JPH09190773A - 陰極線管用電子銃および陰極線管 - Google Patents
陰極線管用電子銃および陰極線管Info
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- JPH09190773A JPH09190773A JP8000774A JP77496A JPH09190773A JP H09190773 A JPH09190773 A JP H09190773A JP 8000774 A JP8000774 A JP 8000774A JP 77496 A JP77496 A JP 77496A JP H09190773 A JPH09190773 A JP H09190773A
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- focusing electrode
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- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/46—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
- H01J29/48—Electron guns
- H01J29/50—Electron guns two or more guns in a single vacuum space, e.g. for plural-ray tube
- H01J29/503—Three or more guns, the axes of which lay in a common plane
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- H01J2229/00—Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
- H01J2229/48—Electron guns
- H01J2229/4834—Electrical arrangements coupled to electrodes, e.g. potentials
- H01J2229/4837—Electrical arrangements coupled to electrodes, e.g. potentials characterised by the potentials applied
- H01J2229/4841—Dynamic potentials
Abstract
(57)【要約】
【課題】集束電極の供給電圧を一種類とし、従来のステ
ムおよびソケットを用いてスクリーン画面全面で良好な
画質を得る。 【解決手段】主レンズを形成する電極手段を構成する電
極のうちの最高電圧が印加される加速電極６と加速電極
６に隣接する集束電極５とが電子ビームに垂直な方向よ
りも水平な方向に強い集束作用を与える第１の電子レン
ズを形成すると共に、集束電極５とこの集束電極５に隣
接して当該集束電極５に印加される電圧に比較して相対
的に低い電圧が印加される電極４とが電子ビームに水平
の方向よりも垂直な方向に強い集束作用を与える第２の
電子レンズを形成してなり、かつ集束電極５に隣接して
当該集束電極５に印加される電圧に比較して相対的に低
い電圧が印加される電極４に電子ビームの偏向量の増大
に伴って増加する電圧を印加する。
ムおよびソケットを用いてスクリーン画面全面で良好な
画質を得る。 【解決手段】主レンズを形成する電極手段を構成する電
極のうちの最高電圧が印加される加速電極６と加速電極
６に隣接する集束電極５とが電子ビームに垂直な方向よ
りも水平な方向に強い集束作用を与える第１の電子レン
ズを形成すると共に、集束電極５とこの集束電極５に隣
接して当該集束電極５に印加される電圧に比較して相対
的に低い電圧が印加される電極４とが電子ビームに水平
の方向よりも垂直な方向に強い集束作用を与える第２の
電子レンズを形成してなり、かつ集束電極５に隣接して
当該集束電極５に印加される電圧に比較して相対的に低
い電圧が印加される電極４に電子ビームの偏向量の増大
に伴って増加する電圧を印加する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は陰極線管用電子銃お
よび陰極線管に係り、特に主レンズ口径を実質的に拡大
させて非点収差と像面湾曲を低減した陰極線管用電子銃
とこの電子銃を用いた高精細度の陰極線管に関する。
よび陰極線管に係り、特に主レンズ口径を実質的に拡大
させて非点収差と像面湾曲を低減した陰極線管用電子銃
とこの電子銃を用いた高精細度の陰極線管に関する。
【０００２】
【従来の技術】テレビ受像管やディスプレイ管等の陰極
線管に用いる電子銃は、陰極線管のスクリーン画面上の
全域で良好なフォーカス特性をもって高い解像度が得ら
れるようにするため、そのスクリーン画面上での電子ビ
ームのスポツト形状を偏向量の大きさに応じて適正に制
御する必要がある。
線管に用いる電子銃は、陰極線管のスクリーン画面上の
全域で良好なフォーカス特性をもって高い解像度が得ら
れるようにするため、そのスクリーン画面上での電子ビ
ームのスポツト形状を偏向量の大きさに応じて適正に制
御する必要がある。
【０００３】この種の電子銃は、例えば特開平７−１６
１３０９号公報に開示されている。図７は上記公報に開
示された従来の陰極線管用電子銃の構成例を説明する管
軸に沿った模式断面図、また図８は図７における静電４
重極の電極構成を示す斜視図であって、Ｋはカソード、
１は第１電極、２は第２電極、３は第３電極、４は第１
分割電極４１と第２分割電極４２とからなる第４電極、
５は第５電極、６は第６電極、７はシールドカップであ
る。なお、４−１は第１分割電極４１の第２分割電極４
２側に設けた垂直補正板、４−２は第２分割電極４２側
に設けた水平補正板、５１と６１はそれぞれ第５電極５
と第６電極６の内部に設置された非点収差補正電極板で
ある。
１３０９号公報に開示されている。図７は上記公報に開
示された従来の陰極線管用電子銃の構成例を説明する管
軸に沿った模式断面図、また図８は図７における静電４
重極の電極構成を示す斜視図であって、Ｋはカソード、
