JPH09190432A - ふりがな付与装置 - Google Patents

ふりがな付与装置

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JPH09190432A
JPH09190432A JP8001942A JP194296A JPH09190432A JP H09190432 A JPH09190432 A JP H09190432A JP 8001942 A JP8001942 A JP 8001942A JP 194296 A JP194296 A JP 194296A JP H09190432 A JPH09190432 A JP H09190432A
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JP
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kanji
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phonetic
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JP8001942A
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Yoji Fujii
洋司 藤井
Yuichi Yano
雄一 矢野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 住所氏名等の漢字に対しふりがなを付与する
ことができる。 【解決手段】 漢字に対する読み情報が記憶された読み
記憶手段1を有し、漢字が与えられると、この漢字に対
する読みを、漢字に対する読み情報が記憶された読み記
憶手段1の情報を参照して検索し、表示手段2に表示し
て、確定指示手段6からの確定の指示に応じて読み情報
を対応する漢字とともに結果記憶手段5へ記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、漢字に対してふ
りがなを付与することを可能にするふりがな付与装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ワードプロセッサ等を用いて名簿
や住所録等を作成することが行われている。この場合、
漢字に対してふりがなを付与してデータベース化したい
という要望が聞かれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ワードプロセッサ等では、漢字を入力することはできて
も入力時に使用した仮名文字列と漢字の氏名等の読みが
必ずしも一致せず、適切なふりがなを付与することがで
きないという問題点があった。また、大量の氏名、住所
を扱う場合には、OCR(光学的文字読取装置)が用い
られるが、これにより入力された漢字に対してふりがな
を付与するには全て人手に頼らざるをえなかった。
【0004】本発明はこの様な従来のふりがな付与に関
する現状に鑑みてなされたもので、その目的は、住所氏
名等の漢字に対しふりがなを付与することのできるふり
がな付与装置を提供することである。また、他の目的
は、使用される読みに対応して読みの候補順位が適切に
更新され、適切な読みの候補から表示されるようになる
ふりがな付与装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のふりが
な付与装置は、漢字に対する読み情報が記憶された読み
記憶手段と、情報を表示するための表示手段と、与えら
れる漢字に対する読みを前記読み記憶手段の情報を参照
して検索する検索手段と、この検索手段による検索結果
を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、確定され
た読み情報が記憶される結果記憶手段と、前記表示手段
に表示された検索結果に係る読みについて確定を指示す
る確定指示手段と、この確定指示手段により指示された
読み情報を対応する漢字とともに前記結果記憶手段へ記
憶する記憶制御手段とを具備することを特徴とする。こ
れによって、漢字が与えられると、この漢字に対する読
みを、漢字に対する読み情報が記憶された読み記憶手段
の情報を参照して検索し、表示手段に表示する。そし
て、確定指示手段からの確定の指示に応じて読み情報が
対応する漢字とともに結果記憶手段へ記憶される。
