JPH0919194A - 車両用同期発電装置及びその励磁制御方法 - Google Patents

車両用同期発電装置及びその励磁制御方法

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JPH0919194A
JPH0919194A JP7317994A JP31799495A JPH0919194A JP H0919194 A JPH0919194 A JP H0919194A JP 7317994 A JP7317994 A JP 7317994A JP 31799495 A JP31799495 A JP 31799495A JP H0919194 A JPH0919194 A JP H0919194A
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    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P9/00Arrangements for controlling electric generators for the purpose of obtaining a desired output
    • H02P9/14Arrangements for controlling electric generators for the purpose of obtaining a desired output by variation of field
    • H02P9/34Arrangements for controlling electric generators for the purpose of obtaining a desired output by variation of field using magnetic devices with controllable degree of saturation in combination with controlled discharge tube or controlled semiconductor device
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/14Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries for charging batteries from dynamo-electric generators driven at varying speed, e.g. on vehicle
    • H02J7/16Regulation of the charging current or voltage by variation of field
    • H02J7/24Regulation of the charging current or voltage by variation of field using discharge tubes or semiconductor devices

Abstract

(57)【要約】 【課題】ロータの温度上昇や界磁束低下を抑止可能な車
両用同期発電装置及びその励磁制御方法を提供する。 【解決手段及び効果】三相同期発電機100の発電時に
半導体スイッチング素子11a〜11fを制御してバッ
テリ9から半導体スイッチング素子11a〜11fを通
じて三相同期発電機100の固定子巻線5a〜5cへ進
相電流を給電する。このようにすれば、この進相電流に
より、界磁束が増磁され、その分、発電電圧が増大する
ので、発電出力を増加することができる。また、この増
加分だけ、界磁電流を低減すれば界磁コイルの温度上昇
を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同期発電機を用い
た車両用発電装置に関し、詳しくは、同期発電機の固定
子巻線に進相電流を給電する車両用発電装置及びその励
磁制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用発電装置としては、通常、ロータ
に界磁コイルを有する三相同期発電機(いわゆるオルタ
ネータ)を用い、その発電電圧を内蔵の三相全波整流器
で整流してバッテリを充電している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、自動車のエンジ
ンルームの省スペース化、高密度化のため、交流発電機
の周辺温度がますます高くなる傾向にあり、界磁巻線式
ロータを有する車両交流発電機は、使用頻度の高い低回
転数域すなわちロータに固定された冷却ファンの能力が
小さい領域で、界磁電流による発熱により界磁巻線の温
度上昇を抑えることができず、界磁電流の低下、出力の
低下、絶縁樹脂の耐久性の低下を招く可能性が生じた。
【0004】上記した問題は、特に一般的なランデル形
回転子では、コイルを囲包する如くポールコアがコイル
の熱の放散を妨げる構成であるために、コイルに熱がこ
もり、昇温が著しいという問題があり、この形式の車両
用交流発電機の小型軽量大出力化を図る場合、一層重大
となった。本発明は上記問題点に鑑みなされたものであ
り、界磁コイル型のロータの温度上昇が抑止可能で低回
転数域での出力も向上できる車両用同期発電装置及びそ
の励磁制御方法を提供することを、その目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成は、
界磁束発生用の界磁巻線が巻装される回転子及び発電出
力発生用の固定子巻線が巻装される固定子を備える同期
発電機と、該同期発電機の発電状態を制御する制御手段
と、前記発電機の回転数に関連する物理量を検出する回
転数検出手段とを備える車両用同期発電装置において、
前記制御手段が、前記発電機の所定の低回転数域にて前
記固定子巻線へ進相電流を通電しかつ前記界磁巻線に界
磁電流を通電することにより前記固定子巻線及び前記界
磁巻線の両方により界磁束を形成し、かつ、前記発電機
の所定の高回転数域にて前記進相電流を遮断乃至低減し
て前記界磁巻線により主として前記界磁束を形成する進
相電流給電手段を備えることを特徴としている。
【0006】本発明の第2の構成は、上記第1の構成に
おいて更に、前記進相電流給電手段が、前記高回転数域
にて前記進相電流を遮断するものであることを特徴とし
ている。本発明の第3の構成は、上記第1又は第2の構
成において更に、前記進相電流給電手段が、前記低回転
数域の前記界磁電流を前記高い回転数域の前記界磁電流
より低減するものであることを特徴としている。
【0007】本発明の第4の構成は、上記第1乃至第3
のいずれかの構成において更に、前記同期発電機の回転
子がランデル型爪状鉄心を有するものであることを特徴
としている。本発明の第5の構成は、上記第1乃至第4
のいずれかの構成において更に、前記進相電流給電手段
は、半導体スイッチング素子で構成されるとともに複数
相の前記固定子巻線の各出力端に接続される正逆両方向
通電開閉回路と、該正逆両方向通電開閉回路を制御する
制御回路とを有し、該制御回路が、前記半導体スイッチ
ング素子の整流動作時の導通期間を調整して前記固定子
巻線へ流入する方向へ前記進相電流を発生させるもので
あることを特徴としている。
【0008】本発明の第6の構成は、上記第5の構成に
おいて更に、前記半導体スイッチング素子が、双方向導
通素子からなることを特徴としている。本発明の第7の
構成は、上記第5の構成において更に、前記半導体スイ
ッチング素子が、MOSFETからなることを特徴とし
ている。本発明の第8の構成は、上記第7の構成におい
て更に、前記MOSFETが、SiCを素材とするもの