１は第１電極、２は第２電極、３は第３電極、４は第１
分割電極４１と第２分割電極４２とからなる第４電極、
５は第５電極、６は第６電極、７はシールドカップであ
る。なお、４−１は第１分割電極４１の第２分割電極４
２側に設けた垂直補正板、４−２は第２分割電極４２側
に設けた水平補正板、５１と６１はそれぞれ第５電極５
と第６電極６の内部に設置された非点収差補正電極板で
ある。
【０００４】図７において、第５電極５は低電圧側電
極、第６電極６は高電圧側電極で、第５電極５と第６電
極６との対向部に主レンズが形成される。主レンズを形
成する第５電極５と第６電極６の内部にはそれぞれ非点
収差補正電極板５１および６１が設置され、第６電極６
の第５電極５と対向する周縁には、前記図７で説明した
構造が施されている。
極、第６電極６は高電圧側電極で、第５電極５と第６電
極６との対向部に主レンズが形成される。主レンズを形
成する第５電極５と第６電極６の内部にはそれぞれ非点
収差補正電極板５１および６１が設置され、第６電極６
の第５電極５と対向する周縁には、前記図７で説明した
構造が施されている。
【０００５】この電子銃においては、集束電極４を構成
する第１分割電極４１と第２分割電極４２の対向部には
偏向収差を補正するための静電４重極レンズが形成され
る。この静電４重極レンズは、図８（ａ）に示したよう
に、第５電極５の第６電極６側に設けられた垂直補正板
４−１と、同図（ｂ）に示したように、第６電極６の第
５電極５側に設けられた水平補正板４−２とで構成さ
れ、図７に示したように配置される。
する第１分割電極４１と第２分割電極４２の対向部には
偏向収差を補正するための静電４重極レンズが形成され
る。この静電４重極レンズは、図８（ａ）に示したよう
に、第５電極５の第６電極６側に設けられた垂直補正板
４−１と、同図（ｂ）に示したように、第６電極６の第
５電極５側に設けられた水平補正板４−２とで構成さ
れ、図７に示したように配置される。
【０００６】垂直補正板４−１は第５電極５の電子ビー
ム通過口を垂直方向から挟持するごとく設置された一対
の略々矩形状の板体からなり、また水平補正板４−２は
第６電極６の電子ビーム通過口のそれぞれを水平方向か
ら挟持するごとく設置された複数の略々矩形状の板体か
らなる。
ム通過口を垂直方向から挟持するごとく設置された一対
の略々矩形状の板体からなり、また水平補正板４−２は
第６電極６の電子ビーム通過口のそれぞれを水平方向か
ら挟持するごとく設置された複数の略々矩形状の板体か
らなる。
【０００７】そして、第３電極３と第２分割電極４２に
固定のフォーカス電圧Ｖｆ1 を与え、第２分割電極４１
と第５電極５に固定電圧Ｖｆ2 に電子ビームの偏向量に
同期して変動する交流電圧ｄＶｆを印加する。
固定のフォーカス電圧Ｖｆ1 を与え、第２分割電極４１
と第５電極５に固定電圧Ｖｆ2 に電子ビームの偏向量に
同期して変動する交流電圧ｄＶｆを印加する。
【０００８】このように、従来は、集束電圧が第３電極
３と第２分割電極４２に印加される一定の電圧Ｖｆ1 と
第２分割電極４１と第５電極５に印加される一定の電圧
Ｖｆ2 に分けられ、ダイナミック電圧ｄＶｆをＶｆ2 に
重畳させることにより電子ビーム偏向に伴う像面湾曲と
非点収差の補正を行っている。
３と第２分割電極４２に印加される一定の電圧Ｖｆ1 と
第２分割電極４１と第５電極５に印加される一定の電圧
Ｖｆ2 に分けられ、ダイナミック電圧ｄＶｆをＶｆ2 に
重畳させることにより電子ビーム偏向に伴う像面湾曲と
非点収差の補正を行っている。
【０００９】この時Ｖｆ1 とＶｆ2 は略ゝ等しい電圧値
であり、ダイナミック電圧ｄＶｆは電子ビ−ムの偏向量
の増大に伴って増大させている。
であり、ダイナミック電圧ｄＶｆは電子ビ−ムの偏向量
の増大に伴って増大させている。
【００１０】一方、上記特開平７−１６１３０９号公報
に開示されている電子銃では、図９に示すように、一定
電圧Ｖｆ1 を一定電圧Ｖｆ2 よりもかなり大なる電圧値
とし、その電圧差（Ｖｆ1 −Ｖｆ2 ）を少なくともｄＶ
ｆの最大値よりも大きくしている。
に開示されている電子銃では、図９に示すように、一定
電圧Ｖｆ1 を一定電圧Ｖｆ2 よりもかなり大なる電圧値
とし、その電圧差（Ｖｆ1 −Ｖｆ2 ）を少なくともｄＶ
ｆの最大値よりも大きくしている。
【００１１】これにより、ダイナミック電圧ｄＶｆの増
大時、すなわち電子ビーム偏向量が大であるときに、像
面湾曲補正レンズにおける電位差が小さくなり、レンズ
強度が低下する。従って、電子ビームを集束する力が電
子ビーム偏向時に弱くなり、像面湾曲が補正される。
大時、すなわち電子ビーム偏向量が大であるときに、像
面湾曲補正レンズにおける電位差が小さくなり、レンズ
強度が低下する。従って、電子ビームを集束する力が電
子ビーム偏向時に弱くなり、像面湾曲が補正される。
【００１２】このような電極構成と電圧印加方法によ
り、ダイナミック電圧は低減され、回路コスト等の増大
を抑制できる。
り、ダイナミック電圧は低減され、回路コスト等の増大
を抑制できる。
【００１３】上記の構成により、集束時の電子ビームの
断面形状を制御し、かつ上記実施例で説明した非点収差
の補正が行われ、さらに高解像度のカラー陰極線管を得
ることができる。
断面形状を制御し、かつ上記実施例で説明した非点収差
の補正が行われ、さらに高解像度のカラー陰極線管を得
ることができる。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、加速電極に隣接する集束電極を第１分割電極と第２
分割電極とから構成し、第１分割電極と第２分割電極と
の間で非軸対称な、すなわち断面が非円形の電子レンズ
を形成し、電子ビームの偏向に同期して変動する電圧を
第１分割電極に印加することにより、電子ビームの断面
形状を変形させて偏向による非点収差を補正すると共
に、第１分割電極を加速電極に隣接させることにより電
子ビームの偏向に同期して主レンズのレンズ強度を変化
させ、スクリーン画面の周辺部での像面湾曲を補正して
いる。
は、加速電極に隣接する集束電極を第１分割電極と第２
分割電極とから構成し、第１分割電極と第２分割電極と
の間で非軸対称な、すなわち断面が非円形の電子レンズ
を形成し、電子ビームの偏向に同期して変動する電圧を