【0006】請求項2に記載のふりがな付与装置は、漢
字文字列を分離マーク情報に基づき分離して検索手段へ
与える分離手段を具備することを特徴とする。これによ
り、漢字文字列が読み情報の単位に分離され、適切な読
み情報の検索を保証する。
【0007】請求項3に記載のふりがな付与装置では、
読み記憶手段が、特定の漢字または漢字文字列に対する
読み情報が記憶されている特定文字領域と、前記特定の
漢字または漢字文字列以外の漢字に対する読み情報が記
憶されている一般文字領域とを有することを特徴とす
る。これによって、読みが難解である等の特徴を持つ特
定の漢字についても適切なふりがなを付与することがで
きる。
【0008】請求項4に記載のふりがな付与装置では、
一般文字領域に、漢字と、この漢字に対応する読み情報
と、当該読みの重み情報とが記憶されており、確定指示
手段からの確定指示に基づき、前記一般文字領域の該当
する漢字、読みについての読みの重み情報を更新する更
新手段が具備されていることを特徴とする。これによっ
て、確定結果が読みの重みに反映され、適切な読みから
検索されることを可能とする。
【0009】請求項5に記載のふりがな付与装置では、
検索手段が、漢字文字列の読みを一般文字領域から検索
するに際して、読みの重み情報の合計値が大きい読み情
報の組み合わせに係る読みの候補から表示制御手段へ送
出することを特徴とする。これによって、読みの重み情
報の合計値が大きい読み情報の組み合わせに係る読みの
候補から表示される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して、本発明
の実施の形態に係るふりがな付与装置を説明する。各図
において、同一の構成要素には同一の符号を付し重複す
る説明を省略する。図1には、本発明の実施の形態に係
るふりがな付与装置が示されている。このふりがな付与
装置は、漢字に対する読み情報が記憶された読み記憶手
段1と、情報を表示するための表示手段2と、与えられ
る漢字に対する読みを上記読み記憶手段1の情報を参照
して検索する検索手段3と、この検索手段3による検索
結果を上記表示手段2に表示させる表示制御手段4と、
確定された読み情報が記憶される結果記憶手段5と、上
記表示手段2に表示された検索結果に係る読みについて
確定を指示する確定指示手段6と、この確定指示手段6
により指示された読み情報を対応する漢字とともに上記
結果記憶手段5へ記憶する記憶制御手段7とを具備す
る。読み記憶手段1は、特定の漢字または漢字文字列に
対する読み情報が記憶されている特定文字領域1Aと、
上記特定の漢字または漢字文字列以外の漢字に対する読
み情報が記憶されている一般文字領域1Bとを有する。
検索手段3には、漢字文字列を分離マーク情報に基づき
分離して検索手段へ与える分離手段8が接続されてい
る。
【0011】更に、上記読み記憶手段1の一般文字領域
1Aには、漢字と、この漢字に対応する読み情報と、当
該読みの重み情報とが記憶されている。つまり、図1に
示すように、或る漢字1については、読み1、読み2が
存在し、読み1、読み2のそれぞれが音読みまたは訓読
みであることが記憶されている。そして、読み1、読み
2について、所定文字列中で第n番目に在るときの重み
が記憶されている。つまり、1文字単独のときの重み、
2文字の文字列において第1番目のときの重み、2文字
の文字列において第2番目のときの重みというように、
重みが記憶されている。上記読みの重み情報を更新する
ため、更新手段9が具備されており、確定指示手段6か
らの確定指示に基づき、重み情報を更新の更新が行われ
る。つまり、記憶制御手段7が確定指示手段6の指示に
応じて結果を結果記憶手段5へ記憶する結果、即ち、採
用された読みの情報を得て、更新手段9が該当する読み
の重み情報を更新する。更に、検索手段3には、読みが
音であるか訓であるかにより参照される音訓読み重み情
報が記憶された音訓読み重み記憶手段10が付設されて
おり、漢字に対する読みの候補の順位を決定する際に当
該音訓読み重み記憶手段10の重みが、検索手段3によ
り参照される。そして、検索手段3は、漢字文字列の読
みを一般文字領域から検索するに際して、読みの重み情
報の合計値が大きい読み情報の組み合わせに係る読みの
候補から表示制御手段4へ送出する。従って、読みの重
み情報の合計値が大きい読みの候補から順に表示される
ことになる。
【0012】図2には本発明の実施の形態に係るふりが
