妨げられることなく、前記ダクト２８に吸引される
。従って吸引ダクト２８のフード接続部近傍における粉
塵の堆積は飛躍的に減少し、従来のように短時間で多量
に粉塵が堆積してダク１−２８を閉塞させることはない
。
反応の進行に伴い粉塵が発生する。この粉塵は高温の還
元性ガス、に伴流されて、炉蓋１８の通孔２０と電極２
．２との間に形成される僅かな・環状間隙から上昇し、
前記フード２６に捕集される。この場合、フード２６は
その内高が充分得られるよう嵩上げされており、しかも
フード頂部から垂直に吸引ダクト２８が導出されている
ので、前記粉塵含有ガスはその上昇傾向にある自然な流
れを妨げられることなく、前記ダクト２８に吸引される
。従って吸引ダクト２８のフード接続部近傍における粉
塵の堆積は飛躍的に減少し、従来のように短時間で多量
に粉塵が堆積してダク１−２８を閉塞させることはない
。
またダク１−２８に吸引捕集された粉塵含有ガスは、該
ダクト中を所要の流速で通過するが、前述した如くダク
ト２８は水平に延在する途次において略直角に屈曲する
構成になっているため、粉塵含有ガスはこの屈曲部位に
おいて急激に減速され、粉塵とガスとの分離が良好に行
われる。そしてこの分離された比重の大きい粉塵（例え
ばＦｅ、ＣａＯ。
ダクト中を所要の流速で通過するが、前述した如くダク
ト２８は水平に延在する途次において略直角に屈曲する
構成になっているため、粉塵含有ガスはこの屈曲部位に
おいて急激に減速され、粉塵とガスとの分離が良好に行
われる。そしてこの分離された比重の大きい粉塵（例え
ばＦｅ、ＣａＯ。
ＭｇＯ等は、前記屈曲部位に接続配置されたホッパ３２
中に落下回収される。また粉塵を分離されたガスは、ダ
クト２８を介して系外に排出−される。
中に落下回収される。また粉塵を分離されたガスは、ダ
クト２８を介して系外に排出−される。
以上説明した如く本発明に係る精錬用取鍋の集塵装置で
は、取鍋中に発生する粉塵含有ガスをフードおよびこれ
に接続したダク１−を介して吸引捕集するに際し、前記
フードの嵩上げを行ってフード内に充分大きい空間を画
成し、更に吸引ダクトを該フードの頂部から垂直上方に
導出する構成としたので、８）塵含有ガスはフード内で
その流速を大きく減殺されることなく前記ダクト中を上
昇し、従って粉塵の堆積による集塵能力の低下を長期に
亘って抑制することができる。また吸引ダクトはその延
在途次において略直角に屈曲する構成になっているから
、粉塵含有ガスはここで減速されると共に粉塵とガスと
の分離がなされ、粉塵は当該屈曲部位に設けたホッパに
回収される。このように本発明によれば、前記ダクト中
に経時的に堆積する粉塵量は全体的に低減され、また＠
繁なダクトの清掃を必要としなくなるために取鍋操業効
率を向上させることができる等、多くの有益な効果を奏
するものである。
は、取鍋中に発生する粉塵含有ガスをフードおよびこれ
に接続したダク１−を介して吸引捕集するに際し、前記
フードの嵩上げを行ってフード内に充分大きい空間を画
成し、更に吸引ダクトを該フードの頂部から垂直上方に
導出する構成としたので、８）塵含有ガスはフード内で
その流速を大きく減殺されることなく前記ダクト中を上
昇し、従って粉塵の堆積による集塵能力の低下を長期に
亘って抑制することができる。また吸引ダクトはその延
在途次において略直角に屈曲する構成になっているから
、粉塵含有ガスはここで減速されると共に粉塵とガスと
の分離がなされ、粉塵は当該屈曲部位に設けたホッパに
回収される。このように本発明によれば、前記ダクト中
に経時的に堆積する粉塵量は全体的に低減され、また＠
繁なダクトの清掃を必要としなくなるために取鍋操業効
率を向上させることができる等、多くの有益な効果を奏
するものである。
第１図は本発明に係る精錬用取鍋の集塵装置の一実施例
を示す概略構造図、第２図は本願の別の発明に係る集塵
装置の実施例を示す概略構造図、第３図は第２図の概略
平面図、第４図は従来技術に係る精錬用取鍋の集塵装置
の概略図である。 １２・・・・取鍋 １８・・・・炉蓋２２・・・
・電極 ２６・・・・フード２８・・・・吸引ダ
クト ３２・・・・ホッパＦＩＧ、１ ＦＩＧ、４ ＦＩＧ、３
を示す概略構造図、第２図は本願の別の発明に係る集塵
装置の実施例を示す概略構造図、第３図は第２図の概略
平面図、第４図は従来技術に係る精錬用取鍋の集塵装置
の概略図である。 １２・・・・取鍋 １８・・・・炉蓋２２・・・
・電極 ２６・・・・フード２８・・・・吸引ダ
クト ３２・・・・ホッパＦＩＧ、１ ＦＩＧ、４ ＦＩＧ、３
Claims (2)
- （１）取鍋に被着した炉蓋に複数の電極を挿入し、この
炉蓋の頂部に前記電極の挿通部位を被覆しかつ吸引ダク
トに接続されるフードを配設して、取鍋内に発生する粉
塵含有ガスを捕集する構成とした精錬用取鍋の集塵装置
において、前記フードにその内高が充分大きくなるよう
嵩上げを施し、更にこのフードの頂部から前記吸引ダク
トを垂直上方に導出したことを特徴とする集塵装置。 - （２）取鍋に被着した炉蓋に複数の電極を挿入し、この
炉蓋の頂部に前記電極の挿通部位を被覆しかつ吸引ダク
トに接続されるフードを配設して、取鍋内に発生する粉