であることを特徴としている。
【0009】本発明の第9の構成は、上記第5乃至第8
のいずれかの構成において更に、前記同期発電機の回転
子の回転位相角を検出する位相角検出手段を有し、前記
進相電流給電手段が前記回転位相角に基づいて前記半導
体スイッチング素子の整流動作時のターンオフ時点を制
御するものであることを特徴としている。本発明の第1
0の構成は、上記第1乃至第9のいずれかの構成におい
て更に、前記所定の低回転数域と所定の高回転数域との
境界回転数が、前記同期発電機の発電電圧が所定のバッ
テリ電圧値を超える前記同期発電機の立ち上がり回転数
の2〜4倍の値に設定されていることを特徴としてい
る。
【0010】本発明の第11の構成は、上記第1乃至第
10のいずれかの構成において更に、前記回転子の界磁
巻線の温度に関連する物理量を検出する温度検出手段を
備え、前記進相電流給電手段が、検出された前記物理量
に基づいて前記温度が低い場合より高い場合に前記進相
電流を増大するとともに前記界磁電流を低減するもので
あることを特徴としている。
【0011】本発明の第12の構成は、上記第11の構
成において更に、前記温度検出手段により検出された温
度が所定値以上かどうかを判定する温度判定手段を有
し、前記進相電流給電手段が、前記温度が所定値を超え
る場合に前記進相電流の給電を行うとともに前記界磁電
流を低減し、前記温度が所定値以下の場合に前記進相電
流の給電を低減乃至停止するものであることを特徴とし
ている。
【0012】本発明の第13の構成は、上記第1乃至第
12の構成において更に、前記同期発電機は、三相以上
の前記固定子巻線を有することを特徴としている。本発
明の第14の構成は、上記第5の構成において更に、前
記電機子電流に関連する物理量を検出する電流検出手段
を備え、前記制御回路が、前記電機子電流に関連する物
理量に基づいて前記固定子巻線へ通電する進相電流の通
電開始時点及び通電終了時点を決定するものであること
を特徴としている。
【0013】本発明の第15の構成は、上記第14の構
成において更に、前記制御回路が、前記電流検出手段の
出力値が所定値に達した時点から所定時間遅延後、前記
ハイサイドスイッチ又はローサイドスイッチを導通又は
遮断するものであることを特徴としている。本発明の第
16の構成は、同期発電機の界磁巻線に流れる界磁電流
を制御して、固定子巻線より発生する発電出力を制御す
る車両用同期発電装置の励磁制御方法において、前記同
期発電機の回転数に関連する物理量を検出し、前記発電
機の所定の低回転数域では前記固定子巻線へ進相電流を
給電して前記固定子巻線から界磁束を発生させ、該固定
子巻線の界磁束と前記界磁巻線に発生する界磁束とによ
り発電を行い、且つ、前記発電機の所定の高回転数域で
は前記固定子巻線への前記進相電流の通電を停止乃至低
減して主として前記界磁巻線の界磁束により発電を行な
うことを特徴としている。
【0014】本発明の第17の構成は、上記第16の構
成において更に、前記低回転数域の前記界磁電流を前記
高い回転数域の前記界磁電流より低減することを特徴と
している。本発明の第18の構成は、界磁束発生用の界
磁巻線が巻装される回転子及び発電出力発生用の固定子
巻線が巻装される固定子を備える同期発電機と、各相の
前記固定子巻線の出力端と高位直流電源端とを個別に接
続する複数のハイサイドスイッチ及び各相の前記固定子
巻線の出力端と低位直流電源端とを個別に接続する複数
のローサイドスイッチを有する正逆両方向通電開閉回路
と、前記ハイサイドスイッチ及びローサイドスイッチを
断続制御して前記固定子巻線に通電される電機子電流を
制御する制御回路と、前記電機子電流に関連する物理量
を検出する電流検出手段とを備え、前記制御回路が、前
記電機子電流に関連する物理量に基づいて前記固定子巻
線へ通電する進相電流の通電開始時点及び通電終了時点
を決定することを特徴とするものであることを特徴とす
る車両用同期発電装置である。
【0015】本発明の第19の構成は、上記第18の構
成において更に、前記制御回路が、前記電流検出手段の
出力値が所定値に達した時点から所定時間遅延後、前記
ハイサイドスイッチ又はローサイドスイッチを導通又は
遮断するものであることを特徴としている。本発明の第
20の構成は、上記第19の構成において更に、前記制
御回路が、前記ハイサイドスイッチを流れる前記電機子
電流が前記高位直流電源端へ流出する向きから前記固定
子巻線へ流入する向きへ変化した時点から所定時間遅延
して前記ハイサイドスイッチを遮断するものであること
を特徴としている。
【0016】本発明の第21の構成は、上記第19の構
成において更に、前記制御回路が、前記ローサイドスイ
ッチを流れる前記電機子電流が前記固定子巻線へ流入す
る向きから前記低位直流電源端へ流出する向きへ変化し
た時点から所定時間遅延して前記ローサイドスイッチを
遮断するものであることを特徴としている。本発明の第
22の構成は、上記第19の構成において更に、前記制
御回路が、前記制御回路が、前記ハイサイドスイッチを
流れる前記電機子電流が前記高位直流電源端へ流出する
向きから前記固定子巻線へ流入する向きへ変化した時点
又は前記時点から所定時間遅延する時点にて前記ローサ
イドスイッチを導通するものであることを特徴としてい
る。
【0017】本発明の第23の構成は、上記第19の構
成において更に、前記制御回路が、前記ローサイドスイ
ッチを流れる前記電機子電流が前記固定子巻線へ流入す
る向きから前記低位直流電源端へ流出する向きへ変化し
た時点又は前記時点から所定時間遅延する時点にて前記
ハイサイドスイッチを導通するものであることを特徴と
している。
【0018】本発明の第24の構成は、上記第18の構
成において更に、前記ハイサイドスイッチ及び前記ロー
サイドスイッチがMOSFETからなり、前記電流検出
手段が前記MOSFETとともに集積された低抵抗素子
からなることを特徴としている。
【0019】
【作用及び発明の効果】本発明の第1、第2、第3、第
16及び第17の構成において、低回転数域では固定子
巻線へ進相電流を給電し、かつ、界磁巻線に界磁電流を
給電して進相電流により増強された界磁束(すなわち回
転磁界)を発生する。一方、高回転数域では固定子巻線
への進相電流を停止乃至削減して主として界磁電流によ
る界磁束により発電を行なう。したがって、本発明によ
れば、低回転数域において上記進相電流により界磁束が
増加され、その結果として、同一の発電出力を得るのに
必要な界磁電流を低減でき、低回転数域における冷却が
相対的に難しい界磁巻線の温度上昇を抑制できる。ま
た、高回転数域においては固定子巻線の温度上昇を従来
並みに抑えることもできる。
【0020】本発明の第4の構成では、コイルを磁極鉄
心でおおうための昇温が大きいランデル型爪状鉄心を有
する回転子に対して上記界磁電流を減らし上記進相電流
成分を増す制御を行うことにより、上記界磁電流の温度
上昇の抑制効果が大きく、特にこの技術を適用した場合
の有用性が大きい。本発明の第5乃至第7の構成では、
半導体スイッチング素子の整流動作時の導通期間を調整
して固定子巻線へ流れ込む方向の進相電流を発生させる
ので、簡単に進相電流の給電が実現できる。
【0021】例えば、三相の固定子コイルを備え、半導
体スイッチング素子として双方向導通素子を用いた三相
全波整流器においては、発電電流は発電相電圧のピーク
位相角を中心として前後に所定の位相角度期間の幅を有
し、この位相角度期間は、通常、発電相電圧から双方向
導通素子の電圧降下を差し引いた差電圧がバッテリ電圧
を上回る期間とされていた。これに対し、本構成では、
上記差電圧がバッテリ電圧を下回るようになってもその
後の所定の位相角度期間だけは双方向導通素子の導通を
持続する。このようにすれば、発電相電圧のピーク位相