な付与装置の実際上の構成ブロック図が示されている。
この装置は、OCR(光学的文字読取装置)やネットワ
ークに接続されているワークステーション、磁気ディス
ク等の漢字入力装置11から、氏名等の漢字がCPU1
2へ入力される。ここにCPUは、プロセッサ及び主メ
モリ、その他入力ポートやインタフェースから構成され
ている。CPU12には、情報を表示するためのCR
T、LCD、或いはプラズマ等による表示装置13が接
続され、更にハードコピーを出力するためのプリンタ1
4が備えられており、漢字及びふりがなをプリントアウ
トすることが可能である。また、CPU12に対しては
キーボード入力装置15からデータを、特に、読みの確
定入力のデータ、また、読みの次候補の要求のデータ等
を入力することができる。更に、CPU12には、磁気
ディスク装置16が接続されており、CPU12にて処
理したデータ、特に確定した読みと対応する漢字とのペ
アを磁気ディスク装置16に記憶することができ、ま
た、磁気ディスク装置16に記憶されたデータを読み出
しCPU12において処理することができる。図1の表
示手段2は表示装置13に対応しており、確定指示手段
6はキーボード入力装置15に対応しており、結果記憶
手段5は磁気ディスク装置16に対応している。その他
の各手段の構成は、CPU12がプログラムにより実現
する。
【0013】以下において、漢字として氏名を例とし、
これにふりがなを付す処理を説明する。図3に示される
ように、CPU12内の主メモリ20にはレジスタが用
意されている。つまり、漢字文字列である氏または名を
構成する漢字の文字数がセットされる文字数レジスタ2
1、第1番目から第n番目までの漢字がセットされる1
番目〜第n番目漢字レジスタ22−1〜22−n、これ
らの各レジスタに対応して、第1番目の候補の読みと重
みがセットされるレジスタ24−1〜24−n、読みの
音訓別による重みをセットするためのレジスタ23、レ
ジスタ24−1〜24−nにセットされた重みの合計値
をセットするための合計値レジスタ25が設けられてい
る。ここに示すレジスタ23から25へ至るレジスタの
組は、読みの第2番目の候補以降第m番目の読みの候補
のものまで横方向にm個続くことを示している。
【0014】以下CPU12が行う各手段としての動作
をフローチャートに基づき説明する。図4には氏名にふ
りがなを付与する動作が示されている。CPU12は、
まず、分離手段8として機能し、OCR等から到来した
氏名を氏と名に分離する(S0)。つまり、OCR等に
より入力される段階において、氏と名との間には、スペ
ースやコンマ、その他の分離マーク情報が付加されてお
り、これがコードとしてCPU12に到来するため、C
PU12はこのコードに基づき氏と名に分離する。次
に、CPU12は氏名に対する特定文字の処理を行い
(S1)、更に、CPU12は氏に対してふりがなを付
与する一般文字処理を行い(S2)、氏の確定を検出し
て(S3)、名に対してふりがなを付与する一般文字処
理を行い(S4)、名の確定を検出して(S5)、読み
の重みの更新を行う(S6)。次に、入力された漢字に
ついて、ふりがなが付与されていない氏名があるか否か
を検出して(S7)、未処理のものがあるときには、ス
テップS1から処理を繰り返し、全ての氏名にふりがな
を付与した場合には、エンドとなる。
【0015】上記において、氏名にふりがなを付与する
一般文字処理に入る場合、氏の場合と名の場合とでは処
理が基本的に同一である。つまり、図5に示されるよう
に、難読等の氏名の特定文字についての検索処理を行い
(S1)、氏名が特定文字のみにより構成されているか
を検出し(S12)、特定文字のみにより構成されてい
るときには、当該氏(または名)についての検索処理を
終了し、特定文字のみにより構成されていなければ、一
般文字(特定文字以外の文字)についての処理を行う
(S13)。
【0016】図6には、CPU12が行う表示制御手段
4としての動作が示されている。CPU12は、検索手
段3による検索結果として氏の読みの候補が検索されて
いるかを検出する(S14)。氏の読みの候補が検出さ
れていなければ、名に対する処理が起動される。氏の読
みの候補が検出されている場合には、第i(i=1〜
n)候補の読みを第1候補から表示装置13(表示手段
2)へ表示する(S15)。次に、オペレータからの確
定入力を待ち(S16)、確定入力がなければ(実際に
は、次候補要求の入力があると)次候補の有無を検出し