第１分割電極に印加することにより、電子ビームの断面
形状を変形させて偏向による非点収差を補正すると共
に、第１分割電極を加速電極に隣接させることにより電
子ビームの偏向に同期して主レンズのレンズ強度を変化
させ、スクリーン画面の周辺部での像面湾曲を補正して
いる。
【００１５】しかし、上記構成では、集束電極に供給す
る電圧が２種となり、テレビ受像管やディスプレイ管等
の陰極線管に適用する場合、ステムピンから２種類の高
圧を供給することになり、そのための特別なステムや電
圧供給のためのソケット等が必要になるなどの問題があ
る。
る電圧が２種となり、テレビ受像管やディスプレイ管等
の陰極線管に適用する場合、ステムピンから２種類の高
圧を供給することになり、そのための特別なステムや電
圧供給のためのソケット等が必要になるなどの問題があ
る。
【００１６】本発明の目的は、集束電極に供給する電圧
を一種類とし、従来のステムおよびソケットを用いてス
クリーン画面周辺部で良好な画質を得ることのできる陰
極線管用電子銃および陰極線管を提供することにある。
を一種類とし、従来のステムおよびソケットを用いてス
クリーン画面周辺部で良好な画質を得ることのできる陰
極線管用電子銃および陰極線管を提供することにある。
【００１７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載の第１の発明は、複数の電子ビーム
を発生させ、かつこれらの電子ビームを一水平面上の互
いに平行な初期通路に沿ってスクリーンに指向させる第
１の電極手段と、前記電子ビームをスクリーン画面上に
集束させるための主レンズを形成する第２の電極手段と
を具備した陰極線管用電子銃において、前記第２の電極
手段を構成する電極のうちの最高電圧が印加される加速
電極と上記加速電極に隣接する集束電極とが電子ビーム
に垂直な方向よりも水平な方向に強い集束作用を与える
第１の電子レンズを形成すると共に、前記集束電極とこ
の集束電極に隣接して当該集束電極に印加される電圧に
比較して相対的に低い電圧が印加される電極とが前記電
子ビームに水平の方向よりも垂直な方向に強い集束作用
を与える第２の電子レンズを形成してなり、かつ前記集
束電極に隣接して当該集束電極に印加される電圧に比較
して相対的に低い電圧が印加される電極に電子ビームの
偏向量の増大に伴って増加する電圧を印加する構成とし
たことを特徴とする。
に、請求項１に記載の第１の発明は、複数の電子ビーム
を発生させ、かつこれらの電子ビームを一水平面上の互
いに平行な初期通路に沿ってスクリーンに指向させる第
１の電極手段と、前記電子ビームをスクリーン画面上に
集束させるための主レンズを形成する第２の電極手段と
を具備した陰極線管用電子銃において、前記第２の電極
手段を構成する電極のうちの最高電圧が印加される加速
電極と上記加速電極に隣接する集束電極とが電子ビーム
に垂直な方向よりも水平な方向に強い集束作用を与える
第１の電子レンズを形成すると共に、前記集束電極とこ
の集束電極に隣接して当該集束電極に印加される電圧に
比較して相対的に低い電圧が印加される電極とが前記電
子ビームに水平の方向よりも垂直な方向に強い集束作用
を与える第２の電子レンズを形成してなり、かつ前記集
束電極に隣接して当該集束電極に印加される電圧に比較
して相対的に低い電圧が印加される電極に電子ビームの
偏向量の増大に伴って増加する電圧を印加する構成とし
たことを特徴とする。
【００１８】また、請求項２に記載の第２の発明は、第
１の発明における前記第２の電子レンズを構成する前記
集束電極とこの集束電極に隣接して当該集束電極に印加
される電圧に比較して相対的に低い電圧が印加される電
極との間に、前記複数の電子ビームを垂直方向から挟む
一対の垂直補正板と前記複数の電子ビームのそれぞれを
水平方向から挟む複数の水平補正板とから成る静電四重
極レンズ形成部を具備したことを特徴とする。
１の発明における前記第２の電子レンズを構成する前記
集束電極とこの集束電極に隣接して当該集束電極に印加
される電圧に比較して相対的に低い電圧が印加される電
極との間に、前記複数の電子ビームを垂直方向から挟む
一対の垂直補正板と前記複数の電子ビームのそれぞれを
水平方向から挟む複数の水平補正板とから成る静電四重
極レンズ形成部を具備したことを特徴とする。
【００１９】さらに、請求項３に記載の第３の発明は、
第１の発明における前記第２の電子レンズを構成する前
記集束電極の前記集束電極に隣接して当該集束電極に印
加される電圧に比較して相対的に低い電圧が印加される
電極側に複数の電子ビームのそれぞれに対応して垂直方
向に長軸を有する楕円形もしくは矩形状の複数の電子ビ
ーム通過孔を有し、前記第２の電子レンズを構成する前
記集束電極に隣接して当該集束電極に印加される電圧に
比較して相対的に低い電圧が印加される電極側の前記集
束電極側に複数の電子ビームのそれぞれに対応して水平
方向に長軸を有する楕円形もしくは矩形状の複数の電子
ビーム通過孔を有することを特徴とする。
第１の発明における前記第２の電子レンズを構成する前
記集束電極の前記集束電極に隣接して当該集束電極に印
加される電圧に比較して相対的に低い電圧が印加される
電極側に複数の電子ビームのそれぞれに対応して垂直方
向に長軸を有する楕円形もしくは矩形状の複数の電子ビ
ーム通過孔を有し、前記第２の電子レンズを構成する前
記集束電極に隣接して当該集束電極に印加される電圧に
比較して相対的に低い電圧が印加される電極側の前記集
束電極側に複数の電子ビームのそれぞれに対応して水平
方向に長軸を有する楕円形もしくは矩形状の複数の電子
ビーム通過孔を有することを特徴とする。
【００２０】そして、請求項４に記載の第４の発明は、
第１の発明、第２の発明、または第３の発明の何れかに
記載した構成を持つ陰極線管電子銃を収納した陰極線管
を特徴とする。
第１の発明、第２の発明、または第３の発明の何れかに
記載した構成を持つ陰極線管電子銃を収納した陰極線管
を特徴とする。
【００２１】
【発明の実施の形態】上記電子ビームをスクリーン画面
上に集束させるための主レンズを形成する第２の電極手
段として具備した陰極線管用の電子銃において、上記第
２の電極手段を構成する電極のうち、最高電圧が印加さ
れる加速電極とこの加速電極に隣接する集束電極とで形