塵含有ガスを捕集する構成とした精錬用取鍋の集塵装置
において、前記フードにその内高が充分大きくなるよう
嵩上げを施し、更にこのフードの頂部から前記吸引ダク
トを垂直上方に導出すると共に当該ダクトをその延在途
次において略直角に屈曲させ、その屈曲部位に粉塵回収
用のホッパを配設したことを特徴とする集塵装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14269684A JPS6120661A (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | 精錬用取鍋の集塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14269684A JPS6120661A (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | 精錬用取鍋の集塵装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6120661A true JPS6120661A (ja) | 1986-01-29 |
| JPH0551391B2 JPH0551391B2 (ja) | 1993-08-02 |
Family
ID=15321413
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14269684A Granted JPS6120661A (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | 精錬用取鍋の集塵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6120661A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0474300U (ja) * | 1990-11-06 | 1992-06-29 | ||
| US5787108A (en) * | 1996-04-30 | 1998-07-28 | Danieli & C. Officine Meccaniche Spa | Exhaust device for electric arc furnaces and relative method |
| JP2001004279A (ja) * | 1999-06-08 | 2001-01-12 | Technological Resources Pty Ltd | 直接精練容器 |
| WO2005085735A1 (en) * | 2004-03-03 | 2005-09-15 | Srecko Prislan | Device for intake, processing and offtake of gases in an arc furnance |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS512163U (ja) * | 1974-06-21 | 1976-01-09 | ||
| JPS5351850U (ja) * | 1976-10-04 | 1978-05-02 |
-
1984
- 1984-07-09 JP JP14269684A patent/JPS6120661A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS512163U (ja) * | 1974-06-21 | 1976-01-09 | ||
| JPS5351850U (ja) * | 1976-10-04 | 1978-05-02 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| EP1059501A3 (en) * | 1999-06-08 | 2002-08-14 | Technological Resources Pty. Ltd. | Direct smelting vessel |
| CZ302057B6 (cs) * | 1999-06-08 | 2010-09-22 | Technological Resources Pty Ltd | Nádoba pro prímou tavbu |
| JP4638576B2 (ja) * | 1999-06-08 | 2011-02-23 | テクノロジカル リソーシズ プロプライエタリー リミテッド | 直接精練容器 |
| WO2005085735A1 (en) * | 2004-03-03 | 2005-09-15 | Srecko Prislan | Device for intake, processing and offtake of gases in an arc furnance |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0551391B2 (ja) | 1993-08-02 |
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