(S17)、次候補があるときにはiを更新して(S1
8)、ステップS15以降の処理を繰り返す。そして、
確定の入力がなされると、名に対する処理を起動する。
このようにして、氏の読みの候補を全て表示しても確定
の入力がないときには、オペレータによるふりがなの入
力を受付け(S19)、名に対する処理へと進む。
【0017】図7には、名に対する処理が示されてい
る。CPU12は、検索手段3による検索結果として名
の読みの候補が検索されているかを検出する(S2
1)。名の読みの候補が検出されていなければ、ステッ
プS26へ進む。一方、名の読みの候補が検出されてい
る場合には、第1候補の読みを表示装置13(表示手段
2)へ表示する(S22)。次に、オペレータからの確
定入力を待ち(S23)、確定入力がなければ(実際に
は、次候補要求の入力があると)次候補の有無を検出し
(S24)、次候補があるときには次候補の読みを表示
装置13へ表示して(S25)、ステップS23以降の
処理を繰り返す。次候補の読みがなくなったとき、また
は、名の読みが検出されなかった場合には、ステップS
26においてオペレータによるふりがなの入力を受付け
(S26)、以上により付されたふりがなと対応の氏名
の漢字とを対にして磁気ディスク装置16(結果記憶手
段5)へ記憶してエンドとなる。
【0018】次に、CPU12が検索手段3として行う
処理を説明する。読み記憶手段1の特定文字領域1Aの
例を図8に示す。特定文字領域1Aは、付随情報値が付
された付随情報により区切られ、付随情報に対応する氏
の漢字または漢字文字列とその読み、更に名の漢字また
は漢字文字列とその読みが記憶されている。付属情報の
第1は、他に読みの候補がなく、且つ、ありふれている
氏名であり、この例として氏について、例えば、「佐
藤」、「田中」、・・・があるものとし、その読みが
「さとう」、「たなか」、・・・と記憶されている。ま
た、他に読みの候補がなく、且つ、ありふれている名と
して、たとえば、「太郎」、「一郎」、・・・があるも
のとし、その読みが「たろう」、「いちろう」、・・・
と記憶されている。なお、氏または名の漢字(漢字文字
列)は、例えば、JISコード順に記憶されているもの
とする。また、他の付随情報としては、「難読」、「地
域固有の氏」、或る年に「流行った名」等に分類されて
いる。
【0019】氏名について検索を行う場合には、図5に
おいて説明したように、特定文字の処理から行う。図9
には、特定文字からなる氏の読みを検索する処理のフロ
ーチャートが示されている。CPU12は、まず、付随
情報値iを「1」とする(S31)。次に付随情報値の
入力値(ここでは1)と漢字の入力値(つまり、分離手
段8により分離された氏の漢字コード)を検索キーにセ
ットする(S32)。付随情報値i(ここでは1)の氏
のテーブルを検索し(S33)、該当候補があるかを検
出する(S34)。該当候補があるときには、該当候補
を図10に示す特定文字レジスタに記憶する(S3
5)。また、名についても同様の処理を行い(S3
6)、付随情報値iを1インクリメントし(S37)、
インクリメントした付随情報値iが読み記憶手段1の特
定文字領域1Aの最大付随情報値iより大きくなったか
を検出する(S38)。ここで大きくなっていなけれ
ば、ステップS32から処理を繰り返し、読みの候補を
得て図10の特定文字レジスタセットする。そして、イ
ンクリメントした付随情報値iが読み記憶手段1の特定
文字領域1Aの最大付随情報値iより大きくなった場合
には、特定文字についての処理終了して、一般文字の処
理へ移行する。
【0020】図11には、一般文字処理の場合に参照さ
れる読み記憶手段1の一般的文字領域1Bの内容が示さ
れている。つまり、図1において説明したように、各漢
字に対応して存在するn個の読み(読み1〜読みn)が
記憶されている。そして、各読みには、当該読みが音読
みであるか訓読みであるかを示す「音読みフラグ」、
「訓読みフラグ」が設けられている。音読みである場合
には「音読みフラグ」に「1」がセットされ、「訓読み
フラグ」に「0」がセットされる。また、訓読みである
場合には「音読みフラグ」に「0」がセットされ、「訓
読みフラグ」に「1」がセットされる。更に、各読みに
は、1文字単独で使用されるときの重みである「1文字
優先順位係数」、2文字の文字列において前で(第1番
目で)使用されるときの重みである「2文字前優先順位
係数」、2文字の文字列において後で(第2番目で)使