角に対して所定位相角度期間だけずれた位相角位置にて
バッテリから固定子コイルへ電流が流れる。この進相電
流は、回転する界磁電流ベクトル(界磁束ベクトル)と
同相成分を含むので、実質的に界磁束が増強されたと見
做すことができる。
【0022】また、半導体スイッチング素子がMOSF
ETの様な双方向導通素子からなるので、整流器を構成
するインバータ回路は発電、充電制御用のスイッチング
素子と進相電流給電用のスイッチング素子とを別個に備
える必要がなく、回路構成を簡単化できる。本発明の第
8の構成では、上記MOSFETを高耐熱のSiC材に
て形成するので、素子の冷却フィンを小型化できる。
【0023】本発明の第9の構成では、回転子の回転位
相角を検出して半導体スイッチング素子のターンオフ時
点を制御しているので、進相電流の正確な位相制御を行
うことができる。本発明の第10の構成では、低回転数
域と高回転数域との境界回転数を発電電圧が所定のバッ
テリ電圧を超える立ち上がり回転数(例えば、500r
pm〜1500rpm)の2〜4倍に設定しているの
で、出力増加と発熱増加とのバランスを適切に制御でき
る。
【0024】本発明の第11乃至第12のいずれかの構
成では、界磁巻線の温度を検出して温度が低い場合より
高い場合に進相電流を増大しかつ界磁電流を低減するの
で、出力電流の低下を抑止しつつ界磁巻線の温度を低減
できる。また、温度が所定値以下のときに進相電流を停
止するようにすることもできる。本発明の第14、第1
5、第18乃至第24のいずれかの構成では、進相電流
通電制御を簡単に実施することができる。
【0025】本発明の第20の構成では、上記第19の
構成において更に、ハイサイドスイッチを流れる電流が
流出する向きから流入する向きへ変化した時点から所定
時間遅延してからこのハイサイドスイッチを遮断する。
このようにすれば、以下に説明する作用効果が得られ
る。まず、固定子巻線へ流入する向きに進相電流である
相電流が上記所定時間(例えば第5図におけるT2 )だ
け流れ、この所定時間において、相電圧(ここで相電圧
とはその相の固定子巻線の出力端の電位をいう)はまだ
反転する前であるので、相電流が先に反転したことにな
り、その分、電流位相が電圧位相より進相され、これに
より上述したように界磁束増加効果が得られる。
【0026】また、この所定時間T2 が終了した時点t
1 ’において、上記進相電流が通電されない場合には、
相電圧は通常、低位直流電源端の電圧(図1では0V)
より大きい値であり、上記進相電流を通電しない場合に
は、時点t1 ’後、相電流(進相電流)が低位直流電源
端から固定子巻線へ流れ込むことはない。しかし、所定
時間T2 の間、ハイサイドスイッチから固定子巻線へ進
相電流を流入させると、時点t1 ’におけるハイサイド
スイッチの遮断時に各固定子巻線に発生する逆起電力が
この相の固定子巻線の出力端の電位すなわちこの相の相
電圧を低下させる向きに発生し、この逆起電力の分だけ
相電圧が低下して相電圧Vaが低位直流電源端の電位よ
り低下し、その結果として、進相電流が低位直流電源端
からオンしているローサイドスイッチ又はこのローサイ
ドスイッチと並列接続されたローサイドのダイオードを
通じてこの相の固定子巻線に流入することになる。
【0027】言い換えれば、進相電流非給電時には流れ
ない所定時間T2 の間の進相電流により固定子巻線に電
磁エネルギが蓄積され、この電磁エネルギが時点t1
以後に放出されると考えられる。この時点t1 ’以後の
進相電流も電流波形を進相状態側に歪めるので、進相電
流として界磁束を増強し、更に、この時点t1 ’以後の
進相電流は実際に高位直流電源端から回収される。
【0028】結局、図4の非進相制御モード時と、図5
の進相制御モード時とを比較すると、所定時間T2
間、進相電流を通電することにより、発電に有効な界磁
束を増強するとともに、1周期中の固定子巻線から高位
直流電源端に電流が流出する期間が増大し、発電能力が
増大することがわかる。本発明の第21の構成では、上
記第19の構成において更に、ローサイドスイッチを流
れる電流が固定子巻線へ流入する向きからそれから流出
する向きへ変化した時点から所定時間遅延してからこの
ローサイドスイッチを遮断する。
【0029】このようにすれば、上記第20の構成で説
明したと同じ作用及び効果により発電能力が増大する。
なお、上述した所定時間(進相電流給電時間)の最大値
は回転数に依存する最長時間(最大遅延時間)をもつこ
とは容易にわかる。また、この最大遅延時間は各相の電
機子電流の1周期(電気角2π)が回転数に応じて変化
するため、回転数の増減に反比例的に変化することもわ
かる。更に、回転数の増大とともに各相の発電電圧の立
ち上がりが早くなるので、回転数が増大すると、最大遅
延時間は更に一層短縮される。したがって、最大遅延時
間(最長進相電流給電期間)と回転数との関係を示すマ
ップを予め制御回路に記憶しておき、この制御回路に回
転数を導入してこの回転数に対して最大遅延時間を求め
るとともに、算出遅延時間がこの最大遅延時間を超える
場合には遅延時間をこの最大遅延時間に固定することが
できる。
【0030】
【発明の実施の形態】
(第1の実施例)本発明の車両用発電装置の一実施例を
図1に示すブロック図及び図2に示す三相同期発電機1
00の断面図を参照して説明する。この車両用発電装置
は、図1のブロック図に示すように、三相同期発電機1
00と、その交流発電電流を整流する三相全波整流器
(整流器ともいう)11と、レギュレータ7とからな
る。この三相全波整流器11及びレギュレータ7にて、
本発明でいう進相電流給電手段(制御手段)を構成して
いる。
【0031】三相同期発電機100は、図2に示すよう
に、ドライブフレーム1及びリアフレーム2を有し、ド
ライブフレーム1及びリアフレーム2は軸受3a、3b
を介してロータ4を回転自在に支持している。ドライブ
フレーム1にはロータ4の外周を囲包してステータ5が
固定され、ステータ5の電機子コイル5a〜5cで生じ
た発電電流はMOSFETで構成された整流器11によ
り整流される。ロータ4の界磁コイル4cに通電される
界磁電流はレギュレータ7により制御され、ロータ4の
ポールコア4eの両端には冷却用ファン4a、4bが取
り付けられている。
【0032】この三相同期発電機100は、良く知られ
ているように、界磁コイル4cに界磁電流を通電し、プ
ーリ8を介しエンジン(図には表示せず)によりロータ
4を回転することにより、ステータ5の内周側に回転磁
界が発生し電機子コイル5a〜5cに三相交流電圧が誘
導される。三相全波整流器11は、Si−MOSFET
11a〜11fを三相ブリッジ接続したインバータ回路
からなり、この三相全波整流器11は周知であり、その
構造説明は省略する。三相全波整流器11の高位直流出
力端はバッテリ9の高位端及び電気負荷10の+端に接
続され、三相全波整流器11の低位直流出力端はバッテ
リ9の低位端及び電気負荷10の他端とともに接地され
ている。なお、上記Si−MOSFETに代えて、Si
とCの化合物であるSiC材料にてMOSFETを構成
してもよく、より高温下でも使用できるため冷却フィン
を小型にできる。
【0033】レギュレータ7は、マイコン構成を有し、
バッテリ電圧VBを所定の発電電圧値に一致するよう界
磁電流Ifの導通率をPWM制御するとともに、各Si
−MOSFET11a〜11fから個別に入力する後述
の電圧降下信号Pa〜Pfに基づいてゲート電圧信号G
a〜Gfを形成し、各Si−MOSFET11a〜11
fのゲート電極に個別に印加する。なお、70は界磁温
度検出器であり、発電機に取り付けられ、界磁巻線の温
度に相当する温度信号を検出する。
【0034】次に、本実施例の動作原理を前もって簡単