成される電子レンズを、電子ビームに垂直方向より水平
方向に強い集束作用を与える電子レンズとし、上記集束
電極と上記集束電極に隣接する上記集束電極に印加する
電圧に比較し相対的に低い電圧を印加する電極との間で
形成される電子レンズを電子ビームに水平方向より垂直
方向に強い集束作用を与える電子レンズとし、かつ上記
集束電極と上記集束電極に隣接する上記集束電極に印加
する電圧に比較し相対的に低い電圧を印加する電極に電
子ビームの偏向量の増大に合わせて増加する電圧を印加
することにより、無偏向時には最高電圧が印加される加
速電極と上記加速電極に隣接する集束電極とで形成され
る電子レンズの垂直方向より水平方向に強い集束作用
と、上記集束電極と上記集束電極に隣接する上記集束電
極に印加される電圧に比較して相対的に低い電圧が印加
される電極との間で形成される電子レンズの水平方向よ
り垂直方向に強い集束作用が相殺し、スクリーン画面の
中央部で略円形のビームスポツトを得ることができる。
また、偏向時には、上記集束電極と上記集束電極に隣接
する上記集束電極に比較して相対的に低い電圧を印加す
る電極との電位差が小さくなるため、この間で形成され
る電子レンズの水平方向より垂直方向が強い集束作用が
無偏向時に比べて弱くなり、最高電圧が印加される加速
電極と上記加速電極に隣接する集束電極とで形成される
電子レンズの垂直方向より水平方向が強い集束作用との
バランスがくずれ、電子ビームには垂直方向より水平方
向が強い集束作用が残り、偏向磁界による水平方向より
垂直方向が強い集束作用が打ち消され、偏向による非点
収差が補正され、スクリーン画面の周辺部での解像度が
向上し、スクリーン画面の全域で良好な画質が得られ
る。
上に集束させるための主レンズを形成する第２の電極手
段として具備した陰極線管用の電子銃において、上記第
２の電極手段を構成する電極のうち、最高電圧が印加さ
れる加速電極とこの加速電極に隣接する集束電極とで形
成される電子レンズを、電子ビームに垂直方向より水平
方向に強い集束作用を与える電子レンズとし、上記集束
電極と上記集束電極に隣接する上記集束電極に印加する
電圧に比較し相対的に低い電圧を印加する電極との間で
形成される電子レンズを電子ビームに水平方向より垂直
方向に強い集束作用を与える電子レンズとし、かつ上記
集束電極と上記集束電極に隣接する上記集束電極に印加
する電圧に比較し相対的に低い電圧を印加する電極に電
子ビームの偏向量の増大に合わせて増加する電圧を印加
することにより、無偏向時には最高電圧が印加される加
速電極と上記加速電極に隣接する集束電極とで形成され
る電子レンズの垂直方向より水平方向に強い集束作用
と、上記集束電極と上記集束電極に隣接する上記集束電
極に印加される電圧に比較して相対的に低い電圧が印加
される電極との間で形成される電子レンズの水平方向よ
り垂直方向に強い集束作用が相殺し、スクリーン画面の
中央部で略円形のビームスポツトを得ることができる。
また、偏向時には、上記集束電極と上記集束電極に隣接
する上記集束電極に比較して相対的に低い電圧を印加す
る電極との電位差が小さくなるため、この間で形成され
る電子レンズの水平方向より垂直方向が強い集束作用が
無偏向時に比べて弱くなり、最高電圧が印加される加速
電極と上記加速電極に隣接する集束電極とで形成される
電子レンズの垂直方向より水平方向が強い集束作用との
バランスがくずれ、電子ビームには垂直方向より水平方
向が強い集束作用が残り、偏向磁界による水平方向より
垂直方向が強い集束作用が打ち消され、偏向による非点
収差が補正され、スクリーン画面の周辺部での解像度が
向上し、スクリーン画面の全域で良好な画質が得られ
る。
【００２２】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳
細に説明する。
細に説明する。
【００２３】図１は本発明による陰極線管用電子銃の一
実施例を説明するための３本電子ビームをもつインライ
ン型電子銃の軸方向に沿う断面模式図であって、Ｋはカ
ソード、１は第１電極、２は第２電極、３は第３電極、
４は第４電極、５は第５電極（集束電極）、６は第６電
極（加速電極）、７はシールドカップである。また、４
−１は水平平板電極、５−１は垂直平板電極、５１と６
１はそれぞれ第５電極５と第６電極６の内部に設置され
た非点収差補正電極板である。
実施例を説明するための３本電子ビームをもつインライ
ン型電子銃の軸方向に沿う断面模式図であって、Ｋはカ
ソード、１は第１電極、２は第２電極、３は第３電極、
４は第４電極、５は第５電極（集束電極）、６は第６電
極（加速電極）、７はシールドカップである。また、４
−１は水平平板電極、５−１は垂直平板電極、５１と６
１はそれぞれ第５電極５と第６電極６の内部に設置され
た非点収差補正電極板である。
【００２４】同図において、カソードＫと第１電極１お
よび第２電極２とで第１の電極手段（三極部）を構成
し、第３電極３と第４電極と第５電極および第６電極と
で第２の電極手段を構成する。そして、加速電極６に最
高電圧Ｅｂが印加され、この加速電極６と集束電極（第
５電極）５の対向端面で主レンズを形成する。この主レ
ンズは電子ビームに対して垂直方向より水平方向に強い
集束作用をもつ。
よび第２電極２とで第１の電極手段（三極部）を構成
し、第３電極３と第４電極と第５電極および第６電極と
で第２の電極手段を構成する。そして、加速電極６に最
高電圧Ｅｂが印加され、この加速電極６と集束電極（第
５電極）５の対向端面で主レンズを形成する。この主レ
ンズは電子ビームに対して垂直方向より水平方向に強い
集束作用をもつ。
【００２５】集束電極（第５電極）５には第４電極４と
の対向端面に３個の円形の電子ビーム通過孔が形成され
ており、当該電子ビーム通過孔のそれぞれの水平方向左
右に垂直平板電極５−１が配置され、また、第４電極４
には集束電極（第５電極）５との対向面に３個の円形の
電子ビーム通過孔が形成され、当該電子ビーム通過孔の
垂直方向上下に第４電極４方向に延在する水平平板電極
４−１が配置されている。
の対向端面に３個の円形の電子ビーム通過孔が形成され
ており、当該電子ビーム通過孔のそれぞれの水平方向左
右に垂直平板電極５−１が配置され、また、第４電極４