用されるときの重みである「2文字後優先順位係数」、
3文字の文字列において前で(第1番目で)使用される
ときの重みである「3文字前優先順位係数」、3文字の
文字列において真ん中で(第2番目で)使用されるとき
の重みである「3文字中優先順位係数」、3文字の文字
列において後で(第3番目で)使用されるときの重みで
ある「3文字後優先順位係数」、・・・が記憶されてい
る。
【0021】図12を参照して、一般文字からなる氏の
読みを検索する処理を説明する。CPU12は、氏を構
成する漢字の文字数、各漢字が第何番目に有るかを検出
する(S41)。たとえば、氏が「藤井」であるときに
は、文字数が「2」、「藤」が第1番目、「井」が第2
番目である。このときまでに特定文字の処理は終了して
いるので、図10のレジスタを参照して当該氏が特定文
字を含むかを検出する(S42)。ここで、特定文字を
含む場合には、特定文字部分以外の文字列を取り出す
(S43)。そして、氏の文字数を図3の文字数レジス
タ21に、「藤」を第1番目漢字レジスタ22−1に、
「井」を第2番目レジスタ22−2に、それぞれセット
し、読み記憶手段1の内の一般文字領域1Bの検索を行
う(S44)。
【0022】ここで、読み記憶手段1の一般文字領域1
Bの「藤」の領域が図13の様であり、「井」の領域が
図14の様であるとする。一方、図1の音訓読み重み記
憶手段10の内容の一部(2文字の文字列の場合のも
の)が図15のようであり、CPU12が有しているも
のとする。図15の例では、2文字の文字列の場合、第
1番目を訓、第2番目を訓と読みを付す場合、第1番目
を音、第2番目を音と読みを付す場合、第1番目訓、第
2番目を音と読みを付す場合、第1番目音、第2番目を
訓と読みを付す場合があり、その場合の重み(ボーナ
ス)がそれぞれ「30」、「20」、「10」、「0」
であることを示す。
【0023】さて、CPU12は検索の結果、「藤」に
ついての読み1の「ふじ」を検知し、「井」についての
読み1の「い」を検知する。ここで、読みの音訓の別は
「ふじ」が訓であり、「い」が訓であるため、音訓読み
重みは図15に示される音訓読み重み記憶手段10の内
容から「30」となり、レジスタ23にセットされる。
また、「ふじ」は2文字の文字列の前に位置するから、
「藤」についての読み1に対応させられている二文字前
優先順位係数「80」がレジスタ24−1にセットさ
れ、「い」は2文字の文字列の後に位置するから、
「井」についての読み1に対応させられている二文字後
優先順位係数「80」がレジスタ24−1にセットされ
る。以上が第1番目の読みの候補についての処理であ
る。また、次の第1番目の読みの候補についての処理で
は、「井」についての読み2の「せい」を検知する。こ
こで、読みの音訓の別は「ふじ」が訓であり、「せい」
が音であるため、音訓読み重みは図15に示される音訓
読み重み記憶手段10の内容から「10」となり、第2
番目の候補のレジスタ(レジスタ23に対応)にセット
される。また、「ふじ」は2文字の文字列の前に位置す
るから、「藤」についての読み1に対応させられている
二文字前優先順位係数「80」が第2候補のレジスタ
(レジスタ24−1に対応)にセットされ、「井」につ
いての読み2に対応させられている二文字後優先順位係
数「20」が第2候補のレジスタ(レジスタ24−1に
対応)にセットされる。
【0024】そして、上記のレジスタの重みが合計さ
れ、図16に示すように、それぞれ「190」と「11
0」となり、合計値レジスタ25また第2候補の対応レ
ジスタに記憶される。更に、「藤」について読み2の
「とう」が検知され、これについて、「井」の読み1、
2の「い」と「せい」が読みとして検知され、上記と同
様に各レジスタに重み(優先順位係数及びボーナス)が
セットされる。そして、これらのレジスタの重みが合計
され、図17に示すように、「100」と「60」とな
り、第3番目の候補、第4番目の候補の対応レジスタ
(合計値レジスタ25に対応)に記憶される。そして、
合計値の最大のものから第1候補、第2候補、第3候
補、第4候補とされる(S45)。更に、特定文字を含
む場合はこれと合わせて氏の最終的な読み候補とする
(S45)。
【0025】この後、CPUは第1候補から表示装置1
3に表示し、図6において説明した通り、オペレータに
よる確定の入力を受ける。そして、氏の読みが確定する
と、名についても図12のフローチャートに沿った処理