に説明する。本実施例では、低回転数域において、後述
する所定のタイミングでレギュレータ7からインバータ
回路11へゲート電圧信号Ga〜Gfを出力して、ステ
ータコイル5a〜5cに進相電流を流し、この進相電流
に起因する電機子反作用の増磁作用により界磁束が増加
し、発電電圧及び出力電流が増加する。更に、この出力
増加した分だけ界磁電流を低減し、界磁コイル4cの発
熱を低減し、出力を低下することなくロータコイル4c
の温度上昇を抑圧する。
【0035】三相全波整流器11のa相のインバータを
図3を参照して説明する。ハイサイドスイッチであるS
i−MOSFET11a及びローサイドスイッチである
Si−MOSFET11dはそれぞれNチャンネルタイ
プであり、互いに直列接続されている。Si−MOSF
ET11aは、発電時のドレイン領域である電機子コイ
ル側のN型領域と、その発電時のソース領域であるバッ
テリ側のN型領域と、ゲート電極114a直下のPウエ
ル領域とを有し、これらN型領域とPウエル領域との間
のPN接合が寄生ダイオードを形成している。
【0036】本実施例では、Si−MOSFET11a
のチャンネル直下のPウエル領域の電位設定のためにこ
のPウエル領域が電機子コイル側のN型領域と短絡接続
されており、更にこの電機子コイル5a側のN型領域は
電流検出用の低抵抗113aを通じて電機子コイル5a
に接続されている。なお、この低抵抗は、チップ上に絶
縁膜を介して所定抵抗率の半導体層又は金属配線層など
をパターニングして形成したものである。
【0037】同様に、Si−MOSFET11dのチャ
ンネル直下のPウエル領域の電位設定のためにこのPウ
エル領域が接地端側のN型領域と短絡接続されており、
更にこの接地端側のN型領域は電流検出用の低抵抗11
3aを通じて接地されている。他の相のSi−MOSF
ET11b、11e、11c、11fも同様の低抵抗を
有し、各Si−MOSFET11a〜11fは、電機子
コイル側のN型領域と低抵抗との接続端子Pa〜Pfを
有している。寄生ダイオード112a、112dは発電
電流をバッテリ9に給電する際の電流経路にもなる。
【0038】したがって、相電圧Vaと接続端子Paの
電位との差からSi−MOSFET11aがターンオン
している場合のチャンネル電流を検出することができ
る。同様に、各Si−MOSFET11b〜11fのチ
ャンネル電流が検出できる。なお、ゲート電圧は充分に
高く、Si−MOSFET11a〜11fは非飽和動作
領域(すなわち、チャンネルが空乏層でピンチオフされ
ない動作モード)で用いられる。
【0039】次に、三相全波整流器11の各Si−MO
SFET11a〜11fの開閉タイミングについて、説
明する。 (進相電流給電を実施しない場合)まず、進相電流給電
を実施しない場合を説明する。図4は電機子コイル5a
の相電圧Vaのタイミングチャートを示す。
【0040】相電圧Vaを出力するa相のハイサイドス
イッチであるSi−MOSFET11aの制御は以下の
ように行われる。そのターンオンは、電機子コイル5a
の相電圧Vaがバッテリ電圧VB及び他の相電圧Vb、
Vcより高いかどうかを調べ、高い場合にオンする。タ
ーンオフは相電圧Vaがバッテリ電圧VBより低くなっ
た時点に行う。他の相のハイサイドスイッチであるSi
−MOSFET11b、11cの開閉制御も同じように
行う。
【0041】次に、a相のローサイドスイッチであるS
i−MOSFET11dの制御は以下のように行われ
る。そのターンオンは、電機子コイル5aの相電圧Va
が接地電圧V及び他の相電圧Vb、Vcより低いかどう
かを調べ、低い場合にオンする。ターンオフは相電圧V
aが接地電圧より高くなった時点に行う。他の相のロー
サイドスイッチであるSi−MOSFET11e、11
fの開閉制御も同じように行う。
【0042】(進相電流給電を実施する場合)次に、進
相電流給電を実施する場合を説明する。図5は電機子コ
イル5aの相電圧Vaのタイミングチャートを示す。こ
の実施例では、ハイサイドスイッチである各Si−MO
SFET11aのターンオンタイミングは、その相電流
が負から正になる時点、すなわち低抵抗113dの電圧
降下Vpsdが負から正になる時点t2 よりT4 (=T
2 )だけ遅れた時点t2 ’(=t0 )に実施され、他の
ハイサイドスイッチである各Si−MOSFET11
b、11cのターンオンタイミングも同様である。ま
た、ローサイドスイッチである各Si−MOSFET1
1dのターンオンタイミングは、その相電流が正から負
になる時点、すなわち低抵抗113aの電圧降下Vps
aが正から負になる時点t1 よりT2 だけ遅れた時点t
1 ’に実施され、他のローサイドスイッチである各Si
−MOSFET11e、11fのターンオンタイミング
も同様である。
【0043】一方、各Si−MOSFET11a〜11
fのターンオフタイミングは、本実施例では、ターンオ
ンタイミングから略180度位相期間後まで延長してい
る。すなわち、Si−MOSFET11aのターンオフ
はSi−MOSFET11dのターンオンと同時又はそ
の直前に実施され、Si−MOSFET11dのターン
オフはSi−MOSFET11aのターンオンと同時又
はその直前に実施される。
【0044】このようにすれば、このターンオフ時点の
遅延により進相電流成分がバッテリ9から各電機子コイ
ル5a、5b、5cに給電され、これにより界磁が増強
される。例えば、Si−MOSFET11aは、図5に
示すように、t1に達してもOFFせず、期間T2だけ
OFFタイミングを遅らせる。同様にSi−MOSFE
T11dのOFFタイミングはt2 からT4(=T2)
だけ遅らせたt2 ' とされる。
【0045】このようにすれば、バッテリ9から電機子
コイル5a〜5cへ電流を引き込むことができ、これに
より増磁作用を生むα(図5参照)だけ位相の進んだ電
流がステータコイル5aに供給されることになる。ここ
で充電期間T1(=T3)とOFF遅延期間T2との和
は電気角で180°以下にする必要がある。これら一連
の制御をb相には電気的に120°遅らせて、c相には
電気的に120°進ませて制御することで3相の進相制
御が可能となる。
【0046】この時、同時に増加した界磁束を元に戻す
ために界磁電流Ifを減少させる制御を行わなければな
らないが、バッテリ電圧VBと界磁巻線温度θrを逐次
モニタしながら制御を行う。本実施例では相電圧Vaを
検出し、その周波数から回転子回転数を算出し、前記制
御が必要な回転数域であれば、界磁巻線温度θrの上昇
と共に界磁電流Ifを減少させるため界磁電流断続用ス
イッチングトランジスタ(図示せず)のデューティ比を
小さくする。
【0047】同時にバッテリ電圧VBの低下と共に遅延
期間T2(=T4)を大きくしていく。この時、素子の
ON時間は電気角で180度以下にしなければならな
い。本例ではON時間は180度である。この制御を界
磁巻線温度θr、バッテリ電圧VBが安定するまで継続
する。また、算出された回転数が前記制御を必要としな
い回転数域であれば、直ちに非進相制御モード(前記遅
延期間T2、T4を電気角で0度とする制御モード。)
にセットし、且つバッテリ電圧VBに基づいて従来の界
磁電流制御に切り換える。
【0048】上記制御の結果、固定子コイル5a〜5c
は進相電流による相電流増加に伴い温度上昇するが、固
定子コイル5a〜5cの温度がピークとなる回転数N2
は界磁コイル4cの温度がピークとなる回転数N1に比
べ高回転側であるため(図6参照)、界磁コイル4cの
温度が問題となる回転数では固定子コイル5a〜5cの
絶縁材料の耐熱には余裕があるため問題はない。又、固
定子コイル5a〜5cの温度上昇がピークとなる回転数
では界磁コイルの冷却風が充分発生しているため界磁電