には集束電極（第５電極）５との対向面に３個の円形の
電子ビーム通過孔が形成され、当該電子ビーム通過孔の
垂直方向上下に第４電極４方向に延在する水平平板電極
４−１が配置されている。
【００２６】第４電極４には、集束電極（第５電極）５
に印加されるフォーカス電圧Ｖｆより相対的に低く、電
子ビームの偏向量の増大に伴って増加する０Ｖから２ｋ
Ｖ程度の電圧Ｖｄが印加される。
に印加されるフォーカス電圧Ｖｆより相対的に低く、電
子ビームの偏向量の増大に伴って増加する０Ｖから２ｋ
Ｖ程度の電圧Ｖｄが印加される。
【００２７】したがって、集束電極に供給する電圧は１
種となり、テレビ受像管やディスプレイ管等の陰極線管
に適用する場合、特別なステムや電圧供給のためのソケ
ット等を必要としない。
種となり、テレビ受像管やディスプレイ管等の陰極線管
に適用する場合、特別なステムや電圧供給のためのソケ
ット等を必要としない。
【００２８】このような構造の電子銃において、無偏向
時には主レンズの垂直方向より水平方向が強い集束作用
と、第４電極４と集束電極（第５電極）５との間に形成
する静電４重極レンズの水平方向より垂直方向が強い集
束作用とが相殺し、スクリーン画面の中央部では略円形
のビームスポツトを得ることができる。
時には主レンズの垂直方向より水平方向が強い集束作用
と、第４電極４と集束電極（第５電極）５との間に形成
する静電４重極レンズの水平方向より垂直方向が強い集
束作用とが相殺し、スクリーン画面の中央部では略円形
のビームスポツトを得ることができる。
【００２９】また、偏向時には、静電４重極レンズの強
度が無偏向時に比べて弱くなり、主レンズの垂直方向と
り水平方向が強い集束作用とのバランスがくずれ、電子
ビームには主レンズの垂直方向より水平方向が強い集束
作用が残り、その結果、偏向磁界による水平方向より垂
直方向が強い集束作用が打ち消され、偏向による非点収
差が補正される。
度が無偏向時に比べて弱くなり、主レンズの垂直方向と
り水平方向が強い集束作用とのバランスがくずれ、電子
ビームには主レンズの垂直方向より水平方向が強い集束
作用が残り、その結果、偏向磁界による水平方向より垂
直方向が強い集束作用が打ち消され、偏向による非点収
差が補正される。
【００３０】さらに、第４電極４と第３電極３との電位
差が小さくなり、第４電極４と第３電極３との間のレン
ズ強度が弱くなることにより、主レンズと電子ビーム集
束点との間の距離が長くなるので、スクリーン画面の周
辺部でも電子ビームを集束させることができ、スクリー
ン画面の全域で良好な画質が得られる。
差が小さくなり、第４電極４と第３電極３との間のレン
ズ強度が弱くなることにより、主レンズと電子ビーム集
束点との間の距離が長くなるので、スクリーン画面の周
辺部でも電子ビームを集束させることができ、スクリー
ン画面の全域で良好な画質が得られる。
【００３１】図２は本発明による陰極線管用電子銃の一
実施例における主レンズ部の構成例を説明する水平方向
要部断面図、図３は図２の要部断面図であって（ａ）は
図２のＡ−Ａ断面図、（ｂ）は（ａ）のＢ−Ｂ断面図で
ある。
実施例における主レンズ部の構成例を説明する水平方向
要部断面図、図３は図２の要部断面図であって（ａ）は
図２のＡ−Ａ断面図、（ｂ）は（ａ）のＢ−Ｂ断面図で
ある。
【００３２】図２および図３において、第５電極５に設
置された非点収差補正電極５１には中央ビームが通過す
る電子ビーム通過孔５１ｂと外側ビームが通過する電子
ビーム通過孔５１ａ，５１ｃが、また第６電極６に設置
された非点収差補正電極６１には中央ビームが通過する
電子ビーム通過孔６１ｂと外側ビームが通過する電子ビ
ーム通過孔６１ａ，６１ｃがインラインに形成されてい
る。
置された非点収差補正電極５１には中央ビームが通過す
る電子ビーム通過孔５１ｂと外側ビームが通過する電子
ビーム通過孔５１ａ，５１ｃが、また第６電極６に設置
された非点収差補正電極６１には中央ビームが通過する
電子ビーム通過孔６１ｂと外側ビームが通過する電子ビ
ーム通過孔６１ａ，６１ｃがインラインに形成されてい
る。
【００３３】これらの電子ビーム通過孔５１ａ，５１
ｂ，５１ｃ，６１ａ，６１ｂ，６１ｃは垂直方向に長軸
をもつ略楕円形であり、また集束電極（第５電極）５と
加速電極６側の互いに対向する開孔の形状と寸法は同一
である。
ｂ，５１ｃ，６１ａ，６１ｂ，６１ｃは垂直方向に長軸
をもつ略楕円形であり、また集束電極（第５電極）５と
加速電極６側の互いに対向する開孔の形状と寸法は同一
である。
【００３４】このような構造において、非点収差補正電
極５１の加速電極（第６電極）６と対向する第５電極５
の端面からの後退量ｄ1 、非点収差補正電極６１の集束
電極（第５電極）５と対向する第６電極６の端面からの
後退量ｄ2 、開孔５１ａと５１ｃの水平径ａ3 、垂直径
ａ1 、開孔５１ｂの水平径ａ4 、垂直径ａ2 、開孔６１
ａと６１ｃの水平径ｂ3 、垂直径ｂ1 、開孔６１ｂの水
平径ｂ4 、垂直径ｂ2の寸法を所定の寸法とすることに
より、垂直方向の集束作用と水平方向の集束作用を強く
することができる。
極５１の加速電極（第６電極）６と対向する第５電極５
の端面からの後退量ｄ1 、非点収差補正電極６１の集束
電極（第５電極）５と対向する第６電極６の端面からの
後退量ｄ2 、開孔５１ａと５１ｃの水平径ａ3 、垂直径
ａ1 、開孔５１ｂの水平径ａ4 、垂直径ａ2 、開孔６１
ａと６１ｃの水平径ｂ3 、垂直径ｂ1 、開孔６１ｂの水
平径ｂ4 、垂直径ｂ2の寸法を所定の寸法とすることに
より、垂直方向の集束作用と水平方向の集束作用を強く
することができる。
【００３５】図４は本発明による陰極線管用電子銃の他
の実施例における集束電極部の構成例を説明する水平方
向要部断面図であって、（ａ）は第４電極を集束電極
（第５電極）側から見た平面図、（ｂ）は集束電極（第
５電極）を第４電極側から見た平面図である。なお、こ
の実施例では図１に示した他の電極は省略してある。
の実施例における集束電極部の構成例を説明する水平方
向要部断面図であって、（ａ）は第４電極を集束電極
（第５電極）側から見た平面図、（ｂ）は集束電極（第
５電極）を第４電極側から見た平面図である。なお、こ
の実施例では図１に示した他の電極は省略してある。
【００３６】図４において、第４電極４の集束電極（第