がなされ、CPUは第1候補から表示装置13に表示
し、図7において説明した通り、オペレータによる確定
の入力を受け、磁気ディスク装置16へふりがな付きの
漢字が記憶される。
【0026】次いで、図4に示す読み重みの更新(S
6)を行う。この実施の形態においては、読み重みの合
計が「100」となるように構成されている。つまり図
13の「藤」について、読み1と読み2の対応する優先
順位係数の合計が「100」である。また、更新によっ
ても重みが「0」となることの無いように下限値が「1
0」に設定され、1回の選択(確定)により更新される
値が「20」に設定されている(図18)。
【0027】そこで、CPUは「藤」について「ふじ」
が採用されたとすると、読み1の「ふじ」の「二文字前
優先順位係数」が「80」から更新値「20」を加えら
れるが、読み2の「とう」の「二文字前優先順位係数」
が「0」となるので、下限値「10」がセットされ、合
計が「100」であるという規則により、読み1の「ふ
じ」の「二文字前優先順位係数」が「80」から「9
0」に変更される。同様に、「井」については、読み1
の「い」の「二文字前優先順位係数」が「80」から
「90」に変更され、読み2の「せい」の「二文字前優
先順位係数」が「20」から「10」へ変更される。こ
の更新により、良く用いられる読み候補が優先的に候補
として登場することになり、ふりがな付与の効率を上昇
させる。
【0028】なお、上記の実施の形態では、特定文字の
検索においては、全ての付随情報について検索を行った
が、他の実施の形態では、キーボード入力装置15か
ら、どの付随情報について検索するかを指定できるよう
にし、CPU12はこれに従って検索を行う。係る実施
の形態によれば、例えば、特定の地域に多い氏にふりが
なを付す場合には、無駄な付随情報について検索を行う
必要が無く効率的な処理が期待できる。
【0029】本発明の実施の形態は、名簿等を作成する
場合において、オペレータが行う入力を補助し、特に、
正解のふりがなが早い段階で表示されるならば、確定の
入力を次々に行えば良いから、ふりがなをマニュアル入
力する場合より高速な処理が期待できる。また、難解な
読みについても的確にふりがなを付与することが可能で
ある。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載のふ
りがな付与装置によれば、漢字が与えられると、この漢
字に対する読みを、漢字に対する読み情報が記憶された
読み記憶手段の情報を参照して検索し、表示手段に表示
するので、自動的に漢字にふりがなが付与され、処理結
果を表示にて確認でき、確定を入力して読み情報を対応
する漢字とともに記憶することができ便利である。
【0031】以上説明したように請求項2に記載のふり
がな付与装置によれば、漢字文字列が読み情報の単位に
分離され、適切な読みの検索を保証することができると
いう効果がある。
【0032】以上説明したように請求項3に記載のふり
がな付与装置によれば、読みの難解な特定の漢字につい
ても適切なふりがなを付与することができるという効果
がある。
【0033】以上説明したように請求項4に記載のふり
がな付与装置によれば、確定結果が読みの重みに反映さ
れ、次回以降において適切な読みから検索されることを
可能とする効果がある。
【0034】以上説明したように請求項5に記載のふり
がな付与装置によれば、読みの重み情報の合計値が大き
い読み情報の組み合わせに係る読みの候補から表示さ
れ、可能性の高い読みの候補を先に表示して処理を高速
化し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るふりがな付与装置の
構成図。
【図2】本発明の実施の形態に係るふりがな付与装置の
より具体化された構成図。
【図3】本発明の実施の形態に係るふりがな付与装置が
重み合計を算出するときに用いるレジスタ群を示す図。
【図4】本発明の実施の形態に係るふりがな付与装置の
動作を説明するためのフローチャート。
【図5】本発明の実施の形態に係るふりがな付与装置の
動作を説明するためのフローチャート。
【図6】本発明の実施の形態に係るふりがな付与装置の
動作を説明するためのフローチャート。
【図7】本発明の実施の形態に係るふりがな付与装置の
動作を説明するためのフローチャート。
【図8】本発明の実施の形態に係るふりがな付与装置の
読み記憶手段の内の特定文字領域に記憶された情報の例
を示す図。