流を元に戻しても温度上昇は従来並みである。ちなみ
に、本実施例に於いては3000rpm以下で上述した
進相電流給電、及び、界磁電流低減の制御を行ってい
る。ここで、進相制御を行うか否かの境界回転数は、例
えば発電電圧が所定のバッテリ電圧(通常13.5V)
を超える立上り回転数(500rpm〜1500rp
m)の2〜4倍の値に設定すればよく、この値は、出力
の増加と発熱の増加とのバランスより決定すればよい。
なお、界磁巻線温度θrが所定値(例えば170℃)以
下の場合、進相電流の給電を停止してもよい。
【0049】以上により出力低下を招くことなく界磁コ
イル4cの温度を低減でき、絶縁劣化の問題が解決でき
る。図6に本実施例の実験結果を参考として示す。界磁
コイル4cの温度を約摂氏15℃だけ低下することがで
きた。尚、上記した進相制御及び非進相制御はレギュレ
ータ7から各Si−MOSFET11a〜11fのゲー
ト電極への開閉指令電圧のタイミング制御で行われる。
【0050】この実施例1の詳細な制御を図7のフロー
チャートを参照して説明する。このフローチャートはレ
ギュレータ7により遂行される。まず、非進相モードで
運転して各相電圧Va〜Vcを検出し(100)、この
電圧(又は波形)より回転数を算出する(102)。次
に、この回転数に基づいて、具体的に説明すれば回転数
が所定のしきい値回転数以下かどうかにより進相制御が
必要か否かを判定する(104)。以下であれば進相制
御が必要であるとしてステップ105に進んで回転数に
基づいて最大遅延時間(最長進相電流給電時間)Tma
xをマップから読出し、その後、界磁コイル温度θr検
出し(106)、θrが上記所定値を超えれば界磁電流
Ifを所定値に減少させる(108、110)。次に、
バッテリ電圧VBを検出し(112)、VBが所定値
(例えば、13.5V)より低下すれば遅延期間T2=
T4を小さい一定値ΔTだけ増加させて(114、11
6)、ステップ130に進む。VBが所定値以上なら非
進相モードにセットして(118)。ステップ100に
リターンする。
【0051】ステップ130では、遅延期間T2=T4
の今回値が最大遅延時間Tmaxを超えたかどうかを調
べ、超えていなければステップ100にリターンし、超
えていれば遅延期間T2=T4を最大遅延時間Tmax
にセットし(132)、進相モードにセットして(13
4)、ステップ100にリターンする。一方、ステップ
104にて進相制御不要と判定すれば、非進相制御モー
ド(遅延期間T2、T4を電気角で0度に制御する制御
モード)にセットし(120)、かつ、バッテリ電圧V
Bに基づいて従来の界磁電流制御に切り換える(12
2、124、126)。
【0052】前記非進相モードはまた、MOSFET1
11a〜111fを全てOFFし、MOSFETの寄生
ダイオード112a〜112fにて三相全波整流しても
同様の効果が得られる。本実施例では界磁コイル温度、
及びバッテリ電圧を検出してそれぞれの検出値により制
御を行っているが予め発電機のそれぞれの回転数での界
磁コイル温度上昇が最低になるように、遅延期間T2、
T4、界磁流Ifを算出しておきマップ情報として与え
ておいても同様の効果が得られる。
【0053】図8のフローチャートにより、非進相モー
ドを行うサブルーチンを説明する。なお、このサブルー
チンは、図7のルーチンにより非進相モードが選択され
ている場合に所定間隔毎に割り込んで実行される割り込
みルーチンである。まず、x相の相電圧Vaがバッテリ
電圧VBを超えるかどうかを調べ(200)、超えれば
ハイサイドスイッチ11aをオンし(202)、以下で
あればハイサイドスイッチ11aをオフする(20
4)。次に、x相の相電圧Vaがバッテリ低位端の電位
である0Vより小さいかどうかを調べ(206)、小さ
ければローサイドスイッチ11dをオンし(208)、
小さくなければローサイドスイッチ11dをオフする
(210)。
【0054】次に、y相の相電圧Vbがバッテリ電圧V
Bを超えるかどうかを調べ(212)、超えればハイサ
イドスイッチ11bをオンし(214)、以下であれば
ハイサイドスイッチ11bをオフする(216)。次
に、y相の相電圧Vbがバッテリ低位端の電位である0
Vより小さいかどうかを調べ(218)、小さければロ
ーサイドスイッチ11eをオンし(220)、小さくな
ければローサイドスイッチ11eをオフする(22
2)。
【0055】次に、z相の相電圧Vcがバッテリ電圧V
Bを超えるかどうかを調べ(224)、超えればハイサ
イドスイッチ11cをオンし(226)、以下であれば
ハイサイドスイッチ11cをオフする(228)。次
に、z相の相電圧Vcがバッテリ低位端の電位である0
Vより小さいかどうかを調べ(230)、小さければロ
ーサイドスイッチ11fをオンし(232)、小さくな
ければローサイドスイッチ11fをオフする(23
4)。そして、メインルーチン(図7)にリターンす
る。
【0056】図9及び図10のフローチャートにより、
進相制御モードを行うサブルーチンを説明する。なお、
このサブルーチンは、図7のルーチンのステップ134
により進相モードが選択された場合に所定間隔毎に割り
込んで実行される割り込みルーチンである。ある。
【0057】図9はゼロクロス点を判定するルーチンで
あり、図10はMOSFET11a〜11fを開閉制御
するルーチンである。まず、このルーチンを実行するの
が初回か2回目以降かを判定するフラグF2が1かどう
かを調べ(290)、2回目以降(F2=1)であれ
ば、ステップ300に飛び、初回(F2=0)であれ
ば、各MOSFET11a〜11fの導通(オン)動作
だけを図8のルーチンを用いて行い(292)、フラグ
F2を1にセットしてステップ300に進む(29
4)。なお、フラグF2は電源電圧投入時に0にリセッ
トされるものとする。
【0058】ステップ300では、まず、ローサイドス
イッチ11dがオンしている期間においてローサイドス
イッチ11dの電流すなわち電機子電流ixが負から正
へ、すなわち固定子巻線5aへ流入する向きから低位直
流電源端(0V)へ流出する向きに変化したかどうかを
調べ、変化したら内蔵タイマdをスタートし(30
2)、変化していなければ、ハイサイドスイッチ11a
がオンしている期間においてハイサイドスイッチ11a
の電流すなわち電機子電流ixが正から負へ、すなわち
固定子巻線5aから高位直流電源端へ流出する向きから
固定子巻線5aへ流入する向きに変化したかどうかを調
べ(304)、変化したら内蔵タイマaをスタートし
(306)、変化しなければステップ308へ進む。
【0059】ステップ308では、まず、ローサイドス
イッチ11eがオンしている期間においてローサイドス
イッチ11eの電流すなわち電機子電流iyが負から正
へ、すなわち固定子巻線5bへ流入する向きから低位直
流電源端(0V)へ流出する向きに変化したかどうかを
調べ、変化したら内蔵タイマeをスタートし(31
0)、変化していなければ、ハイサイドスイッチ11b
がオンしている期間においてハイサイドスイッチ11b
の電流すなわち電機子電流iyが正から負へ、すなわち
固定子巻線5bから高位直流電源端へ流出する向きから
固定子巻線5bへ流入する向きに変化したかどうかを調
べ(312)、変化したら内蔵タイマbをスタートし
(314)、変化しなければステップ316へ進む。
【0060】ステップ316では、まず、ローサイドス
イッチ11fがオンしている期間においてローサイドス
イッチ11fの電流すなわち電機子電流izが負から正
へ、すなわち固定子巻線5cへ流入する向きから低位直
流電源端(0V)へ流出する向きに変化したかどうかを
調べ、変化したら内蔵タイマfをスタートし(31
8)、変化していなければ、ハイサイドスイッチ11c
がオンしている期間において、ハイサイドスイッチ11