５電極）５と対向する端面に水平方向に長軸をもつ３個
の横長の電子ビーム通過孔４ａ，４ｂ，４ｃを備え、集
束電極（第５電極）５の第４電極４と対向する端面には
垂直方向に長軸をもつ３個の縦長の電子ビーム通過孔５
ａ，５ｂ，５ｃを備えている。
５電極）５と対向する端面に水平方向に長軸をもつ３個
の横長の電子ビーム通過孔４ａ，４ｂ，４ｃを備え、集
束電極（第５電極）５の第４電極４と対向する端面には
垂直方向に長軸をもつ３個の縦長の電子ビーム通過孔５
ａ，５ｂ，５ｃを備えている。
【００３７】このような電極構成としたことにより、第
４電極４と集束電極（第５電極）５の対向部には電子ビ
ームを水平方向よりも垂直方向に強く集束する電子レン
ズが形成され当該電子ビームは垂直方向に強く集束され
て主レンズ部に至る。
４電極４と集束電極（第５電極）５の対向部には電子ビ
ームを水平方向よりも垂直方向に強く集束する電子レン
ズが形成され当該電子ビームは垂直方向に強く集束され
て主レンズ部に至る。
【００３８】前記図２に示したように、集束電極（第５
電極）５と加速電極（第６電極）６との対向部に形成さ
れる主レンズでは、到来した電子ビームを水平方向に強
く集束し、前記図１で説明した実施例と同様の効果が得
られる。
電極）５と加速電極（第６電極）６との対向部に形成さ
れる主レンズでは、到来した電子ビームを水平方向に強
く集束し、前記図１で説明した実施例と同様の効果が得
られる。
【００３９】図５は本発明による陰極線管用電子銃の位
置実施例の全体構成を説明する側面図であって、Ｋはカ
ソード、１は第１電極、２は第２電極、３は第３電極、
４は第４電極、５は第５電極（集束電極）、６は第６電
極（加速電極）、７はシールドカップ、８は電極固定用
ガラス（ビーディングガラス）、９はステムである。同
図において、カソードＫと第１電極２および第３電極３
で３極部を形成し、第１電極１〜第４電極４で制御、プ
リフォーカス等を行い、集束電極である第５格子電極５
と加速電極である第６電極６とで主レンズを構成する。
置実施例の全体構成を説明する側面図であって、Ｋはカ
ソード、１は第１電極、２は第２電極、３は第３電極、
４は第４電極、５は第５電極（集束電極）、６は第６電
極（加速電極）、７はシールドカップ、８は電極固定用
ガラス（ビーディングガラス）、９はステムである。同
図において、カソードＫと第１電極２および第３電極３
で３極部を形成し、第１電極１〜第４電極４で制御、プ
リフォーカス等を行い、集束電極である第５格子電極５
と加速電極である第６電極６とで主レンズを構成する。
【００４０】また、シールドカップ７は、所謂遮蔽電極
であり、第６電極６に接続されて偏向磁界を遮蔽すると
共に、電子銃をネック部の内壁に位置づけるためのコン
タクトスプリングやゲッタを固定する電極部品を構成す
る。
であり、第６電極６に接続されて偏向磁界を遮蔽すると
共に、電子銃をネック部の内壁に位置づけるためのコン
タクトスプリングやゲッタを固定する電極部品を構成す
る。
【００４１】なお、上記の形式の電子銃の他、カソー
ド、第１電極、第２電極、第３電極、第４電極およびシ
ールドカップを有し、第３電極と第４電極で主レンズを
構成する形式、その他種々の形式にも本発明を適用でき
る。
ド、第１電極、第２電極、第３電極、第４電極およびシ
ールドカップを有し、第３電極と第４電極で主レンズを
構成する形式、その他種々の形式にも本発明を適用でき
る。
【００４２】図６は本発明による陰極線管の１実施例と
してのカラー陰極線管の構造を説明する断面図であっ
て、３１はスクリーン画面を構成するパネル部、３２は
電子銃を収容するネック部、３３はパネル部とネック部
を連接するファンネル部、３４はパネル部の内面に形成
されてスクリーン画面を構成する蛍光膜、３５はシャド
ウマスク、３６はシャドウマスクを保持するマスクフレ
ーム、３７は外部磁界を遮蔽する磁気シールド、３８は
懸架スプリング、３９は前記した本発明による電子銃、
４０は偏向装置、１１はセンタリングやピュリティを補
正するためのマグネット、Ｂはインライン配列の３電子
ビームである。
してのカラー陰極線管の構造を説明する断面図であっ
て、３１はスクリーン画面を構成するパネル部、３２は
電子銃を収容するネック部、３３はパネル部とネック部
を連接するファンネル部、３４はパネル部の内面に形成
されてスクリーン画面を構成する蛍光膜、３５はシャド
ウマスク、３６はシャドウマスクを保持するマスクフレ
ーム、３７は外部磁界を遮蔽する磁気シールド、３８は
懸架スプリング、３９は前記した本発明による電子銃、
４０は偏向装置、１１はセンタリングやピュリティを補
正するためのマグネット、Ｂはインライン配列の３電子
ビームである。
【００４３】この種のカラー陰極線管は、内面に蛍光膜
３４を形成したスクリーン画面を有するパネル部３１
と、電子銃３９を収容するネック部３２および前記パネ
ル部とネック部を連接するファンネル部３３とから真空
外囲器を形成する。
３４を形成したスクリーン画面を有するパネル部３１
と、電子銃３９を収容するネック部３２および前記パネ
ル部とネック部を連接するファンネル部３３とから真空
外囲器を形成する。
【００４４】前記ネック部３２内に収容される電子銃３
９は前記実施例で説明した構成を有し、インライン配列
の３電子ビームを蛍光面３４に向けて発射する。
９は前記実施例で説明した構成を有し、インライン配列
の３電子ビームを蛍光面３４に向けて発射する。
【００４５】前記真空外囲器のファンネル部３３とネッ
ク部３２の遷移領域に外装された偏向装置４０は、電子
銃３９から発射された３電子ビームを水平および垂直の
両方向に偏向し、シャドウマスク３５で色選別して蛍光
膜３４に射突することでカラー画像を形成する。
ク部３２の遷移領域に外装された偏向装置４０は、電子
銃３９から発射された３電子ビームを水平および垂直の
両方向に偏向し、シャドウマスク３５で色選別して蛍光
膜３４に射突することでカラー画像を形成する。
【００４６】なお、シャドウマスク３５はマスクフレー
ム３６に溶接固定され、マスクフレーム３６の外周の一
部に固定された懸架スプリング３８をパネル部３１の内
側壁に埋設されたパネルピンに係止することで蛍光面３
４と所定の間隔で装着される。
ム３６に溶接固定され、マスクフレーム３６の外周の一