【図9】本発明の実施の形態に係るふりがな付与装置の
動作を説明するためのフローチャート。
【図10】本発明の実施の形態に係るふりがな付与装置
の特定文字領域から検索した結果を記憶しておくレジス
タを示す図。
【図11】本発明の実施の形態に係るふりがな付与装置
の読み記憶手段の内の一般文字領域に記憶された情報の
例を示す図。
【図12】本発明の実施の形態に係るふりがな付与装置
の動作を説明するためのフローチャート。
【図13】本発明の実施の形態に係るふりがな付与装置
の読み記憶手段の内の一般文字領域に記憶された「藤」
に対する読み情報の例を示す図。
【図14】本発明の実施の形態に係るふりがな付与装置
の読み記憶手段の内の一般文字領域に記憶された「井」
に対する読み情報の例を示す図。
【図15】本発明の実施の形態に係るふりがな付与装置
における2文字漢字に対する音訓読み重みの一例を示す
図。
【図16】本発明の実施の形態に係るふりがな付与装置
による重み計算を示す図。
【図17】本発明の実施の形態に係るふりがな付与装置
による重み計算を示す図。
【図18】本発明の実施の形態に係るふりがな付与装置
における読み重み更新のための情報を示す図。
【符号の説明】
1 読み記憶手段 2 表示手段 3 検索手段 4 表示制御手
段 5 結果記憶手段 6 確定指示手
段 7 記憶制御手段 8 分離手段 9 更新手段 10 音訓読み
重み記憶手段 11 漢字入力装置 12 CPU 13 表示装置 14 プリンタ 15 キーボード入力装置 16 磁気ディ
スク装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 漢字に対する読み情報が記憶された読み
    記憶手段と、 情報を表示するための表示手段と、 与えられる漢字に対する読みを前記読み記憶手段の情報
    を参照して検索する検索手段と、 この検索手段による検索結果を前記表示手段に表示させ
    る表示制御手段と、 確定された読み情報が記憶される結果記憶手段と、 前記表示手段に表示された検索結果に係る読みについて
    確定を指示する確定指示手段と、 この確定指示手段により指示された読み情報を対応する
    漢字とともに前記結果記憶手段へ記憶する記憶制御手段
    とを具備することを特徴とするふりがな付与装置。
  2. 【請求項2】 漢字文字列を分離マーク情報に基づき分
    離して検索手段へ与える分離手段を具備することを特徴
    とする請求項1に記載のふりがな付与装置。
  3. 【請求項3】 読み記憶手段は、 特定の漢字または漢字文字列に対する読み情報が記憶さ
    れている特定文字領域と、 前記特定の漢字または漢字文字列以外の漢字に対する読
    み情報が記憶されている一般文字領域とを有することを
    特徴とする請求項1または2に記載のふりがな付与装
    置。
  4. 【請求項4】 一般文字領域には、漢字と、この漢字に
    対応する読み情報と、当該読みの重み情報とが記憶され
    ており、 確定指示手段からの確定指示に基づき、前記一般文字領
    域の該当する漢字、読みについての読みの重み情報を更
    新する更新手段が具備されていることを特徴とする請求
    項3に記載のふりがな付与装置。
  5. 【請求項5】 検索手段は、 漢字文字列の読みを一般文字領域から検索するに際し
    て、読みの重み情報の合計値が大きい読み情報の組み合
    わせに係る読みの候補から表示制御手段へ送出すること
    を特徴とする請求項4に記載のふりがな付与装置。
JP8001942A 1996-01-10 1996-01-10 ふりがな付与装置 Withdrawn JPH09190432A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008158654A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Promise Co Ltd 自動契約システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008158654A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Promise Co Ltd 自動契約システム

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