cの電流すなわち電機子電流izが正から負へ、すなわ
ち固定子巻線5cから高位直流電源端へ流出する向きか
ら固定子巻線5cへ流入する向きに変化したかどうかを
調べ(320)、変化したら内蔵タイマcをスタートし
(322)、変化しなければステップ400へ進む。
【0061】ステップ400では、タイマdがオーバー
したかどうかすなわち所定の遅延時間ΔT=T2 =T4
(図5参照)だけ経過したかどうかを調べ、オーバーし
ていなければ直接にステップ404に進み、オーバーし
ていれば、ローサイドスイッチ11dをオフし、ハイサ
イドスイッチ11aをオンし、タイマdを0にリセット
してからステップ404へ進む。
【0062】ステップ404では、タイマaがオーバー
したかどうかすなわち所定の遅延時間ΔT=T2 =T4
(図5参照)だけ経過したかどうかを調べ、オーバーし
ていなければ直接にステップ408に進み、オーバーし
ていれば、ローサイドスイッチ11dをオンし、ハイサ
イドスイッチ11aをオフし、タイマaを0にリセット
してからステップ408へ進む。
【0063】ステップ408では、タイマeがオーバー
したかどうかすなわち所定の遅延時間ΔT=T2 =T4
(図5参照)だけ経過したかどうかを調べ、オーバーし
ていなければ直接にステップ412に進み、オーバーし
ていれば、ローサイドスイッチ11eをオフし、ハイサ
イドスイッチ11bをオンし、タイマeを0にリセット
してからステップ412へ進む。
【0064】ステップ412では、タイマbがオーバー
したかどうかすなわち所定の遅延時間ΔT=T2 =T4
(図5参照)だけ経過したかどうかを調べ、オーバーし
ていなければ直接にステップ416に進み、オーバーし
ていれば、ローサイドスイッチ11eをオンし、ハイサ
イドスイッチ11bをオフし、タイマbを0にリセット
してからステップ416へ進む。
【0065】ステップ416では、タイマfがオーバー
したかどうかすなわち所定の遅延時間ΔT=T2 =T4
(図5参照)だけ経過したかどうかを調べ、オーバーし
ていなければ直接にステップ420に進み、オーバーし
ていれば、ローサイドスイッチ11fをオフし、ハイサ
イドスイッチ11cをオンし、タイマfを0にリセット
してからステップ420へ進む。
【0066】ステップ420では、タイマcがオーバー
したかどうかすなわち所定の遅延時間ΔT=T2 =T4
(図5参照)だけ経過したかどうかを調べ、オーバーし
ていなければメインルーチン(図7)にリターンし、オ
ーバーしていれば、ローサイドスイッチ11fをオン
し、ハイサイドスイッチ11cをオフし、タイマcを0
にリセットしてからメインルーチンにリターンする。
【0067】なお上記実施例では、各スイッチ11a〜
11fはそれぞれ180度期間だけオンするようにした
が、オン期間は180度未満としてもよい。この場合に
は、各相インバータ回路においてそれぞれハイサイドス
イッチ及びローサイドスイッチの両方がオフする期間が
生じるので、この場合には、以下のように制御を行えば
よい。
【0068】例えば、a相について説明すれば、ハイサ
イドスイッチ11a及びローサイドスイッチ11dがオ
フしている期間に、a相の固定子巻線5aの相電圧Va
がバッテリ電圧VBより高くなればハイサイドスイッチ
11aをオンする。一方、オンしたハイサイドスイッチ
11aのオフは、上記と同様に相電圧Vaがバッテリ電
圧VBより低くなってから所定の遅延時間ΔT後、実施
すればよい。
【0069】同様に、ハイサイドスイッチ11a及びロ
ーサイドスイッチ11dがオフしている期間に、相電圧
Vaが接地電位より低くなればローサイドスイッチ11
dをオンする。一方、オンしたローサイドスイッチ11
dのオフは、上記と同様に相電圧Vaが接地電圧0Vよ
り高くなってから所定の遅延時間ΔT後、実施すればよ
い。b、c相の制御も同じである。なお、上記素子開閉
制御はa相だけに行い、b、c相のスイッチ11b、1
1c、11e、11fの制御はa相スイッチングタイミ
ンを120度ずらして行うこともできる。
【0070】(実施例2)図11に第2の実施例の車両
用交流発電機のブロック回路図を示す。この発電機はロ
ータの磁極位置を検出する磁極位置検出器16を備える
他は実施例1(図1参照)のブロック回路図と同じであ
る。なお、この実施例では、各Si−MOSFET17
a〜17fは上記電流検出用の低抵抗を持たない点がS
i−MOSFET11a〜11fと異なっている。
【0071】すなわち、本実施例では、図12に示す通
り磁極位置検出器16によりロータの磁極位置を検出す
る。tmは磁極位置検出器16の角度位置にロータのN
極が来た時点であり、tm’は磁極位置検出器16の角
度位置にロータのS極が来た時点であり、tm−tm’
が電気角180度に該当する。したがって、Si−MO
SFET17aのターンオン時点(位相角)は時点tm
から予め求めて記憶した所定の位相角差δ1に基づいて
決定し、同様に、Si−MOSFET17dのターンオ
ン時点(位相角)は時点tm’から上記所定の位相角差
δ1に基づいて決定する。
【0072】同様に、Si−MOSFET17bのター
ンオン時点(位相角)は時点tmから予め求めて記憶し
た所定の位相角差δ2(=δ1+電気角120度)に基
づいて決定し、同様に、Si−MOSFET17eのタ
ーンオン時点(位相角)は時点tm’から上記所定の位
相角差δ2に基づいて決定する。同様に、Si−MOS
FET17cのターンオン時点(位相角)は時点tmか
ら予め求めて記憶した所定の位相角差δ3(=δ1−電
気角120度)に基づいて決定し、同様に、Si−MO
SFET17fのターンオン時点(位相角)は時点t
m’から上記所定の位相角差δ3に基づいて決定する。
なお、この実施例でも、各Si−MOSFET17a〜
17fのターンオン期間はほぼ電気角180度にされて
いる。
【0073】このようにすれば、正確に進相角を決定す
ることができる。上記した進相制御及び非進相制御はレ
ギュレータ7から各Si−MOSFET17a〜17f
のゲート電極への開閉指令電圧のタイミング制御で行わ
れる。この実施例2の制御を図13のフローチャートを
参照して説明する。なお、このフローチャートはレギュ
レータ7により遂行される。
【0074】図13のフローチャートのステップ番号1
00番台のステップは図7と同じであるので、その説明
は省略し、相違点であるステップ番号1000番台のス
テップについて説明する。ステップ1010にて、磁極
位置検出器16から角度信号を読み込み、以後のステッ
プでは図7と同様の処理を行う。また、バッテリ電圧V
Bが所定値以下であれば(114)、所定の遅延角δに
所定値Δδを加えて(1160)、ステップ1300へ
進む。なおこの実施例では実施例1と同様に、同一相の
ハイサイドスイッチとローサイドスイッチとは逆動作さ
せている。また、本実施例での非進相モードとはδ1=
90°である。
【0075】ステップ1050では、回転数に基づいて
可能な最大遅延角δmaxをマップから求める。ステッ
プ1300では、遅延角δの今回値が最大遅延角δma
xを超えたかどうかを調べ、超えていなければステップ
100にリターンし、超えていれば遅延遅延角δを最大
遅延角δmaxにセットし(1320)、進相制御モー
ドにセットして(1340)、ステップ100にリター
ンする。
【0076】一方、ステップ104にて進相制御不要と
判定すれば、非進相制御モード(遅延角度δ1を電気角
で90度に制御する制御モード)にセットし(12
0)、かつ、バッテリ電圧VBに基づいて従来の界磁電
流制御に切り換える(122、124、126)。な
お、実施例2における進相モードの実施は、各スイッチ
17a〜17fのオン、オフタイミングが位相角で決定