部に固定された懸架スプリング３８をパネル部３１の内
側壁に埋設されたパネルピンに係止することで蛍光面３
４と所定の間隔で装着される。
【００４７】この実施例の陰極線管によれば、スクリー
ン全面にわたって高解像度の画像を得ることができる。
ン全面にわたって高解像度の画像を得ることができる。
【００４８】なお、本発明は上記の実施例に限るもので
はなく、他の形式の各種電子銃およびこの電子銃を有す
る陰極線管およびカラー陰極線管、その他の陰極線管に
適用できるものであることは言うまでもない。
はなく、他の形式の各種電子銃およびこの電子銃を有す
る陰極線管およびカラー陰極線管、その他の陰極線管に
適用できるものであることは言うまでもない。
【００４９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
集束電極に隣接する当該集束電極に印加される電圧に比
較して相対的に低い電圧が印加される電極に電子ビーム
の変更量の増大に合わせて増加する電圧を印加すること
で、１本のフォーカスピンで、かつ低電圧でのダイナミ
ックフォーカス動作が可能となり、電子銃に高圧を供給
するための特別なステムやソケットを必要としないで、
高解像度の陰極線管用電子銃およびこの電子銃を用いて
優れた画質の陰極線管を提供できる。
集束電極に隣接する当該集束電極に印加される電圧に比
較して相対的に低い電圧が印加される電極に電子ビーム
の変更量の増大に合わせて増加する電圧を印加すること
で、１本のフォーカスピンで、かつ低電圧でのダイナミ
ックフォーカス動作が可能となり、電子銃に高圧を供給
するための特別なステムやソケットを必要としないで、
高解像度の陰極線管用電子銃およびこの電子銃を用いて
優れた画質の陰極線管を提供できる。
【図１】本発明による陰極線管用電子銃の一実施例を説
明するための３本電子ビームをもつインライン型電子銃
の軸方向に沿う断面模式図である。
明するための３本電子ビームをもつインライン型電子銃
の軸方向に沿う断面模式図である。
【図２】本発明による陰極線管用電子銃の一実施例にお
ける主レンズ部の構成例を説明する水平方向要部断面図
である。
ける主レンズ部の構成例を説明する水平方向要部断面図
である。
【図３】図２の要部断面図である。
【図４】本発明による陰極線管用電子銃の他の実施例に
おける集束電極部の構成例を説明する水平方向要部断面
図である。
おける集束電極部の構成例を説明する水平方向要部断面
図である。
【図５】本発明による陰極線管用電子銃の位置実施例の
全体構成を説明する側面図である。
全体構成を説明する側面図である。
【図６】本発明による陰極線管の１実施例としてのカラ
ー陰極線管の構造を説明する断面図である。
ー陰極線管の構造を説明する断面図である。
【図７】従来の陰極線管用電子銃の構成例を説明する管
軸に沿った模式断面図である。
軸に沿った模式断面図である。
【図８】図７における静電４重極の電極構成を示す斜視
図である。
図である。
【図９】集束電極に印加されるダイナミック電圧の波形
図である。
図である。
Ｋ カソード １ 第１電極 ２ 第２電極 ３ 第３電極 ４ 第４電極 ５ 第５電極（集束電極） ６ 第６電極（加速電極） ７ シールドカップ ４−１ 水平平板電極 ５−１ 垂直平板電極 ５１ 第５電極５の内部に設置された非点収差補正電極
板 ６１ 第６電極６の内部に設置された非点収差補正電極
板。
板 ６１ 第６電極６の内部に設置された非点収差補正電極
板。
Claims (4)
- 【請求項１】複数の電子ビームを発生させ、かつこれら
の電子ビームを一水平面上の互いに平行な初期通路に沿
ってスクリーンに指向させる第１の電極手段と、前記電
子ビームをスクリーン画面上に集束させるための主レン
ズを形成する第２の電極手段とを具備した陰極線管用電
子銃において、 前記第２の電極手段を構成する電極のうちの最高電圧が
印加される加速電極と上記加速電極に隣接する集束電極
とが電子ビームに垂直な方向よりも水平な方向に強い集
束作用を与える第１の電子レンズを形成すると共に、前
記集束電極とこの集束電極に隣接して当該集束電極に印
加される電圧に比較して相対的に低い電圧が印加される
電極とが前記電子ビームに水平の方向よりも垂直な方向
に強い集束作用を与える第２の電子レンズを形成してな
り、かつ前記集束電極に隣接して当該集束電極に印加さ
れる電圧に比較して相対的に低い電圧が印加される電極
に電子ビームの偏向量の増大に伴って増加する電圧を印
加する構成としたことを特徴とする陰極線管用電子銃。 - 【請求項２】請求項１において、前記第２の電子レンズ
を構成する前記集束電極とこの集束電極に隣接して当該
集束電極に印加される電圧に比較して相対的に低い電圧
が印加される電極との間に、前記複数の電子ビームを垂
直方向から挟む一対の垂直補正板と前記複数の電子ビー
ムのそれぞれを水平方向から挟む複数の水平補正板とか
ら成る静電四重極レンズ形成部を具備したことを特徴と
する陰極線管用電子銃。 - 【請求項３】請求項１において、前記第２の電子レンズ
を構成する前記集束電極の前記集束電極に隣接して当該
集束電極に印加される電圧に比較して相対的に低い電圧
が印加される電極側に複数の電子ビームのそれぞれに対
応して垂直方向に長軸を有する楕円形もしくは矩形状の
複数の電子ビーム通過孔を有し、前記第２の電子レンズ
を構成する前記集束電極に隣接して当該集束電極に印加
される電圧に比較して相対的に低い電圧が印加される電
極の前記集束電極側に複数の電子ビームのそれぞれに対
応して水平方向に長軸を有する楕円形もしくは矩形状の
複数の電子ビーム通過孔を有することを特徴とする陰極
線管用電子銃。 - 【請求項４】請求項１、２または３の何れかに記載した
構成を持つ陰極線管用電子銃を収納した陰極線管。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8000774A JPH09190773A (ja) | 1996-01-08 | 1996-01-08 | 陰極線管用電子銃および陰極線管 |
| US08/774,445 US5734235A (en) | 1996-01-08 | 1996-12-30 | Electron gun with reduced astigmatism and curvature of field and CRT employing same |