されるので、この位相角タイミングで制御すればよく、
その詳細説明は省略する。
【0077】なお、上記説明では、三相同期発電機につ
いて説明したが、その代わりに三相以上の多相同期発電
機にも、本発明の進相電流給電方式の発電技術を採用で
きることは、もちろんである。また、上記説明した進相
電流の内の無効電流成分はバッテリから回収されたり、
持ち出したりするので、発熱損失を無視すればバッテリ
容量の消費とはならない。また、上記実施例では、各S
i−MOSFETのターンオン期間を180電気位相角
としたが、それ以下の電気位相角度範囲でもよいことは
当然である。 (実施例3)この実施例の発電装置を図14を参照して
説明する。図14の装置は、図1の三相全波整流器11
のMOSFET11a〜11fを、実施例2と同様に、
電流検出用の低抵抗素子を内蔵しないMOSFET17
a〜17fに置換しただけのものである。
【0078】以下、非進相制御自体は図8の制御方式を
採用できるので、この実施例の進相電流制御の方式を前
述の図9、図10のフローチャートを参照して以下に説
明する。この実施例では、MOSFET17a〜17f
の開閉タイミングを、MOSFET17a〜17fのソ
ース・ドレイン間の電位差に基づいて決定する点が実施
例1と異なっている。なお、図15は本実施例の各電機
子電流のゼロクロス点を判定するルーチンであり、ステ
ップ300’、304’、308’、312’、31
6’、320’以外は図9と同じである。なお、MOS
FET17a〜17fを開閉制御するルーチンは図10
と同様である。
【0079】まず、このルーチンを実行するのが初回か
2回目以降かを判定するフラグF2が1かどうかを調べ
(290)、2回目以降(F2=1)であれば、ステッ
プ300に飛び、初回(F2=0)であれば、各MOS
FET17a〜17fの導通(オン)動作だけを図8の
ルーチンを用いて行い(292)、フラグF2を1にセ
ットしてステップ300に進む(294)。なお、フラ
グF2は電源電圧投入時に0にリセットされるものとす
る。
【0080】ステップ300’では、まず、ローサイド
スイッチ17dがオンしている期間において相電圧Va
が0V以上になったかどうかにより、ローサイドスイッ
チ17dの電流すなわち電機子電流ixが負から正へ、
すなわち固定子巻線5aへ流入する向きから低位直流電
源端(0V)へ流出する向きに変化したかどうかを調
べ、変化したら内蔵タイマdをスタートし(302)、
変化していなければ、ハイサイドスイッチ17aがオン
している期間において相電圧Vaが出力電圧VB以下に
なったかどうかにより、ハイサイドスイッチ17aの電
流すなわち電機子電流ixが正から負へ、すなわち固定
子巻線5aから高位直流電源端へ流出する向きから固定
子巻線5aへ流入する向きに変化したかどうかを調べ
(304’)、変化したら内蔵タイマaをスタートし
(306)、変化しなければステップ308’へ進む。
【0081】ステップ308’では、まず、ローサイド
スイッチ17eがオンしている期間において相電圧Vb
が0V以上になったかどうかにより、ローサイドスイッ
チ17eの電流すなわち電機子電流iyが負から正へ、
すなわち固定子巻線5bへ流入する向きから低位直流電
源端(0V)へ流出する向きに変化したかどうかを調
べ、変化したら内蔵タイマeをスタートし(310)、
変化していなければ、ハイサイドスイッチ17bがオン
している期間において相電圧Vbが出力電圧VB以下に
なったかどうかにより、ハイサイドスイッチ17bの電
流すなわち電機子電流iyが正から負へ、すなわち固定
子巻線5bから高位直流電源端へ流出する向きから固定
子巻線5bへ流入する向きに変化したかどうかを調べ
(312’)、変化したら内蔵タイマbをスタートし
(314)、変化しなければステップ316’へ進む。
【0082】ステップ316’では、まず、ローサイド
スイッチ17fがオンしている期間において相電圧Vc
が0V以上になったかどうかにより、ローサイドスイッ
チ17fの電流すなわち電機子電流izが負から正へ、
すなわち固定子巻線5cへ流入する向きから低位直流電
源端(0V)へ流出する向きに変化したかどうかを調
べ、変化したら内蔵タイマfをスタートし(318)、
変化していなければ、ハイサイドスイッチ17cがオン
している期間において相電圧Vcが出力電圧VB以下に
なったかどうかにより、ハイサイドスイッチ17cの電
流すなわち電機子電流izが正から負へ、すなわち固定
子巻線5cから高位直流電源端へ流出する向きから固定
子巻線5cへ流入する向きに変化したかどうかを調べ
(320’)、変化したら内蔵タイマcをスタートし
(322)、変化しなければ図10のステップ400へ
進む。ステップ400以後の処理は図10と同様であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用発電装置の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】図1の三相同期発電機100の断面図である。
【図3】図1の三相全波整流器11の1相分を示す等価
回路図である。
【図4】図1のSi−MOSFET11a、11fのオ
ンタイミングを示す非進相制御時のタイミングチャート
である。
【図5】図1のSi−MOSFET11a、11dのオ
ンタイミングを示す進相制御時のタイミングチャートで
ある。
【図6】同じ三相同期発電機を進相制御した場合と、進
相制御しない場合とにおける界磁コイル温度とオルタ回
転数とコイル温度との関係の実験結果を示すグラフであ
る。
【図7】図1の実施例の制御を示すフローチャートであ
る。
【図8】実施例1の非進相モードの実行ルーチンを示す
フローチャートである。
【図9】実施例1の進相モードの実行ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図10】実施例1の進相モードの実行ルーチンを示す
フローチャートである。
【図11】実施例2の車両用発電装置のブロック回路図
である。
【図12】図8のSi−MOSFET17a、17dの
オンタイミングを示す進相制御時のタイミングチャート
である。
【図13】図8の実施例の制御を示すフローチャートで
ある。
【図14】実施例3の車両用発電装置のブロック図であ
る。
【図15】実施例3の進相モードの実行ルーチンを示す
フローチャートである。
【符号の説明】
100は三相同期発電機、11a〜11fはSi−MO
SFET(半導体スイッチング素子)、11は三相全波
整流器(正逆両方向通電開閉回路であり、制御手段の一
部をなす)、7はレギュレータ(制御回路であり、制御
手段の残部をなす)。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】界磁束発生用の界磁巻線が巻装される回転
    子及び発電出力発生用の固定子巻線が巻装される固定子
    を備える同期発電機と、該同期発電機の発電状態を制御
    する制御手段と、前記発電機の回転数に関連する物理量
    を検出する回転数検出手段とを備える車両用同期発電装
    置において、 前記制御手段は、前記発電機の所定の低回転数域にて前
    記固定子巻線へ進相電流を通電しかつ前記界磁巻線に界
    磁電流を通電することにより前記固定子巻線及び前記界
    磁巻線の両方により界磁束を形成し、かつ、前記発電機
    の所定の高回転数域にて前記進相電流を遮断乃至低減し
    て前記界磁巻線により主として前記界磁束を形成する進
    相電流給電手段を備えることを特徴とする車両用同期発
    電装置。
  2. 【請求項2】前記進相電流給電手段は、前記高回転数域
    にて前記進相電流を遮断するものである請求項1記載の
    車両用同期発電装置。
  3. 【請求項3】前記進相電流給電手段は、前記低回転数域
    の前記界磁電流を前記高い回転数域の前記界磁電流より
    低減するものである請求項1又は2記載の車両用同期発
    電装置。
  4. 【請求項4】前記同期発電機の回転子はランデル型爪状
    鉄心を有するものである請求項1乃至3のいずれか記載
    の車両用同期発電装置。
  5. 【請求項5】前記進相電流給電手段は、半導体スイッチ
    ング素子で構成されるとともに複数相の前記固定子巻線
    の各出力端に接続される正逆両方向通電開閉回路と、該
    正逆両方向通電開閉回路を制御する制御回路とを有し、
    該制御回路は、前記半導体スイッチング素子の整流動作
    時の導通期間を調整して前記固定子巻線へ流入する方向
    へ前記進相電流を発生させるものである請求項1乃至4
    のいずれか記載の車両用同期発電装置。
  6. 【請求項6】前記半導体スイッチング素子は、双方向導
    通素子からなる請求項5記載の車両用同期発電装置。
  7. 【請求項7】前記半導体スイッチング素子は、MOSF
    ETからなる請求項5記載の車両用同期発電装置。
  8. 【請求項8】前記MOSFETは、SiCを素材とする
    ものである請求項7記載の車両用同期発電装置。
  9. 【請求項9】前記同期発電機の回転子の回転位相角を検
    出する位相角検出手段を有し、前記進相電流給電手段は
    前記回転位相角に基づいて前記半導体スイッチング素子
    の整流動作時のターンオフ時点を制御するものである請
    求項5乃至8のいずれかに記載の車両用同期発電装置。
  10. 【請求項10】前記所定の低回転数域と所定の高回転数
    域との境界回転数は、前記同期発電機の発電電圧が所定
    のバッテリ電圧値を超える前記同期発電機の立ち上がり
    回転数の2〜4倍の値に設定されている請求項1乃至9
    のいずれかに記載の車両用同期発電装置。
  11. 【請求項11】前記回転子の界磁巻線の温度に関連する
    物理量を検出する温度検出手段を有し、前記進相電流給
    電手段は、検出された前記物理量に基づいて前記温度が
    低い場合より高い場合に前記進相電流を増大するととも
    に前記界磁電流を低減するものである請求項1乃至10
    のいずれかに記載の車両用同期発電装置。
  12. 【請求項12】前記温度検出手段により検出された温度
    が所定値以上かどうかを判定する温度判定手段を有し、
    前記進相電流給電手段は、前記温度が所定値を超える場
    合に前記進相電流の給電を行うとともに前記界磁電流を
    低減し、前記温度が所定値以下の場合に前記進相電流の
    給電を低減乃至停止するものである請求項11記載の車
    両用同期発電装置。
  13. 【請求項13】前記同期発電機は、三相以上の前記固定
    子巻線を有する請求項1乃至12記載の車両用同期発電
    装置。
  14. 【請求項14】前記電機子電流に関連する物理量を検出
    する電流検出手段を備え、 前記制御回路は、前記電機子電流に関連する物理量に基
    づいて前記固定子巻線へ通電する進相電流の通電開始時
    点及び通電終了時点を決定するものであることを特徴と
    する請求項5記載の車両用同期発電装置。
  15. 【請求項15】前記制御回路は、前記電流検出手段の出
    力値が所定値に達した時点から所定時間遅延後、前記ハ
    イサイドスイッチ又はローサイドスイッチを導通又は遮
    断するものである請求項14記載の車両用同期発電装
    置。
  16. 【請求項16】同期発電機の界磁巻線に流れる界磁電流
    を制御して、固定子巻線より発生する発電出力を制御す
    る車両用同期発電装置の励磁制御方法において、 前記同期発電機の回転数に関連する物理量を検出し、前
    記発電機の所定の低回転数域では前記固定子巻線へ進相
    電流を給電して前記固定子巻線から界磁束を発生させ、
    該固定子巻線の界磁束と前記界磁巻線に発生する界磁束
    とにより発電を行い、且つ、前記発電機の所定の高回転
    数域では前記固定子巻線への前記進相電流の通電を停止
    乃至低減して主として前記界磁巻線の界磁束により発電
    を行なうことを特徴とする車両用同期発電装置の励磁制
    御方法。
  17. 【請求項17】前記低回転数域の前記界磁電流を前記高
    い回転数域の前記界磁電流より低減する請求項16記載
    の車両用同期発電装置の励磁制御方法。
  18. 【請求項18】界磁束発生用の界磁巻線が巻装される回
    転子及び発電出力発生用の固定子巻線が巻装される固定
    子を備える同期発電機と、 各相の前記固定子巻線の出力端と高位直流電源端とを個
    別に接続する複数のハイサイドスイッチ及び各相の前記
    固定子巻線の出力端と低位直流電源端とを個別に接続す
    る複数のローサイドスイッチを有する正逆両方向通電開
    閉回路と、 前記ハイサイドスイッチ及びローサイドスイッチを断続
    制御して前記固定子巻線に通電される電機子電流を制御
    する制御回路と、 前記電機子電流に関連する物理量を検出する電流検出手
    段とを備え、 前記制御回路は、前記電機子電流に関連する物理量に基
    づいて前記固定子巻線へ通電する進相電流の通電開始時
    点及び通電終了時点を決定することを特徴とするもので
    あることを特徴とする車両用同期発電装置。
  19. 【請求項19】前記制御回路は、前記電流検出手段の出
    力値が所定値に達した時点から所定時間遅延後、前記ハ
    イサイドスイッチ又はローサイドスイッチを導通又は遮
    断するものである請求項18記載の車両用同期発電装
    置。
  20. 【請求項20】前記制御回路は、前記ハイサイドスイッ
    チを流れる前記電機子電流が前記高位直流電源端へ流出
    する向きから前記固定子巻線へ流入する向きへ変化した
    時点から所定時間遅延して前記ハイサイドスイッチを遮
    断するものである請求項19記載の車両用同期発電装
    置。
  21. 【請求項21】前記制御回路は、前記ローサイドスイッ
    チを流れる前記電機子電流が前記固定子巻線へ流入する
    向きから前記低位直流電源端へ流出する向きへ変化した
    時点から所定時間遅延して前記ローサイドスイッチを遮
    断するものである請求項19記載の車両用同期発電装
    置。
  22. 【請求項22】前記制御回路は、前記ハイサイドスイッ
    チを流れる前記電機子電流が前記高位直流電源端へ流出
    する向きから前記固定子巻線へ流入する向きへ変化した
    時点又は前記時点から所定時間遅延する時点にて前記ロ
    ーサイドスイッチを導通するものである請求項19記載
    の車両用同期発電装置。
  23. 【請求項23】前記制御回路は、前記ローサイドスイッ
    チを流れる前記電機子電流が前記固定子巻線へ流入する
    向きから前記低位直流電源端へ流出する向きへ変化した
    時点又は前記時点から所定時間遅延する時点にて前記ハ
    イサイドスイッチを導通するものである請求項19記載
    の車両用同期発電装置。
  24. 【請求項24】前記ハイサイドスイッチ及び前記ローサ
    イドスイッチはMOSFETからなり、前記電流検出手
    段は前記MOSFETとともに集積された低抵抗素子か
    らなる請求項18記載の車両用同期発電装置。
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