| US09/012,451 US6002201A (en) | 1996-01-08 | 1998-01-23 | Cathode ray tube with reduced astigmatism and curvature of field |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8000774A JPH09190773A (ja) | 1996-01-08 | 1996-01-08 | 陰極線管用電子銃および陰極線管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09190773A true JPH09190773A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11483055
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8000774A Pending JPH09190773A (ja) | 1996-01-08 | 1996-01-08 | 陰極線管用電子銃および陰極線管 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US5734235A (ja) |
| JP (1) | JPH09190773A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030033217A (ko) * | 2001-10-19 | 2003-05-01 | 삼성에스디아이 주식회사 | 유니-바이 포텐셜 렌즈를 가지는 음극선관용 전자총 |
| KR100823473B1 (ko) * | 2001-10-23 | 2008-04-21 | 삼성에스디아이 주식회사 | 빔 인덱스형 음극선관의 전자총 |
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| JPH10312757A (ja) * | 1997-05-12 | 1998-11-24 | Hitachi Ltd | カラー陰極線管 |
| US6255767B1 (en) * | 1997-11-29 | 2001-07-03 | Orion Electric Co., Ltd. | Electrode gun with grid electrode having contoured apertures |
| US6841924B1 (en) * | 1999-11-03 | 2005-01-11 | Intel Corporation | Low-voltage high-resolution einzel gun |
| JP2001216916A (ja) * | 2000-01-31 | 2001-08-10 | Toshiba Corp | 陰極線管装置 |
| JP2002083557A (ja) * | 2000-06-29 | 2002-03-22 | Toshiba Corp | 陰極線管装置 |
| TW526514B (en) * | 2000-12-22 | 2003-04-01 | Koninkl Philips Electronics Nv | Display device and cathode ray tube |
| KR100629525B1 (ko) * | 2003-10-23 | 2006-09-27 | 엘지.필립스 디스플레이 주식회사 | 음극선관 |
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|---|---|---|---|---|
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| JPS58198832A (ja) * | 1982-05-14 | 1983-11-18 | Matsushita Electronics Corp | 陰極線管装置 |
| JPS5990343A (ja) * | 1982-11-15 | 1984-05-24 | Toshiba Corp | 陰極線管用電子銃 |
| US4887009A (en) * | 1986-02-12 | 1989-12-12 | Rca Licensing Corporation | Color display system |
| EP0241218B1 (en) * | 1986-04-03 | 1991-12-18 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Cathode ray tube apparatus |
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| JP3105528B2 (ja) * | 1990-09-17 | 2000-11-06 | 株式会社日立製作所 | 電子銃およびその電子銃を備えた陰極線管 |
| JPH0544771A (ja) * | 1991-08-06 | 1993-02-23 | Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd | 除振装置 |
| US5170101A (en) * | 1991-12-30 | 1992-12-08 | Zenith Electronics Corporation | Constant horizontal dimension symmetrical beam in-line electron gun |
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1998
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6002201A (en) | 1999-12-14 |
| US5734235A (en) | 1998-03-31 |
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